[過去ログ] 若返る女・成長する少女10 [転載禁止]©bbspink.com [無断転載禁止]©bbspink.com (186レス)
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(1): yumu 2019/07/24(水)18:41 ID:J3zr5H/M(1/8) AAS
若返りメインの話です

安達瑠璃子は出版社勤務のキャリアウーマンだった。
ライター、そして小説の編集の後、28歳にしてファッション雑誌のチームリーダーを任されていた。上司の期待値も高く、若干高飛車な性格ではあったが仕事ぶりは優秀だった。
さらに魅力的だったのはその容姿で、身長は172センチ、バストサイズはFカップ、長く伸びた綺麗な黒髪は大人の落ち着きと色気を醸し出していた。
そのため、男性陣だけでなく後輩の女性社員や、若い雑誌の女性モデルからも一目を置かれていた。
高慢で優美、気高く凄艶、強気で上品でクレバーな女性だった。
将来は昇進して地位を揚げ、大好きなブランド品に身を包み、ちやほやされながら充実した仕事をして、何不自由ない暮らしを送ることが夢だった。

だがそんな才能に恵まれた安達瑠璃子にも嫌いなものはあった。
それは子供や赤ん坊だった。
写真で見る分にはまだ可愛いと思えるが、実際に目にする子供は涎や鼻水を垂らして、土を触った手で服を弄り、ソースの付いた料理を手づかみで口にしたり、場所も関係なく泣きわめく。
省1
35: yumu 2019/07/24(水)18:46 ID:J3zr5H/M(2/8) AAS
ある日瑠璃子は職場近くのオシャレなカフェにて、子育て雑誌を受け持っている別部署のチームリーダーと打ち合わせをしていた。
彼女は瑠璃子と同期で、退社していく同性の同僚もいる中、社内で唯一気を許して話せる戦友的存在だった。
瑠璃子はカフェラテにシーフードプレートを口にしながら、仕事の情報を交換していく。
「最近はファッション雑誌も幼稚なモデルが増えたわねぇ、可愛い系って言うの?」
「まぁ時代の流れだしね、それで、そっちに新しく入った派遣社員の女の子はどうなの?」
同期の女性がアイスコーヒーを口にしながら瑠璃子の様子を尋ねる。
「全っ然ダメ!仕事を覚えるのも遅いし、言いたくないけれど給料泥棒って感じ?」
「そうなんだぁ、でも何だか気真面目そうな感じだったじゃん」
「見た目だけね、何ていうかああいう童顔で子犬みたいな性格の子って苦手なのよねぇ」
瑠璃子は先月入って来た、派遣社員の女の子を思い出す。どこかオドオドしていて、背も低く幼児体型。
省22
36: yumu 2019/07/24(水)18:51 ID:J3zr5H/M(3/8) AAS
仕事が終わり、ホテルのバーラウンジで瑠璃子は彼氏と落ち合う。
フランスに行くと言う事でブルゴーニュ産の白ワインを楽しみながら、互いの仕事の話に花が咲く。
彼氏は才能ある年上の小説家で、瑠璃子が担当した際にいち早くその才能を見抜き大成させた。
文学賞を受賞した後に、瑠璃子と交際が始まった。契約している作家と編集の恋愛は出版社的にはNGであったが、瑠璃子の強いアプローチと手腕は彼を強く魅了した。
バーを出てホテルに入ると、コニャックをチビチビと口にした後、一糸まとわぬ姿となり絡み合った。豊満な瑠璃子の身体に溺れる様に彼氏は汗を流し、瑠璃子は体全体で受け止めた。

仕事も、恋愛も、財力も、生活も全てが満ち足りていた。大人のアトラクティブで自由で、俗世的な日々を瑠璃子は堪能していた。

翌朝、彼氏と熱い口づけを交した後にホテルを出る。一旦家に帰って朝食を済ませてから出社しようとタクシーを捕まえた。
止まったタクシーはここらでは見かけない車種だった。個人タクシーなのかもしれない。
「お客様、どちらまで行きましょうか?」
ドライバーは女性だった、おそらく瑠璃子と同じくらいの年齢だろう。髪は短く、表情は帽子により読み取れなかった。
省3
37: yumu 2019/07/24(水)18:58 ID:J3zr5H/M(4/8) AAS
「お客様、子供はお好きですか?」
少し走ったところでドライバーから質問を投げかけられる。
「えっ?まぁ……どっちかっていうと苦手な方かと思いますけれど」
急に変な話題を振られて瑠璃子は戸惑う。そういえば、最近似たような質問を受けた気がした。
「それじゃあ大変ですねぇ」
「な、何がですか……?」
「申し遅れました、私はこういうものです」
そういうと女性は名刺を渡してきた。そういえば車内にはタクシーなのに写真付きの身分証が置かれていない事に気づく。
名刺には【全日本魔術協会 塚井麻穂】と書かれていた。
「あなた、タクシーの運転手じゃなかったんですか!?」
省34
38: yumu 2019/07/24(水)19:04 ID:J3zr5H/M(5/8) AAS
「もうすぐ到着しますので、仕上げをしておきますね」
塚井が声を掛けると被さるように身にまとっていたスーツや靴が変化して瑠璃子の身に纏っていく。
彼氏と会う様で履いていたシルクのショーツは綿生地の分厚い幼児パンツとなる。
イチゴやサクランボといったいかにも小さな女の子が好きそうなピンクを主張した柄だ。
ボリュームあるFカップを包んでいたブラジャーは花柄の薄い肌着キャミソールになり、真っ平になった上半身を覆う。
スーツのジャケットはキッズトレーナーに変わる。ボタンの無く着やすい洋服は瑠璃子のサイズまで小さくなると、肩や裾の部分にはふんだんにフリルが出来る。
胸元にはアニメに出て来るプリンセスのイラストが描かれ、嫌でも着ている人物を幼稚な印象に思わせる。
スカートはハートマークがちりばめられたカットパンツへと変わる。ゴム生地素材で、ウエストも柔らかく伸び縮みする、児童が走り回っても大丈夫な綿生地素材となり短くなった瑠璃子の下半身を包む。

脱げたストッキングはコットン素材の靴下になり、小さな瑠璃子の足を包むとウサギのイラストが現れ、口元にはピンク色の小さなリボンが施される。
自分へのボーナスと思って海外で買ったパンプスはテープで止めるタイプの子供用の靴に変わる。赤一色だったスムース素材は、子供が走っても痛くないゴム質で柔らかいスポンジ底へと変わり、赤い運動靴にはハートや星のマークがちりばめられる。
省8
39: yumu 2019/07/24(水)19:08 ID:J3zr5H/M(6/8) AAS
「お待たせ致しました、到着です」
タクシーが止まるのに合わせて瑠璃子の変化も終わる。
長身で魅力的なスタイルだった大人の女性はタクシーにいなかった。
開かなかったドアが自動で開きヨタヨタと出てきたのは、走ったら転んでしまいそうな足元のおぼつかない小さな幼女だった。
大きな頭につぶらな瞳、不安げな顔は今にも泣き出しそうだった。
小さくなった恐怖からか、アニメプリンセスの描かれたトレーナーの裾をギュッと掴むその姿は、怖がりで人見知りな女の子を彷彿とさせる。
「お代は結構ですよ、どうですか、小さな3歳児になった気分は?」
タクシーの外には塚井麻穂が降りて来て、しゃがんで瑠璃子の目線に合わせる。
瑠璃子よりも小さな体格だった塚井は、今ではしゃがまないと若返った瑠璃子の目線にならなかった。
「何よコレ!最悪っ!!3歳って何!?早く元に戻しなさいっ!!」
省28
40: yumu 2019/07/24(水)19:12 ID:J3zr5H/M(7/8) AAS
「それでは最後に、今日からここが職場の代わりに瑠璃子ちゃんが通うところですよぉ?」
塚井が瑠璃子の背中を押して、手で指示した先には保育園の門があった。
小さくなった瑠璃子にとってはまるで競技場の様に大きな施設に感じられた。
「ほら、何て言うところだか分かりますか?」
瑠璃子は入口に掛かれている文字を読み上げる。
ももいろ保育園って……なんで私が保育園なんかに行かなくちゃいけないのよ!?
と叫んだつもりだったが。
「えっとぉ……んっと、なんてぇよむにょ?」
口から出てきたのは、困った様に質問を投げ返す情けない口調だった。
気づけば、また親指が口の中に入れられており、おかげで上手く喋れずにだらしない言葉使いになってしまう。口の横からは涎が垂れてきている。
省23
41: yumu 2019/07/24(水)19:13 ID:J3zr5H/M(8/8) AAS
続きは明日投稿予定
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