[過去ログ] スクランスレ@エロパロ板 20話目 (556レス)
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15: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:46 ID:9MaDR6C9(1/10) AAS
 天満より背の高いことが、見知らぬ人に八雲のほうが姉だと思われてしまう要因の一つだった。
 加えて、二人を並べるとどうしても格差が目に見えてはっきりしてしまう場所がある。
 それがこの――今現在、八雲本人に持ち上げられている、豊かで潤いのある胸の果肉だった。

 「その…あの……あぁっ」

 音が立ちそうなほどに八雲の顔から熱が放たれていた。
 いきり立つ男の股座に、裸の上半身を近づける。
 誤解のしようもない体勢に、普段の奥手な性格もあり、もう恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのだろう。
 まだかまだかと、前後左右に振動する彼女の"相手"。
 興奮を隠さない動きに、もうまともに見られないのか、拳児は八雲にふいと顔を横に背けられた。なのでつい――。
省26
16: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:47 ID:9MaDR6C9(2/10) AAS
 「……っ…、お……大きく、育った……私の……おっぱいで……。播磨さんの、苦しそうな……、を……」

 八雲のような内気なタイプが、毎朝風呂場で見ている女の部分を、男を喜ばせるために駆使するというのはどんな気持ちなのだろう。
 膨張した表面の唾液はもうとっくに乾いてしまっている。初心な奉仕の効果はもう消えていた。
 だが未だ体積が変わらぬ状態なのはここまでのやり取りのおかげに違いない。

 「お慰め、させて……頂きます……」

 言葉が届いた瞬間、拳児の腰が動いた。ああ嬉しいんだと、少女は少し報われた気分になる。
 大切な部分を道具として扱うなど、最初は想像しただけで恐怖が先立ち男の人というものが理解できなかった。
 だがその相手として播磨拳児という特別な男性を意識すれば、逆に尽くしてあげたいという気持ちで心が一杯に満ちてしまう。
 不思議な感情を抱いたまま、八雲はやはり宣言どおり、左右から押して前へと張った己の胸で、拳児を飲み込むように挟み込んだ。
省22
17: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:48 ID:9MaDR6C9(3/10) AAS
 胸のキスに包まれて、じわっとぬくもりが自らに染み込んでいく。絶妙の力加減で全角度から圧迫される。
 例え不慣れでも、そういう男を喜ばせる行為がある、というおぼろげな知識しかないのだろうが、予想できない動きは自分で処理するのと全く別物の感覚。
 彼女の両手が使用中のために自分の両膝で体重を支えなくてはいけないのだが、慣れない事でもこの愉悦を長く味わうためならばまるで苦ではない。
 未知の圧迫感に肉棒を押し潰されるも、それに逆らい亀頭を谷間から見え隠れさせる。それをまた彼女が隠すように包み込んでくれるのだ。

 「あ……あんっ……ふぁっ……」

 最中に、固く張った乳首同士が顔を突き合わせることがあれば、その度に八雲は切なそうな顔をして喘いでくれた。
 そんな稀だったはずの出来事が頻繁に起きるようになってくれば、それも彼女の意図した自慰行為のように思えてならない。
 八雲が、奉仕しながら自らの快感を弄っている……? 普段の容姿に合わぬ発情したその姿は拳児の興奮を加速させた。

 「気持ちいいぜ……妹さん。ほんと、器用なんだな」
省24
18: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:48 ID:9MaDR6C9(4/10) AAS
 「あっ……べとべとに……少し、綺麗に……しないと」

 ぬちゃっ……淫靡な水音を立て、愛しい肉竿から胸を離す。むわっと香り立つのは、唾でも汗でもない匂い。混合酒と言えない程に配分が一極化しつつあった。
 綺麗にすると言ったがそれはタオルやティッシュでふき取るという意味ではなく――。

 「んっ、む……ちゅ、ちゅぱっ……んぅっ……ふぅっ……!」

 八雲は口の中に感じたことのない味がした。こびりついた拳児のカウパーが舐めとられ胃の中に運ばれる。代わりに、今度は両手と胸が休憩に。
 とはいえ隠れるわけではない。今までの行為でたっぷりと濡れていた乳胸は、視界にあるだけで拳児にはいい刺激となる。

 「ん、んんっ……ぁっ……ちゅ…ぱっ……れる……んむぅっ……!」
省22
19: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:49 ID:9MaDR6C9(5/10) AAS
 「っ……すごい……まだ、大きく……」

 獣欲を漲らせた威容が再び胸の奉仕を受ける。早速、喜びに震えるように透明な粘液を染み出して触れた部分を上塗りしていた。
 口の中ほどではないにせよ、ぬちゃりとした水音が混じる。そして左右の胸が擦れ合う音よりは想像よりもずっと大きい。

 「あっ……んっ……れ、れろ……ん、もう少…し……」

 そして八雲はまだ未練があるのか、懸命に顎を引き舌を下方へ伸ばし、拳児の当初より二周りも逞しく起立した反り返りを舐めようとしていた。
 はっ、はっ、と待ちわびた犬のような声。艶やかな黒髪を揺すりながら端整な美貌が上下し、その瞳はトロンとまどろんでいる。

 「(……妹、さん……昨日も、そんな顔……)」
省32
20: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:51 ID:9MaDR6C9(6/10) AAS
 白い裸身が拳児に言葉での蹂躙を受け、被虐美に燃える。
 じわっと目尻に涙を浮かべられてしまい、少々調子に乗りすぎたかと拳児は仮面を脱ぎ捨てながら反省。
 しかし何を言われてもいじらしく優しく包み込んでくれる彼女を見ていると、かえって悪雑な部分が反発し、もう少し我意を通したくなってしまうのだ。
 悪い癖で直さねばならないとは思うのだが。

 「悪い悪い。じゃあ……深く、奥まで飲み込んで、一気に吸い上げてくれ」
 「もう……くちゅっ、ちゅぱっ…………はい。では、その……れろっ……最後まで、ご奉仕させて頂きます……んっ」
 「そんな言われると――いや、よろしく頼む……!」
 調子に乗りやすいのが自分の悪癖なら、表現がいちいちいかがわしいのが八雲の悪癖だと拳児は思った。
 時々彼女の癖というか言葉遣いは男にはズンと来てしまうものがある。
省30
21: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:52 ID:9MaDR6C9(7/10) AAS
 (あ、あぁ…………何て、匂い……頭の、中が……蕩けて……せい、えき…)

 男の人が――播磨さんが――たまらなく、濃い――頭が真っ白になる――八雲は甘い幸福感に思考を止める。
 ゾクゾクとした快美がお腹の中に溜まっていき、触られてもいない秘唇が射精に共鳴するように蜜を垂れ流していた。
 口の中が一杯になってしまう。どうしよう、零す? ――そんなこと、できない。

 「んっ……んくっ……こくっ」

 射精途中に許容量を超えた拳児の放出を、八雲は喉下する。眦を震わせ、感じ入りながら。
 舌が勝手に動き出す。不思議な温かさがあった。熱くはないのに、何よりも今の自分を昂ぶらせてしまう温もり。
 体の内側から快楽が広がり高ぶっていく。手は自由なのにぐったりと腑抜けて彼の支えに甘んじてしまっている。
 可愛がってくれるもののいない乳房は小豆が床に張り付いているが、冷たい感触と勃起の熱さが入り混じり心地いい快感となっていた。
省26
22: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:53 ID:9MaDR6C9(8/10) AAS
 ・・・・

 ・・

 「……いかが、でしたか……? その……私が、播磨さんに、して……差し上げたこと」
 「見て、分かるよな」
 「……はい。まだ、大きい……です」
 「最高だった。けっこう妹さんイヤらしいんだなって思ったし」
 「えっ!? そ、そうですか……?」
 「自分で乳首いじってたし。ちゃんと見えてたぜ?」
 「っ……あ、あれは……そ、その……」
省28
23: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:54 ID:9MaDR6C9(9/10) AAS
 やがて行き場を彷徨う手が、背中や肩といった無難な箇所からわき腹や腹、うなじや胸元といった性感帯の傍を通るようになってきた。

 「はあ、はあ……播磨、さん……なんだか、私……ごめんなさい……」
 「いや。やべえな、俺も……」

 うっとりと睫毛を震わせて、八雲は再び悩ましい情感に捉われた。してはいけない禁忌を体が求めている。
 先の口唇奉仕にて感じた飛翔感をもっと強く激しく――灼けるような鋭痛の先にあるあの恍惚を授けて欲しかった。
 そして拳児もまた八雲を……それが口でも胸でも、性器であっても構わないので強く欲してたまらなくなる。

 「ごめんな……明日、妹さんが学校行ってる間に……用意しとく」
 「……はい」

 堪え切れないと、コンビニに走って間にある雰囲気を崩すより、こうして耐えながらも傍にいたほうが幸せだった。
省10
24
(1): 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)20:01 ID:9MaDR6C9(10/10) AAS
 ――――――――

 ここまで。
 次回はエロパロ的な幽子の役割を説明してから、本番(の前戯)になります。
 明日は休日なので投下できるかわかりません。
 それでは。
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