[過去ログ] スクランスレ@エロパロ板 20話目 (556レス)
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22: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/10(水)19:53 ID:9MaDR6C9(8/10) AAS
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 「……いかが、でしたか……? その……私が、播磨さんに、して……差し上げたこと」
 「見て、分かるよな」
 「……はい。まだ、大きい……です」
 「最高だった。けっこう妹さんイヤらしいんだなって思ったし」
 「えっ!? そ、そうですか……?」
 「自分で乳首いじってたし。ちゃんと見えてたぜ?」
 「っ……あ、あれは……そ、その……」
 言葉に詰まってうつむく八雲。勝ち誇る拳児。二人にしては珍しい光景。――と、行為が収まり汗で体が冷えてきたことに拳児は気付く。
 このままでは暖房の風も逆に作用してしまう。すぐ近くに転がる毛布に目を向けた。
 「冷えるだろ? 俺の布団は固いけどまあ、ちょっと休もうぜ」
 「え? では服を――あ、は、はい……」
 服を着ればいいじゃないか。そう言いかけた八雲は寸前で興を殺ぐところだったと反省する。
 一通りの行為が終わり……甘い甘い、恋人としての性に限らぬ交わりまで求められているのだ。

 「失礼……します」
 嬉しさに、拳児の作ってくれたスペースに身を寄せる。彼の懐はすぐ近くにあった。八雲は下を、拳児は上を着ているがこの状況は朝の再現といえる。
 同じ布団の中で、体を重ねて。八雲は彼の今の心音を聞いてみたかった。
 「最初は冷えてるかもしれねえけど」
 「いえ。暖かい……です」
 「……だな。妹さんがいてくれるから、な」
 「はい……播磨さんが、いてくれるから……」

 こつん、と八雲は拳児の胸板に額をぶつけた。
 キスをして欲しい――そう言いたかったが、彼の精液で満ちた口ではふさわしくないと思い留める。
 そんなこと気にするなと拳児は言うだろうけれど。水で濯いでくればいいのだろうけれど。でも離れたくない。しかし、彼は心を読んだようにして。
 「妹さん。上……向いてくれねえか?」
 「えっ……で、でも……」
 「下を向かれるほうが辛い」
 「…………はい!」
 交わされたのは、相手を労わる軽いキスだった。本当に、唇と唇を擦り合わせるだけの。
 それが二度、三度とどちらからというわけでもなく布団の中で繰り返されて、少しずつ熱を帯びていく。
 唇の間を開き、歯茎を舐めて、隙間を作り、舌と舌をやがては絡め合う。唾液の交換をしているうちに拳児の匂いも失せていく。
 「んっ……播磨、さん……ちゅうっ……好き。……大好き……」
 「俺も好きだ。妹さんが、塚本八雲が大好きだ……んっ」
 八雲は拳児の服と肌の隙間に手を入れていた。空気さえ二人の間に入れたくなかったから。両手を挙げてもらい、全裸になってもらう。
 そしてまたキス。恋人達の、熱いキス。八雲は自分の胸が彼の胸板で潰れるのがわかったし、それでまた隆起を促してしまったのも分かったが、
 愛らしい接吻が十を超えても止めようとはしなかった。拳児があえて何もせず八雲のしたい動きに任せれば、次は八雲が拳児のやりたいキスを受け入れる。
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