[過去ログ] 強迫性障害の新薬・薬情報スレ (329レス)
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14: 2018/07/12(木)08:43 ID:8ZxuLDzlT(1/6) AAS
下記サイトは、強迫性障害の国内第一人者と言われる松永先生の執筆。
外部リンク:bsd.neuroinf.jp

引用すると、
・神経化学的にはセロトニン系、ドーパミン系やノルアドレナリン系を含む多くの神経伝達物質、及び神経調整機能が複雑に関連しているものと推定されている。
・OCDの脳病態に関しては、いくつかの仮説が立てられているが、その中に、Saxenaら[27]による前頭葉—皮質下回路に関する神経ネットワーク仮説(OCD-loop仮説)がある。
 これによれば、眼窩前頭前皮質(OFC)を主とした前頭葉領域の活性化に伴い、それらの領域からの入力を間接経路(背側前頭前野—線条体—淡蒼球—視床下核—淡蒼球—視床—皮質)と
 直接経路(前頭眼窩面—線条体—淡蒼球—視床—皮質)に振り分ける尾状核において制御障害が生じ(ブレイン・ロック)、視床への抑制性の制御が弱まる。
 その結果視床と前頭眼窩面の間でさらなる相互活性が生じ、強迫症状が維持、増幅されるという。
 これらの領域の機能的役割を考えると、社会的に適切な行動をとるための検出機能をもつ眼窩前頭前皮質、行動のモニタリングと調節に主要な役割を果たす前帯状皮質 (ACC)、
 辺縁系や前頭葉からの入力を受けるゲート機能を有する尾状核、入力された情報に対するフィルター機能をもち皮質への投射を行う視床、といったように各々の部位が連携しながら
 円滑な行動の遂行を担っている。
・皮質−線条体−視床−皮質回路 (CSTC circuit) 強迫症の原因回路と考えられている。
・近年、OCDにおけるグルタミン酸系機能異常の関与が注目されている[29]。特にこの過剰状態は、直接的経路の活性亢進を介して、OCDの病態に関連すると推定されている。
・またN-methyl-D-aspartate (NMDA)型グルタミン酸受容体は、認知行動療法時における学習や記憶、そして新たな行動パターンの習得に関連している[30]。
 この部分アゴニストであるD-サイクロセリンは、向知性薬として、この作用を増強し、暴露時の恐怖消去を促して認知行動療法の有効性を高める効果が期待されている。
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