ポリコレについて語ろう (137レス)
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33: 2024/02/24(土)11:12 ID:zxH/Yfyn(7/9) AAS
したがって、ポリティカル・コレクトネスが進展するほど、地域格差は強固なものになり、
旧態依然とした地方や田舎の窮状は黙認・放置される運命に置かれてしまっているのです。
もちろん、その結果として、地方に住む女性はエンパワーメントされないままだし、なかなか田舎で気候変動対策は進まないでしょう。
ポリティカル・コレクトネスが進展するほど、特に地方や田舎において
ポリティカル・コレクトネスの理念は達成されない、という点も、併せて指摘せねばなりません。
SDGs(持続可能な開発目標)は理念として「誰ひとり取り残さない」と誓っている一方で、
ポリティカル・コレクトネスは残酷にも「地方や田舎を取り残す」のです。

また、先述の通り、いま「一票の格差」の是正でも地方の声が切り捨てられようとしています。
経済的な力のみならず、政治的な発言力や存在感すら地方から削がれようとしているのです。
いま進められている「10増10減」案では人口が減った10県(宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎)
から10議席を減らし、その議席を人口の増えた1都4県(東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知)に割り当てるものです。
確かに、憲法は「投票価値の平等」を要求しており、1票の価値が2倍を超えている現状の是正は急務です。
しかし、そのために地方から議席を減らすのは「地方いじめ」とも批判があります。

細田議長“10増10減”に反対「地方いじめ」と批判(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース

この地方の窮状を告発して都会との格差を是正する役割を持つ国会議員の数を減らす方針は「地方の切り捨て」と同義です。
憲法上の「国権の最高機関」たる国会に代表者を送れないとしたら、その地方は国政における発言力や存在感を失い、
地域格差は永遠に是正されない構図が確定してしまいます。その賛否はさておき、先述の通り、クォータやパリテといった制度が検討され、
「弱い立場の女性の議席(に伴う政治的な発言力や存在感)を確保して、不当な格差を是正しよう」との議論は活発なのに、
「弱い立場の地方や田舎」からは議席を奪い、政治的な発言力や存在感は弱められようとしているのです。
これでは「生まれた地域で人生が決まる」現在の構図が強化・固定されるのみです。
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