ポリコレについて語ろう (137レス)
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32: 2024/02/24(土)11:11 ID:zxH/Yfyn(6/9) AAS
■田舎を見捨てざるを得ない「ポリティカル・コレクトネス」が抱える致命的な矛盾
しかし、この「政治やメディアがポリティカル・コレクトネスに配慮するほど地方や田舎に目を向けられない構図」
の根底にあるのはポリティカル・コレクトネスが孕んでいる「致命的な矛盾」ではないでしょうか。
先述の通り、地方や田舎の実態は「政治的に正しくない」し「遅れている」。
ポリティカル・コレクトネスにおいて絶対に忌避するべき光景が、地方や田舎には依然として残っています。
もちろん、それは地方や田舎が構造的に「弱者だから」です。
しかし、もし地方や田舎を保護・尊重するべき「マイノリティ」と扱ってしまったら、
「地方は弱者だから、強者である都会に対抗するため男性の政治家や経営者に頼らざるを得ない」とか
「所得水準や施設・インフラストラクチャーで劣る田舎は気候変動対策に取り組む余裕がない」と、
切実な事情によってジェンダー平等や気候変動対策が遅れるのも容認せざるを得ません。
むしろ、ポリティカル・コレクトネスの理念を突き詰めると、そういう「遅れた地方や田舎のエンパワーメント」すら
講じなければならなくなってしまうし、すると、必然的にジェンダー平等や気候変動対策といった項目は劣後を余儀なくされます。
だから、ジェンダー平等や気候変動対策といった「いまポリティカル・コレクトネスとされている項目」を重視するほど
口が裂けても地方や田舎を直視して、その弱者としての性質を認めるわけにはいかないのです。
よって、必然的にポリティカル・コレクトネスにおいて称揚されるのはジェンダー平等や
気候変動対策といったテーマを前面に打ち出せる「リベラルな都会」にならざるを得ません。
先述の通り、既に都会は所得や教育の水準で構造的に「強者」です。
しかし、その強者としての「特権」に向き合うほど、ポリティカル・コレクトネスにおいて
重視されるトピックが「余裕のある人のもの」だと残酷にも浮き彫りになってしまうのです。
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