Inter-universal geometry と ABC予想 (応援スレ) 74 (978レス)
Inter-universal geometry と ABC予想 (応援スレ) 74 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1755784703/
上
下
前次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
抽出解除
レス栞
リロード規制
です。10分ほどで解除するので、
他のブラウザ
へ避難してください。
205: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2025/08/25(月) 20:36:34.16 ID:/ZwuI2/k >>201 ふっふ、ほっほ 下記 砂田利一先生「数学の発展と展望」(「数学通信」第21巻(2016年度)第4号) を追加しておく 時代は、有限主義から 「実無限」を認める方向へ 動いているよ ;p) (参考) https://www.mathsoc.jp/publications/tushin/backnumber/index21-4.html 「数学通信」第21巻(2016年度)第4号目次 数学の発展と展望 砂田 利一 23 https://www.mathsoc.jp/publication/tushin/2104/2016sunada.pdf 数学の発展と展望∗明治大学総合数理学部 砂田 利一 P2 2 無限の概念 19世紀後半まで歴史の中で大きな影響を与えたのはアリストテレス(前384–前355)である. 彼は,無限には「実無限」と「可能無限」の2種類があって,可能無限は認められるが,実無限は存在しないと考えた. カントルの集合論は,まさにアリストテレスに対するアンチテーゼなのである. 念のため,「実無限」と「可能無限」の意味を与えておく. 可能無限:無限を把握出来るのは,限りがないということを確認する操作が存在していることだけで,無限全体というのは認識出来ないとする立場 実無限:無限の対象の全体性を把握して,無限が実際に存在しているとする立場 例えば,自然数は,1, 2, 3, 4,··· というように,順に数え上げていくことで認識される対象であるというのが可能無限的考え方であって, 他方,自然数全体の集まりを一挙に認識し,それを例えば記号Zで表すというのが実無限的考え方である. 「可能無限」は人間の認識能力の限界の中で確かめられる無限であり,実無限は有限の存在である人間の及ぶところではない超越的な無限と言ってもよい. このような理由から,哲学者の多くは,集合論上で構成された現代の数学理論を認識論的に問題があると主張する. 例えばヴィトゲンシュタイン(1889–1951)は,「集合論はまったくのナンセンスであり,笑うべきもの,そして根本的に誤り」であると言う. 一方,ヒルベルト(1862–1943)は,メタ数学(数学理論を語るための数学)は有限的でなければならないが,矛盾が生じない限り,論理上の実無限は認めるべきであるという. P6 4 展望 数学の将来を語る場合,人工知能(AI)と数学の関係は無視できない話題である.既にAIはプロの碁と将棋の棋士を打ち負かし,さらに人間のみが関われると考えられていた分野へAIが進出する勢いは加速しつつある.数学も例外ではない.とは言え,人工知能がどこまで発展し,数学研究に影響するのかは,実際には予測不可能と言うのが正直な思いである.無理をすると,「何でもあり」,「言いたい放題」の予測ということになりかねない.確かなことは,4色問題やケプラー予想の解決に援用されたように,数学研究におけるコンピュータの使用はこれからも増えていくだろうし,中でもシミュレーションでは増々大きな力を発揮するだろう. http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1755784703/205
225: 132人目の素数さん [sage] 2025/08/26(火) 05:59:04.48 ID:sOAJTHDY >>205 >実無限:無限の対象の全体性を把握して,無限が実際に存在しているとする立場 これ、無限回の手続きの終了を認める立場、とは異なるって 日本語で書いてあるけど読める? 神戸の高卒サル ◆yH25M02vWFhP >>206 >無限回の手続きが終了するって考えは >(無限集合を無限公理で規定して存在を認める)実無限の考えと >真っ向から反することすら分からぬとは哀れですね 「真っ向から反する」かどうかはともかくとして 無限公理には「無限回の手続きが終了する」とは書いてない http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1755784703/225
301: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2025/08/26(火) 18:25:03.41 ID:nzEtO0b1 >>205 補足 再録 https://www.mathsoc.jp/publications/tushin/backnumber/index21-4.html 「数学通信」第21巻(2016年度)第4号目次 数学の発展と展望 砂田 利一 23 https://www.mathsoc.jp/publication/tushin/2104/2016sunada.pdf P2 2 無限の概念 P3 高校で習う数列と極限の定義にも,日常的言語で説明した方が理解を容易にするせいか,「可能無限」的表現が使われている.2 注釈 2念のため,数列と収束の現代的定義を述べておく.「数列{an} n=1〜∞ は自然数の集合Nから実数の集合Rへの写像であり,lim n→∞ an = a であるとは,「任意の正数ϵに対して,ある自然数Nが存在して, 任意の自然数nについてn≥Nならば| an−a |< ϵが成り立つことである」. ここで注目すべきは,実無限と可能無限の双方を取り入れた形で収束を定義していることである. さて <関連> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8D%E7%9B%B8%E7%A9%BA%E9%96%93 位相空間 収束 本節の目標は、位相空間上での収束概念を定義し、収束概念によってこれまで述べてきた様々な概念を捉え直す事にある。 位相空間における収束概念は、距離空間における点列の収束概念を適切に修正する事により得られる: 定義 (距離空間における点列の収束) ― (X,d)を距離空間とする。Xの点列 (xn)n∈NがXの点xに収束するとは以下が成立する事を言う: ∀ε>0 ∃n0∈N ∀n>n0 : xn∈Bε(x) ここで、 Bε(x)={y∈X|d(y,x)<ε} である。 位相空間における収束を定義するにあたり、上述の距離空間における収束の定義に2つの変更を行う: 1.ε-近傍Bε(x)の代わりに一般の近傍を用いる。 2.点列の概念を一般化した有向点族の概念を導入し、有向点族の収束を定義する。 1番目の変更を行うのは、位相空間には距離の概念がないので、そもそもε-近傍を定義できないからである。 一方2番目の変更を行うのは、点列の収束概念だけでは位相空間の諸概念を定式化するのに不十分だからである。 たとえば距離空間の場合には連続性の概念は lim n→∞ f(xn)=f(lim n→∞ xn) が収束する任意の点列に対して成り立つ事により定式化できるが、 一般の位相空間の場合は「任意の点列」ではなく「任意の有向点族」に対してこれと類似の性質が成り立つ事により連続性を定義する必要がある。 なぜなら点列の場合は添字集合が可算なので、点列の概念で連続性を捉え切るには位相空間の方にも何らかの可算性を要求する必要があり(列型空間を参照)、一般の位相空間の連続性の概念を適切に定義するには点列の概念では不足だからである。 なお、位相空間上ではフィルターの収束という、もう一つの収束概念を定式化できる事が知られているものの、収束する有向点族と収束するフィルターとにはある種の対応関係がある事が知られている。詳細は有向点族#フィルターとの関係を参照 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1755784703/301
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
前次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.035s