[過去ログ]
ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ16 (1002レス)
ガロア第一論文と乗数イデアル他関連資料スレ16 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1744899342/
上
下
前次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
抽出解除
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
5: 132人目の素数さん [] 2025/04/17(木) 23:18:19.41 ID:a3KzsPE4 つづき 2はじめに このノートでは、最近得られた対数的標準対に対する非消滅定理を解説する。この非消滅定理は、対数的標準対に対する固定点自由化定理と同値であることが示される。 今回の非消滅定理の一番のポイントは、その定式化である。 数学的な内容は固定点自由化定理と同値であるが、非消滅定理として正しく定式化することにより、極小モデル理論の基本定理たちの証明に劇的な簡略化をもたらした 3おわび 80年代前半から現在にいたるまで、極小モデル理論研究の最も重要でよく使われるテクニックは川又–Viehweg消滅定理である。80年代後半から、乗数イデアル層の考え方が持ち込まれ、Nadel型の消滅定理をつかうことも非常に有効であることが分かって来た。いずれにせよ、すべて川又–Viehweg消滅定理の応用として扱うことが出来る話である。今回の一連の発展は、その川又–Viehweg消滅定理の部分を一般化し、新しい道具で極小モデル理論を考え直した、ということである。 ここ数年いろいろと迷走してしまったが、[F7]で古典的な川又のX-論法と乗数イデアル層の理論をミックスした新しい極小モデル理論の基礎と基本的なテクニックを提供することで、今後数十年間の極小モデル理論の土台は完成したと思う。一言で言うと、極小モデル理論の基礎部分が純ホッジ構造の話から混合ホッジ構造に移り変わった、である。興味を持たれた読者は、[F3]、[F4]、[F6](いずれも短い)を読むことを勧める 4特異点の定義 ここでは特異点の定義について最低限のことだけを述べておく。詳しくは、[K森,§2.3]を見ていただきたい。極小モデル理論の専門家以外には頭の痛くなる話題であろう。 5非消滅定理 以下の定理がこの章の主定理である。対数的標準対に対する非消滅定理である。 7証明のアイデア ここでは非消滅定理の証明のアイデアについて説明する。 8今後の課題 今回の仕事で、[K森]の2章の後半と3章が完全に一般化されたことになる。 道具である消滅定理が[K森]よりも格段に進歩しているからである。 9勉強の仕方 消滅定理は[F3]がお勧めである。[K森]の消滅定理の証明と全く同じ書き方で書いてある。次に[F6]を読めば極小モデル理論の基本定理(非消滅定理、固定点自由化定理、有理性定理、錐定理)が簡単に学べる。ある意味[K森]の3章より簡単である。消滅定理が強力になったので、川又によるX-論法(広中の特異点解消定理をつかって係数を揺するという有名なテクニック)は不要になったのである。基本定理の証明の途中では広中の特異点解消定理すら必要としなくなったのである。Ambro氏のquasi-logvarietiesの理論に興味がある人には、[F4]をお勧めする。理論の本質的な部分は[F4]で全部理解出来るはずである。技術的な細部まで理解しようとすると、[F5]を読まないと仕方ないであろう。著者の私が言うのもなんだが、[F5]を読むのは大変だと思う。技術的細部に拘りまくったからである。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1744899342/5
952: 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP [] 2025/05/10(土) 13:15:58.45 ID:hwkVvexl >>944 >(数学で重要な本の読み方は, >5行を10時間かけて読むような読み方で, >500ページを2日で読むようなことをしても >無意味です.) 1) ふっふ、ほっほ それ 河東さんの文だと思うけど 同一人物の 河東泰之 (下記)私はどうして数学者になったか 数理科学NO.544,OCTOBER 2008 で、矛盾したことを書いているね 2) つまり 簡単な計算で、”5行を10時間かけて読む”として、1頁30行なら 60時間かかる計算で 500ページ なら 3万時間。一方 1年300日計算で1日10時間で、3000時間だから、10年かかるね 河東氏は、麻布中高6年間で 読めた数学書は 1冊500ページなら 終わらない計算になるよw ;p) 3) むしろ 彼は 興味の赴くまま どんどん読んでいったように思われるな さて、キミ(ID:ZiEPpixA氏)に問う キミが ”5行を10時間かけて”じっくり読み通した 数学書を 1冊で良いから挙げてくれるかな?www ;p) (参考) https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~yasuyuki/suri0810.pdf 数理科学NO.544,OCTOBER 2008 特集/私はどうして数学者になったか 河東泰之 麻布中学に入ることになった.中学入試が2月に終わったので,高等数学の代表と思っていた微分積分をぜひ勉強したいと思った.本屋に行って高校用の参考書を適当に選んで,当時数学IIBと呼ばれていた,多項式の微分積分を自分で勉強したところ,中学に入る前にすぐ終わってしまった.その参考書はかなり易しい内容のものだったのだが,どれが易しくてどれが難しいかもよくわからなかったのである. これらの勉強も始めて,さらに同じ理由でベクトルや行列も飛ばしていたことも気づいたので,やはりこれらも同じ頃勉強した.そして中学1年の夏から秋にかけて,「大学への数学」と「数学セミナー」を見つけて読むようになった.とても熱心にはしからはしまでよく読んだと思う.数学は論理の積み重ねだから順番にきちんと一歩ずつ学んでいかなくてはいけない,などとよく言われるが,この頃は順番などまったく無視していた.「大学への数学」で受験問題を解いたり,「数学セミナー」を読んで「エレガントな解答を求む」をやったり,「解析概論」を読んだり,みな平行してやっていた (「解析概論」が重要な本であるということは「数学セミナー」で知った.すぐに買ってきて読み始めた.) さらに群論でも線形代数でも手当たり次第に読んだ. http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1744899342/952
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
前次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
2.780s*