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現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む83 (1002レス)
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む83 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1581243504/
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586: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2020/02/16(日) 00:07:02 ID:3HCL8TTE >>580 >だいたい有理数の循環節が独立同分布のはずがないでしょ 有理数を使うgame2 について解説しておくと http://www.ma.huji.ac.il/hart/puzzle/choice.pdf? Choice Games November 4, 2013 Written by Sergiu Hart (抜粋) A similar result, but now without using the Axiom of Choice. Consider the following two-person game game2: ・ Player 1 chooses a rational number in the interval [0, 1] and writes down its infinite decimal expansion 0.x1x2...xn..., with all xn ∈ {0, 1,..., 9}. ・ Player 2 asks (in some order) what are the digits xn except one, say xi ; then he writes down a digit ξ ∈ {0, 1,..., 9}. ・ If xi = ξ then Player 2 wins, and if xi ≠ ξ then Player 1 wins. By choosing i arbitrarily and ξ uniformly in {0, 1,..., 9}, Player 2 can guarantee a win with probability 1/10. However, we have: Theorem 2 For every ε > 0 Player 2 has a mixed strategy in game2 guaranteeing him a win with probability at least 1 − ε. Proof. The proof is the same as for Theorem 1, except that here we do not use the Axiom of Choice. Because there are only countably many sequences x ∈ {0,..., 9}^N that Player 1 may choose (namely, those x that become eventually periodic), we can order them-say x (1), x(2),..., x(m) ,...-and then choose in each equivalence class the element with minimal index (thus F(x) = x(m) iff m is the minimal natural number such that x 〜 x (m)). (引用終り) つまり、game2は 1.Player 1は、区間 [0, 1]の10進の有理数を1つ選ぶ 2.Player 2は、10進の有理数各桁の数字1つ(xi)を除いて、見て良い 3.xi は、普通は的中率 probability 1/10だが、Game1と同じ戦略で、”1 − ε”にできるという つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1581243504/586
587: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2020/02/16(日) 00:07:28 ID:3HCL8TTE >>586 つづき さて、Hart氏のRemarkが、反例になっていることの説明下記 1.有理数は、後半の無限の循環節(以下循環節と略す)と前半の有限の非循環節(以下非循環節と略す)に分けられる (有限小数は、循環節が全て0と考える) 2.時枝記事にならって、有理数のシッポの数列を知る その部分が、まだ循環節の中と思えるなら、循環パターンから、知った数の1つ前の未知の数の推測が可能(循環パターンが的中に役立つ情報になる) 3.しかし、すでに循環節の外(非循環節)と分かれば、シッポの数列の情報は無意味 4.game2の場合では、時枝記事の手法(シッポのみを開ける)だけではなく、 ルール通り、xiより先頭側の1からxi-1までを知ることで、xiが循環節の内か外かをかなり確実に判断できるだろう 5.問題は、xiが循環節の内か外かの境界に存在する場合だが、これは循環節の外として扱えば良い 6.上記の考察から、 循環節の内なら、同値類の代表との比較は無意味で、算数の問題にすぎない 循環節の外なら、game1と同じであり、かつ有限の非循環節の話で、Hart氏のRemarkの通り(独立同分布で的中率は1/10)の反例になります QED game2の方が、反例の意味が分かり易いと思うな(^^; game1は、循環節が無いケース、つまり無理数パターンと思えば、分り易いだろう 以上 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1581243504/587
605: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [sage] 2020/02/16(日) 10:17:36 ID:3HCL8TTE >>587 補足2 > さて、Hart氏のRemarkが、反例になっていることの説明下記 > 1.有理数は、後半の無限の循環節(以下循環節と略す)と前半の有限の非循環節(以下非循環節と略す)に分けられる > (有限小数は、循環節が全て0と考える) 1.game2の場合は、区間 [0, 1]の10進の有理数を使う(>>586) 2.数当ては、当てようとするxiを、循環節内に入るように、iを十分に大きく取れば良い。 循環節内に、iが入れば、数当て成功 非循環節内なら、数当て不成功(というか、iid(独立同分布)の確率論通り) 3.別の見方をすると、 Player 1(出題者)が、長い有限小数をランダム数列を利用して作り、後ろに任意の循環小数のシッポを付ければ、同じことになる Player 2(回答者)は、出題者が考えた長さよりも大きな数 "i"を、選べば、勝てることになる これは、故事の矛盾(ホコとタテ)に似ている 4.game1でも似た話で、xiの "i"を、問題の列の決定番号dより大きく選ぶことができれば、勝てるという話で、本当にそれが可能かどうか? それが、>>22 >>211の<時枝記事の可算無限数列の数当て定理 ”もどき”>不成立の話です(それは不可能) (参考) http://www7a.biglobe.ne.jp/~gakusyuu/koziseigo/muzyun.htm 知識の泉 【故事成語(こじせいご)】 矛盾 【由 来】 楚(そ)の国に矛(ほこ)と盾(たて)を売り歩く者がいた。その者が 自分の矛(ほこ)と盾(たて)とをほめて、「私の矛(ほこ)はどんな 固い盾(たて)でも突き通す。」「私の盾(たて)は、堅固でどんな矛 (ほこ)でも突き通せない」といって自慢(じまん)した。そこで、ある 人が、「おまえの矛(ほこ)でおまえの盾(たて)を突いたらどうなる のか。」とたずねた。すると、この売り手は答えられなかったという ことから、この語ができた。 (韓非子 かんぴし) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1581243504/605
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