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現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む77 (1002レス)
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む77 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/
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328: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 00:48:54.17 ID:MSw7Rbq1 >>306 (引用開始) その場合、個々の自然数を要素とすることはしませんよ 同値類から代表元をとって {0,1}という別集合を考える というのはありますがね (引用終り) コケコッコー(おれ)もレベル低いけど、おサルもほんと低レベルだな〜w 論破しますw (引用開始) おサルの主張は、(>>236) 「会社は部の集合ではありませんw (ついでにいうと部は課の集合ではないw) 会社は社員の集合ですからw」 (引用終り) ええ、おサルの集合論は上記でしたね で、下記信州大 代数入門 (花木章秀先生)より ”同値類全体の集合は Z/nZ = {0 + nZ, 1 + nZ, ・ ・ ・ , (n ? 1) + nZ}” 0 + nZ={・・,-2n,-n,0,n,2n,・・} 1 + nZ={・・,-2n+1,-n+1,1,n+1,2n+1,3n,・・} 以下略 ですから、Z/nZは、整数の集合Zを整理してn個の袋に数を小分けした集合と考えれば良い 逆に、集合Z/nZで、中の小分けの袋を取ってしまえば、もとの整数の集合Zに戻る Z/nZは、明らかに有限集合ではない 例えば、百万までの数を同じように類別することで、n個の要素の集合はできるが しかし、Z/nZは無限集合を類別した集合ですし、中の小分けの袋を取れば、元の無限集合Zになります 0 + nZ ∪ 1 + nZ ∪ ・・∪ (n ? 1) + nZ =Zですからね だから、Z/nZとZを全く別ものと考えるよりも、 繰返すが Zの中を類別したらZ/nZ Z/nZの分類をやめたらZ お互いに移りあえるという理解がよろしいと思いますよ そう考えないと、代数学(入門)は難しくなりますよw(^^; つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/328
329: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 00:49:27.38 ID:MSw7Rbq1 >>328 つづき (参考) http://math.shinshu-u.ac.jp/~hanaki/edu/ 代数入門 花木章秀 信州大学理学部数学科 http://math.shinshu-u.ac.jp/~hanaki/edu/intro/intro2013.pdf 代数学入門 花木 章秀 2013 年前期 (2013/04/01) (抜粋) P29 3.2 整数の合同によって定義される環 ある l ∈ Z が存在 して a ? b = nl となるとき a ≡ b (mod n) と書くことにする (問 1.2.1)。 このときこの 関係は同値関係である。その a を含む同値類は a + nZ = {b ∈ Z | a ≡ b (mod n)} = {a + nl | l ∈ Z} であった。異なる同値類全体の集合は Z/nZ = {0 + nZ, 1 + nZ, ・ ・ ・ , (n ? 1) + nZ} である。 (引用終り) (なお、追加 2019 2019 年前期 (2019/03/25)講義テキストは下記(こちらの方がタイポが少ないか。しかし、目次がなくなっているぞー、おいw(^^ )) http://math.shinshu-u.ac.jp/~hanaki/edu/intro/intro2019.pdf (>>264より) ほんと、コケコッコー(おれ)もレベル低いけど、おサルも低レベルだな〜w(^^ (つーか、いまふと思ったが、彼のサイコパス性格(屁理屈を使ってでも相手に反論しないと気が済まない)が出ているなー(>>2ご参照)。すげー、低レベルの屁理屈反論w(^^; ) 低レベルの屁理屈反論合戦かw(^^ http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/329
334: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 07:06:11.95 ID:MSw7Rbq1 >>328-329 訂正 (n ? 1)とかの?の文字化け、これ-です つまり、(n - 1)です。そう読み替えて下さい あるいは、もっと良いのは、原文PDFを見ることな(^^ 念のため して a ? b = nl となるとき a ≡ b (mod n) と書くことにする (問 1.2.1)。 ↓ して a - b = nl となるとき a ≡ b (mod n) と書くことにする (問 1.2.1)。 Z/nZ = {0 + nZ, 1 + nZ, ・ ・ ・ , (n ? 1) + nZ} ↓ Z/nZ = {0 + nZ, 1 + nZ, ・ ・ ・ , (n - 1) + nZ} です http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/334
335: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 07:40:40.03 ID:MSw7Rbq1 (引用開始) >”同値類全体の集合は >Z/nZ = {0 + nZ, 1 + nZ, ・ ・ ・ , (n - 1) + nZ}” >Z/nZは、明らかに有限集合ではない 完全な誤りw Z/nZは、明らかに有限集合 (引用終り) コケコッコー(おれ)もレベル低いけど、おサルもほんと低レベルだな〜w 論破しますw 下記、大学数学の”「同一視する」という考え方”、分かりますか〜w(^^; Z/nZ→Z:圏論の忘却函手みたいなのを考えて、Z/nZを忘れたらZに戻るってこと (Z/nZの要素の例えば、0 + nZ={・・,-2n,-n,0,n,2n,・・}の元からZ中の例えば2nに対応を付ければ良い) この視点では、Z/nZは無限集合 一方、Z/nZ→{0,1,・・n}を考えると、有限集合 まあ、コウモリが、鳥か獣かという話みたいなもので、視点(数学では定義)によって、見方は変わる しかし、もし、Z/nZが完全な有限集合なら、どうやっても、無限集合とはすることはできないよね QED (参考) https://restmath.com/archives/216 大学数学 集合.8 「同一視する」という考え方 - レストの数学ブログ 2018/06/15 https://hiroyukikojima.hatenablog.com/entry/20140606/1402035822 hiroyukikojima’s blog 2014-06-06 「同じと見なす」ことの素晴らしさと難しさ (抜粋) 数学は世界をこう見る (PHP新書) 作者: 小島寛之 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/05/16 メディア: 新書 この本には、複数のコンセプトが込められているのだけど、その中で非常に大きいのが、「同じと見なす」という数学固有のテクニックをこれでもか、というぐらいに徹底的に解説することだ。 「同じと見なす」ということを、数学の専門の言葉では「同一視」という。この「同じと見なす」という数学の手法は、高校までの数学ではほとんど表れない。 というか、本当は随所でニアミスしているだけれど、高校までの数学教育で強調されることは(情熱のある特殊な先生を除けば)全くない。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/335
336: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 07:41:06.37 ID:MSw7Rbq1 >>335 つづき 例をあげるなら、平面上の4点A, B, C, Dに対して、ABCDが平行四辺形となっている場合、[ベクトルAB]と[ベクトルDC]は等しいと定義され、[ベクトルAB]=[ベクトルDC]という等号で結ばれる。 しかし、よくよく考えると、ABのある場所とDCのある場所は異なっているのだから、どう見ても、これは異なるもののように思える。なのに、等号で結べるのはどうしてか、といえば、それは「同じと見なす」と定義をしているからに他ならない。 実は、こういうことは、それ以前にも知らず知らずのうちに何回も経験しているのだ。ただ、そう意識していないから、記憶に残らないだけなのである。 (引用終り) (>>264より) ほんと、コケコッコー(おれ)もレベル低いけど、おサルも低レベルだな〜w(^^ (つーか、いまふと思ったが、彼のサイコパス性格(屁理屈を使ってでも相手に反論しないと気が済まない)が出ているなー(>>2ご参照)。すげー、低レベルの屁理屈反論w(^^; ) 以上 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/336
337: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 07:51:39.39 ID:MSw7Rbq1 "∈による順序"について、分り易い説明を思いついたので書いてみるよ(^^ 1)まず、>>310の追加補足 (おサル >>275より) 0={} 1={0}={{}} 2={1}={{{}}} ・・・ ってやり方だと、0∈1∈2だけど、0∈2にならないんだよね 0={} 1={0}={{}} 2={0,1}={{},{{}}} ・・・ だと、0∈1∈2で、しかも0∈2にできるんだな (引用終り) 確かに、下記の記述があり、単純な自然数の構成も可能だ しかし、∈による順序付けには、大きな差があるように見える これをどう考えたら良いのだろうか?(^^; (参考) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E6%95%B0 自然数 (抜粋) それぞれの自然数は、その数より小さい自然数全てを要素とする数の集合、となる。 0 := {} 1 := suc(0) = {0} = {{}} 2 := suc(1) = {0, 1} = {0, {0}} = { {}, {{}} } 3 := suc(2) = {0, 1, 2} = {0, {0}, {0, {0}}} = { {}, {{}}, { {}, {{}} } } 等々である。 このように定義された集合 n は丁度(通常の意味で)n 個の元を含むことになる。 また、これは有限順序数の構成であり、(通常の意味で)n <= m が成り立つことと n が m の部分集合であることは同値である。 以上の構成は、自然数を表すのに有用で便利そうな定義を選んだひとつの結果であり、他にも自然数の定義は無限にできる。 例えば、0 := {}, suc(a) := {a} と定義したならば、 0 := {} 1 := {0} = {{}} 2 := {1} = {{{}}} 3 := {2} = {{{{}}}} と非常に単純な自然数になる。 (引用終り) つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/337
338: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 07:52:36.81 ID:MSw7Rbq1 >>337 つづき 2)さて、下記のように考えてみよう (参考) https://www.sci.shizuoka.ac.jp/~math/yorioka/ss2019/ 数学基礎論サマースクール 選択公理と連続体仮説 https://www.sci.shizuoka.ac.jp/~math/yorioka/ss2019/sakai0.pdf 公理的集合論の基礎 酒井 拓史 神戸大学 2019 年 数学基礎論サマースクール (抜粋) P3 公理的集合論の枠組み ・集合論の言語L∈: 非論理記号は二項関係記号∈ のみ 遺伝的集合の集まりとそれら間の要素関係(∈-関係) ● 遺伝的集合: 要素もそのまた要素もすべて集合である集合 例: Φ,{Φ},{Φ, {Φ, {Φ}}} (引用終り) 上記神戸大酒井拓史先生の遺伝的というのが、空集合から初めて、冪集合を順々につくってもの 即ち、下記の二項関係の「先祖である」と同じと解してみよう Φ∈{Φ}∈{Φ, {Φ}}∈{Φ, {Φ, {Φ}}}なのだが Φが元で{Φ}を作って、{Φ}が元で{Φ, {Φ}}・・となる さて、このような二項関係を示す記号を、∈Rと書こう 上記二項関係の”∈R”には、∈と類似のしかし、少しだけ異なる定義を与える 1)A∈Bのとき、二項関係 A ∈R B が成立っているとする 2)さらに、A∈B∈Cのとき、二項関係 A ∈R B とB ∈R C のみならず、A ∈R Cも成立っているとする(推移律) くどいが、間にBを挟んだ間接的な場合にも、A ∈R Cも成立っているとする 3)∈と二項関係の”∈R”との違いについて説明すると、 ∈は公理的集合論の集合を構成するカナメの記号だが ”∈R”は、出来上がった集合の二項関係を示すためだけの機能に限定するものとする(集合を構成する力はない) (参考) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%A0%85%E9%96%A2%E4%BF%82 二項関係 (抜粋) 集合上の関係 集合 X 上の二項関係のいくつか重要なクラスとして、以下のようなものを挙げることができる: ・推移的 (transitive) X の各元 x, y, z について、xRy かつ yRz ならば xRz となるとき、関係 R は推移的であるという。 「先祖である」という関係は推移的である。実際、x が y の先祖で、y が z の先祖ならば、x は z の先祖である。 (引用終り) つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/338
339: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 07:55:39.86 ID:MSw7Rbq1 >>338 つづき 3)こう考えると、上記のwikipediaの単純な自然数構成でも ∈Rを使って 0 = {} ∈R {{}} ∈R {{{}}} ∈R {{{{}}}} = 3 と、二項関係∈Rで、綺麗な順序が構成できる こうして構成した二項関係∈Rには、モストフスキ崩壊補題により ”推移的集合Mによる (M, ∈) と順序同型で、順序同型な順序数が一意に存在する” (>>261 近藤 友祐 神戸大学 ) この考えによれば、二項関係∈Rの意味で >>299のA社={第一事業部、第二事業部、第三事業部、AI研究所}で 第一事業部に属する社員は、またA社にも属する(∈Rの意味で)と言える しかし、それは、A社={ a、第一事業部、第二事業部、第三事業部、AI研究所}を意味する訳では無い この見方を支える一つの柱が、モストフスキ崩壊補題ですw(^^; 日常の自然言語における”所属”とか”属する”は、この意味ですね で、繰返すが、確かに、 0 := {}, suc(a) := {a} と定義したならば、 0 := {} 1 := {0} = {{}} 2 := {1} = {{{}}} 3 := {2} = {{{{}}}} と非常に単純な自然数になる そして、この自然数の構成は、厳密な意味での推移的集合による構成ではないが、推移的集合による構成と順序同型になるってこと(モストフスキ崩壊) 以上 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/339
340: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 08:02:35.41 ID:MSw7Rbq1 >>338 蛇足だが (引用開始) 3)∈と二項関係の”∈R”との違いについて説明すると、 ∈は公理的集合論の集合を構成するカナメの記号だが ”∈R”は、出来上がった集合の二項関係を示すためだけの機能に限定するものとする(集合を構成する力はない) (引用終り) 公理的集合論の集合を構成するカナメの記号∈が、強力すぎる機能を持たせると パラドックスを生じる危険性がある だから、公理的集合論の中では、∈をできるだけ限定した機能として作用させているのだろう しかし、日常の自然言語における”所属”とか”属する”は、公理的集合論に捕らわれず、我々は広い意味で使っている その隙間を埋めるのが、モストフスキかもね(^^; http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/340
346: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 21:19:15.42 ID:MSw7Rbq1 おサルさん、踊ってくれてありがとう お陰で、このガロアスレの勢い2位で 34です (^^ (参考) http://49.212.78.147/index.html?board=math 数学:2ch勢いランキング 9月19日 21:10:27 順位 6H前比 スレッドタイトル レス数 勢い 1位 ↑1 【未解決問題】奇数の完全数が存在しないことの証明5 195 39 2位 ↓-1 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む77 345 34 3位 ↑1 分からない問題はここに書いてね456 277 25 4位 ↓-1 0.99999……は1ではない 149 25 5位 = 数学の本 第85巻 925 24 6位 = 素人には 8÷2(2+2) を16と答える馬鹿が居るらしい 955 20 7位 ↑1 Inter-universal geometry と ABC予想 41 539 19 8位 ↓-1 高校数学の質問スレPart401 270 19 9位 ↑1 現代数学はインチキだらけ 127 11 10位 ↓-1 数学と物理学って何で統合しないの? 60 11 11位 = 分からない問題はここに書いてね456 114 10 12位 = 新しい数式何だが、どうだろう 73 10 13位 = 現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む58 875 4 14位 = ガロア優秀仮面理論についてwwwww 128 4 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/346
350: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 23:15:33.18 ID:MSw7Rbq1 >>335 訂正と追加 <訂正> Z/nZ→Z:圏論の忘却函手みたいなのを考えて、Z/nZを忘れたらZに戻るってこと (Z/nZの要素の例えば、0 + nZ={・・,-2n,-n,0,n,2n,・・}の元からZ中の例えば2nに対応を付ければ良い) ↓ Z/nZ→Z:圏論の忘却函手みたいなのを考えて、Z/nZの同値類の構造を忘れたらZに戻るってこと (Z/nZの要素の例えば、0 + nZ={・・,-2n,-n,0,n,2n,・・}の元2nからZ中の例えば2nに対応を付ければ良い) <補足> 要するに、上記で言いたいことは、Z/nZの要素の各同値類の集合の要素と、集合Zとの元との対応がきちんとつくってこと (例:上記の 0 + nZ∋2n→2n∈Z) だから、全体としても、Z/nZが含んでいる自然数たちは、当然集合Zの元と対応がつくってこと なお、忘却関手については、下記ご参照 (参考) https://tnomura9.exblog.jp/21059078/ tnomuraのブログ 2014-08-29 忘却関手のイメージ 群は集合 G と二項演算 * の組 (G, *) だ。したがって、群 G と G' の間の準同型写像 f : G -> G' といっても基本的には集合と集合の間の写像と変わらない。つまり、全射や単射や全単射などの性質はそのまま残っている。 ただし、準同型写像の場合は f によって構造が保存される。つまり、写像 f によって演算が1対1に対応する。具体的には f(xy) = f(x)f(y) という等式がなりたつ。したがって、単射の準同型写像や、全射の準同型写像や、全単射の準同型写像や、全射でも単射でもない準同型写像があるということだ。 しかし、f(xy) = f(x)f(y) を満たさない写像は準同型写像とは言えない事に注意が必要だ。準同型写像全体の集合を考えると、それは集合の写像全体の集合の部分集合になる。(参考:準同型 - Wikipedia) 全ての群の圏 Grp とは群を対象とし、群と群との同型写像を射とする圏のことだ。また、小さな集合の圏 Set は集合を対象とし集合と集合の間の関数を射とする圏である。 群の圏から集合の圏への「忘却関手」U : Grp -> Set とは、Grp の対象である群を Set の対象である集合に対応させ、Grp の射である準同型写像を Set の射である写像に対応させる。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/350
351: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 23:17:09.47 ID:MSw7Rbq1 >>350 つづき 忘却関手をイメージすると、Grp の対象である群の台集合をそのまま Set の対象とし、Grp の射である準同型写像をそのまま Set の射に写す。集合の圏では演算は定義されていないので f(xy) = f(x)f(y) という等式は意味がなくなってしまう。 つまり、忘却関手とは群の圏から演算を取り去ってしまって、そのまま集合の圏の部分圏に写しだしたものと考えると良い。忘却関手の像の射の集合は集合の圏の射の集合の部分集合になっている。 したがって、忘却関手のイメージとは、群の圏を、集合の圏の部分圏へ写す関手と考える事ができる。 一方自由群は集合から作る事ができる。集合の圏の対象である文字集合をその上の自由群に対応させ、文字集合間の写像を対応する自由群間の準同型写像に対応させる関手(自由関手)を考えると、これは忘却関手とは反対方向の Set -> Grp の関手になる。 自由関手は忘却関手の左随伴である。したがって、自由関手と忘却関手の関係が分かれば、随伴の実例のひとつを理解できることになる。 http://m-hiyama.hatenablog.com/entry/20101021/1287620286 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog) 2010-10-21 さまざまな忘却関手 (抜粋) バエズがどこかで言ってました、「『忘却』のちゃんとした定義は難しい」と。関手の充満性/忠実性を使うとか、自由と忘却の随伴(自由 -| 忘却)に根拠を求めるとかありますが、それで全てかどうかよく分かりません。 いくつかの例を考えてみます。 Grpを群の圏として、群Gの台集合をU(G)として、UをGrp→Setの関手まで拡張します。これは典型的な忘却関手です。 Catを小さい圏の圏として、圏C(Catの対象)に対して U(C) = |C| = (Cの対象の集合) とすると、Uは自然にCat→Setの関手とみなせます。この場合、圏の代数構造を忘れるだけではなくて、射の集合をゴッソリ忘れています。台集合の一部が欠損します。 Vectを係数体も自由に選んだベクトル空間全体からなる圏だとします。このVectはグロタンディーク構成で作れます。Vectの対象であるベクトル空間Vから係数体を取り出す操作をU(V)とします。U:Vect→Field という関手を作れますが、これもベクトル空間の本体を忘れて係数体だけを残す“忘却関手”と言えなくもないでしょう。 (引用終り) 以上 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/351
353: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 23:56:14.67 ID:MSw7Rbq1 >>335 実数の部分集合として、次のようなものを考えよう 1)正の整数の集合Z+ 2)負の整数の集合Z- 3)0 (これは元) 4)上記以外の有理数の集合Q’ 5)超越数の集合Tr 6)上記1)〜5)以外の実数の集合A’(代数的数で無理数である実数より成る集合) さて、 1)上記1)〜6)を要素とする集合をR#とする R#={Z+,Z-,0,Q’,Tr,A’} 2)R#の中には、Rの数としての要素は全て含まれている 正負の整数の集合、0、有理数、超越数、代数的数 確かに、集合R#={Z+,Z-,0,Q’,Tr,A’}は、そこに含まれる元としては、6個にすぎない では、R#を有限集合として良いのだろうか? その元Z+とかは明らかに無限集合であるのに(^^ 3)これは、>>335の”「同じと見なす」ことの素晴らしさと難しさ”(hiroyukikojima)に通じる話だ (参考) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9F%E6%95%B0 実数(じっすう、英: real number) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E7%90%86%E6%95%B0 有理数(ゆうりすう、英: rational number) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A3%E6%95%B0%E7%9A%84%E6%95%B0 代数的数(だいすうてきすう、英: algebraic number) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E8%B6%8A%E6%95%B0 超越数(ちょうえつすう、英: transcendental number) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/353
354: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/09/19(木) 23:59:18.52 ID:MSw7Rbq1 >>352 哀れな素人さん、どうも。スレ主です。 >サル石がお前に毎日噛みついていることを >スレ民に教えてやった(笑 >サル石がどういう男であるかも、すでに教えてある(笑 ありがとうございます サル石は、キチガイサイコパスです(>>2ご参照) まあ、世間のヒトには、キチガイサイコパスの生きた生態見本を見て貰えればと思いますw(^^; http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1568026331/354
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