[過去ログ] Inter-universal geometry と ABC予想 39 (1002レス)
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438: 2019/06/11(火)22:35 ID:vR1Mnhbu(1/3) AAS
>>433
ちょっと遠回りな言い方をすると、先日の「ヒルベルトの第12問題」に関する類体論とIUTの件とも関係するのですが、
望月はクンマー理論は遠アーベル幾何学に非常に適していると書いています
単遠アーベル的復元/構成を含んだ円分剛性同型ですね。ただ、そこでIUTが独特なのは忘却関手を強調し、
forgetting“histories of operations”となり、初期化されるので前のobjectにアクセスできないということです(不可逆性)

まあでも、いくら充満多重同型と言っても、これを同型と言って良いのかという(笑)
SSが単遠アーベルを無視したのはもう一つ大事な根拠がありますが(Remark9の1段落目、脚注8)、
省1
439: 2019/06/11(火)22:52 ID:vR1Mnhbu(2/3) AAS
>>434
「宇宙際」という言葉にはいくつかの指摘や批判がありますね。単純なのはOesterleのネイチャー誌でのコメント、
外部リンク:www.nature.com
“Generally, mathematicians are very humble,
  not claiming that what they are doing is a revolution of the whole Universe,”
というものですね(OesterleはIUTをほとんどチェックしていないそうですが)

他は、ほとんどの数論幾何研究者の言うような、Szpiro予想を示すためには不必要な議論であり、また、
省2
440
(4): 2019/06/11(火)23:11 ID:vR1Mnhbu(3/3) AAS
あと、第4論文(p.62〜63)に書かれていますが、IUTは19世紀後半〜20世紀初頭の数学と非常によく似ており、
(Gauss,Jacobi,Kummer,Kronecker,Weber,Frobenius,Hilbert,and Teichmullerなど)
20世紀中葉から20世紀末の数学よりもそちらの方に似ている、と。さらに後者はユニークでも不可避でもなく、
可能な選択肢の一つにすぎなかった、とまで言っていますね

要するに、IUTは時流に逆らってユニークで必然的な方法でやっているのだ、という驚くべき自負です
まあ、「19世紀後半〜20世紀初頭の数学」+グロタンディークの夢を、さらに変形して複雑怪奇なものになっていますが・・・
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