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現代数学の系譜11 ガロア理論を読む18 [無断転載禁止]©2ch.net (718レス)
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む18 [無断転載禁止]©2ch.net http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/
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39: 132人目の素数さん [sage] 2016/01/16(土) 17:01:43.86 ID:AaUSB/SH >>3-4 記事の内容を埋めたりして書くけど、スレ主が書いた文章は以下のような解釈でよい? >4の途中から分かりにくかったけど、間違っていたら悪いな。 >2.続けて時枝はいう > > 私たちのやろうとすることはQのコーシー列の集合を同値関係で類別してRを構成するやりかたに >似ている. 「いわゆる,カントールの実数の構成の手法に似たことである. 記事の都合上詳細は >省くが, このあらましの要点を書くと大体以下の通りである. >有理コーシー列の全体をXとする. 実数列全体の集合をR^Nとする. >有理コーシー列の集合Xは可算無限集合である. Xに属する任意の有理コーシー列は, >或る1つの実数rに収束する. そこで, {r_n},{s_n}∈X に対して, >有理コーシー列 {r_n}−{s_n} が0に収束するという関係を〜とする. >すると, Xの〜による商環 X/〜 は一意に決まることが知られている. >この X/〜 を R と書き, 実数体とよぶ. >実数rを任意に取る. rに収束する有理コーシー列 {x_n} は, 可算無限個存在する. >rに収束する有理コーシー列の全体を X(r) と書く. X(r) は可算無限集合である. >X(r) に属し, rに収束する有理コーシー列 {r_n},{s_n}∈X(r) に対し, >有理コーシー列 {r_n}−{s_n} が0に収束するという関係を ∽ と書く. >X(r)の∽による商集合 X(r)/∽ の代表元は一意に決まる. 逆に, このような >商集合 X(r)/∽ が与えられたとき, 元の実数rは存在する. >だから, 実数体Rと, 集合{X(r)/∽|r∈R}との間には全単射が存在することになる. >X(r)/∽ の代表元はrと考えられる. そこで, 有理コーシー列 {x_n} を X(r)/∽ の代表元とし, >{x_n}の極限として実数rを lim_{x→+∞} x_n=r と定義する. >以上がカントール式の実数の構成のあらましである. ここに, r,s∈R に対し, >r≠s のときは (X(r)/∽)∩(X(s)/∽)=Φ であり, X={X(r)/∽|r∈R} なることに注意しよう.」 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/39
41: 132人目の素数さん [sage] 2016/01/16(土) 17:04:40.01 ID:AaUSB/SH >>3-4 (>>39の続き) >「さて本題に戻るが」, 但し「ここでは」もっときびしい同値関係を使う. 実数列の集合 R^Nを考える. >s=(s_1, s_2, s_3, …),s'=(s'_1, s'_2, s'_3,…)∈R^Nは,ある番号nから >先のしっぽ「いわゆる第n項」が一致する. 「換言すれば」∃n_0:n≧n_0 → s_n=s'_n のとき, >同値「関係〜を」s〜s' と定義しよう(いわばコーシーのべったり版). >「ここに, 任意の, 或る実数rに収束する有理コーシー列 {r_n},{s_n}∈X(r)⊂X について, >或る番号n_0が存在して, n≧n_0 のとき s_n=s'_n なることに注意しよう.」 >念のため推移律をチェックすると,sとs'が1962番目から先一致し,s'とs"が2015番目から先一致する >なら,sとs"は2015番目から先一致する. 〜は R^N を類別するが,各類から代表を選び, >代表系を袋に蓄えておく. 幾何的には商射影 R^N → R^N/〜の切断を選んだことになる. >「換言すると次のようになる. 商射影 R^N → R^N/〜 をfとする. >f:R^N → R^N/〜 は全単射である. 実数列 {x_n}∈R^N/〜 を任意に取る. すると, {x_n}は或る実数 >rに収束するコーシー列である. rに収束するコーシー列の全体を X(r) とする. すると, X(r)⊂R^N/〜 であり, >X(r) は同値関係〜による商集合として扱える. X(r) を同値関係〜による商集合と見なすと, >rは商集合 X(r) の代表元として扱える. rは {x_n} に対して定まったから, >これはコーシー列 {x_n} を商集合 X(r) の代表元として扱うことと同じである. http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/41
42: 132人目の素数さん [sage] 2016/01/16(土) 17:05:54.42 ID:AaUSB/SH >>3-4 (>>41の続き) >そこで, {x_n} を商集合 X(r) の代表元とする. すると, rに対して, rに収束する実数列を考えることで, >f({r_n})={x_n} なるような実数列 {r_n}∈R^N の全体を考えることが出来る. >そこで, {x_n} に対して f({r_n})={x_n} なる実数列 {r_n}∈R^N の全体を f^{-1}({x_n}) とする. >このようにして f^{-1}({x_n}) を構成することは, 任意の実数列 {x_n}∈R^N/〜 に対して出来る. >そのようなことに注意して, R^N に選択公理を適用し, R^N のすべての元が一直線状に並んでいると見なす. >R^N/〜 のすべての元についても同様に選択公理を適用し, そのすべての元が一直線状に並んでいると見なす. >すると, 直積 R^N×R^N/〜 を xy平面のような平面と見なせる. このような平面上で, x軸に平行な複数の, >y軸に垂直であるような点線を引くような, 操作を行うことである. >これが, 代表系を袋に蓄えておくことの, 大体の幾何的な意味である.」 >任意の実数列 s に対し,袋をごそごそさぐってそいつと同値な(同じファイパーの)代表 >「としてのコーシー列」 r=r(s) を丁度一つ取り出せる訳だ. sとrとがそこから先ずっと一致する番号 >を sの決定番号 と呼び,d=d(s) と記す. つまり「sの部分列」 s_d,s_{d+1},s_{d+2}, … を知れば >「これは無限列だから,」 sの類の代表r は決められる. 更に,何らかの事情によりdが知らされていなくても, >ある D≧d について「sの部分列」 s_{D+1}, s_{D+2}, s_{D+3}, … が知らされたとするならば, >「同様にこれも無限列だから,」それだけの情報で既に「コーシー列」 r=r(s)は取り出せる. >したがって「sの決定番号」 d=d(s) も決まり, 結局s_d(実は s_d, s_{d+1}, …, s_D ごっそり)が決められる >ことに注意しよう. http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/42
44: 132人目の素数さん [sage] 2016/01/16(土) 17:07:59.41 ID:AaUSB/SH >>3-4 (>>42の続き) 3.つづき >問題に戻り, 閉じた「各列について可算無限個の箱が並ぶように, 可算無限個の」箱を100列に並べる. >箱の中身は「当然」私たちに知らされていないが, とにかく第1列の「可算無限個の」箱たち, >第2列の「可算無限個の」箱たち「, …,」 第100列の「可算無限個の」箱たちは >100本の実数列 S^1, S^2, …, S^{100} を成す(肩に乗せたのは指数ではなく添字). >これらの「可算無限個の」列は「2の後半で述べた事情から」おのおの決定番号をもつ. >さて, 1〜100 のいずれか「1つ」をランダムに選ぶ. >例えばkが選ばれたとせよ. 「ここに, kは1以上100以下の或る自然数である. >実数列 S^k を2の後半と同様にsで表わすことにしよう. >すると, まだ s=S^k の決定番号は知らされていない. しかし, 或る自然数 D≧k が存在して, D≧k について >s の部分列 s_{D+1}, s_{D+2}, s_{D+3}, … が知らされたとするならば, これは無限列だから, >それだけの情報で既に「コーシー列」 r=r(s)は取り出せる. したがって「sつまりS^kの決定番号」 d=d(s) も決まり, >結局s_d(実は s_d, s_{d+1}, …, s_D ごっそり)が決められる. 簡単には, 最後の項が1つの実数 (S^k)_D Dは自然数 >であるような, S^kの有限列が取り出せる.」 >「既に知らされている自然数 k 1≦k≦100 に対して S^kの決定番号d=d(s)≦k が対応することになる. >「kは任意だから, 自然数kを 1≦k≦100 の範囲で走らせると, >100本の実数列 S^1, S^2, …, S^{100} の中のそれぞれの実数列 S^k の決定番号が d=d(s)≦k と決まり, >100個の決定番号を小さい方から順に並べて100個の項からなる自然数列 a_1,a_2,…,a_100 を構成出来る. >逆に, a_1,a_2,…,a_100 の中の1つの項が知らされているときは, 1〜100の中の1つの自然数は既に分かっている.」 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/44
45: 132人目の素数さん [sage] 2016/01/16(土) 17:09:59.65 ID:AaUSB/SH >>3-4 (>>44の続き) >「そのような理由から, 実数列S^kを S^1, S^2, …, S^{100} の中から任意に1つ選んだとき, >S^kの決定番号dが他の列の決定番号「の」どれよりも大きい「換言すれば小さくない」確率は1/100に過ぎない.」 >「話を元に戻す.」 第1列〜第(k-1)列,第(k+1)列〜第100列の「それぞれについて,」 >「各列を構成する可算無限個の」箱を「選択公理をそれぞれの列に適用し」全部開ける. >第k列の「可算無限個の」箱たちはまだ閉じたままにしておく. >開けた箱に入った「可算無限個の」実数を見て, 「それぞれのコーシー列について,」 代表の袋「合計は99個で」を >「それぞれ」さぐり, S^1〜S^{k-1},S^{k+1}〜S^{1OO} の決定番号のうちの最大値「を」D「と書くことにする.」 > いよいよ第k列「いわゆるS^k」の(D+1)番目から先の箱だけを開ける:S^k(D+l), S^k(D+2), S^k(D+3), …. いま > D≧d(S^k) >を仮定しよう. 「ここに, 実は最終的には d(S^k) は S^k の決定番号となる.」 「d(S^k) が S^1〜S^{100}の各決定番号の >最大値になる(換言すれば他のどの決定番号よりも小さくない)確率は1/100だから,」 >この仮定が正しい確率は 「1-1/100=」99/100. >そして仮定が正しいばあい, 上の注意「いわゆる2の後半の考察」によって「S^kの決定番号」S^k(d) が決められるのであった. >おさらいすると, 「このような」仮定のもと, S^k(D+1), S^k(D+2), S^k(D+3), … を見て「実数列 S^k の」代表「としてのコーシー列」r=r(S^k) が >取り出せるので, 「コーシー」列 r のD番目の実数 r(D) を見て, 「第k列(つまりS^kをなす可算無限個の箱のうちはじめから) >D番目の箱に入った実数を S^k(D)=r(D) と賭ければ, めでたく「当たる」確率「が」99/100で勝てる「ことになる」. >(ε>99/100 のときは, 同様の賭けごとに)確率 1-ε で勝てることも明らかであろう. http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/45
46: 132人目の素数さん [sage] 2016/01/16(土) 17:24:43.64 ID:AaUSB/SH >>3-4 一応、>>39、>>41-42、>>44-45は、記事の内容を「」や()で 或る程度補足したので、スレ主でも分かるようになっている筈だ。 「」や()は、補ったところ。本当は、こういうときこそ、スレ主の いつもながらのグーグルグーグルって検索しまくる手法が活躍するときなんだよ。 例えば、何らかのサイトがある筈だから、カントールの実数論とか数セミに 出てくるであろう言葉をググってみ。 それじゃ、補足作業で疲れたから、もうおっちゃん寝る。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1452860378/46
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