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現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14 [転載禁止]©2ch.net (562レス)
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14 [転載禁止]©2ch.net http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/
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309: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/07/25(土) 06:38:55.61 ID:tAJoLOyr >>308 つづき これと同じようなことは、位相空間とその上の一点と実数値連続函数から芽の環を考えることでもできるし、可微分多様体上に一点をとって、可微分写像芽の環を考えても、あるいは点つきの代数多様体上の有理函数芽の環でもよいが、 結果として、これらの芽の環は局所環となる。 またこれらの例は、代数多様体の一般化であるスキームが、どうしてのか特殊な局所環付き空間として定義されるのかということの説明の一助となる。 もう少し算術的な例として、分母が奇数となるような有理数全体の成す環は局所環である。その極大イデアルは、分子が偶数で分母が奇数であるような分数全体である。 もっと一般に、可換環 R とその素イデアル P が与えられたとき、R の P における局所化は、P の生成する唯一の極大イデアルを持つ局所環である。 体上の(一変数あるいは多変数の)形式冪級数環も局所環の例である。極大イデアルは定数項を持たない冪級数全体である。 体上の二元数の成す多元環も局所環である。もう少し一般に、F が体で n が正整数であるならば、商環 F[X]/(Xn) は、定数項を持たない多項式の類全体の成す極大イデアルを持つ局所環となる。 実際に等比級数を使えば、定数項を持つ任意の多項式が Xn を法として可逆であることが示せる。 これらの例では、その元はどれも冪零であるか可逆であるかのいずれかである。 局所環は賦値論では重要な役割を果たす。体 K(これは函数体かもしれないしそうでないかもしれない)が与えられたとき、そこから局所環を見つけることができる。 定義により、K の部分環 R が K の付値環であるならば、K のどの非零元についても、x か x?1 のうちのいずれかが R に属す、という性質を持つ。そのような性質を持つ部分環はどれも局所環である。 K が実際に代数多様体 V 上の函数体であるならば、V の各点 P に対して、「P において定義された」函数の成す賦値環を考えることができるだろう。 V の次元が 2 以上である場合なら、以下のような状況を見て取るのは困難である: つづく http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/309
310: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/07/25(土) 06:44:11.38 ID:tAJoLOyr >>309 つづき F および G が V 上の有理函数で F(P) = G(P) = 0 を満たすとする。このとき、函数 F/G の P における値というのは不定形である。 例えば簡単なところで Y/X において、極限を直線 Y = tX にそって近づけるようなことを考えると、「P における値」という概念には単純な定義というものが無いように思われるだろう。 けれども賦値を使えばこのようなことは取り除かれる。 非可換な例 非可換局所環は、環上の加群の直和分解の研究において、自己準同型環として自然に現れる。具体的に、加群 M の自己準同型環が局所環であるならば、M は直既約であり、逆に、有限な長さを持つ加群 M が直既約ならば、その自己準同型環は局所環となる。 k を標数 p の体、G を有限 p-群とすると、その群環 kG は局所環である。 (例おわり) >またこれらの例は、代数多様体の一般化であるスキームが、どうしてのか特殊な局所環付き空間として定義されるのかということの説明の一助となる。 「どうしてのか特殊な局所環付き空間として定義されるのか」は、日本語がおかしい これは、おそらくだれかの書いた文を別の人が編集したときに、編集を失敗したためと考えられる つづく http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/310
311: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/07/25(土) 06:56:23.94 ID:tAJoLOyr 少し休憩 >>309-310 "K が実際に代数多様体 V 上の函数体であるならば、V の各点 P に対して、「P において定義された」函数の成す賦値環を考えることができるだろう。 V の次元が 2 以上である場合なら、以下のような状況を見て取るのは困難である: F および G が V 上の有理函数で F(P) = G(P) = 0 を満たすとする。このとき、函数 F/G の P における値というのは不定形である。 例えば簡単なところで Y/X において、極限を直線 Y = tX にそって近づけるようなことを考えると、「P における値」という概念には単純な定義というものが無いように思われるだろう。 けれども賦値を使えばこのようなことは取り除かれる。" ここ、なんか日本語がおかしい V の次元が 2 以上である場合なら、以下のような状況を見て取るのは困難である: ↓ 特に、V の次元が 2 以上である場合なら、以下のような状況を見て取ることができる: くらいの方が意味が通るように思う これも、だれかの文を他の人が編集したときに、部分だけ手直しして、全体的流れを見ていないからかと想像します http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/311
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