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現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14 [転載禁止]©2ch.net (562レス)
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14 [転載禁止]©2ch.net http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/
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483: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 05:56:01.40 ID:+PUkznvl >>481 ID:sJlPbQYh くんか、面白いねきみ 君には、次の言葉を贈ろう http://eow.alc.co.jp/search?q=%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E5%B0%BA%E5%BA%A6%E3%81%A7%E4%BB%96%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%B8%AC%E3%82%8B 英辞郎 on the WEB:アルク: 自分の尺度で他人を測る measure others by one's own standard http://structure.cande.iwate-u.ac.jp/miyamoto/ground/kyoryuchorui.htm 自分の尺度でしか見ようとしない人間 国立科学博物館・地学研究部主任研究官 真鍋 真 恐竜の化石は、発見され岩石の中から削り出された瞬間、初めて人間と出会う。 化石が自己紹介をしてくれたり、分類ラベルが付いてくるわけではないので、古生物学者は、 化石を目で見、ときには複雑な形を手で触り理解し、まずは、その骨が体のどの部分の骨 なのかを知ろうとする。それが太股の骨(大腿骨)であるならば、それがどんな恐竜の大腿骨 なのかを知ろうとする。分からなければ分からないほど、恐竜に自分の古生物学者としての 能力が試されているような気になる。博物館に収蔵されている標本と比較したり、文献を 調べたり、自分のノートや写真といった記録や記憶を総動員して、来る日も来る日も標本と 向かい合うことも少なくない。ずっと分からないこともあれば、何年もして忘れた頃にひょん なことから分かることもある。 私の大学院時代の指導教官のジョン・オストロム教授(米・イェール大学)は、苦しみに 苦しみ抜いた後に、急に霧が晴れるように理解できる瞬間の快感こそが研究者の喜びだと常々 語っている。オストロム教授は、始祖鳥という最古の鳥類の標本を見続けたある日、突然、 「始祖鳥は羽毛さえなかったら、骨格は恐竜じゃないか」と気がつき、一九七〇年代に鳥類の 恐竜起源説を提唱した。その後、この説を裏付ける証拠が次々と発見され、今では大多数の 古生物学者に受け入れられている。今から六、五〇〇万年前の中生代末に、環境変化に適応 できずに絶滅したと思われていた恐竜は、鳥に姿を変えて現在も繁栄し続けているのだ。 以下略 http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/483
484: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 06:02:37.82 ID:+PUkznvl >>483 ID:sJlPbQYh くんか、面白いねきみ 自分の尺度で他人を測る measure others by one's own standard 思うに、君はイデアルで苦労したか、あるいはひょっとしてまだ苦労中かと見たね。で、おそらくいまなにか苦労していることがあるんだろう。だから、ここに来て同類を探していたのか・・ ジョン・オストロム教授(米・イェール大学) 苦しみに苦しみ抜いた後に、急に霧が晴れるように理解できる瞬間の快感こそが研究者の喜びだと常々 語っている。 君にはこの言葉を贈ろう。勉強頑張って下さい http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/484
485: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 06:10:35.76 ID:+PUkznvl >>482 「実に当たり前でくだらないと思った」と言えるレベルに君が達していることは認めよう が、大口たたくのは、私よりさきにカキコをしてからにしてほしいね コロンブスの卵、手品の種明かし 分かってしまえばな〜んだということは、世間では多い ガロア理論を理解していれば、別になんということもない 正解のお墨付きを貰ったということで良いかな・・ http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/485
486: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 06:22:38.69 ID:+PUkznvl >>448-450 補足 http://www.amazon.co.jp/dp/4535786755 14日間でわかる代数幾何学事始 単行本(ソフトカバー) ? 2011/9/16 海老原 円 (著) 日本評論社 http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20121227/1356623142 2012-12-27 数学って「思想」なんだよな hiroyukikojimaの日記 最近、代数幾何を勉強し始めた。来年出す新書の準備の一環としての勉強だ。 代数幾何というのは、多変数の多項式の解(零点)の点集合(放物線とか、円とか、球などの空間図形はその一種)の性質を分析する分野のことだ。高校で教わる「代数・幾何」を化け物のようにしたような分野だと思えばいい。(間に「・」があるかないかで雲泥の差なのだ)。 実は、ぼくは昔、数学科に在籍したときは、代数幾何が専攻だった。数論を専攻したかったのだけど、成績が悪くて希望のゼミに入れなくて、同級生の「数論をやるなら代数幾何は勉強しておいたほうがいいよ」という一言で、代数幾何のゼミに入れてもらうことにしたのだ。 でも、そのゼミでは、代数幾何をほとんど勉強しないまま終わった。ゼミのときは毎週、準備してきたことが10分で先生に撃墜されて、残りの時間はずっとお説教をされていたからだ。(読者に優しい数学書を書く技術 - hiroyukikojimaの日記参照)。 最近になって、代数幾何に生まれて初めてすごく興味が出てきた。それはグロタンディークが生み出した「スキーム」と呼ばれる分野だ。なぜ、スキームに興味があるか、といえば、それが一種「思想的なもの」だと思えるからなのだ。 そんなこんなで、ほんとに初歩から代数幾何の勉強を開始した。まず、読んでみたのが、海老原円『14日間でわかる代数幾何学事始』日本評論社だ。はっきり言って、これは掘り出し物と言っていい本だった。 つづく http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/486
487: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 06:25:25.80 ID:+PUkznvl >>486つづき この本の何がいい、って、それは「思想臭むき出し」で書いている、ってことだ。なんでだかわからないが、数学者の書いた数学書は無味無臭なものがほとんどだ。 まあ、そもそも数学に思想的なナニカを感じていないのか、感じていても「そんなことは自分で掘り出せ」とばかり無視してるのかもしれない。 かに、プロの数学者になって一生数学で飯を食っていく気なら、数学が内包しているナニカは自分で苦労して理解すべきなのかもしれない。 でも、数学って、数学者(及び、それを目指す人)だけのものだろうか。彼らの独占物なのだろうか。ぼくはそうじゃないと思う。 数学は、人類全体の成果であり、文化であり、宝なんじゃないか、と思う。ならば、数学者(及び、それを目指す人)以外のたくさんの一般人にもその意義が伝えられることが望ましい。 そのためにてっとりばやいのは、数学の持つ「思想」を伝えることである。「思想」というと大仰だというなら、「いったいそれは何をやっているのか」ということを伝えること、と言い換えてもいいだろう。 そういう意味で言えば、海老原円『14日間でわかる代数幾何学事始』日本評論社は、徹頭徹尾、「それはなにをやってるのか」ということを訴え続けるスタイルで書かれている。それはそれはみごとと言っていい。 登場する多くの定理に対して、「それはこういう意味を持っている」という「解釈」を補足してくれている。また、それが何処を目指しているのか、という「少し先の風景」を常に与えながら書いてくれるのだ。 本書は、まず、多変数の多項式の解(零点)の集合である「代数的集合」が、多項式たちの方程式たちよりも「イデアル」と呼ばれる集合で捉えるのが本質的であることを述べている。 「イデアル」とは、「和に閉じていて、倍数に閉じている」ような集合のことで、もとはと言えば整数の集合を扱う中で発見された概念だ。イデアルには、極大イデアルと素イデアルというのがあるのだが、その双方が代数的集合を表現する上で非常に本質的であることがわかる。 これらのことを本書では、次のように説明している。 以下略 引用おわり http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/487
488: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 06:30:33.94 ID:+PUkznvl >>487 補足 >この本の何がいい、って、それは「思想臭むき出し」で書いている、ってことだ。なんでだかわからないが、数学者の書いた数学書は無味無臭なものがほとんどだ。 ・数学者の書いた数学書は無味無臭の典型例が、ブルバキでありアルティンのガロア本だろう ・その対極が、小島であり海老原円 ・ブルバキやアルティン本に批判的なのがCoxのガロア本だと>>458 http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/488
489: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 06:36:51.70 ID:+PUkznvl >>486 補足 http://s-read.saitama-u.ac.jp/researchers/pages/researcher/FZzmsmBx 海老原 円 エビハラ まどか 理工学研究科 数理電子情報部門 | 埼玉大学研究者総覧 プロフィール 兼担研究科・学部 理学部 数学科 研究分野 代数幾何学 現在の研究課題 代数多様体の研究 代数多様体,特に小平次元が負のものの構造について研究している。 学位論文(J. Fac. of. Scf, Univ, Tokyo, SecIA, 39, 1992)では,トーリック曲面を豊富に含む3次元代数多様体が単有理的であることを証明し,その後,さらに一般次元へ拡張した(J. Math. Soc. Japan, 46(1994)), 現在は,単有理性の問題に視点を置きつつ,有理曲面上の二次曲線束の変形理論を,特にその判別因子の変位との関連づけにおいて構築しつつある(Saitama Math. J. 18(2000))。 学歴 出身大学院・研究科等 1989 , 東京大学 , 博士 , 理学系研究科 , 数学専攻 , 中退 1987 , 東京大学 , 修士 , 理学系研究科 , 数学専攻 , 修了 出身学校・専攻等(大学院を除く) 1985 , 東京大学 , 理学部 , 数学科 , 卒業 取得学位 博士(理学) , 東京大学 , On Unirationality of threefolds which contain toric surfaces with ample normal bundles(J. Fac. Sci Univ Tokyo Sec. IA, 39(1992), PP87―139) http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/489
490: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 06:52:43.88 ID:+PUkznvl >>486 補足 >>448-450にもあるように、私は「数学は世界をこう見る」小島寛之を先週一週間かけて読んだ だから、14日間でわかる代数幾何学事始 海老原円 が今週来て、昨日から今日にかけて読んだが、小島本のおかげで結構読めるんだよね、これ スレ主レベルの能力でも分かるから、小島本→海老原円本という流れがお薦めです http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/490
492: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 08:31:27.22 ID:+PUkznvl >>491 どうも。スレ主です。 すんません 実は、海老原円が来たのが、昨晩なのよ。アマゾンで、小島本の参考文献10に海老原円があったので、昨日の午前中に注文したら、晩に届いた それで、昨晩から今日にかけて読んだわけ これが不思議に読めるんだわ。小島本のお陰で というか、小島本が海老原円からぱくってんだ。それで、それをかみ砕いて、小島節をまぶして、私スレ主にも分かるレベルに落としてくれているわけですよ だから、海老原円を読むと、「ああ、これ、小島本あったやつだー」と進む訳です、はい。それで、最後まで行きました http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/492
493: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 09:00:01.13 ID:+PUkznvl >>491 補足 ザリスキー位相がちょっと分からなかった 海老原円では、P73ザリスキー位相の導入辺りから 小島本では、「位相は開集合で定義するのだ!」と。しかし、海老原円では、ザリスキー位相は閉集合で定義するという あれれと思っていると、海老原円の後の方で、ザリスキー開集合が大事だというので、やっぱ話があってきたなと で、海老原円P130辺りに良いこと書いてあるんだなー。「層の理論では開集合が主役となる」って・・、やっぱりそう(層)なんだ・・ で、位相空間の定義で 「歴史的にみると、以前は近傍の公理のほうが良く使われていたようである。」 「現在・・、開集合の公理が多く採用されている。このことは層の理論の成功と無関係ではなく、どうやら、位相空間の定義も、数学の発展に伴って変化してきた・・」 と なるほどねー、目からうろこです。”なんで開集合だけがそんなに偉いのか!”と思ったら、裏にもっと偉い僧(ソウ)がついていたんだ! 層がわからんと、開集合の偉さがわからんのか・・。が、層理論がまた抽象的なんだよね・・ 「14日間でわかる層・Spec・スキーム」を、海老原円ちゃんが書いてくれると良いのだが http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/493
494: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 09:32:19.39 ID:+PUkznvl >>493 補足 ザリスキー位相でちょっと https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E4%BD%8D%E7%9B%B8 ザリスキー位相 目次 1 古典的定義 1.1 アフィン多様体 1.2 射影多様体 1.3 性質 2 現代の定義 2.1 性質 2.2 例 3 参照項目 4 参考文献 5 関連書籍 (引用おわり) 以前読んだときはさっぱり分からなかったが、小島本−海老原円本を読んだのでちょっと分かる 古典的定義:トポロジーは開集合というより、閉集合を特定することにより定義され、{A}^n の中の全ての代数的集合を単純に閉集合とすると定義する。 海老原円本は、この古典的定義で書いているんだ! 現代の定義:現代の代数幾何学は、出発点として環のスペクトル(素イデアルの集合)を取った。(性質)トポロジーの古典的描像と新しい描像の最も劇的な変化は、点がもはや閉じている必要はないということである。 小島本は、スペクトル(Spec)でザリスキー位相を説明している。だけど、小島本ではこれを開集合としている*) が、wikipediaの説明は閉集合だと。でも後で、(性質)点がもはや閉じている必要はないなどとあるね で、スペクトル(Spec)→層理論へ移るときに、どこかで位相を開集合で定義しなおすのでしょうね*) *)開集合の補集合が、閉集合だ。海老原円本のP74-75に詳しい定義と説明とがある。開集合←→閉集合で、位相の定義の変更ができるんだろうね おそらく、位相に習熟している人は、開集合で考える方が慣れているような気がする http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/494
495: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 09:38:36.18 ID:+PUkznvl >>494 補足 書いていて気付いたが そういえば、小島本 P212からのスペクトル(Spec)でザリスキー位相を説明しているところ wikipediaみたく閉集合で定義すればすっきりしていたんだ! それを無理に開集合に直して解説しているから・・ 小島本読んでて、「???」となったけど、これですっきり!(^^; http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/495
496: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 09:54:27.89 ID:+PUkznvl >>494 補足 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E4%BD%8D%E7%9B%B8 ザリスキー位相 これ、英文版の訳だが、熟れていないし、変なところが多い 例えば、下記 性質 抜粋 閉点は A の素であるに対応する。 Properties The closed points correspond to maximal ideals of A. <コメント> 素である→素イデアルと書こうしたんだろうが、誤変換。さらに、英ではmaximal idealsだから、極大イデアルが正解なんだよね・・ http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/496
497: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 10:43:16.67 ID:+PUkznvl >>496 さらに補足 以前にも書いたが、日wikipediaで、左のEnglishのリンクをクリックすると、対応するその言語の記事に飛べる だから、できるだけ英文記事をチェックするようにした方が良い。で、Zariski_topologyは下記URLなんだ https://en.wikipedia.org/wiki/Zariski_topology で、対訳検討を続ける 英 Just as in classical algebraic geometry, any spectrum or projective spectrum is compact, and if the ring in question is Noetherian then the space is a Noetherian space. However, these facts are counterintuitive: we do not normally expect open sets, other than connected components, to be compact, and for affine varieties (for example, Euclidean space) we do not even expect the space itself to be compact. 日 まさに古典代数幾何学のように、任意のスペクトルや射影スペクトルはコンパクトであり、問題にしている環がネーター的であれば、空間はネーター的な空間である。 しかし、これらの事実は、直感とは食い違い、連結空間であること以外に、開いた集合をコンパクトとすることを期待することはできなく、アフィン多様体(例えば、ユークリッド空間)に対しては、空間自体がコンパクトであることすら期待できない。 <コメント> 1.前半の文は、”to be compact”が、classical algebraic geometryの場合と違って、期待できないという。これは、ザリスキー位相では良く語られることではある。 日文では、ここ、いまいち訳がこなれていない。開いた集合→開集合だし つづく http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/497
498: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 10:45:10.25 ID:+PUkznvl つづき 英 This is one instance of the geometric unsuitability of the Zariski topology. Grothendieck solved this problem by defining the notion of properness of a scheme (actually, of a morphism of schemes), which recovers the intuitive idea of compactness: Proj is proper, but Spec is not. 日 これは、ザリスキー位相の通常の幾何学的には一致しないことの一例である。 グロタンディエクは、この問題をスキームの固有性(英語版)(properness)という考え方(実際、スキームの射)を定義することにより解決した。 この考え方は直感的なコンパクト性という考え方を再現する。 しかし、Proj では固有であるが、Spec では固有ではない。 <コメント> 1.”ザリスキー位相の通常の幾何学的には一致しないことの一例である。”は、もとの英文も悪い ”This is one instance of the geometric unsuitability of the Zariski topology.”で、the geometric unsuitabilityは、in classical algebraic geometryを補わないとすんなり読めない 2.”Proj では固有であるが、Spec では固有ではない。”は、proper=固有としているが、誤訳だろう。proper=適切じゃないかな で、Projは、英版では上の方でProjective varietiesという項目があるから、これだろうと。が、日版だと、射影多様体とあるから、分かるうやつしか分からん Proj(Projective varieties(射影多様体))くらい補ってやると、サル(おいら)でも分かるとなるだろうさ (recover→再現という訳も微妙(別の適切な表現がありそう)という気がする) 対訳検討おわり http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/498
499: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 10:52:18.77 ID:+PUkznvl >>496-498 申し遅れたが、ザリスキー位相の最初の和訳起こしをした人に敬意と感謝の意を表したい 最初に訳起こしをする人は大変なんだ が、それをみんなが読んで、「おかしいね、こうした方が良い」という意見をみなが出すことも大事なんだ それで、wikipediaの質が上がる 以前読んだときはさっぱり分からなかったが、小島本−海老原円本を読んだのでちょっと分かるようになった そしたら、日版のザリスキー位相wikipediaの意味が通らないよーってところが指摘できるようになったんだ http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/499
501: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 10:59:11.89 ID:+PUkznvl >>497 訂正 前半の文は、→削除 (ここ、文字数オーバーで前半と後半とを別投稿にしたんだ。だから、削除すべきところが残ってしまったのだ) http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/501
502: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 11:30:48.34 ID:+PUkznvl >>500 どうも。スレ主です。 記念すべき500番目、祝! >普通はハーツホーンとか読む >ウィキなんか知るかって態度が正解 東大京大上位で、代数幾何志望ですか? ハーツホーンくらいすらすら読める、なら、正解でしょう では、みなさんに聞きます。「ハーツホーンくらいすらすら読めるという人手を上げて〜」・・・、ほら、殆ど居ないでしょ http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/502
505: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 12:04:33.70 ID:+PUkznvl Hartshorne 1997版というけれど、496ページは手元の1st ed. 1977と変わらんじゃんか、おい http://www.amazon.co.jp/Algebraic-Geometry-Graduate-Texts-Mathematics/dp/0387902449/ Algebraic Geometry Graduate Texts in Mathematics Hartshorne 1997 ハードカバー: 496ページ 出版社: Springer; 1st ed. 1977. Corr. 8th printing 1997版 (1997/4/1) 和訳があるのか?丸善出版 (2012/09) 読むなら、和英併読をお薦めする。どちらか一つなら英を http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/505
507: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 12:06:57.92 ID:+PUkznvl >>503 どうも。スレ主です。 レスありがとう レベル高いですね〜 あとで確認しておきます(時間があれば) http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/507
508: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 12:08:22.45 ID:+PUkznvl >>504 質問良いよ 但し答えられるかどうか分からんけど が、おいらが答えられないなら、だれか別の人が答えてくれるかもね http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/508
510: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 12:12:59.53 ID:+PUkznvl >>506 >代数幾何の基本事項をgdgdと書き連ねる >>478を読んだか?ブレストを知っているか?(下記)それに、運営なら逆効果のことはやらんだろうさ。ここはおいらのメモ帳なので、なんでも備忘録で書く。運営運営と粘着するあんたが運営と思っているのだが http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod083.htm 1,メンバーの発言への批判禁止 2,自由奔放な発言 3,質より量 http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/510
511: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 12:14:35.12 ID:+PUkznvl >>509 おっちゃんの自演? おっちゃんは別人だよ http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/511
513: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 12:46:39.67 ID:+PUkznvl >>505 1977版より引用 8 What Is Algebraic Geometry? Now that we have met some algebraic varieties. and have encountered some of the main concepts about them. it is appropriate to ask. what is this subject all about? What are the important problems in the field, and where is it going? To define algebraic geometry, we could say that it is the study of the solutions of systems of polynomial equations in an affine or projective n-space. In other words, it is the study of algebraic varieties. 略 One caution about working in extreme generality. There are many advantages to developing a theory in the most general context possible. In the case of algebraic geometry there is no doubt that the introduction of schemes has revolutionized the subject and has made possible tremendous advances. On the other hand, the person who works with schemes has to carry a considerable load of technical baggage with him: sheaves, abelian categories, cohomology, spectral sequences, and so forth. Another more serious difficulty is that some things which are always true for varieties may 110 longer be true. For example, an affine scheme need not have finite dimension, even if its ring is noetherian. So our intuition must be supported by a good knowledge of commutative algebra. In this book we will develop the foundations of algebraic geometry using the language of schemes, starting with the next chapter. (引用おわり) 要は、”In this book we will develop the foundations of algebraic geometry using the language of schemes, starting with the next chapter.”ってことか・・ http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/513
514: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 12:54:24.05 ID:+PUkznvl >>512 どうも。スレ主です。 へー、面白いね。センスあるよね ところで、Hartshorne 読み終わったから暇になって来たのか? いや、そもそもHartshorne 読んだのか? 1977年版じゃ、古くないかい? 1997年版でも本質は1977だろ? 代数幾何を良く知らないが、1977年から発展してないのか? グロタン先生いなくなって、発展が止まった? 意味わかんないんだよね、「普通はハーツホーンとか読む ウィキなんか知るかって態度が正解」という意味がさ http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/514
515: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 13:11:36.83 ID:+PUkznvl >>513 つづき 1977版より引用。Deligne (1974)のヴェイユ予想解決までは入っているんだね Appendix C The Weil Conjectures Theorem 4.5 (Deligne [3])略 This result completes the solution of the Weil conjectures. Note that it implies that the polynomials ?j(t) of (4.2) are the same as those of (1.3), and hence the two definitions of the Betti numbers agree. We cannot describe the proof of Deligne's theorem here, except to say that it relies on the deeper properties of I-adic cohomology developed in [SGA 4J, [SGA 5J and [SGA 7]. In particular it makes use of Lefschetz's technique of fibering a variety by a "Lefschetz pencil," and studying the monodromy action on the cohomology near a singular fihre. 3. La conjecture de Weil, I, Publ. Math. IHES 43 (1974),273-307. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A6%E4%BA%88%E6%83%B3 ヴェイユ予想(Weil conjectures)は、有限体上の代数多様体の上にある点を数えることから導出される(合同ゼータ函数として知られる)母函数についての、非常に広い範囲に影響のある提案で、Andre Weil (1949)によりなされた。 リーマン予想の類似はDeligne (1974)により証明された。 新しいホモロジー論を構成するというアレクサンドル・グロタンディーク(Alexander Grothendieck)と彼の学派の仕事の中心的な目的を果たすことに、20年を要した。 グロタンディークは代数的サイクルの標準予想を基礎とした証明を展望した。(Kleiman 1968) しかし、グロタンディークの標準予想は、未解決(ただし、ドリーニュによりヴェイユ予想を拡張することで証明された強レフシェッツ定理を除く)であり、 リーマン予想の類似は Deligne (1974)でエータル・コホモロジーを使うことにより、ドリーニュの独創的な議論により標準予想を使うことを避けて証明された。 Deligne (1980)ヴェイユ予想の一般化が証明され、層のプッシュフォワードのウェイトが有界であることが示された。 http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/515
516: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 13:14:07.11 ID:+PUkznvl >>515 でもさ、1974以降の代数幾何の大きな発展ってないのかね? 繰り返すが、グロタン先生がいなくなって、発展が止まった? そんなことないでしょうよ だったらさ、「普通はハーツホーンとか読む ウィキなんか知るかって態度が正解」と言えるのかね? http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/516
518: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 13:25:39.71 ID:+PUkznvl >>516 つづき お嫌いですか、en.wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Algebraic_geometry Algebraic geometry ontents 略 3 Computational algebraic geometry 3.1 Grobner basis 3.2 Cylindrical Algebraic Decomposition (CAD) 3.3 Asymptotic complexity vs. practical efficiency 4 Abstract modern viewpoint 5 History 5.1 Prehistory: before the 16th century 5.2 Renaissance 5.3 19th and early 20th century 5.4 20th century 6 Analytic geometry 7 Applications 8 See also 9 Notes 10 Further reading 11 External links History 20th century 1970以降抜粋 After a decade of rapid development the field stabilized in the 1970s, and new applications were made, both to number theory and to more classical geometric questions on algebraic varieties, singularities and moduli. An important class of varieties, not easily understood directly from their defining equations, are the abelian varieties, which are the projective varieties whose points form an abelian group. The prototypical examples are the elliptic curves, which have a rich theory. They were instrumental in the proof of Fermat's last theorem and are also used in elliptic curve cryptography. In parallel with the abstract trend of the algebraic geometry, which is concerned with general statements about varieties, methods for effective computation with concretely-given varieties have also been developed, which lead to the new area of computational algebraic geometry. One of the founding methods of this area is the theory of Grobner bases, introduced by Bruno Buchberger in 1965. Another founding method, more specially devoted to real algebraic geometry, is the cylindrical algebraic decomposition, introduced by George E. Collins in 1973. http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/518
519: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2015/08/09(日) 13:29:12.65 ID:+PUkznvl >>517 数学科の全員が代数幾何専攻じゃないんだろ? でも、代数幾何の講義があったりして それでも、「普通はハーツホーンとか読む ウィキなんか知るかって態度が正解」と言えるのかね? その”普通”はwell-defined http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1434753250/519
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