MEGA-NET生涯学習ガイド (433レス)
MEGA-NET生涯学習ガイド http://mao.5ch.net/test/read.cgi/lifework/1010797751/
上
下
前次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
抽出解除
レス栞
12: 名無し生涯学習 [] 02/01/13 01:28 > 「質問」生涯学習てなんの役に立つの? それとも生きがいさがしか? > 「回答」自発的な「学習」だから目標目的は人それぞれ。 質問の後半部分をとりあえず考慮から外すことにしますが、上記の答え方 を直観的に支持します。(直観的とは、>>1さんのリンク先を熟読した結果 として、ではないという意味。) 生涯学習従事者に何らか共通の効用を見い出すことができれば、それを一 般的な「目的」と見なしていいと思いますが、そもそも「生涯学習」という 言葉のさすものが明確でない(少なくとも一つの定まった「制度」ではない) ために、効用や目的について一般的なことが言えないからです。 質問者にもっと実のある答え方をするには、「生涯学習」という現にある 学習のあらゆる形にはまる「枠」が必要ということになります。しかしこれ は可能でしょうか。 学習者として自覚的・経験的に「生涯学習」を特徴づけるものをさがすと、 回答者が言う「自発性」、これ以外に何も見当たりません。 「個々の生涯学習」を特徴づけることは可能です。大学通教とか資格スクー ルなど、メジャーな形態についてはある程度のことが言えます。しかし、そ うでない「極私的」な形態が無数にあります。つまり、制度や受け皿は各種 あれど、無数の目的と効用を発見するのは生涯学習者自身であり、あたかも ウィルスのごとく(笑)、被害、もとい、効用が発見された時、受け皿や前 例があろうとなかろうと、それは生涯学習である。 「個人的自発的にその都度発見される学習の形」ということしか言えない。 とすれば、上記の問答は本質を衝いているんじゃないでしょうか。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/lifework/1010797751/12
13: 中葉 [] 02/01/13 08:49 >12 レスありがとうございました。 > 生涯学習従事者に何らか共通の効用を見い出すことができれば、それを一 > 般的な「目的」と見なしていいと思いますが、そもそも「生涯学習」という > 言葉のさすものが明確でない(少なくとも一つの定まった「制度」ではない) > ために、効用や目的について一般的なことが言えないからです。 ごもっとも、同感です。しかし、一般的なことが求められているようにも思います。 > 質問者にもっと実のある答え方をするには、「生涯学習」という現にある > 学習のあらゆる形にはまる「枠」が必要ということになります。しかしこれ > は可能でしょうか。 枠を、言葉だけ替えれば、フレームワークになります。可能かもしれませんが、 危険性もあると思います。 またまた言葉だけですが、私は「ガイダンス・システム」ならば可能だし、危険性も 少ないと思いたい、というところです。このスレの名称も、 >>1 の文言も、 そういうニュアンスを表現したかったのです。 > 制度や受け皿は各種 > あれど、無数の目的と効用を発見するのは生涯学習者自身であり、あたかも > ウィルスのごとく(笑)、被害、もとい、効用が発見された時、受け皿や前 > 例があろうとなかろうと、それは生涯学習である。 > 「個人的自発的にその都度発見される学習の形」ということしか言えない。 > とすれば、上記の問答は本質を衝いているんじゃないでしょうか。 これは至言です。付け加えることはありません。 しかしながら、これで終ったのでは十分ではありませんん。 >11 さん、 上記のように、ご疑問に直接のお答えはまだできません。しばらくお待ちください。 私自身の一つの拠り所は「カール・マンハイムについて」 http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/sociology/998226330 に多少書いているように、カール・マンハイム著「自由・権力・民主的計画(未来社)」 であり、その講義録版は http://www.mega-net.org/plan1.htm にあります。 また、ロバート・N・ベラー著「善い社会(みすず書房)」も、現代社会の基本的な 問題の「構造的な側面」を如実に表現しております。これは、言い方を変えると >>1 社会再構築の 課題であり、生涯学習の根本課題としての「社会再構築」のデザインのベースです。 このデザインについては、John Friedmann が Retracking America (1973, Anchor Press/Doubleday)で基本的なアイデアを書き、 Planning in the Public Domain: From Knowledge to Action (1987, Princeton University Press)で詳細を論じています。 もっと実践的なフレームワークは、1995年にコペンハーゲンで開催された 社会開発サミットの最終宣言 http://www.kokuren.org/centre/pdf/summit.pdf をご覧ください。 すべて、これからの生涯学習、広い意味の社会教育の基盤となる重要なガイダンスだと 確信しています。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/lifework/1010797751/13
22: 12 [] 02/01/13 21:50 >>13 元々トップダウンでない「生涯学習」を、ゆるやかに包括し、そ こから再び社会に広がっていく枠組み、というもの。 おぼろげながら、おっしゃるイメージは見えてきたように思いま す。が、その先に行くには私は>>13さんとの共通言語に乏しいらし いので、まずは文献を一読して出直します。気長に…。 マンハイム、R.N.ベラーという名前は、昔教養でユートピア文学 を取った時にアプローチの1つとしてチェックリストに入れていた 名前ですが、全く別の専攻に進んだため、つきあう機会を逸してい ました。20世紀が何だったかというのは非常に今日的な問題のよう に思います。社会学・経営学等プロパーの方の議論を期待します。 ところで、私は仕事上「習い事」の情報誌に関わっています。改 めて考えると不思議なことに、この雑誌は事実上女性誌のような作 りになっています。行儀作法やらダンスやら建築士やら、雑多なス クールを扱っていますが、大学通教は出てきません。 スクールの多様さもさることながら、そこで学ぶ人々の「語り」 や表情が主役になっています。「以前の私はこうだった。思いきっ て◎◎を学んだ。今ではこうだ」という「サクセス・ストーリー」 に満ちています。雑誌(本質的には広告)が流行を作るのと同じよ うに「学習」のモチベーションを作っているのだとしたら、いかに もこの国らしいという気がします。この項、余談でした。(笑) http://mao.5ch.net/test/read.cgi/lifework/1010797751/22
上
下
前次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
1.411s*