[過去ログ]
ゲームのシナリオ書いて (488レス)
ゲームのシナリオ書いて http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/gamedev/1029331846/
上
下
前次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
抽出解除
必死チェッカー(本家)
(べ)
自ID
レス栞
あぼーん
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
482: 名前は開発中のものです。 [sage] 2015/02/17(火) 12:28:27 ID:0LWk7xul 宇宙暦756年。 魔導宇宙船オンジュラーガは主星ボゾネから外宇宙のゲイジネン星雲に向け出発した。 それから一週間後、船内に謎の魔物が出現し、オンジュラーガは近隣の惑星に不時着する。 しかし魔物の襲撃と不時着のショックで乗員の95%が死亡。 生き残った清掃員のヨピツァーは、ペットの猫のマモメとともに、 生存者と惑星の探索、そして生還するための手段も模索することになる。 親友である軍人のシポゼイと再会したヨピツァーは、船内で活動していた謎の教団の話をきき、 彼らがかつてボゾネを支配していた魔王を復活させようとしている事を知る。 調査を進めるうちに、宇宙船を襲った魔物はおそらく教団が召喚したものであり、 乗員の魂を魔王復活の生贄にささげようとしたらしいこと、 不時着したこの惑星こそが、かつて魔星とよばれ、魔王の力の源とされた暗黒の星、 オルゾギラン・バルゲであった事などが判明していく。 なんと、すべては仕組まれていたのだ。 生存者である魔導技師のヴェヨンケルは、敢えて魔王を部分的に復活させ、その魔力をオンジュラーガの再起動にあてれば、 この惑星を脱出するエネルギーを得る事ができると提言する。 一方で神官のタニホは、たとえこの地で果てるとしても、魔王復活は絶対に阻止すべきだと主張した。 生存者の中でうまれる亀裂。 だが、シポゼイが何者かと通信している様子を目にしたことをきっかけに、 更に恐ろしい真実が明らかになっていく。 実は、オンジュラーガの出航そのものが魔王復活のために計画されており、 その黒幕はボゾネの軍事国家ゼクラノシカーンだったのだ。 ゼクラノシカーンは魔王を軍事利用しようと企んでいた。 謎の教団はその事実を知って、阻止のために乗り込んだものの、儀式を阻止できず、 魔物の召喚を許してしまった……。 真実を知られたシポゼイは、自分は任務をこなすだけだと言い放って立ち去る。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/gamedev/1029331846/482
483: 名前は開発中のものです。 [sage] 2015/02/17(火) 12:30:32 ID:0LWk7xul ヨピツァーは謎の教団と接触し、なんとか協力関係を結ぶ事にこぎつける。 教団のリーダー・ゾルデラの情報を元に、ヨピツァーはシポゼイを止めるための戦いを始めた。 かつて勇者が魔星を封じるために投げつけた聖槍イスキュダーンをめぐる攻防。 魔王の影と呼ばれた大魔獣ジャヴォルの召喚陣の破壊。 風土病に罹患して瀕死のマモメを精霊転生させようという試み。 暴走したヴェヨンケルによるメカ魔王の襲来。 そして、魔王復活の最後の鍵となる「魔王の遺骸」が、 オンジュラーガの秘密ブロックに安置されている事を突き止めたとき。 おそるべき真実が明らかになる。 乗員の魂は魔王復活の生贄、船内に召喚された魔物、魔星に不時着した船……。 そう、オンジュラーガそのものが、魔王復活に必要なものを抱えた祭壇だったのだ。 ヨピツァーは清掃中に見た記憶を頼りに、船内の怪しげな場所を浄化していく。 最奥部にたどり着いたとき、儀式は不完全ながらも完成してしまっていた。 シポゼイは不完全な儀式を即座に切り替えて、魔王の完全な復活ではなく、自身が魔王となる契約を交わしたのだ。 なぜそこまで。問いかけるヨピツァーに、シポゼイは答える。 いいや、これが真の狙いだった。 シポゼイは戦争の中で親を失い、社会の中で兄弟を失い、悲劇を繰り返させないように軍に入った。 だが、軍もまた腐敗し、敵地ではシポゼイがかつて、そうされたような非道がまかり通っていた。 もはや世界は救いようがない。絶望したシポゼイは自らが魔王となって人類を粛清することにしたのだ。 ヨピツァーは精霊獣となったマモメと融合し、ヴェヨンケルの遺したメカを身につけ、 タニホの祈りの祝福に守られながら、ゾルデラの魔術の援護を受けて戦った。 魔王の力は絶大だった。 波動が嵐のように吹き荒れる中、オンジュラーガの船体は弾け飛び、 戦いの舞台はいつしかオルゾギラン・バルゲ全土となっていた。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/gamedev/1029331846/483
484: 名前は開発中のものです。 [sage] 2015/02/17(火) 12:31:13 ID:0LWk7xul その中で、オルゾギラン・バルゲのエネルギーのほとんどが、 魔王シポゼイの中に移動している事に気付いたゾルデラは、 地表に刺さっていた聖槍イスキュターンを抜き、ヨピツァーに投げ渡した。 ヨピツァーが手にしたイスキュターンがシポゼイの身体を貫く。 ここに魔王は再び封印されようとしていた。 今度は残された力などない、ほぼ完全なる滅びに近い封印だった。 シポゼイは最後の力を振り絞って、魔法陣もなしに大魔獣ジャヴォルを召喚する。 身構えるヨピツァー。 しかし、シポゼイが大魔獣に命じたのは、無事に人間たちをボゾネに送り届ける事だった……。 契約に縛られた大魔獣は忠実に命令を実行し、すべてが終わると消えた。 シポゼイが最後に浮かべた笑みはなんだったのか。彼は何故、皆を帰還させたのか。 もしかすると彼の本当の望みは、こうすることだったのかもしれない。 ヨピツァーは時々、そう思うのだ。 その後。 タニホは本来の予定通りゲイジネン星雲への布教に赴くことにしたようだ。 魔の存在を目の当たりにした今、神の存在もまた身近に感じているらしい。 きっと立派に素晴らしい説法をやっていけることだろう。 ヴェヨンケルの墓は故郷のさびれた墓地に建てられた。 墓前には最後の戦いでヨピツァーを守ってくれたメカが備えられている。 遺された研究のいくつかは、新たな発見に繋がっていくことになるのだが、それはまた別の話だ。 ゾルデラはこれからもゼクラノシカーンの陰謀と戦っていくようだ。 あるいは未だ明らかになっていない、魔の力を利用しようとする何者かとも。 それこそが自らの役目であり、宿命であると語っていた。 マモメは今日ものんびり昼寝をしている。 身に染み付いた習性というやつは、やはり簡単にはなくならないようだ。 高価なキャットフードの好みだけは変えてほしい。 こうしてヨピツァーの散々な宇宙航海は幕を閉じた。 新しい清掃員の仕事が始まるまで、ヨピツァーはしばしの休暇を楽しむのであった。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/gamedev/1029331846/484
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
前次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.015s