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442(1): [sageー] 10/02(木)08:39 ID:k8l+p1u4(1/5) AAS
>>373
ロシアにおける「純ロシア人」と「黄色人種系ロシア人」(極東やシベリアの先住民族、中央アジア出身者など)の経済格差は、単に民族的な能力差ではなく、都市/地方、教育資本、法的地位、差別といった複数の要因が複雑に絡み合った結果だと考えるべきだ。
まず都市と地方の格差が決定的。モスクワやサンクトペテルブルクに富と権力が集中し、スラヴ系がその果実を独占する一方、極東やシベリアは「資源供給地」として扱われ、黄色人種系の住民はインフラ不足と低賃金労働に縛られる。ここに教育格差が重なる。スラヴ系は大学進学やエリートコースに乗りやすいが、地方の少数民族は高等教育にアクセスしにくく、世代を超えて貧困が固定化される。
さらに中央アジアからの移民労働者は、法的に権利が制限され、安い労働力として使い捨てられる。彼らが存在することで低賃金サービスが維持され、純ロシア人にとっては「安く便利な生活」が可能になるため、格差を改善するインセンティブが生まれない。
加えて差別の黙認が構造を補強する。警察による職務質問や不当逮捕は黄色人種系を標的にする傾向が強いが、スラヴ系多数派はそれを「自分たちの安全のため」と受け止め、問題視しない。結果としてロシア社会は「スラヴ優位の階層社会」を温存し続けている。
重要なのは、これは共産主義に固有の問題ではなくロシア固有の伝統的支配様式に根差している点だ。秘密警察、密告社会、そして少数民族や異民族を従属させる統治モデルは帝政ロシアの時代から繰り返されており、ソ連解体後も改善の兆しは乏しい。つまり、黄色人種系に格差があるのは彼らが劣っているからではなく、純ロシア人多数派にとって「優遇する理由が存在しない」ためだ。
省1
455(1): [sageー] 10/02(木)09:53 ID:k8l+p1u4(2/5) AAS
>>446
まず大前提として、ウクライナとロシアはまったく違う歴史と民族構造を持つ。
ウクライナは基本的にスラヴ系の土地で、ロシアに何世紀も支配され「従属の立場」に置かれてきた国。黄色人種の土地を奪って自国の食い扶持にしてきたわけではない。むしろロシアこそ、シベリアや極東の先住民族の土地を軍事力で征服し、資源を吸い上げ続けている。そこが決定的に違う。
次に「移民が多い=住みやすい」というのは幻想に近い。
確かに中央アジア出身者がロシアに出稼ぎに押し寄せるのは事実だが、それは「ロシアが住みやすいから」ではなく、
ロシアの衛星国の経済がなべて壊滅的だから。
言い換えれば「他に選択肢がないから行っている」のであって、彼らが人間らしい待遇を受けているわけではない。実際、ロシアでは中央アジア系移民への警察の暴力や不当逮捕、差別事件は日常茶飯事だ。
省2
486: 10/02(木)10:46 ID:k8l+p1u4(3/5) AAS
>>458
「ロシア=アメリカ、中央アジア=南米に置き換えれば同じ」というのは一見もっともらしく見えるが、実際にはまったく同じではない。確かに中南米から米国へ出稼ぎや移民が押し寄せているのは事実だ。しかしその背景を「アメリカが南米を搾取しているから」と単純化するのは誤りだ。中南米の貧困にはまず国内の要因が大きい。土地や資源を少数のエリートが独占する極端な不平等、腐敗した政治や軍事独裁、教育や医療への投資不足、麻薬カルテルによる治安悪化などだ。アメリカは冷戦期に反共を掲げて独裁政権を支援したり、自由貿易協定で競争を激化させたりした面もあるが、それは「主要因」というより国内の脆弱性に拍車をかけた構図だ。
一方で、アメリカには法の支配や言論の自由があり、移民への差別や不当労働が問題化すれば裁判やメディア報道を通じて是正圧力が働く。移民系の政治家が選挙で議会に進出し権利を広げることも可能だ。つまり「改善の余地」が制度的に担保されている。これが民主主義国の強みだ。
対照的にロシアでは、中央アジア系や黄色人種系の移民は低賃金の使い捨て労働力として扱われ、警察による職務質問や不当逮捕が日常化しても救済手段はほとんどない。むしろ国家自体がスラヴ優位の階層秩序を維持し、差別を温存することで体制を安定させている。ここには改善のインセンティブが存在しない。つまり「移民がいる」という現象は似ていても、社会の統合の仕組みがまったく違う。
さらに歴史的にも差がある。アメリカは多様な移民を受け入れて「アメリカ人」という国民アイデンティティを形成してきた。ロシアは帝国的拡張で他民族を従属させ、その支配を正当化するため差別を制度化してきた。中南米の人々は選挙を通じて左派政権を誕生させ、米国との距離を調整することができたが、ロシアの影響下にある地域(中央アジア、ドンバスなど)では自由選挙もなく、支配を変える手段そのものが奪われている。
結論として「ロシア=アメリカ」とするのは典型的な whataboutism(お前だって論法)にすぎない。アメリカにも問題はあるが制度的に改善可能であり、中南米には自ら軌道修正する余地が残されている。だがロシアの体制は差別を前提とした階層社会を固定化し、国民にはそれを変える自由がほとんどない。両者を同列に語るのは論理のすり替えでしかない。
492(1): [sageー] 10/02(木)10:53 ID:k8l+p1u4(4/5) AAS
>>487
この文章、ぱっと見は難解だけど要は「ロシアは資源を蓄積してきたから経済的に盤石で、欧米(グローバリスト)の植民地化の試みにも耐え、むしろ中国の主張が正しかったと証明された」という主張だね。ただ冷静に見ればプロパガンダと陰謀論が混じったものに過ぎない。
まず「ロシアは国庫が盤石」というのは誇張だ。確かにプーチン政権は外貨準備や金準備を増やし、欧米依存を減らす努力を20年近くやってきたのは事実。しかしウクライナ侵攻後は軍事費が急膨張し、経済成長率は低迷。資源収入がなければ国家予算は維持できない構造のままだ。欧米の金融制裁やハイテク輸出規制で産業基盤は弱体化し、民生技術や航空機部品すら輸入代替できていないのが現状だ。
「20年蓄積して災い転じて福」というのも一面的。確かに短期的には制裁下でも石油・天然ガスを中国やインドに売り逃れて外貨を得たが、長期的には技術や投資の遮断で経済全体の潜在力が削られていく。国際通貨基金やロシア中央銀行ですら成長率の低下を警告している。
「グローバリストに狙われている」という言い方も典型的な陰謀論。制裁はロシアが一方的にウクライナに侵攻した結果であって、外部からの理不尽な攻撃ではない。責任をすり替えて「欧米が悪」という物語に仕立てているだけ。
また「中国の主張は正しかった」というのは、要するに「米欧は覇権的で危険だから中露が対抗するのは正義だ」という立場。だが現実の中国やロシアの統治は、秘密警察や情報統制に依存した権威主義国家そのもの。市民にとって本当に住みやすい社会かといえば疑問しかない。
省2
508(1): [sageー] 10/02(木)11:21 ID:k8l+p1u4(5/5) AAS
最近「ロシア軍の死傷者が1日1000人クラスに達している」という報道や分析が出ているが、これは大げさな宣伝というより、実際の戦場状況、特にポクロフスク戦線の激化を反映していると考えるのが妥当だ。
まずポクロフスク北部突出部は長らくウクライナ側の防御拠点で、ロシア軍が東西南から圧力をかける形で戦線が膠着してきた。しかしここにきてロシア軍は砲兵と航空攻撃を集中し、FAB滑空爆弾の大量投下、市街地への歩兵突入を繰り返している。突出部を削り取り、包囲に近づけようとする作戦だが、その分だけ攻撃部隊の損耗も激しく、1日あたり千人単位で死傷者が発生しているとウクライナ側が報じている。
ロシア軍は「人海戦術+火力優勢」という旧来的な手法を続けており、戦果を上げる代償として自軍の被害を顧みない。このため突出部をめぐる戦闘は、双方にとって典型的な消耗戦となっている。市街戦は特に死傷率が高く、狭い空間で砲撃と肉弾突入が繰り返され、兵士の生命が短期間で摩耗していく構造になっている。
補給や兵站の脆弱性も、こうした損耗をさらに拡大させる要因だ。ポクロフスク戦線は前線までの距離が長く、弾薬・医療物資・車両補修が追いつかない。十分な補給を受けられない部隊は、士気も低下し、負傷者の救命率も下がる。結果的に死傷者数はさらに膨れ上がる。
数字の正確性については慎重さが必要だ。ウクライナ側が発表する「1日1000人超」の損耗は政治的意図も含むため誇張の可能性はある。一方で米国防総省や独立系シンクタンクISWなども、ロシア軍の平均損耗は1日数百~千人規模と推計しており、完全な虚偽ではなく、ポクロフスクのような激戦地では十分起こり得る水準だと考えられている。
省1
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