【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ  (630レス)
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441: [saga] 2023/03/26(日)00:14 ID:1HPqTQ5b0(1/2) AAS
マイクの店の裏庭:オーロラ様のお墓がある所

ズラァァ〜〜〜・・・(お墓の前には沢山のお供え物が置いてある)

スゥゥゥ・・・(布に巻かれた『オーロラの翅』と花束を供えるコーラル)

コーラル、アドニス「・・・・・・・・・」しゃがんで合掌している

メリュジーヌ、アルト、バーゲスト「・・・・・・・」合掌している
省26
442: [saga] 2023/03/26(日)22:39 ID:1HPqTQ5b0(2/2) AAS
ソールズベリーから出発して数時間後・・・妖精國ブリテン:南部平原にて・・・・

パカラッ、パカラッ、パカラッ!ブルルゥゥ―ーン!ビュゥゥーーン!ガシンッ、ガシンッ、ガシンッ!(それぞれの移動手段の音が聞こえる)

―――――――――――――――――――――――――
ジープワゴンの方(アドニスたち)では・・・・

アドニス「――――――」ニコニコ!(笑顔で運転している)

コーラル「ウフフフフ!」ニコニコ!(笑顔で助手席に座っている)
省24
443: [saga] 2023/03/27(月)09:23 ID:/ErlfBAs0(1/3) AAS
ダ・ヴィンチちゃん「アルト、それに藤丸君。妖精國の妖精には2種類があって、『生まれた時から姿が変わらないもの』と『段階ごとに姿が変わるもの』があるとは聞いている。」

ダ・ヴィンチちゃん「アルトリアとバーゲストは『段階ごとに姿が変わるもの』であり、メリュジーヌやハベトロット、コーラルとかは『生まれた時から姿が変わらないもの』と、このように妖精の種類はそれぞれあるのだが・・」

ダ・ヴィンチちゃん「それでも、能力値が大きく成長する、という妖精はあまり例がない。“目的を失う”“輝きを失う”といった事による、魔力量の退化はあるけどね。」

ダ・ヴィンチちゃん「特にアルトたちに至っては私たちが知っている妖精の知識から見て、とてもじゃないほどに前例というものが存在しないと言ってもいい。」

ダ・ヴィンチちゃん「バーゲストやメリュジーヌ、ヴァージェ、ノクナレアのような妖精妻に至っては、夫と結婚した際、婚約指輪のように装着した『純恋愛の宝石』の力と祝福によって、」
省30
444: [saga] 2023/03/27(月)22:15 ID:/ErlfBAs0(2/3) AAS
アルトたちとアルトリアたちがウッドワス軍の哨戒部隊と戦っているその頃・・・・

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ソールズベリー:トネリコ大聖堂 堂内にて・・・

ガヤガヤガヤガヤ・・・・・(多くの妖精たちと人間たちが集まっている)

オーロラ派の指導者「我らの憎き蒼毒のブルーナは失墜し、ソールズベリーは『予言の子』と『境界なき勇士団』によって奴の支配から解放された!」

オーロラ派の指導者「ソールズベリーの鐘は鳴り、今度の戦争による戦火はより激しい勢いで増していくと思われる。しかし我らは恐れずに立ち上がる!」
省27
445: [saga] 2023/03/27(月)23:47 ID:/ErlfBAs0(3/3) AAS
第41節:決戦準備(T)〜武器作りと特訓と王の器〜
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円卓軍の拠点:廃都 ロンディニウム

助けられた難民たち「――――――――」コクッ、タッタッタッタッ・・・(お礼を言ってロンディニウムへ入城していく)

アルトたち、アルトリアたち「―――――――――」タッタッタッタッタッ・・・(ロンディニウムへ入城していく)

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ロンディニウム:大広間

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ!(前以上に多くの妖精たちと人間たちが賑わっている)
省23
446: [saga] 2023/03/28(火)23:56 ID:4Uya0jfi0(1) AAS
ボガード「私とウッドワスとはかつて、氏族長を決める戦いを繰り広げており、戦いに勝ったウッドワスは牙の氏族長として君臨したというのは知っているよな?」

ボガード「ウッドワスはこの妖精國にいる牙の氏族の中で唯一、“亜鈴返り”という亜鈴と同等の力を持ち、その力はバーゲストたちの力と同等か、それらを凌駕する力を持っている。」

アルトリア「えっ、それってほんと!?・・・まぁそうだよね・・・だってウッドワスって、1000年前に起きた『モース戦役』でモースの“王”を倒したという伝説があったような・・なかったような・・・?」

アルトリア「そういう話はよくティンタジェルでよく聞いていたのだけど・・今の世代でウッドワスがその強い力を振るったって話を聞いたことがないのだけど・・・」

【それってヤバくない・・?】
【ウッドワスって、そんなに強いの?】←
省23
447: [saga] 2023/03/30(木)09:18 ID:FYRdLaW+0(1/4) AAS
ロンディニウム:武器工房所

カン、カン、カン、カン!ガシャン、ガシャン、ガシャン、ガシャン!(鍛治師たちがあらゆる武器を作っている)

タッタッタッタッタッ・・・・・(そこにアルトたちがやって来る)

ロブ「アルトの大旦那。ここがロンディニウムで沢山の鉄の武器を作っているという大工房さ。以前よりとても手入れが良く使いやすくなっているからな。」

ロブ「ここの管理をしているのはユーミルの姉さんだ。ユーミルの姉さん、ここの炉と作業所の広さを見て、なんか一目惚れしたかのように気に入っちゃってなぁ・・・」
省24
448: [saga] 2023/03/30(木)14:12 ID:FYRdLaW+0(2/4) AAS
ピィ〜パパパッ!(イズとスズカの2人がその『火縄銃』と呼ぶ『コレ』をサーチしていく)

イズ「――やはり『コレ』は間違いなく、戦国時代に使われていたとされる鉄砲――『火縄銃』であるのは間違いないです。」

イズ「私と飛電様の世界での歴史アーカイブでも、これらは15世紀のヨーロッパ・ドイツなどで製造と発展し、16世紀半の日本の戦国時代、鹿児島の種子島にて輸入され、」

イズ「その種子島現地で国産化され、瞬く間に多くの戦国武将の元で鉄砲隊を組織するほどの名を馳せたと記録に残っています。」

イズ「この火縄銃の性質は確かに日本国産のモノで作られたシロモノですが、これはごく最近に出来上がったモノであり、製造場所の特定からして・・」
省25
449: [saga] 2023/03/30(木)20:27 ID:FYRdLaW+0(3/4) AAS
アルトたちが武器工房で話している同じ頃、ロンディニウム:作戦室では・・・・

パーシヴァル「では、ここからは“現在”の話を。ノリッジからの志願兵と共にシェフィールドの難民と志願兵との入れ替えでこちらの戦力は増えました。」

パーシヴァル「ですがこれら全ての志願兵をすぐには投入することができません。兵士としての練度もありますが、例え、ボガードの指導による突貫訓練を持ってしても・・・」

ダ・ヴィンチちゃん「部隊間の連携、連絡を機能させるには時間が掛かる。確かにそれは良くない事だ。ましては100人以上の部隊なら、実技演習なしで動かすのは無謀だからね。」

ダ・ヴィンチちゃん「じゃあウッドワス軍の本隊への奇襲はなし?私が思うに、防衛戦をしながら練度を上げると思うのだが・・・」
省24
450: [saga] 2023/03/30(木)22:16 ID:FYRdLaW+0(4/4) AAS
アルトリア「では・・・・・決戦は明日の夜、と言う事ですか?」

パーシヴァル「はい。ですので今日は決戦前夜となり、夜明けに私たち強襲部隊はロンディニウムを発つ予定です。」

パーシヴァル「アルトさんとアルトリアさんたちにはロンディニウムに残り、万が一に備えて城壁の守りについていただきたいのですが・・・」

【もちろん】
【そっちにいく、というのは?】←

パーシヴァル「申し出は嬉しいのですが・・・川を上流に向けて進軍しますので・・・・慣れていない皆さんだと、辿り着く前に疲労困憊になっているかと・・・」
省30
451: [saga] 2023/03/31(金)09:25 ID:rFRfvB4P0(1/2) AAS
ロンディニウム:“ソレ(火薬)”を作っている敷地

パタパタパタ〜、ドロドロドロォォ〜〜〜・・・(布マスクをした妖精と人間たちが作業している)

モワモワァァァ〜〜〜〜・・・・・(ある匂いが漂ってくる)

“ソレ”を作っている妖精たち「気をつけろ。気をつけろ。取り扱いには気をつけろ。匂いはするけど気にするな。落ち着いてやれば問題ない。」

“ソレ”を作っている妖精たち「衝撃を与えるな。火を持ってくるのも、つけるのもダメなんだ。ソレをやったらお終いだ。ソレをやったら死んじゃうよ。」
省26
452: [saga] 2023/03/31(金)11:29 ID:rFRfvB4P0(2/2) AAS
ガサッ、ガサッ、ガサッ、ガサッ・・・・(布マスクの土の氏族の妖精が台車の土らしきモノを桶の中に入れていく)

アルトリア「ちょっとその泥、私に障らせて貰えませんでしょうか?」

布マスクの土の氏族「あっ、あぁ良いけど・・?」

アルトリア「はい、では・・・・・」シュッ、スルゥゥゥ〜〜・・・(手袋を取り、土らしきモノに手を出す)

グチュッ、ドロォォ〜〜・・・(土らしきモノがアルトリアの手に触れていく)
省25
453: [saga] 2023/04/01(土)22:21 ID:5DFokiN70(1) AAS
ダ・ヴィンチちゃん「ハハハハハ・・・。しかしよくここまで人間たちの排泄物を良く集めたわね?回収先はノリッジかそこのロンディニウムの便所からかい?」

ダ・ヴィンチちゃん「それにここまで人間たちからの排泄物が集まっている場所だというのに、ここからだとあまり臭い匂いがしないというのはどうしてなのかな?」

ぺぺロン伯爵「ここいらの壁に私が作った“外から出る臭い匂いを消臭する魔術礼装”を貼ってあって、礼装が壊されない限り、匂いはしないわよ?」

ぺぺロン伯爵「それにこの場所の喚起も出来るようにしてあるし、休憩を挟めば、衛星面的にも問題ないからね?」

【そ、そうなんだ・・・・】
【って、言いたいのはそっちじゃなくて・・・】←
省26
454: [saga] 2023/04/02(日)00:11 ID:Wh17TAON0(1/2) AAS
タッタッタッタッ・・・(“ソレ(火薬)”の完成品が入っている竹筒の入れ物を持ってくるぺぺロン伯爵)

【それは何?】

ぺぺロン伯爵「フフフッ、さてなんでしょうね?ヒントをあげるとすれば、この箱の中には先ほどの糞尿から取れた硝石に色んな物を混ぜ合わせて、それを粉状に乾かして作った物が入っているのよ。」

ぺぺロン伯爵「その粉状の物は主に衝撃や火などを与えると燃えて、粉の量が多い場合はその威力は凄い爆発があるのよ?こんな風にね・・・。」ニヤッ・・・(怪しい笑みを見せる)

キュッ、サラサラァァ〜〜・・・(入れ物から黒い粉を下に山盛りに小さく盛る)
省22
455: [saga] 2023/04/02(日)23:50 ID:Wh17TAON0(2/2) AAS
アルト「そうだ。火薬とは俺たちのような人間の・・・この妖精國に至っては汎人類史などで発明される、火をつけるとあんな風に爆発する黒い粉。」

アルト「城壁などにある大砲やそれから発射する弾にも火薬が使われており、その火薬による爆発は凄まじく、大砲の他にも爆弾などに使われるケースがあるからな。」

ハベトロット「大砲に爆弾・・・あぁ〜あれだね!シェフィールドにいた時も、お城の城壁に沢山あって、あれを使って2代目妖精騎士トリスタンを撃ち落とそうとした奴ね!(当たらなかったけど・・)」

アルトリア「!。あっ、ソレね・・・わかった。つまりキャメロットみたいなお城によくある大砲の弾の中身が、その火薬っていうモノだったのですね?だいたい見当がつきました・・」

アルトリア「アハハハ・・・やだなぁ〜、てっきりわたしの爆発系マーリン魔術がアルトさんの手で妖精たち皆にも使えるようになってしまったとばかり・・・」カァァ〜〜・・(顔を赤くする)
省26
456: [saga] 2023/04/03(月)10:31 ID:9wn54iHV0(1) AAS
ぺぺロン伯爵「ウフフフッ、オマケよ。アルト君が私に火薬の原料の調達の依頼を聞いて、なんか物足りないと感じちゃってね?私が火縄銃の製作をユーミルちゃんに頼んだのよ。」

ぺぺロン伯爵「妖精たちへの戒めも聞いている。一度“そういうもの”として流行りだすと、それ以外のものは求めなくなる・・・それについてはある程度の配慮はしてあるわ。」

ぺぺロン伯爵「火縄銃はあくまで弓矢やクロスボウの一種であり、強力ではあるも時間が掛かるから、長期戦の戦闘にはちょっと不向きだから、銃よりも弓矢の方が作りやすい・・」

ぺぺロン伯爵「でもいずれにしても弓矢と同じ必要なモノだから、とにかく火薬と一緒に作って欲しい・・・。そう鍛冶職の妖精たちに言い聞かせてあるわ。」

ダ・ヴィンチちゃん「なるほど・・・つまりは『文化の模倣』が起こらないようにバランス良く弓矢と銃を作れって、妖精たちに言い聞かせたんだね。それについては良い判断だ。」
省27
457: [saga] 2023/04/04(火)21:49 ID:VB4Btr2q0(1/2) AAS
アルト「(とはいえ・・鉄砲というオマケ付きだが、鉄砲と火薬を得たことで、武器の方でこちら側の戦力は大幅に強化された。)」

アルト「(まさかペペロンチーノが先に俺が火薬作りを試そうとしたのに気づき、俺より先に妖精たちを使って火薬を作らせるなんて、思っても見なかったなぁ・・)」

アルト「(しかも作る予定も無かった銃火器を作ってくれるなんて、後に来る支払いとかが気になるが、まぁどうにかなるだろう・・。)」

アルト「・・・・・・・・・」考え事をしている

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アルトが最近思う事
省27
458: [saga] 2023/04/04(火)23:51 ID:VB4Btr2q0(2/2) AAS
回想シーン:■年前・・・・現実世界 ■■ ■■■■■■の家

シュルッ、シュルッ、シュルッ・・・・(ソファで漫画の本(『DRIFTERS(ドリフターズ)』)を読んでいる■■■■■■)

タッタッタッタッ、コトンッ。(ホットミルクをテーブルに置く三澤亮太(アルト・オルラント))

■■■■■■「ねぇ・・・昔の日本人って凄いよねぇ〜。なんたって海外から輸入した火縄銃をすぐに量産して、当時の戦国時代の武士たちに広めていったからね。」

■■■■■■「火薬もそう・・・日本は火山が多い島だから硫黄には困らないし、硝酸だって硝石丘を作れば、2年で作れるわけだし。」
省30
459: [saga] 2023/04/05(水)23:52 ID:Uowb8yfA0(1) AAS
ぺぺロン伯爵「さて・・・アルト君が頼んだ火薬の話は一通り話したわ。けれど日の光の方はまだまだいける感じね?」

ぺぺロン伯爵「女王軍から2倍の兵力の援軍のことは聞いているわ。それにアドニス君とセツノちゃんの『覚醒』による新たな力とその反動の事もね?」

ぺぺロン伯爵「『覚醒』した力による反動・・・彼らアルトの子供たち曰く『救國の七つ星』の7人にとっての弱点になるのだと、アルト君はそう思っていると思うけど・・・・」

ぺぺロン伯爵「武蔵ちゃん、カイニス、トリスタン、介人くん、ゾックス、響ちゃん、大樹さん、調ちゃん、飛電或人くん。ちょっと日暮れまであなたたちの力を貸してくれないかしら?」

ぺぺロン伯爵「いま志願兵たちに突貫で鉄砲の訓練をしている事と同じ突貫ではあるけど、私からの提案があるのよ。良いかしら?」
省24
460: [saga] 2023/04/06(木)23:45 ID:xQtyjtyy0(1) AAS
それから数分後・・・・ロンディニウム:外壁周辺にて・・・・

ぺぺロン伯爵「良い?あなたたちは他の妖精たちとは違って、あなたたちは自身の身体の成長と鍛え方によって、あなたたちの持つ力は強くなっていく・・・」

ぺぺロン伯爵「セツノちゃんやアドニスくんもそう、2人が『覚醒』によって身に付けたその力、確かにとても強力で頼もしいのだけど、その力の反動によるデメリットは大きいわ・・・」

ぺぺロン伯爵「だけど、だからってそのデメリットを仕方が無いという事で放置するのはとても良くないわ。私はね、そのデメリットが大きい事の理由があるとすれば・・・」

ぺぺロン伯爵「『覚醒』した力に慣れていない・・・『覚醒』した力にあなたたちの力量が追いついていないと私は思うの・・・だから・・・」
省22
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