ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」 (732レス)
ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/
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457: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2020/09/18(金) 00:47:46.89 ID:TbYUjd0+0 見て下さってありがとうございます…引き続き頑張りたいと思います http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/457
458: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2020/09/18(金) 02:08:33.86 ID:TbYUjd0+0 …地下室… 017「まぁ…歴史を感じる素敵なお部屋ですわね」 ストーンウッド「お褒めにあずかり恐縮だ……どうぞお掛けになって頂こう」 …後ろからピストルを突きつけられ、左右を召し使いに挟まれて地下室へと連れてこられた017……湿っぽく土臭い地下室はワインセラーや食料庫だったものらしく、入口にはかんぬきがかけられるようになっている厚い木の扉があり、室内の左右にはアルコーヴ(窪み状の小部屋)が並んでいる…中のいくつかには壊れた木箱や粗末なジュート麻の袋が積み上げられていて、壁にはいくつかランタンが掛けられている……室内の中央には古いテーブルと椅子が一脚あり、椅子に座らせられると腕を後ろ手に組まされて荒縄で縛られた… ストーンウッド「ふむ…申し訳ないが、まずは身体をあらためさせてもらう……とはいえ、紳士としてレディのドレスを脱がせるような真似はしたくないのでね」…そう言ってお仕着せを着たメイドを呼びつけると、ドレスの上からあちこち叩いて身体検査をさせた…… 017「どうか優しくして下さいまし…ね?」胸元をあらためるメイドににっこりと微笑んでみせると、メイドは少し顔を紅くした……しばらくすると台がわりのテーブル上には日傘、ピストル、化粧品の小箱、葉巻入れ…と、017の持ち物があらかた並べられた…… ストーンウッド「ふむ…きれいなピストルだ。ウェブリー・スコットの.297口径……レディにはちょうど良い大きさだ」そう言いながらシリンダーを開き、弾を抜いた…… ストーンウッド「さて、レディ・バーラム……早速だが書類を返して頂こうか」 017「…何の書類ですの?」 ストーンウッド「とぼけないでもらおう…昨晩、皆が踊っている間に君が盗み取った書類だ」 017「さぁ、存じ上げませんわ……もし手にしていたら良かったのですけれど、あいにくと落札したのはわたくしではありませんでしたわ」 ストーンウッド「ああ、確かに落札したのは君ではない…そして同時に、あの時間帯に踊ってもおらず、召し使いたちも姿を見ていなかったのは君くらいなものなのだ、レディ・バーラム……それとも「ヒバリ」だの「カササギ」だのと言った活動名でお呼びするべきかな?」 017「さぁ、どうかしら。それよりもサー・パーシバル……あなたこそ、自分が何をしているのかお分かりなのかしら?」 ストーンウッド「と、いうと?」 017「いまお話ししますわ……このアルビオンが東西に分裂した今でも世界の覇権を握り、多くの植民地を抱えて日の沈まぬ国…いわば「よるのないくに」でいられるのは、ひとえにケイバーライト技術を独占しているからだというのはご存じですわね?」 ストーンウッド「いかにも」 017「…それを他国が手に入れたら、微妙なバランスで成り立っているこのかりそめの「パックス・アルビオニカ」(アルビオンの平和)は崩れ、最悪の場合はこの国そのものが列強に切り分けられ、飲み込まれる事になる……そうなったら、あの革命騒ぎが子供のお遊びに思えるほどの混乱を招くことになるでしょう」 ストーンウッド「もちろん、そのくらいは分かっているとも」 017「そう、その上でサンプルを売りさばくおつもりでいらっしゃるのね? 相手は誰なのかしら、フランス? それともロシア帝国? ……サー・パーシバル、それでいくら手に入れるのかは存じませんけれど、取引をしたら最後、あなたはそのお金を使う前に死ぬことになりますわ」 ストーンウッド「そうかね?」 017「ええ。もちろん欧米列強の誰もが喉から手が出るほどケイバーライト技術を欲しがってはいる……けれども同時に、第一級の国家機密を売り渡すような節操のない人間を生かしておくのはその国にとっても危険すぎる」 ストーンウッド「ふむ」 017「…さらにあなたが二股をかけて、ケイバーライト技術を他国にも売りつける危険は拭いきれない…つまりサンプルを引き渡して用済みになった瞬間から、あなたは食べ終えたリンゴの芯ほどの価値もなくなり、永遠に生命を狙われることになりますわ……そしてどんな国でも…たとえいくら金を積んだとしても…あなたのような人間を受け入れてくれはしない」 ストーンウッド「…知っているよ」 017「ではどのようなお考えでこんなことをなさるのかしら……根っからの共和派でいらっしゃるの?」 ストーンウッド「…聞きたいかね?」 017「ええ、せっかくですもの…他にすることもありませんし」 ストーンウッド「承知した、では少し昔話に付き合っていただこう……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/458
459: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2020/09/18(金) 02:31:33.59 ID:TbYUjd0+0 ストーンウッド「…私の父が東インド会社の者だったことは知っているね?」 017「一応は」 ストーンウッド「結構……かつて東インド会社はインドを手に入れて植民地化しようと惜しみない努力を行った。ベンガルの太守を相手に戦い「ブラック・ホール事件」のような悲劇を乗り越えて、苦難の末にプラッシーの戦いでこれを破った。その後は競合するフランスやオランダからカルカッタやデリー、ボンベイ、マドラスを勝ち取り、守り抜いた…それが東インド会社の、ひいては王国の利益になると思ってだ……そして実際、インドは王国にとって無くてはならない力の源泉として大きく花開いた」 (※ブラック・ホール事件…1756年。フランスに後押しされて蜂起したベンガルの太守に包囲され降伏したウィリアム要塞の兵士百数十人が、小さな地下牢に閉じ込められ多くが窒息死した事件) 017「ええ」 ストーンウッド「ところがどうだ。あの「セポイの反乱」を鎮圧したとき、王国は何をしてくれた……東インド会社のインド統治は無理があると言って、これを取り上げたのだ!」 (※セポイの乱…「インド大反乱」や「シパーヒーの乱」とも。横暴な植民地運営に対するインド人全体の反発や現地人傭兵(セポイ)の中にくすぶっていた待遇への不満が「セポイに配備される新式エンフィールド銃の(中の火薬を注ぎ込むためには口で噛み切ったり手で切ったりしないといけない)薬包に(ヒンドゥー教徒の神聖視する)牛と(イスラム教徒が不浄とする)豚の脂が塗られている」という噂から爆発し、インド全土に広がったもの。最終的に反乱は鎮圧されたが、これにより東インド会社での統治は無理があると、王国が直接統治に乗り出し、東インド会社は解散することになった) ストーンウッド「……幸いにして私の家はさしたる被害もなく、当時幼かった私も何不自由ない暮らしができた。とはいえ最早インドにこれ以上のうまみはない…父の亡き後、私は独立した貿易会社を設立して、それなりに功成り名を遂げて本国へと戻った……そして何を見たと思う?」 017「なんですの?」 ストーンウッド「何も出来はしないくせに「貴族の子弟である」というだけで高い地位を手に入れる連中がいる一方、植民地生まれでオックスフォードやケンブリッジを卒業していないと言うだけで見下され、ことあるごとに鼻であしらわれるインド帰りの姿だよ……机に向かって数字をいじくり回す、あの生っ白い連中が王国のためにどれだけのことを成したというのだ? 王国の繁栄は我々が無ければあり得なかったのだぞ!」 017「…」 ストーンウッド「君は私のことを裏切り者の売国奴だというかもしれない…だが、本当の「裏切り者」はどちらだと思う?」 017「…」 ストーンウッド「……少ししゃべりすぎた。だが、どのみち君はここで死ぬことになる…これ以上誰かに話される心配はないわけだ……だがその前に、書類を返してもらわんことにはな…しばし待っていたまえ」 ……… … ストーンウッド「お待たせしてしまったな」 エリス「……ジェーン様」 017「エリス…」 ストーンウッド「私とて無関係な人間に危害を加えたくはない……が、君が書類を返さないというのならやむを得まい」017の正面にあるアルコーヴに椅子を据えると、エリスを座らせた… 017「…エリスをどうするおつもりですの、サー・パーシバル?」 ストーンウッド「そうだな…インドでは盗人の手は切り落とすことになっていた。君が書類のありかを吐かないと言うのなら、代わりにレディ・カータレットの手首を切り落とすことにする」 017「あら、でもわたくしが「エリスの手首などどうでも構わない」と言ったらどうなさるおつもり?」 ストーンウッド「そうなったらそうなったで別の方法を考えることにしよう…」 エリス「ジェーン様……貴女が何を強要されているかは存じません。でも、わたくしは貴女を信じております…決して言うがままになる必要などありませんわ」そう言って気丈にも微笑みを浮かべてみせるエリス… ストーンウッド「いやはや、なんとも麗しき友情だな…しかし果たしてどの程度それが続くか……」召し使いからカットラスのように湾曲したインド風のナイフを借りると、高々と振り上げた…… 017「……日傘の柄を右にひねって手前に引き、動かなくなったところで左に回すと隠し場所がありますわ」 ストーンウッド「ふむ、理解があるようで助かる……なるほど、この日傘にはこんな面白いからくりが仕込まれていたのか…白い鳩やバラの花は出ないのかね?」 017「あいにくと仕込み忘れてしまいましたの」 ストーンウッド「ふふ、それは残念だ……では、書類の方はありがたく返してもらおう」大きな封筒に書類をしまうと、見せつけるようにして上着の内ポケットにしまい込み、ぽんぽんと上から軽く叩いた…… エリス「ジェーン様……その書類はとても大事な物だったのでしょう?」 017「ええ、でも貴女ほどではないわ…♪」不安そうなエリスを元気づけようと、精一杯の笑みを浮かべてみせた… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/459
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