[過去ログ] 絹旗「上条!暗部で超独立しましょう!」 (1002レス)
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1 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:04:13.95 ID:kFfqPftx0(1/57)
上条「卵が…1パック25円…だと…⁉︎」
家に届いたチラシを見た途端、上条当麻は走っていた。誰よりも何よりも速く。ウ○インボルトよりも速く。
上条「個数制限無し!時間の問題もギリギリ無し‼︎10分あれば、裏道通れば間に合う‼︎」
稀に見る幸運の匂いにつられた上条に、そうやすやすと幸せの女神は降りる筈が無い。何故なら、
スキルアウトA「アァン!?犯っちまうぞガキがァ!!!」
「超きもいです近寄らないでください!!」
スキルアウトB「ハァハァ…キミかわいいねぇ…ハァハァ…」
「ひいぃ!?それ以上近付いてみなさい!超ぶっ殺しますよ!!?」
上条「」
───────彼はこの世の誰よりも不幸だからである。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394341453
2 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:07:51.47 ID:0wP/dMlko(1/5)
最初からやり直すのか?
url貼って続きからでもいいのよ
3 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:08:03.02 ID:kFfqPftx0(2/57)
嗚呼、忌々しきかな右腕。
神様の加護や幸せなるものを自動で拒絶するのだ、と居候シスターに上条は教えられた。
…まぁイギリスに強制送還したのだが。
理由は簡単である。短期間でのエンゲル系数急上昇が原因だ。
上条は、ロリコン錬金術師の件が片付いた直後、赤毛神父と痴女風聖女に縛り上げた腹ペコ怪獣を引き渡したのだ。
上条「…」
携帯をチラ見する上条。
タイムサービス開始まで8分を切ったのがわかった。
上条「すまないタンパク質…!俺は、俺はぁぁぁぁぁぁっ!!」
スキルアウトA「…アァン?」
上条「えーっと、俺の連れなんで離してもらっていいですかねー…?」
スキルアウトB「…お前この前のツンツン野郎!!」
スキルアウトA「なんだ知り合いか?」
スキルアウトB「このウニ野郎、いつも同じ手口で俺達スキルアウトから女逃がしてますぜ。」
上条「」
4 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:09:34.34 ID:ToGqHju+0(1)
どうでもいいけど先にVIPに建ててるからまとめに転載はされないよ
5 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:09:49.22 ID:kFfqPftx0(3/57)
>>2
頑張って貼り終わってから
6年間の分を次スレで書いてみます
6 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:11:29.78 ID:kFfqPftx0(4/57)
上条「不幸だァー…」
スキルアウトB「きっちりとケジメつけさせてもらうぜウニ野郎。俺は発かn能力LEVEL3だ!」
上条「え?発火?」
スキルアウトB「…いや、…その、…発汗…」
そういうとスキルアウトBは大量の油汗をかきだした。
上条「…なんかごめん」
スキルアウトB「…気にすんな…うん…。俺帰るわ…なんか…」
上条「…これ、タオル使えよ。」
スキルアウトB「…ありがとよ」
7 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:12:35.13 ID:0wP/dMlko(2/5)
>>5
おk
見てるから頑張れ
8 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:14:40.23 ID:kFfqPftx0(5/57)
スキルアウトBと上条の間に奇妙な絆が生まれた。
「超なんなんですかこの状況」
スキルアウトA「」
上条「…の、残りはお前だけだぞ!その子を離せ!!」
スキルアウトA「お、おおお!?離すわけねぇだろ!!俺は正真正銘の発火能力だぞ!」
スキルアウトAの掌にハンドボールサイズの火球が出現した。LEVEL2…といったところだろうか。
上条「ほう」
火球を投球するスキルアウトA。しかし上条が右手ではらった途端にその空間から消失した。
「!?」
スキルアウトA「打ち消しただと!?まさか都市伝説は本当d」
上条「そげぶ!!」
スキルアウトAの言葉は顔面にめり込んだ上条の拳によって途切れた。
上条「ふぅ、死ぬかと思った。」
「超窒素パンチ!!」
上条「はい?」
暗い裏道に鈍い音が鳴り響いた。
9 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:17:22.50 ID:kFfqPftx0(6/57)
上条「……あれ?」
「やっと目を覚ましやがりましたか」
目を覚ます上条の眼前に、可愛らしい顔立ちをしたショートボブの少女の顔があった。
上条「な、なんでこんな事に…君はどなた様??」
絹旗「絹旗最愛といいます。足が痺れてきたので超早く起きてください。」
上条「のぉっ!?ななな何故膝枕!?」
絹旗「超気にしないでください」
10 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:19:17.14 ID:kFfqPftx0(7/57)
上条「気にするよねぇ!?確かスキルアウトを追い払った後に……、あ。」
絹旗「ち、超すみませんでした。あなたが能力を打ち消した様に見えたのでつい試したくなってしまいまして…」
ばつが悪そうに目を逸らしつつ指を弄る絹旗。
上条「あ、あぁー。キミも能力者なのね。…俺の右手には幻想殺しって能力が宿っててだな、どんな能力も魔術も神様の加護よ打ち消しちまうんだ」
グー、パーと掌を広げて右手の感覚を確かめなが説明する上条。
絹旗「ほえぇ…超すごい能力じゃないですか。無敵ですよ無敵!」
その時、ふと絹旗の本能が【上条をアイテムに誘えば…】などと考えた。
絹旗「おっと…一般人を巻き込もうなんてどうかしてますね私。」
上条「?…まぁ能力者相手じゃなければ効果なしだし、日常生活には何ももたらさないからな。LEVEL0認定で奨学金も雀の涙で…うぁ、泣けてきた。」
絹旗「ちょちょ、大丈夫ですか?!」
上条「ありがとう…その優しさだけでも、いつも不幸な上条さんは救われますよ…」
絹旗「何か悟ったような雰囲気ですね…と、とりあえず助けてくださったお礼がしたいのですが。」
絹旗は助けられる必要なんてなかった、というのはLEVELと戦闘経験のみに視点を当てた場合である。
まだ中学生程のうら若き乙女は、どうしても性的変質者には抗体が無い。
絹旗はあのまま襲われていたら、と考えるだけでぞっとした。
11 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:20:12.25 ID:uCidjN/jo(1)
これって転載にないの?
こういうのありなの?
12 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:23:36.40 ID:kFfqPftx0(8/57)
上条「いいよいいよ、いつもの事だ。」
絹旗「…いつもああやって、誰かが困っていたら助けに入るんですか?超危ないのに?」
上条「誰かが困ってたら助ける、当然の事だろ??」
絹旗「…!」
眩しい。
学園都市の闇に生きている絹旗には、上条が太陽よりも眩しい存在に感じた。
それでいて、上条当麻という人間に溢れださんばかりの興味が湧いてきた。
絹旗「…で、では。後日にでもお礼がしたいので、れれ連絡先をおしおし、教えていただけままませんかかか?」
絹旗は困惑した。
私は何を緊張しているのでしょう、何でこんなに超恥ずかしいのでしょうか。
何故こんなに顔が熱いのでしょうか。
上条「上条さんの携帯に…ついに女の子の連絡先が…っ!!おぉぉぉ…心なしか神々しく感じる…!」
携帯を天高く掲げる上条。むしろ今までなかったのが不思議である。
絹旗「ふふっ、超なんですかそれ。あははっ。」
上条「か、上条さんだってそういうのは気になるお年頃なんです!」
13 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:24:28.48 ID:kFfqPftx0(9/57)
絹旗「ほほう?」
絹旗の脳裏をよぎったアイデアはお礼にもなれば、上条当麻という人間のことを更に知ることもできそうな、グッドなものだった。
上条「じゃ、俺はこれで……あ。タイムセール…不幸だ…」
絹旗「超待ってください!上条…えーっと…」
上条「当麻、上条当麻。改めてよろしく。それじゃ。」
絹旗「あ、はいよろしくお願いします…じゃなくて!……上条当麻さん!」
上条「は、はい!?」
絹旗「────私とデートしてみませんか?」
上条「はい!!……はい?」
清々しいくらいの笑顔の絹旗と、目が点になった上条の姿がそこにはあった。
14 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:25:23.26 ID:kFfqPftx0(10/57)
翌々日、金曜日の放課後。
青ピ「カミやーんゲーセン行こうや→」
土御門「今日は負けないにゃ→」
上条「あー…すまん。今日はちょっと用事があってだな。」
青ピ「付き合い悪いでカミやーん…」
上条「悪い、また今度誘っ」
「上条ぉおぉぉぉーー!!当ォォォ麻さァァァァン!!!!」
上条「」
土御門「な、なんだにゃー!?」
土御門、青ピ、青ざめた上条の3バカが窓の外に顔を出すと、やはりそこにはショートボブの少女が校門前で腕を組んで立っていた。
15 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:27:45.35 ID:kFfqPftx0(11/57)
土御門「女の子…だにゃー…」
青ピ「なんやと!?」
上条「はははー上条当麻って誰だろうなー」
棒読みで後ずさりする上条。このままやり過ごして校門へ行…
絹旗「お!上条ー!早くしてくださいよー!!」
…けなかった。
上条「きっ、絹旗ぁ…!」
震えた声で唖然とする上条。
しかしその声を土御門と青髪ピアスは聞き漏らさなかった。
土御門「カミやん。」
青ピ「ちょっと屋上いこか」
上条「」
しかしそれだけではない。土御門や青髪ピアス、その他男子クラスメート全員が詰め寄って来ているのだ。
上条「ふ、不幸だ…」
土御門「捕まえるにゃー!断固としてカミやんをあのちっちゃい子の所に行かせるのを阻止だにゃー!!」
「「「うぉおおぉぉぉぉ!!!!」」」
男子の心が、大覇星祭を迎えるよりも早く、一つになった瞬間であった。
16 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:29:41.09 ID:kFfqPftx0(12/57)
上条「…」
絹旗「超遅すぎですよ上条!……上条ですよね?」
上条「よぉ絹旗。なんでこんなところにいるんだ?」
校舎から出てきたのは、痣やらコブを拵えた上条当麻その人だった。
絹旗「今日デートする約束をしたじゃないですか!レディ自ら迎えにきてあげたんです。あと、顔が超ぐちゃぐちゃになってますけど大丈夫ですか?」
上条「多分大丈夫だ。というか早く離れないとまた奴等が来」
土御門「カーミー…」
青ピ「やんゴラァァァ!!」
上条「ゴッ!?」
上条は始めにツインラリアットを両サイドから受け、どこから現れたのかクラスメート達に再びリンチに会うのだった。
青ピ「デートってどぉいうことやカミやんドラァァアアァァ!!!」
土御門「…はっ、待つんだにゃーおまえら!!」
17 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:32:41.78 ID:kFfqPftx0(13/57)
土御門の号令で進行形の地獄絵図がピタリと止まった。
やはりこの男ただならない。
土御門「よーく考えると…これはチャンスだぜぃ…。」
青ピ「ど、どういうこっちゃ?」
土御門「もしカミやんの彼女ならば尚良しだにゃー…そこのショートボブの女の子!」
絹旗「は、はい!超私ですか?」
上条を助け起こそうとしている絹旗を見て、土御門のサングラスは輝きを増した。
土御門「…カミやんの彼女ちゃんかにゃー?」
絹旗「は、はいィ!?違いますよォ!!?」
上条「ん…ォガッ…!?…ぐはっ」
あたふたして振り回す拳が上条の溝に潜り込み、意識を取り戻しかけていた上条は再び目の前が真っ暗になった。
土御門「成る程…」
青ピ「つっちー!早よどういうことか説明してやー!殺意が湧いてきて止まらへん!!」
土御門「よし、よーく聞けにゃー?」
18 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:33:21.25 ID:kFfqPftx0(14/57)
土御門「あの様子を見るからに、”まだ”付き合ってはいない…だがしかし!!」
青ピ「しかし…なんや?」
土御門「あの子とこのままくっつけてしまえば…カミやんのフラグ建てられ被害者も減るんだにゃーー!!」
青ピ「な、なんやてーー!!?」
土御門「そうと決まれば…我々邪魔者はた退散だぜぃ。」
青ピ「くっ、何か腑に落ちへんけど…今日のところはこのくらいにしといたるわカミやん!!」
土御門を1人残し、青ピとその他男子クラスメートはぞろぞろと校門前を立ち去った。
土御門「…カミやんは気絶してるのか。」
おちゃらけた表情が、突然シリアスな雰囲気に変わった土御門。そしてその変貌ぶりに背筋に寒気が走る絹旗。
絹旗の本能が、危険なアラームを鳴らしている。
絹旗「え、あハイ。では私達はこれで…」
土御門「カミやんにもしもの事があれば、俺はお前を全力で叩き潰すぞ。絹旗最愛…いや、アイテム構成員幹部。」
絹旗「ッ!?」
19 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:34:15.27 ID:kFfqPftx0(15/57)
絹旗「な、何故その事を…ッ!」
土御門が周りの生徒には聞こえない声量で口にした一言。
──────アイテム構成員幹部。
学園都市の”裏”。
光と希望に溢れた表の世界と対立した、殺人違法取引なんでもござれに荒れ果てた闇の部分。
その世界で暗躍する部隊の内、有力なチームの一つが、『アイテム』。
絹旗最愛は、その幹部である。
絹旗「あなたは一体何者ですか!!」
声を荒げる絹旗と土御門に周囲の目が集まり始めた。
絹旗「くっ…!」
土御門「そう荒ぶるな。オレはカミやんのクラスメートで…ただのカミやんの親友だぜぃ。」
再びおちゃらけた表情に戻る土御門。
土御門「カミやんを頼むにゃー。」
絹旗「…」
20 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:34:57.56 ID:kFfqPftx0(16/57)
絹旗「…ほんとに、なんだったんですか…」
上条「う、うわぁぁぁぁ!!あがっ!」
絹旗「あふん!?」
上条「痛てて…き、絹旗?」
何かに襲われる悪夢でもみたのだろうか。恐怖丸出しな表情で飛び起きた上条の額が、絹旗の額と衝突したのだった。
絹旗「ぁぅ…ぅぅぅ…」
上条「す、すすすみませんでしたぁぁっっ!!」
上条当麻。若干16歳にして日本一土下座が板につく高校生が、学校の眼前で本気土下座である。
絹旗「映画!!」
上条「え?」
絹旗「ひっく…映画奢ってください!!…ぐすっ…」
上条「お、おぉ…」
21 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:36:40.35 ID:kFfqPftx0(17/57)
上条当麻は不幸で女たらし(自覚無し)ではあるものの、やはり健全な男子高校生としての反応は持ち合わせている。
例えば今の状況で言うと、絹旗の顔を見て、素直に【可愛い】と思ったことである。
上条「絹旗…ってさ」
絹旗「…っぅ…はい?」
上条「今更だけどいくつなの?」
絹旗「…一応、私は常盤台に籍を置いてますが。」
上条「ビリビリん所か…成る程。…え、中学生なの?」
絹旗「…なんですかその目は」
上条「いや、小学」
絹旗「窒素パンチPart.2!!!」
上条「ひでぶぅ!!?」
22 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:43:48.59 ID:pdu4kIbM0(1)
vipで書いた所まで終わったら起こしてくれ
23 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:47:55.39 ID:vcc0aySm0(1)
転載できないんだから続きから書いてよ
24 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:51:54.89 ID:kFfqPftx0(18/57)
絹旗「さて、どれとどれとどれを観ましょうかねぇ…」
ガラス越しのポスターを張り付くようにして見る絹旗の側ではサイフを泣き目で見下ろす上条が居た。
上条「って、何作観るんですか!?」
絹旗「あァ?」
上条「なんでもございません姫。」
絹旗「うむ、超よきにはからってください。あ、ポップコーン買ってください上条。」
上条「うう…全奢りなんて上条さん死んじゃう…」
ここに辿り着くまでに、既にケーキやパフェ等々を奢らされている。
絹旗「超だまってください。デートの本場といえば映画でしょう。…まずはこのC級ホラーですよ!」
上条「『ゾンビ猿の恒星』なんか違う意味でホラーだけど大丈夫なのこれ」
25 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:52:10.66 ID:UmUUhk3ro(1)
上条×最愛は好きなんだけどなぁ…
なんか、描写が過剰気味なのかな
なんか受け付けないな
26 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:52:29.83 ID:kFfqPftx0(19/57)
絹旗「超面白くなさそうですよね!」
上条「え?う、うーん…え?面白さは求めてないのか!?」
絹旗「超当然です!」
無い胸をえっへんと張り上げる絹旗。
ショートボブに白のワンピースがよく映えている。
絹旗には何でも似合いそうだ、胸は無いが。と心の中で呟いた。
絹旗「何か今失礼な事を考えませんでしたか?」
上条「気のせいだぞー?あはは」
絹旗「むぅ…何か…まぁいいです。早くチケット買いますよ。」
上条「…あ、絹旗。相談なんだけど」
絹旗「なんですか?」
上条「小学生のフリしてくれない?兄妹で来たってことで。何より割引がすごいから。」
涙ながらにキメ顔をする上条。
絹旗「はァァァ!?なンで私がそんな……うーん…、…超仕方ないですね。奢って頂くんだから文句はいいません。」
上条「絹旗…お前いい子だな!また来ような!!」
絹旗「え!?あ、はははい!この最愛ちゃんを誘う時は奢りですからね!覚悟してくださいよ!!」
27 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:53:19.89 ID:kFfqPftx0(20/57)
店員「えー、小学生1名」
絹旗「ぐぬぬぬぬ…」
上条「絹旗、絹旗抑えて抑えてぇぇっっ」
店員「高校生1名ですね。兄妹割ですか?」
上条「あ、はい。」
絹旗「当麻兄ちゃん、早く観ましょう!」
上条「ぅおっ…」
店員「112番シアターになりまーす」
絹旗「さっきはどうしたんですか?」
上条「いや…当麻兄ちゃんって…破壊力があるなぁ。なんかすっげぇイイ。」
絹旗「はァ?!き、今日だけですよ!?…まぁ今後も映画観る時は…呼ぼうかなぁ、とは思いますけどね?映画の為でふからね!?……あっ」
上条「でふ?」
絹旗「早く行きますよ!!!!!! 」
28 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:54:01.19 ID:kFfqPftx0(21/57)
────上映開始。
上条「宇宙船の外壁に広告張り付いてる…、うわぁストーリー序盤がまんま惑星じゃねぇか」
絹旗「この雑な感じが超たまりませんねぇ」
上条「そういう楽しみ方もあるのか…」
上条「あっあれがゾンビ…怖ッッ!?」
絹旗「なんでゾンビだけクオリティがこんなに高…ッッ!?ひぃぃぃぃ!!?」
絹旗が上条の左手を掴んだ。
上条「あっ……ぐぁぁぁぁっ!?嬉しいシチュエーションなのに絹旗の握力がやべぇぇぇぇぇ!!!」
絹旗「ちち超すみません!無意識で能力使ってしまいましたっ!」
上条「怖がり過ぎだろ…」
絹旗「う…怖がってないです!」
上条「じゃあ手を離していい?」
絹旗「上条が超恐がりなので握っておいてあげますね!!!」
29 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:54:29.30 ID:kFfqPftx0(22/57)
─────
絹旗「はー…超面白かったですねー!」
上条「ポップコーン全部こぼした…不幸すぎる…」
絹旗「さてさてお次の映画はーー…」
絹旗の指がポスターに向けられる前にどこからか電子音が鳴り始めた。
絹旗「おや私ですね。…もしもし、あぁ麦野ですか。どうしました?わかりましたから怒らないでくださいよ……仕事ですね?わかりました。向かいます。」
上条「絹旗ー?」
絹旗「すみません…超用事が入ってたようです。」
上条「あ、あぁ…そうか…」
絹旗「あ、そうでした。…差し上げます。」
上条「これは?」
上条が絹旗から受け取ったのはハリネズミのようなキャラのキーホルダー。
絹旗「助けてくれた時のお礼、です。超大事にしてくださいね。上条にピッタリですから。」
上条「いいのか?」
絹旗「もし突き返そうものなら超窒素パンチの刑ですから」
30 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 14:56:29.47 ID:kFfqPftx0(23/57)
上条「ありがとう。大事にするよ」
絹旗「はいっ。それでは、また後で超メールしますね」
上条「おう、絹旗(のメール)をずっと待ってる」
絹旗「ちょっ、そんな恥ずかしい事真顔で言わないでください!」
上条「!?」
絹旗の走っていく姿を見送る上条。
手の中のハリネズミのキーホルダーが、持ち主の表情を真似るようにして笑っていた。
31 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:57:06.91 ID:kFfqPftx0(24/57)
絹旗「超帰りましたー!」
「遅ぇよ絹旗ァ!!!」
アジトの扉を開けて最初に迎えたのは、容赦のない回し蹴り。
絹旗「っァ…む、麦野…超何すンですか…ッ!」
麦野「黙れ。アタシは今最高にイラついてんだ。…第二位殺ス…」
理不尽極まりない。
怒ると周りに当たり散らす様がまるで子供である。
麦野「フレンダァ!!」
フレンダ「ひぃ!何って訳よ…?」
麦野「殴らせろ。腹で”いい”」
フレンダ「嫌ぁ、嫌って訳ガホッ!?ゲホッ…!!」
「フレンダ…大丈夫…?」
フレンダ「たきつぼぉ…お腹痛いって訳よ…」
滝壺「よしよし…痛かったね。」
「麦野!お前身勝手過ぎるぞ!!」
32 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 14:57:44.85 ID:kFfqPftx0(25/57)
麦野「はぁーまづらぁ。テメェいつからアタシにもそんな事言えるくらい偉くなったんだ?」
浜面「みんなはお前のサンドバックじゃねぇんだぞ!!」
麦野「ブ・チ・コ・ロ…死ね」
麦野の言葉を引き金に、浜面と呼ばれた少年に向けて光線が放たれた。
浜面「っおわたぁ!!」
浜面はモンスター狩猟ゲームよろしく、緊急な回避をすることで即死コースに伸びた光線から万死に一生を得た。
麦野「チッ、よけてんじゃねぇよ。」
浜面「よけなかったら死ぬだろうが!!」
麦野「PPうるせぇよこの童貞×××」
浜面「どど、童貞ちゃうわ!」
麦野「えマジで童貞なの?傑作だなぁオイ!なぁ絹旗!!」
絹旗「…」
麦野「返事くらいしろよ絹旗。股広げで真ん中焼くぞオイ」
絹旗「…そ、そうですね。傑作…です」
絹旗は奥歯を噛み締め、拳を握りながらボソリとつぶやくように言った。
麦野「…絹旗。テメェ今日、男と歩いてたなァ。」
33 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 14:58:48.32 ID:kFfqPftx0(26/57)
絹旗「!」
麦野「いつから色気付くようになったのかにゃーん?仕事の支障になるようならアタシが殺」
絹旗「やめてください!!!……ちゃんと、仕事、できますから。」
彼はこんな地獄の様な日々に現れた希望。何故か自分を救ってくれるような、大切にしてくれるような、そんな人なのだ。
殺させたりしない。何があっても。
麦野「…!…たりめぇだろうが。さっさと今日の標的潰しに行くぞ。」
絹旗「…はい。浜面、足は?」
浜面「あ、あぁ。裏の方に停めてある。」
絹旗「フレンダ、滝壺、行きますよ。」
フレンダ「げほっ、げほっ…わかったって…訳よ。」
滝壺「フレンダ、手をかすよ?」
フレンダ「ありがと…」
浜面「ま、待てよ、おーい!」
麦野「絹旗のやつ…いつからあんな目をできるように…。フフ。」
34 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 14:59:59.17 ID:kFfqPftx0(27/57)
すいません次からフレンダ全角でカキコします
35 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:00:39.93 ID:kFfqPftx0(28/57)
上条「…メールが来ない…」
時刻は午後10時30分。
上条は広々と使えるベットの上で携帯の受信BOXを開いたり閉じたりを繰り返していた。
上条「昨日は8時ごろにきたのに…今日は遅いな…もう寝たのか?」
棘だらけの頭を書きながらボタンを連打する。
上条「…あと30分だけ待ってみるか。」
結局、その日の内にメールは来なかった。
36 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:01:25.52 ID:kFfqPftx0(29/57)
翌日。
「とーまー!起きるんだよー!!」
上条「…んぁ…」
「とーま!おはよー!」
上条「…おぅ、インデックスか。…7時半……絹旗からメールは…!」
禁書「とーまーご飯ー!」
上条「来てないな…やっぱりもう寝てたか…。」
禁書「とーま!ご、飯!!」
上条「…何で俺は絹旗の事を考えてんだ…相手は中学生だぞ?」
おかしい。と感じた。
昨日から絹旗のことで上条の頭はいっぱいになっているのだ。
禁書「…上条さん?」
上条「あーダメだ。たまには朝から散歩でもしてみるか…」
上条はシャツとジーパンに着替えると、サイフと携帯を乱雑にポケットに突っ込んで外に出た。
風が心地よい。
上条「んー!…はぁ。どこに行くかな…」
禁書「…折角驚かせようと思ってお邪魔したのに…とーまのばか…」
37 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:03:25.44 ID:kFfqPftx0(30/57)
上条「…あ、そういえばインデックスは元気でやってっかな。…どうでもいいか。」
とあるお嬢様に側面を何度も蹴られて、段々と凹みが目立ってきた自動販売機に千円札を入れる上条。
上条「…おぉ、飲み込まなかった。…絹旗とあってから不幸も減ったなぁ。天使だわ絹旗。なんか気になるし。」
しみじみと嬉し涙を流しながらヤシの実サイダーとお釣りを取り出す。
上条「絹旗最愛マジ天使…さいあいってこれでいいんだよな?」
携帯で文字列を打ち込んで眺める。
上条「ハハ、…あっ」
送信するつもりが間違えて削除する、なんてことはよくある。
今回上条は当の本人宛にメールを送信してしまったのだった。
上条「やっちまった…やべぇ…これ嫌われるんじゃね……」
『上条超キモいです近寄らないでください』
上条「うぎゃぁぁぁぁそんなこと言われたら死ぬ!首釣って死ぬ!!」
38 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:04:02.51 ID:kFfqPftx0(31/57)
「ちょろっとー。アンタ何ゴロゴロ転がってんのよ騒々しいわね」
上条「うぎゃぁぁぁぁ……なんだビリビリか。」
短パン。スカートの下に短パン。
御坂「なんだとはご挨拶ね。リアル電子レンジ試してみる?」
今ちょうど「ちぇいさー!」の掛け声と共に自動販売機を蹴りつけた少女が、学園都市第3位、【レールガン】の異名を持つ超能力者…御坂美琴である。
お嬢様校の常盤台中学にて、容姿端麗 成績優秀 品行方正 加えて誰にでも人気のあることから、極一部の生徒からは「お姉様ぁ〜hshsもっと罵ってくださあbbbbbb」と慕われている。
品行方正、に関しては、少し訂正せざるを得ないのだが。
御坂「よっしゃー!ヤシの実サイダーゲット〜」
上条「お嬢様ならお金入れろよ…」
御坂「前にも言っただろうけど、アタシは万札飲まれたのよ。その分はタダで頂くわ。」
上条「あーそーですか。そんじゃなビリビリ。」
そそくさとその場を立ち去ろうとする上条。
御坂「待ちなさい!」
上条「なんだよ…俺は絹旗探さないといけないの!」
御坂「…絹旗って誰よ」
39 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:04:33.11 ID:kFfqPftx0(32/57)
上条「えっと…、…友達?」
御坂「ふーん…随分と親しげねぇ。女の子?」
上条「そー…だけど…?」
御坂「へぇー(棒」
何故か頬に怒りのマークが浮かばせながら、体中からスパークし始める御坂。
上条「えーっと…ビリビリ?」
御坂「アタシにはぁ…御坂美琴って名前があるって言ってんでしょうがぁぁぁぁぁ!!!!!」
上条「いぎゃぁぁぁ不幸だあァァァ!!!」
40 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:06:57.14 ID:LDOB8oLuo(1)
頑張れよ
41 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:13:19.74 ID:kFfqPftx0(33/57)
一方、昨夜にメールを送れなかった絹旗はというと。
絹旗「今日のことがあってから…な、なんてメールをすればいいのか超わからなくなりました…あぁ!とっくに夜が明けてます!?」
目の下にクマを作っていた。
絹旗「ううぅ…もう8時です…上条は起きていますかね…?あぁ…メールを送る勇気がなかった私を超許してください…」
ボフボフ、と自分の中の悶々を枕にぶつける絹旗。暗部や、裏の世界の事なんて知らないような乙女っぷりである。
絹旗「超なんなんですかこの変な気持ちは…!頭の中が超上条です…」
携帯につけたキーホルダーはどこかの誰かと同じ、ハリネズミ。
弄れば弄るほど、彼の事を思い出さずにはいられない。
絹旗「上条ぉ…。…そ、そうです!散歩に行きましょう!そうすれば気分もすっきりするはずです!!」
この数分後、
『絹旗最愛マジ天使』
とのメールが届き、1人の少女が「ぬぁぁぁぁなんなんですかぁぁぁ!!!」と真っ赤な顔で叫びながら自動販売機を1台ぶち壊すのだった。
42 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:13:56.91 ID:kFfqPftx0(34/57)
絹旗「ぬぁぁぁぁなんなんですかぁぁぁ!!!」
鈍い音を立てて、何の罪もない自動販売機が殉職した。
絹旗「はぁ…はぁ…!」
左手に握られた携帯。
画面には【絹旗最愛マジ天使】と表示されている。
絹旗「上条ぉぉぉ…昨日の夜から随分と私を苦しめてくれるじゃないですか…っ!!」
頭突き。それは確実にビルの外壁なんかにぶつけるものではない。常人であれば連続頭突きしたところで、壁にヒビなど入らないのだから。
絹旗「なんでいきなりこんなメールを…まさか告白っ!?わわわわ私にですか!!?」
上条『最愛…マジで天使のようだぜ…』
絹旗「うわぁぁぁぁぁぁぁぁおるァァァァァ!!!!!」
とうとう壁の四方2m程が崩れ落ちる。
無人ビルで、人通りも少ないのが幸いした。
絹旗「おぉぉぉぉ…!スッキリするどころかモヤモヤが超加速してきましたよ…!!」
43 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:14:38.75 ID:kFfqPftx0(35/57)
そしてまたも携帯が電子音を鳴らした。
絹旗「上条!?」
音速に近い速度で携帯のディスプレイを見つめる絹旗。
浜面『もしもし、絹旗か?』
絹旗「…はぁーまづらぁ…超シバき倒しますよ…」
浜面『なんでだよ!?』
絹旗「…まぁいいです。で、何のご用ですか?はぁ。」
露骨にガッカリする絹旗だった。
浜面『滝壺を知らないか?ずっと見かけないんだわ。』
絹旗「滝壺さん?超知りませんよ。浜面の元仲間のスキルアウト使って探せばいいじゃないですか。」
浜面『いや、俺にもメンツってもんがあってだな…あんまりあいつらを頼るのはちょっと…』
絹旗「それでは。」
半ば強引に通話を切った。
絹旗「滝壺さん…いつもフラフラしてますし…ちょっと心配ですね。超探してみましょうか。」
大量の瓦礫の山を残して、絹旗は歩きだした。
44 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:15:31.46 ID:kFfqPftx0(36/57)
上条「…んん?」
滝壺「南南西から信号が来てる…」
上条「なんかあのジャージの子フラフラしてるな…大丈夫か?」
滝壺「あなたこそ。所々焦げてるけど、大丈夫?」
上条「聞こえてたのか…ちょっとビリビリさせられてな、物理的に。」
滝壺「お疲れ様だったね。」
上条「困ったもんだよ…まったく。」
滝壺「それじゃあ私はこれで」
可愛らしいお腹の虫が鳴いた。
滝壺「お財布忘れた…」
上条「…俺も朝食うの忘れたし、ファミレスでも行くか?」
滝壺「いいの?」
上条「気にするな。腹ペコ怪獣インデックスというのをイギリスに送り返したおかげで食費ならなんとかなる。」
滝壺「じゃあ御言葉に甘えようかな…あ、でも。」
45 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:18:31.75 ID:kFfqPftx0(37/57)
上条「ん?」
滝壺「私、好きな人がいるよ?」
上条「ナンパじゃないナンパじゃない。」
滝壺「ならよかった」
上条「…意外と腹ペコキャラだった感じか?」
積み上げられた皿、皿、皿。
一体何食食べたのか。
滝壺「昨日は忙しくて夜ご飯抜いちゃったの」
上条「そりゃ仕方ないな。まぁ安心しろ。インデックスの1/8も食ってない。」
滝壺「?」
上条「ごちそーさまでした」
滝壺「ごちそーさまでした」
上条「じゃ、お勘定済ませるから。気をつけて帰れよー」
滝壺「ありがとう」
46 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:19:28.22 ID:kFfqPftx0(38/57)
滝壺「今度は北北東から信号が来てる…」
絹旗「あっ、超滝壺さんじゃないですか!浜面が探してましたよー!」
滝壺「…きぬはた。分かった、すぐ帰る。」
絹旗「滝壺さん?ジャージに超シミがついてますよ」
滝壺「…知らない人にご飯食べさせてもらったの。優しかったよ。」
絹旗「だ、大丈夫ですか!?どんな人でしたか!!?」
滝壺「うーん…普通?かな?」
絹旗「普通…」
滝壺「あ、でも頭がツンツンしてたよ」
絹旗「!?ど、どっちにいるんですかその人!」
滝壺「あっち…」
絹旗「わかりました!超ありがとうございます!!」
滝壺「絹旗は忙しいんだね」
47 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:20:38.28 ID:kFfqPftx0(39/57)
絹旗「ツンツン頭といえば…どれだけ学園都市が広しといえど超上条しかいません!!」
やけに説得力のある結論だった。
絹旗「この辺の筈なんですけど…。上条〜!超どこですかー!あっ、電話してみれば…」
返事がない。電源が切れているようだ。
絹旗「くぅぅ…そういえば昨夜は充電器をつけないでメールを考えていたような…超ついてないです…!」
食い入るように携帯の画面を見ながら地団駄を踏む。
それだけで周囲の目を引いた。
絹旗「うぅ…上条どこですか〜!超出てきてくださいよ〜!!」
上条「絹旗?」
絹旗「」
上条「なにやってんだよこんなとこで。」
絹旗「上条ぉ…!」
48 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:21:08.81 ID:HcylwgZko(1)
一条ぉ…!
49 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:21:19.66 ID:kFfqPftx0(40/57)
上条「よーしよし、寂しかったな〜」
絹旗「子供扱いしないでください!私の頭を撫でようなんて1年遅いです!」
上条「遅いのか」
絹旗「超遅いです。だからまだ撫でてください。1年分」
上条「どれくらいだよ…1年分…」
撫で回すこと10分
上条「手がつった。」
絹旗「さてところでby the way上条。」
上条「どんだけ話を変えたいんだお前は…あれ?バイザウェイって”ところで”だよな?」
絹旗「合ってますけど上条は勉強できない人なんですね。超わかりました。」
上条「言ってくれるな絹旗…」
絹旗「今は何時ですか?」
上条は携帯を開いた。
上条「昼過ぎくらいだな。」
50 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:22:51.69 ID:kFfqPftx0(41/57)
絹旗「お腹空きました。昨日の晩忙しくて朝も食べ損ねてお腹空きました。」
上条「…今そんなに手持ちが無いんだが…」
絹旗「私には奢ってくれないんですね……ジャージっ娘が好きなんですね上条は…しょぼん…」
上条「ぐぁっ…見てたのでせうか!?」
絹旗「あの人は私の友達ですから。ツンツンの人にご飯食べさせてもらった、と聞いて上条だと確信しました」
上条「ツンツンで分かるのか俺は…」
絹旗「ご・飯♪ご・飯♪」
犬の耳と尻尾が見えるような気がした。
上条「…じゃあウチ来るか?」
絹旗「え?」
51 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:23:59.98 ID:kFfqPftx0(42/57)
絹旗「いやっ、その、私達にその段階は超早いというか何というか!」
上条「?何言ってんだ絹旗」
と、その時。
「あれー絹旗。まーたデートかい?」
上条「え?」
絹旗「む…!!」
茶色の髪を背中まで伸ばしたやけにスタイルの良い女性が立っていた。
絹旗「…麦野、なんであなたがこんなところにいるんですか」
麦野「あらー?お邪魔だったかにゃーん?」
絹旗「くっ…!」
上条「絹旗。このお姉さん知り合いか?」
絹旗「あっ」
上条は何かの地雷を踏み潰したような気がした。
麦野「テメェにお姉さん呼ばわりされる歳じゃねぇんだよこの童貞野郎ォォォ!!!」
上条「ひぃぃ!?」
直感的に動かした右手が、光速で迫った謎の怪光線を打ち消す。
LEVEL5といえど、単純に攻撃したのであれば、上条の幻想殺しを破れないのは御坂で実証済みである。
52 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:24:37.83 ID:kFfqPftx0(43/57)
上条「死ぬかと思った…!」
麦野「あぁん?何だそりゃぁよぉ!!」
上条「やめろマジで死ぬから!!」
器用に右手を振り回して、光線を打ち消しつつ麦野に近づいていく上条。そして…
上条「とった!!」
とうとう麦野の体に触れた。上条の幻想殺しが触れている間、相手は能力使用の一切を封じられる。一件落着である。
そう、一件落着…
麦野「おい…どこ触ってくれてんの…?」
絹旗「上条…?なァにしてるンですかァ…??」
上条「へ?あ…」
右手が掴んだものはやはり不幸(?)にも災いの種だった。
上条「ええー…っと…、結構なものをお持ちで…」
麦野「テメェ…っ!!…能力が使えな…?」
絹旗「窒素パンチィィィ!!!!」
上条「くわらばっ!!?」
絹旗「胸か!超胸がいいんですかエロ条ォォォ!!!」
53 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:25:02.64 ID:nU9Zg6a40(1)
乙です!
続編も超期待してます!
54 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:25:27.87 ID:kFfqPftx0(44/57)
上条「おうひあえおあいあえんえいあ。(申し訳ありませんでした)」
絹旗「大きな胸より小さな胸!さんはい!」
上条「おおいあうえおいいいああうえ!」
絹旗「貧乳はステータスだ!貴重価値だ!……誰が貧乳ですか!!」
上条「ぐばあぁ!?」
絹旗「まったく…私は成長途中なんです!超馬鹿にしないでください!!」
絹旗によって顔面をボコボコに殴られた上条は公園のど真ん中で正座させられていた。
絹旗「…もうエロ条なんて大嫌いですから。超実家に帰らせてもらいますからっ!!」
上条「嫌わないで絹旗ぁぁぁ!!俺が悪かったぁぁぁぁぁ!!」
道の真ん中を引きずり回しながら、麦野から距離を取り、そのまま逃走。
幻想殺しの存在に呆気にとられていたのが幸運だった。
絹旗「しかし困りましたね…麦野に上条の能力を知られてしまった恐れがあります…」
55 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:26:45.82 ID:kFfqPftx0(45/57)
麦野のことだ。きっと上条を利用するに違いない。幻想殺しなんて対能力者戦闘において便利な能力、放っておくわけがないのだ。
絹旗「さて…どうしましょうか」
上条「…何が?」
絹旗「帰る家を超無くしたかもです。」
上条「はい!?」
麦野から上条を引きずって逃走した事、今まで報告しなかった事。確実に麦野はキレる。そしてその怒りの向く方向は、絹旗で間違いない。下手をすれば殺される。
上条「ど、どーすんだよ絹旗。」
絹旗「あぁ、大丈夫です。ホテルくらい泊まれます。これでもLEVEL4なので金銭的にも超無ー問題です。」
上条「…サイフは?」
絹旗「…よく考えたら手ぶらでした…。」
上条「えーっと……と、とりあえずウチ来る…か…?」
絹旗「ち、超おお邪魔させてもらいます…ふちゅちゅか者ですがよろしくお願いします…」
上条「おぉぅ…」
56 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:27:17.96 ID:kFfqPftx0(46/57)
上条「──────という事でやって参りました上条さん宅でーす」
絹旗「寮なんですねー結構狭いかもですー」
上条「とりあえずご飯たべるかーもう夕方だしなー」
絹旗「わー超楽しみですー上条は料理できるんですねー」
上条「…じゃ、作ってくるわ」
絹旗「…い、行ってらっしゃいです」
上条は初めて…いや、あのシスターは例外として、部屋に女の子を連れて来た事に緊張していた。
絹旗はというと…
絹旗「かっかかっ、上条の部屋っ…!」
こちらもこちらで緊張していた。
絹旗「こ、これが上条のベットですか安物使ってるんですねぇ。布団も超安物ですねぇ。安物つかってないから、たたたた試してみましょうかねぇ。えぇ、試すだけです。超寝心地を試すだけです」
そしてゆっくりと、しかし確実に。
ベットと布団に潜り込んだ。
絹旗「上条の…匂いですか…」
全身を包む彼の匂い。
いつもこの布団で寝ている…匂い…
絹旗「にょわぁーーーっ!超無理です無理無理!!心臓が破裂します!!!」
布団を蹴り上げてベットから転がり落ちて、机の角に頭をぶつける。
両手で押さえた顔が熱があるほど熱かった。
57 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:28:23.90 ID:kFfqPftx0(47/57)
絹旗「私は何を…?!」
上条「絹旗ー!め、飯できたたぞ!?」
絹旗「わ、わぁー!超超おいしそそうですねー!!」
会話がギクシャクしている。
今までのの調子はどこに消え失せたのか。
絹旗「あ…超おいしいです。」
上条「え、マジで?その肉じゃが自信作なんだわ。」
絹旗「なんか…女子力高いですね上条。本当に男ですか?」
上条「ちゃんと付いてるっつーの!!」
絹旗「超馬鹿ですか!?食事中に何を言ってるんですかこのエロ条!!」
上条「なんだとこのちんちくりん!色々と小さいくせに!!」
絹旗「きーっ!!言ってはいけない事をいいましたね!?超許しませんよ!!決闘です!!!」
上条「絹旗の身体に触れちまえば俺の勝ちだ!!能力なんて使わせるかぁぁぁ!!!」
絹旗「ぎゃぁぁぁぁ襲われるぅぅぅ誰かー!たーすーけてー!!」
上条「やめろぉぉぉお!!!」
58 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:29:35.72 ID:kFfqPftx0(48/57)
土御門「うるさいぞカミやん!!」
勢いよく突入してきた隣人が目にしたものは、この部屋の住人がどこぞで会った少女を押し倒している光景だった。
土御門「襲われるー…とか…聞こえたぜぃ
…?」
上条「いや、これは、その、だな…」
土御門「うん…俺が悪かったぜぃ。ごめんにゃーカミやん。」
上条「違うんだ土御門ぉ!誤解だぁぁ!!」
土御門「いや、大丈夫。オレも舞華とシたりするからさ…」
上条「お前なに手ェ出してんの!?仮にも妹だよ!!?」
土御門「避妊は…するんだぜぃ?それじゃーにゃー」
上条「土御門ぉお''おぉぉおぉ!!!!」
上条「終わった…俺の平穏なマイライフ…」
上条は真っ白に燃え尽きてしまった。
リトライできないゲーム、それが人生。
絹旗「超ご馳走様でした」
59 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:30:05.69 ID:kFfqPftx0(49/57)
上条「お粗末様…洗うからお茶碗は水に浸けといてくれ…」
絹旗「それくらいやりますよ。上条もさっさと食べ終わってください。」
上条「はい…グスン…」
絹旗「…土御門…でしたか。あの人には注意が必要ですね…」
上条「お風呂沸かしといたから先に入ってくれ。ちょっとコンビニ行って来るから。」
絹旗「…でも着替えが…」
上条「コンビニにあるかなぁ…とりあえず俺のシャツで我慢しといてくれ」
絹旗「ち、超…わかりました。」
上条「えーっと、買い忘れは、無いよな。さっさと帰って風呂入るか…」
店員「ありがとうございましたー」
上条「そういえば…絹旗の帰る家を無くした…ってどういうことだってばよ。」
麦野「そりゃぁアレだろ。私に殺されるからだろ?」
上条「おいおい物騒だな……!?」
60 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:30:46.23 ID:kFfqPftx0(50/57)
麦野「やっほー☆」
不意打ちの一閃。
上条「っ!?」
シャツの裾を少し掠ったようで、白い生地がほんのちょっぴり焦げていた。
上条「あんたは…麦野とかいう人!」
麦野「おぉ、覚えててくれたのかにゃーん?まぁ当然だよなー。あたしの胸を揉みやがったからなぁぁぁぁあ!!!」
上条「不本意ですごめんなさい!」
四方八方から放たれる不気味な色の怪光線を避けて、打ち消して、土下座して対処する。
とてもでないが平凡高校生の身体能力のソレではない。
麦野「チッ…絹旗はどこだ。滝壺がいねぇからあたし直々に探しに来てやったぞ。」
上条「お前は”絹旗を殺す”って言ったからな、教えるわけねぇだろ!!」
麦野「おーおーかっこいいねぇ。あいつの事を何にも知らないくせにねぇ。…滑稽なウニだなオイ。」
上条「絹旗がなんだってんだよ…関係ねぇだろうが!!」
麦野「あるんだよなぁコレが…
あたし等は暗部だからなぁ!」
上条「?」
61 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:31:22.80 ID:kFfqPftx0(51/57)
絹旗「上条超遅いですね…折角この最愛ちゃんが上条を誘惑する方法を109個も考えたというのに…!」
ベットの上でゴロゴロと転がる絹旗。
上条に貸してもらったシャツ一枚というのは凹凸が無くても際どい。
絹旗「上条ぉぉ…とっとと帰ってきなさい!!」
上条「ま、まさかそんな…」
麦野「あたし等は殺しでもなんでも依頼されたらヤるの。それは絹旗も変わらないんだよ馬鹿が」
上条「あの絹旗が?…そんな事あるわけないだろ…?」
麦野「女に夢を見過ぎだっつーの。これだから童貞の男は嫌だねえ」
上条「……やっぱり絹旗を。」
麦野「ウチらの問題だ。口を出すな」
上条「……嫌、だ」
62 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:31:50.02 ID:kFfqPftx0(52/57)
麦野「あぁん!?まだ言うかテメェ!!」
麦野が原子崩しの能力を発動させる際の、球体を出現させた。
麦野「いつまでも調子にッ」
上条「なんでもする!!」
突然、球体が消滅した。
麦野「……あ?」
上条「俺にできる事ならなんでもする!…だから、絹旗を殺さないでくれ。」
麦野「もし断ったら?」
上条「刺し違えてでも、あんたを止める」
上条が発したのは、悪魔のような剣幕、凄まじい威圧。明確な殺意と守るべき意思。
麦野「…殺さないでおいてやる。」
上条「本当だな!?」
麦野「あぁ、ただし…」
それは悪魔をも飲み込む闇。
麦野「…お前も暗部堕ちだ。」
63 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:33:37.24 ID:kFfqPftx0(53/57)
上条「…ただいま」
絹旗「遅いですよ上じょ…」
麦野「にーはおー☆絹旗えっろーいカッコしてんなぁおい」
自分の目の前に麦野がいる。
それだけで絹旗は自分の能力を使って臨戦態勢をとった。
絹旗「上条!離れてください!!」
麦野「あー大丈夫。あたしそんな事しなーい。むがーい」
絹旗「何を言って…」
麦野「紹介するぜ絹旗。」
道化よりも不快な笑顔。
麦野「新しいアイテムのメンバー……上条当麻だ。」
上条「…」
絹旗「なっ………」
絹旗が恐れていた事が、現実になった。
64 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 15:34:05.35 ID:kFfqPftx0(54/57)
『風紀委員よりお知らせです。今までに失踪した以下の生徒を探しています。3ヶ月前にも3人の生徒が失踪しました。ご協力ください。』
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土御門元春
青髪ピアス
上条当麻
───────────
65 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:37:31.90 ID:kFfqPftx0(55/57)
,
どうも>>1です。
思ったよりも余裕が出るようなので、
無理矢理6年後に繋げるのはやめて、もーちょっとストーリーを入れようと思っています。
66 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:38:27.50 ID:0wP/dMlko(3/5)
おk
67 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:40:55.60 ID:fm1Qi+47o(1)
期待してます
68 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:48:11.59 ID:kFfqPftx0(56/57)
申し訳ないしばし席を外します
69 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:55:06.51 ID:CxMQEnC60(1)
乙期待
70 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:56:21.09 ID:xIx+CXuH0(1)
期待機
71 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:56:52.44 ID:Cy30NcZDO携(1)
クズ浜面死 ねばそれでいい
72 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 15:59:09.51 ID:oNe8l7br0(1/2)
6年後はだいたい何時になんですかね?
73 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 17:52:02.46 ID:u234iYhQo(1/3)
保守
74 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 18:04:33.13 ID:0wP/dMlko(4/5)
ここは保守いらんぞ
75 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 18:20:36.67 ID:QayY2w3a0(1)
麦野[ピーーー] ビッチ女
76 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 18:34:18.97 ID:oNe8l7br0(2/2)
ほ
77 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 18:36:34.14 ID:u234iYhQo(2/3)
そうなのね
78 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 18:50:32.08 ID:qoI40Bs5o(1/2)
俺がいるssの雪ノ下「卒業してから十年……」てスレ思い出した
79 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 18:51:08.51 ID:qoI40Bs5o(2/2)
俺がいるssの雪ノ下「卒業してから十年……」てスレ思い出した
80 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:28:44.49 ID:+oc1y/A1o(1)
ちょっと待てなんで青髪ピアスが巻き込まれてんだよwwww
81 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:52:51.36 ID:4hE0Ji1sO携(1/29)
麦野「ぷははは、上条ォ、お前TVに出てんぞ」
上条「マジか…」
絹旗「上条…本当に、本当にごめんなさい…」
上条は、服の裾を握って泣き出す絹旗をそっと撫でた。
上条「気にするな。俺はお前の側にいられるだけでいい。」
絹旗「上条…っ」
上条のアイテム加入後3ヶ月。
上条「…」
上条は何度も”掃除”をさせらされた。
何人も殺めた。
今でも、[ピーーー]か殺されるかの現場が怖い。
浜面「大将、腹減ったー」
上条「はいはーいっと…材料足りんがな。浜面、足だしてくれ。スーパーまでちょちょいっと。」
浜面「あいよー」
フレンダ「鯖も買ってきて欲しいって訳よ!」
何より、自分がこの場所を心地よいと思い始めるのが怖かった。
82 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 20:53:28.67 ID:4hE0Ji1sO携(2/29)
麦野「ぷははは、上条ォ、お前TVに出てんぞ」
上条「マジか…」
絹旗「上条…本当に、本当にごめんなさい…」
上条は、服の裾を握って泣き出す絹旗をそっと撫でた。
上条「気にするな。俺はお前の側にいられるだけでいい。」
絹旗「上条…っ」
上条のアイテム加入後3ヶ月。
上条「…」
上条は何度も”掃除”をさせらされた。
何人も殺めた。
今でも、殺すか殺されるかの現場が怖い。
浜面「大将、腹減ったー」
上条「はいはーいっと…材料足りんがな。浜面、足だしてくれ。スーパーまでちょちょいっと。」
浜面「あいよー」
フレンダ「鯖も買ってきて欲しいって訳よ!」
何より、自分がこの場所を心地よいと思い始めるのが怖かった。
83 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 20:53:57.67 ID:4hE0Ji1sO携(3/29)
浜面「もう着くぞ。」
上条「やべぇポイントカード忘れた…」
浜面「…大将」
上条「ここら辺に入れ…ん、なんだ?」
浜面「アンタ、本当によかったのか。」
浜面は進行方向を見つめながら、悔しそうに尋ねた。
上条「何が?」
上条は質問の意図に気付いていながら、とぼけているのか、本当に分からないのか。
浜面「…暗部に入って、本当によかったのか。」
上条「当たり前だろー?俺はお前達といるのはそれなりに楽しいし、経済的にも困らな」
浜面「そうじゃねぇよ!!!」
上条「…」
浜面「あっちに、未練は無かったのかよ」
上条「あ、着いたな。荷物持ち手伝え浜面」
84 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:54:23.81 ID:4hE0Ji1sO携(4/29)
浜面「大将!」
上条「無かったわけ無いだろ!!!」
浜面「!」
上条「無かったわけ無いだろ?表から存在を消すんだぞ?皆と会えないんだぞ?未練が無い訳無いだろうがぁぁぁ!!」
上条は助手席で叫び散らした。
諦めた希望を。未練を。浜面に八つ当たりでもするかのように。
浜面「…」
上条「…すまん」
浜面「いや、俺が考え無しだった。悪い」
上条「…」
浜面「…」
上条「…でもな」
浜面「…?」
上条「…それくらい、絹旗(あいつ)の命が大事なんだ」
浜面「…そっか。」
85 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/09(日) 20:55:08.59 ID:4hE0Ji1sO携(5/29)
上条「ただいまーっとっと」
フレンダ「上条!お帰りーって訳よ!浜面は帰れ!」
絹旗「上条、超おかえりです!浜面は…うん…」
浜面「おかしい。なんかおかしい。」
滝壺「はまづら。おかえり」
浜面「たきつぼぉおぉ〜!!!」
滝壺「よしよし。とりあえず荷物を台所に運ぼうね」
上条「上条当麻の〜2日間クッキング〜はっじまっるよ〜」
浜面「今から2日間!?」
上条「おうよ!極上の料理食わしてやるぜ!!」
フレンダ「流石にそこまで待ってたら餓死するって訳よ…」
絹旗「できれば2分クッキングで超お願いします…」
上条「えぇぇ…」
86 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:55:39.16 ID:4hE0Ji1sO携(6/29)
上条「チッ、2時間しか無かったからこれくらいのモンしか作れなかったぞ…」
浜面「」
フレンダ「」
絹旗「」
麦野「」
テーブルに並べられたのは10数もの皿に乗せられた満漢全席。
日に日に進化していく上条のお料理スキルは違う意味で異質であった。
浜面「これを2時間で…?」
絹旗「上条は2日間かけて何を作り出すつもりだったんでしょうか…」
フレンダ「よく我慢した!よく2時間も我慢したって訳よ私のお腹!!…これは中華風鯖の味噌煮!?」
麦野「あたしは最近とんでもないモンを脅迫してアイテムに入れてしまったような気がしてきた…」
上条「はい、手を合わせ…フゥゥゥレンダァァァァ!!!」
フレンダ「はいぃっ!」
上条「食べる時には皆でだ!あといただきますも言う!守れなければご飯抜き!!」
フレンダ「ご、ごめんなさいって訳よ!!」
上条「良い子良い子。はい、いただきまーす」
「「「「いただきます」」」」
87 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:57:03.70 ID:4hE0Ji1sO携(7/29)
上条「洗うからお皿持ってこいお前ら」
フレ「上条が来てから食生活やら麦野の暴力が改善されていいことだらけって訳よ!」
上条「ありがとよ。後ろで麦野が睨んでるぞ」
麦野「フレンダァ…」
フレ「ぎゃぁぁぁぁぁっっ!」
上条「…」
俺は絹旗の命の為にここにいる。
それ以上でもそれ以下でもない。
フレ「許してって訳よー!」
麦野「待てやフレンダぁぁぁ!!!」
滝壺「はまづら。あーん」
浜面「滝壺!?」
絹旗「この映画はレンタル延長しましょうかね…」
それ以外に理由なんて…
フレ「上条ぉお!助けてって訳よ!!」
88 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:57:40.02 ID:4hE0Ji1sO携(8/29)
上条「フレンダ!?」
麦野「上条。だまってそいつを差し出せ」
フレ「麦野の暴力が酷かったのは事実って訳よ!」
麦野「ほほう…」
麦野の額に青筋が立つのに反応してかせずか、3つの球体が麦野の周囲に浮かんだ。
上条「麦野!上条さんとのお約束第2条!アジトの中で能力は使っちゃダメ!忘れたのか。」
麦野「む…忘れてねぇよ。飯が食えなくなるのはご免だからな。」
フレ「本当に上条が来てからアイテムは変わったって訳よ…」
上条「やるなら能力無しでやれ」
仲間とは時に非情である。
フレ「上条!?」
麦野「了解だにゃーん☆フレンダあーそーぼー!」
フレ「きゃぁぁぁぁ上条は結局鬼って訳よぉおぉぉ!!!」
上条「やり過ぎもダメだからな。上条さ」
麦野「17条だろ分かってんよ。」
89 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:58:06.03 ID:4hE0Ji1sO携(9/29)
上条「流石むぎのんだな。」
麦野「もぐぞテメェ」
浜面「マジか…麦野アレ全部覚えてんのか…」
上条「お前も覚えなくていいからなんとなくでもやっていい事と悪い事くらい区別しろよ」
皿洗いに従事しながら浜面と会話を交わす上条。もう主夫である。
浜面「えぇー…それ暗部に言うかー…」
上条「俺が来た時の荒れ具合といったらなかったからな。説得が通じてよかったよ」
浜面「いや…あれは説教だったと思うぞ。まさか麦野を正座させるとは思わなかった。」
上条「麦野は鮭が死ぬ程好きだったからなぁ。最初の夕食でオール鮭料理にしてから『約束を守らないなら二度と作らない』って脅し返した。」
浜面「だからあんなに鮭尽くしだったのか。飽きなかったのが正直不思議だったぜ大将」
上条「そこは上条さんの実力ですよ」
90 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:58:57.37 ID:4hE0Ji1sO携(10/29)
フレ「上条ー!今暇?」
上条「ちょっと待ってな……よし、何だ?」
布巾で拭い終わった最後の皿を戸棚に直す。戸棚の皿は、大中小だけではなく、色や形に合わせて綺麗に整えられていた。
フレ「…仕事って訳よ。」
上条「……分かった。」
フレ「…ごめんね、あんまり好きじゃないよね。」
申し訳なさそうに髪を弄るフレンダ。そんな仲間の頭を上条は撫でた。
上条「汚れ役はもう俺だけで十分だよ。お前達の手はこれ以上汚させない。」
フレ「…うん、ありがと。でも、サポートくらいはちゃんとするって訳よ!」
上条「今日のは”掃除”か?」
フレ「うん」
絹旗「…私も行きます」
上条「絹旗?」
91 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:59:30.51 ID:4hE0Ji1sO携(11/29)
絹旗「上条をフレンダと2人きりにするわけには…ではなくて。上条のサポートなら私1人で超足りてます。フレンダは今日はお休みしててください。」
突然名乗り出た絹旗。
しかしチラチラとテレビの画面に目をやっている。
フレンダ「え、でも…映画見たいんじゃ…」
絹旗「がるるるるる…」
フレンダ「な、何か良くわからないけど分かったって訳よ…じゃあよろしくね。」
絹旗「超了解しました。」
滝壺「私は、行った方がいい?」
上条「いや、AIMストーカーは必要ないかもしれない。代わりに浜面連れて行くよ」
浜面「何で!?」
いきなりのご指名に椅子からひっくり返って頭からホットなコーヒーを浴びた浜面。
上条「あ・し」
浜面「あぁ…」
92 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 20:59:56.92 ID:4hE0Ji1sO携(12/29)
麦野「…いやあたしも行くんだが?」
上条「え?いや、でもだな」
麦野「この手はとっくに真っ黒だっての。黒に黒重ねても何も変わんねぇよ。」
上条「…ごめん」
麦野「謝んなよ。寧ろ立場逆だわ。……少しだけだけどな、その、…汚いやり方でテメェを巻き込む事になってさ…柄にも無く気持ち悪いっつーか、後悔してるっつーか…それなのに良くしてくれて感謝して……あぁもうわけわかんねぇ!!早く行くぞ!!!」
上条「麦野…」
俺は、本当に絹旗の為だけに暗部にいるのか?
じゃあ俺は何の為に?
あぁ、怖い。
上条「…今考えても、仕方ねぇよな。……とりあえず俺は、」
絹旗「上条、行きましょう」
上条「あぁ。」
こいつの笑っている場所にいれればいい。
たとえそれが闇のなかであっても。
93 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:01:18.05 ID:4hE0Ji1sO携(13/29)
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土御門「…」
「オイオイ。例の暗部落ちが来てからなンかあそこ変わってねェかァ?本当ォに第4位ン所かよォ」
土御門「あぁ、変わってる。……だけどなカミやん。お前の居場所はそんな真っ黒な所じゃない。……どんな事をしてでも光に連れ帰ってやる」
「つっちー、それは裏の秩序のため?それとも、ボク等の親友を救うため?どっちや?」
土御門「ははは、愚問だにゃー。オレ達は3人そろってデルタフォースだぜぃ?」
「せやったね。…早よ一緒に帰ろな、カミやん。ボクはまだ、カミやんとゲーセン行き足りてへんよ。」
土御門「…キーパーソンは、やっぱり絹旗最愛か。現時点でカミやんと1番距離が短い筈だ。」
「つっちーいつもそのクールモードで喋ればええやん。かっこええよ?」
土御門「男に褒められても嬉しくないにゃー!」
94 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:01:45.23 ID:4hE0Ji1sO携(14/29)
「うわぁぁぁぁ!やめ、やめてくれ!!」
上条「…ごめんな。でも、お前らは関係無い女の子を何人も犯して殺してたんだろ?せめて謝りに行ってやれ」
血に塗れた部屋の一室に、乾いた銃音と断末魔が響いた。
上条「こっちは潰した。ほぼ全員が能力者だったから焦ったよ」
麦野「…銃、慣れてきてるな。」
上条「…? あぁ。」
麦野「…民間人から風紀委員にタレコミがあったらしい。お前ら引き上げるぞ!」
浜面「いやもう来てるんだけど。」
上条「マジでか」
「風紀委員ですの!!」
突然何もない空間から緑の腕章をつけたツインテールの少女が現れた。
空間移動系能力者だろう。
しかしそれ以上に、その人物には見覚えがあった。
95 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:02:11.43 ID:4hE0Ji1sO携(15/29)
上条「…ビリビリと一緒に居た…」
麦野「おいっ!!」
白井「…あら?あなたはもしや…」
麦野「はまづらぁぁぁ!!車を出しやがれ!!!!」
浜面「くそったれぇ!!!」
白井「なっ!?ちょっとお待ちなさい!!…くっ、風紀委員として現場を離れるわけには…!!!すみませんお姉様…」
麦野「馬鹿かテメェ!表の人間と容易に関わるんじゃねぇよ!!お前は失踪した事になってんだぞ!!?」
上条「すまん…」
浜面がどこからか借用してきた大型バンの中で、上条が珍しくもお叱りをうけていた。
麦野「絶対に見つかんなよ?風紀委員はちと面倒だ。」
上条「あぁ、気をつける。」
96 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:02:45.93 ID:4hE0Ji1sO携(16/29)
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「…え?今、なんて…?」
白井『ですから、件の”上条当麻”という高校生を見かけましたの!』
「黒子、…それどこで?」
白井『いけません!それ以上踏み込んではなりませんわ!!それにもしわたくしがバラしたことが発覚したら風紀委員としての立場がないですの!!』
「……分かった、ごめん無理言って。」
白井『いえ…これだけはどうしてもお伝えしたかったので…』
「でも生きてる事と、学園都市のどこかにいる事が分かっただけで儲け物よ。サンキュー黒子。」
白井『…いえ…、それでわですの』
「さぁ、絶対見つけ出してやるんだから。覚悟してなさいよねあのバカ!」
97 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:03:55.80 ID:4hE0Ji1sO携(17/29)
上条「ちょっと買い出しに…」
麦野「行かせるとでも?」
上条「煙草吸いに…」
浜面「大将吸ってないだろ…」
上条「アジトに篭って早2週間。気が滅入って来たんだぜ…外に出たいんだぜ!!うひょひょひょぴよ」
フレンダ「上条が壊れたって訳よ…」
絹旗「も、もう風紀委員の捜査も期限が切れてるようですよ?麦野。」
麦野「あと…最低1週間くらいで熱りは冷める筈だ。そしたら外に出してやんよ」
上条「やだー!出たい出たい出たい出たい!!」
麦野「うるせぇ!!」
98 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:04:34.38 ID:4hE0Ji1sO携(18/29)
上条「お願いしますちょっとでいいんで上条さんをそとに出してやってくだざい」
麦野「泣くなよ…わーったよ!ただしあまり目立つ行動はせず、2時間で戻って来い。それが条件だ。」
上条「ありがとう麦野ぉぉお!!!」
麦野「バッ、おま抱きつくな!!」
上条「最初の方は露骨に警戒しまくってたけどお前結構いいやつだよなああなんかいい匂いが」
絹旗「超ーーーッ!窒素キック!!」
上条「ぐがぁピンクだった!!!」
暗部という闇に堕ちた上条がさらに変態という深淵まで一瞬堕ちかけたが、絹旗のパンチラキックによってギリギリ止められた。
例のワンピースで上段回し蹴りなんぞ放てば見えるもんも見えるのである。
99 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:05:16.88 ID:4hE0Ji1sO携(19/29)
絹旗「」
上条「…あー、ミテナイデスヨ?」
絹旗「ピンクって!ピンクって超言いました!!」
上条「気のせいジャナイデスカ」
絹旗「…黒いリボンが超大人っぽかったでしょう?」
上条「え?小さいリボンしかついつなかっ……、!」
上条は死神のカマが首ににかかっていたのに気付くのが遅すぎた。
絹旗…恐ろしい(ry
絹旗「こンのエロ条がぁ!」
上条「おぼぅ!?」
絹旗「超超超大っ嫌いです出かけてきます!!」
絹旗は上条の脇腹にワンパン入れた後に、火照った顔を両手で隠しながらアジトを出て行った。
上条「絹旗ぁぁぁぁ!!出来心だったんだ許してくれぇぇぇぇ!!!」
フレンダ「まーた始まったって訳よ」
浜面「一週間に何回かは喧嘩するよな大将達。直ぐに仲直りするんだろうけどよ」
上条「うぉぉお…絹旗に嫌われたぁぁぁ」
100 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:05:48.06 ID:4hE0Ji1sO携(20/29)
アジトの床にうつ伏せのまま滝のような涙を流す上条の姿に、全員が引いていた。
上条「うっ、うっ、絹旗に土下座してくる…」
滝壺「多分、奢らされるから…サイフ持ってけたいしょー。」
浜面「!?」
上条「ゔん…行ってぎます…」
麦野「あの2人にも困ったもんだ」
フレンダ「床が水浸しって訳よ…浜面掃除して」
浜面「滝」
滝壺「そんな浜面は応援できない」
浜面「…壺!応援しててくれよな!」
滝壺「うん。」
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