【774の真夜中連載小説】 (15レス)
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2015/01/16(金)06:59
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13: 774 [] 満月。 太陽の光を浴びた月明かりの道をひとり歩く。 『あのお月様は光さんのおでこみたい』 不安を掻き消すように呟く。 長期入院患者の光さん。前立腺肥大の治療が主だが、認知症も併発している。 冬山に登るのが趣味だったらしい。 来月にも登山計画を立てていて病院のスリッパを念入りに手入れしている。 慣れない道。 周囲の木が密度を増していく。地面が影に覆われる。 ここは自宅から数百メートルの裏山。その険しさから散歩ルートに選んだことはなかった。 ゴクリ 生唾を飲む。 目の前にはほぼ直角にそり立つ壁。 20メートル上を見上げる。小さな影。 それが「キャン」と高い声を発して消えた。 『野良チワワだ』 獲物を確認したわた坊は右手を岩山に突き立てた。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/10365/1412170716/13
満月 太陽の光を浴びた月明かりの道をひとり歩く あのお月様は光さんのおでこみたい 不安を掻き消すようにく 長期入院患者の光さん前立腺肥大の治療が主だが認知症も併発している 冬山に登るのが趣味だったらしい 来月にも登山計画を立てていて病院のスリッパを念入りに手入れしている 慣れない道 周囲の木が密度を増していく地面が影に覆われる ここは自宅から数百メートルの裏山その険しさから散歩ルートに選んだことはなかった ゴクリ 生唾を飲む 目の前にはほぼ直角にそり立つ壁 メートル上を見上げる小さな影 それがキャンと高い声を発して消えた 野良チワワだ 獲物を確認したわた坊は右手を岩山に突き立てた
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