ゆとり教育・脱ゆとり教育・学力低下総合スレ (345レス)
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113: コメント 2014/08/09(土)03:02 ID:PUOLdMFA7(1/27) AAS
170【教科書のウソ・デタラメ・学習効果ゼロ中1化学その110】再結晶の利用の説明がウソ・デタラメ
中学1年生理科(T書籍新しい科学1年P.105上から8〜10行目)
まずは教科書の記述から。
「・・・・・・再結晶という。再結晶を利用することで、少量の不純物を含む物質から、結晶となった純粋な物質を得ることができる。」
これはウソ・デタラメです。多くの場合、何か芯になるものを入れておかないと、1つの再結晶にならないのです。ですから、再結晶を作るときは、何か芯になるものを入れておく必要があります。教科書はこの記述が抜けています。
114: コメント 2014/08/09(土)03:59 ID:PUOLdMFA7(2/27) AAS
171〜172【教科書のウソ・デタラメ・学習効果ゼロ中1化学その111〜112】再結晶の説明がウソ・デタラメ
中学1年生理科(T書籍新しい科学1年P.105上から6〜8行目)
まずは教科書の記述から。
「固体の物質をいったん水に溶かし、溶解度の差を利用して、再び結晶として取り出すことを再結晶という。」
これはウソ・デタラメです。
(1)溶媒は水でなくてもいいのです。
(2)“溶解度の差を利用して”だけではありません。飽和溶液の溶媒を徐々に蒸発させるという方法でも、再結晶はできます。
正しくは以下の通りです。
『固体物質の精製法の一。目的の固体物質を適当な溶媒に溶かし,再び結晶を析出させて不純物を除く方法。普通,温度による溶解度の差を利用して,高温度でつくった飽和溶液を冷却するか,あるいは,飽和溶液から溶媒を徐々に蒸発させる。』
(外部リンク:kotobank.jpより引用)
115: コメント 2014/08/09(土)04:33 ID:PUOLdMFA7(3/27) AAS
173〜197【教科書のウソ・デタラメ・学習効果ゼロ中1化学その113〜137】「実験9赤ワインを加熱して発生した気体を分留する」に関わる説明などがウソ・デタラメ
中学1年生理科(T書籍新しい科学1年P.121)
まずは教科書の記述から。
「混合物を加熱した時の温度変化
(中略)
実験9 赤ワインを熱して出てくる物質(出てきた気体を冷やして液化する)
@赤ワインを熱する
A出てきた液体を集める
出てきた液体を約2cm3ずつ、3本の試験管(1、2、3)に集める
B出てきた液体を調べる
省12
116: コメント 2014/08/09(土)04:34 ID:PUOLdMFA7(4/27) AAS
学んだ知識を応用して、赤ワインの代わりにエタノール水溶液をエタノールと水とに分離する実験をしてみましょう。理科に関心がある生徒ほど、どうなるのか興味が湧くでしょうし、教科書通りの結果が出るだろうと思うでしょう。さて、結果はどうなるでしょうか。(もちろん教科書通りにやるのだから、教科書通りの結果が出るはずです。)
しかし、残念ながら教科書通りの結果は出ません。こういうのをウソ実験って言うのです。
どういう結果が出るのか、きちんとケリをつけなければなりません。教科書通りの結果が出ないならば、どういう結果がでるのでしょう。
(10) (あ〜ぁ、とうとう二桁になっちゃった。でも、足し算を間違えると恥ずかしいから、仕方ないか。)エタノール水溶液を加熱し、蒸留した液体をまた更に蒸留する・・・・・・・・。これを繰り返していくと、エタノールの濃度が次第に濃くなっていき、最終的には重量%で96%のエタノール水溶液(4%の水分を含んだエタノール? 水-エタノール混合物と言うのが適切なようです。)が得られます。
(11) ところが、重量%で96%のエタノール水溶液は、共沸混合物と呼ばれるものの1つなのです。
(12)共沸とは液体の混合物が沸騰する際に液相と気相が同じ組成になることです。つまり、沸騰している時の液体の方の濃度と気体の方の濃度が同じになるのです。だから、蒸留しても濃度は変わらないので、蒸留する意味がないのです。
(13)このような混合物を共沸混合物と言います。
(14)重量%で96%のエタノール水溶液は、上記の共沸混合物となり、その沸点は78.2°Cで、この温度になると水とエタノールの両方が蒸発していきます。(ちなみに、水-エタノール共沸混合物の沸点は78.2°Cで、水およびエタノール単体の沸点より低いのです。このような共沸混合物の沸点を極小共沸点と言います。一方、水と塩化水素(沸点 −80°C)の混合物は塩化水素20%の濃度で共沸混合物となり、その沸点は109°Cであるので、これを極大共沸点と言います。)
(外部リンク:ja.wikipedia.org)
(15) 従って、蒸留しても同じ濃度のエタノール水溶液が得られるだけで、分留はできません(蒸留によって水とエタノールをこれ以上分けることはできません)。
省1
117: コメント 2014/08/09(土)04:36 ID:PUOLdMFA7(5/27) AAS
では、どうすれば水とエタノールを分けることができるのでしょうか。
(17)水-エタノール混合物であればベンゼンを加えて蒸留することによってほぼ純粋なエタノールを得ることができる。このように第三成分を加えて蒸留分離する方法を共沸蒸留という。(外部リンク:ja.wikipedia.org)
と簡単に片付けることができればいいのですが、この“共沸蒸留”というのがなかなかの曲者で、理解するのは容易ではありません。
(18) 共沸蒸留方法に於いては、分離が困難な物質からなる混合物に、これらのいずれかと共沸混合物を形成するような物質が添加されることにより、蒸留の分離性が向上される。
(外部リンク[html]:www.ekouhou.net)
ということで、何とか理解できた気になり、具体的にどうしたらいいのか調べたところ、まともに説明を考え出すと、ウソ・デタラメが50〜100くらいカウントされそうなことが分かりました。
いくらなんでもそれは嫌なので、外部リンク[html]:chemeng.in.coocan.jp(図解付きです。是非見て下さい。)を元にして、要点だけまとめると、次のようになります。
(19)純粋なエタノールを得ることは図のような共沸を利用した蒸留プロセスでおこなわれる。
(20)これは第三成分としてベンゼンを加えることでその共沸を利用した蒸留法である。
(21)ベンゼンの沸点は80.1℃であるが、混合系の共沸点は、エタノール/ベンゼン68.2, ベンゼン/水 69.3, エタノール/ベンゼン/水 64.9℃である。
省8
118: コメント 2014/08/09(土)04:37 ID:PUOLdMFA7(6/27) AAS
こうして見ると、実験9って何を学習するための実験なのか分からないですね。赤ワインには水とエタノールが入っていることを示すための実験なのか、それとも赤ワインを使って水とエタノールを分離する実験なのか、水とエタノールを完全に分離するのは、実は簡単ではないことを踏まえると、考えれば考えるほど実験の意図がぼやけていってしまいます。おまけに応用はできないし、この章における位置づけも分からないし、そもそもこの単元(いわゆる章のこと)自体の構成がおかしい・・・・・・・。生徒たちの頭の中は、きっとゴチャゴチャになっているでしょうね。
聞くところによると、生徒たちにとって解り易い授業というのは、理解できる授業ではなくて、「覚え方が分かりやすくて、何となく理解できた気がする」授業だそうです。約十年後、そういう人たちが社会人になります。いいのかなぁ、こんなことで。
119: コメント 2014/08/09(土)04:40 ID:PUOLdMFA7(7/27) AAS
えっ、あとたったの3つで200!?
ど、ど、ど、泥沼だぁ〜〜〜〜〜!
120(3): コメント 2014/08/09(土)04:53 ID:PUOLdMFA7(8/27) AAS
泥沼脱出作戦その1・教科書のウソ・デタラメを有限にするために。
〔構成のウソ・デタラメの研究〕その1
中学1年生の理科(T書籍;新しい理科1年P.62〜127「身のまわりの物質とその性質」)
まずは教科書の記述から。目次とその内容を簡略的に紹介します。
「単元2身の回りの物質
@身のまわりの物質とその性質
1.物体を物質で区別する
物体と物質
2.金属と非金属
実験1金属と金属でない物質の区別
省17
121: コメント 2014/08/09(土)04:54 ID:PUOLdMFA7(9/27) AAS
(>>120の続き)
B水溶液の性質
1.物質が水に溶けるとは
実験5 水に溶ける物質の様子
実験の結果から
物質が水に溶けるようす
水溶液
純粋な物質と混合物
溶液の濃度
2.水に溶けている物質を取り出す
省20
122(3): コメント 2014/08/09(土)04:59 ID:PUOLdMFA7(10/27) AAS
泥沼脱出作戦その2・素人の私が作った構成と目次
〔構成のウソ・デタラメの研究〕その2・理科・中学1年生化学の目次(項目のみ)
1.この章を学習するために必要な計算など
[1]密度
[2]濃度
2.物質の成り立ち
[1]物を分解していくと
[2]原子
[3]分子
3.物質の状態変化[物理的変化の1つ](水を例にして説明)
省18
123: コメント 2014/08/09(土)05:00 ID:PUOLdMFA7(11/27) AAS
(>>122の続き)
4.物質の分類
[1]純物質(1つの化学式で表すことができる物質)
(1)単体(原子&等核二原子分子;等核二原子分子とは、H2、O2など)
〈1〉 金属
〈2〉 非金属
(2)化合物
〈1〉有機物(有機化合物)
〈2〉無機物(無機化合物)
[2]混合物(2つ以上の化学式で表される物質)
省27
124: コメント 2014/08/09(土)05:24 ID:PUOLdMFA7(12/27) AAS
泥沼脱出作戦その3・教科書の内容(>>120,121)と私案(>>122,123)の比較検討
いかがでしょう、教科書の内容と私案を比較してのご感想は。
私案の方は、ネット上にあるいくつかの専門書っぽいものの目次だけをコピーし、私には理解不能なものをじゃんじゃん切り落として、残ったものを並べ替えたりしたものです。
教科書の内容がごちゃごちゃなのに比べ、私案の方は(元が専門書ですから)全体の構成・骨組みがしっかりしていて、内容が明快なストーリーになっている、と自負しています。
125: コメント 2014/08/09(土)05:31 ID:PUOLdMFA7(13/27) AAS
1.まず初めに(この単元で学習する内容について
この単元で学習する内容(何をどこまで学習するのか)について
2.この章で学習するために必要な計算など(小学校の復習)
[1]密度
[2]濃度
3.物質の成り立ち
[1]物を分解していくと
[2]原子
原子の性質として、次の3つが確認されている。
@ 化学変化によって、原子はそれ以上に分轄できない。
省4
126: コメント 2014/08/09(土)05:32 ID:PUOLdMFA7(14/27) AAS
4.物質の状態変化[物理的変化の1つ](水を例にして説明)
圧力や温度で物質の状態は変化する。
[1]物質の状態
(1)固体(水を0℃未満にすると氷という固体になる)
(2)液体(氷を熱すると水という液体になる。融解、融点、凝固の説明。)
(3)気体(水を熱すると水蒸気という気体になる。蒸発、沸点、凝縮の説明。)
1)実験7 (ロウではなくて)水が状態変化するときの体積や質量の変化
実験の結果から
状態変化を粒子のモデルで考える
水の状態変化における質量と体積
省33
127: コメント 2014/08/09(土)05:46 ID:PUOLdMFA7(15/27) AAS
順番を間違えました。やり直します。
128(2): コメント 2014/08/09(土)05:47 ID:PUOLdMFA7(16/27) AAS
泥沼脱出作戦その4・教科書の内容(>>120,121)と私案(>>122,123)の合成と検討
試しに、教科書の内容(>>120,121)と私案(>>122,123)を合成して検討してみましょうか。
1.まず初めに(この単元で学習する内容について
この単元で学習する内容(何をどこまで学習するのか)について
2.この章で学習するために必要な計算など(小学校の復習)
[1]密度
[2]濃度
3.物質の成り立ち
[1]物を分解していくと
[2]原子
省18
129: コメント 2014/08/09(土)05:48 ID:PUOLdMFA7(17/27) AAS
4.物質の状態変化[物理的変化の1つ](水を例にして説明)
圧力や温度で物質の状態は変化する。
[1]物質の状態
(1)固体(水を0℃未満にすると氷という固体になる)
(2)液体(氷を熱すると水という液体になる。融解、融点、凝固の説明。)
(3)気体(水を熱すると水蒸気という気体になる。蒸発、沸点、凝縮の説明。)
1)実験7 (ロウではなくて)水が状態変化するときの体積や質量の変化
実験の結果から
状態変化を粒子のモデルで考える
水の状態変化における質量と体積
省33
130: コメント 2014/08/09(土)05:49 ID:PUOLdMFA7(18/27) AAS
5.物質の分類
[1]純物質(1つの化学式で表すことができる物質)
(1)単体(原子&等核二原子分子;等核二原子分子とは、H2、O2など)
実験1 金属と金属でない物質の区別
実験の結果から
〈1〉 金属(延性・展性に富む、電気伝導性を持つ、熱伝導性に富む、イオンにおいて正電荷である、「金属光沢」と呼ばれる独特の光沢を持つ、の5つの性質を持つ単体)
〈2〉 非金属(金属の性質をもたない単体)
(2)化合物
実験2 白い粉末の区別
実験を計画する→実験する→結果をまとめて考察する→話し合う
省4
131: コメント 2014/08/09(土)05:50 ID:PUOLdMFA7(19/27) AAS
[2]混合物(2つ以上の化学式で表される物質)
(1)混合物のいろいろ
〈1〉水溶液
1)水に溶けるとは・水溶液の性質
実験5 水に溶ける物質の様子
@食塩の水溶液
A砂糖の水溶液
B硝酸カリウムの水溶液
Cミョウバンの水溶液
実験の結果から
省12
132(2): コメント 2014/08/09(土)05:51 ID:PUOLdMFA7(20/27) AAS
(2)混合物を成分ごとに分離・精製し、純物質にする方法
〈1〉蒸発
〈2〉ろ過
(実験5 水に溶ける物質の様子 C濾過した液を調べる)
〈3〉蒸留(広義的な意味での蒸留)
1)蒸留(挟義的な意味での蒸留)
2)乾留
3)分溜
実験9 赤ワインを熱して出てくる物質
赤ワインを熱する→出てきた液体を集める→出てきた液体を調べる
省7
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