[過去ログ] 「企画クラッシャー」について考えるスレ (779レス)
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768: 2013/09/19(木)20:54 ID:DzQ1h5WW(1/4) AAS
ゲーム製作を志す者 〜すなわち企画者たち〜 の一部はある噂を信じている。
「クラッシャーとは潰された企画者の成れの果てだ。
クラッシャーがいるから企画が潰され、
新たなクラッシャーが生まれるのだ。」と。
だがそれは果たして事実なのだろうか?
私は世界各地をめぐり、長老たちが知っている伝説を聞き出し、驚くべき真実にたどり着いた。
クラッシャーは100年に一度人間の世界に現れ、
もっとも神に近い作品を潰し、そこに込められた想いを味わうという。
クラッシャーによって作品を潰された者は
クラッシャーの下僕となり、強大な力を得る。
省3
769: 2013/09/19(木)20:55 ID:DzQ1h5WW(2/4) AAS
だがこれでは計算が合わない。
クラッシャーとその「しもべ」によって潰されるのは
せいぜい10年に10本、1年に1本に満たないはずである。
だが、現実に潰れる企画はこれよりはるかに多い。
クラッシャーとしもべ達にとって作品潰しとは最大の愉悦であり、生き甲斐そのものであり、また真剣勝負の場でもある。
もし飢えた獣のようにガツガツと食い荒らす者が現れたならば、
彼ら同胞からも忌み嫌われるばかりか、掟に逆らう者として粛清されてしまうらしい。
知れば知るほど分からなくなる。
一体何が起きているのか。
ここで再び先の問いに戻ろう。
省3
770: 2013/09/19(木)20:56 ID:DzQ1h5WW(3/4) AAS
世界を回っている時、私はある青年に出会い、彼の話を聞いた。
彼がかつて企画者であったこと、企画を完遂させる前に放棄してしまったこと、
今ではそれを悔いていること。
興味深かったのは、彼が企画に行き詰まり、放棄する考えが頭のなかを巡り始めた時のことだ。
「クラッシャーに襲われたのだ」と耳元でささやく蛇が現れた、と。彼はそう告げた。
その甘い響きは、彼の胸に渦巻く重苦しさを拭い去った、とも。
だが、数日経つとまた重苦しさが頭をもたげ、
捨て去った企画への想いに心を塞がれるようになったという。
「クラッシャーは本当に存在したのか? 」
その思いを頭から振り払おうと抵抗する日々が続いた。
771: 2013/09/19(木)20:57 ID:DzQ1h5WW(4/4) AAS
ある日、彼の弟もまた企画者を目指していることに気づいた。
弟の目はキラキラと輝き、兄は微かに羨ましささえ感じた。
だが半人前の兄の目から見ても、その企画は実現性の低いものに思えた。
このままでは弟も自分のようになってしまうだろう、
そうなる前に救わねば、だがどうしたら…? 焦る気持ちは膨らむばかり。
「どうせあの企画は潰れるんだよ、なら早い方がいいよね」そうつぶやくのは、再び現れた蛇だった。
「クラッシャーだ、クラッシャーに潰されたんだ!」
弟は涙を流し、唇を噛んでいた。それを見届けた兄は
「そうだ、クラッシャーだ。やはりクラッシャーが企画を潰すのだ」と穏やかな気持ちを取り戻した。
私はその青年が語るのを一晩聞き続けた。明け方近くに彼は、
省4
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