[過去ログ] 【細田守】果てしなきスカーレット・肯定派専用2 (1002レス)
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533: 12/19(金)18:31 ID:3g9k79XP(5/8) AAS
『スカーレット』は細田守が自ら監督・脚本を手掛け、彼のビジュアルデザインやスタイル、さらには世界観までもが凝縮された情報量の多い作品である。映画の中のスカーレットは、ハムレットのように、慈悲深い父王が叔父クローディアスに殺害され、王位を奪われる。復讐に燃えるスカーレットは逆に災いを招き、死者の国へとたどり着く。死者の国には魔女、雷を落とす大黒竜、多くの死者、そして「聖」と呼ばれる救護員がいた。「聖」は現代の日本人である。キャラクターデザインにおいて、「聖」は治療者、救助者、平和主義者、スカーレットの思想的啓蒙者であり、魔女は次々と、生とは何か、死とは何か、愛とは何かを問いかける存在である。大黒龍と父王は神の二面性を表す。大黒龍は三度にわたり決定的な瞬間に現れ、正義と救済を象徴する。父王の魂は愛と赦しを体現している。
スカーレットはクローディアスの配下である四大主将と対峙し、数々の難関を乗り越えた。父王の遺言が「許せ」であることは知ったが、その意味は不明だった。また、死者の国では誰もが無限の地へ入りたがっているが、無限の地へ通じる道はクローディアスの将兵に守られていた。映画はクローディアスの強者の道徳観と、庶民の弱者の道徳観を明確に描いている。弱者は確かに弱い存在だが、数で勝る群衆の力で、将兵たちの築いた高い壁を打ち倒したのだ。
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