【細田守】果てしなきスカーレット・肯定派専用2 (818レス)
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386: 12/15(月)12:07 ID:vLFMiaaX(1) AAS
細田版ハムレットも現代劇でやればよかったのに。
16世紀デンマークの文化・宗教観・歴史・当時の世相をがっつり織り込んだ、SHOGUNのような果てしなきスカーレットなら大いに観たいが。
ただそんなもん、日本人にはそうそう無理だし、そもそもアニメでやる必然もない。
387: 12/15(月)13:38 ID:haCC3pcX(1/3) AAS
評価とかじゃないんだよ
商業作品なら客入りがすべてだと思う
そこを見誤ってしまったのかと
388: 12/15(月)13:40 ID:haCC3pcX(2/3) AAS
勿論、しっかりした作品なら後年評価爆上がり名作になることもある
カリオストロの城のように
あの作品は観た観客たちからの賞賛があったのも大きい
389: 12/15(月)13:44 ID:haCC3pcX(3/3) AAS
歌でも舞台でも、最初は地味な出足だったが、観た客、聴いた人たちから評判になり、尻上がりにヒットしたということはよくある。
昔なら最初はさっぱり売れなかった、とかB面に収録された曲がよくて、レコード買った人たちから広まって、今じゃ名曲にラインナップされてたりね
390(3): 12/15(月)14:47 ID:QTCH+OaB(2/2) AAS
映画の出来は、いかに観客を裏切るかだろ
監督の器量が試されてるんだよ
391: 12/15(月)15:01 ID:h3KnpoPv(2/5) AAS
Rotten tomatoes掲載最新レビュー
外部リンク[htm]:www.shadowsonthewall.co.uk
Scarlet
Review by Rich Cline
星⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
日本の映画監督・細田守は、アニメ風のビジュアルと壮大なスケールのデジタルアニメーションを独創的に融合させ、この復讐の叙事詩全体にシェイクスピアの古典的要素を散りばめている。映像はしばしば圧巻で、映画的な感性で描かれた異様な細部に度々驚かされる。物語は時に『ハムレット』の幻想的な変奏のように感じられるが、同時に新鮮な手法で新たな物語を紡ぎ出し、観客を惹きつけ、最終的には感動させる。
聖がスカーレットの日常的な剣やナイフによる暴力に背を向け、この不気味な風景の中で争う部族間の和平を仲介する姿は興味深い。一方、スカーレットは彼の善人ぶりを嘲笑する。しかし彼女は、彼らが加わったラクダ隊の隊員たちを彼の薬で治療する能力を目の当たりにし、自分が信頼することを恐れる人々とも友となる彼の姿を見る。二人は新たな視点で世界を見ることを学び、直面する試練への反応が次第に変化していく様子は実に興味深い。
細田監督は本作のビジュアルに4年以上を費やし、日本の2Dアニメともハリウッドの3Dデジタル手法とも異なる独自性を追求した。壮大な戦闘シーン、広大な風景、数千人の群衆、さらには眩いばかりの火山噴火といった映像が展開される。しかし焦点は一貫してスカーレットと、この奇妙な青年との絆に絞られている。状況が二人を深く変えていく中で、どちらも頑固で愛すべき存在だ。
省1
392: 12/15(月)15:09 ID:14nLR+SH(2/5) AAS
聖って少しスカーレットの面倒見ることで死者の国から目を背けようとしてる感あるよね。看護師という役割に徹することで現世への戻り方も分からない絶望的な状況を直視しないようにしてるというか。(まあ、もう死んでんだけどw)
焚き火の場面で急に「人生てなんだ?」とか言い出したりキャラバンでの夜に1人で星空見てたりしたのもその辺の表れかな、と
393: 12/15(月)15:35 ID:cS6nfF32(2/2) AAS
>>390
観客を裏切ることについては100%大成功だったな
394: 12/15(月)15:59 ID:0kaIqJtD(4/4) AAS
100%期待通りだったぞ?
次も制服スカート崇拝と初心者バンド結成でお願いします
1226 ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 第1幕
1226 この本を盗む者は
395: 12/15(月)16:23 ID:QLczJa4B(1) AAS
>>390
むちゃくちゃ酷評されてるから、どれだけ酷いかと期待して観に行ったら拍子抜けするぐらい面白かった
裏切ると言われれば良い意味で裏切られた
396: 12/15(月)16:24 ID:ieES+cwd(1) AAS
これだけは細田監督に白状して欲しい
ダークソウルシリーズやりましたよね??
"死者の国"ってネーミングもなんかそれっぽい
397: 12/15(月)16:29 ID:h3KnpoPv(3/5) AAS
外部リンク[htm]:www.markreviewsmovies.com
マーク・デュジックによるレビュー | 2025年12月11日
『スカーレット』のテーマは、暴力、戦争、復讐が人類に内在する要素であり、人類の避けがたい破滅の根源となり得る可能性を考察している。そうした事情を踏まえ、脚本・監督を務める細田守は、これらの概念を巡る物語を、おそらくこれら要素を全て備えた最も有名な物語を軸に展開するという、実に独創的で驚くほど巧妙な決断を下した。
舞台は16世紀頃のデンマーク王国における王室の動向だ。そこには腐敗が蔓延しており、具体的には王の弟が陰謀を企て、君主の死を画策していた。この時点で、細田が何を成し遂げたかは明らかだろう。すなわち、ウィリアム・シェイクスピアの『ハムレット』―死が至る所に潜み、物語の本筋が始まる前からそれを定義づける戯曲―を、人類が暴力から逃れられないという寓話の骨格として採用したのである。
シェイクスピアの物語は、それ自体がより古い伝説に基づいているが、ここでは直接翻訳されていない。細田監督は、そのような文字通りの解釈が観客の注意をそらす可能性があることを十分に理解しているからだ。ここでは劇そのものが重要なのではない。観客がすでに知っているであろう概念、すなわち暴力の循環性と主人公の復讐への執念こそが核心なのである。物語の演劇的起源との隔たりをさらに明確にするため、アニメ映画の主人公はハムレットやアムレトという名の王子ではなく、スカーレット(声:芦田愛菜)という名の王女である。彼女の髪は鮮やかな赤だが、その思考と行動はより深紅の色合いを帯びている。
省1
398: 12/15(月)16:29 ID:h3KnpoPv(4/5) AAS
そこで劇との直接的な繋がりは終わる。スカーレットがクローディアスが実際に彼女を毒殺したことを発見した後の映画の残りの部分は、あの世と呼ばれる異世界が舞台となる。そこは広大で不毛な場所であり、歴史上のあらゆる時代の人間が占め、死後も戦い続けた戦士たちの鎧や軍服、武器が散乱している。復讐の使命が失敗に終わったと信じたスカーレットは、当初は無数の粘着質な手に引きずり込まれ虚無へと消え去ろうとする。しかしクローディアスも異界にいると知ると、死後も自らの暴力的な探求を続ける決意を固める。
プロットはこれほど単純だが、映画の作画スタイル同様、表面的な装飾以上の深みを持つ。視覚的美学について言えば、おそらく「何でないか」で説明するのが最も適切だろう。デンマークでのプロローグや現代へのフラッシュバック(この概念は後ほど明らかになる)にはそのスタイルの見た目や動きが感じられるものの、この技法は伝統的な手描きアニメーションではない。
しかしスカーレットが冥界に足を踏み入れると、アニメーションはより深みを増す。デジタル技術を用いて、平面的なキャラクターデザインを再現しつつ、色彩や陰影、立体感を重ねていく手法によるものだ。動きに関しては、映画の様々な戦闘シーンであれ、より単純な動作であれ、動作に若干のぎこちなさがあり、この場所に何か違和感を即座に感じさせる効果がある。何しろ異世界では時間は無意味であり、あらゆる場所や時代の人物が絶え間ない緊張や対立の中で共存しているのだ。そして、そのたどたどしい動きこそが、その概念を際立たせているのである。
399: 12/15(月)16:30 ID:h3KnpoPv(5/5) AAS
確かに、スカーレットは間もなく聖(声:岡田将生)という現代の救急救命士に同行される。彼の仕事は明らかに人命救助であり、その任務に長け、心から使命を信じているため、敵の死のみを気にかける女性スカーレットとは対立する。クラウディウスの様々な同盟者——スカーレットの父を殺した処刑人たちや、より馴染み深い名前であるポローニアス(声:山路一弘)とその息子レアティーズ(声:柄本時生)、ローゼンクランツ(声:青木崇高)、ギルデンスターン(声:染谷将太)——に傷つけられた彼女を、彼は癒すことができる。
しかし聖は、スカーレットの葛藤に平和的な解決策を見出そうとも決意している。それが叶わぬ場合、戦いで傷ついた新たな友人の敵を助けることも厭わない。この映画の行動には深い哲学的関心が込められている。なぜならここに、人間性の異なる見解と、人類が長い戦争の歴史を乗り越えられるかどうかを体現する二つのキャラクターが存在しているからだ。
スカーレットと聖書の議論や論争が幾分反復的で主題に深く踏み込まない部分もあるが、それでも細田守の脚本が最も有名な復讐劇をこれほど独創的に活用する様は圧倒的だ。さらに重要なのは、本作のデザインとアニメーションが驚異的である点だ。細田監督とチームは、クラウディウスが支配する城を再び取り囲む巨大な群衆、雲間を静かに漂い神秘的な信仰に背く者へ不自然な雷を落とす大竜、そして暴力の虚しさを映す本作の世界観の空虚な延長のように感じられる、幽霊が徘徊する不気味な冥界を生き生きと描き出す。
『スカーレット』は複雑で印象的なアニメーションによって描かれた数々の驚異に満ちた作品である。同時に、提示される美学ほど複雑でも豊かでもないが、思慮深く賢明に提示された思想の映画でもある。
400(1): 12/15(月)17:15 ID:OIkBUbbK(1) AAS
明日MX4D版観に行く
プレート持っていくと膝乗せ必須だから基本飲み物オンリーだけど
貸し切り状態だと何か貪り食いたくなるな…
401(1): 12/15(月)17:30 ID:14nLR+SH(3/5) AAS
>>400
首から下げるタイプのポップコーンケースとか持参していけば膝はフリーになるんじゃね?
402: 12/15(月)17:51 ID:vOkZlnYw(1) AAS
>>390
ストーリーに関しちゃ終盤からラストまで予想の上でも下でもなく次はこうなるんじゃねと思っている通りに進んでいった
最後はまあこうなるよねって感じで少し陳腐に感じたけど
403(1): 12/15(月)18:09 ID:F88bSWGs(1/3) AAS
>>401
なるほど
映画館で売ってたら買おうかな
404(1): 12/15(月)18:56 ID:tI3aMX8E(1/3) AAS
>>403
コンセ、基本的には売ってなかったと思う
スカーレットのポップコーンのコラボはアクリルキーホルダーだった
他作品のコラボでやってたらそれ買うしかなさそう
近場がMX4Dなんで特殊は圧倒的にそこばっかなんだけど
MX4Dの時ってトレイ持ち込み禁止で購入時に4D見ますって言うとビニール袋に入れてくれるんだが
(コンセで申告し損ねてもシアター入場時に対応)
ガサゴソ雑音率あがんの劇場がやるなよと思ってる
4D見ますだとそれ用の容器にしてくれるじゃあかんのかな
コラボの割高じゃなくて使いまわし可にしてくれるなら別売でもいいのにな
405(1): 12/15(月)19:02 ID:HoHjTQON(2/2) AAS
上映中の袋ガシャガシャは案外響くから難儀だな
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