FFDQバトルロワイアル3rd PART20 (497レス)
1-

408: 自分の尺度で人をはかってはいけません 3/15 01/31(水)23:28 ID:cdLFgoRpB(3/7) AAS
「しかししかししっくわぁーし!
 別に意識を乗っ取ったりしなくても、アルコトナイコト言わせるだけだったらできるんだじょー!
 例えばリュックくん! 君はぼくちんを残虐非道なヤカラだと思っているようだがね!
 それはロックとかマッシュとかにナイアルコトコト聞かされたからじゃないのかー!?」
「そんなわけないでしょ! だいたいアーヴァインに思いっきりヒドイことしてたじゃない!
 魔力流し込んで魔物に変えてやるとか脅してさ!」

あっ。
そおいえばそんなこともあったっけ。
ケフカちゃまってばすっかり忘れてましたわ! テヘペロ。

「はい、それは一旦横に置いといて」
省23
409: 自分の尺度で人をはかってはいけません 4/15 01/31(水)23:29 ID:cdLFgoRpB(4/7) AAS
「アーヒャヒャヒャヒャ! 虚偽の情報や認識を与えるだけなら精神的な負担も低いんだじょー!
 そうそう障害も起こらんし、本人は本気でそう思ってるからウソをついてる自覚もない!
 さらに催眠術と合わせると効果はばつぐんだ!
 いやー思い出しますねえ! ぼくちんをロックだと思い込んだアーヴァインくんは実に素直でしたっけ!」
「――ッ」

あら〜。今度はまた真っ赤に戻りましタワー。
一昔前に流行った映えるお茶かなんかか? 大丈夫? 重曹ぶっかけとく?

「いい加減にせんかっ!
 リュックよ、こやつの安い挑発に乗るでないぞ」

あらら、ギードまでぷんぷんしちゃったじょ。
省21
410: 自分の尺度で人をはかってはいけません 5/15 01/31(水)23:31 ID:cdLFgoRpB(5/7) AAS
「あ、でも、あたしライブラ使えないんだよねぇ。
 "みやぶる"なら着替えれば使えるんだけど……」
「ふむ。それならワシらと一緒に行動せんか?
 ケフカが不安なのはわかるが、こやつは下手に目を離すよりも二人で監視した方が安全じゃろう。
 正直、ワシも手に余りかけておるでな。
 アーヴァインの無事が確認できれば、改めて互いに別行動したらええ」

おい。勝手に話を――

「う、うーん……その方がいい、かなあ。
 確かにギード一人じゃ大変だろうし……」
「だーれがコイツですかこいつ!
省27
411: 自分の尺度で人をはかってはいけません 6/15 01/31(水)23:35 ID:cdLFgoRpB(6/7) AAS
「魔力を封じる、か……確かにそんなものがあれば楽じゃな。
 それよりリュックよ。お主、少し怪我を負っているようじゃが大丈夫かの?」
「え? あ、ああ、ダイジョブダイジョブ。
 さっきの戦いでカスリ傷負っただけだから、ツバつけとけば治るって!」

この女が元気なのは見ればわかるんだよなあ。
なんで片腕が切り落とされている見るからに重傷の私を心配しないのか、コレガワカラナイ。

「そうもいかんじゃろ。
 もしトルネドで負った傷なら、毒沼の水が巻き込まれている可能性もあるしの。
 放置して悪化すると大変じゃ」
「えっ……あ、そ、そういえばクサクサ沼があったっけ……
省25
412
(1): 自分の尺度で人をはかってはいけません 7/15 01/31(水)23:37 ID:cdLFgoRpB(7/7) AAS
って、俺様を無視して話を進めてるんじゃねー!
……でも、学生寮、ですかァ。
正直偽アーヴァイン君が本当にそこで待ってるとは思わんが――

「学生寮ってことはタオルやシャワーぐらいありますよねェ!?
 いいじゃないですか! そうと決まればギードさん、リュックさん、行きますよ!
 そろそろ桃のカホリのボディーソープでツヤツヤキレイな卵肌にならないと、あのカッパ野郎のツルペタ鼻が折れ曲がって気づかれちゃうカモしれませんからね!」
「ま、まあ、確かにクッサイから……いっぺん洗わせた方が良さそうかも……
 セフィロスがアンジェロの身体使ってなかったとしても、フツーに気づかれそうなぐらいヤバヤバな匂い方してるし」

キーッ! なんてヒドイことを言うんだリュックちゃんよォ!
どこのダーーーレがオヤジクサイだってェ!?
省25
413: 自分の尺度で人をはかってはいけません 8/15 01/31(水)23:39 ID:jfEMy+iHx(1/8) AAS
まあ別に人質になるならソロ以外の誰でもいいっちゃいいんですが……
暴れずに大人しく人質になってくれそうな殊勝な輩がいないんですよねェ。
全く、かわいそうなアーヴァインくんを助けるために『俺が代わりに人質になる』とか言えんのかね!
ドイツもコイツも見下げ果てた奴らだ! そう思わんかおまえら!

それと偽アーヴァインことジェノバ野郎が、どういう形で誰に成りすませるのかイマイチわからんのも問題ではある。
本物アーヴァインやセフィロスの腕を解析した限りだと、そこまで自由自在に擬態するような能力はないはずだが……
恐らく進化の秘法パワーでセフィロスに反逆したところまでは確実、それ故に俺様のサンプルとは多少異なる性質を得ている可能性が高い。
あるいは人間種との融合寄生で退化していた能力を、どういうわけか進化で取り戻したってカンジかもしれないけど――わからんでちゅ。うきゅ。

現時点で確定しているのは、少なくともリュックとロックのダブルバーカーコンビを騙せる程度にはアーヴァインに成りすませることと、ソロの声を出せること。
しかし例えばセフィロスやソロの姿を取ったりできるのか?
省26
414: 自分の尺度で人をはかってはいけません 9/15 01/31(水)23:41 ID:jfEMy+iHx(2/8) AAS
「ううん……ギード、これで下まで降りれる?」

いや無理だろ。
見てわからんのかこのバカチンがー!

「ううむ、ワシ一人なら飛び降りれなくもないんじゃが……
 こやつを連れていくとなると難しいのう」

あらやだ意外と肉体派。
だが俺様をお荷物みたいに言うんじゃねー! カメのくせにー! ムキー!

「ここは素直にエレベーターで一階に戻ったほうがええじゃろ。
 お主がソロを警戒する気持ちはわかるが、ワシらが話している間に戦っているような物音は聞こえんかった。
 幸い吹き抜けになっておるんじゃし、下に降りる前に覗き込んで確かめればええ」
省29
415: 自分の尺度で人をはかってはいけません 10/15 01/31(水)23:44 ID:jfEMy+iHx(3/8) AAS
まあ、でしょうね。
あんなガキが魔石ナシで召喚魔法使えるほど魔力や魔法がありふれた世界なら、こんな科学一辺倒の建物を作ろうって気にはならんだろ。
それでいて対魔法を意識した構造も使われてるあたり、一部の魔物や特別な人間だけが使える――
ぶっちゃけぼくちんの世界に近い仕組みなんじゃないカナ?
まあ私の世界は既に破壊されることが決定してるので、ここが未来の世界ってこともないでしょーけど。

「お主が代わりに呼んでやることはできんのか?」
「ムリムリムリムリ! あたし召喚士じゃないもん!
 そりゃティーダとの絆はバッチリあると思うけど、どうやればいいのかもわかんないし……ムリだよぉ〜」
「そ、そうか……」

しかしなんでこのカメ死にぞこないを呼ぶことにこだわってるんだ?
省25
416: 自分の尺度で人をはかってはいけません 11/15 01/31(水)23:48 ID:jfEMy+iHx(4/8) AAS
「「ロック!」」
「あああ、ギードにリュック!?
 ああいや、話は後だ!
 セージってかタバサってか、とにかく金髪の子供見なかったか!?」

見慣れたくもない銀髪に、相も変わらず貧乏くさくてダッサイバンダナ。
植え込みから飛び出しあわやギードにぶつかりかけたバカ二号は、出会い頭にいきなりわけのわからんことを聞いてきました。
なぜか足踏みを続けていますし、ぼくちんに向かっていつもよりも数倍イヤそーな顔をしてますが……いつ見ても落ち着きのない男ですねえ!
少しはぼくちんを見習って、大人の物腰を身に着けようとして叶わず絶望して自死していただきたいものです。
しかしこの言い方だと、タバサセージくんちゃんを探してるってコト?
エレベーターに乗ってる間、サイファーに保護を頼まれたのかしらん?
省29
417: 自分の尺度で人をはかってはいけません 11/15 01/31(水)23:50 ID:jfEMy+iHx(5/8) AAS
「……ギード、ついでに胃薬も探そっか」
「ウム……一瓶ぐらいあるとええのう」

あらやだ不健康。
私の止血が終わるまでぶっ倒れないでほしいものですね。
胃痛のあまり胴体に穴が空いて失血死とか間抜けな死に様晒すのはセフィロス君だけで十分ですよ。

「とりあえず、上の階はあたしがざーっと探してくるよ。
 ギードは一階のあっち側だけでも見てもらっていい?」
「任せい。それよりお主も気をつけてな」

バカメったら勝手に話進めてますね。
しかし一階のあっち側、って言われても――……ああ、なるほど。共用設備と小部屋の区画で別れているのか。
省23
418: 自分の尺度で人をはかってはいけません 13/15 01/31(水)23:56 ID:jfEMy+iHx(6/8) AAS
まー、なんてヒドイ!
セフィロス産の害悪生物が、舐めた真似をしてくれるじゃあないですか!
あーー許せません、許せませんねぇえええ!!
私の怒りが限界突破でステータス欄から絶賛はみだしバグまっさかり!!
わかる〜ジェノバうざいよね〜って皆の声もろともに裁きの光でビガーーっと蒸発させたーーい!!
そしてホットプレートの上にのせて絶妙な温度調整で世界ごとハカイしてやるんだじょーーー!!

ぜーはーぜーはー……しかしまあ、タバサセージくんちゃんも必死に逃げているはずです。
ロックに会う直前、確かにチョコボの声が聞こえたのに、肝心の黄色いチョコボちゃんの姿が見当たらなかったわけですからね。
十中八九、セージがチョコボに乗って逃げたと考えていいでしょう。
え? そう思わせるためにチョコボをテキトーに走らせて、自分は建物の中に隠れるっていう逃走術を使ったんじゃないかって?
省25
419: 自分の尺度で人をはかってはいけません 14/15 01/31(水)23:57 ID:jfEMy+iHx(7/8) AAS
えっ? セージ?
当然のごとく見つかりませんでしたね。そもそも俺様探す気ないから当たり前の話なんだけど。
ともあれカワイソーなぼくちんはギードともどもヘトヘトになりながらエントランスに戻り、やっぱり空振りだったリュックちゃんと合流しました。
そして絶対血が出ないどころか鬱血待ったナシな勢いで肩をギュギュっと縛ってもらい、護身のためだと言い張ってザックを持ち込み、シャワータイムと相成るわけでございます。
さすがにバカメコンビは脱衣所前のラウンジに陣取ってオハナシしてるんで、カレイなる脱出マジックはできないんですけど問題ナシ!
そういうわけで回想終わり、現在に戻りましょう。

そーれ、ホワーホッホッホッホッホ〜〜

**********************

アーーーーッあづいあづい温度調整どぼやるのぉーーー!?
しかも回想終わるの早すぎィ!
省16
420: 自分の尺度で人をはかってはいけません 15/15 01/31(水)23:59 ID:jfEMy+iHx(8/8) AAS
【リュック (パラディン HP:9/10)
 所持品:メタルキングの剣、ロトの盾、クリスタルの小手、ドレスフィア(パラディン)、
     マジカルスカート 、ドライバー×4、未完成のドライバー×1、ロトの剣
 第一行動方針:ケフカの監視をしつつギードの話を聞く
 第ニ行動方針:アーヴァイン(ジェノバ)を安全な場所に避難させる/セフィロス(アンジェロ)を倒しソロを正気に戻す
 第三行動方針:皆の首輪を解除する
 最終行動方針:アルティミシアを倒す
 備考:パラディンのドレス着用時のみ闇化耐性があります】
【ギード(HP1/2、MP:1/5)
 所持品:首輪、アラームピアス(E、対人)、りゅうのうろこ(E)、ジ・アベンジャー(爪)、スタングレネード、ねこの手ラケット、血のついたお鍋、雷鳴の剣、風魔手裏剣(3)
省22
421: 訂正 02/01(木)15:00 ID:PKN/fnf8U(1) AAS
>>412
リュックや他の生存者に余計な事を吹き込まれて戦闘不能者が属州したら困るということは猿でもカメでも思い至るでしょうねえ。

リュックや他の生存者に余計な事を吹き込まれて戦闘不能者が続出したら困るということは猿でもカメでも思い至るでしょうねえ。

誤字がありましたので訂正いたします。
422: 02/23(金)21:39 ID:TECHGgj+G(1) AAS
今さらながら投下乙です。

こういうこと書くと第四の壁を超えてケフカから煽り散らされそうなんだけど、ケフカって味方につけると頼りになるのがまたずるっこいなあ。
機械知識や魔導の知識の豊富さもあるが、倫理がないので話澱むようなことも全部ぶちまけられるのが強い強い。

リュックとギードで孫娘とお爺ちゃんポジションやってるのでほのぼのする? ほのぼのするか……?
ケフカとのコンビだと割と黙りこくってたギードが、ニギヤカ担当のリュックに触発されてしゃべくりまくるので見てて面白いのよ。
リュックがいい感じの潤滑油になってて会話がすすむすすむ。
リュックの直情ムーブのおかげでケフカがボケもツッコミも両方できるようになるので、ギャグのキレが増すんだよね。

ただ、ギードはともかくリュックは割とケフカに絆されてしまっているのでは……。
そいつセフィロスを超える危険人物だぞ?
ケフカの外道行為を言伝でしか聞いてないうえに、今のケフカが表面上あまりにニギヤカなので、危険度を測りきれていないのではないかと思ってしまう。
省13
423: 薄氷を踏む、その背を押して 1/10 04/08(月)16:39 ID:iNF9KTSg/(1/10) AAS
「ロックさん、大丈夫でしょうか……」

ソロ、やっぱり元気なさげ。
仕方ないっちゃ仕方ない――むしろ仕方なさ過ぎてどうしようもなーいって話なんだけどね。
それでも私としては、いつまでも暗い顔でいるのは良くないぞって思っちゃうんだなあ。

『こっそり様子見てこようか?』
「え? そ、それは……」
『大丈夫大丈夫。
 こんだけ完璧な変装してるし、こそっと隠れて進めば見つからないって!』

ソロが不安なのって、もちろんヘンリーさんって人の事が一番大きいとは思うけど――
私とアンジェロのことを守らなきゃって気を張ってる部分もあると思うんだよね。
省23
424: 薄氷を踏む、その背を押して 2/10 04/08(月)16:40 ID:iNF9KTSg/(2/10) AAS
「――アーヴァイン! 無事か!? お前ひとりか?!」

おっ? 突然ロックさんが走り出した。
アンジェロには木陰に隠れてもらいつつ、私だけなんとか身体を伸ばして通路の方を見やる。
具体的には左足のつま先だけアンジェロのところに残して思いっきり斜めに背伸び!
どう考えても無理がありすぎる姿勢なんだけど、幽霊だからか腕をぐるぐる回さなくてもしっかり安定してる。
意外と便利な幽霊ライフ。いやありがたがってる場合じゃないけどね。

「あ、ああ……なんだ、ロックさんかぁ。
 おどかさないでほしいなぁ〜」

がさがさ音を立てながら現れたのは、コスプレみたいなローブを着て変な杖を持ったアーヴァイン。
どういうわけか服装以外はフツーの恰好をしている。
省28
425: 薄氷を踏む、その背を押して 3/10 04/08(月)16:42 ID:iNF9KTSg/(3/10) AAS
「わっ!?」
「アンジェロ?! どうしたんだ?!
 ソロに何かあったのか?!」

ああー。そうなるよねえ。
私が急ブレーキをかけたところで、あとの祀り。
アンジェロラッシュでも仕掛けるのかってぐらい弾丸ダッシュしちゃったもんだから、ロックさんもヘンリーさんも警戒態勢取っちゃってる。
ううーん、まずいなあ。
特に何も起こってないけど、私達だけついてきただけですよーってなんとか伝えないと。
えーと、えーと……とりあえずアンジェロ! ゴロン!

「「………ええ、っと?」」
省22
426: 薄氷を踏む、その背を押して 4/10 04/08(月)16:43 ID:iNF9KTSg/(4/10) AAS
「あー、やっぱそっちか。
 本当に賢いんだなお前。インターセプタ―にも引けを取らないぞ」

ロックさんがアンジェロの頭を撫でまわす。
そうこうしているうちに、アーヴァインがいるはずの木立からガシャン! ガサッ! と動き――動き………うごき?

「ああもう、出てくんなって言っただろ!」

偽アーヴァインが杖を振ると、ぼわんと音を立てながらピンク色の煙が舞い上がった。
現れたのは、参加者リストでよーく覚えた顔。
エメラルドみたいな色のおかっぱヘアーなんてへんてこな髪型にも関わらず、端正な顔立ちと立派な服もあって全力で王子様感を出している男性――
間違いなく、リュカさんの友達のヘンリーさんだ。
で、本物のアーヴァインはといえば……まだ出てこないし、ガサガサやってる。
省24
427: 薄氷を踏む、その背を押して 5/10 04/08(月)16:45 ID:iNF9KTSg/(5/10) AAS
「リッ……あっと、アンジェロ、無事で良かった」
『無事も何も、フツーに落ち着いてたからねえ。
 さすがにアーヴァインは隠れてたけど……なんか車椅子から転げ落ちてジタバタしてたけど』
「え……? だ、大丈夫なんですか?」
『んー、まあアーヴァインだし平気でしょ。
 それより、向こうは向こうで何が起きてるのかさっぱりだろうし、私達とロックさんも完全には情報交換できてないでしょ?
 何がなんだかワケわかんないから、一度集まってちゃんと話をしようってさ』
「そう、ですか。
 ……誤解が解けたなら、良かったです」

そう言いつつも、ソロの顔は晴れないまま。
省31
1-
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