[過去ログ] 恭介「人魚姫の物語」 (434レス)
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79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/02(金) 22:47:35.55 ID:P7iBSIKAO携(1)調 AAS
持ち主を目の前にして被るとはハイレベルだな
80: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/03(土) 10:48:24.12 ID:6OQ2oZDw0(1/2)調 AAS
ドスッ(腹パン)

女神仁美「!?」

バイオリン仮面「それは・・・私のバイオリンケースだ」

バキィン

なぎさ「高そうなバイオリンケースが!」

バイオリン仮面「中身が無事なら問題ない」

マミ「ウィザード!?」

バイオリン仮面「また会ったな。魔法少女よ」

女神仁美「キャハハハ!!」

バイオリン仮面「思い出してよ仁美さん!僕だよ、恭介だよ!」(小声)

女神仁美「!?」

女神仁美「この人が被っているのは・・・わ・・・私のパンティ!?いやああああああ!!」

ドスドスドスドスドス!!(腹パンラッシュ)

バイオリン仮面「オブエッ!?」

女神仁美「あなたの様な変態が上条君であるはずありませんわ!!」

なぎさ「ウィザード!」

バイオリン仮面「君だけでも逃げてくれ・・・なぎさちゃん」

悪魔仁美「こっちを手伝ってください!女神さん!」

女神仁美「はい!!」

マミ「一人でも手こずっていたのに!」

ガキッガキッ(押されるマミ)

なぎさ「マミ!」

バイオリン仮面「早く逃げて・・・」

なぎさ「いやなのです!」
81: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/03(土) 11:28:08.32 ID:6OQ2oZDw0(2/2)調 AAS
なぎさ「なぎさは・・・なぎさはわがままを言ってお母さんを寂しがらせてしまったのです」

バイオリン仮面「だったら・・・わがままを言わずに逃げてくれ・・・巴さんもきっとそれを望んでいる」

なぎさ「でも・・・わがままで良かったのです。あの時なぎさはお母さんの死を受け入れていたけど・・・
本当は生きて欲しいって何度も言いたかった・・・お母さんにもっともっと叱って欲しかったのです」

なぎさ「もう二度と大切な人を失いたくないのです・・・だからなぎさはわがままを言うのです!」

なぎさ「キュゥべえ!なぎさは契約します!マミを守るための力をくださいなのです!」

キュゥべえ「君は忘れているんだ。すでに僕と契約したことを」

なぎさ「えっ!?」

キュゥべえ「残念だけど二度目の契約は無効だよ。君は君自身でその記憶と力を取り戻すしかない」

なぎさ「そんな・・・」

女神の拘束されるマミ、
悪魔に乳を(服の上から)吸い取られるマミ

ちゅぱちゅぱ

マミ「ちょ・・・志筑さん!?駄目・・・やっ!そ・・・そんなところ・・・あっ」

巻き込まれた通行人「キマシタワー!!」

巻き込まれた通行人「ま・・・巻き込まれて良かった!いい物を見させてもらった!!」

バイオリン仮面「!!巴さんの胸を取り込み、さらに巨乳になろうとしているのか!?」

バイオリン仮面「・・・!!」

バイオリン仮面(なぎさちゃんが・・・戦う決意をした・・・なら僕は・・・)

バイオリン仮面(記憶を取り戻せば・・・なぎさちゃんは戦い続けることになる)

バイオリン仮面(だけど・・・今ここで巴さんを救えなければ・・・なぎさちゃんは・・・)

バイオリン仮面「なぎさちゃん」

なぎさ「はい?」

バイオリン仮面「戦いの運命に飛び込めば・・・君はもう二度と戻れなくなる」

バイオリン仮面「それでも・・・巴さんを救う力が欲しいかい?」

バイオリン仮面「僕なら・・・君の力と記憶を取り戻せるかもしれないんだ」

なぎさ「!!」
82: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 18:37:25.95 ID:oArO3e8j0(1/11)調 AAS
バイオリン仮面「僕の演奏にキュゥべえから聞いたなぎさちゃんが叶えた願い・・・
そして欠けている記憶を込めれば・・・戻せるかもしれない」

バイオリン仮面「しかしそれは・・・なぎさちゃんにもう一度絶望を与えることと変わりない」

バイオリン仮面「君はあの時・・・お母さんを助ける願いを放棄して・・・」

なぎさ「やってくださいなのです!」

バイオリン仮面「・・・」

なぎさ「今マミを助けないときっと後悔するのです!記憶が欠けている事が幸せだとしてもそんなの嫌なのです!」

なぎさ「今助けられるのはマミなのです!そのためなら、なぎさとお母さんの間に何があったか・・・
例えイヤだったことでも思い出したいのです!」

バイオリン仮面「わかったよなぎさちゃん・・・これが・・・君に贈る私の演奏だ」

♪〜♪〜♪

なぎさ「・・・!!」

なぎさ「この感じ・・・あなたの演奏は初めて聞くけど・・・なんとなくわかるのです」

なぎさ「あなたは・・・きょう・・・」

なぎさ「!!」ピキーン

なぎさ「そうだったのです・・・なぎさはあの時・・・」

ちゅぱちゅぱちゅぱ(マミの乳を吸い続ける悪魔仁美)

マミ「あっ・・・うんっ・・・も、もうだめええええええ!!」

通行人「巨乳の女の子が・・・!もう耐えられそうに無い!(意味深)」

通行人「何も出来ないのが悔しいなあ!(大嘘)」

なぎさ「サポナーリオ・ミトラッリャトリーチェ(シャボン玉のマシンガン)!!」

ドドド!

悪魔仁美「!!」

マミ「な・・・なぎさちゃん!?あ・・・あなた・・・」

なぎさ「マミのおっぱいから離れるのです!」
83: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 19:24:37.72 ID:oArO3e8j0(2/11)調 AAS
なぎさ「マミのおっぱいを吸ってもいいのはなぎさだけなのです!」

マミ「え」

なぎさ「うろ覚えだけど記憶があるのです!なぎさはマミのおっぱいをごちそうになっていた記憶が!」
(ベベ形態の時の記憶)

通行人「な・・・なんだってええええ!?」

通行人「幼児退行プレイ!?上級者すぎるよこの子達!」

マミ「ちょっとなぎさちゃん!デタラメ言わないで!私・・・おっぱい吸わせた覚えは無いわよ!」

なぎさ「だったら・・・これからその思い出を本当のモノにすればいいのです!」

なぎさ「マミはなぎさに吸われるのはイヤですか?」

マミ「えっと・・・その・・・」

マミ「いやじゃ・・・ないわ・・・」ぼそっ

通行人「!!」

マミ「なぎさちゃんになら・・・いつでも・・・」

通行人「うおおおおお!!」

通行人「俺だ!俺が先に吸う!」

マミ「生命力を吸い取られたはずの人たちが起き上がって・・・暴徒と化している!?」

マミ「いやあああ!こっちに来ないでええええええええ!!」

バイオリン仮面「吸いたければ思う存分に吸うがいい!」

バイオリン仮面「ただし・・・私のバイオリン♂をな!」ジー↓(社会の窓)バァーン!

マミ「ウィザード!」

バイオリン仮面「男共は私に任せろ!君たちも二人!敵も二人!そちらを任せたい!」

マミ「ええ、わかったわ。あなたが何者か気になるけど・・・とりあえず今は志筑さんの動きを止めないとね!」

マミ「レガーレ!!」シュルシュル!(悪魔拘束)

悪魔仁美「!!」

なぎさ「なぎさは・・・なぎさは思い出したのです」
84: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 19:38:13.03 ID:oArO3e8j0(3/11)調 AAS
なぎさ「なぎさが叶えた願い・・・そしてお母さんを最後に悲しませたこと・・・全部思い出したのです」

なぎさ「でも・・・だからこそなぎさは戦うのです」

なぎさ「あの時お母さんを悲しませた分・・・誰かを救って笑顔にしてあげたい。魔法少女ならそれができるのです!」

なぎさ「今一番・・・大切な人を守るためにもなのです!」

なぎさ「サポナーリオ・レクルズィオーネ!」(シャボン玉による幽閉)

女神仁美「!」フワ・・・(シャボン玉に閉じ込められる仁美)

なぎさ「今なのです!マミ!」

マミ「オッケー!わかったわ!」

マミ「ティロ・デクッサッツィオーネ!」(ティロ・フィナーレ2発分の交差攻撃)

カッ!

ドッグォン・・・

マミ「!!」

悪魔仁美「・・・」フラフラ

女神仁美「・・・」フラフラ

マミ「倒れていない・・・!?」

マミ「や・・・やっぱり彼女を止めるには・・・殺すしか無いの!?」

バイオリン仮面「案ずるな魔法少女よ!」

マミ「ウィザード?」

バイオリン仮面「彼女が女神と悪魔の魔力体を生み出してしまったのは「迷い」が原因だ」

バイオリン仮面「だとすれば・・・その「迷い」を取り除いてやれば彼女の精神は健全な物へと戻り・・・
魔力体も浄化される」

バイオリン仮面(そうだ・・・僕がもっとしっかりしていれば・・・仁美さんはこうはならなかったんだ)
85: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 19:53:37.14 ID:oArO3e8j0(4/11)調 AAS
バイオリン仮面「今君に届ける!この曲は君のテーマだ仁美さん!」

♪〜♪〜♪

マミ「何を・・・?」

バイオリン仮面「バイオリンの音色を通して仁美さんの精神との対話を試みる!」

悪魔仁美「・・・」

女神仁美「・・・」

マミ「動きが・・・止まった!?」

〜ここから仁美の記憶が改ざん〜

〜喫茶店的な場所〜

恭介「ごめんね仁美さん・・・本当に巴さんともなぎさちゃんとも暁美さんともなんとも無いんだ」

仁美「そうでしょうか?」

恭介「いつまでも疑われてばかりじゃらちがあかないから本当の事を言うよ」

仁美「本当の事・・・とは?」

恭介「僕も男だからね・・・僕の好みの胸のサイズについて」

仁美「!!」

恭介「実を言うと・・・入院生活が長かったから・・・仁美さんの胸は相対的に小さく見えたんだ」

仁美「な・・・なんですって!?」イラッ

恭介「他に比べる人がいないんだもの。しょうがないじゃないか」

恭介「ナースのおっぱいをじっくり見るわけにはいかないし」

恭介「でも・・・そんな事は僕の間違いだと気づいたよ。復学して同年代の子と比べると・・・
仁美さんはすごい発育が良い子だと気づいたんだ」

仁美「そ・・・そうですか」ドキドキ

恭介「僕の好みのサイズは・・・」

恭介「なぎさちゃんや暁美さんのような平らな感じでもなければ巴さんの様な「爆」サイズでも無いよ」

恭介「その中間点より少し巴さんよりというか・・・何というか・・・大きいけどこれで十分的なサイズというか」

仁美「で・・・では私の」

恭介「残念だけど・・・理想論で語ればそれも違うんだ」
86: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:14:15.61 ID:oArO3e8j0(5/11)調 AAS
恭介「理想は仁美さんより少し大きいくらいかな?」

仁美「え」

恭介「それでいて巴さんほど大きくは無くて大丈夫な感じ・・・って難しいよね・・・」

仁美「そ・・・そうでしたか・・・私では上条君の理想には届きませんか・・・」

恭介「ち・・・違うんだ仁美さん!中学生だからまだ成長の余地があるじゃないかって意味でね」

恭介「改めて言うと恥ずかしいけど・・・
そういう意味でも仁美さんの事を好きになれそうだなって思ってて・・・」

恭介「だから僕の理想のサイズは仁美さんだよ!だから・・・自分を見失わないで!」

仁美「か・・・上条君・・・」

恭介「あ・・・もちろんそういう意味だけじゃなくて・・・仁美さんは僕のこと真剣に考えてくれてるから・・・
僕も仁美さんだったら本気に好きになれそうって意味で・・・」

仁美「その言葉・・・信じます」

仁美「私・・・上条君のこと・・・大好きですから・・・」

しゅうう・・・

マミ「女神と悪魔が浄化されて・・・志筑さんが元に戻っていくわ」

バイオリン仮面「魔獣とは違う・・・一体これは・・・」

マミ「この現象をルシファーと名づけるのはどうかしら?」キリッ

バイオリン仮面「え゛」

なぎさ「マミ、さすがなのです!センスがあるのです!」

TEL音(マミスマホ)

マミ「もしもし・・・佐倉さん?こっちは大変だったのよ!」

マミ「志筑仁美さんがルシファー化して・・・それを食い止めるためになぎさちゃんまで・・・」

杏子「るしふぁー?だったらそれでいいや。実はあたしとさやかもルシファー化した奴と戦ってた」

さやか「30すぎてあの衣装はねーわ」

マミ「え?誰がルシファー化したの?」
87: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:25:38.41 ID:oArO3e8j0(6/11)調 AAS
さやか「早乙女先生」

和子「固焼きか半熟かなんてわかるはずも無いのよ!」

さやか「っていいながら悪魔と女神に分かれた」

杏子「悪魔は仕事に生きる先生、女神は家庭に生きる先生ってイメージらしい」

マミ「それで・・・浄化できたの?それとも・・・」

杏子「いや・・・和子先生のルシファー結界に中沢ってうちのクラスの男子が巻き込まれてだな」

中沢「どっちでもいいんじゃないかと・・・」

さやか「その一言で和子先生のルシファー化はあっさり解けたんだわ」

マミ「わ・・・私たちがあれだけ苦戦したのに・・・」

杏子「それより・・・ルシファーを倒したのならその辺に突起物が落ちてるはずだ」

マミ「え?」

杏子「それが・・・普通の人間をルシファー化させる作用をもたらしてるらしい。
グリーフキューブと同じようにソウルジェムの浄化作用もあるみたいだが・・・調べるためにも持ち帰れよ」

マミ「あったわ・・・これね」

スッ(グリーフシードに似た物体を持ち上げるマミ)

マミ「さしずめ・・・ルシファーシードと言った所でしょうね」

マミ「誰が・・・一体何のために・・・」

マミ(一番怪しいのは・・・目的もわからないウィザードだけど・・・
私を助けたことも含めて彼の計画だとすれば・・・)

バイオリン仮面「さらばだ魔法少女たち!また会おう!」バッ

マミ「あ!待ちなさい!!」

なぎさ「・・・」

なぎさ「恭介・・・?」
88: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:43:02.62 ID:oArO3e8j0(7/11)調 AAS
〜次の日〜

キーンコーンカーンコーン

仁美「〜♪」

さやか「ご機嫌だね仁美。恭介と仲直りできたの?」

仁美「さ・・・さやかさん!」

仁美「ええ・・・実は・・・」

仁美「上条君が・・・理想のタイプは仁美さんだとおっしゃられて・・・」

さやか「うおおおお!それ真面目にすごい手ごたえだよ!恭介基本嘘つかないし」

さやか「あれ?でも何故今頃そんな話を?仁美が理想の女性なら告白したときそう返事すればいいのに」

仁美「胸のサイズの話ですわ。さやかさん」

さやか「おっぱい!?ってえええええええええ!?」

さやか「い・・・何時の間にそんな突っ込んだところ(意味深)まで話し合う間柄に!?」

さやか「こ・・・これは一大事ですよ!
仁美と恭介が中学生のうちからそんなディープな関係になっちゃうのも時間の問題ですかな〜」ニヤニヤ

仁美「もうさやかさんたら!そんなのじゃありませんわ!」

仁美「・・・?」

仁美(あれ・・・?なんでしょう・・・この違和感・・・?)

仁美(手放しに喜んではいけない気がしますわ・・・私・・・何かを見落としている!?)

仁美(確かに・・・昨日上条君は私を褒めてくださいました・・・でもその言葉に・・・なぜか違和感を・・・)

仁美(落ち着いて・・・一字一句昨日上条君がおっしゃった言葉を思い返してみましょう)

仁美(「相対的に小さく見えた」・・・
これは入院生活が長くて女性のおっぱいなど比べる機会が無かったのが原因・・・)

仁美(いいえ!違いますわ!「相対的に」なんて・・・比べる対象が無い限り使うべき言葉ではありませんわ!)

仁美(つまり・・・上条君は入院中おっぱいに触れる(観察的な意味で)機会があった!だからこそ仁美パイを
「相対的に小さく見えた」と誤認してしまったのですわ!)

仁美(上条君が入院中に最も触れ合った(視聴的な意味で)おっぱいは何か・・・そんなの決まってます!)
89: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 20:59:33.58 ID:oArO3e8j0(8/11)調 AAS
仁美(さやかさん・・・!!)

仁美(さやぱいに触れ続けた(観察的な意味で)結果・・・
上条君の中でのおっぱいの基準が・・・さやぱいより小さいか否かになってしまったとしたら・・・)

仁美(退院してしばらくは・・・上条君は私のおっぱいを小さいものだと勘違いしていた・・・
つまり私の仁美ぱいがさやぱいより小さいことを意味しています)

仁美(さやぱいに劣っているだけならまだなんとも無いです・・・問題は・・・)

仁美(理想は仁美さんより少し大きいくらい・・・この言葉!)

仁美(導き出される答えは・・・さやぱい!?)

仁美(上条君の理想のおっぱいサイズは・・・さやぱいのそれなのでは無くて!?)

仁美(いいえ、違いますわ!さやぱいを無意識レベルに刷り込まれて(記憶的な意味で)・・・
自覚無しにさやぱいを好きになっているとすれば・・・)

仁美(さやぱいがたまたま上条君の好みだったのではなく・・・何度も押し付けられた(視覚的な意味で)
結果・・・上条君がさやぱいを好きになってしまったとしたら・・・!)

仁美(だとすれば・・・理想は私より少し大きいくらいとおっしゃられたのもわかりますわ!)

仁美(そして上条君は・・・私の事をこれから真剣に考えてくださるとは言いましたが・・・
まだ恋人としての好きでは無いということもおっしゃってました・・・)

仁美(こ・・・この条件から導き出される結論・・・それは・・・)

仁美(!!)

仁美(上条君は・・・無意識レベルでさやかさんの事を好きになっている!?)バァーン!

さやか「おーい仁美ーどうしたー?」

仁美「さやかさん!恐ろしい子!!」むにゅうっ

さやか「きゃあああああああああ!?」

男子「!!」
90: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 21:16:15.58 ID:oArO3e8j0(9/11)調 AAS
仁美「死してなお(恋の敗北的な意味で)ライバルであり続けるなんて・・・本当に恐ろしい子ですわ!」

むにゅっむにゅっ

さやか「ちょ・・・仁美!!んっ・・・やめてよ!男子も見てるのに!!」

仁美「いっその事巴さん超えしてしまえばいいのですわ!!もっと大きくして差し上げますわ!!」

中沢「すげぇ!なんだこの状況!?」

男子「いつもセクハラしてる美樹が・・・逆に志筑さんに揉まれている!?」

男子「しかし・・・こうしてみると美樹って結構大きいよな」

男子「ああ・・・しかも上条に彼女が出来たから今フリーなんだろ?」

男子「おい、実は狙い目なんじゃねーのか美樹って」

仁美「でも私負けませんわ!この勝負受けてたちますわ!」

仁美「絶対に上条君の心からさやかさんを消してさしあげます!」

さやか「ちょっと仁美?あたしはもう恭介の事は・・・」

仁美「いいえ、油断なりませんわ!つい最近(三年前)まで一緒にお風呂に入っていたことも聞きましたのよ!」

男子「え」

中沢「ええええええええええええええええええ!?」

さやか「ひとみいいいいい!?何言ってるのよ!
ほんの三ヶ月くらい最近な話し方しないでよ!年数を言いなさいよ!年数を!!」

仁美「さやかさんは私が上条君と付き合うようになってからも良いお友達でいてくれましたけど・・・
それも作戦のうちかもしれないと考えたら・・・友達付き合いはできませんわ!」

仁美「ごきげんようさやかさん。これから上条君の心を完全に奪うまではライバル関係でいましょうね」

さやか「ちょっとひとみー!?ひとみー!?待ってよ仁美ー!!」

ガバッ(さやかの前方に立ちふさがる男子たち)

中沢「美樹さん・・・放課後のご予定は?」キリッ

さやか「は!?」

中沢「僕と一緒にお茶でもしませんか?」キリキリッ

さやか「あんたさ・・・自分のキャラ見失わないほうがいいよ・・・昨日の和子先生みたいになりたくなければね・・・」
91: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 21:31:47.95 ID:oArO3e8j0(10/11)調 AAS
〜また別の日〜
マミ「美樹さん、佐倉さん!またルシファーと思われる反応よ!至急現場に向かって!」

さやか「オッケーわかったよ!ここからだと・・・あたしが一番に到着するね!」

さやか「!!」

さやか「もうすでに誰かルシファーと応戦している・・あれは・・・下着の魔法使い!?」

バイオリン仮面「・・・くそ!僕の演奏では攻撃方法に乏しい・・・!!」

バイオリン仮面「一体どうすれば・・・巴さんがなぎさちゃんが到着するまで持ちこたえるか・・・」

さやか「下着の魔法使い!あんた一体何やってるのよ!!」

バイオリン仮面「さやか!!」

一般人ルシファー(女神側)「ヒャッハー!」

バシュッ(魔力ビーム)

バイオリン仮面「危ない!!」

さやか「きゃっ!!」

ザシュ(バイオリン仮面の背中をかすめるビーム)

バイオリン仮面「なんでこんな所に来たんだ!」

バイオリン仮面「君は逃げるんださや・・・美樹さん!外に抜けたら巴さんかなぎさちゃんを呼んできてくれ」

さやか「は?あんた何言ってるの?知らないの?それとも・・・あたしを見下してるの?」

パアア!(バイオリン仮面の背中を癒す回復の光)

バイオリン仮面「!!」

シュイン!(変身の光)

さやか「あたしだって魔法少女だよ!マミさんと同じように戦えるんだから!」

バイオリン仮面「・・・!?」

バイオリン仮面「さやか・・・そんな・・・嘘だろ・・・!?」

続く
92: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/05(月) 21:32:39.61 ID:oArO3e8j0(11/11)調 AAS
ここまで
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/07(水) 20:20:10.65 ID:UtUQOl0AO携(1)調 AAS
万丈さん早よ
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/07(水) 22:24:33.61 ID:z/TcHrVD0(1)調 AAS
万丈さんが「ハーレムは誰にも崩させない!!」て言ってたけど
これは重婚しても許されるって事かな?
95: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/08(木) 22:53:22.63 ID:KeB+Z/2D0(1)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」

恭介「なんでさやかがすでに魔法少女だって事黙っていた!?」

キュゥべえ「聞かれなかったからさ」

まどか「上条君は大事な人だよっ」

ほむら「・・・」

仁美「・・・」

なぎさ「マミのおっぱいを吸えば思い出すかもしれないのです」

マミ「ま・・・待って!心の準備が・・・」

さやか「下着が盗まれた!杏子!追って!」

杏子「マスクの下・・・あんたは・・・」

銀河万丈「第4話!」

恭介「僕の正体は」

銀河万丈「ハーレムは誰のも崩させない!」
96: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/08(木) 23:15:42.58 ID:93QkE6VL0(1)調 AAS
銀河万丈「すいませんかみました」

公開設定

「ワルプルギスの夜」
かつて暁美ほむらが幾度と無く戦い続けた魔女と同じ姿をした正体不明の「呪い」の集合体。
その役割は繰り返される世界におけるリセット。

暁美ほむらが生み出したモノでは無く鹿目まどかの秘めた願望、
「みんなと離れ離れになりたくない」気持ちが魔獣の集合体を媒介に具現化したモノ。

作中魔法少女おっぱいランキング

マミ>さやか≧仁美>杏子>まどか>ほむら>なぎさ

作中魔法少女性欲ランキング(異性)

さやか>なぎさ>仁美>マミ>まどか>杏子>ほむら

作中魔法少女性欲ランキング(百合)

ほむら>杏子>仁美>マミ>なぎさ>まどか>さやか

ルシファーシード

これを埋め込まれた人間は内に潜んだ「矛盾した願望」や「見失った自分のキャラ」
が二つの形態として具現化する。
暁美ほむら作。

本来邪魔になるはずの恭介をあえて殺さずにもて遊ぶ(意味深)ため作り出した
魔法少女の「新しい敵」を生み出す種。
97: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/15(木) 22:33:18.45 ID:gcTCf34A0(1)調 AAS
ひだまりスケッチ一挙を消化してました。また近いうちに書き始めます
98: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/16(金) 14:54:04.73 ID:yI03SiRu0(1)調 AAS
第4話「僕の正体は」

バイオリン仮面「さ・・・やか!?」

バイオリン仮面「そんな・・・嘘だろ・・・」

ルシファー(悪魔側)「GYAASU!!」

さやか「危ない!」ザシュッ

ルシファー(女神側)「!!」

さやか「あんたにも一発!!」ブンッ

ルシファー(悪魔&女神)「KYOEEE・・・」しゅうう・・・

さやか「ふうっ・・・どうやら浄化しなくても倒しさえすればルシファーになった精神体は元の人間へと戻るらしいね」

さやか「それよりも下着の魔法使い、アンタ何やってんのさボーッとしちゃって・・・」

さやか「あれ?いない?」

さやか、なぎさ、マミ、杏子、まどかと合流

その様子を影から見ている恭介

恭介「・・・」

キュゥべえ「何か不満そうだね、恭介」

恭介「さやかが・・・」

キュゥべえ「?」

恭介「さやかが魔法少女だって事・・・なんで黙ってた!?」

キュゥべえ「聞かれなかったからさ」

恭介「・・・」

恭介「キュゥべえ・・・君は何を考えて・・・」

キュゥべえ「百江なぎさが記憶を取り戻したのはあくまで魔法少女としての記憶だ」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/16(金) 15:17:48.62 ID:p243myW2o(1)調 AAS
つまんね
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 20:47:54.00 ID:miPLrQN30(1)調 AAS
原作キャラのみを使ったまどマギのハーレムが見たかった俺にとってイッチは希望
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/18(日) 15:34:59.82 ID:0gwWZhLu0(1/2)調 AAS
中沢が活躍しないなら見ない
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/18(日) 15:36:13.20 ID:0gwWZhLu0(2/2)調 AAS
外部リンク[php]:www.pixiv.net
103: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 18:39:49.26 ID:CSu3jqIw0(1/4)調 AAS
なぎさ「魔法少女として復帰したのはいいけど・・・何か忘れてる気がするのです」

なぎさ「なぎさには違う姿・・・違う役目があったはずなのです」

さやか「何言ってるのなぎさ?マミさんの病気が移ったの?」

なぎさ「なぎさは何か大切なことを忘れているのです!だけどマミのおっぱいを吸えば思い出すかも知れないのです!」

マミ「!!」

杏子「は?なんだそりゃ!?」

マミ「ま・・・待ってなぎさちゃん、まだ私心の準備が・・・」もじもじ

杏子「まんざらでもないのかよ!」

恭介「・・・」

キュゥべえ「なぎさはかつて円環の理の使者として顕現した時、人間では無い形態を使用していた」

キュゥべえ「孤独だったマミを癒す小動物的な役割。そしてマミは彼女に身を委ねた(直球)」

キュゥべえ「当然その時のスキンシップとして授乳するしないのやり取りが存在したのさ」

恭介「当然のスキンシップなのかい?それは」

キュゥべえ「なぎさが円環の使者としての記憶を取り戻すためにはマミから授乳するしかない」

恭介「なかなかシュールな覚醒条件だね」

キュゥべえ「口でああやって言ってるうちは冗談半分でマミも本気にしないさ」

キュゥべえ「つまり・・・マミからの授乳をトリガーになぎさが覚醒する可能性は皆無に等しい」

キュゥべえ「だとすれば・・・次はやはりもう一人の円環の使者の記憶を取り戻すのが妥当な方法といえるよね」

恭介「もう一人の・・・円環の使者!?」

キュゥべえ「それこそが・・・美樹さやかだ」

恭介「!!」

恭介「まさか・・・君が僕を魔法使いにした理由は・・・」

キュゥべえ「君の言う事ならさやかも耳を傾けると思ってね」

キュゥべえ「さあ上条恭介、下着の魔法使い・・・ウィザードの正体は自分だとさやかに明かすんだ」

キュゥべえ「そしてさやかが本来持っている使命を教えるんだ」

キュゥべえ「さやかの記憶が戻れば・・・円環の理本体である鹿目まどかも本当の力を取り戻すかもしれない」

キュゥべえ「君はこの箱庭世界を抜け出したいだろう?自分の未来を掴むために」

恭介「・・・」
104: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 19:10:34.31 ID:CSu3jqIw0(2/4)調 AAS
恭介「いや・・・出来ることなら僕の正体は明かさずにいたい」

キュゥべえ「何故だい?」

恭介「僕はさやかに魔法少女になって欲しくなかった。衣装は可愛いけど」

恭介「魂がソウルジェムに分離されるデメリット・・・自分の身体が人間のそれと大きく異なってしまうこと・・・
それをさやかは大事として考えてしまうはずさ」

恭介「さやかはその条件を飲んででも叶えたい願いがあったんだろう。だけどさやかは僕にそれを知られたくないはず」

恭介「現にこうして・・・僕がさやかが魔法少女だったという事実に傷つくのを見越してね」

恭介「さやかだって・・・僕が魔法使いになってしまったと知ったら心を痛めるかもしれない」

恭介「だからお互い知らないままの方がいいんだ・・・上条恭介とウィザードは別人で無ければならないんだ」

キュゥべえ「もうそんな事も言ってられそうに無いと思うけどね」

マミ「さて・・・今日はそろそろ下着の魔法使い・・・
ウィザードの正体についてツッコミを入れようと思うのだけど・・・」チラッ

さやか「なんであたしの方を見るのよ」

なぎさ「さやか・・・まだ気づいてないのですか!?」

まどか「みんなさやかちゃんに気を遣ってツッコミを避けてきただけだよ」

杏子「ああ・・・そろそろあたしもツッコミたくて仕方が無かったところさ」

さやか「えええええ!?下着の魔法使いが恭介だって!?」サヤガーン

杏子「つーか・・・それしか考えられねーだろ・・・あたし達の事も知ってそうな感じだったし・・・
それでいてバイオリンを使う奴なんて」

さやか「認めない!認めない!ぜええええええったい認めない!共通点バイオリンしか無いじゃん!!」

まどか「さやかちゃん・・・なんでそんな頑なに否定するの?」

マミ「逆に上条君じゃない証拠が聞きたいのだけれども・・・」

さやか「恭介はぱんつを顔に被るような変態じゃない!そんだけ!」

恭介「・・・」

恭介「ごめんよさやか・・・仁美さんのパンティを被ったのは間違いなく男の本能さ」
105: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 19:37:48.18 ID:CSu3jqIw0(3/4)調 AAS
なぎさ「被っているおぱんつが仁美のものだとしたら恭介が持っていても不思議じゃないのです!」

さやか「!!」

さやか「なぎさ!?あんた何言ってるの!?自分で意味がわかっていて言ってるんでしょうね!?」

なぎさ「もちろんわかってるのです!なぎさは恭介にフラれた後、猛勉強(意味深)しましたから!」

なぎさ「恭介はすでに仁美とおぱんつを脱がせあう様な間柄に−」

さやか「やめてええええええええええええええ!!それも駄目!聞きたくない!!そんなの認めないいいいいい」

さやか「恭介と仁美がそんな関係にまでなっちゃうのはイヤなのおおおおおおお!!
頭ではいつかそういう日が来るってわかってても割り切れないのよおおおおお!!」ジタバタジタバタ

さやか「断じて認めないから!下着の魔法使いと恭介は別人でなければならないの!!」

キュゥべえ「仲良いね君たち」

恭介「幼馴染だからね・・・相手が考えそうなことくらいわかるし、思考が被る事もたまにある」

恭介「だとしても・・・さやかがあそこまで焦ってる理由が少しわからないけど・・・」

恭介「僕は別の方法を探るよ。正体を隠す事にしても・・・さやかの記憶を取り戻す事にしてもね」

恭介「やらなくちゃいけない事はまだまだたくさんあるんだ・・・埋めなくてはいけない外堀が多すぎるから」

〜学校〜

昼休み

仁美「か・・・上条君!よろしければお昼をご一緒に・・・」

恭介「仁美さん悪いけど・・・」

仁美「きょ・・・今日も音楽室で練習ですの?それなら私もついていきますわ!」

恭介「ううん。ちょっと話したい人がいるからね」

仁美「え」

恭介「鹿目さん」

まどか「えっ?」ピクッ

恭介「話があるんだけど・・・屋上に来てくれないかな?」
106: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/18(日) 21:14:58.14 ID:CSu3jqIw0(4/4)調 AAS
仁美「え」

ほむら「え」

さやか「え」

まどか「えっと・・・上条君?あの・・・その・・・」

杏子(テレパシー)(申し出を受けろ、まどか)

まどか(えっ!?)

さやか(ちょ、ちょっと杏子!?)

杏子(ウィザードの正体は上条。これは確定と言っていい事実だ)

杏子(上条が敵か味方か・・・何を考えてるか探るにはいい機会だと思うぜ)

杏子(あたし達魔法少女に接触してきたって事は・・・
今までウィザードとしてあたし達の前に現れた事となんらか関係のある話をしてくるかもしれないからな)

さやか(じゃあなんでもない話だったら恭介が下着の魔法使いだって疑うの、もうやめてよ!)

仁美「・・・」ゴゴゴ

ほむら「・・・」ゴゴゴ

さやか(うわあこっちは魔女化寸前だよ・・・)

ほむら(上条恭介・・・ナニをたくらんでいるの!?)

ほむら(まさか・・・まどかが忘れている記憶を直接まどかに教えるつもり!?
それともまどかと仲良くなろうと・・・)

ほむら(後者だったら許せる話では無いわ!私がまどかと仲良くなれないのを知って見せ付けるように
にゃんにゃんするつもりね!)

ほむら(かといって箱庭世界になってからは、まどかの友達でも無い私が止めに入るのも不自然だし・・・
美樹さやか、佐倉杏子何しているの!?早くまどかを上条恭介から引き離しなさい!)

杏子(いざというときはあたし達が上条からあんたを守る。まどか、探りを入れてくれるな?)

まどか(・・・)

まどか「いいよ、わたしも上条君と少しお話してみたかったんだ」

ほむら「ほむぅ!?」

仁美「ひとぅ!?」
107: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/20(火) 13:57:29.66 ID:bGR7iqpF0(1/3)調 AAS
屋上

恭介「鹿目さん、演歌が好きなんだってね」

まどか「え」

恭介「音楽と名のつくものはなんでもやってみたくなるのが僕の性分でね・・・」

恭介「僕の作ったこの演歌・・・鹿目さんが評価してくれないかい?」

スッ(CD)

まどか「え・・えええええ!?」

まどか「こ・・・これって上条君からのプレゼントって事!?」

恭介「プレゼントって言える程昇華させた作品では無いけどね」

恭介「それじゃあ感想聞かせてね!絶対だよ」ガチャッ

キュゥべえ「・・・」

キュゥべえ「鹿目まどかの覚醒のために直接的に真実を伝えると思ったんだけど・・・随分
回りくどいやり方をするんだね」

恭介「まだ友達にもなれてない僕と鹿目さんの関係じゃあ僕の言葉を鹿目さんが信じるとは到底思えないし」

恭介「僕の目的は他にある。そのために鹿目さんと交流する必要があるんだ」

さやか「まどか!恭介と何を話したの?」

杏子「ウィザードの正体・・・あいつで間違いなさそうか?」

まどか「えっとね・・・CDもらっただけなんだけど・・・」

さやか「え」

まどか「ほとんど上条君とお話するのは初めてなんだけど・・・第一印象としてはなんだか・・・」

まどか「さわやかな人だなって・・・そう思ってしまうのでした☆」

さやか「まどか!?まさかあんた恭介のこと・・・」

まどか「ウェッ!?そういう意味じゃないよ!ただ・・・下着の魔法使いというか・・・・
下着を顔に被る人には間違っても見えないっていうか・・・」

杏子「・・・」

さやか「ほら杏子!まどかもこう言ってるじゃん!下着の魔法使いが恭介って事は絶対ありえないよ!」

さやか「あれ・・・?」

さやか「って事は・・・恭介は魔法使いとか魔法少女とか関係無く・・・
まどかと仲良くなるために話しかけてきたって事!?」
108: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/20(火) 14:41:33.81 ID:bGR7iqpF0(2/3)調 AAS
さやか「恭介ええええええええ!?あんた仁美にどう言い訳するつもり!?せっかく仲直りしたと思ったらああああ!!」

仁美「・・・ウフ・・・アハハ!」

ほむら(すごいヘイトが溜まってるわ・・・ルシファーシードを挿せば間違いなくもう一度闇落ち・・・いえ
病み落ちするでしょう)

仁美「別に女友達を作ることが悪いとは上条君にいうつもりはありませんのよ。暁美さん」くるっ

ほむら(ほむぅ!?絡んできた!?)

仁美「ただ・・・彼女よりも優先して話したい女の子って・・・それもうただの友達じゃあ無いじゃありませんかぁ」

ほむら(やだこの子怖い)

ほむら「か、上条君には何か考えがあるんじゃないかしら」ドキドキ

ほむら「たとえばほら!あなたへのサプライズプレゼントは何がいいかっていう質問をしていたとか・・・」

ほむら「こういうのは女の子に聞かないと女の子が何を欲しがるか掴めないし・・・」

仁美「それならさやかさんでいいじゃないですか!」ドンッ

ほむら「ほむぅ!?」ビクン

仁美「さやかさんに聞くのならまだわかります!私たちはずっと友達でしたし・・・」

仁美「私、鹿目さんとはほとんどお話したこと無いのに・・・鹿目さんに聞いて私の何がわかるというのですか!」

ほむら(・・・この子のまどかとの友人設定を書き換えた事が・・・思ったよりややこしいことになって来てるわね)

仁美「暁美さん・・・放課後のご予定は?」

ほむら「ほむぅ!?」

仁美「よければご一緒にお茶などして・・・日ごろの愚痴などを語り合いませんか?」

ほむら「それこそ美樹さやかとするべきだわ!私とあなたはほとんど話したことないじゃない!」

仁美「あら・・・私気づいてますのよ・・・暁美さんが鹿目さんを見つめるときの熱い視線を」

ほむら「あ・・・熱い視線!?」

仁美「相当鹿目さんに思い入れがあるみたいですけれども・・・何か鹿目さんと仲良くできない理由があるのでしょう?」

仁美「すっぽかされた者同士語り合おうじゃありませんか。もしかしたら私も暁美さんの鹿目さん攻略の手助けが
出来るかもしれませんし・・・」

ほむら「ご・・・ごめんなさい私・・・今日は両親が久しぶりに遊びに来ていて・・・」

仁美「でしたら私もご挨拶を」
109: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/20(火) 15:06:14.22 ID:bGR7iqpF0(3/3)調 AAS
ほむら「・・・!!」ぞわわわ

ほむら「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

仁美「あっ!行ってしまわれましたわ・・・もう!」

ほむら(これが・・・今まで味わったことの無い追われる者の気持ちなの!?)

ほむら(どうやら私はとんでも無いモノにルシファーシードを植えつけてしまったみたいね・・・)

ほむら(まどかにつきまとえばまどかだってこういう気持ちになるのかしら・・・)

ほむら(だとすれば・・・影ながらまどかの日常を演出するこの「愛し方」は間違ってなんかいないのだわ!)

ほむら「そうよ・・・私は間違ってない」

ほむら「これがまどかの幸せ・・・私の事なんて忘れたまま・・・大切な人達に囲まれて・・・」ブツブツブツ

和子「ひぃっ!?暁美さん!?」ビクン

放課後

仁美「・・・」むすっ

恭介「仁美さん・・・やっぱり怒ってるのかい?」

仁美「別に怒ってなどいませんわ」

恭介「どうしても・・・鹿目さんと交流しなくてはいけない理由が僕にはあったんだ」

恭介「全部終わったら全部話すよ・・・だから今は何も聞かないで欲しい」

恭介(そう・・・誰からも理解されるはずも無い僕の今の行動は・・・色々な人を巻き込むの結果になるのは
目に見えるからね・・・)

恭介(だからすべてが終わったら仁美さんにも・・・さやかにも全部話そう・・・)

恭介(そして・・・さやかが何を望んで魔法少女となったのか聞けたら・・・)

さやか「さぁて帰るわよ杏子。今日の魔獣退治はマミさんとなぎさちゃんの番だから・・・」

杏子「あたしらオフだな!ゲーセン行こうぜ!」

さやか「だめ!まず宿題するの!」

中沢「美樹!」

さやか「ん?」
110: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/21(水) 09:12:10.11 ID:pkJNXGZ+0(1)調 AAS
他のクラスメイトたち「美樹さん!」ズラッ

中沢「今日こそ俺たちと一緒に放課後のひと時を!」

恭介「え、何アレは」

仁美「最近さやかさん男子の中で人気が出てきたみたいですよ」

恭介「え」

仁美「いえ、元々人気があったのが「何か」がきっかけで表に出てきたのでしょう」

仁美(そのきっかけが・・・上条君がらみとは言えませんけど・・・)

恭介「・・・」

さやか「ちょ・・・ちょっとしつこいな!あたしは杏子と宿題するの!」

中沢「いや、あきらめないぞ!俺は前から美樹の事いいなって思ってたんだ」

クラスメイトたち「僕たちも!」

さやか「じゃあ言わせてもらいますけどね!あたし・・・彼氏が出来たの!」

杏子「え」

仁美「え」

恭介「えええええ!?」

中沢「な・・・なんだってー!?」

さやか「違う学校の男子なの。あたしの事すっごく大切にしてくれるんだから!」

さやか「もうすでに何回か家に呼んでる仲なんだから!」

中沢「そ・・・そんな・・・あ、ありえない・・・上条一筋だった美樹に・・・新しい彼氏が・・・」

恭介「さやかに・・・彼氏だって!?」プルプル

仁美「上条君・・・?」

さやか「だからあたしの事はあきらめて!それじゃ!」

杏子「お・・・おいさやか!?」

杏子「彼氏ってお前・・・マジなのか!?あたし・・・ぜんぜんそんな事知らなかったぞ!」

さやか「嘘に決まってるでしょ!あんたあたしと一緒に住んでるんだからすぐわかるでしょ!」

さやか「こうでも言わなきゃしつこく付きまとってくるし・・・それに・・・」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/21(水) 10:36:24.31 ID:nh3jQ5VAO携(1)調 AAS
実際ワカメと赤はまどかから親友を排除する為に無意識に招き寄せた因子だったと思うの
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/21(水) 17:40:42.83 ID:MdO3Gq4W0(1/2)調 AAS
仮面ライダー響鬼みたいに楽器を武器として扱うんだよな
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/21(水) 20:40:24.63 ID:MdO3Gq4W0(2/2)調 AAS
中沢がルシファーになってしまうぞ
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 00:43:30.09 ID:wPaprqhF0(1/4)調 AAS
ギター 鈴 鐘 笛 ベル ラッパ トランペット ホイッスル いろんな楽器があるな
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 00:47:33.34 ID:wPaprqhF0(2/4)調 AAS
響鬼は太鼓だっけ
116: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/23(金) 09:37:56.72 ID:Zq1cCxUS0(1/2)調 AAS
さやか「なんだかんだでやっぱまだ・・・恭介の事気になってる自分がいるって気づいたんだ」

さやか「だから中沢達の気持ちは嬉しいけど・・・今はまだちょっと新しい恋とか・・・考えられないかな」

杏子「そっか・・・」

杏子「ウィザードが上条だって言ったこと・・・取り消すよ」

さやか「え」

杏子「あいつが上条ならさやかが魔法少女になっちまった事・・・知った上で
あんたの思いと叶えた願いを無視し続けている事になるからな」

杏子「そんなの絶対許せない。だからあたしもウィザードと上条は別人でなきゃいけないって・・・
そう思えた」

さやか「ありがと、杏子。
っつっても下着の魔法使いが恭介って事は絶対ありえない話だから気にしなくてもいいけどね」

恭介(さやかに・・・彼氏・・・)

恭介(一体・・・どこの誰なんだ!?ちゃんと信用できる人物なのかい!?)

恭介「それからも僕は鹿目さんにオリジナル演歌CDをプレゼントし続けた」

恭介「そしてある日」

まどか「上条君、大分良くなったけどここはもっとこういう感じで」

恭介「へぇ・・・やっぱり奥が深いね」

仁美「もう我慢なりませんわ!」ガチャッ

まどか「し、志筑さん!?」

恭介「仁美さん!」

仁美「何か考えがあると思って我慢してきましたけど、最近はコンサートに向けての練習をしてるわけでも無いのに
鹿目さんへのプレゼント曲にかかりっきりですわ!」

仁美「たまには私のためにがんばってくださってもよろしいのでは無くて!?」

恭介「お、落ち着いて仁美さん、これにはわけが・・・」

仁美「だいたい鹿目さんも・・・なんでそう何回もホイホイ上条君についていってしまうのですか!」
117: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/23(金) 10:49:54.87 ID:Zq1cCxUS0(2/2)調 AAS
まどか「えっと・・・」

恭介「仁美さん、君のテーマ曲はちゃんと作ってあげたじゃないか」

仁美「他の方々にも曲をプレゼントしてしまっては特別な存在だと感じられませんわ!」

仁美「鹿目さん!あなたは上条君の事・・・どう思って・・・」

ほむら「私からも聞きたいわ」

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「鹿目まどか・・・あなたは上条恭介の事をどう思っているの?」

ほむら(以前のあなたなら・・・美樹さやかの幼馴染・・・つまり友達の友達という
割とどうでも良い人物だったはず)

ほむら(私がまどかの友達になれない事はまだ我慢できる。美樹さやかや佐倉杏子に
まどかを委ねれば済む話)

ほむら(だけど・・・男友達となれば話は別!ましてや・・・まどかが上条恭介に
特別な感情を抱いてしまったのだとしたら・・・なお更!)

ほむら(場合によっては・・・上条恭介をこの場で・・・)

まどか「えっとね・・・」

ほむら(あなた・・・家族や友達を大切にしている?)

まどか「・・・?」

まどか(あれ?こんなやり取りあったっけ?わたし・・・ほむらちゃんとそんな話したかな?)

まどか(でももしかしたら・・・わたし・・・またほむらちゃんに試されてるのかな?)

まどか(今の上条君は・・・わたしにとっても友達だから・・・)

まどか(上条君も・・・大切にしなきゃいけない友達の一人だから・・・)

まどか「上条君は・・・大事な人だよっ♪」

仁美「・・・」

ほむら「・・・」

まどか(あれ・・・?これで正解・・・だよね?)
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/23(金) 11:03:34.66 ID:57r35VVAO携(1)調 AAS
あっ宇宙滅びた
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 17:10:06.40 ID:wPaprqhF0(3/4)調 AAS
中沢にも活躍の場を
120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/23(金) 18:03:18.21 ID:wPaprqhF0(4/4)調 AAS
「僕の手はもう二度と動かない!奇跡か、魔法でもない限り治らな…そ、そうか!手が駄目なら股間でバイオリンを弾けば―――!」
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga] 2014/05/23(金) 18:04:29.10 ID:5TjIX0FJo(1)調 AAS
中キチ死ね
122: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 17:30:17.28 ID:RofkLSjX0(1/7)調 AAS
ほむら「・・・!!」

ほむら(やはり・・・上条恭介!!こいつはまどかを惑わす不穏分子!)

ほむら(ルシファーを使ってじっくりもて遊ぼうなんて思ったのがそもそも間違いだったわ・・・)

ほむら(それもそのはず・・・こいつは男・・・!魔法少女達を放置するのとはわけが違う!)

バサッ(悪魔に変身)

まどか「ほむらちゃん!?」

恭介「・・・!」

ほむら(今この場で・・・上条恭介を・・・!)

ほむら(・・・!!)

ほむら(ここで上条恭介を殺す・・・!?まどかが見ているこの場で・・・!?)

ほむら(まどかにどんな影響が出るかもわからないのに・・・下手をすれば記憶を取り戻し−)

ほむら(ハッ!)

ほむら(やられたわ・・・上条恭介・・・これが狙いだったのね)

ほむら(恋愛感情か友情かに関係なく・・・まどかが上条恭介を「大切な人」と認識してしまったら・・・)

ほむら(それを壊すこと自体が・・・まどかの覚醒を促してしまうかもしれない・・・)

恭介(気づいたか・・・僕の狙いに・・・)

ほむら(こいつは・・・まどかと仲良くなることでワルプルギス前に私に強行手段を出させない保険を・・・)

スッ(悪魔化解除)

ほむら(だけど言い換えれば・・・こいつはまどかを延命のための手段としてしか考えていないという事!)

ほむら「ありがとう・・・上条恭介・・・これでなんのためらいも無くあなたを殺せそうよ」

恭介「今はまだ無理だね。やるのならワルプルギスの日のどさくさに紛れて・・・だろ?」

まどか「あの・・・ほむらちゃん?今のは・・・?」

ほむら「大丈夫。あなたは何も見てないわ」スッ(まどかと仁美の記憶操作)
123: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 17:52:19.35 ID:RofkLSjX0(2/7)調 AAS
キュゥべえ「すばらしい駆け引きだったよ恭介・・・まさかあの悪魔の上をいくなんてね」

恭介「悪魔よりもすごい存在ね・・・人はそれをなんと呼ぶんだろう」

キュゥべえ「特に鹿目まどかを単純な延命装置として割り切っている所に感心したよ」

恭介「・・・!!」

キュゥべえ「人間のというより感情の無い僕たちインキュベーターがやりそうな手段だった。
見習わせてもらうよ」

恭介「さやかが魔法少女だという事実を伝えなかったあたりから・・・君は信用できないと思っていたけど・・・」

恭介「感情が無い・・・そして自分たちの合理性のためだけに動く・・・それが君の本質か・・・」

恭介「だけど・・・君と一緒にされたくないよ・・・
これでも鹿目さんを利用していることに心を痛めているからね・・・」

キュゥべえ「さて・・・そろそろ頃合だと思うから説明しておこう」

恭介「なんだい突然・・・まだ伝えてないことがあったのかい?」

キュゥべえ「ソウルジェムを見てごらん」

恭介「濁ってるね・・・グリーフキューブかルシファーシードを使えば浄化できるんだろう?」

キュゥべえ「残念だけど・・・魔法使いのソウルジェム浄化方法は魔法少女のそれとは異なる」

恭介「じゃあ何を」

キュゥべえ「それも女性の下着さ」

恭介「え!?」

キュゥべえ「女性の下着を穢れたソウルジェムに近づけることで穢れを取り除ける。そう言ったんだ」

恭介「穢れを吸い取ったその下着はどうするんだ?」

キュゥべえ「もちろん、グリーフキューブ同様。僕が食べることで処理をする」

恭介「・・・」

恭介「感情が無いだって・・・!?立派な淫獣じゃあないか!」

キュゥべえ「身に着けているだけでいいと言ったのに・・・志筑仁美のパンティを顔に被って変身する
君には言われたくないよ・・・」

キュゥべえ「幸い君にはいざというとき文字通り一肌脱いでくれる志筑仁美という人物がいる」
124: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:10:41.48 ID:RofkLSjX0(3/7)調 AAS
キュゥべえ「そろそろ新しい下着を調達するべきだと、それだけ伝えておくよ」

恭介「仁美さんからは・・・これ以上下着をもらえないよ」

キュゥべえ「じゃあ誰から・・・言っておくけど・・・
未婚女性の下着でなければ浄化にも変身にも使えないからね・・・」

キュゥべえ「だから君のお母さんのタンスを漁るというのも無しだ」

恭介「ちょっと部屋を調べたい子がいるんだ。いや・・・調べなきゃいけない子が・・・」

恭介「その子の部屋を調査するついでに下着を調達するよ」

〜さやかの家〜

ガサゴソ・・・

キュゥべえ「なるほど・・・ここなら美樹さやかと佐倉杏子の下着両方を手に入れられる」

キュゥべえ「下着は袋に詰め終えたのに・・・君は一体何をしているんだい?」

恭介「彼氏だ・・・」

キュゥべえ「ん?」

恭介「さやかの彼氏の・・・私物が無いかを確認するんだ・・・本当に家に来ているかどうか」

恭介「身元がわかる物だったら・・・僕がこの目で確認するんだ・・・ちゃんとさやかの事を大切にしているかどうかを」

キュゥべえ「上条恭介・・・君は・・・志筑仁美を選んだのに・・・美樹さやかの事が気になるのかい?」

恭介「え?なんで僕が仁美さんと付き合っていることとそれが関係あるんだい?」

恭介「友達が心配なのは当然だろう?君に言ってもわからないか・・・」

恭介「さやかは思い込んだら・・・その物事にとことん尽くす所があるからね・・・」

恭介「悪い男にだまされてないか・・・僕がちゃんと確認しないと・・・!」

さやか「ただいまー」

杏子「たっだいまー!」

恭介「・・・!!」
125: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:28:48.98 ID:RofkLSjX0(4/7)調 AAS
さやか「あれ?誰かいるの?お父さん?お母さん!?」

恭介「まずい・・・!!」

杏子「いや違う・・・玄関に靴は無かった!泥棒ださやか!あんたの部屋から物音がする!」

恭介「せめて・・・顔は隠さないと!」

がばっ(さやかぱんつ)

恭介「フォオオオオオオオ!!」

さやか「誰なの!?」ガチャッ

バイオリン仮面「バイオリン仮面、ウィザード!!」バァーン!!

さやか「下着の魔法使い!」

杏子「ウィザード!!」

さやか「そ・・・それ・・・あたしのぱんつ!!」ガタガタ

バイオリン仮面「世界を救うためにも・・・君たちのブラ・パンティが必要なんだ!」

バイオリン仮面「さらばだ魔法少女達!また会おう!」バッ

さやか「あいつ!窓から・・・!!」

杏子「あたしに任せろ!!」

さやか「ごめん杏子!そっちは任せた!追って!」

杏子「待ちやがれ!!」シュッシュッ(槍)

バイオリン仮面「!!」

バイオリン仮面「下着を詰め込んだ袋が枷になっている!!佐倉さんの攻撃をよけて逃げるだけの余裕が無い!」

バイオリン仮面「ならば・・・曲を弾くしかない!新曲!!「エントロピー・シンドローム」!!」

♪〜♪〜♪
126: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:42:45.33 ID:RofkLSjX0(5/7)調 AAS
杏子「!!」

杏子「・・・こ、これは!!」

バイオリン仮面「君の見えてる風景を無数のキュゥべえに変える、幻惑魔法さ!」

バイオリン仮面「その無数のキュゥべえの中から・・・私を探し出せるかな?無理だろう?」

杏子「・・・」

バイオリン仮面「さらばだ魔法少女よ!君たちの下着は間違いなく役に立−」

がしっ(手づかみ)

バイオリン仮面「!!」

バイオリン仮面「馬鹿な・・・!!キュゥべえの幻覚に隠れたはずの私を何故・・・!?」

杏子「幻惑のスペシャリスト・・・佐倉杏子様に幻惑魔法をかけようってのはちょっと違うんじゃねーの?」

杏子「目を凝らせばわかるんだよ・・・幻惑とそうでない風景の違いなんてな!」

杏子「仮面を剥ぐ前に言っとくけどな・・・あたしはこの前まであんたを上条恭介と疑ってた」

バイオリン仮面「・・・!!」

杏子「だけど・・・やっぱ違うわ。さやかから話を聞いたり、上条のコンクールのビデオを見たんだけど、どう見ても
どんな理由があってもぱんつを顔に被る奴には見えなかった」

バイオリン仮面「待ってくれ佐倉さん!こ・・・これは・・・!!」

杏子「なんつーか・・・最初はさやかに八つ当たりするクズヤローと思ってたけど・・・
夢に向かって頑張ってる姿は・・・さやかが応援したくなる気持ちもわかるというか・・・」

杏子「ちょっとずるいじゃん、ちょっとかっこいいじゃんって思った」

杏子「だから、これでアンタの顔を堂々と拝めるわけだ!あたしも絶対あんたが上条じゃ無いって確信しているからな!」

バイオリン仮面「待ってええええええええ!!」

杏子「さあ!あんたはどこの変態だ!正体みせやがれ!!」バッ

杏子「・・・!!」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/25(日) 18:45:09.05 ID:WwkVdNtHo(1)調 AAS
無駄に引き伸ばしてつまらなくなる長編の典型例みたいなスレだな
128: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:49:14.24 ID:RofkLSjX0(6/7)調 AAS
♪引きのBGM

恭介「はぁ、はぁ・・・」

杏子「ウソ・・・だろ・・・?」

杏子「おい・・・」

杏子「さやかが魔法少女だって知っていながら・・・お前は・・・」

杏子「お前の目的はなんなんだ・・・なんで・・・あたし達の前に現れた!?」

がしっ

杏子「なんとか言いやがれ!!」

恭介「・・・」

杏子「あたしは・・・あたしはさやかにどう伝えれば・・・」

続く
129: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/25(日) 18:57:57.21 ID:RofkLSjX0(7/7)調 AAS
予告

銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!!」

恭介「さやかとの出会いをやり直す」

杏子「あたしにウソの片棒を担がせる気か」

まどか「仁美ちゃん息してないよ!」

さやか「初めての相手は恭介じゃない!このさやかちゃんだァーッ!!」

第5話

???「僕の名前は氷室」

銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!」
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/25(日) 18:59:16.81 ID:Dsh+uI5I0(1/2)調 AAS
設定の使いまわしじゃないか
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/25(日) 19:38:12.80 ID:Dsh+uI5I0(2/2)調 AAS
マンネリだな
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/26(月) 22:06:33.94 ID:3tsyImdAO携(1)調 AAS
乙乙。
完全に空き巣ですありがとうございましたww
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/27(火) 22:27:41.47 ID:DiHQeN6I0(1)調 AAS
中沢君本人には特別な力も何もなくて
同じクラスに悪魔と女神と魔法少女がいて
上条君というリア充の親友ポジションのキャラがいて
記憶にないけど以前その悪魔が作った魔女結界に招待されてて
覚えてないけど別の時間軸では目の前で先生喰われたり親友の幼馴染の葬儀があったりと悲惨な目に遭って
あとは何らかのイベントで先輩のマミさんと知り合って
悲惨な記憶も蘇れば完全にギャルゲかラノベの主人公
134: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/05/28(水) 18:04:45.93 ID:A8Q8g32M0(1)調 AAS
第5話「僕の名前は氷室」

〜学校、昼休み〜

恭介「ごめんね仁美さん、鹿目さんへ贈る曲が完成したからこれからは時間を取れるよ」

仁美「鹿目さんと会っていた理由・・・まだ教えてくださいませんの?」

恭介「もう少し待っていてくれないかな。本当にそういうのじゃなくて正当な理由なんだ」

さやか「杏子、ご飯行こう」

杏子「悪いなさやか、今日はこいつと話をつけなきゃいけない」

ドンッ(机)

恭介「!!」

杏子「わかってるよな?上条。今日はあたしに付き合ってもらうぞ」

仁美「佐倉さん!?」

さやか「杏子!?」

恭介「・・・」

恭介「そうだね・・・佐倉さんとはきちんと話をしなきゃいけないね」

さやか「またこのパターンかよ!」

仁美「あぁ・・・」フラッ

さやか「仁美ーッ!」

〜屋上〜

杏子「さやかにはどう言うつもりだ?」

恭介「できれば内緒にしたい」

杏子「あたしにウソの片棒を担がせる気?」

恭介「君がさやかに本当の事を言える訳がない。君もさやかが傷つくのをみたくないだろう?」

杏子「・・・」

杏子「そんで・・・あんたの目的は?」

恭介「魔法少女達も気づいていないこの世界の「歪んだ真実」・・・僕はそれを正常な物へと戻したい」
135: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 11:56:12.15 ID:2kqEILqy0(1/12)調 AAS
杏子「さやかが・・・円環の使者だって!?」

恭介「僕はさやかの、そして円環の理本体の少女の記憶を取り戻すために戦っている」

恭介「この世界の時間の流れを元に戻すためにね」

恭介「プロバイオリニストになる未来のためのもね・・・」

杏子「・・・」

杏子「もしもあんたが言うとおりさやかが円環の使者なら・・・元に戻すってことは・・・」

恭介「・・・?」

杏子(こいつは・・・解ってて言ってるのか?さやかがいずれ元の世界へ帰らなきゃいけないって事に・・・)

杏子(でもあり得そうだな・・・さやかを犠牲にしてでも
バイオリンを弾き続ける未来を手に入れたいって考えてるかも・・・)

恭介「佐倉さん、正体を知られてしまったならそれで構わない。僕の協力者になってくれないか?」

恭介「円環の理を取り戻すことは魔法少女にとっても大事な役目なんだろう?」

杏子「あんたには手を貸せない」

恭介「!?」

杏子「それどころか・・・敵になるかも知れないね」

杏子(こいつが・・・さやかがいなくなる事に対して何の感情も沸いてこない奴なら・・・)

杏子(ここが例え偽りの世界だとしても・・・あたしはさやかを守るためにこいつと敵対するかもしれない)

恭介「そっか・・・まあすぐに信用しろってのは無理があるよね」

恭介「でも・・・さやかにはちゃんと黙っていて欲しいな」

恭介「ぱんつを顔に被る変態だという事が、じゃなくて
僕を戦いに巻き込まれている事にさやかは心を痛めるだろうから・・・」

恭介「きっとさやかも僕に魔法少女だという事を知られたくないはずだから・・・
これがお互いにとって傷つかない選択だと思う」

杏子(さやかを気遣った言葉・・・なのか・・・いや、演技って事もありえる)

杏子「わかったよ。それだけは約束してやる。あたしとあんた。二人だけの秘密だ」

仁美「二人だけの秘密ですって!?」ガタッ
136: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 12:06:33.26 ID:2kqEILqy0(2/12)調 AAS
さやか「恭介杏子!あんたたち一体何を話していたの!?二人だけの秘密って・・・」

杏子「言葉通りの意味さ」

仁美「な!?」

杏子「あたしと上条はさやかにも仁美にも言えない秘密を共有してるって事」

杏子「な?上条?」

恭介「そうだね。これは僕と佐倉さんだけの話だからね。仁美さんにもさやかにも話せないよ」ビシッ

仁美「二人だけの秘密・・・それってそれって・・・」

仁美「あぁ・・・」フラッドサッ

さやか「仁美ー!!」

さやか「まどか!今すぐ屋上に来て!仁美を保健室に連れて行くよ!」

まどか「大変!仁美ちゃん息してないよ!」

さやか「えええええええ!?」

さやか「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ!こ・・・こういう時の応急処置はまず心臓マッサージして・・・」

さやか「そうだ人工呼吸!恭介!あんたがやりなさいよ!」

恭介「え」

さやか「恋人の一大事なんだよ!普段している事と同じ事をするだけでしょ!」

恭介「いや・・・今仁美さん僕に対して不信感を持ってるから逆効果だと思うけど・・・」

恭介「それに・・・僕と仁美さんはまだキスするような間柄じゃないし・・・」

さやか「はああああああ!?教室で抱き合ってたのは一体なんだったの!?」

さやか「だったらここで今済ませちゃいなさいよ!仲直りの意味もかねて!」

恭介「ええええ!?でも・・・でも・・・」

さやか「ええい意気地なし!だったらあたしが!」がばっ

杏子「さやか!?」
137: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 12:13:44.43 ID:2kqEILqy0(3/12)調 AAS
ズキュゥウウウウウウン

さやか「・・・」ちゅううう

杏子「さ・・・さやか!」ワナワナ

仁美「ぷはっ」

まどか「やった。息を吹き返したよ!」

さやか「はぁはぁ・・・」

さやか「仁美!大丈夫!?」

仁美「さやかさん・・・」

仁美「あの・・・今の感触は・・・」

さやか「え!?ええと・・・その・・・」

さやか「仁美ィ・・・恭介とキスはしたか?まだだよなァアアア」

仁美「え?え?」

さやか「初めての相手は恭介では無い!このさやかちゃんだーッ!」バシーン

さやか「・・・」

恭介「・・・」

仁美「・・・」

まどか「・・・」

杏子「・・・」

さやか「えっと・・・」

さやか「ごめえええええん!仁美!本当にごめええええん!」

仁美「えっと・・・その・・・」

さやか「緊急時だったの!仁美が息してなかったから・・・その・・・不可抗力で!」
138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/01(日) 12:49:20.15 ID:yWCkID5AO携(1)調 AAS
天使
139: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 13:17:18.87 ID:2kqEILqy0(4/12)調 AAS
さやか(小声)「あたしだって恭介を好きだった時は初めては恭介って考えてたし!」

さやか「痛み分けだよ仁美!ノーカンでも構わないから!」

仁美「気にしてませんわ。さやかさん」

仁美「それどころか・・・///」

さやか「仁美?」

仁美「さやかさんは私の事を一生懸命に助けてくださいました」

仁美「その行動に・・・とても感銘を受けました」

ぎゅっ

恭介「!!」

杏子「仁美が・・・さやかの手を・・・!」

仁美「さやかさん・・・///」ドキドキ

さやか「えええええええ!?」

さやか「恭介!あんた仁美と仲直りの口実考えときなさいよ!今日のところはあたしが相手(意味深)するから!」

杏子「さやか!」

恭介「佐倉さん、僕の話の本題はまだ済んでいない」

杏子「は!?」

恭介「仁美さんをさやかにまかせるから、僕たちも二人きりで」

杏子「ちょ、あんた・・・また誤解されるようなことを!」

さやか「行こう仁美。あたしたちなんだか邪・魔・者・み・た・いだから!」

杏子「さやかああああああ!!」

バタン!(屋上のドア)

〜放課後〜
いつものバーガー屋

杏子「何の話か知らないけど・・・お前が奢れよ」
140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/01(日) 13:19:20.56 ID:ty59b/QDO携(1)調 AAS
なんなんだこの反応に困るスレ(驚愕)
141: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 14:17:00.11 ID:2kqEILqy0(5/12)調 AAS
恭介「ずばり聞くけど・・・さやかに彼氏はいるの!?」

杏子「は?」

恭介「中沢達に言ってたじゃないか。別の学校の男子の彼氏がいるって」

杏子「お前・・・まさかそのためにさやかの部屋を!?」

恭介「うん。彼氏の私物は出て来なかったから・・・本当かどうかわからなくて」

恭介「さやかに彼氏はいるのかい!?どんな奴なんだ!?信頼できる人なのかい!?」

杏子「落ち着け!あれは中沢達を巻くための嘘だ!」

恭介「えっ」

恭介「そっか・・・良かった」

杏子「は」

恭介「さやかは思い込むとまっすぐに尽くす傾向があるからね」

恭介「悪い男に騙されてないか心配だったけど・・・これで安心だ」

杏子「あのさぁ・・・」

杏子(こいつ・・・勝手な奴だな・・・自分は志筑仁美とよろしくやってるくせに・・・)

杏子(まあでも・・・こいつはこいつでさやかの事・・・心配してるのかな?)

杏子(まさか・・・無意識レベルではこいつとさやかは両想いだったのか?)

杏子「それより・・・さやかにこの状況どう説明するんだよ・・・あたし今日家に帰れねーよ」

恭介「僕がさやかの魔法少女姿を僕が目撃して、佐倉さんが僕をごまかしてたって体(てい)で」

杏子「・・・」

杏子「それがさやかにとって傷つかずに済む嘘なら・・・吐き通すべきなのかな・・・」

杏子「今日のところはマミの家にでも転がり込むかな」

杏子「それと・・・上条」

杏子「あんたがさやかを心配するのと同じように・・・
あたしもあんたがさやかにとって善い存在かどうかなんてわからないからな」
142: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 14:38:42.26 ID:2kqEILqy0(6/12)調 AAS
杏子「あんたが信用できるかどうか・・・さやかの事を本当に考えてるかどうか・・・」

杏子「それがはっきりしてから協力してやれるかどうか決めてやるよ」

恭介「ありがとう佐倉さん。今はそれで構わないよ」

杏子(さやかが真実を知れば・・・たとえ自分の存在が消えるとしてもこいつのためにも
世界を取り戻そうとするからな・・・)

杏子「・・・ちょっと待て」

恭介「ん」

杏子「あたしの下着・・・さやかのもだけど!そういえば取り返してねー!」

恭介「え」

杏子「返せこの変態!あたしの下着を返せ!」

恭介「お・・・落ち着いて佐倉さん!声が大きい!」

恭介「死活問題なんだ。魔法使いのソウルジェムは女性の下着を使わなければ浄化できない」

杏子「つ・・・使う!?」

杏子「ふざけんな!もう着られないって事か!?自分で履いたって事か!?」

杏子「今も履いてるって事か!?仁美のか!?さやかのか!?それともあたしのをか!?」

杏子「返せ!あたしの下着を返せ!!」

一般客「なんだなんだ」

一般客「痴情のもつれ?」

一般客(他校女子)「彼氏の方が彼女のパンティ盗んだらしいよ」

他校女子「変態!!」

他校女子「でも付き合ってる者同士なら有りじゃない?」

恭介「下着は返さない。君(とさやか)の下着を使ってから(ソウルジェムの)元気がみなぎってきてね」キリッ

杏子「な・・・!///」

他校女子「きゃあああああ!彼氏のほう大胆!」

他校女子「これは彼女の方も覚悟(意味深)を決めるしかないね!」
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/01(日) 18:16:23.55 ID:MB0TKKaAO携(1)調 AAS
この昔のジャンプみたいなノリがなけりゃな・・・
オーケィやれるところまでやれww
144: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 18:57:21.46 ID:2kqEILqy0(7/12)調 AAS
〜マミの家〜

杏子「邪魔するぜ」

マミ「佐倉さん?」

杏子「ちょっとさやかと喧嘩というか・・・上条との間に共通の秘密が出来ちまってな」

杏子「志筑仁美は勘違いするし・・・さやかはその仁美をなだめるのに必死だし・・・あたしも気まずいから
今日はここに泊めてくれ」

マミ「何があったの?」

杏子「さやかが魔法少女姿で戦ってるところをあいつに見られた」

杏子「あたしはそれをごまかすために上条と話をつけてたんだ。それをあいつらが早とちりして・・・」

マミ「その話・・・明日はちゃんと美樹さんに言える?」

杏子「・・・うん」

杏子「わかってるよ・・・ちゃんと説明する」

マミ「だったら良いわ。入って、どうぞ」

杏子「・・・今日は・・・なぎさは?」

マミ「私だってしょっちゅうなぎさちゃんの面倒を見てるわけじゃないわ」

マミ「確かにあの子お母さんを亡くしたけど・・・お父さんの仕事が少ない日はなるべく
家族と一緒にすごしてもらったほうがいいかなって」

杏子「そっか・・・今日はあたしとマミの二人か」

マミ「ふふ」

杏子「・・・?」

マミ「こうしてるとなんだか・・・昔に戻ったみたい」

杏子「ばっ・・・ばか!何言ってんだよ」

マミ「私は佐倉さんとまたこうしてゆっくり話せて嬉しいのよ?」

杏子「・・・」

杏子「ああそうだな・・・たまには悪くないかも知れないな・・・」

マミ「あら佐倉さん?今日はやけに素直なのね。ますます昔を思い出すわ」

杏子「いちいちオカン臭いな・・・相変わらず」
145: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 19:37:18.68 ID:2kqEILqy0(8/12)調 AAS
杏子(上条から聞いたこの世の真実・・・それが正しければ・・・)

杏子(なぎさもまた・・・円環の使者だとあいつは言っていたっけ・・・)

杏子(なぎさがいなくなったら・・・マミはどうなるんだ?いや・・・それ以前に
なぎさの存在を消してでも正しいことのために戦えるのかな・・・?)

杏子(もしもマミが・・・正しい事のために戦うと決めて・・・その先の未来に
なぎさを失って・・・あたしもさやかを失うようなことがあれば・・・)

杏子「そう遠くない未来・・・もしかしたらまた二人だけに戻っちまうかもしれねーな・・・」

マミ「え・・・?」

杏子「なぁマミ・・・」

杏子「もしも今いるこの世界がニセモノで・・・あたし達がその世界を作り出した奴に騙されているとして・・・」

杏子「身近な人間・・・あんたにとってなぎさが
そのニセモノの世界でしか一緒にいることが出来ない存在だとしたら・・・」

杏子「あんたは・・・正しい事のために戦えるかい?」

マミ「佐倉さん・・・?」

杏子「なぎさを失うとしても・・・あんたは真実に立ち向かっていけるか?」

マミ「・・・」

マミ「それが正しい事なら・・・戦うわ」

杏子「そっか・・・」

マミ「それはきっと・・・立場が逆だったとしてもあの子は同じ決断をすると思うから・・・」

杏子「・・・!!」

マミ「お母さんをあんな形で失ってしまったあの子だからこそ・・・正しい事のために
頑張ろうとするだろうし・・・」

マミ「私もあの子を信頼しているからこそ・・・そういう決断も出来るの」

マミ「そうで無くても・・・いずれは私達は円環の理に導かれる存在だから・・・
ある程度はそういう覚悟も必要だから」

杏子「そうだな・・・性質の悪い喩え話だった・・・忘れてくれ」

マミ「そうね。もう眠りましょう」カチッ(消灯)
146: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 20:02:39.34 ID:2kqEILqy0(9/12)調 AAS
杏子「信頼しているからこそ・・・か」

杏子「確かに・・・さやかが逆の立場だとしても・・・あいつは正しい事のために戦おうとするはず・・・」

杏子「さやかがそうするなら・・・あたしも・・・」

杏子「マミ」

マミ「なぁに?さっきから・・・今日は甘えんぼさんなの?」

杏子「ちげーよ・・・」

杏子「もしもさっきの喩え話と同じ状況になったとしても・・・あたしは先に消えたりしないから・・・」

杏子「しばらくは昔みたいに二人で暴れて・・・その後はあたしがアンタを見送ってやる」

マミ「佐倉さん・・・?もう、何言ってるのよ!」

杏子(上条に協力するかどうかはまだ分からない・・・だけどもしもあいつの話が本当なら・・・
あたしもまたマミの様に正しい事のために戦おうとするだろう・・・それだけはなんとなく分かる)

杏子(さやか達と出会って・・・マミと仲直りして・・・あたし・・・変わったかな・・・)

杏子(お前はどうする上条?具体的にさやかの記憶を取り戻す方法を考え付いたのか?)カチカチ

〜恭介の部屋〜

恭介「佐倉さんからメールだ」

恭介「具体的に・・・か」

恭介(さやかとの出会いをやり直す・・・僕は下着の魔法使い、ウィザードとして
さやかに話をしてみる)

杏子(アンタ・・・さやかの前では常にぱんつ被ったままにするつもりかよ!?)

恭介(そうなるだろうね・・・元々佐倉さんに正体を知られたのだって想定外の事態だから)

恭介(ウィザードとしての仮面をつけたまま君達に真実を伝えて・・・全部終わった後
ちゃんと正体を明かすっていう段取りだったんだ)

杏子(明日・・・久しぶりに4人全員(ほむらとまどかを除く魔法少女達)で魔獣、ルシファーの捜索をするつもりだ)

恭介(え)

杏子(協力するつもりじゃねーけど・・・
あんたがちゃんとこの世界の真実を伝えたいのなら絶好のタイミングなんじゃねーの?)
147: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 20:22:01.11 ID:2kqEILqy0(10/12)調 AAS
恭介(ありがとう佐倉さん・・・それだけで十分さ。後は自分の力でやってみるよ)

杏子(全部終わったら・・・下着新品にして返せよ)

恭介(えっ!古いほうはもらって構わないのかい!?)

杏子(なんでそんな嬉しそうな文面なんだ・・・)

〜さやかの家、夕方まで遡る〜

さやか「今日は仁美に元気になってもらうため急遽さやかちゃん家でお泊り会なのだー!」

まどか「良かったのかな・・・わたしも急にお邪魔しちゃって・・・」

さやか「いいのいいの!杏子の部屋も空いてるし!あいつ何故かマミさんの家に泊まるって言い出してさー」

仁美「ご迷惑をおかけします・・・さやかさん・・・」

さやか「良いの良いの!下着はちょっとした事情で貸してあげられないけど、
それ以外のことなら精一杯もてなすから!」

仁美「でしたらさやかさん、これから下着を買いに出かけませんか」

さやか「え」

仁美「それも・・・縞パンをですわ!」

さやか「え、なにそれは」

〜下着売り場〜

仁美「上条君は縞パンフェチという未確認情報があるのでしょう?」

さやか「仁美!?あんたともあろう子が・・・そんな事鵜呑みにするの!?」

仁美「お互い上条君を落とすために戦力(意味深)は必要でしょう?ですから新しく買うのなら縞パンかと」

さやか「えええええ!?あ、あたしはいいよ!仁美だけ買いなよ!」

さやか「あたし今更仁美と恭介の間に割って入る気は無いんだから!」

仁美「そうなのですか・・・」

さやか「それに、あんたも聞いてたでしょ!?あ、あたしはもう彼氏が出来たんだからね!」

まどか「さやかちゃん・・・その嘘まだ続けるつもりなの・・・?」

仁美「さやかさんがそうおっしゃるのなら構いませんけど・・・」

仁美「私・・・元々上条君を横取りするつもりは無くて・・・さやかさんと正々堂々と勝負したかったかもしれません」
148: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 20:39:25.91 ID:2kqEILqy0(11/12)調 AAS
仁美「ですから・・・上条君が他の女性にも興味を持ってしまったこの現状なら・・・
お互いの立場は対等かもしれません」

仁美「改めて・・・さやかさんにも上条君と結ばれる資格があってもいいはずだと私は思ってしまいますの」

仁美「それともさやかさんはもう・・・上条君のことが好きでは無くなってしまわれたの?」

さやか「うーん・・・」

さやか「多分、まだ好きなんじゃないかなってのはあるけどね・・・」

さやか「だけどさ・・・あたしとアイツで・・・絶対に一緒になれない理由があるんだよね・・・」

仁美「さやかさん・・・?」

さやか「でもそれがあいつの幸せならあたしは胸を張って送り出せるし・・・」

さやか「あたしも・・・そういう覚悟でそれを望んだから・・・」

まどか(多分さやかちゃん・・・
魔法少女の使命と・・・いつか消えなきゃいけない運命の事を話しているんだろうな・・・)

まどか(そんな事気にせずに・・・自分の幸せのために生きる生き方だって間違いじゃないのにな・・・)

さやか「仁美」

仁美「えっ」

さやか「改めて・・・あいつの事よろしく頼むわ」

仁美「さやかさん・・・」

さやか「きっと杏子と秘密を共有しているのだって理由があるはずだよ。
まどかへのプレゼントは本当に曲を贈るだけの純粋な物だったし」

さやか「サプライズプレゼントだよ。きっと!もしくはあいつの家、教会だから
求婚の段取りとか考えてたりしてね」

仁美「きゅっ・・・求婚!?」

まどか「わー、素敵。この歳でプロポーズしちゃうの?」

仁美「し・・・縞パンとそれに合わせた物を・・・!上下そろえて買いますわ!」

さやか「その意気だ仁美!あたしは例え仁美と恭介がオトナになったとしても祝福するよ!」

さやか「でも・・・縞パンか・・・確かに可愛いかも」サッ

まどか「結局買うんだ・・・」

さやか「こ・・・これは違うの!」
149: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/01(日) 20:59:43.27 ID:2kqEILqy0(12/12)調 AAS
さやか「あたしの彼氏もーこういうの好きかもしれないからってーそれだけでー」

まどか「はいはい。もういいよさやかちゃんそのネタは」

ほむら「参考までにまどかはどんな勝負下着にグッとくるか教えて欲しいわ」

まどか「ほむらちゃん!?」

さやか「暁美ほむら!」

仁美「暁美さん!?」

さやか「あんた・・・何しにここに来た!?」

ほむら(次のルシファー候補を探しに来たのよ)

ほむら(あれは・・・)

美術高校女子生徒「・・・」ウロウロ

ほむら(迷える子羊発見・・・良いルシファーの素体になってくれそうだわ)

ほむら「邪魔したわね・・・さっき私が言ったことは忘れて良いわよ」

さやか「なんなんだアイツは・・・勝負下着って・・・アンタがまどかに見せるつもりかよ・・・」

まどか「でも・・・確かに縞パンって可愛いかもね・・・わたしも買っちゃおうかなー?」

ほむら「・・・!!」ピクッ

ほむら「残ってる縞模様全部頂くわ」チャリーン

さやか「お前もか!」

ほむら「まどか、これはあなたの分よ」パサッ

まどか「え・・・!?その・・・ありがとう?なのかな・・・」

ほむら(ほむっ・・・さっきの女子生徒・・・見失ったわね・・・)

ほむら(構わないわ・・・明日探し出してルシファーシードを植えつけるだけよ・・・)
150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/02(月) 00:25:20.95 ID:Rksox/sAO携(1)調 AAS
プリキュアの悪者っぽい役が板に付いてきたな
151: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/06(金) 11:43:59.94 ID:uGrAtkAo0(1/7)調 AAS
次の日

恭介「ここにさやか達が集まるはず」

ほむら「こんに千和、上条君」

恭介「暁美さん!?」

美術科女子高生「離して〜!な・・・なんなの〜?」

恭介「やまぶき高校の制服?そ、その人は?」

ほむら「受け入れなさい。この種があなたの進路の悩みを解き放ってくれるわ」

スッ(ルシファーシード注入)

美術科女子「きゃあああああああ!?」

ゴゴゴ・・・

恭介「!!ルシファー化した!」

恭介「やっぱりルシファーは君が作り出したモノだったのか・・・」

ほむら「ごきげんよう」スッ

女神(高校生のままのイメージ)

悪魔(大学生のイメージ)

恭介「まずい!変身して戦わないと!」

スッ(仁美のパンティ)

がばっ

恭介「フォオオオオオオオ!!」

バイオリン仮面「下着の魔法使い、バイオリン仮面ウィザード!」バァーン!!

マミ「あれは!」

杏子「ルシファーと・・・ウィザード!」
152: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/06(金) 12:26:22.95 ID:uGrAtkAo0(2/7)調 AAS
バイオリン仮面「よく来てくれた!魔法少女達よ!(変身するところは見られてないよね?)」

バイオリン仮面「さあ、私と一緒に戦ってくれ!ルシファーを浄化しなければ!」

さやか「・・・」

さやか「この前もそうだけど・・・なんであんたが行く先行く先でルシファーが出現するのよ・・・」

バイオリン仮面「!!」

杏子「お・・・おいさやか!?」

さやか「まさかあんたが、ルシファー達を操ってるんじゃないでしょうね!?」

バイオリン仮面「違う・・・!私は・・・」

さやか「大体怪しすぎるのよ・・・あんたはまだ自分の目的も・・・敵か味方か、
正義か悪かも明かしていないじゃない!」

さやか「あんたには下着を盗まれた恨みもある!正体見せなさい!」

杏子「さやか・・・そいつは・・・」

バッ(切り刻まれるぱんつ)

恭介「し、しまった!!」

杏子「まずい!」バッ

さやか「・・・」

マミ「・・・!!」

なぎさ「・・・え!?」

恭介「つ・・・ついに見られてしまったか・・・さやか・・・」

恭介「驚かないでくれさやか・・・これには深い理由があって・・・」

さやか「いや、あんたどこの誰よ?」

恭介「え!?」

さやか「しかも下の名前で・・・なんでそんなに馴れ馴れしいのよ・・・
あたしはあんたの事なんか知らないってーのに・・・」

恭介「・・・!?」

さやか「それより質問に答えなさいよ!あんた・・・ルシファーと繋がりがあるの!?どうなの!?」
153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/06(金) 12:32:49.81 ID:XsosnUpVo(1)調 AAS
つまんね
154: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/06(金) 12:45:54.92 ID:uGrAtkAo0(3/7)調 AAS
恭介(どうなっているんだ・・・?)

恭介(まさか・・・現実逃避!?目の前にいるのが僕だという事が受け入れられなくて・・・)

恭介(いや・・・そんな感じじゃないな)

杏子(おい、上条!テレパシー聞こえるか!?)

恭介(佐倉さん!?)

杏子(今あんたはあたしの幻惑魔法でまったく別の顔になっている・・・さやか達が見てるのはあたしが
作り出した幻さ)

恭介(・・・そんな事が可能なのか!?)

杏子(今この場はテキトーな名前を出して切り抜けるんだ!)

恭介「僕の名前は・・・氷室」

さやか「は?」

恭介「風見野中学二年生・・・氷室。それが僕の正体だ」

恭介「さやかの事は杏子から聞いていたんだけど・・・いきなり呼び捨ては馴れ馴れしかったよね・・・
ごめんね「美樹さん」」

さやか「きょうこ!?今度はそっちを呼び捨て!?一体なんなの!?杏子の知り合い!?」

さやか「まさかアンタ・・・杏子の彼s」

杏子「ちげーよ!!こいつは・・・」

さやか「ん?」

杏子「ハッ!?」

杏子(ハメられた!!あたしが口を挟むことで・・・上条の嘘の共犯者にならざるを得なくなっている!?)

杏子(こいつ・・・それを見越してあたしを呼び捨てにしたのか・・・!?
こ・・・こんな奴を助けようとしたばかりに・・・)

杏子「氷室は・・・あたしの母方の親戚だ」

さやか「え・・・?」

杏子「この前下着を盗まれた時・・・あたしはこいつに追いついて正体も見ていたんだけどさ・・・」
155: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/06(金) 13:07:58.94 ID:uGrAtkAo0(4/7)調 AAS
杏子「さやか達に報告するべきかどうか悩んでて・・・結局そのまま・・・」

マミ「そんな事言ってる場合じゃないわ!ルシファーが!!」

悪魔ルシファー「うふふ・・・」

さやか「・・・!!」(変身準備途中)

がしっ(捕まるさやか)

ポロッ

さやか「ソウルジェムが・・・し・・・しまった!!」

まどか「さやかちゃん!」

杏子「さやかが捕まった!しかもソウルジェムを手放しちまった!」

マミ「これじゃ美樹さんが変身できないじゃない!」

女神ルシファー「きゃはは!」

ギュイン!

杏子「来るぞ!」

マミ「任せて!レガーレ!(リボンによる拘束)」

ギュルギュル・・・ギュッ

女神ルシファー「・・・!!」

マミ「佐倉さん!今よ!」

杏子「オッケー!まずはこっちから片付けてやるぜ!!」バッ(槍で突進)

杏子「食ら・・・え!?」

ピタッ

マミ「佐倉さん!?」
156: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/06(金) 13:25:16.24 ID:uGrAtkAo0(5/7)調 AAS
マミ「リボンが・・・!!」

むくむく・・・

マミ「ルシファーがどんどん、ふくよかな体系になっていくわ!駄目・・・リボンが避けちゃう・・・!」

ビリーッ

女神ルシファー「キャハーッ!」

ドスッ

杏子「ぐっ・・・ふっ・・・!!」

マミ「佐倉さん!!」

杏子「な・・・なんて重い一撃なんだ・・・」

マミ「佐倉さん・・・どうして攻撃を止めたの!?」

杏子「悪魔側を見てみな」

マミ「・・・!!」

さやか「くぉら〜離せ〜!卑怯だぞ〜!タイマンで勝負させろ〜!」

悪魔ルシファー「・・・」シャキン

杏子「さっき氷室のパンティを切り裂いた剣をヒロってやがる・・・あたし達が女神の方に危害を加えれば
間違いなくさやかは殺られる・・・」

マミ「そんな・・・!」

杏子「チームプレイの悪い部分が出ちまったな・・・一人でも人質にされたらあたし達は動けねえ・・・」

恭介「・・・!!」

恭介(どうすれば・・・いいんだ!?)

恭介(僕の演奏なら・・・肉体では無く「精神」に訴える効果が出来る・・・攻撃せずともさやかを
助けられるかもしれない・・・)

恭介(だけど今日の僕は予備のパンティを持ってきていない・・・さやかに裂かれたあの一枚しか・・・)

恭介(今は変身・・・できない!!)
157: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/06(金) 13:44:55.22 ID:uGrAtkAo0(6/7)調 AAS
恭介(今手に入るパンティは・・・
ルシファーの相手をしている佐倉さんと巴さん以外・・・鹿目さんかなぎさちゃんの物!?)

恭介(なぎさちゃんは駄目だ・・・あの衣装だと脱ぐのに時間がかかる・・・その間にやられてしまう!)

恭介(だったら・・・)

恭介「鹿目さん!」

まどか「ウェッ!?」

恭介「緊急事態なんだ!君のパンティを僕に・・・」

カチッ

恭介「・・・!!」

恭介「時が止まった世界!?こ・・・これは・・・」

ほむら「上条恭介・・・いえ・・・今は氷室かしら」

恭介「暁美さん!?」

ほむら「まどかのパンティを顔に被ることは許さない。もしそんな事をすれば・・・
私はまどかを覚醒させるリスクを背負ってでも、あなたを「今」殺すでしょう」

ズポッ

恭介「!!鹿目さんのパンティを・・・!」

ほむら「私がこれを頂いてしまえば・・・あなたは変身できない」

恭介「ど・・・どうしてルシファーにみんなを襲わせるんだ!?
一人でも欠けたら「鹿目さんの幸せな世界」は実現できないじゃないか!」

ほむら「美樹さやかを人質にしているのはハッタリよ。私の目的は悪魔であなた」

恭介「・・・!!」

ほむら「だけど私の仕業だと悟られてはいけないの・・・あなたは悪魔でルシファーとの戦いで
命を落とす事にしないと・・・」

ほむら「今度こそごきげんよう、上条恭介。まどかのパンティは私が頂いていくわ」

ほむら「悪魔で・・・あなたの変身を妨害する意味でね・・・」ほむっ
158: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/06(金) 13:53:58.00 ID:uGrAtkAo0(7/7)調 AAS
カチッ(時間停止解除)

まどか「あれ?なんだか下がスースーする・・・」

まどか「ウェッ!?わたし・・・ぱんつ履いてない!?どうして!?」

ぺたん↓

なぎさ「まどか!」

なぎさ「何やってるのですか!逃げるのですよ!」

まどか「だめええええ!今走って万が一めくれたら見えちゃう!男の人の前でそんな事出来ないよ!」

恭介(・・・!!)

恭介(鹿目さんの動きも・・・封じられた!!)

恭介(まともに動けるのは自分だけ・・・だけど変身できないこの状況・・・)

恭介(一体・・・どうすれば・・・!?)

5話終了 続く
159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/06(金) 13:55:04.99 ID:GlFNbADAO携(1)調 AAS
これは何たまりスケッチなんだー
160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/06(金) 17:09:44.59 ID:t8w6gFJ40(1)調 AAS
魔法使いとなった中沢の出番だな!
161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/13(金) 00:19:51.68 ID:Cqt94DVx0(1)調 AAS
中沢は出さなくていい
162: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/13(金) 15:45:47.05 ID:Rukh3jFA0(1)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」

恭介「そうだ!敵がはいてるパンティを奪えば・・・」

なぎさ「お友達がピンチなのです、なぎさと一緒に来てほしいのです!」

仁美と声が似た人「ゆの・・・?」

中沢「この人が・・・美樹の彼氏!?」

第6話

さやか「その場しのぎだけど、あんな事されたし・・・」
163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/13(金) 16:04:31.03 ID:bhxbFqsAO携(1)調 AAS
変態にかまけて話の大筋を見失うくらいなら最初から変態の話だけにしとけばよかったと思うの
164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/13(金) 17:29:24.78 ID:3/gd6rROo(1)調 AAS
改行多すぎ
165: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/20(金) 19:00:28.36 ID:ip9RCwX60(1/3)調 AAS
申し訳ありません。リアルが忙しかったです

再開します
166: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/20(金) 19:23:01.15 ID:ip9RCwX60(2/3)調 AAS
第6話「その場しのぎだけど、あんな事されたし・・・」

恭介「一体どうすれば・・・」

女子高生ルシファー(女神側)「私はずっと沙英のそばにいるの・・・」

恭介「・・・!?」

ルシファー(女神側)「ずっとひだまり荘にいたい・・・卒業なんてしたくない」

恭介(・・・)

恭介(卒業したくない・・・それがこの人がルシファー化した理由・・・!?)

恭介(だとすれば・・・沙英というのは・・・この人の友達・・・?)

なぎさ「なぎさも変身するのです!まどか、そこを動かないで待ってるのです!」

恭介「待ってなぎさちゃん!君は結界の外へ出てくれ!」

なぎさ「え?」

恭介「彼女を・・・浄化するためには友達の声を聞かせなければ駄目だ」

恭介「やまぶき高校の生徒・・・ひだまり荘の沙英という人を連れてきてくれ、今外に行けるのは君しかいない!」

なぎさ「・・・」

さやか「はぁ!?あんた何言ってるの?なぎさ、駄目だよ!
いくら杏子の知り合いだからってそいつが味方とは限らないから!」

なぎさ「わかったのです!その人を探してくるのです!」

さやか「なぎさ!?」

なぎさ「なぎさは顔を見るまでウィザードを恭介と思っていたのです」

なぎさ「そして今も・・・この人からは恭介と同じ感じがするのです、なんだか信用できるってそう思うのです!」

さやか「ど・こ・が!?どこが恭介に似てるっていうのよ!」

なぎさ「きっと氷室には考えがあるのです!なぎさは沙英という人を探してくるのです!」
167: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/20(金) 20:00:00.45 ID:ip9RCwX60(3/3)調 AAS
恭介「そして・・・僕は変身する準備をしないと・・・どうにかして・・・誰かからパンティを!」

フラフラ・・・

さやか「ちょっと!いつまでこの場にいるつもりよアンタ!あんたこそ逃げるか変身して身を守るかしなさいよ!」

恭介「僕は・・・女性のパンティを身に付けないと変身出来ないんだ」

さやか「は!?」

恭介「さや・・・美樹さんが切り裂いちゃったから今は変身出来ないんだ」

さやか「ちょっと!あたしのせいにするつもり!?変態なら変態らしく複数身に付けときなさいよ!
ってかあたしから盗んだのはどうしたのよ!!」

恭介「巴さん、佐倉さ・・・じゃなくて杏子!できればパンティをこっちへ放り投げてくれないか?」

杏子「はぁ!?」

マミ「えええぇえええ!?」

恭介「もうすぐなぎさちゃんがルシファー化した女性の友達を連れてくる・・・僕の演奏があれば
その子の声を彼女の精神へと届けることができるんだ」

恭介「魔力演奏するためには変身しなければ・・・そしてそのためには女性のパンティが必要なんだ!」

ブン!(ルシファーの攻撃)

杏子「戦ってる最中に無理言うな!ぱんつを脱いでる間にやられちまうよ!それに隙が出来てもやらねーよ!」

恭介「・・・そうだ!二人が駄目でもルシファーからパンティを奪えば・・・」

ぎゅっ(再びリボンによる拘束)

マミ「佐倉さん今よ!ルシファーが再び肥大化する前に、もう一体のルシファーが美樹さんに手を掛ける前に!」

杏子「よっしゃ!」

恭介「今だ!拘束されているルシファーからパンティを奪えば・・・!」ダッ

杏子「は!?何前に割り込んでるんだ!?邪魔だああああ!!」

ドカッ(衝突する杏子と恭介)

杏子「いてて・・・何やってるんだお前は!?足手まといはひっこんでろ!」
168: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/22(日) 15:49:05.40 ID:i79OHgps0(1/3)調 AAS
なぎさ「氷室、あの人のお友達を連れてきたのです!」

沙英「ゆのに呼ばれた気がしたから来たんだけど・・・あんたたち一体誰?ってかどこここ!?」

ルシファー「さ・・・え・・・?」

沙英「ヒロ!?」

恭介「あなたが・・・沙英さんですね?」

沙英「そうだけど・・・どうなってんの!?ヒロに何が起きたの!?」

恭介「詳しい話は出来ないけど・・・あなたの友達がルシファー化して暴走しているんだ」

沙英「るしふぁー?暴走?ゴメン、あたしの作風とは違うからさっぱりだわ」

沙英「でも・・・非現実的な事がヒロの身に起こっていることだけはわかるよ・・・」

恭介「・・・理解が早くて助かるよ」

沙英「ヒロを元に戻すためにあたしが何かしないといけないんだよね・・・どうすればいいの?」

恭介「呼びかけて欲しい、今彼女は・・・卒業して今の環境が変わってしまう事を恐れている」

恭介「もちろんそれだけで精神に声が届くのなら苦労は無い。だけど、僕の演奏があれば・・・!」

恭介(これで後は・・・僕が変身できれば・・・)

恭介(だけど・・・誰のパンティを被ればいいんだ!?)

恭介(佐倉さん、巴さんは交戦中・・・鹿目さんのモノは悪魔が持って行った・・・)

恭介(なぎさちゃんは脱ぎにくい衣装だし・・・そもそも小さくてパンツが裂けちゃう可能性もある・・・)

恭介(となると・・・沙英さん!?沙英さんからパンティをもらう!?)

恭介(いやいやいや!初対面の人からパンティをもらうのはいくらなんでもハードルが高すぎだろ!)

恭介(でも・・・この人からなんだか仁美さんっぽさも感じるから・・・
頼み込めば仁美さんみたいに脱いでくれたり・・・)

キラッ

恭介「あれは・・・」
169: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/22(日) 16:03:01.67 ID:i79OHgps0(2/3)調 AAS
恭介「さやかのソウルジェム!」

ほむら(美樹さやかを人質にしているのはハッタリでしか無いわ)

恭介「そうだ・・・それがもし本当なら・・・さやかにソウルジェムを・・・」

がしっ

さやか「・・・?」

恭介「そのままじっとしていて美樹さん・・・ルシファーを刺激しないように・・・
今僕が・・・そこまでソウルジェムを届けるから!」

さやか「な・・・!?」

杏子「お、おい正気か!?今さやかは人質にされてるんだぞ!近づいたらさやかがやられちまうんだぞ!」

恭介「大丈夫・・・奴らにさやかは殺せないさ・・・」

スッ(一歩ずつ近づく恭介)

ルシファー「ソレイジョウチカヅイタラ、コイツヲコロス!」

恭介「出来ないよ・・・君には・・・というより君を操っている「悪魔」には出来ないはずなんだ」

スッスッ

マミ「え・・・!?」

杏子「どうなってやがる・・・ソウルジェムが手渡せる位置まで近づけたぞ!?」

なぎさ「ルシファーはさやかに手を出していないのです!」

恭介「さあ、美樹さん、ソウルジェムを・・・」スッ

さやか「氷室くん・・・」

ほむら(何をやっているの!?
美樹さやかは殺すなとは言ったけど、上条恭介を押しのけるくらいはできるはずよ)

ルシファー「ハッ!」

ルシファー「えーい!」ドンッ(押し出し)

恭介「うわっ」ドッシャーン(倒れて転げる恭介)
170: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/22(日) 16:18:55.61 ID:i79OHgps0(3/3)調 AAS
さやか「きゃっ!」

(ルシファーが突き出しの体制を取ったため腕から転がるさやか)

ドシーン

恭介「いてて・・・なんて強力な突き出しなんだ・・・」

恭介「あれ?なんだこの視界は・・・薄暗いぞ・・・」

恭介「それでいて・・・甘美な香りが誘う・・・ここは・・・」

恭介「さささ・・・さやかの・・・スカートの中!?」ドバァーン

さやか「ぎゃああああああああああああ!!どこに顔突っ込んでるのよおおおお!!」

恭介「め・・・目の前に・・・・」

恭介「さやかの・・・パンッ・・・」

するっ

さやか「きゃああああああ!?なんでぱんつが独りでに脱げるのおおおお!?」

すぽっ

恭介「あ、被っちゃった」

恭介「フォオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ピカッ

バイオリン仮面「バイオリン仮面、ウィザード!!」バァーン!

沙英「え、何あれは(ドン引き)」

バイオリン仮面「沙英さん、君の友達の精神を浄化させてルシファー化を解呪する!」

バイオリン仮面「私のバイオリンの音にのせて君の声を届けるのだ!」

スッ(社会の窓からバイオリン)

沙英「ごめん、それ以上近づかないで」
171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 17:18:08.89 ID:iQK+nRhAO携(1)調 AAS
流れるような自然な動作…
172: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/27(金) 17:46:14.60 ID:hvbfNP4N0(1/2)調 AAS
♪〜♪〜♪

沙英「あれ?演奏は素敵」

ルシファー「・・・」ピタッ

杏子「ルシファーの動きが止まった!」

〜ここからヒロと沙英の記憶改ざん〜

〜夜のひだまり荘〜

沙英「寝てたから勝手に見させてもらったよ、進路希望用紙」

ヒロ「そ・・・それは」

沙英「すっごくいいね、先生」

ヒロ「え・・・?」

沙英「あたし、中学の頃先生の一言で動物描くの苦手になったっていったじゃん?
ヒロが美術の先生だったらどんなによかっただろうなって・・・」

ポロポロ・・・

ヒロ「私・・・卒業するの寂しい・・・」

沙英「ヒ・・・ヒロ!?」

沙英「大丈夫・・・大丈夫だよ」

ぎゅっ

沙英「あたし達ならきっと・・・どんな事があっても・・・」

〜〜〜

しゅうう・・・

杏子「ルシファーが・・・浄化されて元の人物へと戻っていく・・・」

マミ「きっとあの二人の間でしかわからないやり取りが行われていたのね・・・だけど
なんだか他人のような気がしないわ・・・長年同じ荘にいた仲間を見送る気分だわ」

なぎさ「なぎさもなのです!」

まどか「・・・」

さやか「ハッ!そうだ、下着!!」
173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/27(金) 17:47:58.64 ID:kD21hKOX0(1)調 AAS
中の人ネタじゃないか
174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 17:56:39.80 ID:sIeRao4RO携(1)調 AAS
まさかの
175: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/27(金) 18:06:21.39 ID:hvbfNP4N0(2/2)調 AAS
さやか「氷室ー!!どこにいった氷室ー!!あたしのぱんつ返せえええええ!!」

まどか「・・・」

まどか「あのヒロさんって人は・・・卒業することの寂しさから・・・ルシファーを生み出したんだよね・・・」

まどか「でもそれって・・・本当に悪いことなのかな・・・」

さやか「まどか・・・?」

まどか「ヒロさんは・・・卒業しても沙英さんや後輩の友達とずっとつながり続けるって決心したんだよね・・・」

まどか(わたしは・・・まだ怖いかなって・・・)

まどか(この先・・・マミさんが卒業して・・・)

まどか(わたしは・・・みんなと離れ離れになるのは・・・嫌だなって・・・そう思っちゃう)

恭介「はぁっ・・・はあっ・・・」ドキドキ

キュゥべえ「調子が悪そう・・・いや、なんだか興奮気味だね恭介、ナニがあったんだい?」

恭介「見ちゃった・・・」

キュゥべえ「え」

恭介「さやかのパンティを脱がすとき・・・至近距離でその・・・さやかの・・・」ドキドキ

キュゥべえ「・・・」

恭介「いけない!僕は・・・仁美さんというものがありながらさやかにこんな気持ちを抱くなんて・・・!」

恭介「忘れよう!そうだ!さやかの・・・を見てしまったのは上条恭介じゃない!かざみの中学の氷室だ!」

恭介「かと言って・・・佐倉さんの幻惑魔法が無いと氷室には変身できないんだよな・・・」

恭介「明日・・・佐倉さんとまた屋上に行って幻術の魔法を教えてもらおうかな・・・」

〜翌日、学校、屋上〜

杏子「ハァ!?幻惑魔法を教えてくれだって!?」
176: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/29(日) 16:30:31.65 ID:0utmAbIB0(1)調 AAS
恭介「昨日顔を見せたことにより、少しはウィザードに対して警戒心が薄れたと思うし・・・」

恭介「本当のことを話して協力者を得るためにも・・・これからも氷室としての素顔が必要だと思うんだ」

杏子「・・・」

杏子「お前・・・幻惑魔法は初めてか?力抜けよ」

恭介「!?さ・・・佐倉さん///」

杏子「あたし並に使いこなすのは無理でも素顔を変えるくらいならちょっと教えを受ければすぐ出来るぞ」

杏子「昨日、その場しのぎであたしが見せたあんたの顔はこんな感じだ」

サラサラ

恭介「佐倉さん、あまり絵うまくないんだね」

杏子「ハッキリ言うな!じゃあ口で説明してやる!」

杏子「あたしの親戚って事で髪は赤色で・・・」

杏子「目つきも今のあんたよりちょっと鋭いだけで、後のパーツは上条本人の流用だな」

恭介「意外とバレないもんだね」

杏子「多分、さやかの中で上条が美化されてる結果だろ」

恭介「え?」

杏子「間違ってもぱんつを顔に被るような奴じゃないって思われてるって事だよ」

恭介「そっか・・・」

恭介「そんなさやかをいつまでも騙すわけにはいかないよね・・・いつか本当のことを打ち明けないと・・・」

杏子(・・・)

杏子(こいつ・・・知らないんだな・・・今自分がやってる行動がさやかを消すかもしれないって事に・・・)

杏子「よし、早速実践してみるぞー、変身してみろ」

恭介「え?いきなりかい!?」

さやか「杏子!あんたまた恭介と会ってるの!?」ガチャッ

恭介「さやか」

さやか「氷室!?」
177: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/06/30(月) 21:58:25.69 ID:sZOhSV+h0(1)調 AAS
杏子「!?」

氷室「!?」

杏子(恭介の素顔が・・・氷室に!)

氷室(やった!初めての幻惑魔法だけどうまくいったぞ!)

さやか「あんた、見滝原の制服着てまでもぐりこんで何してるのよ?」

氷室「ちょっと杏子に用があってね」

さやか「んー?」じーっ

さやか「あんた達・・・本当にただの親戚なのー?」

杏子「当たり前だ」

さやか「まあいいや、それよりも氷室!あんた昨日・・・あたしのパンッ・・・」

氷室「あ・・えっと・・・」

氷室「ごめん・・・もうしばらく美樹さんのパンティを使いたいから返せないよ」

さやか「な・・・!?つ・・・使う〜!?」

氷室(ぱんつだけじゃなくて・・・とんでも無いモノを見てしまったけど黙っておこう)

氷室「僕の素顔がバレてしまったから・・・もういい機会だと思って全部話そうかと思って・・・」

氷室「僕の目的も・・・僕が見てきた出来事もすべて話す。魔法少女達を屋上に集めてくれないか?」

〜〜〜

ぞろぞろ・・・

屋上メンバー:氷室(恭介)、さやか、杏子、マミ、まどか、なぎさ、ほむら、キュゥべえ

ほむら「・・・」

氷室(あ・・・暁美さんまで来ちゃったよ・・・「魔法少女達」って言ったのがまずかったかな?)

氷室(めちゃくちゃ見てる・・・核心に触れることは言わせない気かな・・・)
178: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/01(火) 22:52:38.13 ID:BgGzJvic0(1/3)調 AAS
氷室「改めて、自己紹介させてもらうよ。僕の名前は氷室。下着の魔法使い・・・ウィザードの正体だ」

さやか「なんのためにあたし達の前に姿を現したのよ」

氷室「世界を元に戻すため」

さやか「世界・・・?」

氷室「今の世界は特定の時間を繰り返すだけの偽りの世界・・・」

氷室「僕は繰り返される前の・・・前回の「ループ」の記憶を持ち越す事を「願い」として契約した」

氷室「このまま無理やり同じ時間を何度も繰り返せば・・・いずれ世界は負荷に耐えかねて崩壊する」

さやか「何それ?頭大丈夫?」

氷室「そう言うと思って今日はバイオリンを持ってきた」スッ

さやか「アレ?今度は社会の窓からじゃなくてまともなケースから出してきた」

さやか(あのケース・・・どこかで見たことあるような・・・)

氷室「これが前回のループで僕が見てきた記憶だ・・・」

氷室「それを「演奏」として表現することで君達にも僕の記憶の映像を見せることが出来る」

♪〜♪〜♪

一同「!!」

さやか「こ・・・れ・・・は・・・」

記憶の映像

ワルプルギスの夜「アハハハハ!」

ゴゴゴ・・・

マミ「ひどい・・・」

まどか「見滝原が・・・」

杏子「こいつはなんなんだ?魔獣ともルシファーとも違うじゃねーか!?」

氷室「別名ワルプルギスの夜・・・」
179: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/01(火) 23:11:24.19 ID:BgGzJvic0(2/3)調 AAS
氷室「この「繰り返される世界」における「リセット」が彼女の役割なのさ」

氷室「この風景から見てもわかるだろう?リセットの審判の日は君達の学校の「卒業式」・・・
彼女によって一度地球上から全ての生命が消滅し、また「再構築」される」

氷室「僕達は永遠に大人になることなく・・・同じ時間を繰り返していたのさ」

さやか「一体こいつは・・・何のためにこんな事を!?」

氷室「とある少女の願い・・・」

さやか「え?」

氷室「友達と離れたくない・・・大好きな先輩に卒業して欲しく無い・・・そう思った少女の
願いを叶えるためにまた別の「とある少女」がこんな不器用なやり方でそれを叶えようとしているのさ」

ほむら「・・・」

さやか「は!?一個人にそんな願いを叶えてあげるために、わざわざ世界改変を繰り返すような力があるっていうの!?
その「少女」が魔法少女だとしても無理だよ!」

氷室「無理じゃないさ・・・普通の魔法少女じゃない。なぜなら「とある少女」も「その少女を思う少女」も
神に等しい力を持っているからね」

さやか「え、何その憂鬱しちゃいそうなラノベみたいな設定は」

氷室「かつて神だったその少女とその力を奪って「悪魔」となった少女・・・
その二人の気まぐれに何度も振り回されているのがこの世界の真実・・・」

氷室「そして・・・僕が見滝原に姿を現した理由・・・」

氷室「神と悪魔は・・・君達の中にいるんだ!」バァーン

まどか「え」

さやか「な、なんだってー!!」

ほむら(・・・!!)
180: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/01(火) 23:44:04.96 ID:BgGzJvic0(3/3)調 AAS
氷室「直接その悪魔の実名を言うことは出来ない。言えばこの世界から強制的に排除させられる」

キュゥべえ「僕も同じくね。だから君達が自分から「悪魔」の正体にたどり着く過程が欲しかった」

まどか「氷室君の話が本当だとしたら・・・神様ってもしかして・・・わたしかも」

さやか「え?なぜに?」

まどか「昨日・・・ルシファー化したヒロさんを見てて気付いたんだ。わたしにもどこか
卒業したく無いって・・・マミさんに卒業して欲しく無いって思ってる所があるって」

まどか「さやかちゃん達はどう?皆と離れ離れになりたくないって思ったことある?
永遠にこの日常が続けばいいなって思ったことは?」

さやか「うーん・・・どうだろうなー」

さやか「あたしは別に将来の夢とか目標とかなんにも無いし・・・
あたしだけなら永遠の美少女のままでも構わないかなーとか・・・思っちゃうかもッ☆」

なぎさ「(言い方ウザッ!)・・・なら、さやかが神サマの可能性もあるのです!」

さやか「でも・・・やっぱ恭介の事を思うとそうもいかないっていうか・・・」

氷室「え」

杏子「・・・」

さやか「アイツはずっと頑張ってきたから・・・きっとバイオリンで世界に行きたいって考えてるはずだから・・・」

さやか「あたしも未来でアイツの演奏をずっと聞いていたいって思ってるから・・・例え
今の仲間達と離れ離れになる事があったとしても、同じ時間を繰り返したいとは思わないかな?」

氷室(さやか・・・)ズキッ

なぎさ「なぎさもマミみたいに早くおっきくなりたいのです!」

マミ「私もちょっとヒロさんみたいな所があるから・・・あ、体系的な意味じゃなくて・・・」

マミ「卒業するのは寂しいけど・・・だけどきっと大丈夫。繋がっていられるわ」

マミ「それに最近・・・アイドルのお仕事にも興味があって・・・
未来が無いって選択肢は・・・例えその瞬間が楽しくてもちょっと・・・」

杏子「あたしはどっちでも良い。元々惰性で生きているようなモンだし?」

杏子「さやかが信じるほうに従うよ。だからあたしも繰り返し反対だ」

まどか「じゃあやっぱり・・・わたしが神様?」ズパーン

ほむら「ほむっ!」ドキドキ
181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/01(火) 23:55:39.16 ID:I2RcScuL0(1)調 AAS
アイドルマミかよ
182: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/02(水) 00:19:04.69 ID:KYE5ngEj0(1)調 AAS
さやか「まどかが神様だと仮定すると・・・」

杏子「わざわざ世界をひっくり返してまでまどかを幸せにしようとする奴・・・」

マミ「過保護ね」

なぎさ「過保護なのです!」

ほむら「お、お母さんかしら?(すっとぼけ)」

さやか「てか、うん」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「ほむぅぉ」ブホォ

まどか「ほむらちゃんが悪魔なの?」

ほむら「な・・・何のことかしら?」ドキドキ

ほむら「鹿目まどか・・・私とあなたは友達かしら?違うでしょう?」

ほむら「だから・・・私があなたのために世界そのものを作り変えるなんて事は有り得ないわ」

さやか「いや・・・あんたまどかの事すっごい熱い視線で毎日見てるじゃん」

ほむら「ほむっ!」

まどか「その視線にわたしも気付いていたよ」

ほむら「ほむるぅあっ」ブホッ

まどか「そういえば転校初日・・・ほむらちゃんが「欲望よりも秩序を大切にしてる?」ってこういう事だったんだね」

まどか「わたしのために秩序を捻じ曲げてまで作ったこの世界を・・・わたしにとって正しいか間違ってるか
聞きたかったんだ・・・」

ほむら「ち・・・違うのまどか・・・あれは・・・」

まどか「今の世界が出来上がるより前・・・わたしとほむらちゃんは友達だったのかな?」ズバッ

ほむら「・・・」

まどか「もしそうだとしたら・・・ほむらちゃんが悪魔だとしても辻褄が合っちゃうんだけど・・・」

ほむら「・・・」
183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 09:39:54.60 ID:D1htpmVAO携(1)調 AAS
ホームルームなみの話し合いで真相割り出されたww
184: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/06(日) 12:35:32.19 ID:VfOz8OV00(1/5)調 AAS
ほむら「ええ、そうよ・・・悪魔は私」

まどか「・・・!!」

ほむら「かつて私は・・・魔法少女達の希望・・・「円環の理」そのものであるあなたから「力の一部」をもぎとった」

バサアッ

マミ「!!」

杏子「変身した!」

ほむら「でも一つ語弊があるわ・・・ワルプルギスの夜は私だけの力で生み出したものじゃない」

ほむら「無意識に「神の力」を発散させているまどかの
「卒業式」というイベントを否定する気持ちに私が支配下に置いているはずの「魔獣」が反応し姿を変えたモノ」

ほむら「言わば・・・ワルプルギスの夜は・・・私とまどか、双方によって生み出された・・・」

ほむら「ワルプルギスの夜は・・・私とまどかの愛の結晶!実の娘と言い換えられるわ!」ほむぅーん

さやか「ええええええええ!?」

まどか「ワルプルギスの夜は・・・ほ、ほむらちゃんとわたしの娘!?」

氷室「いや・・・その喩えはおかしい」

ほむら「まどか・・・褒めてあげるわ。真相にたどり着いたこと・・・私を敵だと認識できたこと」

ほむら「でもね・・・あなたが「神の力と記憶」を取り戻さない限り私に勝ち目は無いわ」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「そして・・・「卒業式」を受け入れる大人としての決意・・・それが無ければ
ワルプルギスの夜を倒すことは出来ない」

ほむら「ええ、そうよ!私はまどかが好き!だからこそ・・・こうしてまどかが否定するやり方で
「庭」に閉じ込めておく愛し方しか出来ないの・・・それを無意識のうちにまどかも望んでいるから・・・」

ほむら「せいぜい楽しませて頂戴ね・・・正義の魔法少女達・・・あなた達が真相にたどり着いたこのループで
どこまで私に立ち向かえるか・・・」

さやか「落ち着いて今の状況と周りを見渡したほうが良いよ。悪魔っ娘」
185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 13:01:26.42 ID:LG7UAU1v0(1)調 AAS
さやかは人魚姫というより草加雅人
186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage saga] 2014/07/06(日) 13:49:02.60 ID:WcGjwBFW0(1)調 AAS
そうだね。ワカメもクサカも植物だね
187: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/06(日) 13:59:59.93 ID:VfOz8OV00(2/5)調 AAS
一般生徒「なんだなんだ?」ざわざわ

一般生徒「屋上で暁美さんが恥ずかしい格好してる」

一般生徒「しかも鹿目さんに愛の告白だってよ」

一般生徒「やっぱりそっち系だったか」

ほむら「〜///☆;+*}*!?」

一般生徒「エロいな・・・あの格好」

一般生徒「ええいなぜだ!?なぜひっかかりが無いに等しいのに胸部がずり落ちない!?」

ほむら「見・・・見られている!?しかもこんな大勢に!?」

さやか「いや・・・だってそんな大きな翼を広げちゃあ・・・・」

まどか「声も大きいよほむらちゃん・・・」

ほむら「〜〜!!!///」かぁあああ

ほむら「と、とにかく、今日から完全に私とあなた達は敵同士よ・・・!なぜなら私は悪魔なのだから・・・」

ほむら「繰り返される日常を打ち壊して滅び行く世界の崩壊を止めたければ・・・まどかを覚醒させるしかないわ!」

まどか「わざわざ教えてくれるんだ・・・」

さやか「また会う前提で話すすめてるけど、あんた、明日も学校ちゃんと来れる?」

ほむら「・・・!!」

一般生徒「やべえよやべえよ・・・」ひそひそ

一般生徒「いつか何かやらかすと思ってたけど・・・こんなに変人だったとは・・・」

一般生徒「悪魔・・・?そういう設定だよね?それとも信じきってる?」

ほむら「今日はもう・・・」

さやか「もう?」

ほむら「家に帰るわ!明日の事は後回しよ!」バサアッ

一般生徒「!!本当に飛んだ!?」
188: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/06(日) 14:51:59.59 ID:VfOz8OV00(3/5)調 AAS
まどか「・・・」

さやか「恥ずかしい・・・あれは恥ずかしい」

杏子「敵役っぽく意味深な台詞とともに去るってやりたかったんだろうが・・・照れ隠しの逃亡だな・・・あれじゃ」

マミ「とてつも無いドジっ娘・・・本当に暁美さんが・・・円環の理を奪った悪魔なの?」

キュゥべえ「ちょっと自信無くなって来た」

キュゥべえ「世界再編中の誰も見てない異空間的な場所だと強気なんだけどね・・・」

キュゥべえ「こう、指でねっとり「いんきゅべぇたぁ(はぁと)」って撫で回されて・・・」

さやか「うわ、結局恥ずかしい子!」

なぎさ「痴女じゃなくて恥女なのです!恥知らずのパープル・ヘイズなのです!」

まどか「だけど、やっぱりほむらちゃんがそんなに悪い子じゃないって事はわかったんじゃないかな?」

一同「・・・」

まどか「きっと私と友達だった頃のほむらちゃんは・・・
悩みに悩んでこの世界を創造する決断をせざるを得なかったんだと思う」

まどか「ほむらちゃんは敵なんかじゃないよ、救ってあげなきゃいけないとても可愛そうな子なんだと思う」

まどか「やり方が間違ってただけで・・・本当のほむらちゃんはきっと・・・」

まどか「そのためには・・・わたしが記憶を取り戻さないとだよね・・・」

まどか「いきなり神様って言われても・・・なんだか漠然としすぎててちょっと自覚無いけど・・・」

さやか「とりあえずは・・・まどかの事は後回しでワルプルギスの夜って奴を倒すために色々考えるべきじゃないかな?」

さやか「氷室、あんたもわからないんでしょ?まどかを神様として覚醒させる方法・・・といっても
あたしもまだ色々と半信半疑だけど・・・」

氷室「・・・」

キュゥべえ「・・・」

杏子「・・・」

氷室「そうだね。今のところ僕にもわからない。とりあえず今出来る事を積み重ねるのが大事じゃないかな?」

氷室「これで僕の素性も目的も全て話した・・・後は君達の返事だ」

氷室「この世界の時間の流れを正常な物へと戻すため・・・
ワルプルギスの夜を倒し・・・暁美さんをこれ以上暴走させないためにも僕に力を貸して欲しい」
189: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/06(日) 15:29:13.14 ID:VfOz8OV00(4/5)調 AAS
キュゥべえ「彼は味方だ。「魔法使い」とは元々男性も戦わざるを得ない場合に僕達が臨時で
契約を許可する特殊な「魔法少女」の一例なのさ」

キュゥべえ「魔法少女候補の「女性」は全て悪魔の人形(クララドールズ)によって監視されていた。
潜り抜けるために少年と契約するしか無かった」

キュゥべえ「彼は正式な手順によって僕と契約した「魔法使い」だ。怪しい者じゃない」

さやか「・・・怪しくない・・・ねぇ」

キュゥべえ「下着を被る行為を疑念しているのかい?あれは魔法使いが「変身」するための条件なんだ」

キュゥべえ「未婚女性の下着を体に身に付けることによってでしか、魔法使いは変身できない。
だから彼は変態じゃないと付け加えておこう」

さやか「なんでそんな変身条件をわざわざ設定したのよ・・・」

キュゥべえ「もっとも、ポケットに忍び込ませるだけでも変身できるけどね!
パンティを顔に被ったのは彼のアドリブさ!」

さやか「やっぱり変態じゃない!」

氷室「芳醇な香りに我慢できなくなって、つい・・・」

さやか「あ・・・あたしのぱんつも同じ理由でわざわざ顔に被ってるわけ!?」

さやか「返せ!あたしのぱんつを返せ!!親戚同士なら杏子がパンティを分けてあげればいいでしょ!」

杏子「はぁ!?あたしだってお断りだ!こいつは親戚の壁を超えてあたしのぱんつまで盗む変態なんだからな!」

氷室(ちょっと佐倉さん!?親戚相姦な設定まで付け加えないでよ!)

さやか「まぁ・・・変態だけど・・・正義のために戦ってるって事が本当ならあたしは別に文句無いよ」

マミ「私も賛成よ。もっとも私の下着には手を出さないで欲しいけど・・・」

なぎさ「エロアスミスななぎさもちょっと引いているのです。なぎさのおぱんつは渡せないのです」

杏子「みんなが良いなら、あたしも特に言うことは・・・・あ、下着は返して欲しいけど」

まどか「そうだね・・・わたしもほむらちゃんが苦しんでいるのなら救ってあげたい」

まどか「だからそのためにも、わたし達も・・・氷室君に力を借りたいと思うから・・・」

氷室「ありがとうみんな・・・僕を信じてくれるんだね」

まどか「ところで昨日・・・わたしのパンティが急に脱がされてたのって・・・あれは氷室君の仕業?
今も持ってるのかな?わたしの下着・・・」

氷室「え゛」
190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/06(日) 15:32:52.35 ID:0bUxHP9yo(1)調 AAS
読んでないけどこのスレ中キチ臭がする
191: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/06(日) 15:59:46.96 ID:VfOz8OV00(5/5)調 AAS
氷室「ち、違うよ鹿目さん。昨日鹿目さんのパンティを持ち去ったのは・・・」

まどか「持ち去ったのは?」

氷室「暁美さん・・・なんだ」

まどか「・・・」

氷室「暁美さんに僕と同じぱんつフェチがあるかどうかは知らない・・・でも・・・」

氷室「鹿目さんのパンティを手に入れたときの暁美さんは・・・悪魔ではなく年相応の少女の笑顔だった」

まどか「・・・」

まどか「ちょっとだけ・・・ほむらちゃんに同情するのはやめようって思っちゃったよ・・・」

〜放課後〜

氷室「さや・・・じゃなくて美樹さん」

さやか「ゲッ!氷室!あんたまだ学校にいたの!?しかもあたしが一人になる時に呼びかけて・・・」

氷室「大事な話がある。実は・・・鹿目さんの記憶を取り戻す方法・・・存在しない訳ではないけど・・・
美樹さんが深く関わっている事なんだ」

さやか「え、何それ?あたしとまどかが神様である事に何の関連性が?」

中沢「美樹!」ズラッ

男子生徒「美樹さん!」

さやか「中沢!?それに見慣れない男子達!?」

中沢「俺達はまだ美樹を諦めたわけじゃないぞ!美樹の彼氏とやらを拝むまでは!」

男子生徒「嘘なんでしょ!?彼氏いるっていうのは!あれだけ上条君一筋だった美樹さんが!」

男子生徒「やっと上条が志筑さんとくっついて俺達にもチャンスがめぐって来たんだ!話だけでも聞いて・・・」

氷室(さやか・・・本当に人気があるんだな・・・まぁ無理もないか)

氷室(それにしても・・・さやかにとっちゃいい迷惑だろうな・・・僕とずっと一緒にいたせいで
僕の事を好きだと周りの人たちが思い込んでるだなんて・・・)

さやか「ええい!しつこいなあんた達も!恭介とはなんでも無いんだってのに!」

中沢「・・・?美樹?そっちの人は?あまり見かけない奴だけど・・・見滝原の生徒?」

さやか「・・・!!」

さやか「こ、この人!この人があたしの彼氏!!」がばっ(腕)

氷室「・・・!!」中沢「な・・・!?」
192: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/09(水) 01:46:19.52 ID:HdI5LhHm0(1/6)調 AAS
さやか「彼ったらあたしの事が心配で見滝原の制服借りてまで忍び込んできたんだから」

さやか「ねー?氷室くん?」

氷室「えっ・・・その・・・あの・・・」

さやか(小声)「お願い!彼氏のフリして!あたし、なんか最近男子に言い寄られるてさ・・・困ってるんだよね」

氷室「・・・」

氷室「そっそうだ!僕とさやかは付き合ってるんだぞー(棒読み)」

中沢たち「・・・」

氷室「さ・・・さあ行こうさやか、今日も君の家にお邪魔して良いかなー」

さやか「も、もちろんよ!」

中沢「あ・・・あれが美樹の彼氏!?」

男子生徒「・・・きょ、「今日も」家にって・・・」

男子生徒「う・・・うらやましい!」

杏子「待たせちまったなさやか、さー帰ろうぜー」

杏子「・・・!!」

杏子「氷室・・・いや上条!あいつ・・・さやかにひっついて何やってんだ!?」

さやか「ごめんね。変なこと頼んで」

氷室「いや、別に構わないよ」

氷室「それでね美樹さん・・・さっきの話の続きだけど・・・」

さやか「いやー、ほんと助かったわ。今までのあんたへの罵倒は取り消すよ。氷室「君」」

氷室「えっと・・・」

さやか「よく見ると氷室君かっこいいし・・・後は変態なところ直せばの話だけど・・・本当に付き合っちゃう?」

氷室「え!?」

さやか「だって・・・中沢に言ったのはその場しのぎだけど・・・
あんな事(股間に顔をうずめる)されちゃったし・・・」
193: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/09(水) 02:15:08.31 ID:HdI5LhHm0(2/6)調 AAS
氷室「えっと・・・あの・・・その」あたふた

さやか「ぷっ、何あせってんの?冗談だよ。冗談」

氷室「え」

さやか「本当は彼氏っつーより、愚痴を聞く相手になって欲しいかなって」

氷室「・・・?話が見えてこないのだけれども・・・」

さやか「いやほら・・・あたし達魔法少女は・・・同じ立場の仲間や友達がいたとしても・・・
どこまでいっても同性じゃん?」

さやか「氷室君みたいな同じ立場の異性相手だからこそ話せる話もあるし・・・」

さやか「氷室君さえよければ・・・あたしと友達になってくれないかなーって・・・」

氷室「・・・」

氷室「うん。僕も同じことを考えていた・・・暁美さんに勝つためにも・・・
美樹さん達ともっと親密にならなくちゃいけないって」

氷室「こちらこそよろしくお願いするよ美樹さん。僕と友達になってくれないかな?」

さやか「うんいいよ。それと・・・また氷室君に彼氏のフリをしてもらう事があるかも知れないけど・・・」

氷室「僕は構わないよ」

さやか「ホント?やったっ」

さやか「早速だけど、いきつけのバーガー屋によっていかない?氷室君もあたしに話があるんだよね?」

杏子「ちょっとまて、さやか、氷室・・・あんた等一体何を・・・」

さやか「へ?杏子?」

杏子「おい氷室(上条)・・・正気か!?あんた本気でさやかと付き合うつもりか!?」

氷室「え、いや・・・そういう意味じゃなくて・・・」

さやか「何言ってるのよ杏子。あくまでフリだって!彼氏のふり!」

杏子「それでも色々問題あるんだ!こいつは・・・こいつは!!」

さやか「なんで氷室君が彼氏のフリすることが問題あるのよ・・・まさか!?やっぱり
杏子と氷室君・・・付き合って・・・」

杏子「そうじゃねーよ!ただ・・・ただ・・・」

氷室(テレパシー)「大丈夫だよ佐倉さん、佐倉さんの恐れているようなことは起こさないつもりだ」

杏子「・・・!」
194: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/09(水) 02:39:04.21 ID:HdI5LhHm0(3/6)調 AAS
氷室(テレパシー)「もしもさやかが氷室を好きになるような事があってもちゃんと断るさ。
上条恭介としての素顔では仁美さんと付き合っている訳だし・・・」

氷室「さやかの記憶を取り戻して間接的に鹿目さんの力を取り戻すためには・・・僕も氷室として
さやかと仲良くならなければならないし・・・本当にそれだけなんだ」

氷室「それに・・・中沢だったからまだ良かったけど・・・さやかに変な男が這いよる危険性も考えたら・・・
彼氏のフリっていうポジションはさやかを守るために必要じゃないかなって・・・」

杏子「・・・」

杏子(テレパシー)「わかった・・・好きにしろよ」

杏子「だけど・・・そこまでさやかの事が大切なら・・・やっぱり教えといた方が良いだろうな」

氷室「・・・?何の話だい?」

杏子「さやかの記憶を取り戻して・・・円環の理の機能を元に戻す事・・・それ自体が・・・
さやかを消滅させる可能性を秘めているって事をな・・・」

氷室「え・・・!?」

杏子「どういう意味かはあんたで考えろよ・・・あたしはさやかが消えるのには反対だ・・・だけど・・・」

杏子「円環の理を取り戻すこと・・・それをさやかが正しい事だと思えば、
さやかは自分が消えてしまうとしてもやり遂げようとするから・・・」

〜ここから素の会話〜

杏子「わかったよ。もう何にもいわね。さやか、そいつの性根はぱんつ大好きな変態だからあまり気を許すなよ」

杏子「先に帰ってる。あまり遅くなるんじゃねーぞ」

さやか「わかってるよ。ありがとうね、杏子」

さやか「それじゃあ氷室君、早速店へ出かけよう!」ぐいっ

氷室「わっ!ちょ・・・さや・・・美樹さん!?」

〜いつもの店〜

氷室「強引だなさやか・・・そんなに愚痴りたい事があったのかな・・・」

さやか「お待たせ」

氷室「ずいぶんたくさん買ってきたね美樹さん・・・成長期かな?」

さやか「そうなのよー!最近胸ばっかりに栄養が・・・じゃなくて!氷室君の分だよ!」

氷室「え、奢り!?(む・・・胸ばっかりだって!?)」ドキドキ
195: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/09(水) 02:57:51.58 ID:HdI5LhHm0(4/6)調 AAS
さやか「そ、あたしの奢り。絶対に長い話になるから・・・これくらいはしてあげないとって・・・」

氷室「い、いや・・・それは受け取れないよ、女の子に奢らせるだなんて・・・」

氷室「金額を言ってくれ美樹さん、ちゃんと払わせてもら・・・」

ドンッ(紙コップ)

さやか「黙りなさいよ・・・」

氷室「え・・・」

さやか「とりあえず飲もうよ」

氷室「いや・・・その・・・」

さやか「ひっどい男がいるのよ・・・・」

氷室「はい?」

さやか「あたしがずっと・・・男子の誰かに愚痴りたかった事ってのはそれだったのよ・・・」

さやか「杏子やまどかもあたしの愚痴を聞いてくれるけど・・・やっぱり同性としてそいつの
行動をどう思うか氷室くんみたいな人に聞きたくて・・・」

氷室「えっと・・・」

氷室「美樹さんは・・・過去にその男に騙されたとかそんな話なのかい?」

さやか「・・・騙されたってわけじゃないけど・・・その・・・なんというか・・・」

さやか「別に見返りが欲しかったわけじゃないけど・・・あれだけ世話焼いてやったのに・・・
ちっともあたしの事気付いてくれないようなどうしようも無い男で・・・」

氷室「・・・!?」

氷室「美樹さんは・・・その男の人の事が好きだったのかい?」

さやか「・・・」

さやか「まぁ・・・端的に言えば・・・///」

氷室「・・・」

氷室「フラれたの?」

さやか「うるさい」

氷室(全然知らなかった・・・さやかに・・・好きな人がいたのか・・・)

氷室(それにしても・・・どこの誰だ!?さやかみたいな良い子をふるだなんて・・・ひどい奴もいたもんだな・・・)
196: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/09(水) 03:18:59.30 ID:HdI5LhHm0(5/6)調 AAS
氷室(僕は知っている・・・さやかの良いところを・・・入院中何度もさやかの励ましに助けられたんだ)

氷室(それに・・・幼馴染っていう身内補正抜きで客観的に見てもさやかは可愛い。現に中沢たちに言い寄られている)

氷室(最近は身体的な成長も・・・)

氷室(だ、駄目だ!さやかをそんな目で見ては・・・仁美さんに申し訳ない!)

氷室(ずっと僕達は親友だったんだ・・・こんな事考えてるってバレたら幻滅されちゃうじゃないか!)

さやか「あたしが魔法少女になったのも、そいつが関係あるんだよね」

氷室「・・・」

氷室「まさか・・・契約時の願い事を・・・その彼のために!?」

さやか「う・・・うん」

氷室(さやか・・・!!なんて事だ!)

氷室(自分の一生を捧げるに等しい魔法少女の契約を・・・そんな他人のためなんかに・・・)

氷室(そこまでしたのに・・・さやかの気持ちに応えてやれないだなんてどこの誰だ!
見つけたら殴ってやるのに!)

氷室「なんてお願いしたか・・・聞いて良いかな?」

さやか「えっと・・・」

さやか「そういえば・・・氷室君もバイオリン弾きだったよね・・・」

氷室「氷室君「も」・・・?」

さやか「氷室君は・・・もしも事故でバイオリンを弾けなくなったとしたら・・・どうする?」

氷室「・・・うーん」

氷室「僕にとってバイオリンは全てと言っても過言じゃないし・・・もしそうなったとしたら・・・」

氷室「たとえ悪魔に魂を売ってでも治したいって思うんじゃないかな?
それこそ、魔法少女の契約を結んだとしても・・・」

氷室「ハッ!」

氷室「美樹さん・・・まさか君は・・・」

さやか「そうだよね・・・やっぱり治したいって思うよね・・・」
197: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/09(水) 03:33:22.68 ID:HdI5LhHm0(6/6)調 AAS
聞きたくなかった

さやかがすでに魔法少女になっている・・・その事実を見たときから・・・
本当は頭の中にその「可能性」は想定していたような気がする

にもかかわらず・・・その可能性を否定し続けていたのは・・・
「そんな悲劇はあってはならない」と心のどこかでそれを押し殺していたからかもしれない・・・

いやだ

嘘だといってくれ・・・それが叶わないのなら・・・

さやか・・・それ以上何も言わないで・・・

さやか「恭介の腕・・・治したのはね・・・」

逃げられない

それを今聞いたところで・・・僕にしてやれることは・・・

さやか「あたし・・・なんだ」

僕の心が「氷室」と「恭介」の二つに引き裂かれていくのをハッキリ感じた。

続く
198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 05:02:43.65 ID:62FxJDPDO携(1)調 AAS
つまらないからやめてくれもう書かなくていいよ
199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/09(水) 11:35:57.75 ID:ivTQNZLAO携(1)調 AAS
フン! 俺は信じてるんだからね、いつだって最後はギャグになるって!
200: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/09(水) 16:15:41.60 ID:Lvvo+aWAO携(1)調 AAS
駄目んライター鎧武で世間の知るところとなった嘘淵変の屑人間っぷりを、たかが変態改悪如きで
どうこう出来ると思ったのは見通しが甘かったかもね・・・

代表取締役直々に木トっていいのは俺だけですーおまいらがマネしたら賠償ーとお達しが出ましたし、
別の裾野に手を出してみては?
201: ◆Q9mKomrfWbxO [saga] 2014/07/11(金) 16:20:56.88 ID:U2lXxv9D0(1)調 AAS
銀河万丈「バイオリン仮面ウィザード!」

氷室「僕も上条と知らない仲じゃないんだ。バイオリニストだからね」

さやか「そんな風に言ってくれるのは氷室君だけかも」

恭介「気持ちに応えられない僕のためにさやかは・・・これじゃあ人魚姫の物語じゃないか・・・」

ほむら「あなた・・・ルシファー化寸前ね」

杏子「さやか・・・あんたまさか・・・」

第7話

恭介「積み重なる嘘」

銀河万丈「ハーレムは誰にも崩させない!」
202
(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/11(金) 17:03:10.83 ID:fuzQKyNa0(1)調 AAS
QB「やれやれ またイレギュラーか、その格好、君も魔法少女なのかい?」

「さあ・・・そんなこと、どっちでもいいんじゃないかと」

ほむら「ど・・・どうして・・・?私は無関係なあなたを・・・
     こんなことに巻き込んでしまったというのに・・・それなのにっ・・・!」

中沢「分かったんだ、俺が暁美さんの結界に呼ばれた理由
    君は・・・何があろうと還してみせる、あの世界に・・・!!」

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203: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/11(金) 20:24:00.86 ID:Ov89IGGAO携(1)調 AAS
>>202
ちょっとだけ面白い
204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/12(土) 17:23:13.87 ID:c/twpd1e0(1)調 AAS
カッケェ
205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/12(土) 18:00:21.81 ID:EqziY9q20(1)調 AAS
声優つながりで無双やってくれ
でほむらやマミさんを庇いながらOB相手に
「言っておくが俺は男だ、絶望した所で消滅なんかしないぞ!」
って言いながら剣を使う
で、さやかに後ろから蹴られて
「なーにカッコつけてんだよ!このやろ!」って言われるまでがお約束
声優つながりで「そこにシビれる!あこがれるゥ!」って言って欲しい
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ぬこの手 ぬこTOP 0.037s