[過去ログ] カール・マルクス10 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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139(1): ひでのぶ 2017/01/18(水) 22:29:06.57 0 AAS
>>138
続き
だからマルクスは、たとえば『ゴータ綱領批判』のように、重要と自分が思うものについては晩年でも論戦したけれども、ギリシャの哲学者のように、道行く労働者を取っ捕まえて、一人一人と論戦するようなことはしなかったのだと考える。
私は前から主張しているけれども、あることを証明するには、現状を認識することと、それをどう変えたらどう変わるかという予測の2つがあって、それがあってこそ結果がついてくると考える。
マルクスは、”どう変えたらどう変わるか”しか述べていない。
たとえば数学の数学的帰納法における、
2.任意の自然数 k に対して、P(k) ⇒ P(k + 1) が成り立つ事を示す。
という証明はたくさん試みているけれども、振り出しの定義である、
1.P(1) が成り立つ事を示す。
のところは述べていない。
そして、そのマルクスが弱い振り出しの定義の重要性を述べたのは、世界的にいうと、カエサルが書いた
”人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない”
という言葉になると考える。
中核派的に言うと、中野洋さんが説いた、そのヒトを、家族のことも全部知ることの重要性に繋がると考える。
そういう意味では、中核派はマルクスを評価し過ぎている一方で、中野洋さんのことはあまり評価していないとさえいえるのではないか。
140: 2017/01/18(水) 22:30:20.61 0 AAS
>>139
私は、世界の全体を掴むことと、家族のことも全部知ること、どちらも同じくらい大事だと思う。
けれども、家族のことも全部知ることはバカでもできるけれども、世界の全体を掴むことは知識人しかできない、みたいなエリート意識が、
人間には潜在的に存在していて、実はその意識との闘いであり、一見バカに見える、家族のことも全部知ることを意識的にやることは、これはこれで重要と思う。
とにかく、どっちが上、なんてハナシではない。
世界の全体を掴むという課題と、現場の人々がリアルに問題と思っていること、この2つは最初はどうしてもリンクしなくて、リンクしないものをどうやってリンクするか、が、リアルに革命に繋がると考える。
カエサルがローマ帝国の範囲を、現代のフランス、スペインやドイツ西部まで広げられたのも、いわゆる”帝国主義”だからではなくて、人々の文明化の革命を為し遂げたから、革命がヨーロッパに伝播した側面があると考えている。
但しカエサルの後のアウグストゥスほかがやったのは、官僚支配であるとも考える。
このイメージが、なかなかヒトには伝わらないと感じていて、どうやって伝えたらいいだろうか、と考えている。
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