[過去ログ] 【栗城史多似の】栗木ハンター(ワイエディ)41【ダメ工作員】 (366レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
163: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 11:21:16.90 ID:R+otnx5v0(113/265)調 AAS
の方法に沿エムゾネった、各地区の現状変更等の取扱基準を次のとおり
定めている。図第1種、第2種区分図(1)第1種保護地区@建築
物の新築・増築・改築及び除却ア建築物の新築・増築は、原則とし
て許可しない。ただし、次の各項については、個々の事案ごとに検
討エムゾネするものとする。(ア)かつて歴史的要素として存在しなが
ら滅失し現存しないものの復元整備または改変されてしまったもの
の原状回復。−103−(イ)宗教活動に必要不可欠で、伝統的工
法・建築様式を用い景観に配慮したものの新築・増築。イ社エムゾネ殿
等の歴史的建築物の改築、又は災害によりき損・滅失した場合の復
旧・復元については、規模・形態・工法・色彩・材質等において、
現状を維持するものとする。ウ山小屋等既存の社会的建築物の改築
については、用途、構造、規模等を著しく変更せずエムゾネ、遺構等の
保存と景観の保全に努める。A工作物の設置・改修・除却ア工作物
の設置に関しては、周囲の景観にそぐわないものを許可しない。景
観を阻害する既存の工作物は、除却するか更新時に形状・色彩・規
模において改良し、周囲の景観の保全に努エムゾネめる。なお、工作物
については、以下の5種類に分類し、その取扱を以下のとおりとす
る。(ア)鳥居や碑塔などの宗教的工作物a鳥居や碑塔などについ
ては、規模・形態・色彩・材質等に関し現状を維持し、新規の設置
は許可しない。b老朽化に伴う改エムゾネ修や安全確保を図る目的で強
度等を向上させる場合には、現状の形態・色彩を踏襲するとともに
、周囲の景観にも調和したものとするよう努める。c顕彰碑等につ
いては現状の維持とし、新規の設置を許可しない。(イ)文化財の
活用に資する工作物照明エムゾネ設備、文化財等の説明板・地図等の案
内板等については、規模・形態・色彩・材質等に関し、周囲の景観
に調和するものとする。(ウ)登山道の整備に必要な工作物a安全
確保を目的とする道路関連の工作物については、周囲の景観に馴染
む形態・色彩とエムゾネする。b危険防止及び安全管
164: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 11:27:26.22 ID:R+otnx5v0(114/265)調 AAS
合目から山頂までの山頂信仰遺跡に含まれる範囲・須山胎内から
幕岩上部までの範囲(遺構)須山御胎内須山口(御殿場口)2合
8エムゾネ勺から8合目までの範囲国有林A4須走口登山道(登山
道)須走口8合目から山頂までの山頂信仰遺跡に含まれる範囲(
神社)古御岳神社、迎久須志神社須走口5合目から8合目までの
範囲国有林B1富士山本宮浅間大社ふれあい広場と駐車場を除く
境内エムゾネ地、神立山(社叢〜)神田川ふれ
165: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 11:28:07.23 ID:R+otnx5v0(115/265)調 AAS
については、安全確保の機能を前提として、周囲の景観に馴染んだ
形態・色彩とする。c指導標、屋外広告物等については、富士山標
識関係者連絡協議会が策定する「富士山における標識類総合ガイド
ラインエムゾネ(仮称)」に沿ったものとする。(エ)学術研究を目的
として設置する工作物計測機器類については、規模・形態・色彩・
材質等において、景観を阻害しないものとする。(オ)その他の工
作物期限を限って設置する仮設の工作物については、周囲の景観エムソ
゙ネに馴染んだ形態・色彩とする。イ既存の工作物において、史跡と
しての本質的価値を有しないものまたは史跡の保存・活用に資する
ものでないものについては、老朽化または耐用年数経過等の時点を
もって、除却する。B土地の形状・土壌の性質の変更、エムゾネ土壌・
岩石の採取ア土地の形状・土壌の性質を変更する行為、土壌・岩石
の採取は許可しない。ただし、安全確保及び学術研究を目的とする
ものついては、この限りでない。イ地面の掘削を伴う復旧・更新・
整備に当たっては、必要に応じて発掘調査等をエムゾネ実施し、その成
果を十分踏まえて遺構・遺物の保存・整備を行う。C動植物の捕獲
・採取、木竹の伐採・植栽ア動植物の捕獲・採取は許可しない。た
だし、安全確保の措置及び学術研究に基づくものについては、この
限りでない。イ木竹の伐採・植栽につエムゾネいては許可しない。ただ
し、次の各項に該当するものについては、この限りでない。(ア)
景観の保全に関わるもの(イ)病害虫木の伐採及び危険木の伐採等
の森林管理及び安全管理に関わるもの。(ウ)崩壊地に対する植栽
。ただし、(ウ)についてはエムゾネ、原則として周辺の在来植生と調
和した植物とする。D登山道・道路等の新設・維持現状の維持に努
め、新設は許可しない。復旧・整備を行う場合には、景観との調和
に努める。増設・改設については、災害復旧または公益上必要と認
められる場合に限りエムゾネ認めるものとする。ただし、安全確保の措
置及び国有林野施業実施計画に基づくもの、その
166: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 11:33:52.02 ID:R+otnx5v0(116/265)調 AAS
場第1駐車場周辺市街地B2山宮浅間神社籠屋から遥拝所までの
境内地籠屋より下部の神社境内地周辺住宅地、森林B3村山浅間
神社六道坂以東の境内地六道坂以西の境内地宿坊跡、見付跡周辺
住宅地エムゾネ、森林−97−B4須山浅間神社境内地全域境内地
周辺の社叢周辺住宅地、森林B5冨士浅間神社境内地全域─西側
駐車場、周辺住宅街、西側森林B14人穴富士講遺跡境内地全域
、地下洞穴─森林B15白糸ノ滝本体〜滝つぼ、両岸の崖音止の
滝市街化エムゾネ調整区域C三保松原特別規制A地区及び特別規制
B地区第1種規制地区第2種規制地区第3種規制地区@第1種保
護地区この地区は、富士山の本質的価値を構成する宗教的な建造
物、信仰の対象となった自然物等、史跡及び眺望地点として重要
な要素を含エムゾネむ区域とする。登山道においては、歴史上使用
された登山道跡と断定できる道跡、及び登山道跡に存在する石碑
や建物跡等を含む区域である。神社等においては、社殿・遺構・
石碑等歴史的な価値のある要素が存在し、指定地の中核を成す区
域である。歴エムゾネ史的に価値のある社殿・石碑・遺構等史跡と
して重要な要素が存在し、指定地の中核部をなす地区であるため
、特に厳格な保存管理を行う。そのため、本地区では、土地の形
状、建築物・工作物に関し現状の維持に努め、それらがき損した
場合には適切にエムゾネ復旧・整備する。また、建築物・工作物等
の更新等についても、遺構破壊及び景観阻害を防ぐため厳しく規
制する。また、地面掘削を伴う場合には、必要に応じて発掘調査
等を実施するなど、遺構・遺物の適切な保存・整備に努めること
とする。本質的価エムゾネ値を構成する要素ごとの考え方ア自然的
要素となるもの(ア)土地の形状・土壌の性質を変える行為、及
び植生に影響を与える行為については、安全確保の措置及び学術
研究を目的とするもの以外は厳しく規制する。(イ)土壌・岩石
の採取については、エムゾネ安全確保の措置及
167: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 11:34:30.29 ID:R+otnx5v0(117/265)調 AAS
められるものについては、この限りでない。(2)第2種保護地区
@建築物の新築・増築・改築ア建築物の新築・増築は、原則として
許可しないエムゾネ。ただし、次の各項についてはこの限りでない。(
ア)宗教活動に必要不可欠で、伝統的工法・建築様式を用い景観に
配慮したものの新・増・改築(イ)学術研究、防災、その他の公益
上必要と認められるもので、当該地区以外ではその目的を達成する
こエムゾネとができないと認められるものの新・増・
168: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 11:40:58.55 ID:R+otnx5v0(118/265)調 AAS
するもの以外は厳しく規制する。(ウ)湧水や御神木、札打場等
宗教的な意義が付与された自然物については、現状維持に努め、
き損した場合には適切に復旧・整備する。(エ)境内地・社叢内
の植物の採取、動物のエムゾネ捕獲、木竹の伐採・植栽については
、景観の保全に関わるもの、安全確保の措置及び学術研究を目的
とするもの以外は厳しく規制する。イ歴史的要素となるもの(ア
)社殿等の建築物や鳥居・石碑等の工作物、遺構等については、
現状維持に努め、き損しエムゾネた場合には適切に復旧・整備する
。(イ)お鉢巡り、登山道については現状維持に努め、き損した
場合には適切に復旧・整備する。(ウ)建築物・工作物等の復旧
・整備に地面掘削を伴う場合には、必要に応じて発掘調査等を実
施し、遺構・遺物の適切なエムゾネ保存・整理に努める。−98−
ウ社会的要素となるもの(ア)山小屋等の建築物、橋等の工作物
については、現状の規模の維持に努める。また、景観を現に阻害
しているものについては、除却するか更新時に改良を行い、景観
との調和に十分配慮することエムゾネとする。(イ)安全確保等に
関わる地形の形質変更、建築物及び工作物の設置に当たっては、
景観との調和に十分配慮する。本質的価値を構成する諸要素と密
接に関わる要素ごとの考え方ア自然的要素となるもの(ア)土地
の形状・土壌の性質を変える行エムゾネ為、及び植生に影響を与え
る行為については、安全確保の措置及び学術研究を目的とするも
の以外は厳しく規制する。(イ)土壌・岩石の採取については、
安全確保の措置及び学術研究を目的とするもの以外は厳しく規制
する。(ウ)歴史的な意義を持つエムゾネ自然物については、現状
維持に努め、き損した場合には適切に復旧・整備する。(エ)植
物の採取、木竹の伐採・植栽については、景観の保全に関わるも
の、安全確保の措置及び学術研究を目的とするもの、森林施業に
関わるもの以外は厳しく規制する。エムゾネイ
169: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 11:41:39.14 ID:R+otnx5v0(119/265)調 AAS
確保上必要最小限の新・増・改築イ前述の(ア)から(ウ)の場合
における外観意匠は、和風仕様を原則に以下のとおりとし、細部に
ついてはその都度検討する。勾配屋根とし、材料に自然素材エムゾネを
用いるか、色彩及び形態が既存の建築物または周囲の景観になじむ
ものとする。屋根材料に自然素材を用いるか、色彩及び形態が既存
の建築物または周囲の景観になじむものとする。壁面ウトイレ等既
存の社会的建築物の改築については、用途、構造、エムゾネ規模等を著
しく変更せず、遺構等の保存と景観に配慮するものとする。A工作
物の設置・改修・除却ア工作物の設置に関しては、周囲の景観にそ
ぐわないものを許可しない。景観を阻害する既存の工作物は、除却
するか更新時に形状・色彩・規模においてエムゾネ改良し、周囲の景観
の保全に努める。なお、工作物については、以下の5種類に分類し
、その取扱を以下のとおりとする。(ア)鳥居や碑塔などの宗教的
工作物a鳥居や碑塔などについては、規模・形態・色彩・材質等に
関し現状を維持する。b老朽化にエムゾネ伴う改修や安全確保を図る目
的で強度等を向上させる場合には、現状の形態・色彩を踏襲すると
ともに、周囲の景観にも調和したものとするよう努める。−104
−−105−(イ)文化財の活用に資する工作物照明設備、文化財
等の説明板・地図等の案エムゾネ内板等については、規模・形態・色彩
・材質等に関し、周囲の景観に調和するものとする。(ウ)登山道
等の整備に必要な工作物a安全確保を目的とする道路関連の工作物
については、周囲の景観に馴染む形態・色彩とする。b危険防止及
び安全管理のたエムゾネめの工作物については、安全確保の機能を前提
として、周囲の景観に馴染んだ形態・色彩とする。c指導標、屋外
広告物については、富士山標識関係者連絡協議会が策定する「富士
山における標識類総合ガイドライン(仮称)」に沿ったものとする
。(エエムゾネ)学術研究を目的として設置する工作物計測機器類につ
いては、規模・形態・色彩・材質等において、景
170: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 11:47:58.09 ID:R+otnx5v0(120/265)調 AAS
のとする。(オ)その他の工作物公園施設等における建築物・工作
物、期限を限って設置する仮設の工作物については、周囲の景観エムソ
゙ネに馴染んだ形態・色彩とする。イ土地の形状・土壌の性質の変更
、土壌・岩石の採取第1種保護地区と同様の取扱基準とする。ウ動
植物の捕獲・採取、木竹の伐採・植栽(ア)動植物の捕獲・採取に
ついては、第1種保護地区と同様の取扱基準とする。(エムゾネイ)木
竹の伐採については許可しない。ただし、次の各項に関するものは
この限りでない。・病害虫木の伐採及び危険木の伐採等森林管理及
び安全管理に関わるもの。・国有林野施業実施計画に基づくもの。
(ウ)植栽については、原則として周辺の在来エムゾネ植生と調和した
植物とする。エ登山道・道路等の新設・維持第1種保護地区と同様
の取扱基準とする。(3)三保松原静岡市教育委員会は、文化財を
保護・育成する立場を堅持し、予想される開発計画との適切な調整
を図るため、文化庁及び静岡県教育委エムゾネ員会と協議の上、『名勝
「三保松原」保存管理計画書』及び『名勝「三保松原」保存管理計
画書解説』を平成元年4月15日に改訂し(解説:平成4年10月
29日一部改訂)、現状変更申請等に対応している。名勝三保松原
地内における文化財保護法以エムゾネ外の法令・条例による規制は、静
岡県立自然公園条例、静岡県風致地区条例等がある。さらに、指定
地域を特別規制A地区、特別規制B地区、第1種規制地区、第2種
規制地区及び第3種規制地区の5規制地区に分け、管理のための基
本方針を定め、管理エムゾネしている。また、『三保松原保存管理計画
書』には、取扱基準に関する解説が下記のとおり明示されている。
詳細は『三保松原保存管理計画書』を参照。@人命の安全を確保す
るためのもの−106−A海岸保全上必要なもので、景観等に著し
い影響を与エムゾネえないもの。B既存の飛行場の各設備の整備C都市
公園としての整備D学校、体育施設等の25mを越えない照明及び
旗柱類E松の生立木に対する管理団体との協議F
171: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 11:54:22.78 ID:R+otnx5v0(121/265)調 AAS
る。この地区では、土地の形状、土壌の性質、建築物・工作物に
関して現状の維持に努め、き損した場合には適切に復旧・整備す
る。特に建築物・工作物等の更新等に当たり、遺構破壊及び景観
阻害が発生しないよう厳しく規制する。また、地面のエムゾネ掘削
を伴う施設の更新にあたっては、必要に応じて発掘調査等を実施
し、遺構・遺物の適切な保存・整理を行う。本質的価値を構成す
る要素ごとの考え方ア自然的要素となるもの
172: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 11:55:02.24 ID:R+otnx5v0(122/265)調 AAS
力図5規制地区区分図なお、現状変更については、下表の基準を適
用エムゾネする。表地区施策内容特別規制A地区特別規制B地区(1)
本地区に係る現状変更等のうち、次のア又はイに該当するものを対
象とする。ア階数が2以下で、かつ、地階を有しない木造又は鉄骨
造の建築物であって、建築面積(増築又は改築にあっては、エムゾネ増
築又は改築後の建築面積)が120uを超え1,000u以下のも
ので3月以内の期限を限って設置されるものの新築、増築又は除却
イ道路の設置、改修又は除却(当該道路の設置期間が1年以内のも
のに限る)(2)(1)の現状変更等についての許エムゾネ可の基準は
、次のとおりとする。ア(1)のアについては、当該建築物が公共
性の高いもの又は広く一般の利用に供されるものであって、景観等
に著しい影響を与えず、かつ、その設置期間終了後に原状に復され
ることが確実な場合でなければ、原則としエムゾネて認めない。イ(1
)のイについては、当該道路が海岸保全のために必要な工事に伴っ
て設置されるものであって、その設置期間終了後に原状に復される
ことが確実な場合でなければ、原則として認めない。第1種規制地
区(1)本地区に係る現状変更等エムゾネについては、その全部を対象
とする。(2)(1)の現状変更等についての許可の基準は、次の
とおりとする。本地区における次のアからカまでのいずれかに該当
する現状変更等については、原則として認めない。ア高さが17m
を超える工作物(学校施エムゾネ設、体育施設その他の教育又は文化に
関する施設における照明灯、旗柱その他これに類するもの(以下「
施設内照明灯等」という。)にあっては、その高さが25mを越え
るもの)イ高さが17m以下の工作物の増築又は改築であって、増
築又は改築後のエムゾネ工作物の高さが17m(施設内照明灯等にあっ
ては、25m)を超える場合ウ高さが17mを超える工作物の増築
又は改築であって、増築又は改築後の工作物の高さが増築又は改築
前のもの(施設内照明灯等にあっては、25m)
173: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:02:06.57 ID:R+otnx5v0(123/265)調 AAS
模、形エムゾネ態、意匠又は色彩が景観を損なうおそれがあると認めら
れる工作物の新築、増築、改築又は除却オ環境を損なうおそれがあ
ると認められる塵芥、汚泥、産業廃棄物その他こ−107−れに類
するものの投棄又は埋立てカ松の生立木の枝打ち又は伐採(所有エムソ
゙ネ者及び管理団体による同意のある場合を除く。)第2種規制地区
(1)本地区内の現状変更等については、その全部を対象とする。
(2)(1)の現状変更等についての許可の基準
174: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:09:23.96 ID:R+otnx5v0(124/265)調 AAS
形成に貢献するよう、以下の方針に基づいて適切に保全を図るこ
とが望エムゾネましい。ア建築物・工作物の新設・更新については
、眺望の著しい妨げにならない規模とし、また眺望に著しい支障
を及ぼすものでないものとする。イ建築物・工作物の新設・更新
については、屋根及び壁面の色彩並びに形態が指定地の景観と著
しく不調エムゾネ和でないものとする。ウ建築物・工作物の撤去に
ついては、跡地の整地を適切に行うこととする。エ登山道周辺の
森林管理については、国有林野施業実施計画に基づき適切に施業
し、森林の適正な整備及び保全を図る。開発の進んだ周辺区域ア
富士山と一エムゾネ体となった良好な景観や指定地の景観を阻害す
ることのないよう、景観法や条例に基づく施策に沿って、周辺地
域の景観の保全に努める。イ景観を阻害している建築物・工作物
等は、更新時に規模・形態・色彩・材質等において改良し、周囲
の景観の保全エムゾネに努めることが望ましい。B三保松原ア現状
変更の制限文化財保護法に基づき、名勝「三保松原」の海浜と松
原の保護並びに景観の維持を図るため、特別規制A地区、特別規
制B地区、第1種規制地区、第2種規制地区、第3種規制地区の
5ヶ所の規制地エムゾネ区と規制基準を設定し、保存管理の適正化
を推進する。また、各規制地区における現状変更又は保存に影響
を及ぼす行為については原則として認めない。しかし、軽微な現
状変更については、文化財保護法第条の規定による許可及びその
取消並びにその停エムゾネ止命令に係る文化庁長官の権限に関する
事務を静岡市教育委員会が行う。イ保護の基本的な考え方名勝三
保松原の海浜と松原の保護並びに景観の維持を図るため、指定地
域を特別規制A地区、特別規制B地区、第1種規制地区、第2種
規制地区及び第3種エムゾネ規制地区の5規制地区に分けて、管理
のための基本方針を定め、管理するものとする。・特別規制A地
区防潮堤外側の国有浜地の海浜地区。松原の
175: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:10:04.54 ID:R+otnx5v0(125/265)調 AAS
する。本地区における次のアからカまでのいずれかに該エムゾネ当する
現状変更等については、原則として認めない。ア高さが21mを超
える工作物(施設内照明灯等にあってはその高さが25mを超える
もの)の新築イ高さが21m以下の工作物の増築又は改築であって
、増築又は改築後の工作物の高さが21m(施エムゾネ設内照明灯等に
あっては、25m)を超える場合ウ高さが21mを越える工作物の
増築又は改築であって、増築又は改築後の工作物の高さが増築又は
改築前のもの(施設内照明灯等にあっては、25m)を超える場合
エ規模、形態、意匠又は色彩が景観をエムゾネ損なうおそれがあると認
められる工作物の新築、増築、改築又は除却オ環境を損なうおそれ
があると認められる塵芥、汚泥、産業廃棄物その他これに類するも
のの投棄又は埋立てカ松の生立木の枝打ち又は伐採(所有者及び管
理団体による同意のある場合エムゾネを除く。)第3種規制地区(1)
本地区内の現状変更等については、その全部を対象とする。(2)
(1)の現状変更等についての許可の基準は、次のとおりとする。
本地区における次のアからウまでのいずれかに該当する現状変更等
については、原則とエムゾネして認めない。ア規模、形態、意匠又は色
彩が景観を損なうおそれがあると認められる工作物の新築、増築、
改築又は除却イ環境を損なうおそれがあると認められる塵芥、汚泥
、産業廃棄物その他これに類するものの投棄又は埋立てウ松の生立
木の枝打ちエムゾネ又は伐採(所有者及び管理団体による同意のある場
合を除く。)−108−第5章緩衝地帯の保存管理本章では、富士
山の世界文化遺産としての価値を将来にわたり適切に保存・管理す
るために緩衝地帯を設け、その施策について記述する。富士山の効
果エムゾネ的かつ確実な保存管理を行うためには、地元関係者の協力・
助言が不可欠であることから、関係自治体・地域住民・観光関係者
・神社関係者で構成する「山梨県保存管理計画策定協力者会議」(
第1章表)を平成年月に、「静岡県保存管理計画協力者
176: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:16:46.89 ID:R+otnx5v0(126/265)調 AAS
来にわたって海浜を保護し、自然景観の維持を図るものとする。
・特別規制B地区松原エムゾネのすぐれた景観を保ち、価値の極め
て高い地区。将来にわたって松原を保護し、自然景観の維持を図
るとともに、その回復にも努めるものとする。・第1種規制地区
特別規制地区に次ぐ、優れた三保松原の景観を形成しており、自
然景観の維持を図っていエムゾネく地区。地−101−域経済社会
の振興と発展に配慮するものとする。・第2種規制地区三保松原
の景観を形成しており、自然景観の維持に努めなければならない
地区。住民の生活の場であることに配慮するものとする。・第3
種規制地区三保半島の内海エムゾネ側で、主なる松原景観から離れ
ている地区。三保半島先端部の景観維持の上で重要な地区であり
、無秩序な開発は避けるものとする。(3)指定地に関わる諸法
令について指定地内は、文化財保護法以外にも他の法令による規
制を受け、景観及び森林等のエムゾネ保全措置が講じられてきた。
また、指定地の自然的特性に基づく自然災害が、周辺地域にまで
及ぶため、指定地の周辺地域を含めた安全の確保に関する法令も
ある。そのため、次の表に特別名勝としての保存管理の方法と各
法令との関係について整理したエムゾネ。表他の法令との関係他の
法令文化財保護法との関係景観の保全に関わる法令自然公園法こ
の法律の目的は優れた自然の風景地を保護することにあり、特別
名勝の指定地全域に係る適切な保存管理の方法と調和するもので
ある。森林法森林計画・保安林そエムゾネの他の森林の基本事項を
定めた法律であり、8合目以下における国有林の森林管理・保全
は特別名勝の保存管理の方法と調和するものである。鳥獣の保護
及び狩猟の適正化に関する法律8合目以下の国有林における鳥類
又は哺乳類に属する野生動物の保護エムゾネの観点から、特別名勝
の保存管理の方法と調和するものである。絶滅のおそれのある野
生動植物の種の保存に関する法律指定地の全
177: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:17:27.34 ID:R+otnx5v0(127/265)調 AAS
(第1章表)を平成年月にそれぞれ設置した。協力者部会の委員そ
れぞれの立場から、富士山を良好な状態で守っていくための課題や
、今後検討する必要があると考えられる事項等を幅広く提案してい
る。1現状の把握現在、富士山の緩衝地帯においてエムゾネは、自然公
園法、森林法、都市計画法及び山梨県、静岡県の各関係市町村が定
める条例、計画の下に、資産の周辺環境について万全な保護措置が
とられている。緩衝地帯の範囲については、行政界・自然地形・道
路等の明確な境界などを考慮しつつ、資産エムゾネの保護に必要不可欠
な範囲を設定した。現在、緩衝地帯において構成資産の顕著な普遍
的価値を著しく低下させるような開発は計画されていないが、今後
計画、実施されるおそれも想定しなければならない。また、自然環
境についても同様である。構成資エムゾネ産の所在地域における自然災
害については、台風・大雨・地震・洪水・噴火などが想定され、そ
れぞれについて綿密な防災対策が講じられている。保全管理区域に
ついては、各々の構成資産間の関係を良好に保ち、富士山の景観の
一体性・連続性を保証すエムゾネるために、緩衝地帯を含め広く設定し
た。設定については、富士山を周辺から展望した際、資産範囲を含
め良好な景観を形成する範囲を基準としている。図緩衝地帯全体図
以下にそれぞれの現状を記す。(1)富士山山体及び登山道A富士
山(御中道含むエムゾネ)標高約1,500m以上は構成資産内に含ま
れている。A1山頂信仰遺跡(御鉢巡り含む)標高約1,500m
以上は構成資産内に含まれている。A2大宮・村山口登山道標高約
1,500m以上は構成資産内に含まれている。A3須山口登山道
標高約エムゾネ1,500m以上は構成資産内に含まれている。A4須
走口登山道標高約1,500m以上は構成資産内に含まれている。
標高約1,500m〜800mにおいては、保全管理区域として保
護されている。A5吉田口登山道全体が緩衝地帯で保護されていエムソ
゙ネる。A6北口本宮冨士浅間神社A7西湖A8精
178: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:23:49.35 ID:R+otnx5v0(128/265)調 AAS
野生動植物種等保護の観点から、特別名勝の保存管理の方法と調
和するものである。特定外来生物によエムゾネる生態系等に係る被
害の防止に関する法律この法律では、特定外来生物の施設以外で
の繁殖・生育を禁止しており、指定地全域における在来植生の維
持の観点から、特別名勝の保存管理の方法と調和するものである
。山梨県景観条例優れた景観の保全・創エムゾネ造を図ることを目
的にしており、大規模な工作物の新築・増改
179: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:24:28.83 ID:R+otnx5v0(129/265)調 AAS
2)信仰B1富士山本宮浅間大社B2山宮浅間神社B3村山浅間神
社B4須山浅間神社B5冨士浅間神社全体が緩衝地帯で保護されB
6河口浅間神社ている。B7冨士御室浅間神社B8御師エムゾネ住宅B
9山中湖B10河口湖B11忍野八海B12船津胎内樹型B13吉
田胎内樹型B14人穴富士講遺跡(人穴浅間神社)B15白糸の滝
(3)眺望C1三保松原海浜に面した南側のエリアが構成資産であ
り、水際線から50mの範囲については、海岸エムゾネ法により保護さ
れている。北側エリアは緩衝地帯として保護されている。2保全管
理の基本的な考え方各構成資産の保存計画の策定状況については、
本推薦書の7.資料、e)参考文献、3)保存管理計画書に示すと
おりである。特に山梨県・静岡県教育エムゾネ委員会は、文化庁及び関
係各市町村の教育委員会との十分な調整の下に『「富士山」包括的
保存管理計画』を策定し、資産の全体を視野に入れた総括的な保存
管理を行っている。包括的保存管理計画に定めた基本方針に基づき
、管理団体である県・市町村エムゾネが個々の重要文化財、史跡、特別
名勝又は名勝、特別天然記念物又は天然記念物の保存管理計画を策
定し、具体的で適切な保存管理に当たっている。これらの保存管理
計画を要約したものについては、付属資料に示すとおりである(別
添参考資料)。「富エムゾネ士山」を総体として保全するためには、構
成資産のみならず緩衝地帯をも含め、資産に影響を及ぼす人工物な
どを適切に制御していく必要がある。そのため、構成資産の本質的
な価値に負の影響を与える可能性のある人工物や開発については、
たとえそれエムゾネが緩衝地帯におけるものであってもできる限り抑制
することとし、やむを得ず設置する場合であっても、最小限の数量
・規模とするとともに、色彩等の観点から景観にも十分配慮するよ
う関係者への理解と協力を求めることとしている。−109−−1
1エムゾネ0−なお、既存の鉄柱・看板・広告塔など構成資産に影響を
及ぼすものについては、撤去または修景に努め、
180: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:30:42.06 ID:R+otnx5v0(130/265)調 AAS
り、包括的保存管理計画の方針と調和するものである。静岡県森
林と県民の共生に関する条例森林と県民が共生していくための努
力目標等を規定しており、特別名勝の保存エムゾネ管理の方法と調
和するものである。山梨県環境基本条例静岡県環境基本条例自然
と人との共生を確保することを目指した理念等をまとめており、
特別名勝の保存管理の方法と調和するものである。−102−山
梨県屋外広告物条例静岡県屋外広告物条例登エムゾネ山道沿いに規
制区域が定められており、広告物のうち、著しく破損し老朽化し
ているもの、倒壊又は落下のおそれがあるもの、信号機・道路標
識等に類似するものなどを規制している。安全確保を図ると伴に
、優れた景観の保全にも資するものであり、特エムゾネ別名勝の保
存管理の方法と調和するものでもある。指定地及び周辺地域の安
全の確保に関する法令砂防法大沢崩れ源頭部下方における国の直
轄砂防地に関し、砂防事業を推進し、潤井川流域等の安全確保を
図っており、特別名勝地の地形の維持にとって必エムゾネ要とされ
る事業を含んでいる。土砂災害警戒区域等における土砂災害防止
対策の推進に関する法律南・西斜面に規制地区が広がる。指定地
内の沢地形等における土砂災害を防止し、安全確保を図っている
。以上のことを踏まえ、特別名勝富士山を適切に保エムゾネ存管理
する上で、現状変更等の取扱いに係る共通事項を次のとおり定め
る。@必要最小限の内容であり、富士山の保存管理上支障をきた
すものでないものとする。A自然公園法・森林法など関係する各
法令との調整を図るものとする。B原則として、外来エムゾネ生物
による生態系等に対する被害の防止を図るものとする。C建築物
は、その外観(形態・材料・色彩)が周囲の景観と調和したもの
とする。D屋外広告物等の工作物は、その形態・材料・色彩が周
囲の景観と調和したものとする。E砂防事業等の安全確エムゾネ保
の措置に関しては、景観との調和にも十分配
181: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:31:23.39 ID:R+otnx5v0(131/265)調 AAS
られる施設については、現状の利用状況を尊重しつつ、将来的に撤
去又は移転等について検討するとともに、当面の間、資産にエムゾネ対
する影響の軽減を図ることとする。(1)緩衝地帯等の設定と行為
規制緩衝地帯等(保全管理区域)は、資産と密接に関連する丘陵・
河川・樹木などの自然的要素をはじめ、埋蔵文化財、歴史的な建築
物、歴史的な出来事に関する伝承地などの歴史的要エムゾネ素のほか、
資産の活用に関する施設、市街地を構成する建築
182: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:37:26.51 ID:R+otnx5v0(132/265)調 AAS
とする。F8合目以上の区域における現状変更等については、静
岡県と山梨県の県境が確定していないため、「県境未確定地(8
合目以上)に係る事務処理の取扱い基準(関係法令編に掲エムゾネ
載)」に従い、事務処理を行うものとする。3具体的な施策資産
全体に関する保存管理計画の具体的な行動計画については、「現
状変更の制限」が挙げられる。なお、その他の施策については付
章の事業計画一覧表に示している。『史跡富士山』保存管理エムゾ
ネ計画では、上表において、それぞれの保存管理の方法に沿った
、各地区の現状変更等の取扱基準を次のとおり定めている。図第
1種、第2種区分図(1)第1種保護地区@建築物の新築・増築
・改築及び除却ア建築物の新築・増築は、原則として許可しなエム
ゾネい。ただし、次の各項については、個々の事案ごとに検討す
るものとする。(ア)かつて歴史的要素として存在しながら滅失
し現存しないものの復元整備または改変されてしまったものの原
状回復。−103−(イ)宗教活動に必要不可欠で、伝統的工法
エムゾネ・建築様式を用い景観に配慮したものの新築・増築。イ社
殿等の歴史的建築物の改築、又は災害によりき損・滅失した場合
の復旧・復元については、規模・形態・工法・色彩・材質等にお
いて、現状を維持するものとする。ウ山小屋等既存の社会的建築
物エムゾネの改築については、用途、構造、規模等を著しく変更せ
ず、遺構等の保存と景観の保全に努める。A工作物の設置・改修
・除却ア工作物の設置に関しては、周囲の景観にそぐわないもの
を許可しない。景観を阻害する既存の工作物は、除却するか更新
時にエムゾネ形状・色彩・規模において改良し、周囲の景観の保全
に努める。なお、工作物については、以下の5種類に分類し、そ
の取扱を以下のとおりとする。(ア)鳥居や碑塔などの宗教的工
作物a鳥居や碑塔などについては、規模・形態・色彩・材質等に
関し現エムゾネ状を維持し、新規の設置は許可
183: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:38:09.59 ID:R+otnx5v0(133/265)調 AAS
路・鉄道及びそれらの関連施設、その他の人工物などの人文的要素
により構成される。緩衝地帯等においては、資産の周辺に良好に残
る自然的要素及び歴史的要素を保全するとエムゾネともに、人文的要素
については資産を保護するための緩衝地帯の特質にふさわしいもの
となるよう適切に誘導することが必要である。したがって、そのた
めに緩衝地帯の範囲を適切に確保するとともに、自然公園法や山梨
県、静岡県関係各市町村が定めるエムゾネ条例に基づき行為規制を行い
、緩衝地帯の保全対策を講ずることとしている。緩衝地帯等の範囲
については、地籍境界・行政界・道路等の明確な境界などを考慮し
た上で、資産の顕著な普遍的価値を適切に保護することが可能であ
ることを前提として定めエムゾネている。緩衝地帯において行われる建
築物及び工作物の新築・増築・改築、土地の形質変更等に係る行為
、木竹の伐採については、許可制や届出制に基づく規制を設けてお
り、これらの行為に関する重要な事項については、特に関係各市町
村の景観審議会エムゾネ等による調査、審議に基づき、関係市町村が事
前に適切な指導や助言を行うこととしている。緩衝地帯は大きく3
つの方法により保護措置が講じられている。一番目は自然公園法(
山梨県のほぼ全域)、二番目は景観法に基づく各市町村の景観条例
及び景エムゾネ観計画(山梨県忍野村・静岡県富士市・富士宮市ほか)
、三番目が各市町村独自の景観条例や土地利用事業指導要綱(山梨
県富士吉田市の一部・静岡県裾野市・御殿場市・小山町)である。
三番目の地域に関しては将来的に二番目の保護措置に移行する予エムソ
゙ネ定である。なお、三保松原などいくつかの資産においては、資産
範囲が文化財としての登録範囲よりも狭く設定されているため、緩
衝地帯の一部は文化財保護法により保護されている。これらの地域
では適用する法令等に違いはあるが、緩衝地帯においてエムゾネ行われ
る建築物・工作物の新築、増築、改築、土地の形質変更等に係る行
為については、許可制や届出制に基づく規制が定
184: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:44:24.63 ID:R+otnx5v0(134/265)調 AAS
伴う改修や安全確保を図る目的で強度等を向上させる場合には、
現状の形態・色彩を踏襲するとともに、周囲の景観にも調和した
ものとするよう努める。c顕彰碑等については現状の維持とし、
新規の設エムゾネ置を許可しない。(イ)文化財の活用に資する工
作物照明設備、文化財等の説明板・地図等の案内板等については
、規模・形態・色彩・材質等に関し、周囲の景観に調和するもの
とする。(ウ)登山道の整備に必要な工作物a安全確保を目的と
する道路関エムゾネ連の工作物については、周囲の景観に馴染む形
態・色彩とする。b危険防止及び安全管理のための工作物につい
ては、安全確保の機能を前提として、周囲の景観に馴染んだ形態
・色彩とする。c指導標、屋外広告物等については、富士山標識
関係者連絡協エムゾネ議会が策定する「富士山における標識類総合
ガイドライン(仮称)」に沿ったものとする。(エ)学術研究を
目的として設置する工作物計測機器類については、規模・形態・
色彩・材質等において、景観を阻害しないものとする。(オ)そ
の他の工作物期エムゾネ限を限って設置する仮設の工作物について
は、周囲の景観に馴染んだ形態・色彩とする。イ既存の工作物に
おいて、史跡としての本質的価値を有しないものまたは史跡の保
存・活用に資するものでないものについては、老朽化または耐用
年数経過等の時点エムゾネをもって、除却する。B土地の形状・土
壌の性質の変更、土壌・岩石の採取ア土地の形状・土壌の性質を
変更する行為、土壌・岩石の採取は許可しない。ただし、安全確
保及び学術研究を目的とするものついては、この限りでない。イ
地面の掘削を伴う復エムゾネ旧・更新・整備に当たっては、必要に
応じて発掘調査等を実施し、その成果を十分踏まえて遺構・遺物
の保存・整備を行う。C動植物の捕獲・採取、木竹の伐採・植栽
ア動植物の捕獲・採取は許可しない。ただし、安全確保の措置及
び学術研究に基づくもエムゾネのについては、
185: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:45:03.18 ID:R+otnx5v0(135/265)調 AAS
辺環境の万全な保護措置が講じられている。保全管理区域について
は、富士山の信仰と緊密に関わる湖沼・湧水、エムゾネ神社などの構成
資産は、富士山の火山活動とも深く結びついており、富士山の火山
噴出物(溶岩等)の到達範囲及びその外縁部に立地するため、富士
山の景観の一体性を保全するために、火山噴出物(溶岩等)の到達
範囲を基本とし、現在の土地利用形態エムゾネをも十分考慮した上で、
演習場や緩衝地帯を含め広く設定した。保全管理区域は、条例や協
定等により十分な保全の仕組みが講じられている。(2)都市計画
との調整資産とその緩衝地帯において、道路の整備や公共下水道の
整備などの施設を整備する場エムゾネ合には、資産の保護及び緩衝地帯
の保全の観点から、関係機関の間で相互に連携を図りつつ、調整を
行うこととしている。現在、資産と緩衝地帯は一部都市計画区域に
含まれており、これらの区域では引き続き山梨県・静岡県が定める
「都市計画区域マスエムゾネタープラン(都市計画区域の整備、開発及
び保全の方針)」や関係市町−111−村が定める「市町村マスタ
ープラン(市町村の都市計画に関する基本的な方針)」に基づく様
々なまちづくりの施策を進めることとしている。これらのマスター
プランにおエムゾネいては、都市計画区域の将来像が明示されており、
これにより道路などの都市施設の整備事業や市街地開発事業が行わ
れる場合には、適切な距離を考慮して緑地を配置し、自然的環境の
整備又は保全の視点との調和を図ることとしている。なお、資産と
そエムゾネの緩衝地帯について、今後、都市計画区域の変更やマスター
プランの見直しなどを行う場合には、国が定めた「都市計画運用指
針」に基づき、地域住民の意見を聞くことはもとより、静岡県及び
関係各市町の文化財・環境・景観などの各部局の担当を含むエムゾネ関
係行政機関とも十分な連絡・調整を図ることとしている。資産とそ
の緩衝地帯において、道路の整備や公共下水道の整備などの施設を
整備する場合には、資産の保護及び緩衝地帯の保
186: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:52:03.82 ID:R+otnx5v0(136/265)調 AAS
木竹の伐採・植栽については許可しない。ただし、次の各項に該
当するものについては、この限りでない。(ア)景観の保全に関
わるもの(イ)病害虫木の伐採及び危険木の伐採等の森林管理及
び安全管理に関わるものエムゾネ。(ウ)崩壊地に対する植栽。た
だし、(ウ)については、原則として周辺の在来植生と調和した
植物とする。D登山道・道路等の新設・維持現状の維持に努め、
新設は許可しない。復旧・整備を行う場合に
187: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 12:52:44.09 ID:R+otnx5v0(137/265)調 AAS
係機関の間で相互に連携を図りつつ調整を行うことエムゾネとする。以
上のように、資産とその緩衝地帯については、文化財保護法をはじ
め関係法令が適切に適用されるとともに、山梨県、静岡県及び関係
市町村が定める都市計画の下に資産の保存・整備と開発及び保全が
一体となって機能している。(3)住民生エムゾネ活との調和資産及び
その周辺に居住する住民の生活については、資産の保護を前提とし
つつ、日常の住民生活を著しく妨げることの無いよう調和を図って
ゆくことが必要である。そのためには地域住民に対し、資産の価値
を十分に伝えることはもとより、エムゾネ資産とともに生活するという
認識をいっそう深められるような施策を講ずる必要がある。上記の
視点に基づき、山梨県・静岡県及び地元市町村では地域住民に対す
る説明会が必要に応じて実施されており、行政と住民との間におい
て積極的な情報交換が行エムゾネわれている。また、各市町村担当課の
役所には地域住民からの問い合わせに迅速に対応するための体制が
整備されている。3具体的な施策鉄塔・看板・広告塔などの景観に
負の影響を与える人工物については、規模、色彩、素材等の観点か
ら、外観の調和エムゾネに努める。構成資産の周囲において人工物の設
置計画がある場合には、構成資産に与える影響からそれらの位置、
規模等に関する十分な検討を行うとともに、設置をする場合におい
ても、条例及び関係法令に定める規模・色彩・素材等の観点から景
観に十エムゾネ分配慮するよう関係者への理解と協力を求める。既存の
施設で、特に資産の顕著な普遍的価値に著しい負の影響を及ぼす可
能性のあるものについては、撤去・修景を含めた対応により影響の
軽減に努める。公益上必要な施設については、利用状況を尊重しエムソ
゙ネつつ、修景を行うことにより景観に対する影響の軽減を図る。資
産とその緩衝地帯において予定されている開発計画で、顕著な普遍
的価値に影響を与える可能性があると判断されているものについて
は、あらかじめその影響を最小限にとどめるような施工
188: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 12:59:42.99 ID:R+otnx5v0(138/265)調 AAS
努める。増設・改設についエムゾネては、災害復旧または公益上必
要と認められる場合に限り認めるものとする。ただし、安全確保
の措置及び国有林野施業実施計画に基づくもの、その他公益上必
要と認められるものについては、この限りでない。(2)第2種
保護地区@建築物の新築・増エムゾネ築・改築ア建築物の新築・増
築は、原則として許可しない。ただし、次の各項についてはこの
限りでない。(ア)宗教活動に必要不可欠で、伝統的工法・建築
様式を用い景観に配慮したものの新・増・改築(イ)学術研究、
防災、その他の公益上必要と認エムゾネめられるもので、当該地区
以外ではその目的を達成することができないと認められるものの
新・増・改築。(ウ)安全確保上必要最小限の新・増・改築イ前
述の(ア)から(ウ)の場合における外観意匠は、和風仕様を原
則に以下のとおりとし、細部につエムゾネいてはその都度検討する
。勾配屋根とし、材料に自然素材を用いるか、色彩及び形態が既
存の建築物または周囲の景観になじむものとする。屋根材料に自
然素材を用いるか、色彩及び形態が既存の建築物または周囲の景
観になじむものとする。壁面ウトイエムゾネレ等既存の社会的建築
物の改築については、用途、構造、規模等を著しく変更せず、遺
構等の保存と景観に配慮するものとする。A工作物の設置・改修
・除却ア工作物の設置に関しては、周囲の景観にそぐわないもの
を許可しない。景観を阻害する既存のエムゾネ工作物は、除却する
か更新時に形状・色彩・規模において改良し、周囲の景観の保全
に努める。なお、工作物については、以下の5種類に分類し、そ
の取扱を以下のとおりとする。(ア)鳥居や碑塔などの宗教的工
作物a鳥居や碑塔などについては、規模エムゾネ・形態・色彩・材
質等に関し現状を維持する。b老朽化に伴う改修や安全確保を図
る目的で強度等を向上させる場合には、現状の形態・色彩を踏襲
するとともに、周囲の景観にも調和したもの
189: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:00:21.41 ID:R+otnx5v0(139/265)調 AAS
ついて検討し、事前協議を行うよう関係機関との調整を図る。以上
の取扱い内容の詳細については、付章に事業計画一覧表として示し
ている。また富士山は、山頂から駿河湾の海浜に至るまでの広い裾
野を有している。そのため多様な植生がみられエムゾネ、広範囲に湧水
が分布しており、周辺では古くから人々の生活が営まれ、市街地化
や企業の進出など開発が進んでいる。このような特性をふまえ、富
士山及び富士山周辺の環境を、良好な状態で一体
190: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 13:05:55.19 ID:R+otnx5v0(140/265)調 AAS
−104−−105−(イ)文化財の活用エムゾネに資する工作物
照明設備、文化財等の説明板・地図等の案内板等については、規
模・形態・色彩・材質等に関し、周囲の景観に調和するものとす
る。(ウ)登山道等の整備に必要な工作物a安全確保を目的とす
る道路関連の工作物については、周囲の景観エムゾネに馴染む形態
・色彩とする。b危険防止及び安全管理のための工作物について
は、安全確保の機能を前提として、周囲の景観に馴染んだ形態・
色彩とする。c指導標、屋外広告物については、富士山標識関係
者連絡協議会が策定する「富士山における標識エムゾネ類総合ガイ
ドライン(仮称)」に沿ったものとする。(エ)学術研究を目的
として設置する工作物計測機器類については、規模・形態・色彩
・材質等において、景観を阻害しないものとする。(オ)その他
の工作物公園施設等における建築物・工作物、期エムゾネ限を限っ
て設置する仮設の工作物については、周囲の景観に馴染んだ形態
・色彩とする。イ土地の形状・土壌の性質の変更、土壌・岩石の
採取第1種保護地区と同様の取扱基準とする。ウ動植物の捕獲・
採取、木竹の伐採・植栽(ア)動植物の捕獲・採取エムゾネについ
ては、第1種保護地区と同様の取扱基準とする。(イ)木竹の伐
採については許可しない。ただし、次の各項に関するものはこの
限りでない。・病害虫木の伐採及び危険木の伐採等森林管理及び
安全管理に関わるもの。・国有林野施業実施計画に基エムゾネづく
もの。(ウ)植栽については、原則として周辺の在来植生と調和
した植物とする。エ登山道・道路等の新設・維持第1種保護地区
と同様の取扱基準とする。(3)三保松原静岡市教育委員会は、
文化財を保護・育成する立場を堅持し、予想される開発エムゾネ計
画との適切な調整を図るため、文化庁及び静岡県教育委員会と協
議の上、『名勝「三保松原」保存管理計画書』及び『名勝「三保
松原」保存管理計画書解説』を平成元年4月
191: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:06:37.46 ID:R+otnx5v0(141/265)調 AAS
には、以下の項目について施策を実施エムゾネすることが必要である。
−112−(1)ゴミ、不法投棄対策の取組マナーの啓発や清掃活
動を実施するとともに、あわせて不法投棄防止のための監視体制を
強化するなど、良好な環境を保全するための対策をより一層進める
。(2)自然環境の保全富士エムゾネ山の自然的特性に配慮し、自然環
境を保全するための体制整備や、体制が実施する取組の検討を早急
に進め、検討を重ねて実施していく。また、自生種の植樹・植栽を
推進することにより、あわせて水源涵養を図る。(3)景観の保全
富士山の美しい景観エムゾネを守るため、県や関係市町などが連携し景
観計画を基本として、景観を保全するための体制整備や、体制が実
施する取組の検討を早急に進め検討を重ねて実施していく。(4)
登山環境の整備登山者の安全に配慮するとともに、登山マナーの向
上に努めるエムゾネなど、適切な登山環境の整備を推進する。また、マ
イカー規制の拡大について研究を進める。−113−第6章経過観
察の実施1顕著な普遍的な価値に負の影響を与える要因(1)開発
の圧力資産及びその緩衝地帯において、建築物又は工作物の建設、
土エムゾネ地の形質変更、木竹の伐採等の等の行為を行う場合には、文
化財保護法、自然公園法、都市計画法、森林法、河川法、海岸法及
び関係市町村が定める条例(景観法に基づき策定された景観条例お
よび景観計画を含む)の下に、それらの規模、形態・構造にエムゾネ関
する規制(建築物又は工作物に関しては、それらの高さ・色彩・意
匠等の規制を含む)が行われるため、資産の価値を著しく低下させ
るような開発は起こり得ない。「富士山世界遺産両県協議会」では
、両県の知事・市町村長を中心に、許認可・保存にエムゾネ関わる国機
関も加わり、開発の状況を把握し、コントロールのあり方について
検討を行っている。開発計画のうち、現在北麓(山梨県)において
は都市計画区域用途地域または都市計画区域外では5ha以上、都
市計画内(用途地域外)では10ha以上エムゾネの
192: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 13:12:56.39 ID:R+otnx5v0(142/265)調 AAS
説:平成4年10月29日一部改訂)、現状変更申請等にエムゾネ
対応している。名勝三保松原地内における文化財保護法以外の法
令・条例による規制は、静岡県立自然公園条例、静岡県風致地区
条例等がある。さらに、指定地域を特別規制A地区、特別規制B
地区、第1種規制地区、第2種規制地区及び第3種規制地区エムゾ
ネの5規制地区に分け、管理のための基本方針を定め、管理して
いる。また、『三保松原保存管理計画書』には、取扱基準に関す
る解説が下記のとおり明示されている。詳細は『三保松原保存管
理計画書』を参照。@人命の安全を確保するためのもの−10エム
ゾネ6−A海岸保全上必要なもので、景観等に著しい影響を与え
ないもの。B既存の飛行場の各設備の整備C都市公園としての整
備D学校、体育施設等の25mを越えない照明及び旗柱類E松の
生立木に対する管理団体との協議F伐採に伴う植栽協力図5規制
エムゾネ地区区分図なお、現状変更については、下表の基準を適用
する。表地区施策内容特別規制A地区特別規制B地区(1)本地
区に係る現状変更等のうち、次のア又はイに該当するものを対象
とする。ア階数が2以下で、かつ、地階を有しない木造又は鉄骨
造エムゾネの建築物であって、建築面積(増築又は改築にあっては
、増築又は改築後の建築面積)が120uを超え1,000u以
下のもので3月以内の期限を限って設置されるものの新築、増築
又は除却イ道路の設置、改修又は除却(当該道路の設置期間が1
年以エムゾネ内のものに限る)(2)(1)の現状変更等について
の許可の基準は、次のとおりとする。ア(1)のアについては、
当該建築物が公共性の高いもの又は広く一般の利用に供されるも
のであって、景観等に著しい影響を与えず、かつ、その設置期間
終了後エムゾネに原状に復されることが確実な場合でなければ、原
則として認めない。イ(1)のイについては、当該道路が海岸保
全のために必要な工事に伴って設置されるも
193: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 13:19:18.32 ID:R+otnx5v0(143/265)調 AAS
置期間終了後に原状に復されることが確実な場合でなければ、原
則としてエムゾネ認めない。第1種規制地区(1)本地区に係る現
状変更等については、その全部を対象とする。(2)(1)の現
状変更等についての許可の基準は、次のとおりとする。本地区に
おける次のアからカまでのいずれかに該当する現状変更等につい
ては、原則エムゾネとして認めない。ア高さが17mを超える工作
物(学校施設、体育施設その他の教育又は文
194: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:19:59.14 ID:R+otnx5v0(144/265)調 AAS
影響観察指標として考えられるもの富士山の顕著な普遍的価値眺望
・信仰知識の提供・普及活動等の停滞による影響・資産の知覚的結
び付き、関連性の未理解による影響気エムゾネ候変動による影響・酸性
雨による影響(建造物等の腐食)・温暖化による影響(植生への影
響)自然災害による影響・大雨による影響(遺跡、建造物のき損)
・噴火(遺跡、建造物のき損)・虫害、樹木の成長等による影響(
遺跡、景観のき損)観光圧力エムゾネによる影響・観光客増加による影
響(遺跡、建造物のき損、周辺環境の変化)開発圧力による影響・
周辺地域の大規模開発による影響(埋蔵部下材の消失、景観阻害要
因の設置)・住民の多様な意識による影響(統一性のない町並みデ
ザイン)資産の視覚エムゾネ的結び付きに関して・視点場における景観
を阻害する要因の数・規制(景観条例等)に適合しない要因の数資
産の関連性に関して・知識の提供、普及状況(整備の進捗、ガイダ
ンス施設、研究報告、発掘調査、パンフレット、HPなどによる各
種情報提供エムゾネ、国内外専門家による現地確認、各種研修会、セミ
ナー等の開催)・観光客数の動向(入込数、便益施設と収容能力な
ど)個別資産の保護に関して・酸性雨の状況(PHなど)・水系の
状況(水質、水量、生物など)・植生の状況(樹種とその割合など
)エムゾネ・遺構の状況(礎石の位置など)・現状変更数及び内容(2
)環境の圧力資産の価値を著しく低下させるような自然的環境の変
化として、山体の形状を変化させる噴火及びそれに伴う噴石、火砕
流・火砕サージ、溶岩流、融雪型火山泥流、降灰、降灰後のエムゾネ降
雨による土石流などによる登山道及び周辺の資産の損傷が予測され
る。「大沢崩れ」が約1000年前より始まり、現在その幅は年1
.6mの割合で拡大している(富士砂防・S45〜H20の38年
間で約60m・3400メートル地点・523万〜エムゾネ・年13.
8〜の土砂が流出)。ただし、噴火・地震等がなければ少なくとも
200年後までは富士山の景観に大きな変化はな
195: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 13:26:23.06 ID:R+otnx5v0(145/265)調 AAS
ける照明灯、旗柱その他これに類するもの(以下「施設内照明灯
等」という。)にあっては、その高さが25mを越えるもの)イ
高さが17mエムゾネ以下の工作物の増築又は改築であって、増築
又は改築後の工作物の高さが17m(施設内照明灯等にあっては
、25m)を超える場合ウ高さが17mを超える工作物の増築又
は改築であって、増築又は改築後の工作物の高さが増築又は改築
前のもの(施設エムゾネ内照明灯等にあっては、25m)を超える
場合エ規模、形態、意匠又は色彩が景観を損なうおそれがあると
認められる工作物の新築、増築、改築又は除却オ環境を損なうお
それがあると認められる塵芥、汚泥、産業廃棄物その他こ−10
7−れに類するもエムゾネのの投棄又は埋立てカ松の生立木の枝打
ち又は伐採(所有者及び管理団体による同意のある場合を除く。
)第2種規制地区(1)本地区内の現状変更等については、その
全部を対象とする。(2)(1)の現状変更等についての許可の
基準は、次のとおりエムゾネとする。本地区における次のアからカ
までのいずれかに該当する現状変更等については、原則として認
めない。ア高さが21mを超える工作物(施設内照明灯等にあっ
てはその高さが25mを超えるもの)の新築イ高さが21m以下
の工作物の増築又は改エムゾネ築であって、増築又は改築後の工作
物の高さが21m(施設内照明灯等にあっては、25m)を超え
る場合ウ高さが21mを越える工作物の増築又は改築であって、
増築又は改築後の工作物の高さが増築又は改築前のもの(施設内
照明灯等にあっては、2エムゾネ5m)を超える場合エ規模、形態
、意匠又は色彩が景観を損なうおそれがあると認められる工作物
の新築、増築、改築又は除却オ環境を損なうおそれがあると認め
られる塵芥、汚泥、産業廃棄物その他これに類するものの投棄又
は埋立てカ松の生立木の枝エムゾネ打ち又は伐採(所有者及び管理
団体による同意のある場合を除く。)第3種
196: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:27:01.58 ID:R+otnx5v0(146/265)調 AAS
る(大沢崩れと富士山の土石流・「富士火山」P407〜)。酸性
雨を含む大気汚染が引き起こす被害についエムゾネては、現段階では確
認されていない。白糸ノ滝については、年2cmの割合で後退して
おり、10年程度の間隔で自然崩壊が発生する。−115−砂嘴で
ある三保松原では20世紀後半に土砂供給源の川での土砂採取が活
発になり、堆積活動が減少したこエムゾネとで海流による海岸浸食が進
んでいたが、現在は土砂採取の禁止等により、堆
197: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 13:32:57.66 ID:R+otnx5v0(147/265)調 AAS
区内の現状変更等については、その全部を対象とする。(2)(
1)の現状変更等についての許可の基準は、次のとおりとする。
本地区における次のアからウエムゾネまでのいずれかに該当する現
状変更等については、原則として認めない。ア規模、形態、意匠
又は色彩が景観を損なうおそれがあると認められる工作物の新築
、増築、改築又は除却イ環境を損なうおそれがあると認められる
塵芥、汚泥、産業廃棄物その他エムゾネこれに類するものの投棄又
は埋立てウ松の生立木の枝打ち又は伐採(所有者及び管理団体に
よる同意のある場合を除く。)−108−第5章緩衝地帯の保存
管理本章では、富士山の世界文化遺産としての価値を将来にわた
り適切に保存・管理するために緩エムゾネ衝地帯を設け、その施策
について記述する。富士山の効果的かつ確実な保存管理を行うた
めには、地元関係者の協力・助言が不可欠であることから、関係
自治体・地域住民・観光関係者・神社関係者で構成する「山梨県
保存管理計画策定協力者会議」(第エムゾネ1章表)を平成年月に
、「静岡県保存管理計画協力者部会」(第1章表)を平成年月に
それぞれ設置した。協力者部会の委員それぞれの立場から、富士
山を良好な状態で守っていくための課題や、今後検討する必要が
あると考えられる事項等を幅広く提案エムゾネしている。1現状の
把握現在、富士山の緩衝地帯においては、自然公園法、森林法、
都市計画法及び山梨県、静岡県の各関係市町村が定める条例、計
画の下に、資産の周辺環境について万全な保護措置がとられてい
る。緩衝地帯の範囲については、行政界エムゾネ・自然地形・道路
等の明確な境界などを考慮しつつ、資産の保護に必要不可欠な範
囲を設定した。現在、緩衝地帯において構成資産の顕著な普遍的
価値を著しく低下させるような開発は計画されていないが、今後
計画、実施されるおそれも想定しなければエムゾネならない。また
、自然環境についても同様である。構成資産
198(1): (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:33:39.79 ID:R+otnx5v0(148/265)調 AAS
いる。また、三保松原における松にはマツクイムシ(マツノザイセ
ンチュウ)による被害が見られる。これに対しては、薬剤注入・散
布による予防措置及び植エムゾネ林、枯れた松の除去を資産の所在する
静岡市とNPO法人が行っており、被害の拡大を防止しており、将
来的に改善される見通しが付いている。(3)自然災害と危機管理
資産の所在地域における自然災害としては、第一に富士山特有のも
のとして山体及エムゾネび側火山からの噴火及びそれに伴う噴石、火砕
流・火砕サージ、溶岩流、融雪型火山泥流、降灰、降灰後の降雨に
よる土石流などが予想されるとともに、数年単位で発生する山体に
おける雪崩(特に大量の水分を含んだ雪が流動する雪泥流)や大沢
崩れ及エムゾネびそれに伴う土石流、強風、雨水による浸食などが考え
られる。また、富士山を含む駿河湾沿いの地域はM8クラスの海洋
プレート内地震の発生が予測されている。第二に日本列島の太平洋
側における一般的自然災害である台風・大雨・洪水並びに火災等エムソ
゙ネが予測されている。第三に三保松原に関しては海岸浸食に伴う高
潮などの被害がある。これらについてそれぞれ以下のような防災対
策を講じている。噴火及びそれに伴う災害に対しては、気象庁をは
じめとする研究・防災機関が常時観測を行うと同時に、エムゾネ国の富
士山ハザードマップ検討委員会報告書(2004年)に基づき県及
び市町村において火山防災計画(ハザードマップ・避難計画)など
を策定している。雪崩については、吉田口登山道では馬返より上の
登山道に浸透桝を設け、雨水や雪崩による崩壊エムゾネを防いでいる。
土砂崩れ・土石流(主に大沢崩れ)については国が中心となり、源
頭部における水分と土砂の分離、山麓における土石流災害防止を目
的とした遊砂地の設置などを行っている。また、登山道を管理する
県では道流堤を設置し、落石の落下先エムゾネをコントロールしている
。これらの災害は発生自体を防止することは困難であるため、その
被害を最小限にとどめることを対策の骨子として
199: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 13:40:31.41 ID:R+otnx5v0(149/265)調 AAS
自然災害については、台風・大雨・地震・洪水・噴火などが想定
され、それぞれについて綿密な防災対策が講じられている。保全
管理区域については、各々の構成資産間の関エムゾネ係を良好に保
ち、富士山の景観の一体性・連続性を保証するために、緩衝地帯
を含め広く設定した。設定については、富士山を周辺から展望し
た際、資産範囲を含め良好な景観を形成する範囲を基準としてい
る。図緩衝地帯全体図以下にそれぞれの現状をエムゾネ記す。(1
)富士山山体及び登山道A富士山(御中道含む)標高約1,50
0m以上は構成資産内に含まれている。A1山頂信仰遺跡(御鉢
巡り含む)標高約1,500m以上は構成資産内に含まれている
。A2大宮・村山口登山道標高約1,500m以エムゾネ上は構成
資産内に含まれている。A3須山口登山道標高約1,500m以
上は構成資産内に含まれている。A4須走口登山道標高約1,5
00m以上は構成資産内に含まれている。標高約1,500m〜
800mにおいては、保全管理区域として保護されエムゾネている
。A5吉田口登山道全体が緩衝地帯で保護されている。A6北口
本宮冨士浅間神社A7西湖A8精進湖A9本栖湖(2)信仰B1
富士山本宮浅間大社B2山宮浅間神社B3村山浅間神社B4須山
浅間神社B5冨士浅間神社全体が緩衝地帯で保護されエムゾネB6
河口浅間神社ている。B7冨士御室浅間神社B8御師住宅B9山
中湖B10河口湖B11忍野八海B12船津胎内樹型B13吉田
胎内樹型B14人穴富士講遺跡(人穴浅間神社)B15白糸の滝
(3)眺望C1三保松原海浜に面した南側のエリアが構エムゾネ成
資産であり、水際線から50mの範囲については、海岸法により
保護されている。北側エリアは緩衝地帯として保護されている。
2保全管理の基本的な考え方各構成資産の保存計画の策定状況に
ついては、本推薦書の7.資料、e)参考文献、3)保存エムゾネ
管理計画書に示すとおりである。特に山梨県
200: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:41:09.54 ID:R+otnx5v0(150/265)調 AAS
る対策としては、大規模地震対策特別措置法(1978年)に基づ
き、予知を目的とした観測体エムゾネ制、予知を前提とした非難・警戒
体制、防災施設整備が行われるとともに、東海地震対策大綱(20
03)に基づき国・県・市町村の防災計画が策定されている。台風
は1996年9月に富士山南側の人工林地区(ヒノキ)に風倒の被
害(標高1100〜エムゾネ1200m中心、計1125ha、富士山
では約935haうち国有林620ha)をもたらしたことがある
ため、1997年より静岡県が中心となり、被害地に対して自生種
(ブナ・ミズナラ)の植栽(のべ22・68ha)を実施している
。また、風エムゾネ倒による被害を防ぐため人工林における下刈を実施
している。大雨・洪水に関しては堤防・遊水地・砂防堰堤の建設や
河川の改修などにより、大雨時の洪水に対する防止策を講じている
。山火事に対しては、防火帯を設けており、大規模な火災に対して
最エムゾネ大限の対応を可能としている。建造物の火災に対しては自動
火災報知設備・ドレンチャー設備・消火栓、放水銃などを設置して
いるほか、自主防火組織も整備するなど、万全を期しているので問
題ない。万一、上記の災害が発生した場合においても、速やエムゾネか
に原状復旧の対策を講じるための制度及び体制を完備しており、資
産の価値が減じることはない。三保松原においては、安倍川(土砂
供給源)下流部での砂利採取を1968年より海岸浸食の原因の一
因と考え禁止するとともに、1989年より34年エムゾネ計画(20
34年まで)でヘッドランド・離岸堤の設置や養浜による海岸保全
対策を行い、現在、海岸と平行した方向に年250mの割合で砂浜
の回復が進行している。現在ヘッドランドの一部が景観に影響を与
えているが、砂浜の回復後に撤去する計画エムゾネが進んでいる。−1
16−登山者の安全に関しては、気候の急変に備え、「富士山登山
指導センター(山頂と富士宮新五合目)」、「富士山安全指導セン
ター(吉田口五合目)」と「富士山衛生センター
201: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:48:09.28 ID:R+otnx5v0(151/265)調 AAS
)」が設けられている。(4)来エムゾネ訪者及び観光の圧力富士山の
構成資産のうち私有財産である御師住宅(小佐野家住宅)を除いた
資産はすべて公開されている。ただし山体資産範囲については登山
道及び山頂部以外は土地所有者(国、県、富士山本宮浅間大社)の
了解が必要であり、安全エムゾネ上の観点からも県が登山道からの逸脱
を好ましくない行為として事実上立入を制限している。山体以外の
資産については、き損・悪戯・盗難等の被害から建造物等の構成資
産を護るために、防犯警備施設を設置するとともに巡視及び監視の
体制を整備し(エムゾネ山宮・村山・人穴等では防犯システムは採用さ
れていない)、来訪者によるゴミの増加等に対しても地域住民や関
係市町村が適切な管理を行っていることから、観光による圧力が資
産の価値を著しく低下させるようなことは起こり得ない。山体に関
してはエムゾネ、観光客によるごみ及びし尿及び自動車で訪れる来訪者
(富士山スカイラインでは4月〜11月の合計で年平均127,0
00台・1999〜2009年、富士スバルラインで年平均410
,000台・2006〜2008年)による環境への負荷及び混エムソ
゙ネ雑の軽減を目的に以下の対策を行った。ごみに関しては国・県及
びNPO法人、ボランティアによる清掃作業が活発に実施されると
ともに(平成20年実績・92回、約64t、延べ参加人数約70
00名)、外国人も含め登山者に対してマナー向上を呼エムゾネびかけ
、登山道周辺のごみは減少している。山頂部で発生するごみについ
ては山小屋組合(富士吉田口環境保全推進協議会等)により適切に
管理・処理されている。し尿対策に関しては登山道及び山小屋のト
イレ48箇所を2006年までにバイオ処理式エムゾネ等に改良し、環
境への負荷を軽減した。自動車に関しては、土日・休日を中心に各
登山道の利用者数に応じて自家用車の利用を規制し(利用者の多い
富士スバルラインで最大12日間)、山麓の臨時駐車場と五合目駐
車場間のシャトルバスによる輸送を行エムゾネってい
202: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 13:55:24.90 ID:R+otnx5v0(152/265)調 AAS
車の進入等書くべきか※保存管理計画で車対策を充実させなくて良
いか(立ち枯れの問題を記述する場合特に)2負の影響を与える要
因の観察1で示した観察指標として考えられるものについて、測定
すべき内容、周期、記録組織エムゾネの概要を以下の表に示す。指標の
具体的な測定内容等については、表に明示している。表観察指標一
覧表※斜字は富士山を守る指標から指標周期記録組織(1)資産の
視覚的結a)視点場における景観阻害要因数毎年
203: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 14:01:50.75 ID:R+otnx5v0(153/265)調 AAS
な普遍的価値エムゾネを適切に保護することが可能であることを前
提として定めている。緩衝地帯において行われる建築物及び工作
物の新築・増築・改築、土地の形質変更等に係る行為、木竹の伐
採については、許可制や届出制に基づく規制を設けており、これ
らの行為に関すエムゾネる重要な事項については、特に関係各市町
村の景観審議会等による調査、審議に基づき、関係市町村が事前
に適切な指導や助言を行うこととしている。緩衝地帯は大きく3
つの方法により保護措置が講じられている。一番目は自然公園法
(山梨県のほぼ全エムゾネ域)、二番目は景観法に基づく各市町村
の景観条例及び景観計画(山梨県忍野村・静岡県富士市・富士宮
市ほか)、三番目が各市町村独自の景観条例や土地利用事業指導
要綱(山梨県富士吉田市の一部・静岡県裾野市・御殿場市・小山
町)である。三番目エムゾネの地域に関しては将来的に二番目の保
護措置に移行する予定である。なお、三保松原などいくつかの資
産においては、資産範囲が文化財としての登録範囲よりも狭く設
定されているため、緩衝地帯の一部は文化財保護法により保護さ
れている。これらの地エムゾネ域では適用する法令等に違いはある
が、緩衝地帯において行われる建築物・工作物の新築、増築、改
築、土地の形質変更等に係る行為については、許可制や届出制に
基づく規制が定められ、資産の周辺環境の万全な保護措置が講じ
られている。保全管理区エムゾネ域については、富士山の信仰と緊
密に関わる湖沼・湧水、神社などの構成資産は、富士山の火山活
動とも深く結びついており、富士山の火山噴出物(溶岩等)の到
達範囲及びその外縁部に立地するため、富士山の景観の一体性を
保全するために、火山噴出エムゾネ物(溶岩等)の到達範囲を基本
とし、現在の土地利用形態をも十分考慮した上で、演習場や緩衝
地帯を含め広く設定した。保全管理区域は、条例や協定等により
十分な保全の仕組みが講じられている。(2
204: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 14:09:36.48 ID:R+otnx5v0(154/265)調 AAS
社会教育活動との連携を図る。表資産の保存管理に要する経費単位
:千円項目2008年2009年2010年2011年文化財保護
富士山保護来訪者施設、普及啓発合計(2)歴史的事実に基づく真
実性の担保記念エムゾネ工作物や文化財の修復及び復元整備はその真実
性を担保するため、建造物の解体修理や発掘調査等の各種学術調査
の結果に基づき、高い精度により実施する。そのためには、歴史学
、考古学、建築史学、環境学、地質学等、構成資産に関する調査研
究を継エムゾネ続し、保存・活用上の諸課題について、研究成果の充実
を図っていく必要がある。そのため、山梨県では、2008年より
富士山の歴史、信仰、芸術などをはじめとする総合的な調査・研究
や、富士山関連資料の整備・把握を行う「山梨県富士山総合学術エムソ
゙ネ調査委員会」を設置し、成果の充実に努めている。また、静岡県
では、資産の文化財調査を実施する「(仮称)富士山文化財調査事
務所」を静岡県内に設置するとともに、「(仮称)富士山の総合的
研究基本計画」を策定し、大学及び関係市町と調査研究エムゾネ活動の
連携を図り、成果の充実に努めている。なお、両県の関係部局及び
関係市町村、学識経験者等を構成員とする「(仮)富士山保存活用
両県協議会」が定期的に開催され、専門的立場からの助言を得るこ
とで、資産の調査研究等についての客観性を確エムゾネ実にしている。
−119−(3)適切な公開・活用施設の設置公開・活用施設の設
置に当たっては、資産の持つ顕著な普遍的価値を伝達するために必
要な質及び量を考慮する。そのため、現在「環境省生物多様性セン
ター」、「山梨県立富士ビジターセンエムゾネター」、「山梨県環境科
学研究所」、「富士吉田市歴史民俗博物館」、「河口湖フィールド
センター」などにおいて行っている、構成資産の解説については、
顕著な普遍的価値の観点から一層の充実を図る。表資産の顕著な普
遍的価値の伝達に関する公開エムゾネ・活用施設一覧NO名称解説対象
備考1環境省生物多様性センター自然2山梨県富
205: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 14:16:17.35 ID:R+otnx5v0(155/265)調 AAS
てゆくことが必要である。そのためには地域エムゾネ住民に対し、
資産の価値を十分に伝えることはもとより、資産とともに生活す
るという認識をいっそう深められるような施策を講ずる必要があ
る。上記の視点に基づき、山梨県・静岡県及び地元市町村では地
域住民に対する説明会が必要に応じて実施されエムゾネており、行
政と住民との間において積極的な情報交換が行われている。また
、各市町村担当課の役所には地域住民からの
206: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 14:24:01.48 ID:R+otnx5v0(156/265)調 AAS
対応するための体制が整備されている。3具体的な施策鉄塔・看
板・広告塔などの景観に負の影響を与える人工物エムゾネについて
は、規模、色彩、素材等の観点から、外観の調和に努める。構成
資産の周囲において人工物の設置計画がある場合には、構成資産
に与える影響からそれらの位置、規模等に関する十分な検討を行
うとともに、設置をする場合においても、条例及びエムゾネ関係法
令に定める規模・色彩・素材等の観点から景観に十分配慮するよ
う関係者への理解と協力を求める。既存の施設で、特に資産の顕
著な普遍的価値に著しい負の影響を及ぼす可能性のあるものにつ
いては、撤去・修景を含めた対応により影響の軽減にエムゾネ努め
る。公益上必要な施設については、利用状況を尊重しつつ、修景
を行うことにより景観に対する影響の軽減を図る。資産とその緩
衝地帯において予定されている開発計画で、顕著な普遍的価値に
影響を与える可能性があると判断されているものについエムゾネて
は、あらかじめその影響を最小限にとどめるような施工方法につ
いて検討し、事前協議を行うよう関係機関との調整を図る。以上
の取扱い内容の詳細については、付章に事業計画一覧表として示
している。また富士山は、山頂から駿河湾の海浜に至るまエムゾネ
での広い裾野を有している。そのため多様な植生がみられ、広範
囲に湧水が分布しており、周辺では古くから人々の生活が営まれ
、市街地化や企業の進出など開発が進んでいる。このような特性
をふまえ、富士山及び富士山周辺の環境を、良好な状態で一エムゾ
ネ体的に保全するためには、以下の項目について施策を実施する
ことが必要である。−112−(1)ゴミ、不法投棄対策の取組
マナーの啓発や清掃活動を実施するとともに、あわせて不法投棄
防止のための監視体制を強化するなど、良好な環境を保全するエム
ゾネための対策をより一層進める。(2)自然環境の保全富士山
の自然的特性に配慮し、自然環境を保全する
207: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 14:24:44.80 ID:R+otnx5v0(157/265)調 AAS
計画との整合を図り、保護と活用の観点から、地域住民の生活や来
訪者の活動などとの調和エムゾネを図る。(2)文化財及び周辺の整備
富士山の文化の特徴や様々な文化財の価値について、年齢国籍を問
わず分かりやすい資料の作成や案内板等の整備を検討する。また、
訪問者への対応や周辺環境の保全に配慮した整備計画の検討を進め
る。計画は以下エムゾネのとおりである。ア富士山山体及び登山道A(
A1〜A9共通)・誘導看板の設置・登山道及び
208: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 14:30:29.91 ID:R+otnx5v0(158/265)調 AAS
体制が実施する取組の検討を早急に進め、検討を重ねて実施して
いく。また、自生種の植樹・植栽を推進することにより、あわせ
エムゾネて水源涵養を図る。(3)景観の保全富士山の美しい景観
を守るため、県や関係市町などが連携し景観計画を基本として、
景観を保全するための体制整備や、体制が実施する取組の検討を
早急に進め検討を重ねて実施していく。(4)登山環境の整備登
山エムゾネ者の安全に配慮するとともに、登山マナーの向上に努め
るなど、適切な登山環境の整備を推進する。また、マイカー規制
の拡大について研究を進める。−113−第6章経過観察の実施
1顕著な普遍的な価値に負の影響を与える要因(1)開発の圧力
資産エムゾネ及びその緩衝地帯において、建築物又は工作物の建設
、土地の形質変更、木竹の伐採等の等の行為を行う場合には、文
化財保護法、自然公園法、都市計画法、森林法、河川法、海岸法
及び関係市町村が定める条例(景観法に基づき策定された景観条
例およエムゾネび景観計画を含む)の下に、それらの規模、形態・
構造に関する規制(建築物又は工作物に関しては、それらの高さ
・色彩・意匠等の規制を含む)が行われるため、資産の価値を著
しく低下させるような開発は起こり得ない。「富士山世界遺産両
県協議会エムゾネ」では、両県の知事・市町村長を中心に、許認可
・保存に関わる国機関も加わり、開発の状況を把握し、コントロ
ールのあり方について検討を行っている。開発計画のうち、現在
北麓(山梨県)においては都市計画区域用途地域または都市計画
区域外ではエムゾネ5ha以上、都市計画内(用途地域外)では1
0ha以上の計画については、山梨県内の組織である「山梨県土
地利用調整会議」に事前協議書が提出され、知事の同意が必要と
されている。その同意を得た後で、個別法令の許認可を担当する
部署での手続エムゾネきを行うことになっており、一元化した組織
かつ統一した基準での開発のコントロールが
209: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 14:31:11.25 ID:R+otnx5v0(159/265)調 AAS
整備・破損した石造物の修復・土砂崩落防止柵の整備イ信仰B1〜
B15共通−120−−121−・継続的な文化財調査・社殿を始
めとすエムゾネる建造物や境内地の修復および保存・解説板、案内板等
の設置・良好な景観の維持・永続的に行われている習俗の継承、保
存ウ眺望C三保松原・継続的な植生及び海浜の調査・解説板、案内
板等の設置・良好な景観の維持・永続的に行われている習俗の継エムソ
゙ネ承、保存・病害虫の駆除−122−第8章保存管理体制の整備と
運営1保存管理体制の整備と役割分担構成資産及び緩衝地帯の確実
な保存管理のためには、関係する行政機関、所有者、地域住民、市
民団体などが相互に意思を疎通し連携を図る組織や、運エムゾネ営体制
を整備することが重要である。効果的かつ確実な保存管理の体制を
整備するため、以下の4点に留意することが必要である。(1)行
政機関の連携国・県・市町の役割を明確にし、相互に連携を図る協
力体制を整備する。また、一元的な体制整備にエムゾネついての検討も
進めるとともに、関係市町村は、それぞれ保存管理に必要な体制の
整備を行っている。山梨県、静岡県においては、関係市町村と緊密
に情報交換を行い、資産の保存管理に関して行政的な助言を行って
いる。また、山梨県、静岡県とその関エムゾネ連機関である山梨県埋蔵
文化財センター及び静岡県埋蔵文化財研究所では、それぞれの組織
内に文化財の高度な保存・管理技術を持つ専門職員及び技術者を配
置し、市町村が行う保存管理に対して適切な技術的な支援を行って
いる。また、独立行政法人国エムゾネ立文化財機構は、全国の史跡等に
おける整備活用事業の円滑な推進と専門職員及び技術者の技術や能
力の向上のために、地方公共団体の専門職員を対象として定期的に
研修を開催しており、山梨県・静岡県をはじめ関係各市町村の職員
も当該研修等に積極エムゾネ的に参加して、資産の整備活用の技術向上
に努めている。また、構成資産の保護に関しては、必要に応じて文
化財補助金制度等の財政的、技術的な支援を行う
210: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 14:36:55.80 ID:R+otnx5v0(160/265)調 AAS
した大規模開発を含む緩衝地帯内で行われる一定規模以上の開発
行為については、「富士山世界遺産両県協議会」へ報告がなされ
、必要に応じてエムゾネ助言等がなされる。現時点で、緩衝地帯内
に存在するゴルフ場・スキー場については改築の際などにより景
観に配慮した形態にすることを個別に求めていく。また、各市町
村の景観計画の下に、各市町村は景観阻害要因の排除に努めるこ
ととしているほかエムゾネ、世界遺産暫定一覧表に記載され、世界
遺産一覧表への記載の可能性のある文化資産に相応しい周辺市街
地を創出するために適切な景観の保全・改善の施策を実施するこ
ととしている。なお、次に掲げる開発計画等の立案に当たっては
、いずれにおいてもエムゾネ資産への影響を最小限に留めるよう関
係機関・団体と調整を行うことし、実施する場合にも事前に十分
な協議を行うこととしている。@観光開発(ホテル・ゴルフ場・
スキー場)A廃棄物処分場又は清掃工場B工場又は工業団地C道
路整備(ブルドーザーエムゾネ道)また、資産の保全状況及び資産
に与える影響の概要については、推薦書本文において記述してい
るとおりである。これらの影響などについて顕著な普遍的価値の
適切な保存管理という観点から、「資産の視覚的結び付き」、「
資産の関連性」、「個別エムゾネ資産の保護」の3つに分類し、影
響の程度を観察する指標を設定した。資産の顕著な普遍的価値を
確実に保護するためには、資産に影響を与える要因について、監
視の方策及び負の影響が及ばない方策を検討する必要がある。そ
の考え方の概要についてはエムゾネ以下の表に示すとおりである。
−114−表資産に負の影響を与える要因とその考え方顕著な普
遍的価値を構成する諸要素資産に対する負の影響観察指標として
考えられるもの富士山の顕著な普遍的価値眺望・信仰知識の提供
・普及活動等の停滞による影エムゾネ響・資産の知覚的結び付き、
関連性の未理解による影響気候変動による影
211: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 14:37:36.08 ID:R+otnx5v0(161/265)調 AAS
さらに、独立行政法人国立文化財機構(201年度より国内の大学
の研究者及エムゾネびイコモス会員を含む富士山世界遺産両県協議会の
助言者及び両県協議会も含まれる)の助言・指導に基づいて行われ
ている保存・管理技術は、高い水準を維持している。重要文化財、
史跡、特別名勝又は名勝、特別天然記念物又は天然記念物を維持す
るエムゾネための措置として簡単な修理又は復旧を行う場合は、事前の
届出に基づき、文化庁が適切な技術的指導を行っているため、管理
技術の水準はきわめて高く保たれている。文化庁及び環境省におい
ては、山梨県、静岡県及び関係市町村との緊密な情報交換をエムゾネ基
に、資産の保存管理全般に関して行政的な助言を行うとともに、必
要に応じて財政的・技術的な支援を行うこととしている。同時に、
国内の世界遺産の保存管理に関する情報をはじめ、各国における世
界遺産の保存管理状況などに関する情報の収集及びエムゾネ周知に努め
ている。資産の見回りや清掃等の日常的な維持管理については、静
岡県・山梨県教育委員会から嘱託された指導員のほか、地域住民・
民間団体・管理団体が協働して積極的に行っている。表技術者の資
質向上のために行われているおもな研修(エムゾネ2)民間との連携、
住民参加行政機関の連携を図るとともに、構成資産及び緩衝地帯の
確実な保護と活用のためには民間との連携が重要である。そのため
、民間の団体や地域住民が積極的に参加できる組織や体制の整備を
進める。資産の所有者及び資産にエムゾネ関する権利者や地域住民等の
間で生ずる様々な課題に対し、山梨県、静岡県の関係市町村及び資
産の保存管理に関する諸団体等においては、日常的な情報共有を行
い、資産保護の連携を図っている。また、山梨県、静岡県は、関係
市町村と連絡調整のためエムゾネの会議を年に複数回開催し、保存管理
等の状況や今後の管理運営についての情報交換を行うなど、さらな
る連携の強化に努めることとしている。−123−(3)広報関係
保護・保全に対する意識を高めるためには、世界
212: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 14:44:33.27 ID:R+otnx5v0(162/265)調 AAS
響(建造物等の腐食)・温暖化による影響(植生への影響)自然
災害による影響・大雨による影響(遺跡、建造物のき損)・噴火
(遺跡、建造物のき損)・虫害エムゾネ、樹木の成長等による影響
(遺跡、景観のき損)観光圧力による影響・観光客増加による影
響(遺跡、建造物のき損、周辺環境の変化)開発圧力による影響
・周辺地域の大規模開発による影響(埋蔵部下材の消失、景観阻
害要因の設置)・住民の多様な意エムゾネ識に
213(1): (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 14:45:14.54 ID:R+otnx5v0(163/265)調 AAS
理解することがエムゾネ重要であることから、地域住民をはじめ、来訪
者への広報や啓発活動を推進する。(4)(仮称)富士山世界遺産
両県協議会包括的保存管理計画に定めた上記の基本方針に基づき、
静岡県・山梨県と関係市町村は、広範囲にわたる富士山の構成資産
及び緩エムゾネ衝地帯を包括的保存管理計画に基づき統一的に管理する
ため「富士山世界遺産両県協議会」(以下「両県協議会」という。
)(図「富士山」に係る保存管理の組織体制図)及びその支部組織
である「静岡県世界遺産協議会」・「山梨県世界遺産協議会」(エムソ
゙ネ以下両者をまとめて「各県協議会」という。)を設置し、各構成
資産を成す重要文化財、史跡、特別名勝又は名勝、特別天然記念物
又は天然記念物の保存管理計画を共通の基準に基づき確実に実行す
る。両県協議会および各県委員会は、資産及びその周辺エムゾネ地域に
おいて、国・静岡県・山梨県・関係市町村・民間団体等が実施する
予定の事業等についての情報を総合的に把握し、それぞれの事業が
、資産の保存管理に負の影響を及ぼすことなく、適切に実施される
ように関係各機関の連絡・調整を行う。両県協エムゾネ議会・各県協議
会における調整結果に基づき、静岡県・山梨県及び関係市町村は、
民間事業者等に対して権限に基づく適切な指導や助言を行うことと
している。また、両県協議会には国関係機関(文化庁・環境省・国
土交通省・防衛省・林野庁)、国内のエムゾネ大学及びイコモス会員等
の研究者・専門家が助言者として参加し、学術的な観点からの助言
を行う。各県協議会の下には、実務担当者レベルの調整組織として
、山梨県(静岡県)庁内連絡会議を設置するとともに、各市町村担
当者や民間業者などの代表者エムゾネとの調整組織として山梨県(静岡
県)保存管理協力者会議を設置し、十分な連携を図る。さらに、静
岡県・山梨県文化財保護審議会をはじめ各市町村文化財調査委員会
は指定文化財及び文化財全体に関する事項を審議し、それぞれ、静
岡県・山梨県及び構エムゾネ成資産の管理を行う各市
214: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 14:52:09.89 ID:R+otnx5v0(164/265)調 AAS
ない町並みデザイン)資産の視覚的結び付きに関して・視点場に
おける景観を阻害する要因の数・規制(景観条例等)に適合しな
い要因の数資産の関連性に関して・知識の提供、普及状況(整備
の進捗、ガイダンス施設、研究報告エムゾネ、発掘調査、パンフレ
ット、HPなどによる各種情報提供、国内外専門家による現地確
認、各種研修会、セミナー等の開催)・観光客数の動向(入込数
、便益施設と収容能力など)個別資産の保護に関して・酸性雨の
状況(PHなど)・水系の状況(水質エムゾネ、水量、生物など)
・植生の状況(樹種とその割合など)・遺構の状況(礎石の位置
など)・現状変更数及び内容(2)環境の圧力資産の価値を著し
く低下させるような自然的環境の変化として、山体の形状を変化
させる噴火及びそれに伴う噴石、火砕流エムゾネ・火砕サージ、溶
岩流、融雪型火山泥流、降灰、降灰後の降雨による土石流などに
よる登山道及び周辺の資産の損傷が予測される。「大沢崩れ」が
約1000年前より始まり、現在その幅は年1.6mの割合で拡
大している(富士砂防・S45〜H20のエムゾネ38年間で約6
0m・3400メートル地点・523万〜・年13.8〜の土砂
が流出)。ただし、噴火・地震等がなければ少なくとも200年
後までは富士山の景観に大きな変化はないと予測されている(大
沢崩れと富士山の土石流・「富士火山」P4エムゾネ07〜)。酸
性雨を含む大気汚染が引き起こす被害については、現段階では確
認されていない。白糸ノ滝については、年2cmの割合で後退し
ており、10年程度の間隔で自然崩壊が発生する。−115−砂
嘴である三保松原では20世紀後半に土砂供給エムゾネ源の川での
土砂採取が活発になり、堆積活動が減少したことで海流による海
岸浸食が進んでいたが、現在は土砂採取の禁止等により、堆積活
動が回復している。また、三保松原における松にはマツクイムシ
(マツノザイセンチュウ)による被害が見られる
215: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 14:58:58.89 ID:R+otnx5v0(165/265)調 AAS
市の一部・静岡県裾野市・御殿場市・小山町)である。三番目
の地域に関しては将来的に二番目の保護措置に移行する予定で
ある。なお、三保松原などいくつかの資産においエムゾネては、資
産範囲が文化財としての登録範囲よりも狭く設定されているた
め、緩衝地帯の一部は文化財保護法により保護されている。こ
れらの地域では適用する法令等に違いはあるが、緩衝地帯にお
いて行われる建築物・工作物の新築、増築、改築、土地のエムゾネ
形質変更等に係る行為については、許可制や届出制に基づく規
制が定められ、資産の周辺環境の万全な保護措置が講じられて
いる。保全管理区域については、富士山の信仰と緊密に関わる
湖沼・湧水、神社などの構成資産は、富士山の火山活動とも深
く結エムゾネびついており、富士山の火山噴出物(溶岩等)の到達
範囲及びその外縁部に立地するため、富士山の景観の一体性を
保全するために、火山噴出物(溶岩等)の到達範囲を基本とし
、現在の土地利用形態をも十分考慮した上で、演習場や緩衝地
帯を含め広くエムゾネ設定した。保全管理区域は、条例や協定等に
より十分な保全の仕組みが講じられている。(2)都市計画と
の調整資産とその緩衝地帯において、道路の整備や公共下水道
の整備などの施設を整備する場合には、資産の保護及び緩衝地
帯の保全の観点から、エムゾネ関係機関の間で相互に連携を図りつ
つ、調整を行うこととしている。現在、資産と緩衝地帯は一部
都市計画区域に含まれており、これらの区域では引き続き山梨
県・静岡県が定める「都市計画区域マスタープラン(都市計画
区域の整備、開発及び保全の方エムゾネ針)」や関係市町−111
−村が定める「市町村マスタープラン(市町村の都市計画に関
する基本的な方針)」に基づく様々なまちづくりの施策を進め
ることとしている。これらのマスタープランにおいては、都市
計画区域の将来像が明示されており、こエムゾネ
216: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 15:00:26.73 ID:R+otnx5v0(166/265)調 AAS
的エムゾネに機能している組織を改変・名称変更・役割変更するもので
あり、その運営に関して問題は生じない。(5)その他地元関係者
の意見を考慮し、将来的な計画を視野に入れた保存管理のあり方に
ついて検討を進める。2地域住民等との連携・協働富士山のエムゾネ顕
著な普遍的価値を適切に保護していくためには、資産の物理的な保
護はもとより、緩衝地帯を含めた総合的な保存管理が求められる。
これらを円滑に実現するためには、資産の周辺に居住する地域住民
と行政との連携が不可欠であることから、地域住民エムゾネとの連携・
協働による各種事業を実施している。−124−表地域住民と行政
との連携による事業主な実施事業事業主体頻度実施年度富士山一斉
清掃各自治体各登山道年1回毎年度富士山の美化活動財団法人富士
山をきれいにする会年2回程度1962年エムゾネ〜毎年度また、地域
住民による資産の保存管理を確実なものとするためには、住民の資
産の価値に関する理解を深め、保護に対する意識をより一層醸成す
る必要がある。そのため、山梨県及び関係市町村では、地域住民参
加型の各種講演会、研修会などのエムゾネ各種事業を主催している。表
地域住民が参加する主な事業主な実施事業事業主体頻度実施年度富
士山世界遺産出前講座行政随時2007年〜毎年度富士山学習会行
政外随時毎年度富士吉田市世界遺産専門学校行政年1回2009年
〜毎年度図「富士山」にエムゾネ係る保存管理の組織体制図−125−
富士山世界遺産両県協議会(構成)静岡県、山梨県、関係市町村学
識経験者等国関係機関(文化庁、環境省、国土交通省、防衛省、林
野庁)開発事業者、地域住民、関係者静岡県世界遺産協議会山梨県
世界遺産協議会エムゾネ(委員)行政:静岡県、関係市町等(委員)行
政:山梨県、関係市町村等民間:観光協会、山小屋組合、民間:観
光協会、山小屋組合、神社関係者等静岡県保存管理協力者会議(委
員)関係市町(企画・都市計画・文化財担当)観光関係者、山小屋
組合、エムゾネ神社関係者等神社関係者等静岡県庁内
217: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:06:30.09 ID:R+otnx5v0(167/265)調 AAS
の都市施設の整備事業や市街地開発事業が行われる場合には、
適切な距離を考慮して緑地を配置し、自然的環境の整備又は保
全の視点との調和を図ることとしている。なお、資産とその緩
衝地帯について、今後、都市計画区域の変更やマエムゾネスタープ
ランの見直しなどを行う場合には、国が定めた「都市計画運用
指針」に基づき、地域住民の意見を聞くことはもとより、静岡
県及び関係各市町の文化財・環境・景観など
218: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 15:07:58.14 ID:R+otnx5v0(168/265)調 AAS
内連絡会議(委員)関係課等(委員)関係課等山梨県保存管理協力
者会議(委員)関係市町村(企画、都市計画、文化財担当)観光関
係者、山小屋組合、神社関係者等−126−3持続的運営のためエムソ
゙ネの定期的確認包括的保存管理計画に定めた上記の基本方針に基づ
き、山梨県・静岡県は、世界遺産の保存管理を専任とする職員の組
織を整備するとともに、連絡調整会議を設置して関係市町村の教育
委員会との十分な連携を図っている。山梨県・静岡県教エムゾネ育委員
会では、文化財・世界遺産担当の組織を設け、現在名の職員によっ
て資産全体の保存管理に当たっている。富士宮市教育委員会では世
界遺産推進係を、富士吉田市では世界遺産推進室を設置し、専任職
員によって構成資産の保存管理に当たっているエムゾネ。また、これ以
外の市町村においても他の文化財とともに構成資産の保存管理を担
当する職員を定めている。これらの組織体制については、さらなる
充実化に努めることとしている。さらに、国・山梨県・静岡県と関
係市町村は、広範囲にわたる「富士山エムゾネ」の構成資産及び緩衝地
帯を包括的保存管理計画に基づき統一的に管理するため「(仮称)
富士山世界遺産両県協議会」(以下「協議会」という。)を設置し
、各構成資産を成す重要文化財、史跡、特別名勝又は名勝、特別天
然記念物又は天然記念物の保エムゾネ存管理計画を共通の基準に基づき
確実に実行している。協議会では、資産及びその周辺地域において
、国・静岡県・山梨県・関係市町村・民間団体等が実施する予定の
事業等について、それぞれの事業が、資産の保存管理に負の影響を
及ぼすことなく、適エムゾネ切に実施されるように連絡・調整及び各法
令を管轄する行政機関に対する助言を行う権限を有する。協議会に
おける調査結果に基づき、静岡県・山梨県及び関係市町村は、民間
事業者等に対して権限に基づく適切な指導や助言を行うこととして
いる。協議エムゾネ会には、国内の大学及びイコモス会員等の研究者・
専門家が参加しており、協議会に対して学術的な
219: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:13:42.47 ID:R+otnx5v0(169/265)調 AAS
含む関係行政機関とも十分な連絡・調整を図ることとしてエムゾネ
いる。資産とその緩衝地帯において、道路の整備や公共下水道
の整備などの施設を整備する場合には、資産の保護及び緩衝地
帯の保全の観点から、関係機関の間で相互に連携を図りつつ調
整を行うこととする。以上のように、資産とその緩衝地帯につ
いてエムゾネは、文化財保護法をはじめ関係法令が適切に適用され
るとともに、山梨県、静岡県及び関係市町村が定める都市計画
の下に資産の保存・整備と開発及び保全が一体となって機能し
ている。(3)住民生活との調和資産及びその周辺に居住する
住民の生活にエムゾネついては、資産の保護を前提としつつ、日常
の住民生活を著しく妨げることの無いよう調和を図ってゆくこ
とが必要である。そのためには地域住民に対し、資産の価値を
十分に伝えることはもとより、資産とともに生活するという認
識をいっそう深められエムゾネるような施策を講ずる必要がある。
上記の視点に基づき、山梨県・静岡県及び地元市町村では地域
住民に対する説明会が必要に応じて実施されており、行政と住
民との間において積極的な情報交換が行われている。また、各
市町村担当課の役所には地域住エムゾネ民からの問い合わせに迅速
に対応するための体制が整備されている。3具体的な施策鉄塔
・看板・広告塔などの景観に負の影響を与える人工物について
は、規模、色彩、素材等の観点から、外観の調和に努める。構
成資産の周囲において人工物の設置計画エムゾネがある場合には、
構成資産に与える影響からそれらの位置、規模等に関する十分
な検討を行うとともに、設置をする場合においても、条例及び
関係法令に定める規模・色彩・素材等の観点から景観に十分配
慮するよう関係者への理解と協力を求める。既存エムゾネの施設で
、特に資産の顕著な普遍的価値に著しい負の影響を及ぼす可能
性のあるものについては、撤去・修景を含め
220: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 15:14:25.81 ID:R+otnx5v0(170/265)調 AAS
「富士山衛生セエムゾネンター(富士宮口八合目)」が設けられて
いる。(4)来訪者及び観光の圧力富士山の構成資産のうち私有
財産である御師住宅(小佐野家住宅)を除いた資産はすべて公開
されている。ただし山体資産範囲については登山道及び山頂部以
外は土地所有者(エムゾネ国、県、富士山本宮浅間大社)の了解が
必要であり、安全上の観点からも県が登山道からの逸脱を好まし
くない行為として事実上立入を制限している
221: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:20:33.29 ID:R+otnx5v0(171/265)調 AAS
の軽減に努める。公益上必要な施設については、利用状況を尊
重しつつ、修景を行うことにより景観に対する影響の軽減エムゾネ
を図る。資産とその緩衝地帯において予定されている開発計画
で、顕著な普遍的価値に影響を与える可能性があると判断され
ているものについては、あらかじめその影響を最小限にとどめ
るような施工方法について検討し、事前協議を行うよう関係機
関とエムゾネの調整を図る。以上の取扱い内容の詳細については、
付章に事業計画一覧表として示している。また富士山は、山頂
から駿河湾の海浜に至るまでの広い裾野を有している。そのた
め多様な植生がみられ、広範囲に湧水が分布しており、周辺で
は古くから人エムゾネ々の生活が営まれ、市街地化や企業の進出な
ど開発が進んでいる。このような特性をふまえ、富士山及び富
士山周辺の環境を、良好な状態で一体的に保全するためには、
以下の項目について施策を実施することが必要である。−11
2−(1)ゴミ、不法エムゾネ投棄対策の取組マナーの啓発や清掃
活動を実施するとともに、あわせて不法投棄防止のための監視
体制を強化するなど、良好な環境を保全するための対策をより
一層進める。(2)自然環境の保全富士山の自然的特性に配慮
し、自然環境を保全するためのエムゾネ体制整備や、体制が実施す
る取組の検討を早急に進め、検討を重ねて実施していく。また
、自生種の植樹・植栽を推進することにより、あわせて水源涵
養を図る。(3)景観の保全富士山の美しい景観を守るため、
県や関係市町などが連携し景観計画を基エムゾネ本として、景観を
保全するための体制整備や、体制が実施する取組の検討を早急
に進め検討を重ねて実施していく。(4)登山環境の整備登山
者の安全に配慮するとともに、登山マナーの向上に努めるなど
、適切な登山環境の整備を推進する。また、マイエムゾネカー規制
の拡大について研究を進める。−113−第
222: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 15:21:18.22 ID:R+otnx5v0(172/265)調 AAS
ついては、き損・悪戯・盗難等の被害から建造物等の構成資産を
護るために、防犯警エムゾネ備施設を設置するとともに巡視及び監
視の体制を整備し(山宮・村山・人穴等では防犯システムは採用
されていない)、来訪者によるゴミの増加等に対しても地域住民
や関係市町村が適切な管理を行っていることから、観光による圧
力が資産の価値を著しエムゾネく低下させるようなことは起こり得
ない。山体に関しては、観光客によるごみ及びし尿及び自動車で
訪れる来訪者(富士山スカイラインでは4月〜11月の合計で年
平均127,000台・1999〜2009年、富士スバルライ
ンで年平均410,00エムゾネ0台・2006〜2008年)に
よる環境への負荷及び混雑の軽減を目的に以下の対策を行った。
ごみに関しては国・県及びNPO法人、ボランティアによる清掃
作業が活発に実施されるとともに(平成20年実績・92回、約
64t、延べ参加人数約7エムゾネ000名)、外国人も含め登山
者に対してマナー向上を呼びかけ、登山道周辺のごみは減少して
いる。山頂部で発生するごみについては山小屋組合(富士吉田口
環境保全推進協議会等)により適切に管理・処理されている。し
尿対策に関しては登山道及びエムゾネ山小屋のトイレ48箇所を2
006年までにバイオ処理式等に改良し、環境への負荷を軽減し
た。自動車に関しては、土日・休日を中心に各登山道の利用者数
に応じて自家用車の利用を規制し(利用者の多い富士スバルライ
ンで最大12日間)、山麓の臨エムゾネ時駐車場と五合目駐車場間
のシャトルバスによる輸送を行っている。※オフロード車の進入
等書くべきか※保存管理計画で車対策を充実させなくて良いか(
立ち枯れの問題を記述する場合特に)2負の影響を与える要因の
観察1で示した観察指標として考エムゾネえられるものについて、
測定すべき内容、周期、記録組織の概要を以下の表に示す。指標
の具体的な測定内容等については、表に明示
223: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 15:22:10.61 ID:R+otnx5v0(173/265)調 AAS
域住民への予防的措置の実施負の要素の除去既存の「観光関連施設
」等にエムゾネ関する関係者との協議の実施6景観に配慮した「便益施
設」の計画的な整備景観に配慮したデザインの検討各種人工物等の
景観への配慮景観の既存の便益施設の撤去、修復−128−「樹木
」の保存宗教法人等既存及び新設の「公共施設」の景観への配慮エムソ
゙ネ向上「高速道路」「鉄道」の修景の取扱いに関する関係事業者と
の協議の実施「既存の建物」の景観への配慮道路
224: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:28:18.91 ID:R+otnx5v0(174/265)調 AAS
施1顕著な普遍的な価値に負の影響を与える要因(1)開発の
圧力資産及びその緩衝地帯において、建築物又は工作物の建設
、土地の形質変更、木竹の伐採等の等の行為を行う場合にエムゾネ
は、文化財保護法、自然公園法、都市計画法、森林法、河川法
、海岸法及び関係市町村が定める条例(景観法に基づき策定さ
れた景観条例および景観計画を含む)の下に、それらの規模、
形態・構造に関する規制(建築物又は工作物に関しては、それ
らのエムゾネ高さ・色彩・意匠等の規制を含む)が行われるため、
資産の価値を著しく低下させるような開発は起こり得ない。「
富士山世界遺産両県協議会」では、両県の知事・市町村長を中
心に、許認可・保存に関わる国機関も加わり、開発の状況を把
握し、コントエムゾネロールのあり方について検討を行っている。
開発計画のうち、現在北麓(山梨県)においては都市計画区域
用途地域または都市計画区域外では5ha以上、都市計画内(
用途地域外)では10ha以上の計画については、山梨県内の
組織である「山梨県土エムゾネ地利用調整会議」に事前協議書が提
出され、知事の同意が必要とされている。その同意を得た後で
、個別法令の許認可を担当する部署での手続きを行うことにな
っており、一元化した組織かつ統一した基準での開発のコント
ロールが行われている。こうしエムゾネた大規模開発を含む緩衝地
帯内で行われる一定規模以上の開発行為については、「富士山
世界遺産両県協議会」へ報告がなされ、必要に応じて助言等が
なされる。現時点で、緩衝地帯内に存在するゴルフ場・スキー
場については改築の際などにより景観にエムゾネ配慮した形態にす
ることを個別に求めていく。また、各市町村の景観計画の下に
、各市町村は景観阻害要因の排除に努めることとしているほか
、世界遺産暫定一覧表に記載され、世界遺産一覧表への記載の
可能性のある文化資産に相応しい周辺市街地を創エ
225: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 15:29:00.66 ID:R+otnx5v0(175/265)調 AAS
標一覧表※斜字は富士山を守る指標から指標周期記録組織(1)
資産の視覚的結a)視点場におけるエムゾネ景観阻害要因数毎年両
県びつきの保護b)電線の地中化延長毎年両県a)富士山環境教
育開催数・参加者数毎年両県b)パンフレット・HPによる情報
提供数毎年両県c)主要地点での観光客の入込み数毎年両県(2
)資産の関連性の保護d)登山者数(エムゾネ5合目以上)毎年市
町村−117−e)登山者数(8合目以上)毎年環境省f)森林
伐採面積(森林の整備形態〜)毎年両県a)文化財保護法におけ
る現状変更の数毎年両県b)自然公園法における許可行為の数毎
年両県・環境省c)生活排水クリーン処エムゾネ理数毎年両県(3
)個別資産の保護d)富士山5合目以上のごみ収集量毎年両県a
)自然公園法における許可行為の数毎年両県・環境省b)ゴルフ
場面積毎年両県c)森林伐採面積(森林の整備形態〜)毎年両県
(4)緩衝地帯の保護d)廃棄物の不法投エムゾネ棄量毎年両県−
118−第7章整備・公開・活用1基本方針資産全体の保存管理
を確実に行うためには、適切な整備・公開・活用の方針を定め、
それらを着実に実現していくことが必要である。資産の顕著な普
遍的価値を確実に保存するとともに、総合的エムゾネな理解を深め
ることができるよう、適切な整備・公開・活用の施策を推進する
。(1)構成資産の関連性を考慮した顕著な普遍的価値の伝達富
士山は、一連の歴史的背景と構成資産相互の関連性によって全体
の顕著な普遍的価値が構成されているという観エムゾネ点を踏まえ
る必要がある。そのため、各構成資産の修復及び整備に当たって
は、構成資産相互の関連性を考慮し、資産全体として有する顕著
な普遍的価値を顕在化させる整備計画を策定し、修復及び整備を
進めることとする。また、山梨県・静岡県及び構エムゾネ成資産所
有の市町は、「(仮称)富士山フォーラム」を始めとする資産の
関連性を含めた富士山の顕著な普遍的価値を
226: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 15:29:40.98 ID:R+otnx5v0(176/265)調 AAS
国景観阻害要因の撤去・修景民間団体等7開発行為への適切な対応
第三者機関による開発内容のチェック地方公共団体内部エムゾネにおけ
るチェック民間団体等資産等の巡視・監視体制の強化開発計画に対
する必要な勧告制度景観保全のためのルールづくり8観光圧力に対
する適切な対応モデルコースの設定・周知誘導看板の整備「便益施
設」の計画的な整備資産等の巡視・監視体制のエムゾネ強化民間団体等
ガイドの養成各種ガイドブック(富士山全体、構成資産、児童生徒
向け)作成9顕著な普遍的価値の伝達児童・生徒向けイベントの開
催富士山フォーラム、世界遺産に関する研修会、講座等の開催−1
29−発掘、歴史、自然、民俗等の各エムゾネ種分野における調査推進
・公開富士山及び構成資産の関連書籍のデータベース作成10モデ
ルコースの設定・周知誘導看板の整備富士山に関する顕著な普遍的
価値を考慮した公開・活用「便益施設」の計画的な整備資産等の巡
視・監視体制の強化民間団体エムゾネ等ガイドの養成11神社関連施設
及び遺跡の調査・整備宗教法人等神社関連施設及び遺跡の公開・活
用宗教法人等遺跡に関する顕著な普遍的価値を考慮した公開・活用
自然関連の情報収集・調査民間団体等富士山総合研究の実施大学、
行政、民間団体等1エムゾネ2歴史的事実に基づく真実性の担保富士山
研究機関の設置民間団体等13適切な公開活用施設の設置「(仮称
)富士山センター」の充実各種ガイダンス施設の整備・拡充14国
内外からの観光客への対応外国人観光客の受け入れ態勢の整備民間
団体等資産エムゾネの価値に対する理解促進に向けた積極的な宣伝適切
な経路の設定トイレ等の便益施設の設置シャトルバス等の交通渋滞
の緩和策の実施−130−−131−平成22年度第1回静岡県学
術委員会・第2回山梨県学術委員会参考資料1顕著な普遍的価値の
登エムゾネ録基準2005年2月版「世界遺産条約履行のための作業指
針」77項より(@)人間の創造的才能を表す傑作である。(A)
建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の
227: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:35:31.72 ID:R+otnx5v0(177/265)調 AAS
めに適切な景観の保全・改善の施策を実施することとしている
。なお、次に掲げる開発計画等の立案に当たっては、いずれに
おいても資産への影響を最小限に留めるよう関係機関・団体と
調整を行うことし、実施する場合にも事前に十分な協議をエムゾネ
行うこととしている。@観光開発(ホテル・ゴルフ場・スキー
場)A廃棄物処分場又は清掃工場B工場又は工業団地C道路整
備(ブルドーザー道)また、資産の保全状況
228: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 15:36:16.58 ID:R+otnx5v0(178/265)調 AAS
及び研修会等を実施し、情報の伝達を行うことについて配慮する
。さらに、日常的な情報提供の一環として、ガイドエムゾネブック
等の充実を図るほか、地域の児童・生徒を対象とした学校教育及
び地域住民を対象とした社会教育活動との連携を図る。表資産の
保存管理に要する経費単位:千円項目2008年2009年20
10年2011年文化財保護富士山保護来訪者施設、エムゾネ普及
啓発合計(2)歴史的事実に基づく真実性の担保記念工作物や文
化財の修復及び復元整備はその真実性を担保するため、建造物の
解体修理や発掘調査等の各種学術調査の結果に基づき、高い精度
により実施する。そのためには、歴史学、考古学、建築エムゾネ史
学、環境学、地質学等、構成資産に関する調査研究を継続し、保
存・活用上の諸課題について、研究成果の充実を図っていく必要
がある。そのため、山梨県では、2008年より富士山の歴史、
信仰、芸術などをはじめとする総合的な調査・研究や、富エムゾネ
士山関連資料の整備・把握を行う「山梨県富士山総合学術調査委
員会」を設置し、成果の充実に努めている。また、静岡県では、
資産の文化財調査を実施する「(仮称)富士山文化財調査事務所
」を静岡県内に設置するとともに、「(仮称)富士山の総合エムゾ
ネ的研究基本計画」を策定し、大学及び関係市町と調査研究活動
の連携を図り、成果の充実に努めている。なお、両県の関係部局
及び関係市町村、学識経験者等を構成員とする「(仮)富士山保
存活用両県協議会」が定期的に開催され、専門的立場からの助エム
ゾネ言を得ることで、資産の調査研究等についての客観性を確実
にしている。−119−(3)適切な公開・活用施設の設置公開
・活用施設の設置に当たっては、資産の持つ顕著な普遍的価値を
伝達するために必要な質及び量を考慮する。そのため、現在「環
エムゾネ境省生物多様性センター」、「山梨県立富士ビジターセン
ター」、「山梨県環境科学研究所」、「富士
229: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:43:06.10 ID:R+otnx5v0(179/265)調 AAS
影響の概要については、推薦書本文において記述しているとお
りでエムゾネある。これらの影響などについて顕著な普遍的価値の
適切な保存管理という観点から、「資産の視覚的結び付き」、
「資産の関連性」、「個別資産の保護」の3つに分類し、影響
の程度を観察する指標を設定した。資産の顕著な普遍的価値を
確実に保護すエムゾネるためには、資産に影響を与える要因につい
て、監視の方策及び負の影響が及ばない方策を検討する必要が
ある。その考え方の概要については以下の表に示すとおりであ
る。−114−表資産に負の影響を与える要因とその考え方顕
著な普遍的価値を構成エムゾネする諸要素資産に対する負の影響観
察指標として考えられるもの富士山の顕著な普遍的価値眺望・
信仰知識の提供・普及活動等の停滞による影響・資産の知覚的
結び付き、関連性の未理解による影響気候変動による影響・酸
性雨による影響(建造物等の腐エムゾネ食)・温暖化による影響(
植生への影響)自然災害による影響・大雨による影響(遺跡、
建造物のき損)・噴火(遺跡、建造物のき損)・虫害、樹木の
成長等による影響(遺跡、景観のき損)観光圧力による影響・
観光客増加による影響(遺跡、建造物のエムゾネき損、周辺環境の
変化)開発圧力による影響・周辺地域の大規模開発による影響
(埋蔵部下材の消失、景観阻害要因の設置)・住民の多様な意
識による影響(統一性のない町並みデザイン)資産の視覚的結
び付きに関して・視点場における景観を阻害するエムゾネ要因の数
・規制(景観条例等)に適合しない要因の数資産の関連性に関
して・知識の提供、普及状況(整備の進捗、ガイダンス施設、
研究報告、発掘調査、パンフレット、HPなどによる各種情報
提供、国内外専門家による現地確認、各種研修会、セミナエムゾネ
ー等の開催)・観光客数の動向(入込数、便益施設と収容能力
など)個別資産の保護に関して・酸性雨の状
230: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 15:43:49.80 ID:R+otnx5v0(180/265)調 AAS
館」、「河口湖フィールドセンター」などにおいて行っている、
構成資産の解説については、顕著な普遍的価値の観点から一層の
充エムゾネ実を図る。表資産の顕著な普遍的価値の伝達に関する公
開・活用施設一覧NO名称解説対象備考1環境省生物多様性セン
ター自然2山梨県富士ビジターセンター富士山全般大型映像施設
あり3山梨県環境科学研究所自然4富士吉田市歴史民俗博物館歴
史5エムゾネ旧外川家住宅歴史4の附属施設6
231: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:50:07.78 ID:R+otnx5v0(181/265)調 AAS
水系の状況(水質、水量、生物など)・植生の状況(樹種とそ
の割合など)・遺構の状況(礎石の位置など)・現状変更数及
び内エムゾネ容(2)環境の圧力資産の価値を著しく低下させるよ
うな自然的環境の変化として、山体の形状を変化させる噴火及
びそれに伴う噴石、火砕流・火砕サージ、溶岩流、融雪型火山
泥流、降灰、降灰後の降雨による土石流などによる登山道及び
周辺の資産のエムゾネ損傷が予測される。「大沢崩れ」が約100
0年前より始まり、現在その幅は年1.6mの割合で拡大して
いる(富士砂防・S45〜H20の38年間で約60m・34
00メートル地点・523万〜・年13.8〜の土砂が流出)
。ただし、噴火・地震エムゾネ等がなければ少なくとも200年後
までは富士山の景観に大きな変化はないと予測されている(大
沢崩れと富士山の土石流・「富士火山」P407〜)。酸性雨
を含む大気汚染が引き起こす被害については、現段階では確認
されていない。白糸ノ滝についエムゾネては、年2cmの割合で後
退しており、10年程度の間隔で自然崩壊が発生する。−11
5−砂嘴である三保松原では20世紀後半に土砂供給源の川で
の土砂採取が活発になり、堆積活動が減少したことで海流によ
る海岸浸食が進んでいたが、現在は土砂エムゾネ採取の禁止等によ
り、堆積活動が回復している。また、三保松原における松には
マツクイムシ(マツノザイセンチュウ)による被害が見られる
。これに対しては、薬剤注入・散布による予防措置及び植林、
枯れた松の除去を資産の所在する静岡市とNPOエムゾネ法人が行
っており、被害の拡大を防止しており、将来的に改善される見
通しが付いている。(3)自然災害と危機管理資産の所在地域
における自然災害としては、第一に富士山特有のものとして山
体及び側火山からの噴火及びそれに伴う噴石、火砕流・火エムゾネ
砕サージ、溶岩流、融雪型火山泥流、降灰、
232: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 15:50:50.10 ID:R+otnx5v0(182/265)調 AAS
センター歴史7河口湖フィールドセンター自然8富士市立博物館
歴史9裾野市立富士山資料館富士山全般(4)国内外からの観光
客への対応富士山地域は、優れた名所として知られており、広く
国内外エムゾネから多くの来訪者を受け入れている国内有数の観光
地となっているため、地域住民に向けた公開・活用のみならず、
資産の価値に対する理解促進と普及啓発に向けた積極的な宣伝に
努める。山梨県及び各市町村では、景観や環境の保全にも十分配
慮した観エムゾネ光計画を策定しており、その計画に基づき来訪者
の受入れ態勢の整備などを進めていく。また、富士山山体におい
ては、登山者の安全と利便を図るため、統一されたデザインによ
る4ヶ国語(英語・中国語、ハングル、日本語)の道標や解説板
の整備を進エムゾネめている。表富士山への来訪者数の推移(7・
8月推計)単位:人年吉田口富士宮口御殿場口須走口合計※吉田
口:富士吉田市富士山課で集計(六合目安全指導センター調)※
富士宮口、御殿場口、須走口:富士宮市観光協会等の推計表主な
構成資産の来エムゾネ訪者数の推移(推計等)単位:人富士吉田・
河口湖・三つ峠周辺本栖湖・精進湖・西湖周辺山中湖・忍野八海
周辺三保松原浅間大社白糸ノ滝※「山梨県観光客動態調査」(山
梨県)2整備と公開・活用富士山体及び富士山周辺には、富士山
の価値を示す多エムゾネくの貴重な文化財が、広い範囲に分布して
いる。それらを確実に保存管理するためには、適切な整備を進め
、地域住民や来訪者に対し、効果的な情報提供を行うことが重要
である。資産の整備及び活用は、資産の管理者である関係市町村
及び個別資産の所エムゾネ有者が実施しており、文化財の適切な整
備と活用を進めるため、以下の点に留意することが必要である。
(1)文化財の保護富士山の価値を表す貴重な文化財を、確実に
保護するための適切な整備を進める。個別保存管理計画との整合
を図り、保護と活用エムゾネの観点から、地域
233: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 15:57:01.89 ID:R+otnx5v0(183/265)調 AAS
る土石流などが予想されるとともに、数年単位で発生する山体
における雪崩(特に大量の水分を含んだ雪が流動する雪泥流)
や大沢崩れ及びそれに伴う土石流、強風、雨水による浸食など
が考エムゾネえられる。また、富士山を含む駿河湾沿いの地域はM
8クラスの海洋プレート内地震の発生が予測されている。第二
に日本列島の太平洋側における一般的自然災害である台風・大
雨・洪水並びに火災等が予測されている。第三に三保松原に関
しては海岸浸エムゾネ食に伴う高潮などの被害がある。これらにつ
いてそれぞれ以下のような防災対策を講じている。噴火及びそ
れに伴う災害に対しては、気象庁をはじめとする研究・防災機
関が常時観測を行うと同時に、国の富士山ハザードマップ検討
委員会報告書(200エムゾネ4年)に基づき県及び市町村におい
て火山防災計画(ハザードマップ・避難計画)などを策定して
いる。雪崩については、吉田口登山道では馬返より上の登山道
に浸透桝を設け、雨水や雪崩による崩壊を防いでいる。土砂崩
れ・土石流(主に大沢崩れ)にエムゾネついては国が中心となり、
源頭部における水分と土砂の分離、山麓における土石流災害防
止を目的とした遊砂地の設置などを行っている。また、登山道
を管理する県では道流堤を設置し、落石の落下先をコントロー
ルしている。これらの災害は発生自体をエムゾネ防止することは困
難であるため、その被害を最小限にとどめることを対策の骨子
としている。地震に関する対策としては、大規模地震対策特別
措置法(1978年)に基づき、予知を目的とした観測体制、
予知を前提とした非難・警戒体制、防災施設整備エムゾネが行われ
るとともに、東海地震対策大綱(2003)に基づき国・県・
市町村の防災計画が策定されている。台風は1996年9月に
富士山南側の人工林地区(ヒノキ)に風倒の被害(標高110
0〜1200m中心、計1125ha、富士山では
234: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 15:57:46.10 ID:R+otnx5v0(184/265)調 AAS
の活動などとの調和を図る。(2)文化財及び周辺の整備富士山
の文化の特徴や様々な文化財の価値について、年齢国籍を問わず
分かりやすい資料の作成や案内板等の整備を検討する。また、訪
問者への対応や周辺環エムゾネ境の保全に配慮した整備計画の検討
を進める。計画は以下のとおりである。ア富士山山体及び登山道
A(A1〜A9共通)・誘導看板の設置・登山道及びブルドーザ
ー道の整備・破損した石造物の修復・土砂崩落防止柵の整備イ信
仰B1〜B15共通−1エムゾネ20−−121−・継続的な文化
財調査・社殿を始めとする建造物や境内地の修復および保存・解
説板、案内板等の設置・良好な景観の維持・永続的に行われてい
る習俗の継承、保存ウ眺望C三保松原・継続的な植生及び海浜の
調査・解説板、案内板等のエムゾネ設置・良好な景観の維持・永続
的に行われている習俗の継承、保存・病害虫の駆除−122−第
8章保存管理体制の整備と運営1保存管理体制の整備と役割分担
構成資産及び緩衝地帯の確実な保存管理のためには、関係する行
政機関、所有者、地域住民、エムゾネ市民団体などが相互に意思を
疎通し連携を図る組織や、運営体制を整備することが重要である
。効果的かつ確実な保存管理の体制を整備するため、以下の4点
に留意することが必要である。(1)行政機関の連携国・県・市
町の役割を明確にし、相互に連エムゾネ携を図る協力体制を整備す
る。また、一元的な体制整備についての検討も進めるとともに、
関係市町村は、それぞれ保存管理に必要な体制の整備を行ってい
る。山梨県、静岡県においては、関係市町村と緊密に情報交換を
行い、資産の保存管理に関して行エムゾネ政的な助言を行っている
。また、山梨県、静岡県とその関連機関である山梨県埋蔵文化財
センター及び静岡県埋蔵文化財研究所では、それぞれの組織内に
文化財の高度な保存・管理技術を持つ専門職員及び技術者を配置
し、市町村が行う保存管理に対してエムゾネ適
235: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 16:03:40.34 ID:R+otnx5v0(185/265)調 AAS
5haうち国有林620ha)をもたらしたことがあるため、
1997年より静岡県が中心となり、被害地に対して自生種(
ブナ・ミズナラ)の植栽(のべ22・68ha)を実施してい
る。また、風倒による被害を防ぐため人工林における下刈を実
施しエムゾネている。大雨・洪水に関しては堤防・遊水地・砂防堰
堤の建設や河川の改修などにより、大雨時の洪水に対する防止
策を講じている。山火事に対しては、防火帯
236: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 16:04:22.09 ID:R+otnx5v0(186/265)調 AAS
行っている。また、独立行政法人国立文化財機構は、全国の史跡
等における整備活用事業の円滑な推進と専門職員及び技術者の技
術や能力の向上のために、地方公共団体の専門職員を対象として
定期的に研修を開催しており、山梨県エムゾネ・静岡県をはじめ関
係各市町村の職員も当該研修等に積極的に参加して、資産の整備
活用の技術向上に努めている。また、構成資産の保護に関しては
、必要に応じて文化財補助金制度等の財政的、技術的な支援を行
うこととしている。さらに、独立行政法エムゾネ人国立文化財機構
(201年度より国内の大学の研究者及びイコモス会員を含む富
士山世界遺産両県協議会の助言者及び両県協議会も含まれる)の
助言・指導に基づいて行われている保存・管理技術は、高い水準
を維持している。重要文化財、史跡、特別エムゾネ名勝又は名勝、
特別天然記念物又は天然記念物を維持するための措置として簡単
な修理又は復旧を行う場合は、事前の届出に基づき、文化庁が適
切な技術的指導を行っているため、管理技術の水準はきわめて高
く保たれている。文化庁及び環境省においてエムゾネは、山梨県、
静岡県及び関係市町村との緊密な情報交換を基に、資産の保存管
理全般に関して行政的な助言を行うとともに、必要に応じて財政
的・技術的な支援を行うこととしている。同時に、国内の世界遺
産の保存管理に関する情報をはじめ、各国におエムゾネける世界遺
産の保存管理状況などに関する情報の収集及び周知に努めている
。資産の見回りや清掃等の日常的な維持管理については、静岡県
・山梨県教育委員会から嘱託された指導員のほか、地域住民・民
間団体・管理団体が協働して積極的に行っているエムゾネ。表技術
者の資質向上のために行われているおもな研修(2)民間との連
携、住民参加行政機関の連携を図るとともに、構成資産及び緩衝
地帯の確実な保護と活用のためには民間との連携が重要である。
そのため、民間の団体や地域住民が積極的に参加
237: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 16:14:48.00 ID:R+otnx5v0(187/265)調 AAS
富士山(ふじさん、英語:Mount Fuji)は、静岡県
(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡エムゾネ小山町)
と、山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨る活火山であ
る。標高3776.12 m、日本最高峰(剣ヶ峰)の独立峰
で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知ら
れている。数多くの芸術作品の題材とされ芸術面で大きなエムゾネ
影響を与えただけではなく、気候や地層など地質
238: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 16:21:44.89 ID:R+otnx5v0(188/265)調 AAS
な影響を与えている。懸垂曲線の山容を有した玄武岩質成層火
山で構成され、その山体は駿河湾の海岸まで及ぶ。古来霊峰と
され、特に山頂部は浅間大神が鎮座するとされたため、神聖視
されエムゾネた。噴火を沈静化するため律令国家により浅間神社が
祭祀され、浅間信仰が確立された。また、富士山修験道の開祖
とされる富士上人により修験道の霊場としても認識されるよう
になり、登拝が行われるようになった。これら富士信仰は時代
により多様化エムゾネし、村山修験や富士講といった一派を形成す
るに至る。現在、富士山麓周辺には観光名所が多くある他、夏
季シーズンには富士登山が盛んである。日本三名山(三霊山)
、日本百名山、日本の地質百選に選定されている。また、19
36年(昭和11年)エムゾネには富士箱根伊豆国立公園に指定さ
れている。その後、1952年(昭和27年)に特別名勝、2
011年(平成23年)に史跡、さらに2013年(平成25
年)6月22日には関連する文化財群とともに「富士山−信仰
の対象と芸術の源泉」の名で世エムゾネ界文化遺産に登録された。
日本の文化遺産としては13件目である。富士の山とは詠んだ
としても、「ふじやま」という呼称は誤りであり、愛媛県大洲
市柚木にある冨士山(とみすやま)とは字も呼び方も異なる。
富士山についての最も古い記録は『常陸エムゾネ国風土記』におけ
る「福慈岳」という語であると言われている。他にも多くの呼
称が存在し、不二山もしくは不尽山と表記する古文献もある。
また、『竹取物語』における伝説もある。「フジ」という長い
山の斜面を表す大和言葉から転じて富士山と称さエムゾネれたとい
う説もある。近代以降の語源説としては、宣教師・バチェラー
は、名前は「火を噴く山」を意味するアイヌ語の「フンチヌプ
リ」に由来するとの説を提示した。しかし、これは囲炉裏の中
に鎮座する火の姥神を表す「アペフチカムイ」からきた
239: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 16:23:16.75 ID:R+otnx5v0(189/265)調 AAS
富士山(ふじさん、英語:Mount Fuji)は、エムゾネ静岡県
(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と、山梨
県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨る活火山である。標高37
76.12 m、日本最高峰(剣ヶ峰)の独立峰で、その優美な風
貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られエムゾネている。数多く
の芸術作品の題材とされ芸術面で大きな影響を与えただけではなく
、気候や地層など地質学的にも大きな影響を与えている。懸垂曲線
の山容を有した玄武岩質成層火山で構成され、その山体は駿河湾の
海岸まで及ぶ。古来霊峰とされ、特にエムゾネ山頂部は浅間大神が鎮座
するとされたため、神聖視された。噴火を沈静化するため律令国家
により浅間神社が祭祀され、浅間信仰が確立された。また、富士山
修験道の開祖とされる富士上人により修験道の霊場としても認識さ
れるようになり、登拝が行わエムゾネれるようになった。これら富士信
仰は時代により多様化し、村山修験や富士講といった一派を形成す
るに至る。現在、富士山麓周辺には観光名所が多くある他、夏季シ
ーズンには富士登山が盛んである。日本三名山(三霊山)、日本百
名山、日本の地質百エムゾネ選に選定されている。また、1936年(
昭和11年)には富士箱根伊豆国立公園に指定されている。その後
、1952年(昭和27年)に特別名勝、2011年(平成23年
)に史跡、さらに2013年(平成25年)6月22日には関連す
る文化財群エムゾネとともに「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」の名
で世界文化遺産に登録された。日本の文化遺産としては13件目で
ある。富士の山とは詠んだとしても、「ふじやま」という呼称は誤
りであり、愛媛県大洲市柚木にある冨士山(とみすやま)とは字も
呼エムゾネび方も異なる。富士山についての最も古い記録は『常陸国風
土記』における「福慈岳」という語であると言われている。他にも
多くの呼称が存在し、不二山もしくは不尽山と表記する古文献もあ
る。また、『竹取物語』における伝説もある。「フジ」とい
240: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 16:29:02.53 ID:R+otnx5v0(190/265)調 AAS
解であるとの反論がある。その他の語源説として、マレー語説
・マオリ語説・原ポリネシア語説等がある。明確に「富士山」
と表記されるに至るにおいては駿河国富士郡に由来するとする
ものがあり、記録としては都良香の『富士山記』に「山を富士
と名エムゾネづくるは、郡の名に取れるなり」とある。富士山に因
む命名富士山が日本を代表する名峰であることから、日本の各
地に「富士」の付く地名が多数存在している。富士山の麓とし
て静岡県に富士市・富士宮市、富士郡、山梨県に富士吉田市・
富士河口湖町エムゾネ・富士川町があるほか、よくあるものとして
富士山が見える場所を富士見と名づけたり(例:埼玉県富士見
市)、富士山に似ている山(主に成層火山)に「富士」の名を
冠する例(信濃富士など)がある。日本国外に移住した日本人
たちも、居住地付近のエムゾネ山を「○○富士」と呼ぶことがある
。詳細は「富士見」および「富士街道」を参照また、全国各地
には少なくとも、321座を超える数の富士と名の付く山があ
り、それらを郷土富士と呼ぶ。詳細は「郷土富士」を参照なお
、地名以外にも「富士」を冠しエムゾネた名称は多く存在する。詳
細は「フジ」を参照また、異名として芙蓉峰とも言う。詳細は
「芙蓉」を参照地質学上の富士山富士山周辺の地形図富士山の
構造図地質学上の富士山は典型的な成層火山であり、この種の
火山特有の美しい稜線を持つ。現在の富エムゾネ士山の山体は、大
きく分けて下記の4段階の火山活動によって形成されたものだ
と考えられている。先小御岳(せんこみたけ)火山小御岳(こ
みたけ)火山古富士(こふじ)火山新富士(しんふじ)火山こ
の中で先小御岳が最古であり、数十万年前の更新エムゾネ世にでき
た火山である。東京大学地震研究所が2004年4月に行った
ボーリング調査によって、小御岳の下にさらに古い山体がある
ことが判明した。安山岩を主体とするこの第4の
241: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 16:29:47.46 ID:R+otnx5v0(191/265)調 AAS
語説・マオリ語説・原ポリネシア語説等がある。明確に「富士山
」と表記されるに至エムゾネるにおいては駿河国富士郡に由来する
とするものがあり、記録としては都良香の『富士山記』に「山を
富士と名づくるは、郡の名に取れるなり」とある。富士山に因む
命名富士山が日本を代表する名峰であることから、日本の各地に
「富士」の付く地名がエムゾネ多数存在している。富士山の麓とし
て静岡県に富士市・富士宮市、富士郡、山梨県に富士吉田市・富
士河口湖町・富士川町があるほか、よくあるものとして富士山が
見える場所を富士見と名づけたり(例:埼玉県富士見市)、富士
山に似ている山(主に成エムゾネ層火山)に「富士」の名を冠する
例(信濃富士など)がある。日本国外に移住した日本人たちも、
居住地付近の山を「○○富士」と呼ぶことがある。詳細は「富士
見」および「富士街道」を参照また、全国各地には少なくとも、
321座を超える数の富士エムゾネと名の付く山があり、それらを
郷土富士と呼ぶ。詳細は「郷土富士」を参照なお、地名以外にも
「富士」を冠した名称は多く存在する。詳細は「フジ」を参照ま
た、異名として芙蓉峰とも言う。詳細は「芙蓉」を参照地質学上
の富士山富士山周辺の地形図エムゾネ富士山の構造図地質学上の富
士山は典型的な成層火山であり、この種の火山特有の美しい稜線
を持つ。現在の富士山の山体は、大きく分けて下記の4段階の火
山活動によって形成されたものだと考えられている。先小御岳(
せんこみたけ)火山小御岳(こエムゾネみたけ)火山古富士(こふ
じ)火山新富士(しんふじ)火山この中で先小御岳が最古であり
、数十万年前の更新世にできた火山である。東京大学地震研究所
が2004年4月に行ったボーリング調査によって、小御岳の下
にさらに古い山体があることが判エムゾネ明した。安山岩を主体と
するこの第4の山体は「先小御岳」と名付けられた。古富士は8
万年前頃から1万5千年前頃まで噴火を続け、噴出
242: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 16:36:18.38 ID:R+otnx5v0(192/265)調 AAS
御岳」と名付けられた。古富士は8万年前頃から1万5千エムゾネ
年前頃まで噴火を続け、噴出した火山灰が降り積もることで、
標高3,000m弱まで成長した。山頂は宝永火口の北側1〜
2kmのところにあったと考えられている。2009年10月
に、GPSによる富士山の観測で地殻変動が確認された。これ
は1エムゾネ996年4月の観測開始以来初めてのことである。こ
の地殻変動により最大2センチの変化が現れ、富士宮市−富士
吉田市間で約2cm伸びた。これはマグマが蓄積している(活
火山である)現れとされている。プレートの観点からは、ユー
ラシアプレーエムゾネト外縁部で、北アメリカプレート又はオホー
ツクプレートと接するフォッサマグナ(すぐ西に糸魚川静岡構
造線)に南からフィリピン海プレートが沈み込む位置であり(
ほぼ、相模トラフと駿河トラフ及び伊豆・小笠原・マリアナ島
弧を陸上に延長した交エムゾネ点)、3個のプレートの境界域(三
重会合点(英語版))となっている。富士山下で沈み込んでい
るフィリピン海プレートのさらに下に太平洋プレートが沈み込
んでおり、富士山のマグマは、東日本にある島弧火山と同様に
太平洋プレートに由来するものエムゾネである。富士山の火山上の
特徴は、日本列島の陸上で他にない均整のとれた山体であるこ
と、日本の火山のほとんどが安山岩マグマを多く噴出している
のに対し、富士山は玄武岩マグマを多く噴出すること、側火山
が非常に多いことがある。富士山頂山頂エムゾネ火口を上空より山
頂火口山頂には火口(お鉢)がありこれを「大内院」と呼ぶ。
これを囲むようにして8つの峰がありこれを八神峰と呼ぶ。火
口の南西側に最高点の剣ヶ峰があり二等三角点(点名は、富士
山。標高3775.51m2014年4月1日改エムゾネ算)、火
口の北側には二等三角点(点名は、富士白山。標高3756.
23m2014年4月1日改算)が設置されてい
243: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 16:36:59.07 ID:R+otnx5v0(193/265)調 AAS
降り積もることで、標高3,000m弱まで成長した。山頂は宝
永火口の北側1〜2kmのところにエムゾネあったと考えられてい
る。2009年10月に、GPSによる富士山の観測で地殻変動
が確認された。これは1996年4月の観測開始以来初めてのこ
とである。この地殻変動により最大2センチの変化が現れ、富士
宮市−富士吉田市間で約2cm伸びたエムゾネ。これはマグマが蓄
積している(活火山である)現れとされている。プレートの観点
からは、ユーラシアプレート外縁部で、北アメリカプレート又は
オホーツクプレートと接するフォッサマグナ(すぐ西に糸魚川静
岡構造線)に南からフィリピン海プレーエムゾネトが沈み込む位置
であり(ほぼ、相模トラフと駿河トラフ及び伊豆・小笠原・マリ
アナ島弧を陸上に延長した交点)、3個のプレートの境界域(三
重会合点(英語版))となっている。富士山下で沈み込んでいる
フィリピン海プレートのさらに下に太平洋エムゾネプレートが沈み
込んでおり、富士山のマグマは、東日本にある島弧火山と同様に
太平洋プレートに由来するものである。富士山の火山上の特徴は
、日本列島の陸上で他にない均整のとれた山体であること、日本
の火山のほとんどが安山岩マグマを多く噴出エムゾネしているのに
対し、富士山は玄武岩マグマを多く噴出すること、側火山が非常
に多いことがある。富士山頂山頂火口を上空より山頂火口山頂に
は火口(お鉢)がありこれを「大内院」と呼ぶ。これを囲むよう
にして8つの峰がありこれを八神峰と呼ぶ。火エムゾネ口の南西側
に最高点の剣ヶ峰があり二等三角点(点名は、富士山。標高37
75.51m2014年4月1日改算)、火口の北側には二等三
角点(点名は、富士白山。標高3756.23m2014年4月
1日改算)が設置されている。火口の構造は、国エムゾネ土地理院
によると、最深部の標高が3538.7m、火口の深さは約23
7m、山頂火口の直径は780m、火口底の直径は
244: (ワッチョイ 560c-XqOq) 2018/01/26(金) 16:43:04.43 ID:R+otnx5v0(194/265)調 AAS
造は、国土地理院によると、最深部の標高が3538.7m、
火口の深さは約237m、山頂火口の直径は780m、火エムゾネ
口底の直径は130mとある。登山道を除く8合目より上は、
富士宮市にある富士山本宮浅間大社の私有地であるが、県境と
市町村境界は未確定である。2014年1月の富士山世界文化
遺産協議会後の記者会見でも静岡県知事の川勝平太と山梨県知
事のエムゾネ横内正明は県境を定めないことを明言し
245: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 16:43:45.50 ID:R+otnx5v0(195/265)調 AAS
る。登山道を除く8合目より上は、富士宮市にある富士山本宮浅
間大社の私有地であるが、県境と市町村境界は未確エムゾネ定であ
る。2014年1月の富士山世界文化遺産協議会後の記者会見で
も静岡県知事の川勝平太と山梨県知事の横内正明は県境を定めな
いことを明言している。国土地理院がインターネット上で公開し
ている地形図では2013年10月から地図上の地点エムゾネを指
定すると住所、緯度・経度、標高が表示される機能が加わったが
、帰属未確定の地点の場合には近くの帰属が確定している住所が
表示されるという設定になっているため、富士山頂(剣が峰)を
指定すると静岡県富士宮市として表示されることが山梨エムゾネ県
などから指摘され、これを受けて富士山頂の住所表示については
非表示になるよう変更された。宝永山宝永山と宝永噴火口宝永山
(ほうえいざん)は宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生
した側火山(寄生火山)である。富士山南東斜面に位置しエムゾネ
標高は2,693mである。宝永山の西側には巨大な噴火口が開
いている。これらを間近で見ることができる登山コースも整備さ
れている。詳細は「宝永山」を参照富士山と火山活動富士山の噴
火詳細は「富士山の噴火史」を参照最終氷期が終了した約1エムゾ
ネ万1千年前、古富士の山頂の西側で噴火が始まり、溶岩を大量
に噴出した。この溶岩によって、現在の富士山の山体である新富
士が形成された。その後、古富士の山頂が新富士の山頂の東側に
顔を出しているような状態となっていたと見られるが、約2,エム
ゾネ500〜2,800年前、風化が進んだ古富士の山頂部が大
規模な山体崩壊(「御殿場岩なだれ」)を起こして崩壊した。新
富士の山頂から溶岩が噴出していたのは、約1万1千年前〜約8
,000年前の3,000年間と、約4,500年前〜約3,2
エムゾネ00年前の1,300年間と考えられている。山頂部から
の最後の爆発的噴火は2300年前で、これ以降は
246: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 16:50:44.69 ID:R+otnx5v0(196/265)調 AAS
噴火は無いが、長尾山や宝永山などの側火山からの噴火が散発的
に発生している。延暦19年−21年(800年−802年)に
延エムゾネ暦噴火、貞観6年(864年)に青木が原溶岩を噴出し
た貞観大噴火。最後に富士山が噴火したのは宝永4年(1707
年)の宝永大噴火で、噴煙は成層圏まで到達し、江戸では約4c
mの火山灰が降り積もった。また、宝永大噴火によって富士山の
山体エムゾネに宝永山が形成された。その後も火山性
247: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 16:51:32.30 ID:R+otnx5v0(197/265)調 AAS
ないことを明言している。国土地理院がインターネット上で公開し
ている地形図では2013年10月から地図上の地点を指定すると
住所、緯度・経度、標高が表示される機能エムゾネが加わったが、帰属
未確定の地点の場合には近くの帰属が確定している住所が表示され
るという設定になっているため、富士山頂(剣が峰)を指定すると
静岡県富士宮市として表示されることが山梨県などから指摘され、
これを受けて富士山頂の住所表示エムゾネについては非表示になるよう
変更された。宝永山宝永山と宝永噴火口宝永山(ほうえいざん)は
宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生した側火山(寄生火山
)である。富士山南東斜面に位置し標高は2,693mである。宝
永山の西側には巨大な噴エムゾネ火口が開いている。これらを間近で見
ることができる登山コースも整備されている。詳細は「宝永山」を
参照富士山と火山活動富士山の噴火詳細は「富士山の噴火史」を参
照最終氷期が終了した約1万1千年前、古富士の山頂の西側で噴火
が始まり、溶岩エムゾネを大量に噴出した。この溶岩によって、現在の
富士山の山体である新富士が形成された。その後、古富士の山頂が
新富士の山頂の東側に顔を出しているような状態となっていたと見
られるが、約2,500〜2,800年前、風化が進んだ古富士の
山頂部エムゾネが大規模な山体崩壊(「御殿場岩なだれ」)を起こして
崩壊した。新富士の山頂から溶岩が噴出していたのは、約1万1千
年前〜約8,000年前の3,000年間と、約4,500年前〜
約3,200年前の1,300年間と考えられている。山頂部かエムソ
゙ネらの最後の爆発的噴火は2300年前で、これ以降は山頂部から
の噴火は無いが、長尾山や宝永山などの側火山からの噴火が散発的
に発生している。延暦19年−21年(800年−802年)に延
暦噴火、貞観6年(864年)に青木が原溶岩を噴出しエムゾネた貞観
大噴火。最後に富士山が噴火したのは宝永4年(1707年)の宝
永大噴火で、噴煙は成層圏まで到達し、江戸では約4
248: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 16:57:52.30 ID:R+otnx5v0(198/265)調 AAS
が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。噴火の
年代が考証できる最も古い記録は、『続日本紀』に記述されてい
る、天応元年(781年)に富士山より降灰があったくだりであ
る。平エムゾネ安時代初期に成立した『竹取物語』にも、富士山が
作品成立の頃、活動期であったことを窺わせる記述がある。平安
時代の歴史書『日本三代実録』には貞観大噴火の状況が迫力ある
文体で記載され、平安時代中期の『更級日記』には、富士山の噴
気や火映エムゾネ現象を表した描写がある。宝永大噴火についての
記録は、新井白石による『折りたく柴の記』をはじめとした文書
、絵図等により多数残されている。その後も、噴煙や鳴動の記録
は多く残されているが、記述から見て短期間かつ小規模な活動で
終わったもエムゾネのと推測される。宝永大噴火以来300年にわ
たって噴火を起こしていないこともあり、1990年代まで小学
校などでは富士山は休火山と教えられていた。しかし先述の通り
富士山にはいまだ活発な活動が観測されており、また気象庁が休
火山という区エムゾネ分を廃止したことも重なり、現在は活火山に
区分されている。2013年7月20日、産業技術総合研究所は
、1999年から約15年分の踏査データや地質調査データをま
とめ富士火山地質図第2版(Ver.1)として発表し、201
6年には修正加エムゾネ筆が終了した。同時に、溶岩が流れ出す規
模の噴火は過去2000年間に少なくとも43回あったとしてい
る。山体崩壊の発生地震および噴火活動にともなう山体崩壊(岩
屑がんせつなだれ)が発生年代が不明確なものも含めて南西側に
5回、北東側に3エムゾネ回、東側に4回の計12回起きたとされ
ている。また、直下に存在が示唆されている活断層の活動による
マグニチュード7クラスの地震による崩壊も懸念されている。主
な発生歴約2900年前(御殿場泥流):東斜面で大規模(約1
8億立方メートル)エムゾネな山体崩壊が発生し、泥
249: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 16:58:32.02 ID:R+otnx5v0(199/265)調 AAS
体崩壊が発生し、泥流が御殿場周辺から東へは足柄エムゾネ平野へ、南
へは三島周辺を通って駿河湾へ流下、山体崩壊の発生原因は不明。
1331年の元弘地震に伴い発生。1891年濃尾地震に伴い発生
。災害対策火山噴火予知連絡会(気象庁)−富士山のみを限定する
ものではないが、日本の火山活動についてエムゾネの検討を実施する。
状況に応じて見解を発表するが、噴火の日時を特定して発表するこ
とはない。定例会は年3回実施されるが、噴火時には
250: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:05:23.51 ID:R+otnx5v0(200/265)調 AAS
辺から東へは足柄平野へ、南へは三島周辺を通って駿河湾へ流下
、山体崩壊の発生原因は不明。1331年の元弘地震に伴い発生
。1891年濃尾地震に伴い発生。災害対策火山噴火予知連絡会
(気象庁)−富士山のエムゾネみを限定するものではないが、日本
の火山活動についての検討を実施する。状況に応じて見解を発表
するが、噴火の日時を特定して発表することはない。定例会は年
3回実施されるが、噴火時には随時開催される。2000年10
月に富士山の低周波地震エムゾネが増加した際は、ワーキンググル
ープが設置され、富士山に関する基礎データの収集・整理、監視
体制の検討、火山情報発信の方法などが集中的に検討された。富
士山ハザードマップ検討委員会(内閣府防災担当)−噴火時の広
域避難のために必要なハザエムゾネードマップの作成が、検討委員
会を通じて進められている。富士直轄砂防事業(国土交通省)−
大沢崩れを源にして発生する大規模な土石流から、下流の保全対
象を守る砂防事業を実施中。山梨県は2015年6月11日、「
富士山噴火時避難ルートマッエムゾネプ」を作成した。「静岡市市
長の田辺信宏は2016年1月22日の定例記者会見で、市消防
航空隊が2013年、富士山で滑落した登山者を救助中にヘリコ
プターから落下させ、この登山者が死亡した事故を受け、再発防
止策として、市消防局がヘリでエムゾネ救助できる山の高さに32
00メートルと上限を設けたことを明らかにした。」。地殻変動
の観測国の機関(防災科学技術研究所、気象庁、国土地理院、産
業技術総合研究所)及び大学(東京大学地震研究所)などにより
観測が行われている。国土地理院エムゾネ:地磁気観測点が、鹿野
山測地観測所、水沢測地観測所および江刺観測場に設置されてい
る。また、山頂にはGPSの電子基準点。気象庁観測所:地震計
(山頂、御殿場口8合目、吉田口6合目、鳴沢塒塚東、太郎坊)
、傾斜計(太郎坊)、空振計(太郎エムゾネ坊、上井
251: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:13:18.49 ID:R+otnx5v0(201/265)調 AAS
(太郎坊)、望遠カメラ(萩原)防災科学技術研究所:火山活動
可視情報化システム(VIsualizationsystem
forVolcanicActivity)噴出物災害などへの
対策国土交通省、富士砂防事務所:静エムゾネ岡県、山梨県と連携
し火砕流、溶岩流などの火山活動に伴う災害を防ぐための調査・
検討を実施しハザードマップが作成されている。しかし、山体崩
壊を想定したハザードマップは2012年現在未作成である。富
士山と気象気候山頂は最暖月の8月でもエムゾネ平均気温が6℃し
かなく、ケッペンの気候区分では最暖月平均気温が0℃以上10
℃未満のツンドラ気候に分類される。太平洋側の気候のため1月
や2月は乾燥し、3月、4月、5月、6月が最深積雪トップ10
を占める。観測史上最低気温は−38.0エムゾネ℃で最高気温が
−30℃未満の日も過去に数回観測されていて−30℃を上回る
ことがない1日というのは北海道でも例がない。富士山での気象
観測かつて気象庁東京管区気象台が富士山頂剣ヶ峯に設置してい
た気象官署が富士山測候所である。現在は富エムゾネ士山特別地域
気象観測所となっており、自動気象観測装置による気象観測を行
っている。詳細は「富士山測候所」を参照気象現象山体に強風が
吹くと砂が巻き上げられ、周辺の自治体に降ることがある。20
10年12月15日には、神奈川県の西部からエムゾネ南部にかけ
て黒い砂が積もり、その状況から富士山の砂が巻き上げられ、西
風に乗り降り積もったと考えられると報道された。富士山北麓の
一部農地(現在の山梨県富士吉田市など)では、富士山の標高2
600m付近に現れる農鳥(鳥の形に見える残雪エムゾネ)の出現
する時期によって、農作物が豊作になる・凶作となるという言い
伝えがある。富士山では山岳波が発生することもあり墜落事故も
起きている(英国海外航空機空中分解事故など)。富士山麓の自
然環境富士山麓の天然記念物として、「富士山原始エム
252: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 17:14:00.77 ID:R+otnx5v0(202/265)調 AAS
かなく、ケッペンの気候区分では最暖エムゾネ月平均気温が0℃以上1
0℃未満のツンドラ気候に分類される。太平洋側の気候のため1月
や2月は乾燥し、3月、4月、5月、6月が最深積雪トップ10を
占める。観測史上最低気温は−38.0℃で最高気温が−30℃未
満の日も過去に数回観測されエムゾネていて−30℃を上回ることがな
い1日というのは北海道でも例がない。富士山での気象観測かつて
気象庁東京管区気象台が富士山頂剣ヶ峯に設置していた気象官署が
富士山測候所である。現在は富士山特別地域気象観測所となってお
り、自動気象観測装エムゾネ置による気象観測を行っている。詳細は「
富士山測候所」を参照気象現象山体に強風が吹くと砂が巻き上げら
れ、周辺の自治体に降ることがある。2010年12月15日には
、神奈川県の西部から南部にかけて黒い砂が積もり、その状況から
富士山の砂エムゾネが巻き上げられ、西風に乗り降り積もったと考えら
れると報道された。富士山北麓の一部農地(現在の山梨県富士吉田
市など)では、富士山の標高2600m付近に現れる農鳥(鳥の形
に見える残雪)の出現する時期によって、農作物が豊作になる・凶
作エムゾネとなるという言い伝えがある。富士山では山岳波が発生する
こともあり墜落事故も起きている(英国海外航空機空中分解事故な
ど)。富士山麓の自然環境富士山麓の天然記念物として、「富士山
原始林及び青木ヶ原樹海」(天然記念物:1926年2月2エムゾネ4
日指定、2010年3月8日追加指定・名称変更)、「富士風穴」
(天然記念物:1929年12月17日指定)などがある。伏流水
白糸の滝(静岡県)富士山に降った雨や雪は、長い年月をかけ伏流
水として地下水脈を流れ湧き出てくる。最も高い地エムゾネ点から湧き
出す湧水として確認されている例は標高1670m(富士宮口二合
目付近)とされ、その他山麓を帯状に分布している。富士山麓にお
ける湧水の総湧出量は1968年で1日あたり154万立方メート
ル以上だという。しかし、近年湧出量の減エムゾネ少が確
253: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:20:52.44 ID:R+otnx5v0(203/265)調 AAS
青木ヶ原樹海」(天然記念物:1926年2月24日指定、20
10年3月8日追加指定・名称変更)、「富士風穴」(天然記念
物:1929年12月17日指定)などがある。伏流水白糸の滝
(静岡県)富士山に降った雨や雪は、長い年月をかけエムゾネ伏流
水として地下水脈を流れ湧き出てくる。最も高い地点から湧き出
す湧水として確認されている例は標高1670m(富士宮口二合
目付近)とされ、その他山麓を帯状に分布している
254: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 17:21:32.36 ID:R+otnx5v0(204/265)調 AAS
例がある。地域名称南東麓されてい柿田川(日本三大清流)、小浜
池南麓吉原湧泉群西麓湧がってい玉池(特別天然記念物)、白糸の
滝(国指定の名勝及び天然記念物)、猪之頭湧泉群北麓忍野八海(
国指定の天然記念物)またの、一エムゾネ部で駿河湾や富士五湖の西湖
(水深25m付近)で湧出があるとされている。富士山を源とする
伏流水を利用し、周辺地域で製紙業や医薬関連の製造業などの工業
が活発に行われている。また、富士山の伏流水はバナジウムを豊富
に含んでいるため、ミネエムゾネラルウォーターとして瓶詰めされ販売
されている。溶岩洞窟西湖コウモリ穴入口富士山麓周辺には大小1
00以上の溶岩洞窟が形成されている。その中でも総延長2139
mの三ツ池穴(静岡県富士宮市)は溶岩洞窟として日本一の長さを
誇る。また、山エムゾネ麓周辺で最大規模の溶岩洞窟として西湖コウモ
リ穴(山梨県南都留郡富士河口湖町)があり、国の天然記念物に指
定されている。その他、鳴沢氷穴(山梨県南都留郡鳴沢村)も国の
天然記念物に指定されている。植生富士山は標高は高いが、日本の
他の高エムゾネ山に比較すると高山植物などの植生に乏しい。これは富
士山が最終氷期が終了した後に山頂から大規模な噴火が繰り返した
ために山の生態系が破壊され、また独立峰であるため、他の山系か
らの植物の進入も遅れたためである。しかし、宝永山周辺ではいエムソ
゙ネくらか高山植物が見られる。山の上部ではタデ科オンタデ属のオ
ンタデ(御蓼)、山腹ではキク科アザミ属のフジアザミ(富士薊)
が自生している。中部山岳地帯の高山の森林限界の上にはハイマツ
帯が広がっているのが通例であるが、富士山にはハイマエムゾネツ帯は
欠如し、その代替にカラマツ林が広がっている。人間史富士山本宮
浅間大社古代古代より富士山は山岳信仰の対象とされ、富士山を神
体山として、また信仰の対象として考えることなどを指して富士信
仰と言われるようになった。特に富士山の神霊エムゾネとして考えられ
ている浅間大神とコノハナノサクヤビメを主祭神とす
255: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:27:38.86 ID:R+otnx5v0(205/265)調 AAS
おける湧水の総湧出量は1968年で1日あたり154エムゾネ万
立方メートル以上だという。しかし、近年湧出量の減少が確認さ
れている例がある。地域名称南東麓されてい柿田川(日本三大清
流)、小浜池南麓吉原湧泉群西麓湧がってい玉池(特別天然記念
物)、白糸の滝(国指定の名勝及び天然記念物)、猪之頭エムゾネ
湧泉群北麓忍野八海(国指定の天然記念物)またの、一部で駿河
湾や富士五湖の西湖(水深25m付近)で湧出があるとされてい
る。富士山を源とする伏流水を利用し、周辺地域で製紙業や医薬
関連の製造業などの工業が活発に行われている。また、富士エムゾ
ネ山の伏流水はバナジウムを豊富に含んでいるため、ミネラルウ
ォーターとして瓶詰めされ販売されている。溶岩洞窟西湖コウモ
リ穴入口富士山麓周辺には大小100以上の溶岩洞窟が形成され
ている。その中でも総延長2139mの三ツ池穴(静岡県富士エム
ゾネ宮市)は溶岩洞窟として日本一の長さを誇る。また、山麓周
辺で最大規模の溶岩洞窟として西湖コウモリ穴(山梨県南都留郡
富士河口湖町)があり、国の天然記念物に指定されている。その
他、鳴沢氷穴(山梨県南都留郡鳴沢村)も国の天然記念物に指定
エムゾネされている。植生富士山は標高は高いが、日本の他の高山
に比較すると高山植物などの植生に乏しい。これは富士山が最終
氷期が終了した後に山頂から大規模な噴火が繰り返したために山
の生態系が破壊され、また独立峰であるため、他の山系からの植
物エムゾネの進入も遅れたためである。しかし、宝永山周辺ではい
くらか高山植物が見られる。山の上部ではタデ科オンタデ属のオ
ンタデ(御蓼)、山腹ではキク科アザミ属のフジアザミ(富士薊
)が自生している。中部山岳地帯の高山の森林限界の上にはハイ
マツエムゾネ帯が広がっているのが通例であるが、富士山にはハイ
マツ帯は欠如し、その代替にカラマツ林が広がっている。人間史
富士山本宮浅間大社古代古代より富士山は山岳信仰
256: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 17:28:18.94 ID:R+otnx5v0(206/265)調 AAS
社であり全国に存在する。浅間神社の総本宮が麓の富士宮市にある
富士山本宮浅間大社(浅間大社)であり、富士宮市街にある「本宮
」と、富士山頂にある「奥宮」にて富エムゾネ士山の神を祭っている。
詳細は「富士信仰」を参照古代では富士山は駿河国のものであると
する考え方が普遍的であった。これらは「高く貴き駿河なる富士の
高嶺を」(山部赤人『万葉集』)や「富士山は、駿河国に在り。」
「富士山は駿河の国の山で(エムゾネ省略)まっ白な砂の
257: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:35:13.06 ID:R+otnx5v0(207/265)調 AAS
、富士山を神体山として、また信仰の対象として考えることなど
を指しエムゾネて富士信仰と言われるようになった。特に富士山の
神霊として考えられている浅間大神とコノハナノサクヤビメを主
祭神とするのが浅間神社であり全国に存在する。浅間神社の総本
宮が麓の富士宮市にある富士山本宮浅間大社(浅間大社)であり
、富士宮エムゾネ市街にある「本宮」と、富士山頂にある「奥宮」
にて富士山の神を祭っている。詳細は「富士信仰」を参照古代で
は富士山は駿河国のものであるとする考え方が普遍的であった。
これらは「高く貴き駿河なる富士の高嶺を」(山部赤人『万葉集
』)や「富エムゾネ士山は、駿河国に在り。」「富士山は駿河の国
の山で(省略)まっ白な砂の山である」(都良香『富士山記』)
、「駿河の国にあるなる山なむ」(『竹取物語』)など広く見ら
れるものである。しかし「なまよみの甲斐の国うち寄する駿河の
国とこちごちエムゾネの」(「高橋虫麻呂」『万葉集』)のように
駿河国・甲斐国両国を跨ぐ山であるという共有の目線で記された
貴重な例もある。それより後期の時代、イエズス会のジョアン・
ロドリゲスは自著『日本教会史』にて「富士山は駿河国に帰属し
ている」としてエムゾネいるため、帰属は駿河国という関係は継続
されていたと考えられる。登山口は末代上人が開いた登山道を起
源とし、登山道が完成されたそれが最初の登山道と言われる村山
口である。これにより富士修験が成立したとされる。次第に他の
登山道も開削されエムゾネてゆき、大宮・村山口、須山口、須走口
が存在してる。神仏習合は富士山も例外ではなかった。山頂部は
仏の世界と考えられるようになり、特別な意味を持つようになっ
た。遺例としては正嘉3年(1259年)の紀年銘である木造坐
像が古いとされ、こエムゾネれは大日堂(村山)の旧本尊であった
。鎌倉時代の書物である『吾妻鏡』には神仏習合による「富士大
菩薩」や「浅間大菩薩」という呼称が確認されてい
258: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 17:35:55.06 ID:R+otnx5v0(208/265)調 AAS
都良香『富士山記』)、「駿河の国にあるなる山なむ」(『竹取物
語』)など広く見られるものである。しかし「なまよみの甲斐の国
うち寄する駿河の国とこちごちの」(「高橋虫麻呂」『万葉集』)
のように駿河国・甲エムゾネ斐国両国を跨ぐ山であるという共有の目線
で記された貴重な例もある。それより後期の時代、イエズス会のジ
ョアン・ロドリゲスは自著『日本教会史』にて「富士山は駿河国に
帰属している」としているため、帰属は駿河国という関係は継続さ
れていたとエムゾネ考えられる。登山口は末代上人が開いた登山道を起
源とし、登山道が完成されたそれが最初の登山道と言われる村山口
である。これにより富士修験が成立したとされる。次第に他の登山
道も開削されてゆき、大宮・村山口、須山口、須走口が存在してる
。エムゾネ神仏習合は富士山も例外ではなかった。山頂部は仏の世界と
考えられるようになり、特別な意味を持つようになった。遺例とし
ては正嘉3年(1259年)の紀年銘である木造坐像が古いとされ
、これは大日堂(村山)の旧本尊であった。鎌倉時代の書物エムゾネで
ある『吾妻鏡』には神仏習合による「富士大菩薩」や「浅間大菩薩
」という呼称が確認されている。富士山頂の8つの峯(八神峰)を
「八葉」と呼ぶことも神仏習合に由来し、文永年間(1264年−
1275年)の『万葉集註釈』には「いただきに八エムゾネ葉の嶺あり
」とある。その他多くの書物で「八葉」の記述が確認できる。江戸
時代江戸時代になると、徳川家康による庇護の下、本殿などの造営
や内院散銭取得における優先権を得たことを基に江戸幕府より八合
目以上を寄進された経緯で、現在富士山のエムゾネ八合目より上の部分
は登山道・富士山測候所を除き浅間大社の境内となっている。登山
の大衆化と共に村山修験や富士講などの一派が形成され、富士信仰
を発展させていった。富士講の隆盛が見られた18世紀後半以降、
新興宗教として旧来の登山道ではエムゾネ発展できなかったために吉田
口を利用する道者が目立つようになっていたと考えら
259: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:42:13.41 ID:R+otnx5v0(209/265)調 AAS
の8つの峯(八神峰)を「八葉」と呼ぶことも神仏習合に由来し
、文永年間(1264エムゾネ年−1275年)の『万葉集註釈』
には「いただきに八葉の嶺あり」とある。その他多くの書物で「
八葉」の記述が確認できる。江戸時代江戸時代になると、徳川家
康による庇護の下、本殿などの造営や内院散銭取得における優先
権を得たことを基に江戸エムゾネ幕府より八合目以上を寄進された
経緯で、現在富士山の八合目より上の部分は登山道・富士山測候
所を除き浅間大社の境内となっている。登山の大衆化と共に村山
修験や富士講などの一派が形成され、富士信仰を発展させていっ
た。富士講の隆盛が見られエムゾネた18世紀後半以降、新興宗教
として旧来の登山道では発展できなかったために吉田口を利用す
る道者が目立つようになっていたと考えられ、18世紀後半以降
では、他の登山口の合計と同程度であったという。富士参詣の人
々を「道(導)者」といい、エムゾネ例えば『妙法寺記』の明応9
年(1500年)の記録に「此年六月富士導者参事無限、関東乱
ニヨリ須走へ皆導者付也」とある。また、登山における案内者・
先導者を「先達」といい、先達の名が見える道者帳(『公文富士
氏文書』、文中に「永禄6年」エムゾネとあり)などが確認されて
いる。明治以後慶応4年(1868年)に神仏分離令が出される
と、これら神仏習合の形態は大きく崩されることとなる。富士山
中や村山における仏像の取り壊しなどが進んだ。富士山興法寺は
分離され、大日堂は人穴浅間神社エムゾネとなり大棟梁権現社は廃
されるなど改変が進んだ。北口本宮冨士浅間神社では仁王門や護
摩堂などが取り壊されることとなった。仏教的な名称なども改称
され、「八葉」の呼び名も変更された。1883年(明治16年
)に御殿場口登山道が、1906年エムゾネ(明治39年)に新大
宮口が開削された。富士山は平成23年(2011年)2月7日
に国指定文化財である「史跡」に指定された。史跡
260: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:49:12.08 ID:R+otnx5v0(210/265)調 AAS
山は複数の資産から構成され「史跡富士山」として包括されてい
る。指定範囲は静岡県は富士宮市・裾エムゾネ野市・駿東郡小山町
、山梨県は富士吉田市・南都留郡富士河口湖町・鳴沢村である。
このとき富士山八合目以上の山頂部や各社寺、登拝道(登山道)
が指定された。その後富士山本宮浅間大社社有地の一部、人穴富
士講遺跡、各登山道が追加指定された。エムゾネ登山史富士登山の
伝承においては伝説的な部分が多く入り混じってお
261: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 17:49:53.99 ID:R+otnx5v0(211/265)調 AAS
。天智天皇2年663年役小角が県は富、流刑したされた伊豆大島
から毎晩密かに逃げ出し、富エムゾネ士山へ登ったという伝説が残る。
役小角は「富士山開山の祖」ともいわれる。この役小角の登山はマ
ルセル・クルツの『世界登頂年代記』に掲載されており、記録は改
訂されたものの「世界初の登山」という記述がされていた。貞観1
7年875年平安時エムゾネ代の学者である都良香が『富士山記』の中
で山頂火口のさまを記す。山頂には常に沸き立つ火口湖があり、そ
のほとりに虎の姿に似た岩があるなど、実際に見た者でなければ知
りえない描写から、実際に登頂したか、または登頂した者に取材し
たと考えらエムゾネれる。なおこの約10年前には山頂噴火ではないが
有史最大の貞観大噴火があった。久安5年1149年『本朝世紀』
には末代上人が数百回の登山を繰りかえしたとある。回数は一致す
るものかは不明であるが、登山を多く行った人物として知られる。
江エムゾネ戸時代に入ると富士講が盛んになり、多くの参拝者が富士登
山(富士詣)をした。特に江戸後期には講社が多数存在し、富士詣
は地域社会や村落共同体の代参講としての性格を持っていた。最盛
期には吉田口だけで百軒近くの宿坊(山小屋)があった。文エムゾネ政
11年1828年気圧計による高度測定の試みシーボルトの弟子で
ある二宮敬作が登頂し、気圧の変化により高度測定を行った。伊能
忠敬の測量では2603m−3732mとされていたが、この測定
では3794.5mと算出されている。天保3年1エムゾネ832年高
山たつが女性として初登頂。女人禁制が敷かれていた時代である。
嘉永6年1852年松平宗秀(本庄宗秀)が近世大名として初登頂
。富士宮市の有形文化財となっている、造り酒屋の主人が記した「
袖日記」という古記録に宮津藩主松平宗秀エムゾネが富士登山を行った
記録がある。袖日記の6番によると、宗秀は江戸と宮津を参勤交代
で往復しているうちに富士山に登ろうと思い始めたが、参勤交代の
道程は幕府に指定されたルートであり、これを逸脱し
262: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 17:56:50.61 ID:R+otnx5v0(212/265)調 AAS
する。富士山の登山史和暦西暦内容補足推古天皇6年598年平
安時代の甲斐の黒駒伝承には、聖徳太子が神馬に乗り富士山の上
を越えたとする記述がある。諸国からが多エムゾネ献上された数百
匹の中から白い甲斐の烏駒(くろこま)を神馬であると見抜き、
同年9月に太子が試乗すると、馬は天高く飛び上がり東国へ赴き
、富士山を越えて信濃国まで至ると、3日を経て都へ帰還したと
いう。天智天皇2年663年役小角が県は富エムゾネ、流刑したさ
れた伊豆大島から毎晩密かに逃げ出し、富士山へ登ったという伝
説が残る。役小角は「富士山開山の祖」ともいわれる。この役小
角の登山はマルセル・クルツの『世界登頂年代記』に掲載されて
おり、記録は改訂されたものの「世界初の登山エムゾネ」という記
述がされていた。貞観17年875年平安時代の学者である都良
香が『富士山記』の中で山頂火口のさまを記す。山頂には常に沸
き立つ火口湖があり、そのほとりに虎の姿に似た岩があるなど、
実際に見た者でなければ知りえない描写から、実エムゾネ際に登頂
したか、または登頂した者に取材したと考えられる。なおこの約
10年前には山頂噴火ではないが有史最大の貞観大噴火があった
。久安5年1149年『本朝世紀』には末代上人が数百回の登山
を繰りかえしたとある。回数は一致するものかは不エムゾネ明であ
るが、登山を多く行った人物として知られる。江戸時代に入ると
富士講が盛んになり、多くの参拝者が富士登山(富士詣)をした
。特に江戸後期には講社が多数存在し、富士詣は地域社会や村落
共同体の代参講としての性格を持っていた。最盛期にエムゾネは吉
田口だけで百軒近くの宿坊(山小屋)があった。文政11年18
28年気圧計による高度測定の試みシーボルトの弟子である二宮
敬作が登頂し、気圧の変化により高度測定を行った。伊能忠敬の
測量では2603m−3732mとされていたが、このエムゾネ測
定では3794.5mと算出されている。天保3年
263: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 18:03:27.08 ID:R+otnx5v0(213/265)調 AAS
山たつが女性として初登頂。女人禁制が敷かれていた時代である
。嘉永6年1852年松平宗秀(本庄宗秀)が近世大名として初
登頂。富士宮市の有形文化財となっている、造り酒屋の主エムゾネ
人が記した「袖日記」という古記録に宮津藩主松平宗秀が富士登
山を行った記録がある。袖日記の6番によると、宗秀は江戸と宮
津を参勤交代で往復しているうちに富士山に登ろうと思い始めた
が、参勤交代の道程は幕府に指定されたルートであり、これエムゾ
ネを逸脱したコースを通ったり、たとえ社寺参詣であっても寄り
道することは許されないため、富士に登ることを幕府に願い出る
も中々許可が出ず、3年を経て許可を得るも「馬返し」と呼ばれ
る地点までであった。(馬返しというのは一合目よりも下の場エム
ゾネ所であり、登山客はここで馬を下りて山に登るという所)そ
こで宗秀は嘉永6年(1852)6月21日、幕府に内緒で登山
を決意し、明け方から出発して山を登り始め、昼過ぎには頂上に
着いたという。宗秀の富士山登頂は、近世大名が富士登山を行っ
エムゾネた唯一の記録となった。万延元年1860年英国公使オー
ルコックが外国人として初登頂。『古事類苑』にオールコックの
登山についての記録(富士重本が寺社奉行所に提出した届出)が
あり、「英人富士山ヲ測量スルニ就キ、大宮司ヨリ届書寫…廿二
日エムゾネ大雨にて、廿四日晝立、大宮小休、村山泊に相成り、廿
五日快晴致し、不士山六合目へ泊り、廿六日快晴頂上いたし…」
とある。オールコックは7月24日に大宮から村山に入り登山を
行い、26日に登頂した。明治4年1872年女人禁制が解かれ
る。エムゾネ明治時代になると信仰登山は徐々に衰退してゆき、代
わって娯楽やスポーツとしても登られるようになり、欧米の近代
登山技術が取り入れられることになる。明治25年1892年英
国人のウォルター・ウェストンが登頂。翌年にも登頂した。その
後本をエムゾネ出版し富士山などの日本の山々を世界
264: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 18:04:08.40 ID:R+otnx5v0(214/265)調 AAS
近世大名が富士登山を行った唯一の記録となった。万延元年186
0年英国公使オエムゾネールコックが外国人として初登頂。『古事類苑
』にオールコックの登山についての記録(富士重本が寺社奉行所に
提出した届出)があり、「英人富士山ヲ測量スルニ就キ、大宮司ヨ
リ届書寫…廿二日大雨にて、廿四日晝立、大宮小休、村山泊に相成
り、廿エムゾネ五日快晴致し、不士山六合目へ泊り、廿六日快晴頂上い
たし…」とある。オールコックは7月24日に大宮から村山に入り
登山を行い、26日に登頂した。明治4年1872年女人禁制が解
かれる。明治時代になると信仰登山は徐々に衰退してゆき、代わエムソ
゙ネって娯楽やスポーツとしても登られるようになり、欧米の近代登
山技術が取り入れられることになる。明治25年1892年英国人
のウォルター・ウェストンが登頂。翌年にも登頂した。その後本を
出版し富士山などの日本の山々を世界に紹介した。明治エムゾネ28年
1895年野中到が冬季初登頂。2月16日に御殿場口から単独で
登頂。同年10月から12月まで山頂で気象観測を行った。大正1
2年1923年皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)の登山7月26日
の事、須走に赴いてから8合目まで乗馬にて登エムゾネ山後、8合目以
上は徒歩にて登山を行なった。奥宮を参拝し金剛棒に焼印などを行
った後、御殿場口より下山された。大正12年1923年秩父宮雍
仁親王の登山8月20日の夜に御殿場口から登山し、翌朝頂上に到
着。奥宮を参拝後、下山。昭和2年1エムゾネ927年中村テルが冬季
女性初登頂1月1日に御殿場口から登頂、男性2人と共に。昭和6
3年1988年浩宮徳仁親王(当時)の登山。8月1日−2日の登
山で、須走口から八合目を往復した。天候の悪化で登頂は断念され
る。平成20年2008年皇エムゾネ太子徳仁親王が登頂。8月7日に
富士宮口を出発後、御殿場口登山道に入り登頂。富士山を巡る利権
争い山役銭と内院散銭『冨嶽三十六景諸人登山』山麓の各地域には
各登山道があり、特に村山口と大宮口、須走口、須山
265: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 18:24:15.97 ID:R+otnx5v0(215/265)調 AAS
、「河口」と「吉田」は1エムゾネ810年に登山ルートや山役銭
の徴収方法で論争を起こし、「大宮」と「吉田」では薬師堂にお
ける役銭の配分で争っている過去などがある。元禄の争論元禄1
6年(1703年)に散銭や山小屋経営を巡り須走村が富士浅間
神社本宮(浅間大社)を訴えエムゾネた争論が元禄の争論である。
須走村側は東口本宮冨士浅間神社の神主や御師らが、浅間大社の
大宮司富士信安など富士氏らを相手取り寺社奉行に訴え出た。訴
えは三か条であった。1つは浅間大社が吉田村の者に薬師嶽の小
屋掛けを認めたことへの不服、エムゾネ2つ目は浅間大社側が造営
した薬師堂の棟札に「富士本宮が入仏を勤める」という旨の記述
があることを、須走の既得権を犯すものであるというもの、3つ
目は内院の散銭取得における2番拾いは須走側が得るという慣例
となっているとし、それを浅間大エムゾネ社が取得しているという
訴えである。これに対し訴えられた浅間大社側は江戸に赴き、薬
師嶽は須走村の地内ではないこと、薬師堂の入仏については浅間
大社側が造営したものであるので権利は浅間大社にあること、散
銭の2番拾いの慣例は根拠がないとエムゾネいうことを主張した。
それらは第三者に委ねる内済という扱いとなり、その内済にて「
他の者に小屋掛けさせないこと」「薬師堂の入仏は須走村が行う
こと」「内院散銭は一番拾いを大宮と須走で6:4で分け、2番
拾いは須走が得るものとする」というエムゾネ決定となり、以後こ
れらは遵守された。安永の争論安永元年(1772年)に、須走
村が山頂の支配権は同村の支配にあるとして浅間大社を相手とし
て訴えた争論が安永の争論である。またこれをみた浅間大社側の
富士民済も反論を起こした。さらに吉田エムゾネ村と浅間大社とで
支配地域を確定する争論もあったため、ここに大宮・新規参入で
ある吉田と須走の争いの決着が望まれることとなり、勘定奉行な
ども関わる大論争となった。安永8年(1779年
266: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 18:30:42.95 ID:R+otnx5v0(216/265)調 AAS
れることとなった。結論は徳川家康が富士エムゾネ山本宮浅間大社
を信奉していたという幕府側の配慮があり、勘定奉行・町奉行・
寺社奉行のいわゆる三奉行による裁許で、最終的に富士山の8合
目より上は、富士山本宮浅間大社持ちとすることが決定された。
この2者の争論を起因とする裁判により、こエムゾネれまで曖昧で
あった山頂の支配権やその他権利の所在などが、江戸幕府により
明確に定められることとなった。富士山と眺望特別名勝としての
富士山富士山は昭和27年(1952年)10月7日に「名勝」
に指定され、同年11月22日に「特別名勝」エムゾネに指定され
た。山梨県側は富士吉田市・船津村(現・富士河口湖町)・鳴沢
村・中野村(現・山中湖村)の範囲が指定された。静岡県側は御
中道に囲まれる地域全部および富士宮口登山道(富士宮市)と御
殿場口登山道(御殿場市)を挟む標高1,500エムゾネm以上の
地域、またこれと重複しない一合目以上御中道に至る富士宮口登
山道および須走口登山道(小山町)が範囲となっている。富士山
の眺望ウィキメディア・コモンズには、各地点からの富士山の眺
望に関連するカテゴリがあります。富士山への良好エムゾネな眺望
が得られる128景233地点を、国土交通省関東地方整備局が
関東の富士見百景として、2005年(平成17年)に選定した
。羽田空港から西に向かう国内便などでは富士山の上空を通過す
る。その際、機長が富士山を案内するアナウンスをすエムゾネるこ
とが多い。また、新年のご来光を見るための遊覧飛行便も運行さ
れる。富士山の眺望の最遠は2013年現在、和歌山県那智勝浦
町である。那智勝浦の色川富士見峠(妙法山とは別)は、富士山
頂からの距離は322.9キロで、一番遠く最も西にあエムゾネる
とされる。また、眺望の北限は2017年1月16日に福島県川
俣町と飯舘村にまたがる花塚山(標高919m)と日本地図セン
ターにより認定された(富士山からは308kmの
267: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 18:31:23.05 ID:R+otnx5v0(217/265)調 AAS
年(平成17年)に選定した。羽田空港から西に向かう国内便など
では富士山の上空を通過する。その際、機長が富士山を案内するア
ナウンスをすることが多い。また、新年のご来光を見るための遊覧
飛エムゾネ行便も運行される。富士山の眺望の最遠は2013年現在、
和歌山県那智勝浦町である。那智勝浦の色川富士見峠(妙法山とは
別)は、富士山頂からの距離は322.9キロで、一番遠く最も西
にあるとされる。また、眺望の北限は2017年1月16日エムゾネに
福島県川俣町と飯舘村にまたがる花塚山(標高919m)と日本地
図センターにより認定された(富士山からは308kmの距離にあ
る)。南東方向に約271Km離れた八丈島の三原山からも眺望さ
れる。富士山の見える都道府県は、理論上可能とさエムゾネれていた京
都府から2014年に撮影に成功したことにより、20都道府県と
なった。様々な表情の富士山富士山の表情は、見る場所・角度・季
節・時間によって様々に変化する。富士と名が付く、いくつかの姿
がある。画像富士山の姿解説赤富士夏の朝エムゾネ、露出した山肌が朝
焼けにより赤くなった姿。葛飾北斎をはじめとした画家が「赤富士
」を描いた絵画を残した。紅富士雪化粧した富士山が朝日や夕日で
紅色に染まる姿。「モルゲンロート」(ドイツ語Morgenro
t)が用いられる場合がある。逆エムゾネさ富士波立ちが少ない水面に
映る逆さの富士山の光景。D五千円券の裏の図案に、本栖湖の逆さ
富士が使用された。竜ヶ岳(山梨県)から望む日の出時のダイヤモ
ンド富士(2015年12月5日撮影)ダイヤモンド富士太陽が昇
った時又は沈む時、太陽エムゾネが富士山の頂上と重なり、富士山の頂
上付近がダイヤモンドのように光る現象。富士山が見える西又は東
の場所から、年に2回見ることができる。影富士朝日や夕日で富士
山の山容の影が周囲に映し出される風景。富士山登山時に山の上部
から、雲海の上エムゾネに見られる場合がある。笠雲笠雲とレンズ雲を
伴う。富士山の頂上に傘をかぶせた雲がある風景。そ
268: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 18:45:04.31 ID:R+otnx5v0(218/265)調 AAS
ナリ、(中略)南面ヲ表トシ、北面ヲ裏トスレドモ、…〜〜『甲
斐国志』エムゾネ他の資料にも共通した記述がみられ、このように
南麓を表、北麓を裏とする考え方は一般的な認識であったと言え
る。これとは別に「裏富士」という言葉があり、葛飾北斎の『富
嶽百景裏不二』『冨嶽三十六景身延川裏不二』や歌川広重の『不
二三十六景エムゾネ甲斐夢山裏富士』など、作品名に採用されてい
る例がみられる。富士山の文化美術における富士山
269: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 18:45:45.62 ID:R+otnx5v0(219/265)調 AAS
状で緑色に着色された他の山に対して山頂が白く冠雪した状態で描
かれ、特別エムゾネな存在として認識されていた。室町時代の作とされ
る『絹本著色富士曼荼羅図』(富士山本宮浅間大社所蔵、重要文化
財)には富士山とその富士山に登る人々や、禊ぎの場であった浅間
神社や湧玉池が描かれており、当時の様子を思わせるものである。
まエムゾネた、富士山は三峰型富士で描かれている。凱風快晴、葛飾北
斎作江戸時代には明和4年(1767年)に河村岷雪が絵本『百富
士』を出版し、富士図の連作というスタイルを提示した。浮世絵の
ジャンルとして名所絵が確立すると、河村岷雪の影響を受けエムゾネた
葛飾北斎は晩年に錦絵(木版多色摺)による富士図の連作版画『冨
嶽三十六景』(天保元年1831年頃)を出版した。多様な絵画技
法を持つ北斎は大胆な構図や遠近法に加え舶来顔料を活かした藍摺
や点描などの技法を駆使して中でも富士を描き、夏エムゾネの赤富士を
描いた『凱風快晴』や『山下白雨』、荒れ狂う大波と富士を描いた
『神奈川沖浪裏』などが知られる。また、歌川広重も北斎より後の
1850年代に『不二三十六景』『冨士三十六景』を出版した。広
重は甲斐国をはじめ諸国を旅して実地のスエムゾネケッチを重ね作品に
活かしている。『東海道五十三次』でも、富士山を題材にした絵が
多く見られる。北斎、広重らはこれらの連作により、それまで富士
見の好スポットと認識されていなかった地点や、甲斐国側からの裏
富士を画題として開拓していったエムゾネ。工芸品としては本阿弥光悦
が自ら制作した楽焼の茶碗に富士山の風情を見出し、「不二山」と
銘打っている。50銭政府紙幣(1938年発行)岡田紅陽が撮影
した愛鷹山からの富士山がモデル。富士は日本画をはじめ絵画作品
や工芸、写真、デザインエムゾネなどあらゆる美術のモチーフとして扱
われている。日本画においては近代に殖産興業などを通じて富士が
日本を象徴する意匠として位置づけられ美術をはじめ商業デザイン
などに幅広く用いられ、絵画においては伝統を引き継
270: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 18:51:46.78 ID:R+otnx5v0(220/265)調 AAS
例絹本着色富士曼荼羅図狩野元信(伝)峰型富士の例(上図)と
同じ構図の実写富士は、ギャラリーに掲載富士山絵画は平安時代
に歌枕としてエムゾネ詠まれた諸国の名所を描く名所絵の成立とと
もにはじまり、現存する作例はないものの、記録からこの頃には
富士を描いた名所絵屏風の画題として描かれていたと考えられて
いる。現存する最古の富士図は法隆寺献納宝物である延久元年(
1069年)のエムゾネ『聖徳太子絵伝』(東京国立博物館)で、
これは甲斐の黒駒伝承に基づき黒駒に乗った聖徳太子が富士を駆
け上る姿を描いたもので、富士は中国山水画風の山岳図として描
かれている。楽焼白片身変茶碗銘不二山(国宝)鎌倉時代には山
頂が三峰に分かれエムゾネた三峰型富士の描写法が確立し、『伊勢
物語絵巻』『曽我物語富士巻狩図』など物語文学の成立とともに
舞台となる富士が描かれ、富士信仰の成立に伴い礼拝画としての
『富士曼陀羅図』も描かれた。また絵地図などにおいては反弧状
で緑色に着色されたエムゾネ他の山に対して山頂が白く冠雪した状
態で描かれ、特別な存在として認識されていた。室町時代の作と
される『絹本著色富士曼荼羅図』(富士山本宮浅間大社所蔵、重
要文化財)には富士山とその富士山に登る人々や、禊ぎの場であ
った浅間神社や湧玉池エムゾネが描かれており、当時の様子を思わ
せるものである。また、富士山は三峰型富士で描かれている。凱
風快晴、葛飾北斎作江戸時代には明和4年(1767年)に河村
岷雪が絵本『百富士』を出版し、富士図の連作というスタイルを
提示した。浮世絵のジャエムゾネンルとして名所絵が確立すると、
河村岷雪の影響を受けた葛飾北斎は晩年に錦絵(木版多色摺)に
よる富士図の連作版画『冨嶽三十六景』(天保元年1831年頃
)を出版した。多様な絵画技法を持つ北斎は大胆な構図や遠近法
に加え舶来顔料を活かしたエムゾネ藍摺や点描などの技法を駆使し
て中でも富士を描き、夏の赤富士を描いた『凱風快
271: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 18:52:29.51 ID:R+otnx5v0(221/265)調 AAS
視点で描かれたエムゾネ富士山絵画が制作された。また、鉄道・道路網
など交通機関の発達により数多くの文人・画家が避暑地や保養地と
しての富士山麓に滞在し富士を題材とした作品を製作しているが、
富士を描いた風景画などを残している画家として富岡鉄斎、洋画に
おいてエムゾネは和田英作などがいる。富士山をモチーフとした美術品
は当時のヨーロッパでも多く流通しており、このことから富士山も
ヨーロッパで広く知られていた。1893年(明治2
272: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 18:59:02.06 ID:R+otnx5v0(222/265)調 AAS
白雨』、荒れ狂う大波と富士を描いた『神奈川沖浪裏』などが知
られる。また、歌川広重も北斎より後の1850年代に『不二三
十六景』『冨士三十六景』をエムゾネ出版した。広重は甲斐国をは
じめ諸国を旅して実地のスケッチを重ね作品に活かしている。『
東海道五十三次』でも、富士山を題材にした絵が多く見られる。
北斎、広重らはこれらの連作により、それまで富士見の好スポッ
トと認識されていなかった地点エムゾネや、甲斐国側からの裏富士
を画題として開拓していった。工芸品としては本阿弥光悦が自ら
制作した楽焼の茶碗に富士山の風情を見出し、「不二山」と銘打
っている。50銭政府紙幣(1938年発行)岡田紅陽が撮影し
た愛鷹山からの富士山がモデル。エムゾネ富士は日本画をはじめ絵
画作品や工芸、写真、デザインなどあらゆる美術のモチーフとし
て扱われている。日本画においては近代に殖産興業などを通じて
富士が日本を象徴する意匠として位置づけられ美術をはじめ商業
デザインなどに幅広く用いられ、絵エムゾネ画においては伝統を引
き継ぎつつ近代的視点で描かれた富士山絵画が制作された。また
、鉄道・道路網など交通機関の発達により数多くの文人・画家が
避暑地や保養地としての富士山麓に滞在し富士を題材とした作品
を製作しているが、富士を描いた風景エムゾネ画などを残している
画家として富岡鉄斎、洋画においては和田英作などがいる。富士
山をモチーフとした美術品は当時のヨーロッパでも多く流通して
おり、このことから富士山もヨーロッパで広く知られていた。1
893年(明治26年)、日本を旅行しエムゾネていたオーストリ
ア=ハンガリー帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大
公は、日記に次のように書いている。フジサン、フジノヤマ。い
ったい、この日本の象徴――ヨーロッパではふつうフジヤマと呼
ばれる――を知らない者などいるのだろうエムゾネか〜ヨーロッパ
でもっとも好まれる日本工芸のデザインとして漆器
273: (ワッチョイ 560c-CMKN) 2018/01/26(金) 19:05:37.78 ID:R+otnx5v0(223/265)調 AAS
紙、金属などに描かれているから、もう、わたしたちにはお馴染
みだ。〜〜8月15日付戦時下には国家により富士は国体の象徴
として位置づけられ、富士は国家のシンボルエムゾネとして様々に
描かれた。戦後には国体のシンボルとしてのイメージから解放さ
れた「日本のシンボル」として、日本画家の横山大観や片岡球子
らが富士を描いた。また、現代美術の世界ではこれらの伝統的画
題へのアンチテーゼとしてパロディや風刺、アエムゾネイコンとし
て富士を描く傾向も見られる。深田久弥は『日本百名山』の中で
富士山を「小細工を弄しない大きな単純」と評し、「幼童でも富
士の絵は描くが、その真を現わすために画壇の巨匠も手こずって
いる」という。日本画全般の題材として「富士見エムゾネ西行」が
あり、巨大な富士山を豆粒のような人物(僧、西行法師)が見上
げるという構図で、水墨画や彫金でも描かれている。千円札、旧
五千円札のモデルとなった本栖湖からの富士山近代では紙幣や切
手のデザインにも用いられている。富士山が紙幣のエムゾネデザイ
ンに用いられる例は数多くある。古くは1913年発行の50銭
政府紙幣があり、愛鷹山からの富士山でる。その後の1951年
と1969年発行の旧五百円札は大月市の雁ヶ腹摺山からの富士
山を元にしている。1984年発行の旧五千円札と2エムゾネ00
4年発行の千円札は本栖湖の湖畔からの富士山である。富士山を
描写した切手が郵便局から発売された。河口湖、西湖、精進湖、
本栖湖、山中湖(1999年(平成11年))葛飾北斎(199
9年(平成11年))オオマツヨイグサ・山梨県(20エムゾネ0
5年(平成17年))文学における富士山富士山は和歌の歌枕と
してよく取り上げられる。また、『万葉集』の中には、富士山を
詠んだ歌がいくつも収められている。「田子の浦ゆうち出でてみ
れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける」(3.318)エムゾネ
は山部赤人による有名な短歌(反歌)である。また
274: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 19:13:51.92 ID:R+otnx5v0(224/265)調 AAS
、多くの文人や民俗学者が避暑目的などで富士へ訪れるようになり
、新田次郎や草野心平、堀口大學らが富士をテーマにした作品を書
き、山岳文学をはじめ多くの紀行文などに描かれた。富士山麓にエムソ
゙ネ滞在した作家は数多くおり、武田泰淳は富士山麓の精神病院を舞
台とした小説『富士』を書いており、妻の武田百合子も泰淳の死後
に富士山荘での生活の記録を『富士日記』として記している。津島
佑子は山梨県嘱託の地質学者であった母方の石原家をモエムゾネデルに
、富士を望みつつ激動の時代を過ごした一族の物語である『火の山
―山猿記』を記した。また、北麓地域出身の文学者として自然主義
文学者の中村星湖や戦後の在日朝鮮人文学者の李良枝がおり、それ
ぞれ作品の中で富士を描いており、中村星湖はエムゾネ地域文芸の振興
にも務めている。太宰治が昭和14年(1939年)に執筆した小
説『富嶽百景』の一節である「富士には月見草がよく似合ふ」はよ
く知られ、山梨県富士河口湖町の御坂峠にはその碑文が建っている
。直木賞作家である新田次郎は富士山エムゾネ頂測候所に勤務していた
経験をもとに、富士山の強力(ごうりき)の生き様を描いた直木賞
受賞作『強力伝』や『富士山頂』をはじめ数々の富士にまつわる作
品を執筆している。高浜虚子は静岡県富士宮市の沼久保駅で降りた
際、美しい富士山を見て歌をエムゾネ詠んだ。駅前にはその歌碑が建て
られている。「とある停車場富士の裾野で竹の秋/ぬま久保で降り
る子連れ花の姥」富士山と地域振興富士山一帯の宗教施設や避暑、
富士登山を目的とする観光客相手の観光業も活発に行われている。
しかし、富士山麓にエムゾネは温泉地として成立する規模の湯量は湧出
していない。富士山の利用について、静岡県側が自然・文化の保護
を重視するのに対し、山梨県側は伝統的に観光開発を重視しており
、山頂所有権問題、山小屋トイレ問題、マイカー規制問題、世界遺
産登録問題エムゾネ等、過去から現在に至るまでの折々で双方の思惑の
相違が表面化している。富士山と観光富士登山富士登
275: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 19:21:19.36 ID:R+otnx5v0(225/265)調 AAS
知識や経験、装備が不可欠である。一般的には、毎年7月1日の山
開きから9月上旬の山じまいまでの期間、登山が可能である。期間
外エムゾネは、万全な準備をしない者の登山は原則禁止されている。と
くに積雪期・残雪期の登山は自殺行為である。詳細は「富士登山」
を参照その他の観光その優美な姿から、富士山が見える場所は著名
な観光地となっていることが多い。箱根−箱根は富士山が望エムゾネめ
るうえに、東京から近く温泉や歴史・美術館や各種の
276: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 19:27:47.90 ID:R+otnx5v0(226/265)調 AAS
めることもあり、年間を通じて内外の観光客が絶えない。また、夏
は避暑地としても有名である。富士五湖−富士五湖は富士山周辺の
観光地として著名であり、本栖湖の逆さ富士が日本エムゾネ銀行券に採
用されている。白糸の滝−白糸の滝は上流に川は存在せず、富士山
の雪解け水が溶岩断層から湧き出す非常に珍しい形成をしている滝
である。また、音止めの滝と共に日本の滝百選に指定されている。
朝霧高原−朝霧高原は富士山を綺麗に臨むエムゾネスポットとして著名
であり、その自然と広大な土地もあり過去に第13回世界ジャンボ
リーも開催されている。ダイヤモンド富士−ダイヤモンド富士など
がはっきりと拝める田貫湖や山中湖といったスポットも有名で、特
に写真撮影を目的として訪れる観エムゾネ光客もいる。ドライブ−富士
スバルラインや富士山スカイラインなどを利用して、5合目までマ
イカーで上がることができる。シーズン中はマイカー規制の期間が
あり、冬期は閉鎖される。富士山の日(2月23日)2月23日を
「2:ふ・2:じ・3:エムゾネさん」と語呂合わせで読み「富士山の
日」として制定している自治体がある。2001年(平成13年)
山梨県富士河口湖町(当時は河口湖町)にて条例を制定。2002
年(平成14年)山梨県富士吉田市を中心に、山梨県の富士山麓1
0市町村、2恩エムゾネ賜林組合が了承。2009年(平成21年)1
2月21日静岡県議会にて条例を全会一致で可決。同年12月25
日条例を制定。静岡県、山梨県どちらも、富士山は普段の生活に溶
け込み過ぎており、「あって当たり前」の空気のような存在である
。そのエムゾネため「富士山の日」に、各自治体や県内企業などがさま
ざまなイベント等を催し、参加する事など通じて、身近すぎる富士
山を改めて、日本のシンボルとしても名高い名峰として再認識する
機会としている。また併せて富士山の世界遺産登録に向けた動きエムソ
゙ネを地元から活発化したいとの期待も込められている。静岡県教育
委員会で、各市町村に対して2011年(平成23年
277: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 19:34:25.00 ID:R+otnx5v0(227/265)調 AAS
山の日」を学校休業日とするよう要望した。休業日として組み込ん
だ自治体があるなか、麓である富士市教育委員会では「エムゾネ特定日
を学校休業日とすることはなじまない」という理由で、2011年
以降休業日としていない。ただし富士山の日の意義から、学校で学
べる場の提供や、富士山こどもの国の無料開放、図書館や博物館な
どの社会教育施設にも富士山の日にちなんだ事エムゾネ業実施を要請し
ている。なお、富士山の日を最初に宣言したのは、パソコン通信「
NIFTY−Serve」内の「山の展望と地図のフォーラム(F
YAMAP)」で、1996年1月1日にネット上で発表した。富
士山ナンバー静岡運輸支局管内の4市エムゾネ2町と山梨運輸支局管内
の1市2町4村を対象とした、いわゆるご当地ナンバーとして20
08年11月4日から富士山ナンバーの交付が開始された。管轄支
局が二県にまたがるナンバープレートは珍しい。富士山検定「富士
山検定実行委員会」が主催すエムゾネる富士山検定が、富士商工会議所
、富士吉田商工会議所、静岡新聞社・静岡放送、山梨日日新聞社・
山梨放送、NPO法人富士山検定協会の5者により行われている。
地域間交流富士山頂の湧水を琵琶湖へ、琵琶湖の水を富士山頂へ注
ぐ交流が昭和三十二エムゾネ年以降静岡県富士宮市と滋賀県近江八幡市
の間で続けられている。これは「近江の土を掘り富士山を作りその
穴が琵琶湖になった」という伝説からである。富士山頂の湧水を琵
琶湖へ注ぐことを「お水返し」といい、琵琶湖の水を富士山頂へ注
ぐことを「エムゾネお水取り」という。2014年には日本富士山協会
と中華民国山岳協会との間で、富士山と玉山の友好山提携が締結さ
れている。標高3,952メートルの玉山は台湾の日本統治時代に
新高山と呼ばれ、日本の最高峰であった。その他他山の標高玉山(
台エムゾネ湾)−日本統治時代は新高山と呼ばれ、日本最高峰であった
。標高3,952メートル。雪山(台湾)−日本統治時代は次高山
と呼ばれ、日本で2番目に高い山であった。標高3,
278: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 19:41:57.77 ID:R+otnx5v0(228/265)調 AAS
ル。北岳−日本で2番目に高い山。標高3,193メートルエムゾネ。
日和山(仙台市)−日本で最も低い山。標高3メートル。エベレス
ト−世界最高峰。標高8,844メートル。文字この節には、一部
のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Unicode
6.0の絵文字)が含まれています。和文通話表でエムゾネ、「ふ」を
送る際に「富士山のフ」という。文字コードのUnicode6.
0では、携帯電話などで使われていた絵文字も追加されたが、その
中に「MOUNTFUJI」として富士山も含まれている。続けら
れている。これは「近江の土を掘り富士山エムゾネを作りその穴が琵琶
湖になった」という伝説からである。富士山頂の湧水を琵琶湖へ注
ぐことを「お水返し」といい、琵琶湖の水を富士山頂へ注ぐことを
「お水取り」という[82][83]。2014年には日本富士山
協会と中華民国山岳協会との間でエムゾネ、富士山と玉山の友好山提携
が締結されている[84]。標高3,952メートルの玉山は台湾
の日本統治時代に新高山と呼ばれ、日本の最高峰であった。その他
[編集]他山の標高[編集]玉山(台湾)−日本統治時代は新高山
と呼ばれ、日本最高峰でエムゾネあった。標高3,952メートル。雪
山(台湾)−日本統治時代は次高山と呼ばれ、日本で2番目に高い
山であった。標高3,886メートル。北岳−日本で2番目に高い
山。標高3,193メートル。日和山(仙台市)−日本で最も低い
山。標高3メーエムゾネトル。エベレスト−世界最高峰。標高8,84
4メートル。文字[編集]この節には、一部のコンピュータや閲覧
ソフトで表示できない文字(Unicode6.0の絵文字)が含
まれています(詳細)。和文通話表で、「ふ」を送る際に「富士山
のフ」エムゾネという。文字コードのUnicode6.0では、携帯
電話などで使われていた絵文字も追加されたが、その中に「MOU
NTFUJI」として富士山も含まれている。富士山世界文化遺産
平成22年度第1回静岡県学術日本政府が世界遺産一覧表
279: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 19:49:25.04 ID:R+otnx5v0(229/265)調 AAS
゙ネ載を推薦する「富士山」は、東アジアの東端に当たる日本列島の
本州島の中央部、日本の東海地方の東部及び関東地方の西部に位置
する。推薦する資産は17個の構成資産(26個の構成要素(後述
))から成り、現行の行政区分に基づく各構成資産の所エムゾネ在地に
ついては以下に記すとおりである。構成資産所在地No.所在地座
標計測位置緯度経度A静岡県(富士宮市・富士市・裾野市・御殿場
市・小山町)山梨県(富士吉田市・身延町・鳴沢村・
280: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 19:56:56.23 ID:R+otnx5v0(230/265)調 AAS
)県境未確定地富士山(山頂剣ヶ峰)資産範囲エムゾネ及び緩衝地帯の
範囲図資産と緩衝地帯の位置及び範囲を示す図面、並びに資産近傍
における法的保護区分を示す図面は以下のとおりである。f)資産
面積及び緩衝地帯の面積各構成資産の面積及びその緩衝地帯の面積
、資産の総面積及びその緩衝地帯の総エムゾネ面積については、以下に
記すとおりである。構成資産面積:緩衝地帯面積:合計:No.構
成資産の面積(ha)緩衝地帯の面積(ha)合計説明a)資産の
説明1)資産全体の説明富士山は、標高3776mと日本一の高さ
を誇る独立峰である。高度をエムゾネ増すごとに山腹の傾斜が急になる
美しい懸垂曲線を呈し、類まれな優美さを持つ円錐形の山容を有し
た玄武岩質成層火山である。その山体は南の駿河湾の海浜にまで及
び、海面からの実質的な高さは世界的にも有数である。富士山は、
日本列島のほぼ中央エムゾネに位置し、フィリピン海プレート、ユーラ
シアプレート、北アメリカプレートの三つのプレートが会合し、さ
らにその下に東側から巨大な太平洋プレートが沈み込んでいる特異
な地点に存在する。富士山は、新生代第三紀中新世のおもに海底火
山噴出物かエムゾネらなる地層の上に第四紀更新世に造り上げられた先
小御岳火山とそれに重なる小御岳火山を土台として、古富士、さら
にそれを覆う新富士山の4層構造で構成されている。山頂部の火口
はおよそ2200年前を最後に噴火していないが、フィリピン海プ
レエムゾネートが北進しユーラシアプレートを南南東方向から押し続け
ているため割れ目が発生することによって、山頂を通って北北西に
向かう方向にほぼ直線的に側火山が並び、有史以降も火山活動を行
ってきた。富士山が過去に流出した溶岩などの火山噴出物はエムゾネ、
適度な粘度を持つために美しいコニーデ型の山容を形成しながら、
山頂を中心として約15〜20km(最大約30km)の範囲に広
がった。山麓には数多くの風穴・溶岩樹型等の地形が見られ、溶岩
流の末端部では富士山の中腹以上への降水を起源とエムゾ
281: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:03:40.14 ID:R+otnx5v0(231/265)調 AAS
湧水(日量約450〜680万t、現在最大の湧水は日量約100
万tの柿田川)が見られる。富士山北麓ではこれらの湧水や降水を
起源とする湖沼が点在している。上記のような自然的環境を持つ富
士山は、古来自然物、特に山岳に対する信エムゾネ仰の伝統を持ってい
た日本人に畏敬の念を抱かせ、日本における様々な宗教の融合した
信仰の対象とされた。遥拝や山中での修行のみならず、神仏の在所
と考えられた山頂への登山という宗教行為が一般化するとともに、
山体及び山麓周辺に神社などの宗エムゾネ教施設や風穴・湧水といった
自然物・自然現象を起源とする霊地・巡礼地が設けられ、登山のた
めの道や施設及びそれを支援する包括的なシステムが作られた。標
高約2500m付近の森林限界より上方は富士講(富士山信仰の集
団の一つ)信者には「焼エムゾネ山」と呼ばれ、神聖な地域ないし他界
(死後世界)と考えられていた。北麓地域ではさらに、山体を上方
から順に「焼山」(森林限界以上)、「木山」(森林地帯)、「草
山」(草原地帯)と呼び習わし、俗界(「草山」)と死の世界(「
焼山」)を往復エムゾネすることでこの世の罪と穢れを消すという富士
登拝の区分と関連付けていた。森林地帯は神聖な地域の入口の一つ
とされる一方で木材の伐採等生活のために利用される地域でもあっ
た。また、富士山山麓に見られる湧水は登山前に身を清めるために
必須のエムゾネものであり、現代においても柿田川をはじめ各所で「霊
水」として取り扱われている。また、富士山の稜線、冬季に一般的
に見られる雪を戴いた姿、周辺の湖や海岸線などの展望地から眺め
た景観などが時代を超えて多くの人々に神秘的な美しさとして賞エムソ
゙ネ賛され、芸術的な創造意欲を掻き立てた。富士山体のうち、標高
約1500m以上の範囲は、周辺の浅間神社や展望地点から見た可
視領域が重なり合う範囲で、芸術・鑑賞の側面における比重が最も
高い。各登山道における山体の神聖性に関する境界の一エムゾネつであ
る「馬返」(乗馬登山が物理的にも、宗教的観点から
282: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:11:10.31 ID:R+otnx5v0(232/265)調 AAS
る地点)の標高以上の範囲とほぼ一致している。地元住民が、とり
わけこの「馬返」より上を指して「オヤマ」又は「オヤマサマ」と
呼び、富士山の範囲とみなす地域もあった。景エムゾネ観的には山体の
傾斜角の変化率が大きくなり「平野部」と「山体」の境界として認
識され、稜線が優美な曲線を描き絵画などの対象とされることが多
い範囲である。2)資産の構成推薦資産は、日本列島のほぼ中央に
位置する富士山体と、周辺の浅間神社エムゾネや御師住宅、霊地・巡礼
地である風穴・溶岩樹型・湖沼、芸術作品の視点場(又は舞台)と
なった地点から構成される。富士山体の中には山頂信仰遺跡や登山
道などの重要な要素が含まれている。これらの構成資産が一体とな
った推薦資産「富士山」は、エムゾネ山に対する固有の文化的伝統を表
す物証であり、山と人間との精神的な関係を生み出した景観の見本
であるとともに、芸術的作品との関連がある山岳である。表構成資
産/構成要素の分類No.世界遺産条約上の分類遺跡A1山頂信仰
遺跡遺跡A2大宮・エムゾネ村山口登山道遺跡A3須山口登山道遺跡A
4須走口登山道遺跡A5吉田口登山道遺跡A6北口本宮冨士浅間神
社遺跡、記念工作物、建造物A7西湖遺跡A8精進湖遺跡A9本栖
湖遺跡B1遺跡、記念工作物、建造物B2遺跡B3遺跡B4遺跡B
5遺跡B6エムゾネ遺跡B7遺跡、記念工作物、建造物B8建造物B9
遺跡B10遺跡B11遺跡B12遺跡B13遺跡B14遺跡B15
遺跡C遺跡A富士山(富士山体)富士山本宮浅間大社山宮浅間神社
河口湖村山浅間神社須山浅間神社富士浅間神社(須走浅間神社)河
口エムゾネ浅間神社白糸ノ滝三保松原構成資産/構成要素忍野八海船津
胎内樹型吉田胎内樹型人穴富士講遺跡冨士御室浅間神社御師住宅山
中湖673)構成資産の説明富士山(富士山体)・展望地点富士山
には、山頂部に点在する宗教関連施設を始め、信仰登山の支エムゾネ援
施設として機能してきた登山道や山小屋といった宿泊施設、信仰の
証として建てられた石碑などが存在する。推薦範囲は
283: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:18:15.37 ID:R+otnx5v0(233/265)調 AAS
神社や展望地点から見た可視領域が重なり合う範囲で、芸術・鑑賞
の側面における比重が最も高い。特に本栖湖や三保エムゾネ松原は、何
度も紙幣の図柄に採用された写真の撮影地や富士山を描く典型的な
構図に含まれる景勝地であり、主要な展望を供する展望地点である
。また推薦範囲は、山体の神聖性の境界の一つである「馬返」以上
に該当する標高1500m以上の区域でもエムゾネあり、その中でも、
他界(死後世界)と考えられた森林限界より上方、富
284: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:25:54.87 ID:R+otnx5v0(234/265)調 AAS
大社の境内地とされた八合目(登山道を10区間に分割した目安の
一つ。登山道ごとに異なり標高約3200〜3375m)以上と、
山頂に近づくほどより強い神聖性エムゾネを持つと認識されてきた。A
富士山(富士山体)A1山頂信仰遺跡A9本栖湖C三保松原(写真
複数、地図挿入)(改頁)登山道富士山には、麓の浅間神社を起点
として山頂に至る登山道が、複数存在する。12世紀前半から中ご
ろにかけての修行僧末代エムゾネの活動がきっかけになったと考えられ
る大宮・村山口登山道や、六合目から1384年の銘のある掛仏が
出土した須走口登山道などがある。吉田口登山道は、富士講信者の
登山本道とされ、18世紀後半以降、最も多くの道者(他の登山口
の合計と同程度エムゾネ)によって利用された。また、1200年の資
料では、大宮・村山口及び吉田口の外、須山口登山道を挙げて、そ
れ以外には登山道がないと述べられている。登山道沿いには要所要
所に祠や石碑が設置され、随所に小屋や石室が設けられており、富
士独特エムゾネの登拝システムを語る上で、登山道は欠かすことのでき
ない構成要素である。A2大宮・村山口登山道A3須山口登山道A
4須走口登山道A5吉田口登山道(写真複数、地図挿入)(改頁)
浅間神社・御師住宅登山道の起点や周辺地域には浅間神社が建造エムソ
゙ネされた。古くから富士山は遥拝の対象であり、山宮浅間神社など
は古代からの祭祀の形をとどめている。噴火活動の活発化を受け、
律令国家によって9世紀前半に富士山を神体とする浅間神社(後の
富士山本宮浅間大社)が、9世紀後半には北麓にも噴火エムゾネを鎮め
るための神社が祭祀された。11世紀後半の噴火を最後に火山活動
が休止期に入ると、富士山を舞台とする修験の活動が活発化し始め
、修験者の拠点が後に村山浅間神社や冨士御室浅間神社へと発展し
ていった。登拝の大衆化に伴って、須山浅間神エムゾネ社や富士浅間神
社(須走浅間神社)8など、登山口の起点にも浅間神社が建立され
るようになる。なかでも、北口本宮冨士浅間神社は、
285: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:33:02.00 ID:R+otnx5v0(235/265)調 AAS
流行した富士講によって大いに利用された吉田口登山道の起点であ
ったが、その北には、富士講徒の案内エムゾネし、宿泊の世話や祈祷を
行った御師の住宅が今も残されている。B1富士山本宮浅間大社B
2山宮浅間神社B3村山浅間神社B4須山浅間神社B5富士浅間神
社(須走浅間神社)A6北口本宮冨士浅間神社B8御師住宅B6河
口浅間神社B7冨士御室浅間エムゾネ神社(写真複数、地図挿入)(改
頁)霊地・巡礼地となった風穴・溶岩樹型・湧水地・湖沼18世紀
後半から爆発的に流行した富士講の信者は、山頂を目指して富士山
に登るだけでなく、いわばオプショナル・ツアーのごとく周辺の風
穴や湧水地などを巡エムゾネり、巡礼や修行を行っていた。富士講の開
祖とされる長谷川角行は、人穴(富士講遺跡)で修行をし、富士五
湖を始めとした八つの湖沼や白糸ノ滝で水行を行った。後の富士講
徒はこれらの地へ参詣し、開祖に倣って修行を行う者もいた。また
、長谷川角エムゾネ行の八海修行になぞらえ「富士御手洗(みてらし)
元八湖」と唱えられた忍野八海や、彼が北麓の洞穴で浅間明神を祀
ったことにちなんで整備された船津胎内樹型や吉田胎内樹型など、
特定の富士講にとっての霊場・巡礼地となっている資産もある。B
9エムゾネ山中湖B10河口湖A7西湖A8精進湖A9本栖湖B11忍
野八海B12船津胎内樹型B13吉田胎内樹型B14人穴富士講遺
跡B15白糸ノ滝(写真複数、地図挿入)(改頁)A.富士山(富
士山体)説明富士山には、山頂部に点在する宗教関連施設をエムゾネ始
め、信仰登山の支援施設として機能してきた登山道や山小屋といっ
た宿泊施設、信仰の証として建てられた石碑などが存在する。推薦
範囲は、周辺の浅間神社や展望地点から見た可視領域が重なり合う
範囲で、芸術・鑑賞の側面における比重が9最も高エムゾネい。また推
薦範囲は、山体の神聖性の境界の一つである「馬返」以上に該当す
る標高1500m以上の区域でもあり、その中でも、他界(死後世
界)と考えられた森林限界より上方、富士山本宮浅間
286: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:40:36.26 ID:R+otnx5v0(236/265)調 AAS
とされた八合目(登山道を10区間に分割エムゾネした目安の一つ。登
山道ごとに異なり標高約3200〜3375m)以上と、山頂に近
づくほどより強い神聖性を持つと認識されてきた。八合目以上は、
1779年以降、富士山本宮浅間大社の境内地とされたが、この理
由は八合目の標高とほぼ一致するエムゾネ噴火口(「内院」と呼び宗教
的に意義付けられている)の底部に浅間大神が鎮座するとの信仰に
基づく。標高約2500m付近の森林限界より上方は富士講信者(
富士山信仰の集団の一つ)には「焼山」と呼ばれ、神聖な地域ない
し他界(死後世界)と考エムゾネえられていた。ほぼこの境域に沿い、
富士山体を一周する「御中道」が15〜16世紀ごろに富士講の祖
とされる長谷川角行によって開かれたとされ(1561年及び15
80年とされる)、その後「大沢崩れ」という危険箇所を通るため
富士講信者によエムゾネり修行の道として利用された。構成資産範囲内
には、山頂信仰遺跡や登山道といった、富士山の顕著な普遍的価値
を語る上で重要な役割を担う、次のような構成要素が存在する。A
1.山頂信仰遺跡富士山山頂部には、火口壁に沿っていくつかの神
社などエムゾネ、宗教関連施設が所在する。富士山への信仰登山が開始
されると、修験道の影響を受け山頂部において寺院の造営や仏像等
の奉納がおこなわれるとともに、山頂部での宗教行為が体系化され
ていった。道者は山頂周辺において「御来迎(仏の来迎と見なさエムソ
゙ネれたブロッケン現象)」(のち「御来光(日の出)」)を拝み、
内院(噴火口)に鎮座するとされる神仏(大日如来が本地仏とされ
た浅間大神ないし浅間大菩薩)を拝し、火口壁にいくつかあるピー
クを仏教の曼荼羅における仏の世界に擬して巡拝する「エムゾネお鉢め
ぐり(八葉めぐり)」と呼ばれる行為を行なうことが一般的であっ
た。山頂の宗教的施設は、12世紀中ごろ修行僧末代により建立さ
れた施設(後の大日堂)が最初とされ、その後、経典(12世紀末
〜13世紀前半と推定されるものが最古)・懸エムゾネ仏
287: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:47:36.00 ID:R+otnx5v0(237/265)調 AAS
の銘のあるものが最古)・仏像等(1302年の銘があるものが最
古)の山頂部への奉納・埋納や内院への散銭が行われた。また、遅
くとも17世紀には、大宮・村山口山頂部に大日堂(現在は富士山
本宮奥宮が所在)が、吉田・須走口山エムゾネ頂部に薬師堂(現在の久
須志神社)が造営された。1874年、山頂の仏教的施設及び仏像
は廃仏毀釈の影響によって撤去され、ピークの名称も変更され、寺
院は神社に改変された。しかし、山頂部に対する信仰
288: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 20:54:30.96 ID:R+otnx5v0(238/265)調 AAS
ることなく、上記の行為は現エムゾネ代の登山者の多くが行っており、
これらを通じて富士信仰の核心が現代に受け継がれている。A2.
大宮・村山口登山道富士山南西麓の浅間大社を起点とし、村山浅間
神社を経て山頂南側に至る登山道である。12世紀前半から中ごろ
の、修行僧末代の活エムゾネ動により、富士山南麓における登山が本格
的に開始されたとされ、14世紀初めには修験者による組織的登山
が始まったとされる。15世紀以降19世紀後半まで、「村山三坊
」と呼ばれた3軒の有力宿坊が村山浅間神社(興法寺)と登山道の
管理を行うエムゾネとともに所属の修験者が登山道等を利用して修行を
行った。また、一般人の信仰登山(以下これを行う者を「道者」と
言う。)も開始され、その様子は16世紀の作とされる「絹本著色
富士曼荼羅図」に描かれている。道者の数は18世紀後半から19
世エムゾネ紀初頭の宿坊(大鏡坊のみ)の記録より、御縁年で2,00
0人前後、平年で数百名程度と推測できる。また1860年、初の
外国人登山を行った英国公使オールコックがこの登山道を利用した
。101889年、鉄道(東海道線)の開通による御殿場口エムゾネ利
用者の増加により衰退し、これへの対策として1906年、村山を
経由しない新道が建設されたため、大宮から現在の六合目(標高2
600m)までは登山道としての機能を失った。この区間は一部除
き登山道跡の推定は困難な状態である。現在は19エムゾネ70年に標
高2400m地点まで開通した自動車道を利用しての登山が行われ
ている。(推薦範囲は六合目以上である。)A3.須山口登山道富
士山南東麓、須山浅間神社を起点とし、山頂南東部に至る登山道で
ある。その起源は明確ではないが、文字資エムゾネ料の中で1486年
にその存在が確認できる。登山道および山頂部銀明水は須山浅間神
社及びその所在地の須山村(現裾野市須山)により管理されていた
。また、登山道のいくつかの宗教施設は村山の修験者の行場(参拝
所)としても使用された。道者にエムゾネついては詳しい
289: (ワッチョイ 560c-9lb2) 2018/01/26(金) 21:01:21.78 ID:R+otnx5v0(239/265)調 AAS
いないが、1800年(御縁年:富士山出現伝説に由来する60年
に1回の記念の年)に約5,400人、1840年代前半は年平均
約1,700人、1860年(御縁年)は約3,600人であった
。1883年、須山口二エムゾネ合八勺(標高2050m)に接続する
御殿場口登山道が開削され、1889年、東海道本線開通による御
殿場口利便性の向上は須山口よりの道者を奪い、さらに1912年
、一部が陸軍演習場となり使用不可能となったため、須山口からの
登拝(登山)はエムゾネ衰退し現在に至っている。二合八勺以下の登山
道で当時の道が確認できる部分は一部のみである。(資産範囲は現
在「御殿場口」の名称で使用されている二合八勺以上の部分及び遊
歩道として整備された旧須山口の一部である)A4.須走口登山道
富士山エムゾネ東麓の冨士浅間神社を起点とし、八合目で吉田口登山道
と合流し山頂東部に至る登山道である。その起源は明確ではないが
、六合目からは1384年の銘のある掛仏が出土しており、文字資
料では1500年にその存在を確認できる。登山道は遅くとも1エムソ
゙ネ7世紀までに、冨士浅間神社及びその所在地の須走村が登山道の
山頂部までを支配し、散銭取得権の一部などを得ていた。山頂部の
権利については富士山本宮浅間大社と争いになり、須走村は18世
紀(1703年と1772年)、幕府に裁定を求め、権エムゾネ利は幕
府によって認められた。1707年の宝永噴火の際、これらの施設
及び冨士浅間神社、須走村は噴砂に覆われ壊滅したが、江戸幕府の
支援を受け翌年には復興を完了し、多くの道者を集めた。18世紀
後半、他の霊場とセットにされた参詣の流行でエムゾネ道者数は年平均
約1万人、1800年の御縁年に23,700人とピークを迎えた
。1959年、バス道路の完成により、新五合目(標高約2000
m)以下の登山道の利用はほとんどなくなり、一部道としての確認
ができない区間がある。(推薦範囲はエムゾネ現在も利用されている新
五合目以上である。)A5.吉田口登山道北口本宮冨
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 77 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ
ぬこの手 ぬこTOP 0.167s*