[過去ログ] 中流のアメリカ人を辛口に描いた映画 (179レス)
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(7): 2005/07/01(金) 03:04:50 ID:73rhv02r(1/12)調 AAS
 略して「中辛映画」。

 最近だと「アメリカン・ビューティ」
「アイス・ストーム」(アン・リー監督)など。

 中流と言っても、アッパーミドルの場合が多い。

 一つのジャンルとして認められてもいいくらいには、
この手の映画は多く作られていると思うのだが。

 源流はマイク・ニコルズ監督の
「バージニア・ウルフなんかこわくない」「卒業」あたりにあると
思う。

 このスレの目標。「中辛映画」というジャンル名が、世間に定着
して、レンタル店の棚の分類に使われるくらいになること。
2
(1): 2005/07/01(金) 05:50:20 ID:g0T8LC+o(1)調 AAS
ハーモニー・コリンが関わった映画はどうだ
3
(1): 2005/07/01(金) 07:09:31 ID:0PGmfXhD(1/2)調 AAS
Shall We ダンス? は中流家庭。
見てないが、アメリカ版の主人公は成功した弁護士という設定だから中流以上だな。
4: 2005/07/01(金) 09:46:29 ID:73rhv02r(2/12)調 AAS
>>2
「ガンモ」しか見てないけど、あれはそうかも。
でも、アレは中流って言っても、アッパーミドル(中流の上の方)って感じ
じゃないですね。
どっちかっていうと、貧乏な方の中流。
 でも、あの映画は映像的に、パステルカラーっていうか、中間色を多用した
配色をしてるところが、雰囲気的には、>>1に挙げた映画群に通ずるところが
ある。
5: 2005/07/01(金) 10:14:15 ID:73rhv02r(3/12)調 AAS
>>3
 邦画版の方は、辛口というより「ほのぼの」系ですね。
アメリカ版はどうかな。私も未見だけど。

>>成功した弁護士という設定だから中流以上だな。

 R・ギア演じる弁護士は、遺産相続を専門とする弁護士という設定
だと、何かの雑誌で読んだ覚えがある。つまり民事系の弁護士。
そういうのは、ここでいう中流に入れてもいいんですよ。そういう人は
多分アメリカではアッパーミドルくらいの感じじゃないかな。

 あの映画の脚本を書いたのは、オードリー・ウェルズといって
「写真家の女たち」(サラ・ポーリー主演)を撮った人なんだけど、
「写真家の〜」は、ヒロインの家族の描き方が
やっぱり辛口ていうかシニカルで、このスレ向きかな、と思った。
あの映画でも、かなりエリートの方の家族だったけど。

 中流っていうのは、必ずしも経済的な意味で言ってるんじゃなくて、
ドラマチックではないような職業の人(と、その家族)という意味合い
も含まれています。
6
(1): 2005/07/01(金) 10:30:39 ID:73rhv02r(4/12)調 AAS
「アップルゲイツ」(マイケル・レーマン監督)が、割と典型的かな。

 同じ監督が撮った「へザース ベロニカの熱い日」も、
もちろん青春映画という面もあるんだけど、
チアリーダーとフットボール部員たちが威張っているハイスクール生活を、
ヒロイン(ウィノナ・ライダー)が冷ややかな目で見ている 
あの感じが、まさに「中辛映画」なんですよ。
7: 2005/07/01(金) 11:08:38 ID:T+tOAOU0(1)調 AAS
アメリカンビューティって辛口だったと思うが、アッパーミドルじゃないよな。
もっと下の感じ。
でも、ベビーブーマー世代が、戦後のアメリカの「発展」を反省するみたいな
気持ちが感じられて面白かったなあ。
8
(1): 2005/07/01(金) 12:38:26 ID:0PGmfXhD(2/2)調 AAS
アタシがあんたくらいの歳のころにはデュプレックス住まいだったのよっ!!
みたいなね。
9
(1): 2005/07/01(金) 12:51:11 ID:rzYChYss(1)調 AAS
ゴーストワールドとかマグノリアはどう?
10
(1): 2005/07/01(金) 13:33:41 ID:/zjGn7eS(1)調 AAS
『ファイトクラブ』とか、『アメリカン・サイコ』とかも考えられる。

アメリカで一時期流行った「ジェネレーションX」の映画というか。
11: 2005/07/01(金) 13:54:42 ID:LIgEonp/(1)調 AAS
>>8
そう、そこ。
12: 2005/07/01(金) 15:07:56 ID:73rhv02r(5/12)調 AAS
>>9
 そう。「ゴーストワールド」や「マグノリア」も、頭に真っ先に浮かんだん
ですよね。
 あれも、映像の配色が中間色っぽい。「中流」と「中間色」で掛けたわけ
じゃないんだけど、なんとなくこの手の映画はああいう色合いが似合うと
思うんですよ。
 あと、「マグノリア」の歌(エイミー・マン)みたいな、
気だるい声とか。ノンビブラートって言うんですか、コブシを入れない
歌い方。
「マグノリア」は、舞台となる一日の天気が、曇天模様で、雨が降りそうで
降らない(最後はトンデモない物が降ってくるんだけどw)という感じだった。
ああいう雰囲気もこの手の映画になぜか会うんですよね。
13: 2005/07/01(金) 15:21:08 ID:73rhv02r(6/12)調 AAS
>>10
「ファイトクラブ」と「アメリカンサイコ」は残念ながら未見です。
 でも、なんか暴力沙汰とか殺人事件とか、凄い事が起こりそうな感じが
するでしょう。
 >>1で挙げた映画群は、仮に人が死んだりしても、その描き方が淡白って
いうか、アッサリしてるような気がするんですよ。
その辺も「中辛映画」の特徴かな。

「ジェネレーションX」の映画っていうと「リアリティ・バイツ」とかかな。
14: 2005/07/01(金) 15:30:23 ID:73rhv02r(7/12)調 AAS
 アッパーミドルうんぬんは、まあ、それ程こだわらなくてもいいですよ。
皆さんが考える「中流」ってことで。

 アレクサンダー・ペイン(ベイン?)監督の
「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」
「アバウト・シュミット」
 も、ここに入るかな。
15
(1): 2005/07/01(金) 15:52:19 ID:NN6hLRN4(1)調 AAS
辛口かどうか微妙だが

「スローター・ハウス5」
16: 2005/07/01(金) 16:29:12 ID:73rhv02r(8/12)調 AAS
>>15
 なるほど。
あれはSFであり反戦映画という面もあるけど、
戦場以外の部分は、まさに、このスレ向きですね。
 太った奥さんとか、更生した元不良の息子とかに対する
主人公(ビリー・ピルグリム?)の冷ややかな視線が、「辛口」だと思います。

 同じジョージ・ロイ・ヒル監督の「ガープの世界」も、
やや登場人物がエキセントリックですが、このスレ向きと思います。
17: 2005/07/01(金) 16:31:33 ID:s8rGx1HA(1)調 AAS
スピの宇宙戦争
割と辛口だったぞ
もちろん、それが作品のメインテーマではないが。
18: 2005/07/01(金) 16:41:12 ID:73rhv02r(9/12)調 AAS
「スピ」ってスピルバーグのことですか?
「宇宙戦争」って見たことないんですよ。
でも、「スローターハウス5」みたいにSF仕立ての映画もありうるとしたら、
そうなのかもしれませんね。
「スローター〜」みたいにSFを隠喩として使っている映画なのかもしれない。
19: 2005/07/01(金) 18:46:11 ID:73rhv02r(10/12)調 AAS
 スピルバーグといえば「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は
母の不倫があったりして、背景的にはこのスレ向きかな。
20
(1): 2005/07/01(金) 18:46:42 ID:LjOnbVqg(1)調 BE AAS
カンパニー
21
(2): 2005/07/01(金) 20:11:26 ID:C3e28bpd(1)調 AAS
「16歳の合衆国」「アリスの恋」「エドTV」「ビッグ・リボウスキ」「バーバー」
「天才マックスの世界」「ドニー・ダーコ」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ケン・パーク」
あとアメリカじゃないけど「ほえる犬は噛まない」
22: 2005/07/01(金) 20:26:12 ID:73rhv02r(11/12)調 AAS
>>20
 「カンパニー」って調べてみたけど分からなかった。略称かな?

>>21
「天才マックスの世界」の監督ウェス・アンダーソンもわりと
そういう世界を意識して描いてますよね。
「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」も、天才奇人家族の話だけど、
テイストとしては「中辛映画」っぽい。既出の「ガープの〜」と同じ
原作者アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」との類似性が
よく言われるし。
23: 2005/07/01(金) 20:37:35 ID:73rhv02r(12/12)調 AAS
>>21
 (アメリカじゃないけど)「ほえる犬は噛まない」も、
 このスレ向きですね。ああいう感覚、好きですね。
 日本だと、「家族ゲーム」がそうかな。
 台湾のエドワード・ヤンのいくつかの作品も、当てはまるかな。
24: 2005/07/01(金) 23:22:50 ID:Ap3ZLNx1(1)調 AAS
はぁ・・・
韓流のつぎは中流かよ
いいかげんにしてくれ
25: 2005/07/02(土) 00:10:02 ID:qdOffAhx(1/5)調 AAS
トッド・ソロンズ監督「ハピネス」
26
(1): 2005/07/02(土) 05:47:52 ID:hw5+PNK8(1)調 AAS
「泳ぐひと」
リメイクの予定あり
27: 2005/07/02(土) 07:45:22 ID:qdOffAhx(2/5)調 AAS
>>26
「泳ぐひと」っていうのはこの前見たけど、
1968年くらいに製作された作品だった。
あの時代にああいう実験的な作品が作られたのはビックリ。
28
(1): 2005/07/02(土) 08:13:40 ID:4jFt3WwV(1)調 AAS
それにしてもアイスストームは暗いよな…。

あとスクリーム三部作とかは?
ちょっと毛色違う?
ホラー系もけっこう背景としてそういう要素入ってるよね
29: 2005/07/02(土) 08:31:25 ID:qdOffAhx(3/5)調 AAS
レッドフォードの「普通の人々」
ブラックユーモアやシニカルな笑いはないが、視点がヒンヤリしていた。
30
(1): 2005/07/02(土) 13:24:46 ID:KS3ZrWuB(1)調 AAS
キングの小説が原作になってるやつは
中流テイスト濃厚なのが多い
31: 2005/07/02(土) 14:58:48 ID:Ygn+OvKv(1)調 AAS
「ハピネス」って映画の中にもアッパーミドルの家族がでてくる話があったよ。
32: 2005/07/02(土) 17:18:16 ID:qdOffAhx(4/5)調 AAS
「ショート・カッツ」

 勤務医夫妻から、トム・ウェイツの庶民的なオッサンまで、
あらゆるタイプの「中流な人」が出てきて、しかも辛口。
33: 2005/07/02(土) 18:16:51 ID:alTLOUST(1)調 AAS
「アメリカン・ビューティ」の主人公の原型は「アレンジメント」の
カーク・ダグラスじゃないかと思う。
ダグラスがキム・ノヴァクと不倫する「逢う時はいつも他人」は、
当人たちは本気だという描き方で、ウォルター・マッソー扮する隣人のみが
辛口で否定的に描かれていた。
「アレンジメント」になると、主人公も妻も突き放した描写で辛口だったように
覚えている。
34: 2005/07/02(土) 18:26:33 ID:qdOffAhx(5/5)調 AAS
>33
この手の映画は不倫が多いですよね。「アイス・ストーム」もそうだったし。
35: 2005/07/03(日) 00:23:01 ID:EyfZ2Zjn(1/9)調 AAS
ストーリーテリング
  (フィクション/ノンフィクション)
36: 2005/07/03(日) 00:55:55 ID:YG2FhCHT(1)調 AAS
1で挙がってる2作品のケビン同士が共演した「隣人」はどう?
サスペンス映画としては甘いけど、中流の描き方は辛口だったと思う。
スワッピングの提案に応じてしまうモラルの低下が描かれていた。
37: 2005/07/03(日) 02:43:10 ID:EyfZ2Zjn(2/9)調 AAS
>36
 SWとか、不倫とか、そういうの多いよね、このタイプの映画って。
「パートナーが交換可能である」っていうようなことが言いたいのかな。

(SWとは、スター・ウォーズのことではありません)
38
(1): 2005/07/03(日) 11:00:31 ID:i/i5qzt3(1)調 AAS
合図ワイドシャットってどう?あんまり真剣に見なかったけど。
中流が頑張って上流目指してますみたいなかんじだったかな。
39
(2): 2005/07/03(日) 12:48:23 ID:pCEt042w(1)調 AAS
アメリカンスプレンダーもそうかね
40
(1): 2005/07/03(日) 15:54:59 ID:y5fl0wyl(1)調 AAS
不倫をとりあげるのは、要するに退廃してると言いたいんじゃないでしょうか。

「卒業」に近い感じで「シャンプー」というのもありますね。
中流の人たちから見ると使用人にすぎない美容師を主人公にして中流を諷刺してます。
41
(1): 2005/07/03(日) 15:56:19 ID:EyfZ2Zjn(3/9)調 AAS
「アイズ・ワイド・シャット」も、テーマとかストーリーはまさにこのスレ向き。
トム・クルーズの医者も、住居とか見ても凄い金持ちって感じじゃないですしね。
 ただ、パーティとかの映像が豪華すぎる感じがした。
あとニューヨークの都心の方が舞台になっているように見えた。
NYに住んでるってだけで、なんかタダ者じゃないぞ、って感じがしちゃう
のは、私だけですかね。
「中流を辛口に描いた映画」には、都心より郊外、
ニューヨークより中西部とかが なんとなく似合いそうですね。
(『普通の人々』は確かシカゴ郊外が舞台だった)
42: 2005/07/03(日) 16:00:40 ID:ukH4xJh1(1)調 AAS
そんな話なら、ニコラスケイジの「天使がくれた時間」が思い浮かぶが、
あんまり皮肉な感じではなかったか。
43: 2005/07/03(日) 16:16:38 ID:EyfZ2Zjn(4/9)調 AAS
 >>41のレスは、>>38氏に対して。

>>39 
「アメリカン・スプレンダー」は未見ですけど、DVDのジャケットとか
見た感じで「もしかしたらそうかな?」と思っていました。
 主演のポール・ジアマッティは、トッド・ソロンズとかアレクサンダー・
ペインとかの「中辛」監督の映画に、出てるみたいですね。
44: 2005/07/03(日) 17:14:28 ID:EyfZ2Zjn(5/9)調 AAS
>>40
「シャンプー」に出てくる、有閑マダムとその娘は、
「卒業」のミセス・ロビンソンとその娘に、なんか似てますね。
45: 2005/07/03(日) 17:29:45 ID:EyfZ2Zjn(6/9)調 AAS
>>28
「スクリーム」は未見ですが、高校生が出てくる話のようなので、
きっと「へザース」>>6 みたいな背景の映画なのでしょうね。
46: 2005/07/03(日) 17:37:58 ID:4q6J9te2(1)調 AAS
「痩せる男」 は駄目かに?

ホラー映画だが、主人公を取り巻く環境は
ある種の問題を内包した中流家庭そのもの。

ジプシーとの対比でそれが一層はっきり。
47: 2005/07/03(日) 17:47:33 ID:EyfZ2Zjn(7/9)調 AAS
>>30
 キング原作の映画に出てくる少年たちは、
「スタンド・バイ・ミー」の作家の少年時代の子にしても、
「シャイニング」の坊やにしても、
ピーナツ系(スヌーピーが出てくる漫画みたい)ですね。

 チャーリー・ブラウンとかライナスみたいに、子供なんだけど必ずしも
元気溌剌としてない、どこか憂いを秘めてる感じがする。アメリカの
中流の子供たちには、そういうイメージがありますね。ああいう子たちが
大人になって繰り広げるドラマが、このスレに挙げられている映画群と
いう気がします。
48: 2005/07/03(日) 22:47:38 ID:EyfZ2Zjn(8/9)調 AAS
「カラー・オブ・ハート」

 白黒のホームドラマの世界に、現実の人間が紛れ込む。
 色が付いた登場人物は、文字通り、色気づく。
 毒気は薄いが、建前の中流社会が「白黒の世界」で、実像が色づいた社会
 という感じ。
 既出の「アイス・ストーム」&「ハイスクール白書」と、出演者がカブって
 いる。
49
(1): 2005/07/03(日) 22:52:08 ID:+EeuibDr(1)調 AAS
ポール・ジアマッティ好きだ。
50: 2005/07/03(日) 23:00:40 ID:EyfZ2Zjn(9/9)調 AAS
>>49
 日本の俳優さんで、似てる人いますね。名前、何て言ったかな。
51: 2005/07/04(月) 04:11:16 ID:9YIqOvEf(1)調 AAS
アメリカ中流家庭というと「未知との遭遇」を思い出す。
父親はブルーカラーだけど住んでるのはサバービアだから許してくんろ。
52
(1): 2005/07/04(月) 04:40:33 ID:GZmiGrZ5(1)調 AAS
やっぱマイケル・ダグラスだろ。
危険な情事とかローズ家の戦争とかディスクロージャーとかワンダー・ボーイズとかトラフィックとか
フォーリング・ダウンとか。
53: 2005/07/04(月) 17:36:14 ID:ydNNbSxe(1/3)調 AAS
「アダムス・ファミリー・2」のクリスティーナ・リッチの出演部分
                (子供のキャンプの場面)

「シザー・ハンズ」

ケン・ラッセルの「クライム・オブ・パッション」
  アンソニー・パーキンスとキャサリン・ターナーが出るサスペンス的な
  ところ以外。アルバイト探偵とその妻についての話のところ。
54: 2005/07/04(月) 18:12:32 ID:ydNNbSxe(2/3)調 AAS
トム・クルーズの「卒業白書」
 高校生の男子が主人公なんだけど、割と親から保護されてるように見えた。
(だからこそ、留守中にハメをはずす) そこが中流っぽい。
55: 2005/07/04(月) 21:18:48 ID:ydNNbSxe(3/3)調 AAS
>>52
その中で見たのは三つかな。
ローズ家の戦争   ディスクロージャー   フォーリング・ダウン。
ストライクゾーンど真ん中って感じなのは「ローズ家〜」。
56: 2005/07/04(月) 21:56:18 ID:1kD5hu3s(1)調 AAS
ビバリーヒルズに住んでると上流かな? それとも中流?
中流だとしたら「ビバリーヒルズ・バム」が当てはまると思う。
原作のフランス映画では本屋の一家だったけど、
アメリカ版はハンガーの大量生産で成り上がった一家を辛辣に描いてた。
57: 2005/07/05(火) 00:40:48 ID:AaYK3oS1(1)調 AAS
「マグノリア」VS「ショート・カッツ」
「アメリカン・ビューティ」VS「アイス・ストーム」
「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」VS「ホテル・ニューハンプシャー」

 以上の比較論、希望。
58: 2005/07/06(水) 14:46:08 ID:wb6JrT/O(1)調 AAS
中辛じゃダメかしら?
59: 2005/07/06(水) 16:08:56 ID:3PEAhcRn(1)調 AAS
「中辛映画」とやらのスレだから、中辛大いにケッコウでしょう。
>>1に書かれた、初期マイク・ニコルズ作品から「アイス〜」、
「アメリカン〜」にいたる、あと既出のトッド・ソロンズ作品みたいな
映画を、よろしく。
60: 2005/07/07(木) 04:11:00 ID:2mJ4jv6H(1/2)調 AAS
このスレに挙げられているような映画群は、

@夫婦・家族を描いたもの 
   「アイス・ストーム」「アメリカン・ビューティ」など。
A青春を描いたもの
   「へザース」「ハイスクール白書」「ゴースト・ワールド」など。

に分けられるような気がする。

 あと、「ショート・カッツ」「マグノリア」みたいな群像劇が多いね。

 「泳ぐひと」はちょっと異色かな。個人VS社会って感じ。
61
(1): もとく ◆TpifAK1n8E 2005/07/07(木) 04:55:33 ID:VLSvt/Df(1)調 AAS
おぉっ!
僕が愛する映画アメリカンビューティー!
あの映画は中流家庭をブラック的に描いた映画のように【表】ではなっているが
実は題名の通り、【美しさ】を監督は伝えたかったんだと思っています
ラストのセリフ、【僕の人生がとるに足らぬ人生であっても美しさのあふれる世界では感謝の念だけが残る、
今は僕の言っている事がわからないだろう

でも大丈夫

いつか分かる】(中略)
は、芸術作品と言ってもいいぐらい素晴らしいと思う
長文スマソ
62: 2005/07/07(木) 05:07:52 ID:mOU9AO4e(1)調 AAS
奥さんは下級店員だった?シャルウィダンス
63: 2005/07/07(木) 17:06:10 ID:diiyVt2G(1)調 AAS
>>61
アメリカンビューティーは泣ける要素などないのに俺は涙腺を刺激された。
なぜならとても世界が美しいから。
64
(5): 2005/07/07(木) 22:51:53 ID:RcObfKyA(1)調 AAS
『サバービアの憂鬱』を読むと色々出てきそうだな。

外部リンク[htm]:c-cross.cside2.com
65: 2005/07/07(木) 23:00:56 ID:2mJ4jv6H(2/2)調 AAS
>>64
面白そうな本ですね。
66: [age] 2005/07/07(木) 23:41:37 ID:c2y+lKJu(1)調 AAS
アメリカンストーリーといえばローマの休日
67: 2005/07/08(金) 06:16:34 ID:WOs52hjI(1/3)調 AAS
「マグノリア」と「ショート・カッツ」を比べると、
前者がウェット、後者はドライ、って感じがしたが。
68
(1): 2005/07/08(金) 13:07:26 ID:MgGSGeNz(1)調 AAS
クレイマー・クレイマーは
辛口というより問題提議かな?
69: 2005/07/08(金) 19:27:12 ID:WOs52hjI(2/3)調 AAS
>>64
郊外=サバービアっていうのは、キーワードだね。
70: 2005/07/08(金) 20:10:51 ID:BTYUmPyN(1)調 AAS
SEPあたりに、
白人のアメリカ青年がプロボクシングで黒人をKOしまくり、
ウェルター級で無敵の日本人チャンピオンに挑戦する映画作ってくれw
映画はニセモノの作り話なんだからさー。
71: 2005/07/08(金) 20:48:27 ID:h3cZJSdy(1)調 AAS
サバービア、郊外と読んで、金妻、多摩プラを思い浮かべた
おいらはおっさんです。
72
(1): 2005/07/08(金) 20:52:08 ID:WOs52hjI(3/3)調 AAS
「サバービア映画」っていうジャンル名が在るのか。
ググっても、ヤフっても、何件かヒットするな。
73
(1): 2005/07/09(土) 01:09:36 ID:/wCWS+GJ(1)調 AAS
「金曜日の妻たちへ」は既出の「逢う時はいつも他人」を意識してると
脚本家がどこかでしゃべってました。

「バージニア・ウルフなんかこわくない」を脚色したアーネスト・レーマン、
「逢う時はいつも他人」の原作者エヴァン・ハンター(エド・マクベイン)の
訃報が続きました。
74
(1): 2005/07/09(土) 02:02:31 ID:F/NixTPT(1/3)調 AAS
>>73
エド・マクベインといったら日本に縁のある人ですね。
黒澤映画「天国と地獄」、市川昆監督「幸福」の原作者でもある。
ご冥福を祈ります。
75: 2005/07/09(土) 02:15:28 ID:F/NixTPT(2/3)調 AAS
アーネスト・レーマンも、ヒッチコック、ワイルダー、M・ニコルズ
と、仕事をした偉大な脚本家ですね。
ご冥福を祈ります。
76: 2005/07/09(土) 02:16:21 ID:7YHbANYG(1)調 AAS
俺の名はカート・キャノン 職業は酔っ払い
死んじゃったんだね・・・
77: 2005/07/09(土) 12:15:56 ID:F/NixTPT(3/3)調 AAS
「市川昆」を「市川崑」に訂正>>74
78: 2005/07/10(日) 04:50:42 ID:kBZzh//5(1)調 AAS
 >>64さんが紹介してくれたHPを見たら、
ここで、名前が挙がってるような作品や監督のことが書いてあって
ビックリ。
79: 2005/07/11(月) 11:23:45 ID:whPTt8pr(1/2)調 AAS
「クライム&パニッシュメント」は、「サバービア(郊外型)映画」(>>72
という言葉を前面に押し出した宣伝をしていた。

外部リンク[htm]:www.watch.impress.co.jp
80: 2005/07/11(月) 11:29:12 ID:whPTt8pr(2/2)調 AAS
『ドニー・ダーコ』も、そうらしい。
81: 2005/07/15(金) 03:19:04 ID:0w3zfrYH(1)調 AAS
「ファイブ・イージー・ピーセス 」

ニコルソンが悲すぃ
82: 2005/07/15(金) 03:50:18 ID:zB7d65n4(1/3)調 AAS
ニコルソンというと、「愛の狩人」もマイク・ニコルズ監督か。
83: 2005/07/15(金) 03:55:33 ID:fldom/0i(1)調 AAS
すいません。
さっき、nhkでブラット・ピットの映画やってたけど。
最後はどうなったの?死神のやつ。
84: 2005/07/15(金) 05:02:03 ID:zB7d65n4(2/3)調 AAS
ニューシネマには、こういうタイプの映画が多い。
マイク・ニコルズ作品、「泳ぐひと」、「シャンプー」など。
しかし、この頃は自然発生的なものだろう。
最近のサバービア(郊外型)映画は、狙って作っているような感じがある。
85
(1): おはよう 2005/07/15(金) 06:51:43 ID:rzavNOcL(1)調 AAS
日本なら
小津安二郎監督の諸作品辺りから始まり、
TVドラマ黄金時代に、
向田邦子が
『冬の運動会』『阿修羅のごとく』等々
山田太一が
『それぞれの秋』『岸辺のアルバム』『早春スケッチブック』等々
で描いてきた"辛口ホームドラマ"の範疇だな。

さりげなく緻密に語られる一見、幸福そうな日常と、
家族それぞれが抱える闇の深さ、
家庭の崩壊と再生への希望の物語、
日本が世界を圧倒できるジャンルだったな。
86: 2005/07/15(金) 07:19:51 ID:zB7d65n4(3/3)調 AAS
>85
「岸辺のアルバム」(1977年ごろ放映)は、「アイス・ストーム」、
「アメリカン・ビューティ」(1990年代末期・製作)の先駆け的な作品
と言われていますね。
87: 2005/07/17(日) 05:51:47 ID:uxTuN2J6(1/5)調 AAS
アルビン・トフラーの「第三の波」という本がベストセラーになったことが
あった。農業化(第一波)、工業化(第ニ波)、情報化?(第三波)という
段階で社会が発展するというようなことが書いてあった。
(情報化っていうのも、どう解釈してもいいような漠然とした言い方だとは
思うが、第三次産業従事者が増えて、情報インフラストラクチャーの役割が
大きくなる社会的傾向のことだろう)
 実際、今は、農林水産業も鉱工業もやっていない(第三次産業?の)人が、
就業人口の多数派だ。
「田舎と都会」というような二項対立で社会を語れた時代(第ニ波)から、
現代への移行の過程で、「郊外」というものが浮上してきたんじゃないか、
と思う。
 suburbという単語は、sub+urb 。  
urbっていうのはアーバン(urban、都会的な、という意味)という単語の元と
なったものだから、sub・urb=郊外は、都会のサブ(sub)=補助機能に過ぎ
なかった。でも第三波の到来とともに、田舎、都会に並ぶ「第三の空間」とし
て郊外が独立しつつある。
 郊外を舞台とした映画が多く作られるようになったのは、映画制作者たちが、
このような社会の潮流に対応しているからでは?
 なーんて、社会派ぶってみました。
88
(1): 2005/07/17(日) 05:58:51 ID:bdnyjGDp(1)調 AAS
アメリカだと、ちょうどニューシネマの時代と重なるのかな
89: 2005/07/17(日) 06:12:31 ID:7Boez73k(1/2)調 AAS
アイスストームはいいよねぇ

辛口の映画が少ないんじゃないのか?
現代のアメリカの白人系家庭の崩壊を描いたって感じだったら
トラフィックとか。
マグノリアもそうじゃない?
90: 2005/07/17(日) 06:27:53 ID:uxTuN2J6(2/5)調 AAS
>>88
そう思います。

ニューシネマ以前に「中流アメリカ人を辛口に描いた作品」があったかな。
テネシー・ウイリアムズの戯曲が原作の映画が、ちょっとそれっぽい。
あと、ジェームス・ディーンの出る映画もそうかな。

 ニューシネマ以降に、もう一つ大きな波があって、1980年代の
レッドフォード監督の「普通の人々」、アーヴィング原作の「ガープ〜」
あとは「愛と追憶の日々」もそうかな。

 意識的に作られるようになったのは割と最近のような気がします。

 >>64で紹介されているHPには、スピルバーグが初めて「郊外の風景」を
意識的に映像化した、というようなことが、書いてありました。
91
(1): 2005/07/17(日) 06:37:47 ID:7Boez73k(2/2)調 AAS
郊外って

ショッピングモールじゃないかな

昔は街の中心に商店街があったんだろうけど、郊外型スーパー
そしてその巨大化、モール化みたいな。

日本人は未だに都市の真ん中に住んでる事がいいみたいな人が多いみたいだけど
アメリカなんかだと治安悪くて、逃げてきた中流層の固まりを
郊外っていうわけでしょ?

情報の変化じゃなく流通の変化だと思う。
92: 2005/07/17(日) 07:17:59 ID:uxTuN2J6(3/5)調 AAS
>>91
なるほど。私も「第三の波」うんぬんの話を聞いたとき、
農業化、工業化の次は、「商業化」だろ?と思いました。

情報インフラというのは、コミュニケーションを豊かにするという面もある
けど、「流通業の産業基盤」という面も大きいと思います。商品をバーコード・
スキャナーで撫でると、どんな時間帯にどんな商品が売れるか、というような
データが自動的に蓄積され、その情報を元に新たな事業展開を考える、とか。
ITっていうのは、色々な使途があるけど、商業関係、流通関係との結びつき
が大きいように思えますね。

 だから、情報化≒商業化(流通業化)≒郊外化、という感じかな。
93
(1): 2005/07/17(日) 07:25:33 ID:GUM33F5v(1)調 AAS
グレゴリー・ペック主演の「灰色の服を着た男」は1956年の作品だから
ニューシネマよりずっと前だけど、コネチカットに住んでニューヨークへ
通勤する男が主人公の辛口ドラマ。
94: 2005/07/17(日) 08:00:12 ID:uxTuN2J6(4/5)調 AAS
>>93
アメリカの郊外化が始まったのは1950年代かららしいから、
「灰色の服を〜」という作品は、先駆的だったのかもしれませんね。
95: 2005/07/17(日) 16:52:58 ID:tgZMgpAN(1)調 AAS
そういえば古いぽいのでも郊外ってのあるね
シザーハンズとかめぐり逢う時たちの真ん中の時代とか
綺麗に並んだ住宅地、旦那さん車で出かけるみたいな。

ああいうのが郊外の始まりなのかな?

つまり自営業じゃなくてサラリーマンて事か?
96: 2005/07/17(日) 18:14:00 ID:uxTuN2J6(5/5)調 AAS
外部リンク[htm]:c-cross.cside2.com

ここで「組織のなかの人間」とか「オーガニゼーション・マン」と呼ばれている
ような人たちのことですかな。
97
(1): 2005/07/18(月) 02:19:39 ID:BHqgFvty(1)調 AAS
「灰色の服を着た男」の原題は"The Man in the Gray Flannel Suit"で、
gray flannelはサラリーマンとか重役とかの代名詞でもあるそうな。
ヘンリー・スレッサーが広告業界を描いた「グレイ・フラノの屍衣」という小説もあります。
98: 2005/07/18(月) 06:25:14 ID:ZWuZt3c+(1/2)調 AAS
flannelと聞くと、
ある文芸評論家が、作家の村上龍氏のことを、「flannelのスーツを着て
経済問題について語る最近の彼を、皆さんはどう思うか?」なんて書いてたの
を思い出しますね。>>97
99: 2005/07/18(月) 07:22:51 ID:ZWuZt3c+(2/2)調 AAS
ジョン・ウォーターズ監督「シリアル・ママ」
100: 2005/07/23(土) 02:37:28 ID:Sj3VjsaL(1)調 AAS
100ゲットなるか?
トッド・ソロンズが、またブラックコメディを撮ったって?
「アビバ」とかいうの。
101
(2): 2005/07/23(土) 21:51:30 ID:fAgzUCZ1(1)調 AAS
ちょい違うかもだけど「Fカップの憂鬱」
ビバリーヒルズを転々とする一家の話。
父親が見栄とか色んなしがらみからビバリーヒルズを出て行けない。
102
(1): 2005/07/25(月) 12:16:08 ID:+MmYZ2r1(1)調 AAS
>>101  >「Fカップの憂鬱」

 未見ですが、この作品について、どこかの批評サイトで ”「アメリカン・
ビューティー」やトッド・ソロンズ作品みたいな、郊外に住むアメリカ人を辛
口に描いた作品群のちょっとしたブームより、この作品のほうがちょっと早く
て、先見の明がある”、と書かれていたの見たオボエがあります。
103
(1): 2005/07/25(月) 19:31:59 ID:6I/NdDj4(1)調 AAS
ストーリーテリング観ました。
てか、これ傑作じゃない?
随所にセンスの良さが光ってると思った。
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