[過去ログ] M・Fの憂鬱 (270レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
1(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:14 AAS
消えよ、頭上の鬱陶しい丸天井よ。
2: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:14 AAS
蒼い大気よ、いよいよやさしく親しく覗き込め。
3: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:15 AAS
そうら、暗い雲も散り失せた。
4: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:16 AAS
星屑がきらきら輝き、大きな星は太陽よりもやさしく光る。
5: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:16 AAS
精霊めいて美しい天界の子等は、
揺れながら身を屈めて、
漂い流れすぎて行く。
6: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:17 AAS
憧れる心は、そのあとを追って行け。
7: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:18 AAS
そして衣のはためく飾り紐は、野を覆い、
恋人同志が深い想いを籠めて
末永く契り合うあずまやを覆え。
8: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:20 AAS
あずまやは立ち並び、
蒲萄の蔓は芽吹き、
重たくうれた房は、
立て込む酒造の
樽に流れ入り、
葡萄酒は泡を立て
小川となって流れ注ぎ、
清い宝石の川床に
せせらいで、
丘をいくつもあとにして、
充ち足りた緑の丘を
めぐり拡がって湖となる。
9: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:21 AAS
それから鳥たちは
よろこびを啜って、
太陽に向かって飛び、
ゆらゆらと
波間に浮かぶ
美しい島々目ざして
飛んで行く。
10: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:22 AAS
その島々では人々が心たのしく
声を合わせて歌をうたい、
野原では数知れぬ人々が
踊り興じ、
みんな戸外に出て
この日をたのしんでいる。
11: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:23 AAS
山に登って
行く者もあれば、
湖を泳ぎ
渡る者もある、
空に漂う者もある。
12: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:24 AAS
人はみな生命へ、
人はみな愛情の
星のきらめくあなたへ、
やさしい善意のあなたへ向かう。
13: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:25 AAS
「書斎の中の小宇宙」
14: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:25 AAS
痛ましきかな。
15: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:26 AAS
汝、荒々しく拳もて
うるわしき世界を
打ちて砕きぬ。
16: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:26 AAS
そは壊たれ崩る。
17: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:27 AAS
神に近き人、そを砕きぬ。
18: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:27 AAS
われら、そが破片を
無のうちへ運び、
かたみに嘆く、
美しき世界の今はなきを。
19: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:28 AAS
下界の子らの中の
力強き汝よ、
前よりも美しく
世界を築き直せ、
汝が胸のうちに再び築け。
20: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:29 AAS
明るき心もて
新しき生命の歩みを
始めよ。
21: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 12:30 AAS
新しき歌の響くは
その時なり。
22: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:28 AAS
自然の営みを、行為の嵐を
己は支えて動いてやまぬ。
かしこに働き、ここに働く。
生を司り、死を司る。
永遠の海に漂い、
筬をさばき、
いのちを燃え上がらす。
こうして己は絶えず動くときの機を織り
神の霊妙な衣を作る。
23: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:29 AAS
我、名をM・Fと申すもの、
憂鬱の霊なり。
24: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:48 AAS
なま暖かいそよ風が、
緑の野辺に満ち渡れば、
たそがれは甘き香り、
霧のとばりを垂れ下がらせる。
楽しい平和を静かに囁くと、
心は揺られて幼子のように眠る。
そしてこの疲れた人の眼の前で、
昼の門の扉は鎖されるのだ。
25: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:50 AAS
早くも夜がやってきた。
星々は清らかに寄り添い、
大きな光、小さな火花が、
遠近に輝き、煌く。
ここでは湖に影を落として輝き、
かしこでは清らかな夜空に瞬く。
幸多き深い憩を護りながら、
月は厳かに照り渡る。
26: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:52 AAS
やがて星影も薄れて行き、
苦しみも幸福も消え失せた。
意を案ぜよ。お前は癒される。
新しき日の光を信ぜよ。
谷は緑し、丘は起伏し、
茂みに覆われて憩いの蔭を作っている。
そして銀色に揺れ撓みながら、
穀物は取り入れの日を待っている。
27: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:55 AAS
かなたの光耀を見よ、
願いは次々と遂げられよう。
お前はただかりそめにとらわれたのだ。
眠りは殻にすぎぬ、投げ棄てよ。
人みなが臆して慌てようとも、
お前は敢為として起つのだ。
物事を理解し躊躇することなく実行する
高貴なる人のなしえぬことはない。
28: まま p7014-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp 03/12/20 18:57 AAS
1はバカ
29: 03/12/20 19:01 AAS
まま氏もオナニー詩集とか書けよ。
30: まま p7014-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp 03/12/20 19:03 AAS
詞をポンポンかける人ってうらやましい。
31: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:13 AAS
己は今、神秘で神聖な戦慄を感じさせ、
またわれわれのよき霊を目覚しめる
夜のとばりに深々と包まれた
田畑をあとに、家へ戻ってきた。
32: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:14 AAS
どの狂暴な振舞いも、
荒くれた衝動もどうやら寝入った。
33: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:15 AAS
己の心は今、人を懐かしむ想いに、
神への愛に溢れている。
34: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:16 AAS
この狭い書斎に
夜のランプがやさしくともると、
われわれの胸の中も、
おのれを知る心の中も明るくなる。
35: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:17 AAS
理性が再び物を言い始めるし、
生きていこうという気持ちもまた起こってくる。
36: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:17 AAS
賑やかな生活の営みへの、
生命の根源への憧れが頭をもたげる。
37: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:19 AAS
太陽は、昔ながらの節で、
兄妹たちの星の群と歌い競い合い、
その定まった旅の軌道を、雷鳴の歩みで
今日もまた動いて行く。
38: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:20 AAS
天使らは太陽の神秘を究むべくもないが、
それを見ただけで勢いづけられる。
39: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:20 AAS
不可解で崇高な宇宙の営みは、
天地創造の日と同じに壮麗だ。
40: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:21 AAS
そして不可思議な速さで
美しい地球は自転している。
41: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:21 AAS
天国のような明るさと
深い恐ろしい夜とが交替する。
42: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:23 AAS
岩の深い狭間から
広やかな瀬となって海は沸き立ち、
その岩も海も、迅い永遠の星の歩みに
もろともに引き入れられる。
43: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:24 AAS
そして嵐は海から陸へ、
陸から海へ、相競って吹きすさび、
荒々しく往き来する周囲に
深刻な爪痕の列を残す。
44: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:25 AAS
時に雷電の破壊の火が
道の行く手に燃え上がる。
45: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:26 AAS
されど、主よ、主の御使いらは
主の世の静穏な推移を敬いまつる。
46: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:28 AAS
己がある殺那に向かって、「とまれ、
お前はあまりにも美しい」といったら、
己はお前に存分に料理されていい。
己は喜んで滅んで行く。
47: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:29 AAS
そうしたら葬式の鐘が鳴るがいい、
その時は君の奉公も終わるのだ。
時計がとまり、針も落ちるがいい。
己のすべては終わるのだ。
48: 松浦淳 ◆JUNs8/hHj6 03/12/21 01:39 AAS
頑張れ
49: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:58 AAS
汝等
神ノ如ク
ナリテ
善悪ヲ
知ルニ
至ラン
50: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:32 AAS
夢と魔法の境界に
道案内をたしかにし、
名誉にかけて程もなく、
広い荒野を過ぎて行く。
51: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:33 AAS
木々はうしろうしろへと
おいらの横を飛びすぎる。
52: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:34 AAS
腰をかがめた尖り岩、
鼻をのばした岩もある。
鼾岩には欠伸岩。
53: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:34 AAS
石の間や草地の上を
大小の川が流れて落ちる。
水のせせらぎ、歌の声。
54: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:35 AAS
天上の日々の声々か、
やさしい恋の嘆かいか。
われらの望み、われらが恋。
55: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:36 AAS
遠い昔の話のように、
木魂ばかりが鳴り響く。
56: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:36 AAS
ふくろう、たげり、かけすなど、
鳴く声々も近くなる。
まだ眠らずにいるようだ。
57: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:37 AAS
叢の下に山椒魚。
腹は太くて脚は長い。
58(1): 03/12/23 01:37 AAS
いいね。
自分にセンスがあると勘違いしてる
おめでたいおバカさんは。
いいよ。応援してやるよ。
頑張れ。
59: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:38 AAS
岩や砂から蛇にように
うねって出ている木の根っこ。
己たちをおどし捉えようと、
不気味な腕を伸ばしている。
60: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:39 AAS
木瘤はしかめ面をして、
章魚の足のような小枝を
道行くものに伸ばしている。
61: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:40 AAS
色とりどりの鼠どもは、
苔やヒースの上を
群れ走る。
62(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:41 AAS
それから蛍も押し合い圧し合い
道を迷わす案内役を買って出る。
63(1): 03/12/23 01:41 AAS
何だ、ただのヒッキーか。
わかるよ。
ヒッキーほど、自分の感性が研ぎ澄まされていくような、
そんな錯覚に陥るもんだ。
でも、現実はもっと厳しいものだ。
誰もお前を評価してくれる奴はいないし、
誰もお前を必要としていない。
せめて糞して寝ろ。
バクテリアの中には、お前の糞を必要としてくれている奴もいるから。
64(1): 03/12/23 01:42 AAS
で?
65: 64 03/12/23 01:42 AAS
ごめんなさい。
>>62に向けてです。
66(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:43 AAS
一体己たちは進んでいるのか、
堂々めぐりをやっているのか。
>>58
見逃すところだった。
連投地獄からの救出サンキュ
67(1): 03/12/23 01:44 AAS
>>66
つーか。
大丈夫か?
ネットの上でだけの付き合いだが、
もしもリアルに何か悩んでるんなら相談に乗るぞ。
まあ、ネタでしか返さないけどな。
68: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:44 AAS
しかめ面する岩や樹や、
膨れ上がって数のふえる
よろめく鬼火に至るまで、
すべてが回っているようだ。
>>63-64
まあ落ち着けよ。君達。
聖夜前夜前夜じゃないか。
一足先にメリークリスマス
んじゃ
69: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:46 AAS
>>67
若きウェルテルの相談役にでもなってくれ。
私には必要ないから。
70(1): 03/12/23 01:46 AAS
俺はあわてんぼうのサンタクロースなわけだが。
今年もクリスマス前にやってきたが、それを貴様らに文句言われる筋合いは無い。
5分前集合。散々小学校で言われてきただろ?
71: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:47 AAS
この名には秘密があるのだ。
解き明かすがいい。
72(1): かぷりこ 03/12/23 02:35 AAS
ヒント!ヒント!
73: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 20:40 AAS
>>70
小学校で習ったのは、小さな時間のずれが
大きな人間関係のずれを生じると言うことです。
小さな時間のずれが信頼という名の糸を断ち、
小さな時間のずれがまだ幼い子供のささやかな
希望の糸さえをも断ち切るのですよ。
小さな時間のずれが子供の夢をぶち壊す。
小さな字間のずれがサンタをサタンに変える。
分かるかい?
>>72
ごめん。嘘だったんだ。
君にだけ打ち明けるけど、実は最初から秘密なんて
ものはなかったんだ。
っていうのがここだけの秘密な?
あと、今日が天皇誕生日だっていうことは、周知の
事実だけど、実は矢田亜希子の誕生日でもあり、
私が矢田亜希子のファンであるってことも
ここだけの秘密。
よ〜く考えような。お金は大事だよ。
74: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:08 AAS
花々が春の雨のように
すべてのものの上に漂い落ち、
野の緑の祝福が
地上の子らの上に輝くと、
小さな妖精の広やかな心は、
救うことのできる人の元へ急ぐ。
75: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:09 AAS
浄らかな人にせよ、邪な人にせよ、
不幸な人々を妖精は憐れむのだ。
76: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:09 AAS
聴け、時の神ホーライの嵐を。
霊の耳にはすでにして
新たに生まれた日の音が聞こえる。
77: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:11 AAS
岩戸は軋めき鳴って開き、
アポロンの車駕は高い音を立てて走ってくる。
光は何たる轟音を立てることか。
大喇叭、小喇叭が鳴り渡って、
目はまばたき、耳はおどろく。
まだ聴いたことのない音は聴くことができない。
78: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:12 AAS
花の萼の中へ、岩の迫間へ、
また葉の蔭へ深く、ふかく、
もぐり込んでしまえ、静かに生きようと思うならば。
あの音に撃たれては聾者になってしまうだろうから。
79: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:14 AAS
お前さんたちはばかなのだ。
腰をかがめて生まれてきたのさ。
おれたちは利口者でな、
重い物など担いだためしなしだ。
80: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:16 AAS
おれたちの頭巾、
上衣やぼろは、
軽いことこの上なしさ。
そうしていつものんびりと
何もしないで、
上履きのまんまで、
市場や人中を
歩き回って、
口を開けっ放しにして見物したり、
仲間同士でばかを言い合う。
81: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:16 AAS
そんなことをやりながら、
人のごった返す中を、
ぬらりくらりとすり抜けて、
一緒に跳ねてみたりの、
騒いでみたり。
82: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:17 AAS
お前さんたちが褒めようが、
はたまたお叱り遊ばそうが、
さようごもっともと言っておくのさ。
83: アトロポス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:18 AAS
最年長のわたしが
このたびは糸を紡ぐために招かれました。
命の糸は細くて切れやすいので、
何かと気苦労も多いのです。
84: アトロポス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:20 AAS
糸がしなやかで柔らかいようにと思って、
一番上等の麻を選んで持ってきました。
すべすべとしなやかでむらもないように、
なれた指で糸をなめらかにするのです。
85: アトロポス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:21 AAS
遊びにも踊りにも、
あまり度をお過しになってはいけません。
この糸の限りのある強さをお考えになり、
用心なさいまし、切れやすいのですから。
86: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:22 AAS
皆さん、近頃私の手に
鋏が預けられているのです。
と申すのも姉アトロポスの仕打ちを、
皆があまりよく思っていないからです。
87: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:23 AAS
あの人は無益な運命の糸を引っ張って、
光と風に繋いで、
一番素晴しい希望の糸を、
断ち切って墓穴へ引き摺って行くのです。
88: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:24 AAS
けれどわたしも若さに駆られて、
もう何度過ちを犯したかしれません。
今日は早まったことはすまいと思い、
鋏は鞘に納めております。
89: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:25 AAS
自分をそんな風に戒めて、
わたくしは楽しくこの場を見物致します。
今日は御承知の無礼講、
さあ、いくらでもお騒ぎなさい。
90: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:26 AAS
分別のあるのはわたしだけなので、
秩序を保つのはわたしの役目とされました。
休みなく動くわたしの糸巻枠は、
決して慌てたりは致しません。
91: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:27 AAS
流れる糸を枠に巻き、
どの糸をも正しく導いて、
ただの一本も逸らせは致しません。
輪になっておとなしくなさい。
92: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:28 AAS
ひょっとわたしが気を許すと、
世の中は大変なことになるでしょう。
「時」は教え、「歳」は量り、
織り手の神さまは糸束を手におとりになるのです。
93: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:29 AAS
いぶる松明、提灯、蝋燭が、
乱雑なお祭騒ぎの中に光っています。
幻のものにうちまじって、
私は鎖でしっかり繋がれているのです。
94: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:30 AAS
どいて下さい、馬鹿げた笑い手たち、
その面妖な笑い顔が曲者です。
今夜は私の敵という敵が
私に殺到してくるのです。
95: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:31 AAS
おや、友だちが、敵になってしまったわ。
あの仮面は前から知っています。
あの男は私を殺そうとしたのだ。
正体を見破られてこそこそ逃げて行くわ。
96: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:32 AAS
ああどこへでもいいから、
この世界から逃げ出したいわ。
でもあの世へ行けば私は身を滅ぼされ、
煙と戦慄の間につかまってしまう。
97: 希望 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:33 AAS
みなさん、今日は、御機嫌よう、
昨日、今日、みなさんは
仮装して遊んでいらっしゃるけれど、
私はちゃんと知っています。
あしたは正体を現すでしょう。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 173 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ
ぬこの手 ぬこTOP 0.050s*