[過去ログ] M・Fの憂鬱 (270レス)
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90: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:26 AAS
分別のあるのはわたしだけなので、
秩序を保つのはわたしの役目とされました。
休みなく動くわたしの糸巻枠は、
決して慌てたりは致しません。
91: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:27 AAS
流れる糸を枠に巻き、
どの糸をも正しく導いて、
ただの一本も逸らせは致しません。
輪になっておとなしくなさい。
92: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:28 AAS
ひょっとわたしが気を許すと、
世の中は大変なことになるでしょう。
「時」は教え、「歳」は量り、
織り手の神さまは糸束を手におとりになるのです。
93: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:29 AAS
いぶる松明、提灯、蝋燭が、
乱雑なお祭騒ぎの中に光っています。
幻のものにうちまじって、
私は鎖でしっかり繋がれているのです。
94: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:30 AAS
どいて下さい、馬鹿げた笑い手たち、
その面妖な笑い顔が曲者です。
今夜は私の敵という敵が
私に殺到してくるのです。
95: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:31 AAS
おや、友だちが、敵になってしまったわ。
あの仮面は前から知っています。
あの男は私を殺そうとしたのだ。
正体を見破られてこそこそ逃げて行くわ。
96: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:32 AAS
ああどこへでもいいから、
この世界から逃げ出したいわ。
でもあの世へ行けば私は身を滅ぼされ、
煙と戦慄の間につかまってしまう。
97: 希望 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:33 AAS
みなさん、今日は、御機嫌よう、
昨日、今日、みなさんは
仮装して遊んでいらっしゃるけれど、
私はちゃんと知っています。
あしたは正体を現すでしょう。
98: 希望 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:35 AAS
松明の光の中だと、
どうもあまり愉快ではないけれど、
晴れた日には
全く私たちの思いのままに、
あるいは一緒に、あるいはひとりで、
綺麗な野原をのびのびと彷徨い歩き、
休みたい時に休み、遊びたい時に遊び、
何不自由のない暮らしをして、
満ち足りて、精進を怠らないでしょう。
99: 希望 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:36 AAS
どこへ行っても歓待されますから、
遠慮なしに人さまの仲間入りをする。
きっとどこかで、
とても素敵なものが見つかるに違いありません。
100: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:37 AAS
私は人類最大の敵のふたり、
つまり恐怖と希望を鎖につないで
社会から遠ざけておくのです。
さあ、道を空けて下さい、皆さんは救われたのだ。
101: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:38 AAS
塔を背中に載せた巨象を、
ね、ごらんなさい、私は牽いてイクノデス。
一心不乱、たゆみなく
雑踏する道を一歩一歩進んで行きます。
102: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:39 AAS
しかし向こうのあの尖塔の上には、
大きな速い翼を持った女神が
勝利をつかもうとして、
四方八方を窺っているでしょう。
103: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:40 AAS
あの女神を包む光耀は、
ぐるりと遠くまで光を投げています。
勝利の女神と名告げられて
あらゆる活動を司っておられるのです。
104: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:41 AAS
輝かしい豊かな宝は、
岩の狭間に糸のように筋を引いていて、
ただそのありかを探り当てられるのは、
ただ霊妙な魔法の杖だけなのです。
105: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:43 AAS
暗い地下の穴倉で、わたしたちは
穴居民のように籠り住んでいますが、
あなたさまは風さわやかな白日の下で、
数の宝を恵み深くおわかち遊ばします。
106: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:44 AAS
今わたしたちはそこのところに、
不思議な泉を探り当てました。
その泉は、たやすくは得られなかったものを、
やすやすと与えることを約束しています。
107: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:45 AAS
それを仕遂げられるのはあなたさまなのです。
どうぞそれをお取り遊ばして御保管下さいまし。
あなたさまのお手にある宝という宝は、
この全世界の役に立つのでございます。
108: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:03 AAS
昔トゥーレに王ありき。
こよなく愛し給いつる。
妃はさきにみまかりぬ。
黄金の杯を形見とて。
109: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:04 AAS
王は宴の度ごとに
この杯を傾けて、
みまかりし妃を偲びては
美酒に涙を注ぎけり。
110: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:05 AAS
その玉の緒の断たれん日、
国も宝ももろともに
み子らにわかち与えしが、
かの杯はとめ置きぬ。
111: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:05 AAS
綺羅星のごともののふを
今際の別れに呼びつどえ、
海に臨める高殿に
王は宴を催しつ。
112: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:06 AAS
これを限りとかの杯に
盛りたる酒を飲み乾して、
城の下なる海原に
王は投げ入れ給いけり。
113: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:07 AAS
かの杯は波を呑み、
波に呑まれつ沈み行く。
王のいのちもその如く、
この世のそとに消え失せぬ。
114: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:07 AAS
大ヒント
115
(1): かぷりこ 03/12/25 01:10 AAS
えー?
116: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:12 AAS
>>115
じゃあもうちょっとヒントあげるよ
117: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:13 AAS
心の落ち着き今はなく
この胸はただ重苦し、
かつての安らぎ今よりは
ふたたびわが身に戻るまじ。
118: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:14 AAS
かの人いまさぬ朝夕は
墓穴に似てうらかなし、
ものみなすべてわが眼には、
冷灰のごとく味気なし。
119: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:16 AAS
あわれわがこの頭
物に狂いて尋常ならず、
あわれわがこの心
千々に乱れて埓もなや。
120: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:17 AAS
心の落ち着き今はなく
この胸はただ重苦し、
かつての安らぎ今よりは
ふたたびわが身に戻るまじ。
121: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:18 AAS
窓辺に起ちて窺うは
ただかの人のおん姿、
門を出でてはひたすらに
かの人をのみ求むなり。
122: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:19 AAS
かの人の気高き歩み
美しきそのみ姿、
やさしきほほ笑み
雄々しきその眼。
123: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:21 AAS
その言の葉の
悩ましき流れ、
わが手を執り給うそのみ手、
ああ、かの口づけ。
124: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:21 AAS
心の落ち着き今はなく
この胸はただ重苦し、
かつての安らぎ今よりは
ふたたびわが身に戻るまじ。
125: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:22 AAS
ただわが胸の求むるは
かの人を措きて何かある。
ああ、この腕にてかの人を
抱きとどめん術もがな。
126: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:23 AAS
思いのままにかの人に
口づけしまつり得んならば、
口づけ故にわがいのち
断たれんとても悔いはなし。
127: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:24 AAS
ヒントおわり
128: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:24 AAS
己がある殺那に向かって、「とまれ、
お前はあまりにも美しい」といったら、
己はお前に存分に料理されていい。
己は喜んで滅んで行く。

そうしたら葬式の鐘が鳴るがいい、
その時は君の奉公も終わるのだ。
時計がとまり、針も落ちるがいい。
己のすべては終わるのだ。
129: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:25 AAS
わかれ
130
(1): かぷりこ 03/12/25 01:25 AAS
ながいよ。。
131: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:28 AAS
>>130
人生は短し、芸の道は長し。

これもヒントかな?
132: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:30 AAS
かの一なるもの永遠にして、多に分かたる、
しかも一にして、永遠に唯一つなり。
一の中に多を見出し、多を一のごとく感ぜよ。
さらば、芸術の初めと終りとを会得せん。
133: かぷりこ 03/12/25 01:30 AAS
あ。うえのほうみたらなんか名前いろいろかえてるし。
134: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:31 AAS
わ・か・れ

メリークリスマス

おやすみ
ノシ
135
(1): ?? ◆mw0rQCALo2 03/12/25 02:30 AAS
1の詩なんか読んだことあるきがすんだけど。ゲーテ?
136
(1): ?? ◆mw0rQCALo2 03/12/25 02:31 AAS
ああ、めふぃすと。フェレすか。
137: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:29 AAS
あてどないさすらいは、青春の喜びだ。
青春とともに、その喜びも色あせた。
それ以来、目あてと意志とを自覚すると、
私はその場を去った。
138: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:30 AAS
ただ目的だけをせわしく求める目には、
さすらいの甘さはついに味わわれない。
森も流れも、あらゆる途上で待っている
一切の壮観も、閉ざされたままだ。
139: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:32 AAS
これからはさらに旅を味得しなければならない、
瞬間のけがれない輝きが、
あこがれの星の前でも
薄れることのないように。
140: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:33 AAS
旅の秘術は、世界の輪舞の中に加わって
共に動き、憩うている時にも、
愛する遠い彼方へ向かって、途上にあることだ。
141
(2): メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:34 AAS
>>135-136
ってことです。
理解した上で、自ら輪舞の輪に加われると
いいですね。
空気を支配するよりも空気と融合しましょう。
とか。
142: 鳶色の髮の乙女 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:42 AAS
足に霜焼けができて、
歩くのにも躍るのにも難渋致します。
お辞儀さえ満足に出来ないのでございます。
143: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:43 AAS
失礼ですが、私の足でちょいと踏んであげましょう。
144: 鳶色の髮の乙女 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:44 AAS
あら、それは好いた同士ですることじゃありませんの?
145: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:46 AAS
いや、私が踏むのは意味深長なのですよ。
どんな病気でも、その病気を直すのにはからだの同じ箇処を使うのです。
足の病気は足で直す、ほかのところも同じこと。
さあ、どれどれ、よろしいか。お礼は要りません。
146: 天文博士 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:50 AAS
星回りのいいこの時間を粗末に考えてはなりません。
魔法の言葉で理性の口を封ずるがよろしい。
その代わりにすばらしい大胆な空想を
縦横無尽に働かせるのです。
そうすれば大それた望みも遂げられる。
不可能だからこそ、信ずるに値するというものでは
ありますまいか。
147: 牡猿 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:56 AAS
これが世界さ、
上がったり、下がったり、
いつもぐるぐる回ってる。
音は硝子のようで――
すぐにこわれる。
中はがらんどう。
ここはよく光っている、
こっちはもっと光っている。
球は生きている。
仔猿よ、
離れていろよ。
いのちが危ない。
この球は土製で、
こわれるとかけらが危ないぞ。
148: 魔女 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:59 AAS
会得すべし、
一を十とせよ。
二は去らしむべし。
ただちに三を作れ。
しからば汝、富むべし。
四は手放せ、
五と六とより、
七と八とを作れ、
これ魔女の勧めなり、
それにて成就疑いなし。
九は一にして、
十は無、
これぞ魔女の九九。
149: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:00 AAS
ん?
150: 呟き ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:04 AAS
曲者め――心得たものだ――
甘言を弄して――化けの皮が剥がれるまではやるつもりだな――
わかっているぞ――腹の中は――
さてお次ぎには何を言い出すか――見せかけだけの妙案か。
151: 呟き ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:07 AAS
悪者がふたりか――諜し合わせている――
道化と法螺吹き――玉座も真近というのに――
聴き飽いた――嘘八百を並べるのか――
道化がせりふをつけ――賢者がしゃべる。
152: 呟き ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:09 AAS
何をいっているのだ――ばかばかしい戯言にすぎぬ――
暦占い――錬金術――
久しい話だ――なんで信用できようか――
そんな男が出てきたにせよ――いずれまやかし者にきまっている。
153: 呟き ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:11 AAS
脚が鉛のように重たいぞ――
腕がぴくぴく動くぞ――はて痛風かな――
足の親指がむずむずするぞ――
背中がどこもかしこも痛むわい――
してみるとこの地面の下には、
飛び切りの上等の宝物が埋まっているかもしれんて。
154: 風刺家 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:13 AAS
わたしのような詩人が
心から悦ぶことはなんだと思います。
誰も聴きたがらないことを
歌ったり語ったりしようというのです。
155: アグライアー ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:14 AAS
優美をこの世にもたらすのはわたしたちです。
物を与えるのにも優美になさいまし。
156: ヘゲモネー ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:15 AAS
物を享けるのにも、どうぞ優美に。
願いが叶うのは嬉しいことですね。
157: エウプロシュネー ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:16 AAS
静かな日々が続いているうちは、
感謝も至極優美な言葉でね。
158: 呟き ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:20 AAS
さあさあ、向こうではもう踊りが始まっていますよ――
いや、私はもう帰りたいのさ――
化け物じみた奴らが私たちを
取り巻いているのがわかりますか――
頭の上をばたばた飛んでいるし――
どうも何か足にさわったようだ――
けれども怪我はしない――
しかしみんな怖がっている――
せっかくの遊びも滅茶滅茶だ――
この畜生どもの仕業なのですね。
159: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:28 AAS
よく見ると、およそ哲学というものは、
常識をわかりにくいことばで表したものに過ぎない。

                     by ゲーテ

だとさ。確かに。
160
(1): メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:32 AAS
ゲーテじゃないのが混じってんだ。
わかるか?
161: ブルタルコス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:39 AAS
絵は言葉を使わぬ詩、詩は言葉でかく絵である。
162: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:58 AAS
すべての人間が、自由を得るや、その欠点を発揮する。
強い者は度を越え、弱い者は怠ける。
163: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:58 AAS
善い人間は、暗い衝動に駆られても、正道を忘れるということはないものだ。
164: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:58 AAS
悪魔の拳は、陰険に固められても、何一つしでかすことはできないのだ。
165: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:59 AAS
一切の生じ来るものは、滅びるだけの値打ちのものなんです。
166: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:59 AAS
感覚は欺かない。判断が欺くのだ。
167: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:01 AAS
「君は不死を信じているね。その理由をあげることができるかい?」
できるとも。その主たる理由は、
われわれは不死という考えを欠かすことができぬ点に存する。
168: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:02 AAS
われわれは結局何を目指すべきか。
世の中を知り、それを軽蔑しないことである。
169: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:02 AAS
才能は静けさの中で作られ、性格は世の激流の中で作られる。
170: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:03 AAS
人は少ししか知らぬ場合にのみ、知っているなどと言えるのです。
多く知るにつれ、次第に疑いが生じて来るものです。
171: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:04 AAS
自由でないのに、自分は自由だと思っているものほど奴隷になっているものはない。
172: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:04 AAS
虹だって十五分も続いたら、人はもう見向かない。
173: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:05 AAS
人はみな、分かることだけ聞いている。
174: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:06 AAS
豊かさは節度の中にある。
175: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:07 AAS
生活はすべて次の二つから成り立っている。
したいけどできない。
できるけどしたくない。
176: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:08 AAS
記憶は消えてしまってもよい。
現在の瞬間の判断があやまらなければ。
177: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:09 AAS
もう足で歩ける世の中じゃないから、われは頭で歩いて行くのさ。
178: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:10 AAS
あー、こういうところで誤字はいかんね。
こういうところ以外なら許せるんだけども。

もう足で歩ける世の中じゃないから、われわれは頭で歩いて行くのさ。
179: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:11 AAS
虹は人間の営為を映し出す鏡だ。
虹を見れば、人生とは色とりどりの影にすぎぬということが、よくよく納得できるはずだ。
180: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:13 AAS
人間というものは望んで得たものをしっかりと握ってはいないので、
愚かにももっといいものが欲しいと憧れ、
一番素晴しい幸福にもすぐ慣れっこになってしまうのです。
せっかくの太陽を見捨てて、冷たい露霜を暖めようとする。
181: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:14 AAS
生活をもてあそぶものは、決して正しいものになれない。
自分に命令しないものは、いつになっても、しもべにとどまる。
182
(1): メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:15 AAS
これをいつまで続けるのだ?
183: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 23:36 AAS
己ガアル殺那ニ向カッテ 「トマレ
オ前ハアマリニモ美シイ」トイッタラ
己ハオ前ニ存分ニ料理サレテイイ
己ハ喜ンデ滅ンデ行ク・・・

ソウシタラ葬式ノ鐘ガ鳴ルガイイ
ソノ時ハ君ノ奉公モ終ワルノダ
時計ガトマリ 針モ落チルガイイ
己ノスベテハ終ワルノダ・・・
184
(1): かぷりこ 03/12/27 09:47 AAS
リストのメフィストワルツすきーーー。
185
(1): ◆mw0rQCALo2 03/12/28 12:49 AAS
>>141
なかなかやるな!

融合できない寂しさと、孤独感と安堵感。

>>160
わかんえー!
言われてみれば、たまにノイズが入ってた様な気もするし。
わかんねー。
186: ◆mw0rQCALo2 03/12/28 12:59 AAS
>>182

読んでるだけでおもしろいからずっと続けてくれ。
187: あぼーん [あぼーん] あぼーん AAS
あぼーん
188
(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 14:54 AAS
>>184
それ聞いてみた。
MFの放埓さ、享楽的、混沌といった特徴が
うまく表現されてるね。

>>185
踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃ損々。
語るアホウはもっとアホ。
分かるね?

>>185
「虹だって十五分も続いたら、人はもう見向かない」
現代風に言い得て、
「撤去し忘れの選挙ポスター」
189: 詩人 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 14:58 AAS
そもそも詩人は何によって鬼神をも感ぜしむるのですか。
詩人は何によって四大に打ち勝つのですか。
それは調和によってでしょう。
胸から流れ出て、全世界を再びその胸の中へ
手繰り込むその調和ではないでしょうか。
190: 詩人 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:00 AAS
自然が果てしもなく長い糸を冷やかに紡ぎ出して、
無理矢理に糸巻に巻き付けて、
また生きとし生けるものの雑然たる群が
おぞましくも騒々しい音を立てている時――
191: 詩人 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:02 AAS
このいつも同じに流れていく線を、リズムを持って動くように、
生きいきと区切ってやるのは、一体誰でしょう。
192: 詩人 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:04 AAS
一つひとつのものを厳かな秩序に組み入れて、
すばらしい和音を奏でさせるのは誰でしょうか。
盲目の嵐を情熱に浄化させるのは誰です。
夕映えを意味深遠な色に燃え立たせるのは。
恋人同志の歩む小道に、春の美しい花という花を・・・・・・
193: 道化役 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:05 AAS
じゃ、その結構な力を使って、
世間のひとが色事でもやるように、
詩人の道にお励みになるんですな。
194: 道化役 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:07 AAS
ふとしたはずみに知り合って、胸ときめかせて、足を停め、
それから次第に深くなり、最初はただもう夢中だが、
やがてすねたり怒ったり、か。
楽あれば苦ありは、いずこも同じ。
195: 道化役 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:08 AAS
ふと気がつくと、もう一編の小説になっているという寸法さ。
そういう芝居がいいじゃありませんか。
196: 道化役 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:10 AAS
色とりどりの場面を出して、はっきりしたところは少しにし、
間違い沢山にしておいて、ちらりと真理を覗かせる。
そうすれば、世間の人たちが飲んで悦ぶ。
極上の酒が醸し出される。
197: 詩人 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:11 AAS
ああだこうだ。
198: 道化役 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:11 AAS
わいわいがやがや。
199: 詩人 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:12 AAS
ああ言えばこう言う。
200: 道化役 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:12 AAS
ツーと言えばカー。
201: 座長 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:15 AAS
もうよい。議論はもう沢山だ。
さあそろそろお手並み拝見と行きましょうか。
どうぞ早速醸造に取り掛かっていただきたい。
今日だめなことは、明日もだめだ。
一日だって無駄にしちゃいけない。
202: 座長 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:18 AAS
書き割り、からくり、なんでもふんだんにお使い下さい。
太陽も結構、月も結構、
星なんかいくら使ったって一向に構わないし、
水仕掛けに火仕掛け、岩壁は言うに及ばず、
鳥やけものも、どうぞ御存分に。
203: 座長 ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:20 AAS
舞台は狭いが、遠慮は要らぬ。
造化の万物を繰り出して、
緩急よろしく、天国から、この世を通って
地獄へまでも歴回ってもらいましょうか。
204: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:26 AAS
いっこアンカーミスってら。直さんけど。
男子の一言金鉄のごとし。
205: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:29 AAS
ほうほう。
206
(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:30 AAS
人間は、宗教的である間だけ、文学と芸術において生産的である。
207: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:32 AAS
とか
208
(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:33 AAS
学問と芸術を持っているものは、
同時に宗教を持っている。
学問と芸術を持たぬものは、
宗教を持て。
209: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:34 AAS
とか
210
(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:36 AAS
芸術は一種の宗教心に、深い、
ゆるがぬ真剣さに基づいている。
それゆえ、芸術は宗教ともよく結びつく。
211: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:36 AAS
などと。
212: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:37 AAS
>>206 >>208 >>210
ばーい げーて
213: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 15:38 AAS
ケラケラケラケラ
214: ?? ◆mw0rQCALo2 03/12/28 18:19 AAS
>>188
前半
??
なんで>>141と同じこと何回も書いてんだ??

後半
虹と選挙ポスターと同じように人間を見ててはいけねーだろ!
215: セイレーン ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 18:32 AAS
あなた、どうしてそんな醜い
化物に親しくなさるの。
聴いて頂載、あたしたちは
こうして群れて来て綺麗な歌をうたいます。
それがあたしたちの本分なの。
216: セイレーン ◆Il2/JBUVwk 03/12/28 18:33 AAS
憎んだり、そねんだりするのはよしましょうよ。
青空の下に散らばった
清らかな悦びを集めましょう。
水の上、大地の上で、
至極愉快に振る舞って、
遠来のお客さまをもてなしましょうよ。
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