[過去ログ] M・Fの憂鬱 (270レス)
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25: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:50 AAS
早くも夜がやってきた。
星々は清らかに寄り添い、
大きな光、小さな火花が、
遠近に輝き、煌く。
ここでは湖に影を落として輝き、
かしこでは清らかな夜空に瞬く。
幸多き深い憩を護りながら、
月は厳かに照り渡る。
26: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:52 AAS
やがて星影も薄れて行き、
苦しみも幸福も消え失せた。
意を案ぜよ。お前は癒される。
新しき日の光を信ぜよ。
谷は緑し、丘は起伏し、
茂みに覆われて憩いの蔭を作っている。
そして銀色に揺れ撓みながら、
穀物は取り入れの日を待っている。
27: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/20 14:55 AAS
かなたの光耀を見よ、
願いは次々と遂げられよう。
お前はただかりそめにとらわれたのだ。
眠りは殻にすぎぬ、投げ棄てよ。
人みなが臆して慌てようとも、
お前は敢為として起つのだ。
物事を理解し躊躇することなく実行する
高貴なる人のなしえぬことはない。
28: まま  p7014-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp 03/12/20 18:57 AAS
1はバカ
29: 03/12/20 19:01 AAS
まま氏もオナニー詩集とか書けよ。
30: まま  p7014-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp 03/12/20 19:03 AAS
詞をポンポンかける人ってうらやましい。
31: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:13 AAS
己は今、神秘で神聖な戦慄を感じさせ、
またわれわれのよき霊を目覚しめる
夜のとばりに深々と包まれた
田畑をあとに、家へ戻ってきた。
32: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:14 AAS
どの狂暴な振舞いも、
荒くれた衝動もどうやら寝入った。
33: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:15 AAS
己の心は今、人を懐かしむ想いに、
神への愛に溢れている。
34: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:16 AAS
この狭い書斎に
夜のランプがやさしくともると、
われわれの胸の中も、
おのれを知る心の中も明るくなる。
35: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:17 AAS
理性が再び物を言い始めるし、
生きていこうという気持ちもまた起こってくる。
36: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:17 AAS
賑やかな生活の営みへの、
生命の根源への憧れが頭をもたげる。
37: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:19 AAS
太陽は、昔ながらの節で、
兄妹たちの星の群と歌い競い合い、
その定まった旅の軌道を、雷鳴の歩みで
今日もまた動いて行く。
38: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:20 AAS
天使らは太陽の神秘を究むべくもないが、
それを見ただけで勢いづけられる。
39: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:20 AAS
不可解で崇高な宇宙の営みは、
天地創造の日と同じに壮麗だ。
40: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:21 AAS
そして不可思議な速さで
美しい地球は自転している。
41: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:21 AAS
天国のような明るさと
深い恐ろしい夜とが交替する。
42: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:23 AAS
岩の深い狭間から
広やかな瀬となって海は沸き立ち、
その岩も海も、迅い永遠の星の歩みに
もろともに引き入れられる。
43: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:24 AAS
そして嵐は海から陸へ、
陸から海へ、相競って吹きすさび、
荒々しく往き来する周囲に
深刻な爪痕の列を残す。
44: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:25 AAS
時に雷電の破壊の火が
道の行く手に燃え上がる。
45: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:26 AAS
されど、主よ、主の御使いらは
主の世の静穏な推移を敬いまつる。
46: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:28 AAS
己がある殺那に向かって、「とまれ、
お前はあまりにも美しい」といったら、
己はお前に存分に料理されていい。
己は喜んで滅んで行く。
47: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:29 AAS
そうしたら葬式の鐘が鳴るがいい、
その時は君の奉公も終わるのだ。
時計がとまり、針も落ちるがいい。
己のすべては終わるのだ。
48: 松浦淳 ◆JUNs8/hHj6 03/12/21 01:39 AAS
頑張れ
49: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/21 01:58 AAS
汝等
       神ノ如ク

                         ナリテ

               善悪ヲ

       知ルニ

                     至ラン

 
50: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:32 AAS
夢と魔法の境界に
道案内をたしかにし、
名誉にかけて程もなく、
広い荒野を過ぎて行く。
51: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:33 AAS
木々はうしろうしろへと
おいらの横を飛びすぎる。
52: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:34 AAS
腰をかがめた尖り岩、
鼻をのばした岩もある。
鼾岩には欠伸岩。
53: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:34 AAS
石の間や草地の上を
大小の川が流れて落ちる。
水のせせらぎ、歌の声。
54: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:35 AAS
天上の日々の声々か、
やさしい恋の嘆かいか。
われらの望み、われらが恋。
55: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:36 AAS
遠い昔の話のように、
木魂ばかりが鳴り響く。
56: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:36 AAS
ふくろう、たげり、かけすなど、
鳴く声々も近くなる。
まだ眠らずにいるようだ。
57: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:37 AAS
叢の下に山椒魚。
腹は太くて脚は長い。
58
(1): 03/12/23 01:37 AAS
いいね。
自分にセンスがあると勘違いしてる
おめでたいおバカさんは。

いいよ。応援してやるよ。
頑張れ。
59: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:38 AAS
岩や砂から蛇にように
うねって出ている木の根っこ。
己たちをおどし捉えようと、
不気味な腕を伸ばしている。
60: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:39 AAS
木瘤はしかめ面をして、
章魚の足のような小枝を
道行くものに伸ばしている。
61: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:40 AAS
色とりどりの鼠どもは、
苔やヒースの上を
群れ走る。
62
(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:41 AAS
それから蛍も押し合い圧し合い
道を迷わす案内役を買って出る。
63
(1): 03/12/23 01:41 AAS
何だ、ただのヒッキーか。

わかるよ。
ヒッキーほど、自分の感性が研ぎ澄まされていくような、
そんな錯覚に陥るもんだ。

でも、現実はもっと厳しいものだ。
誰もお前を評価してくれる奴はいないし、
誰もお前を必要としていない。
せめて糞して寝ろ。
バクテリアの中には、お前の糞を必要としてくれている奴もいるから。
64
(1): 03/12/23 01:42 AAS
で?
65: 64 03/12/23 01:42 AAS
ごめんなさい。
>>62に向けてです。
66
(1): M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:43 AAS
一体己たちは進んでいるのか、
堂々めぐりをやっているのか。

>>58
見逃すところだった。
連投地獄からの救出サンキュ
67
(1): 03/12/23 01:44 AAS
>>66
つーか。
大丈夫か?
ネットの上でだけの付き合いだが、
もしもリアルに何か悩んでるんなら相談に乗るぞ。
まあ、ネタでしか返さないけどな。
68: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:44 AAS
しかめ面する岩や樹や、
膨れ上がって数のふえる
よろめく鬼火に至るまで、
すべてが回っているようだ。

>>63-64
まあ落ち着けよ。君達。
聖夜前夜前夜じゃないか。

一足先にメリークリスマス

んじゃ
69: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:46 AAS
>>67
若きウェルテルの相談役にでもなってくれ。
私には必要ないから。
70
(1): 03/12/23 01:46 AAS
俺はあわてんぼうのサンタクロースなわけだが。
今年もクリスマス前にやってきたが、それを貴様らに文句言われる筋合いは無い。
5分前集合。散々小学校で言われてきただろ?
71: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 01:47 AAS
この名には秘密があるのだ。

解き明かすがいい。
72
(1): かぷりこ 03/12/23 02:35 AAS
ヒント!ヒント!
73: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/23 20:40 AAS
>>70
小学校で習ったのは、小さな時間のずれが
大きな人間関係のずれを生じると言うことです。
小さな時間のずれが信頼という名の糸を断ち、
小さな時間のずれがまだ幼い子供のささやかな
希望の糸さえをも断ち切るのですよ。
小さな時間のずれが子供の夢をぶち壊す。
小さな字間のずれがサンタをサタンに変える。
分かるかい?

>>72
ごめん。嘘だったんだ。
君にだけ打ち明けるけど、実は最初から秘密なんて
ものはなかったんだ。
っていうのがここだけの秘密な?

あと、今日が天皇誕生日だっていうことは、周知の
事実だけど、実は矢田亜希子の誕生日でもあり、
私が矢田亜希子のファンであるってことも
ここだけの秘密。

よ〜く考えような。お金は大事だよ。
74: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:08 AAS
花々が春の雨のように
すべてのものの上に漂い落ち、
野の緑の祝福が
地上の子らの上に輝くと、
小さな妖精の広やかな心は、
救うことのできる人の元へ急ぐ。
75: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:09 AAS
浄らかな人にせよ、邪な人にせよ、
不幸な人々を妖精は憐れむのだ。
76: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:09 AAS
聴け、時の神ホーライの嵐を。
霊の耳にはすでにして
新たに生まれた日の音が聞こえる。
77: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:11 AAS
岩戸は軋めき鳴って開き、
アポロンの車駕は高い音を立てて走ってくる。
光は何たる轟音を立てることか。
大喇叭、小喇叭が鳴り渡って、
目はまばたき、耳はおどろく。
まだ聴いたことのない音は聴くことができない。
78: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:12 AAS
花の萼の中へ、岩の迫間へ、
また葉の蔭へ深く、ふかく、
もぐり込んでしまえ、静かに生きようと思うならば。
あの音に撃たれては聾者になってしまうだろうから。
79: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:14 AAS
お前さんたちはばかなのだ。
腰をかがめて生まれてきたのさ。
おれたちは利口者でな、
重い物など担いだためしなしだ。
80: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:16 AAS
おれたちの頭巾、
上衣やぼろは、
軽いことこの上なしさ。
そうしていつものんびりと
何もしないで、
上履きのまんまで、
市場や人中を
歩き回って、
口を開けっ放しにして見物したり、
仲間同士でばかを言い合う。
81: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:16 AAS
そんなことをやりながら、
人のごった返す中を、
ぬらりくらりとすり抜けて、
一緒に跳ねてみたりの、
騒いでみたり。
82: 道化 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:17 AAS
お前さんたちが褒めようが、
はたまたお叱り遊ばそうが、
さようごもっともと言っておくのさ。
83: アトロポス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:18 AAS
最年長のわたしが
このたびは糸を紡ぐために招かれました。
命の糸は細くて切れやすいので、
何かと気苦労も多いのです。
84: アトロポス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:20 AAS
糸がしなやかで柔らかいようにと思って、
一番上等の麻を選んで持ってきました。
すべすべとしなやかでむらもないように、
なれた指で糸をなめらかにするのです。
85: アトロポス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:21 AAS
遊びにも踊りにも、
あまり度をお過しになってはいけません。
この糸の限りのある強さをお考えになり、
用心なさいまし、切れやすいのですから。
86: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:22 AAS
皆さん、近頃私の手に
鋏が預けられているのです。
と申すのも姉アトロポスの仕打ちを、
皆があまりよく思っていないからです。
87: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:23 AAS
あの人は無益な運命の糸を引っ張って、
光と風に繋いで、
一番素晴しい希望の糸を、
断ち切って墓穴へ引き摺って行くのです。
88: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:24 AAS
けれどわたしも若さに駆られて、
もう何度過ちを犯したかしれません。
今日は早まったことはすまいと思い、
鋏は鞘に納めております。
89: クロト ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:25 AAS
自分をそんな風に戒めて、
わたくしは楽しくこの場を見物致します。
今日は御承知の無礼講、
さあ、いくらでもお騒ぎなさい。
90: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:26 AAS
分別のあるのはわたしだけなので、
秩序を保つのはわたしの役目とされました。
休みなく動くわたしの糸巻枠は、
決して慌てたりは致しません。
91: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:27 AAS
流れる糸を枠に巻き、
どの糸をも正しく導いて、
ただの一本も逸らせは致しません。
輪になっておとなしくなさい。
92: ラケシス ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:28 AAS
ひょっとわたしが気を許すと、
世の中は大変なことになるでしょう。
「時」は教え、「歳」は量り、
織り手の神さまは糸束を手におとりになるのです。
93: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:29 AAS
いぶる松明、提灯、蝋燭が、
乱雑なお祭騒ぎの中に光っています。
幻のものにうちまじって、
私は鎖でしっかり繋がれているのです。
94: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:30 AAS
どいて下さい、馬鹿げた笑い手たち、
その面妖な笑い顔が曲者です。
今夜は私の敵という敵が
私に殺到してくるのです。
95: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:31 AAS
おや、友だちが、敵になってしまったわ。
あの仮面は前から知っています。
あの男は私を殺そうとしたのだ。
正体を見破られてこそこそ逃げて行くわ。
96: 恐怖 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:32 AAS
ああどこへでもいいから、
この世界から逃げ出したいわ。
でもあの世へ行けば私は身を滅ぼされ、
煙と戦慄の間につかまってしまう。
97: 希望 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:33 AAS
みなさん、今日は、御機嫌よう、
昨日、今日、みなさんは
仮装して遊んでいらっしゃるけれど、
私はちゃんと知っています。
あしたは正体を現すでしょう。
98: 希望 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:35 AAS
松明の光の中だと、
どうもあまり愉快ではないけれど、
晴れた日には
全く私たちの思いのままに、
あるいは一緒に、あるいはひとりで、
綺麗な野原をのびのびと彷徨い歩き、
休みたい時に休み、遊びたい時に遊び、
何不自由のない暮らしをして、
満ち足りて、精進を怠らないでしょう。
99: 希望 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:36 AAS
どこへ行っても歓待されますから、
遠慮なしに人さまの仲間入りをする。
きっとどこかで、
とても素敵なものが見つかるに違いありません。
100: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:37 AAS
私は人類最大の敵のふたり、
つまり恐怖と希望を鎖につないで
社会から遠ざけておくのです。
さあ、道を空けて下さい、皆さんは救われたのだ。
101: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:38 AAS
塔を背中に載せた巨象を、
ね、ごらんなさい、私は牽いてイクノデス。
一心不乱、たゆみなく
雑踏する道を一歩一歩進んで行きます。
102: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:39 AAS
しかし向こうのあの尖塔の上には、
大きな速い翼を持った女神が
勝利をつかもうとして、
四方八方を窺っているでしょう。
103: 賢明 ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:40 AAS
あの女神を包む光耀は、
ぐるりと遠くまで光を投げています。
勝利の女神と名告げられて
あらゆる活動を司っておられるのです。
104: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:41 AAS
輝かしい豊かな宝は、
岩の狭間に糸のように筋を引いていて、
ただそのありかを探り当てられるのは、
ただ霊妙な魔法の杖だけなのです。
105: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:43 AAS
暗い地下の穴倉で、わたしたちは
穴居民のように籠り住んでいますが、
あなたさまは風さわやかな白日の下で、
数の宝を恵み深くおわかち遊ばします。
106: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:44 AAS
今わたしたちはそこのところに、
不思議な泉を探り当てました。
その泉は、たやすくは得られなかったものを、
やすやすと与えることを約束しています。
107: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/24 22:45 AAS
それを仕遂げられるのはあなたさまなのです。
どうぞそれをお取り遊ばして御保管下さいまし。
あなたさまのお手にある宝という宝は、
この全世界の役に立つのでございます。
108: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:03 AAS
昔トゥーレに王ありき。
こよなく愛し給いつる。
妃はさきにみまかりぬ。
黄金の杯を形見とて。
109: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:04 AAS
王は宴の度ごとに
この杯を傾けて、
みまかりし妃を偲びては
美酒に涙を注ぎけり。
110: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:05 AAS
その玉の緒の断たれん日、
国も宝ももろともに
み子らにわかち与えしが、
かの杯はとめ置きぬ。
111: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:05 AAS
綺羅星のごともののふを
今際の別れに呼びつどえ、
海に臨める高殿に
王は宴を催しつ。
112: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:06 AAS
これを限りとかの杯に
盛りたる酒を飲み乾して、
城の下なる海原に
王は投げ入れ給いけり。
113: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:07 AAS
かの杯は波を呑み、
波に呑まれつ沈み行く。
王のいのちもその如く、
この世のそとに消え失せぬ。
114: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:07 AAS
大ヒント
115
(1): かぷりこ 03/12/25 01:10 AAS
えー?
116: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:12 AAS
>>115
じゃあもうちょっとヒントあげるよ
117: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:13 AAS
心の落ち着き今はなく
この胸はただ重苦し、
かつての安らぎ今よりは
ふたたびわが身に戻るまじ。
118: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:14 AAS
かの人いまさぬ朝夕は
墓穴に似てうらかなし、
ものみなすべてわが眼には、
冷灰のごとく味気なし。
119: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:16 AAS
あわれわがこの頭
物に狂いて尋常ならず、
あわれわがこの心
千々に乱れて埓もなや。
120: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:17 AAS
心の落ち着き今はなく
この胸はただ重苦し、
かつての安らぎ今よりは
ふたたびわが身に戻るまじ。
121: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:18 AAS
窓辺に起ちて窺うは
ただかの人のおん姿、
門を出でてはひたすらに
かの人をのみ求むなり。
122: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:19 AAS
かの人の気高き歩み
美しきそのみ姿、
やさしきほほ笑み
雄々しきその眼。
123: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:21 AAS
その言の葉の
悩ましき流れ、
わが手を執り給うそのみ手、
ああ、かの口づけ。
124: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:21 AAS
心の落ち着き今はなく
この胸はただ重苦し、
かつての安らぎ今よりは
ふたたびわが身に戻るまじ。
125: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:22 AAS
ただわが胸の求むるは
かの人を措きて何かある。
ああ、この腕にてかの人を
抱きとどめん術もがな。
126: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:23 AAS
思いのままにかの人に
口づけしまつり得んならば、
口づけ故にわがいのち
断たれんとても悔いはなし。
127: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:24 AAS
ヒントおわり
128: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:24 AAS
己がある殺那に向かって、「とまれ、
お前はあまりにも美しい」といったら、
己はお前に存分に料理されていい。
己は喜んで滅んで行く。

そうしたら葬式の鐘が鳴るがいい、
その時は君の奉公も終わるのだ。
時計がとまり、針も落ちるがいい。
己のすべては終わるのだ。
129: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:25 AAS
わかれ
130
(1): かぷりこ 03/12/25 01:25 AAS
ながいよ。。
131: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:28 AAS
>>130
人生は短し、芸の道は長し。

これもヒントかな?
132: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:30 AAS
かの一なるもの永遠にして、多に分かたる、
しかも一にして、永遠に唯一つなり。
一の中に多を見出し、多を一のごとく感ぜよ。
さらば、芸術の初めと終りとを会得せん。
133: かぷりこ 03/12/25 01:30 AAS
あ。うえのほうみたらなんか名前いろいろかえてるし。
134: M・F ◆Il2/JBUVwk 03/12/25 01:31 AAS
わ・か・れ

メリークリスマス

おやすみ
ノシ
135
(1): ?? ◆mw0rQCALo2 03/12/25 02:30 AAS
1の詩なんか読んだことあるきがすんだけど。ゲーテ?
136
(1): ?? ◆mw0rQCALo2 03/12/25 02:31 AAS
ああ、めふぃすと。フェレすか。
137: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:29 AAS
あてどないさすらいは、青春の喜びだ。
青春とともに、その喜びも色あせた。
それ以来、目あてと意志とを自覚すると、
私はその場を去った。
138: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:30 AAS
ただ目的だけをせわしく求める目には、
さすらいの甘さはついに味わわれない。
森も流れも、あらゆる途上で待っている
一切の壮観も、閉ざされたままだ。
139: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:32 AAS
これからはさらに旅を味得しなければならない、
瞬間のけがれない輝きが、
あこがれの星の前でも
薄れることのないように。
140: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:33 AAS
旅の秘術は、世界の輪舞の中に加わって
共に動き、憩うている時にも、
愛する遠い彼方へ向かって、途上にあることだ。
141
(2): メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:34 AAS
>>135-136
ってことです。
理解した上で、自ら輪舞の輪に加われると
いいですね。
空気を支配するよりも空気と融合しましょう。
とか。
142: 鳶色の髮の乙女 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:42 AAS
足に霜焼けができて、
歩くのにも躍るのにも難渋致します。
お辞儀さえ満足に出来ないのでございます。
143: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:43 AAS
失礼ですが、私の足でちょいと踏んであげましょう。
144: 鳶色の髮の乙女 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:44 AAS
あら、それは好いた同士ですることじゃありませんの?
145: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:46 AAS
いや、私が踏むのは意味深長なのですよ。
どんな病気でも、その病気を直すのにはからだの同じ箇処を使うのです。
足の病気は足で直す、ほかのところも同じこと。
さあ、どれどれ、よろしいか。お礼は要りません。
146: 天文博士 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:50 AAS
星回りのいいこの時間を粗末に考えてはなりません。
魔法の言葉で理性の口を封ずるがよろしい。
その代わりにすばらしい大胆な空想を
縦横無尽に働かせるのです。
そうすれば大それた望みも遂げられる。
不可能だからこそ、信ずるに値するというものでは
ありますまいか。
147: 牡猿 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:56 AAS
これが世界さ、
上がったり、下がったり、
いつもぐるぐる回ってる。
音は硝子のようで――
すぐにこわれる。
中はがらんどう。
ここはよく光っている、
こっちはもっと光っている。
球は生きている。
仔猿よ、
離れていろよ。
いのちが危ない。
この球は土製で、
こわれるとかけらが危ないぞ。
148: 魔女 ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 21:59 AAS
会得すべし、
一を十とせよ。
二は去らしむべし。
ただちに三を作れ。
しからば汝、富むべし。
四は手放せ、
五と六とより、
七と八とを作れ、
これ魔女の勧めなり、
それにて成就疑いなし。
九は一にして、
十は無、
これぞ魔女の九九。
149: メフィスト・フェレス ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:00 AAS
ん?
150: 呟き ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:04 AAS
曲者め――心得たものだ――
甘言を弄して――化けの皮が剥がれるまではやるつもりだな――
わかっているぞ――腹の中は――
さてお次ぎには何を言い出すか――見せかけだけの妙案か。
151: 呟き ◆Il2/JBUVwk 03/12/26 22:07 AAS
悪者がふたりか――諜し合わせている――
道化と法螺吹き――玉座も真近というのに――
聴き飽いた――嘘八百を並べるのか――
道化がせりふをつけ――賢者がしゃべる。
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