[過去ログ] それでも町は廻っているでエロパロ (340レス)
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96: 2011/01/22(土) 19:12:26 ID:dUvLfTe7(4/7)調 AAS
 そこに…チンチンを…? タケルは生唾を飲み込み、膣口から姉の顔へ視線を向けた。「い、
いいの、そんなことして…」
 まだセックスという行為も単語も知らないタケルだったが、女の子の大事な部分に男の子の
大事な部分を挿入するのがイケナイことだとは、おぼろげにではあったがもう理解できる歳では
あった。しかし、イケナイということを逆にやりたくなるのが人情というもの。しかも、手で
擦られるより気持ちがいいと言われてはなおさらだ。ただ、一つだけ気がかりがある。
「赤ちゃん、できちゃうんだろ?」
 さっきお風呂で歩鳥から教えてもらったことだ。女の人のお腹の中にセーエキを入れると
赤ちゃんができるんだと。姉のアソコに興味は尽きないが、赤ちゃんを育てる自信はなく、
挿入するのはためらわれてしまう。

「うん…」タケルの疑問に歩鳥がおずおずと肯く。「だから、出そうになったらオチンチンを
さっと抜いて、外に出しなよ。約束できるんなら入れさせてあげる」
「うん! 約束する! 約束するよ!」
 間髪を入れずに勢い込んで返事をする弟に、歩鳥は微苦笑した。「あー、わかったわかった」
そして彼女はゆっくりと背中を倒していき、ベッドに仰向けになった。膝を軽く折って脚を
広げ、弟がそこに入れるようにする。「ほら、おいでタケル」
「う、うん…」
 歩鳥に呼ばれ、タケルは緊張と興奮の表情を浮かべて彼女の広げた脚の間に這い寄った。
姉の股の間に入るとタケルは膝立ちになり、歩鳥の身体の上にゆっくりと覆い被さっていく。
そして彼女の腰の脇に手をついて上半身を支えて、股間の方へちらちらと視線を送りながら
位置をあわせ、腰を押し付ける。

「…ここ?」
 ペニスの先っぽが割れ目に触れるのを感じ、タケルが歩鳥に訊ねる。
「もっと下だよ」
 姉の言葉に従ってさらに亀頭を下に移していくと、すぐにそれらしき場所に辿りつく。
「あ…ここ…かな?」何度かぐいぐいと押しつけると、変な場所を突かれた歩鳥が顔を真っ赤に
してどやしつけた。「下すぎるっての、もう少し上っ!」
「え、あ、ご、ゴメン…」謝りながらタケルはまた位置を変え、今度こそ目的の場所らしき
ところを捉える。
 ここでいい? 物問いたげにタケルが姉を見つめると、歩鳥は無言で肯いた。そして、怖々と
した声で付け加える。「そっとだよ、タケル」
 初めての時は痛いというのは聞いている。どれくらい痛いんだろう? 注射より痛いのかな?
色々と恐い想像が頭を巡るが、恐さよりも初体験への好奇心が何倍も勝り、歩鳥は『やっぱヤメ』
と言い出しそうになるのをぐっと堪える。

「い、入れるよ…」
 緊張に声を震わせ、タケルはそっと腰を突き出した。皮を被った亀頭が、歩鳥の肉門にずるりと
潜り込む。「ん…!」弟が狭苦しい肉の扉をこじ開けて入り込んでくる感触に、歩鳥はぎくりと
腰を震わせた。「あ、んっ…」そしてタケルが一段と腰を押し進め、彼女の処女の証である繊細な
膜を押し千切りながらさらに奥へと入って来ると、歩鳥はたまらずに声を漏らした。
「い、痛っ!」
「だ、大丈夫?」
 姉の苦痛の声に、タケルが動きを止めて心配そうに彼女を見る。「う、うん、大丈夫」
 歩鳥は作り笑いを浮かべて答えた。もちろん痩せ我慢だったが、タケルの分身がまだ小振りな
こともあり、覚悟をしていたよりは痛くはなく、これならなんとか最後まで我慢できそうだ。
「いいよ、続けな」
 歩鳥が言うと、タケルはまだ心配そうにしつつも、亀頭を包む柔らかな姉の肉の感触には抗えず、
また腰を進め始めた。

 ただでさえ狭小なうえ、痛みと緊張で強張る処女道をぎりぎりと押し広げながら、タケルは
分身を姉の中に挿入していった。処女膜が完全に押し破られ、一筋の鮮血が歩鳥のむっちりとした
内腿を伝い落ちる。
「んっ、く…ひっ」
 陰茎が進むごとに、ひりつく痛みが歩鳥を襲い、彼女は必死に漏れそうになる悲鳴を押し殺した。
タケルは姉が痛がっているのを感じ、早く姉と完全に結合してしまいたいとはやる気持ちを
かろうじて抑え、優しく、ゆっくりと姉の中に入り込んでいった。
97: 2011/01/22(土) 19:15:07 ID:dUvLfTe7(5/7)調 AAS
「はぁ、はぁ、はぁ…お、お姉ちゃん…」
「タケル…」
 やがて、遂にタケルの分身が歩鳥の中に全て納まり、二人は呆然としたように顔を見合わせた。
(入った…全部…)破瓜の痛みに疼く膣をみっちりと埋め尽くした熱く固い塊が、弟の鼓動に
合わせてずくんずくんと脈打っているのを、歩鳥は感じていた。
(凄い…ぬるぬるして熱くて…)そしてタケルも、ぬるついた熱い柔肉がペニスをぎゅっと
締めつけ、ひくひくと蠢く様子に、胸の中で感嘆の声をあげた。(これが…お姉ちゃんの中…)

 二人は、そのまましばらく、じっとしてお互いの感触を味わっていたが、やがて歩鳥は痛みが
引いてくると、ほっと下腹部の力を抜き、おずおずとタケルに言った。「ね、動いてみて」
「う、動く…?」
「うん。オチンチンを出したり入れたりすんの。そうすると気持ちよくなるんだってさ」
 動かれたら痛そうだとは思ったが、セックスとはそういうものだと聞きかじりの知識で知って
いる歩鳥は、弟の前でオトナぶってみせたくて、彼に腰を遣うように勧める。
「わ、わかった」
 タケルは、歩鳥が痛そうにしているのを気にかけつつも、彼女に言われるがままにゆるゆると
ペニスを引き抜き始めた。
「ん…!」
(うわ!)
 途端に痛みを感じた歩鳥は、思わず膣にきゅっと力を込めた。ペニスが痛いくらいに締めつけ
られ、タケルは驚いて動きを止めたが、歩鳥が涙をちょちょ切らせながらも力を抜いて締め付けを
緩めると、また腰を動かしていった。

「ん…あ…」
 タケルは小さな喘ぎ声を漏らしながらゆっくりと腰を引き、そしてまた奥へ入っていく。すでに
ぐちゅぐちゅに濡れそぼった秘肉が、かちかちになった肉胴に擦れる感触が、形容のしようがない
ほどに心地良い。
(す、凄いやこれ…)
 お姉ちゃんが言った通りだ。手でさすられるよりずっとずっと気持ち良い。凄い、凄いや
お姉ちゃん…! こんなことを知っている姉に、そしてこんな気持ち良い場所を持っている姉に、
タケルはただただ驚嘆しながら、さらに腰を抽送させた。ぬちゅ、ぬちゅという微かな音を立て
ながら、タケルの分身が歩鳥の中を出入りする。その速度は、タケルの高まる興奮と快感に
あわせて次第に強く、激しくなっていった。

「う…く…」
 タケルに荒々しく胎内を擦り立てられ、歩鳥は表情を歪ませた。痛い。やっぱり痛い。セックス
ってこんなに痛いもんなの…? 自分で腰を動かすように言いだした手前、やっぱり止まれとは
言い難く、歩鳥はタケルの両肩にすがりつき、必死に痛みに耐えていたが、タケルの腰の動きは
強まる一方で、やがて遂に堪え切れなくなった歩鳥は涙声で弟に訴えた。
「い、痛…ちょ、タケル、もうちょっと…ゆっくり…!」
「う、うん」
 タケルは半ば上の空で肯き、一瞬動きを緩めた。しかしすぐに快感に飲まれ、無意識のうちに
抽送のスピードを強めていく。そしてぎしぎし、ぎしぎしと、ベッドが軋み始めるほどに、
タケルはがむしゃらに姉を突き上げた。
「痛っ、痛い、痛いって!」
 むしろ前よりも激しくなったタケルに歩鳥がとうとう悲鳴をあげるが、もはやタケルは下腹部から
こみ上げる快感の虜となり、その耳に姉の声は届いていなかった。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」
「ちょ、タケル、や、やめ…痛っ、あっ、やっ…!」
 姉を呼びながらひたすらに腰を振る弟に、歩鳥は堪らずに掴まっていた彼の両肩をぐっと押し、
弟の下から逃げ出そうとするが、タケルはのけ反りながらもしっかりと腰を押し付けてきて、
決して彼女から離れようとしない。「やっ、痛い、痛いってば、あっ、ひっ!?」
98: 2011/01/22(土) 19:16:17 ID:dUvLfTe7(6/7)調 AAS
「はぁっ、はぁっ、はぁっ…お、お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!」
 歩鳥と揉み合いながらも、タケルは初めて味わう女の胎内の心地よさに、みるみるうちに
一番の高みへと上り詰めていった。(あ…!?)そして射精に至るまさに寸前で、一瞬理性が蘇る。
(ぬ、抜かないと…)
 中で出すと赤ちゃんができちゃう…。だが、わかってはいても、少しでも長く姉と繋がって
いたい、この快楽を味わっていたいという欲求には逆らい難く、タケルはぎりぎりの瞬間まで
踏み止まろうと、ペニスにぎゅうっと力をこめて射精を必死に堪えた。
 が、射精の経験自体まだ一度しかない少年に、初体験で射精のコントロールをしようなど、
どだい無理な話であった。それからわずか数度腰を振っただけでタケルの中で快感が弾け飛び、
性器を引き抜く間もなく、激しくも甘美な痙攣が彼を襲った。

「んあっ…!」
「痛い、痛いって……え…?」
 痛みにもがいていた歩鳥は、突然切なげな呻き声を漏らして静かになったタケルに、不思議
そうな顔をして動きをとめた。「んっ、あ…」タケルは小さく呻きながら両脇についた腕を
突っ張らせ、背中をぐんと反らしてぶるぶると腰を震わせている。そして歩鳥は、自分の胎内に
根元まで挿入されているペニスが、びゅくっ、びゅくっとしゃっくりでもするように脈動し、
お腹の奥深くにじんわりと温かな感触が広がっていくのを感じとった。
(まさかタケル…)弟の表情が、さっき浴室で射精した時と同じなのに気付いた歩鳥の顔が、
みるみる青ざめていく。(シャセーして…)「ダーーーッ!」次の瞬間、歩鳥は奇声を発すると、
猛然とタケルの肩を押し始めた。「ダメっ、中っ、ダメーーーッ! 外外、外ーーーーっ!!」
 焦りの余り片言の日本語になりながら脚もじたばたさせて懸命に弟を引き剥がそうとするが、
射精の快感に酔いしれているタケルは姉の言いつけなどすっかり忘れ、ただ本能に命ぜられるが
まま、歩鳥の奥深くまで子種を注ぎ込もうと必死に腰を押し付け、子宮目がけてどくどくと精を
放出し続けた。

「ふっ、んっ、ん…」
 やがてタケルの甘い痙攣は次第に退いていき、同時にその身体からゆっくりと力が抜けていく。
「外っ、外にーーーっ!」
「うわっ」
 そこに、あらん限りの力で歩鳥に肩を押され、同時に彼女がばたばたさせていた足がタケルの
脇腹にヒットし、彼は後ろ向きに飛ばされるとどさっとベッドに尻もちをついた。そして目を
ぱちくりとさせ、呆然とした顔で姉を見つめる。

「はぁっ、はぁっ…」
 タケルから解放された歩鳥は、肩で息をしながら涙目で弟を睨みつけたまま身体を起こすと、
ぺたんと女の子座りになった。無理矢理ペニスが引き抜かれた痛みが残るが、歩鳥はそれどころ
ではない。尻もちをついたまま、まだ呆然としているタケルの股間で、歩鳥の愛液と破瓜の血で
ぬめ光る陰茎が、ピクンピクンと脈動するのが見える。その先っぽ、包皮の合間からわずかに
覗く亀頭は、白濁した粘液で汚れ、痙攣にあわせて新たな白濁液がどくどくと滲み出て、肉胴に
垂れ落ちていく。
 やっぱりシャセーしてる…! 女子高生探偵でなくともそれくらいはすぐにわかった。しかも
風呂で浴びせられた量を考えれば、大半はお腹の中で…。
 歩鳥は喉の奥でひっという悲鳴を漏らし、ベッドをばしばしと叩きながらキレ気味に言った。
「あんた、お姉ちゃんを妊娠させる気!?」
99: 2011/01/22(土) 19:19:22 ID:dUvLfTe7(7/7)調 AAS
「あ、ご、ごめん…なさい」
 物凄い剣幕の歩鳥に、タケルはうろたえ、かしこまったようにちょこんと正坐をすると、
小さくうなだれた。そのタケルに、歩鳥はベッドをばんばんやりながら滔々と文句を並べ立てた。
「外に出せって言ったじゃん、赤ちゃんできちゃったらどーすんのよ、信じらんないもう!」
怒りと興奮の余り、歩鳥はもう涙声だ。「もし赤ちゃんできちゃったらあたし…あたし…」
それ以上はもう言葉が続かない。もし妊娠して、それがタケルの子だなんてみんなに知れたら…。
(確かキンシンそーかんって犯罪だったよね…)歩鳥の頭の中に、縞模様の服を着て手錠を
かけられた自分が、看守に連れられて牢へ向かう姿が浮かぶ。
(うう…)
 歩鳥はずずっと鼻水をすすった。刑務所を出ても、もうこの家にも学校にもいられない。当然、
女子高生探偵の夢もお終いだ。前科持ちのうえに女子高生でなくなるんだから。彼女の脳裏に
今度は、小学生の弟とセックスをしたケダモノ、弟の子を産んだ雌犬と後ろ指をさされながら、
雪の降る夜の町をタケルの子を抱いてさ迷う自分の姿が浮かぶ。
 あ、でも元犯罪者で未婚の母の流離いの女探偵ってのも結構かっこいいかも…。自嘲気味な
薄ら笑いを浮かべ、歩鳥はもう一度鼻水をすすった。だが、なんにしても人生設計のやり直しだ。
タケルが中で出したりするから…。歩鳥はキッと弟を睨みつけると、語気も荒く言った。「アンタ、
責任とんなさいよねっ!」

「えぇ〜…」
 妊娠することの…しかも実の弟の子を妊娠することの重大さを、まだ十分に理解できていない
タケルは、取り乱す姉に困惑気味だ。(責任とれって言われても…)
 しばしタケルは弱り顔をしていたが、やがてある決意をするときりっと顔を引き締めた。
「わかったよ、俺、責任とってお姉ちゃんと結婚する!」
「ふぇ?」
 素っ頓狂なことを言い始めた弟に、えぐえぐ泣いていた歩鳥は、目をパチクリさせて彼を
見つめた。何バカ言ってんだこいつ…。笑わせてこの場を和ませようとでもしてるのか?
そんなことを思ったが、自分を見つめる弟の目はいたって真剣で、冗談を言ってるようには
見えなかった。
「弁護士って儲かるんだろ? 俺、弁護士になって金稼いで、お姉ちゃんも子供も絶対幸せに
するよ!」

「ぷはっ」
 ますますトチ狂ったことを言う弟に、歩鳥は怒りも忘れ、可哀相な子を見るような目つきに
なっていたが、やがて堪え切れずに、プッと噴き出した。「あはっ、あははははははははは…」
そして声を弾ませたままタケルに言う。「まったく、どこでそんなセリフ覚えたんだねキミは?」
 どっかの漫画かドラマで聞いたのを、オトナぶってマネしてみたのだろうが、そんな弟が
可愛くてしょうがなく、歩鳥は微苦笑せずにはいられなかった。
 が、いたって大真面目なタケルは、精一杯の決意を小バカにされたようで面白くない。
「なにがおかしいんだよ」
「バーカ、兄弟は結婚できないって、法律で決まってんだぞ」
「え、そうなの?」
「弁護士になるならそれくらい知ってないとね」
 どこか偉そうに人差し指を立ててチッチッと振って言う歩鳥に、タケルがまた弱り顔になる。
それ以外の責任の取り方なんて、彼にはわからなかった。

「いいよ、もう」
「えっ?」
 困り果てた様子の弟に、歩鳥は諦め気味の笑みを向けた。これ以上タケルを責めるのはなんだか
可哀相だし、ああ言ったものの、自分でもどう責任をとってもらえばいいかよくわからない。
「で、でも…」
 急に態度を変えた姉にまごついているタケルに、歩鳥はクスッとすると、そっと顔を近寄せた。
「その代わり…」そこで一度言葉を切る。「その代わり?」姉の言葉の続きを待つタケルに、
歩鳥は素早くチュッとキスをすると、驚いている弟に苦笑いを投げかけた。「ちゃんと弁護士に
なって、お姉ちゃんを弁護してよね、タケル」

 おわり
100: 2011/01/22(土) 20:00:25 ID:9wEtCuPp(1/2)調 AAS
きたっ
おつです
101
(1): 2011/01/22(土) 20:11:00 ID:H+QRmhr2(1/5)調 AAS
乙です
自分も真田と歩鳥のやつ書いてくる
102: 2011/01/22(土) 20:18:44 ID:gj3QAoh2(1)調 AAS
乙です。完成度たけー!!
まさか最後まで突っ走るとは思わなかったので驚きました。
103: 2011/01/22(土) 21:06:18 ID:KIvQJ/fg(1)調 AAS
やばいわー歩鳥かわいいし
お疲れ様でした。GJ!
104: 2011/01/22(土) 21:15:11 ID:9wEtCuPp(2/2)調 AAS
盛り上がってきました
105: 2011/01/22(土) 21:31:03 ID:YntME7mB(1)調 AAS
GJ
歩鳥ペロペロ

>>101
期待して待っとるで!
106: 2011/01/22(土) 23:58:39 ID:H+QRmhr2(2/5)調 AAS
投下行きます
・真田と歩鳥
・たぶん前編
・まだエロは無し

ではどうぞ
107: 2011/01/22(土) 23:59:05 ID:H+QRmhr2(3/5)調 AAS
 勿論、俺は全然いいんだけど……いや、これは嵐山以外でもいいってことじゃなくて。むしろ、俺は嵐山以外とそういうことは……て、誰に話してんだ!? 俺。
 「……これ、シラフのやつが損するだろ」
 廊下を歩きながらぼやく。そもそも、未成年三人のうち二人が泥酔してるってのもどうかと思うんだけどな。
 「まあ……」
 嵐山を部屋まで送るってこと自体は、役得なんだけどな。

 片足でふすまを開け室内に入る。
 敷きっぱなしの布団。そこに嵐山を寝せたら俺の役目は終わりとなる……わけだが。
 キス……くらいなら。いいよな?
 ここまで運んできたんだし、証拠なんて残んないし。
 嵐山の身体を布団の上に置かず、右腕で上半身を支えあげながら顔を近づけ―――

 PM:7:50。そして、事件は起きた。

 バタン、ガタッ。誰かの侵入を知らせる音。それを耳にした俺は、嵐山を抱えたまま一目散に押入れの中に逃げ込んだ。
 押入れの戸を開け、侵入者の姿を確認する
 「歩鳥〜、あれ? いない〜」
 月光に映し出される茶色の髪、月明かりを反射する眼鏡が文字通りの意味で眩しい。
 俺と嵐山の接吻に割って入ったのは、誰であろう辰野俊子その人であった。
108: 2011/01/22(土) 23:59:30 ID:H+QRmhr2(4/5)調 AAS
 「アカンて!!」
 酔った嵐山にガバガバビールを飲ませる辰野の所業に、俺は絶叫しながら立ち上がった。見れば嵐山は既に顔が真っ青だ。このままだと……いろんな意味でやばいことになる。
 「ばあちゃん、俺こいつ寝かしつけてくるわ」
 横に寝かせた嵐山をひざ下と背中から―――いわゆる、お姫様抱っこで抱えあげ、ばあちゃんに告げる。
 「あいよ」
 嵐山の腹に、ばあちゃんが鍵を乗せる。
 「ヘンなことするんじゃないよ」
 「死ねえよ!!」
 シークタイムゼロセカンド。脊髄反射で反応した。
 そんなこと、酔ってるこいつにできるはずがない。
 やっぱり……そういうのはお互いに合意じゃないといけないと思うし。
 勿論、俺は全然いいんだけど……いや、これは嵐山以外でもいいってことじゃなくて。むしろ、俺は嵐山以外とそういうことは……て、誰に話してんだ!? 俺。
 「……これ、シラフのやつが損するだろ」
 廊下を歩きながらぼやく。そもそも、未成年三人のうち二人が泥酔してるってのもどうかと思うんだけどな。
 「まあ……」
 嵐山を部屋まで送るってこと自体は、役得なんだけどな。

 片足でふすまを開け室内に入る。
 敷きっぱなしの布団。そこに嵐山を寝せたら俺の役目は終わりとなる……わけだが。
 キス……くらいなら。いいよな?
 ここまで運んできたんだし、証拠なんて残んないし。
 嵐山の身体を布団の上に置かず、右腕で上半身を支えあげながら顔を近づけ―――

 PM:7:50。そして、事件は起きた。

 バタン、ガタッ。誰かの侵入を知らせる音。それを耳にした俺は、嵐山を抱えたまま一目散に押入れの中に逃げ込んだ。
 押入れの戸を開け、侵入者の姿を確認する
 「歩鳥〜、あれ? いない〜」
 月光に映し出される茶色の髪、月明かりを反射する眼鏡が文字通りの意味で眩しい。
 俺と嵐山の接吻に割って入ったのは、誰であろう辰野俊子その人であった。
109: 2011/01/23(日) 00:06:07 ID:o3OpuPSc(1/2)調 AAS
 などと冷静に状況を描写してはみたもの……
 何隠れてんだ俺!! こんな取り返しのつかんところに!!
 俺は昔の漫画か―――!?
 後悔している場合じゃない。下手すれば社会的に俺は終わる!!
 変態か脱出か!! デッドオアアライブ!!
 「真……田? は!? なに!? どういうこと!?」
 ―――いや、デッドオブデッド。デッドオンリーグッドバイマイライフ。文法おかしいけどそんなのは些細なことだ。今は、何とかしてこの状況を打開する方法を考えないと―――!!
 「……真田。その、説明してくれないかな」
 ま、無理ですよねー。むしろ俺が嵐山に何故一緒に押入れに入っているかを説明してほしいよ。
 いつの間にか俺の胸の上に馬乗りになっている嵐山。不安げな、何か触れてはいけないものに触れるような表情を浮かべる彼女に、いつもの子供っぽさは存在しない。
 今ここにいるのは、嵐山歩鳥という一人の真摯な少女だ。彼女の真剣さに、俺も答えなくてはならない。
 「……酔ったお前を抱きかかえて介抱してたら辰野が戻ってきたから、押入れにお前まで抱きかかえてはいっちまった」
 「……本当にそれだけ? 何も、してないよね?」
 顔を近づけ身を寄せて、俺の返答に即座に追撃をかます嵐山。未遂ではあったが……告白すべきだろうか。俺が彼女に抱いた欲望を。それ以前から秘めていたこの思いを。
 ……いや、俺が今すべきことは、嵐山を安心させることだ。なら―――
 「なにもなかったよ。なにも」
 そう答え、嵐山の頭に手を置いた。それだけで彼女の緊張がほぐれ、強張った体が弛緩していくのがわかる。その反応があまりにも可愛らしかったから、親愛の情をこめて撫でてやるよ。
 「や、ちょっとなにすんだよ!!」
 その手を払いのける嵐山と、再び掌を頭につける俺。そんな攻防を四、五度楽しんだ後。
 「馬鹿、や、やめれっ―――あ」
 「えっ」
 払いのけた手が嵐山の浴衣の帯にあたり、その勢いのまま帯を抜き取っていく。
 シュル、シュルルと衣擦れの音が数度狭い押入れの中に響き―――

 「あ、え、えっと真田、見えてないよね」

 嵐山歩鳥は、一糸纏わぬ姿になっていた。
110
(1): 2011/01/23(日) 00:06:42 ID:H+QRmhr2(5/5)調 AAS
 「真田、聞いてる? ちょっと真田?」

 自分の状況を即座に理解した嵐山が俺に尋ねてくる。けど、答えることができないし、ここで本当のことをいう気もなかった。

 押入れにはいり随分と時間がたち、今の俺には夜目も効く。
 辰野の姿を覗くために開けた押入れのドア。そこからわずかに入り込む光が、嵐山の姿を十二分に照らし出していた。
 たまらなくなり、抱きしめる。ああ、ここまできてしまったらもう何も怖くない。いけるとこまでいってやろう。
 隣で辰野が寝てる? なにそれおいしいの?
 「……なにも見えない。でも、嵐山がどうなってるかはわかる」
 「なっ!?」
 ついでに、今顔を紅潮させたこともお見通しだったりする。つうか、ばっちり見えてるし。
 「う、うう……も、もうなんかどうでもいいや……」
 今の状況にとうとう根をあげ、身をゆだねてくる嵐山。
 そのぬくもりに、俺は確かな安堵を覚えていた。
111: 2011/01/23(日) 00:07:33 ID:o3OpuPSc(2/2)調 AAS
今日はここまで。次回からはHシーン突入。
誤爆&誤字すみません……
112: 2011/01/23(日) 08:40:05 ID:NWf8a920(1)調 AAS
おつポコ
113: 2011/01/23(日) 20:48:18 ID:Muu0w55T(1)調 AAS
盛り上がってきました
114: 2011/01/25(火) 00:03:20 ID:dmXimxcw(1)調 AAS
「やめろポコォォォッ!」
「姉ちゃん明日って今日さ!」
115: 2011/01/26(水) 21:52:12 ID:KQKNoyGH(1)調 AAS
ジョセはバター犬
116: 2011/01/30(日) 19:51:22 ID:5ADDFWTe(1)調 AAS
タケル「姉ちゃんオナホって何?」
117: 2011/01/31(月) 13:46:47 ID:JdKDNePm(1)調 AAS
千鶴「まだ知らなくていいのよ」
118: 2011/01/31(月) 20:16:03 ID:8hCUX6Zy(1)調 AAS
タケル「姉ちゃんアナルセックスって気持いいの?」
119: 2011/01/31(月) 21:08:41 ID:ouFBbFej(1)調 AAS
「教えてあげるからお尻を出しなさい」
120: 2011/02/02(水) 21:06:50 ID:+fSJjgdB(1)調 AAS
歩鳥のアワビ
121: 2011/02/03(木) 20:22:56 ID:Lvsf7k5L(1)調 AAS
タケル「姉ちゃん、エビちゃんが子供できたって言ってる」
122: 2011/02/05(土) 07:52:09 ID:0J8zxyBY(1)調 AAS
タケル「イカ姉ちゃん、子供のつくりかた教えてあげるよ」
123: 2011/02/07(月) 09:46:26 ID:cx5RJ5OK(1)調 AAS
歩鳥、乳首立ってるポコ
124: 2011/02/07(月) 19:56:03 ID:6QemK1DF(1)調 AAS
姉ちゃん乳首立ってる
125: 2011/02/10(木) 21:53:54 ID:yoQbHfsv(1)調 AAS
歩鳥のパンツをキャストオフ!
126: 2011/02/12(土) 21:12:40 ID:ed1gpjLX(1)調 AAS
「タケル君・・・もう我慢できない!」

タケル「やめてよ!針原さん!ぁぁ駄目っ!」
127: 2011/03/09(水) 09:19:46.93 ID:KWqAww7e(1)調 AAS
過疎
128: 2011/03/09(水) 18:33:40.05 ID:xZZcoa5H(1)調 AAS
歩鳥と寝技の特訓を死体
129: 2011/03/10(木) 00:01:17.52 ID:A4YoAVze(1)調 AAS
モリアーキー×歩鳥が読みたい
130: 2011/04/14(木) 13:34:43.59 ID:5bKRly/L(1)調 AAS
↑同じく
131: 2011/05/05(木) 18:45:45.72 ID:mE6lf43D(1)調 AAS
保守
132: 2011/05/30(月) 02:31:19.95 ID:xmKlGK2o(1)調 AAS
アニメが終わると苦しいな
133: 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 2011/06/16(木) 01:48:59.70 ID:p9Iq0EAY(1)調 AAS
エロユキ君と歩鳥の初夜はどーなるんだろか
134: 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 2011/06/16(木) 21:48:25.52 ID:ZMcMLWnn(1)調 AAS
真田には譲れねーな
135: 名無しさん@自治スレで設定変更議論中 2011/06/20(月) 19:02:56.99 ID:6qpXd9xP(1)調 AAS
歩鳥?タケルがたまらなく好きなんです
136: 2011/07/03(日) 21:36:21.75 ID:aRRfRimc(1)調 AAS
歩鳥と森秋も悪く無いと感じた
137: 2011/07/07(木) 22:04:51.37 ID:4zpXwRQl(1)調 AAS
歩鳥と森秋先生が読みたい
138: 2011/07/27(水) 15:33:41.48 ID:adqKS/3d(1)調 AAS
ほしゅ
139: 2011/08/12(金) 01:36:30.83 ID:LaBgyKQ1(1)調 AAS
ここってそれ町以外の石黒作品はナシ?
140: 2011/08/13(土) 22:14:49.31 ID:1GxuwrqF(1)調 AAS
過疎ってるし、それ町以外の該当スレが存在しないなら
ここでやってもいいんじゃないかと。個人的な意見ですが。
141: 2011/08/13(土) 22:16:25.01 ID:NHBJvYig(1)調 AAS
わいもええとおもうで
142: 2011/08/21(日) 13:33:22.72 ID:hcNlmsdo(1)調 AAS

143: 2011/08/31(水) 01:05:41.82 ID:xZOhayxk(1/5)調 AAS
ネムルバカ、百合(というほどでもない)、エロ皆無と
どうもスレ違いのような気もしますが、せっかくなので保守ついでに以下より投下します
144: 1/3 2011/08/31(水) 01:06:34.53 ID:xZOhayxk(2/5)調 AAS
「おい、一緒に寝るぞ」

私が先輩と一緒の布団で眠るようになったのは、一年生の冬だったと思う。
その冬初の寒波が襲来し、木枯らしの吹く夜、突然先輩が自分の布団から私のベッドへと潜り込んできた。

「ちょ、ちょっと先輩! なんでですか!」
「暖房も湯たんぽも無いのに、布団一枚じゃ凍死するっての。お前ベッド使わしてやってんだからいいだろ」
「まあ、別にいいですけど……いや、でもいくらなんでもベッドじゃ狭いですよ」

ベッドから這い出て、さっきまで先輩が寝ていた布団に、二人で入る。
先輩の生々しい体温が布団にはっきりと残っている。
他人の残した体温ってなんでこんなに温かいんだろう?
ベッドのかけ布団も引きずりおろして追加すると、ずっしりとした重みが圧し掛かる。

「うーん、案外まだ寒いな」
「そうですか?」

布団の中で少し離れて、しかも背中合わせになったものだから、先輩との間に空間ができている。
確かに、すかすかとして、一人で布団に包まれるよりもかえって落ち着かない感じだ。

じゃあ、と先輩の方に180度寝返りを打つと、同時に先輩も私の方に身体の向きを変えた。
途端に先輩との距離が近くなり、隙間が埋まる。
当然、その辺のアイドルなんかよりもずっと端正な顔が、目と鼻の先に。
暗闇の中でもはっきりと、その深い瞳がこちらに向けられているのがわかる。

「……近いです」

鼻息すらかかりそうな距離。……私のは多分酒臭い。
普段、他人の顔をこんな近くで見ることなんて、まず無い。もちろん、見られることも。
変な感じに恥ずかしくて、顔が熱くなる。

「2人とも仰向け、でいいんじゃないですか?」
「ああ、そうか」

誰かと一緒に寝るなんてことは、いつ以来だろう。
確かに、布団に一人で丸くなるよりも、温かい。だけど、それだけじゃない。
――なんだろう、これは?
145: 2/3 2011/08/31(水) 01:07:28.37 ID:xZOhayxk(3/5)調 AAS
左腕全体が、先輩の身体に触れている。そこから、服を隔ててじんわりと先輩の体温が染み込んでくる。
先輩がちょっと身動きをすれば、自分の意思と全く関係のない誰かの動きが、私の身体に伝わる。
先輩が息をするごとにかすかな空気の音が耳元に聞こえ、私は先輩と同じ空間の空気を吸って、吐く。
不思議な感覚だ。同じ布団に、誰かがいるということは。

誰かの身体、他人の吐息、見知らぬ体温。
それらはみんな、布団と、私の身体を温かくするようだ。

「お前、最近誰かと一緒に寝たことあるか?」
「……セクハラですか?」
「ちげーよ! この状況で察しろよ!」
「冗談ですよ。……まあ、無いですよね。この歳になると、普通は」
「むしろこの歳だからこそ普通はあるんじゃねーの?」
「……やっぱりセクハラじゃないですか」

いつもより、少し小さな声でも話が出来る。
天井ばかりを眺めていて、先輩の顔は見えないけれど。

「……去年の冬は寒かったな」
「そういえば、私が来るまではこの部屋に一人だったんですよね」
「本当は誰かと相部屋になるはずだったんだけどな」
「けど?」
「私と一緒に入る予定だった奴が追い出されたんだ」
「追い出された? なんでですか?」
「……さあ、知らねー」

なんとなく引っかかるような感じがしたけれど、先輩が黙ってしまったので追求するのはやめた。
二人が黙ってしまうと、狭い部屋の空気が固まったような静かさになる。まあ、今から寝ようというんだから別にいい。
少し頭の真ん中がぼんやりとしてきた。いい加減眠れそうだ。
146
(1): 3/3 2011/08/31(水) 01:08:16.08 ID:xZOhayxk(4/5)調 AAS
「……今年は、お前がいるからちょっとは温かいかな」

意識がなくなりかけた頃に、私に話しかけているのか、独り言なのかわからないくらいの声で先輩が言った。
とても意外な気がしたその言葉に振り向くと、先輩は仰向けのまま目を閉じていた。
ほとんど真っ暗な中に、その整った横顔がわずかに青白い影を映し出している。
やっぱり頬の辺りが熱いのは、飲みすぎだろう。

「そうですよ。感謝してくださいよー」
「……夏は暑くなったけどな」
「あー、素直じゃないなぁ」

なんだか妙に照れくさい。多分、先輩もだ。

「いいからもう寝るぞ」
「そうですね……おやすみなさい」
「……おやすみ」

私がここに来るまで、先輩はどんな風にして暮らしていたんだろう。
先輩がこの部屋で、一人で食事をして、一人で眠って、一人で起きる所が何故だか想像できない。
――想像できないというのは、私自身のこともだ。
まだ1年も経たないのに、今のこの生活があまりにも当たり前で、去年の今頃は先輩に会ってもいなかっただなんて、信じられない。
そして、そのうち私も先輩も大学を卒業して、ここを出て行ってしまうなんてことも。
今という時間が、過去にも未来にも、同じ姿で存在しているんじゃないかという感覚。
これまでに、経験したことの無い気持ちだ。
多分、実際にこの生活はずうっと続くのだろうと、寮のボロい天井を見ながら半分眠った頭で、思う。
もちろん、そんなわけはないのに。

ちょっと腕を動かしたら、先輩の柔らかくて小さな手に触れた。温かい、な。
私は先輩の手を握ったまま、眠ってしまった。
147: 2011/08/31(水) 01:09:08.91 ID:xZOhayxk(5/5)調 AAS
以上、終わりです
148: 2011/08/31(水) 19:34:37.65 ID:yy/cS410(1)調 AAS
おっつです
149: 2011/09/12(月) 01:36:25.23 ID:vleWe+kh(1)調 AAS
 
150: 2011/09/27(火) 18:25:51.52 ID:01WuiGnV(1)調 AAS
歩鳥ペロペロ
151: 2011/09/28(水) 19:24:11.01 ID:lDrlGipZ(1/2)調 AAS
パンズ病が歩鳥をナンパ性交した場合
152: 2011/09/28(水) 20:55:44.11 ID:lDrlGipZ(2/2)調 AAS
などを考えたら夜も眠れません

まあ寝ますけど
153: 2011/10/21(金) 23:25:06.43 ID:SNIHpJbi(1)調 AAS
 
154: 2011/10/27(木) 20:15:02.78 ID:Z9lrHo//(1)調 AAS
歩鳥の女陰
155: 2011/11/15(火) 00:22:47.65 ID:sN2bMcaB(1)調 AAS
>>146
いいなー、心が温まるな。
156: 2011/12/20(火) 00:52:05.58 ID:Bqw9pAZP(1)調 AAS
ho
157: 2012/01/07(土) 02:12:07.31 ID:y5b8dY0e(1)調 AAS

158: 2012/02/11(土) 22:27:21.92 ID:qeRr58RG(1)調 AAS
復活
159: 2012/02/17(金) 10:51:10.77 ID:0TNZI/lX(1)調 AAS
二期
160: 2012/02/17(金) 18:38:13.92 ID:dlOrEx2k(1)調 AAS
まだ?
161: 2012/03/13(火) 23:16:32.38 ID:f4TDzcrA(1)調 AAS
歩鳥ぃ
162: 2012/04/07(土) 03:29:40.70 ID:GROuEuMK(1)調 AAS
ふたなり紺先輩の話はお蔵入りしたのかよぉ。
出し惜しみしないで投下しろよー。
163
(1): 2012/04/07(土) 05:03:23.90 ID:tTQ7IuUD(1)調 AAS
>>42のことか?
まさか需要があるとは思わなかった。
164: 2012/04/07(土) 07:51:35.77 ID:d9aa5Mdv(1)調 AAS
需要ありまくりですよマジで
165: 2012/04/25(水) 23:47:48.67 ID:x8qCD+I0(1)調 AAS
>>163
おいまだか
そろそろ風邪引きそうなんだが
166: 2012/04/28(土) 00:15:15.57 ID:Q6mRK8Tq(1)調 AAS
ごめん。
細々直してるんでもうちょっと待って。
167: 2012/04/28(土) 00:46:30.83 ID:AQIDZyeX(1)調 AAS
わお、その報告が聞けただけでもwktkだ
パンツ下ろしたまま待ってるやつもこれで報われるだろう
168: 2012/05/03(木) 18:08:07.46 ID:5BqXn1IH(1)調 AAS
あげ
169: 2012/05/03(木) 18:16:04.70 ID:CnClAal0(1)調 AAS
あげんなバカ
170: 2012/05/12(土) 18:44:56.47 ID:oF8Zy+q3(1)調 AAS
紺先輩にアレが生えた話って、百合スレに投下したってことは女の子同士だね。
相手はやっぱり順当に歩鳥かな?それとも意外なカップリングでタッツン?
…まさかの針原さんという線も。
171: 2012/05/14(月) 01:36:54.30 ID:3xgLe4xO(1)調 AAS
歩鳥だよ。
待たせて悪い。なんかすげー長くなっちゃったんで今縮めてる。
172: 2012/05/14(月) 18:03:56.78 ID:Kz+q3VOs(1)調 AAS
期待
173: 2012/05/14(月) 20:17:46.32 ID:JFFTfZTb(1)調 AAS
別に長ぁてもかわまんぜ
174: 2012/05/14(月) 20:25:01.10 ID:D+JiwXxM(1)調 AAS
個人的には長くても大歓迎だけど、著者自身が納得いっていないなら仕方ない。
175: 2012/05/15(火) 03:02:58.62 ID:GmDwFy+C(1/10)調 AAS
いや納得いかないとかそんな大層なもんでもないんだけどね。
長々とスレ占有しちゃうのも悪いなと。
とりあえず冒頭部分は纏まったので投下してみる。
176: 2012/05/15(火) 03:03:58.83 ID:z8Momnh7(1/2)調 AAS
^^
177: 2012/05/15(火) 03:12:50.04 ID:GmDwFy+C(2/10)調 AAS
※百合注意。ふたなり注意。
【歩×紺】その1 1/3

とある昼下がり。紺双葉は高校の頃から住み慣れたボロアパートの一室でぼんやりとしていた。
作り付けのクローゼットの扉に背を預け、ジーンズに包まれたすらりとした脚を投げ出した形で力なく床を見つめている。
そうやって何時間同じ姿勢のままでいただろうか。
入り口のドアノブがガチャガチャと音を立てた時やっと顔を上げ、ついでに壁の時計を確認した。
「もうそんな時間か…そう言えば朝から何も食べてないな。まぁいいか…」
そんな事を考えながらまた床へと視線を戻す。
鍵穴に鍵が差し込まれる音とバチンと解錠される音が連なって玄関に響いた。
「たらいま〜」
開いたドアからふにゃふにゃした声と共に入って来たのは嵐山歩鳥。1年後輩で双葉と同じ大学に通う同居人である。
大学入学を機に一人暮らしをしたいと言う歩鳥と、そんなお金は無いと言う両親との間で一悶着あったのだが
折衷案として双葉と同居する事に(勝手に)話がまとまり有耶無耶のうちに転がり込んで来てはや一年。
最初こそ戸惑ったものの、家賃が半分になり浮いたお金でCDや洋服が余分に買える様になったし
家事も少しだけ、本当にほんの少しだけだが楽になったから善しとするか。と、なんとなく慣れた。
「うわっ!先輩なんで居るんですか!」
双葉の姿を認めるや否や歩鳥は仰天して声を上げた。
「午後の講義受けるって言ってませんでした?お昼一緒に食べようと思って探したんですよ?」
「サボっち…」
「もー!珍しく鍵かけてると思ったら、そんなんじゃ卒業出来ませんよ?」
「わーかってるよー」
面倒臭そうにそう答える双葉のすぐ横に、どっこいしょと年寄りじみた掛け声と共に歩鳥が腰を降ろす。
そのまま双葉の顔を覗き込む様に擦り寄ると唇を重ねた。
双葉もそれを受け入れる様に少し顎を反らせ暫くの間唇を吸い合っていたが
歩鳥が舌を挿し入れて来た所で両手で突き放す様にして離れた。
「悪ぃ…今日はそういう気分じゃねーんだ」
「はへへ…」
急に突き放された歩鳥はやり場の無くなった舌を出したまま妙な声を上げた。
「何かあったんすか?いつにも増してグランブルーな感じですよ」
「は?グランブルー?」
「ブルーよりもっと深いブルーって意味ですよ。生理?…はまだのハズだし…」
「勝手に人の予定日把握してんじゃねー!!」
「じゃあ何なんですか、何悩んでるか知りませんけど一応相談してみてくださいよ」
「…お前に言ってもしょうがねー事だよ」
「むっ…まぁ確かに解決するって保証は出来ませんけど…でもまぁダメ元って奴で」
「いいよ、もう放っといてくれ」
「一緒に住んでるのに放っとける訳ないじゃないですか!」
「言ってもどうせ信じないよ」
「信じます!信じますから」
「…笑うなよ?…その、朝起きたら…ナニが…」
「え?何が?」
「いや、ナニってその…チン…チンがその…」
「何ってちん?何なんですかそれ?」
「あーもう!だ・か・らっ!朝起きたら股間にチンコが生えてたんだよっ!」
「はぁ?!」
178: 2012/05/15(火) 03:16:45.44 ID:GmDwFy+C(3/10)調 AAS
【歩×紺】その1 2/3

ひとしきり爆笑した後、双葉にぶん殴られて出来たたんこぶを擦りながら歩鳥が呟いた。
「すぐぶつ…」
「笑わないって約束しただろ!」
涙目の歩鳥とは対照的に双葉の顔は怒りと恥ずかしさで真っ赤になっている。
「だって先輩があんな下品な事言うから…何か高度なジョークですか?」
「ジョークじゃねぇよ、朝起きたら本当に生えてたんだ」
「またまた〜。股間だけに?」
歩鳥は自分の発言に一瞬吹き出しそうになるが双葉にぶっ殺しそうな目で睨まれそれを飲み込んだ。
「げ、ゲフン。いやとにかくですね、先輩がオカルト好きなのは知ってますけどそれはいくらなんでも…」
ふう、と大きくため息をついた双葉はすっかり諦めた顔になって言った。
「な?やっぱり信じないだろ?こうなると思ってたんだ」
「信じるとは言いましたけどこれは信じろって方が無理ですよぅ」
「仕方ない、実際確認させるしかないか…ちょっと手ぇ貸せ」
「え?」
双葉は歩鳥の手首を掴むと自分の股間へと導いた。
むにゅ。
「う…ん?」
ジーンズの股間部分が何やら盛り上がり、デニムの生地越しに奇妙な感触を感じる。
「どうだ、信じたか?」
「な、なんすかこれ!?ぶよぶよしててちょっとコリコリした…」
「馬鹿!そ、そんなに揉むな!」
「あ、分かった先輩。また私に隠れてやらしいオモチャ買ったんでしょ?」
「んな訳ねーだろ!しょっちゅう変なもん買ってるみたいに言うな!」
「今度何か買う時は相談して買うって約束したじゃないですかー」
「違うつってんだろ!!人の話聞けよ!つか揉むのもやめろ!」
「それを独りで楽しんでるトコにあたしが帰って来たんでー…あれ?」
「う、うぐぐ…」
「なんか固くなって来ましたよ?これ」
「だ、だから…それ以上…も、揉んだら…ぅ…」
「どういう機能なんですかこれ?」
「いてててーっ!!!」
双葉は急にそう叫ぶと歩鳥の手を振りほどく様に立ち上がった。
いや立ち上がりはしたものの真っ直ぐには立てず、前屈みの変な格好でベッドのある方向へと歩み寄った。
「くっ…やっぱレディース用じゃコレを納めるのには無理があるのか…」
ベッドの側にうずくまりそう呟く双葉だったが、
たとえ男性がメンズ用を穿いていたとしても同じ状況下ではやっぱり困窮するという事実を知る由もない。
「ふう…」
うずくまったまま何とかジッパーを下ろし、若干楽になった事で双葉は一息ついた。
「大丈夫ですか?使い方間違ったんじゃ…」
いつの間にか背後に近付いて来ていた歩鳥が心配そうに声を掛ける。
まだ新手のアダルトグッズだと信じて疑っていない様子だ。
「もういい、触らせても分からないんなら実際に拝ませるしかないな」
179: 2012/05/15(火) 03:24:16.01 ID:GmDwFy+C(4/10)調 AAS
【歩×紺】その1 3/3

覚悟を決めた様に歩鳥を睨め付けると、双葉は今度こそしっかりと立ち上がり
歩鳥に背を向けたままジーンズをすぱっと脱いだ。
グレーの縞パンに覆われた形の良いお尻があらわになる。
「見て驚くんじゃねーぞ?」
脱いだジーンズをばさりとベッドの上に放りながら双葉は言った。
「そんな凄いの買ったんですか?」
「あー凄いよ、凄くて涙出そうだ」
「ん?!」
くるりと振り返った双葉の股間を見て歩鳥の思考が一瞬停止する。
グレーの縞パン。それは双葉お気に入りのもので、
穿いている所を歩鳥は何度も見ているし自分の手で脱がせた事だって一度や二度ではない。
そんな見慣れたはずの下着の股間部分が、不自然な形に突き出ていた。
体に対して垂直に何か棒状のもので下から突き上げられた様に布地が持ち上げられ
腹部や足の付け根部分は完全に浮いて隙間が空いている。まるで安物の簡易テントの様だ。
「…凄くエロいですね」
「中がどーなってるか見たいだろ?」
双葉は朝目覚めて自分の体の変化に気付き、驚き戸惑い、
この先どうやって生きていけば良いのかという不安から何もする気になれず
同時に、歩鳥に知られたらという恥ずかしさと恐怖にその小さな胸をきりきりと苛まれていた。

さっきまでは。

歩鳥の脳天気でなおかつ馬鹿馬鹿しいリアクションで全て吹っ飛んだ。
あたしがこんなに悩んでるのに何だお前は!という怒りが凹んだ心境を突き上げて勢い余って凸ませ、
むしろ見せ付けてキャーキャー言わせてやる!というちょっと意地悪な心持ちにすらなっていた。
「ほらよ」
双葉は突っ張った布地の両端を摘んでぺろんと捲り下ろした。
それまで頭を押さえ付けられ窮屈そうにしていたソレは束縛から解き放たれ伸び伸びと踊り出る。
そのまま斜め上に向かって勢い良く反り返ると立ち木に突き立った投げナイフの様に「びぃーん」と身を震わせた。
それはそれは御立派なモノだった。
「ご、御立派ですね…」
目をまん丸にした歩鳥が、見たまんまの感想を述べた。
「え?あれ?」
歩鳥がその異変にやっと気付いたかの様に素っ頓狂な声を上げた。
双葉が回れ右をして歩鳥の方を向いて下着を下ろした時、歩鳥は四つん這いで双葉の股間を凝視していたので
一旦下着に引っぱられてから外界に躍り出たソレは歩鳥の目の前を文字通り鼻先を掠める様にして反り返った。
ぶぅんと風切り音すら感じて一瞬ひるんだが、好奇心が勝って夢中で観察した。
浮き出た血管も生々しく、真っ赤に充血したソレは逞しく誇らしげにそそり立っている。
最初こそうわー良く出来てるなぁ、高かったんじゃないかなぁなどと思っていた歩鳥だったが、

装着方法が分からない。
紺先輩の大事な部分に刺さっているにしては位置が変だ。
下腹部に茂る薄い陰毛も途切れる事なくソレに繋がっている。しかもかなり自然に。

結論:なんだこれは?
180: 2012/05/15(火) 03:35:37.59 ID:GmDwFy+C(5/10)調 AAS
お粗末様でした。
また纏まったらその分投下します。
最後まで一気に投下出来れば良いんですが手が遅くて申し訳ない。
181: 2012/05/15(火) 06:46:26.04 ID:z8Momnh7(2/2)調 AAS
こんなに面白いのなんで居間まで投下ためらってたのか意味不
GJ
182: 2012/05/15(火) 08:29:45.47 ID:X6hoygt5(1/2)調 AAS
これは素晴らしい。
出し渋るものだから出来もイマイチかと思ってたら、期待の遥か上だった。
皆が夢見た歩鳥と紺先輩の同棲編だなんて感涙ものだぜ。
183: 2012/05/15(火) 22:25:00.53 ID:DrN+/zbf(1)調 AAS
これは良いぞ・・・!
184: 2012/05/15(火) 22:48:38.44 ID:GmDwFy+C(6/10)調 AAS
ども、やっぱ一人で文章打ってるより感想もらえるとテンション上がるね。
続きです。
185: 2012/05/15(火) 22:53:19.92 ID:GmDwFy+C(7/10)調 AAS
【歩×紺】その2 1/3

「どーだ。これで信じたろう?」
しげしげと自分の股間を凝視する歩鳥を見下ろしながら双葉が言った。
「へ?何がですか?」
惚けた様な返事にがくっとずっこける双葉。
「何がじゃねーだろ!本物だって分かったろ?!」
「いや、それがですね本物を見た事がないので…なんともはや…」
「はぁー?」
歩鳥は双葉とそういう関係になっている以上既に生娘ではない。
しかしそういう関係になっているからこそ男性経験も無かった。
当然臨戦態勢の男性器を目にした経験も無い。子供の頃に一緒に風呂に入った父親や弟のモノを見た事はあったが
肉親のフルパワー状態を観察し得る機会には恵まれなかった。
なので歩鳥はソレが良く出来た偽物なのか本物なのかの判断ができなかった。というかぶっちゃけ混乱していた。
「触ってみてもいいですかね?」
「はぁ…好きにしろ」
なんだかすっかり怒る気も失せてしまい気の抜けた様に答えると双葉は背後のベッドにどさりと腰を降ろした。
「ほれ」
かなりヤケクソ気味に歩鳥に向けて脚を開く。その中心で渦中のナニがぶるんと震えた。
「んじゃ一寸失礼をば…」
歩鳥が恐る恐る伸ばした指先がソレに触れるか触れないかまで迫った瞬間、
ソレは逃げようとする様にビクンと大きく跳ねた。
「わぁっ!?」
二人同時に大きく叫ぶ。
「ば、馬鹿!脅かすなよ!」
「せ、先輩こそ!逃げないでくださいよ!」
「逃げてねーよ!触るならさっさと触れ!」
意を決した歩鳥は今度こそ逃がさぬ様にとがばっと引っ掴んだ。
「わぁぁぁっ!?」
またも同時に大きく叫ぶ二人。
「ああああ熱い!ビクビクしてる!!び、びくびくっ!気持ちわるいっ!」
「痛い痛いっ!強く握り過ぎだ抜ける!」
「えっ!?抜けるんですか!?これ!」
「抜けねえから痛ぇーんだろ!とりあえず放せ、痛たいって!」
「だだだだって放したら逃げちゃいますよ!これ」
「逃げねーし!逃げてくれたらありがてーよ!」
歩鳥がゆっくりと手の力を抜いてなんとか少し落ち着いた。
「先輩!これ生きてますよ!ほ、本物です!本物!!」
「な?言ったろ?」
「大変ですよ!大変!先輩にチ、チンチンがっ!!どうしよう!?」
「いや、ちょっとお前落ち着け。な?」
「こ、こんな時は何科のお医者さんに行けば良いんですかね?!やっぱ泌尿器?」
「おい…」
「も、もしかしたら研究の為とか言って先輩捕まってじ、実験とか解剖とか…」

ごん。

双葉は自分の体の一部をしっかり握ったまま錯乱する後輩の頭を容赦なく殴りつけた
「落ち着けつってんだろ!」
「すぐぶつ…」
186: 2012/05/15(火) 23:00:57.40 ID:GmDwFy+C(8/10)調 AAS
【歩×紺】その2 2/3

「最初からチンコ生えた、本物だつってんだろ。なんで取り乱してんだよ」
朝起きて自分が散々取り乱した事は棚に上げて双葉は言った。
まぁ歩鳥なりに自分事を心配してくれてるんだろうな、とちょっと嬉しかったりもしたのだが
それは恥ずかしいので言わない。
そんな事よりも、歩鳥がナニを適度な握力で握ったままアワアワと取り乱すお陰で
さっきから今まで経験した事の無い何とも言えぬ感覚がじんわりと股間から這い昇って来ているのがいかにもマズい。
「あれっ!?先輩!なんかさっきより太くなって来てますよ!?」
「あ…うん…ちょっとその…なんだ」
掌の中で太さを増して握り難くなったのか歩鳥はソレを慎重に握り直す。
偶然にもその動作は牛の乳を搾る時のものと同じだった。
「うぎっ!?」
双葉らしからぬ珍妙な悲鳴とともにソレは歩鳥の手の中でビクンと大きく跳ねる。
「わぁ!ま、また太くなった!」
握られる力は変わらずとも太さが増せば刺激も増す。
じんわりと双葉の腰の後ろあたりを撫でていた感覚は突然凶暴になり噛み付いた。
「うぎゅ…ほ、歩鳥ちょ、ちょっソレ放せ…なんかヤバい…」
勝手に腰が引けるがナニは歩鳥の手に固定されているので、逃れようとする動きが逆に絶妙な刺激となって伝わる。
歩鳥も何か異常を感じているらしく、放そうか放すまいか逡巡する動きが不規則なリズムを生んだ。
振り解けば良いのだが何故か体は言う事を聞かず、終いには勝手につま先立ちになった両膝がガクガクと震え出す。
「せ、先輩!?」
流石にヤバいと思った歩鳥がぱっと手を離した。
双葉はふぅーっと大きく息を吐いたかと思うと糸の切れた人形の様にベッドに崩れ落ちた。
天井を見上げてはいるがその視線は定まらず、放心した様に開いた口からは若干荒くなった息が漏れている。
「うぁー…やっばいなコレ…」
「大丈夫ですか?先輩?」
「大丈夫じゃねーよー放せつったらすぐ放せよ」
「ごめんなさい…」
双葉はむくりと頭だけ持ち上げて自分の下半身からそそり立つソレを見下ろした。
「やっぱり最後まで行かないと治まらねーか…」
股間から斜め上に突き出たソレは、今は腰がベッドから半分ずり落ちた格好になっているので真っ直ぐ天井を指し示していた。
歩鳥から散々刺激を受けたが達する直前に強制終了されたため
萎むどころか前にも増して太く固くなり、やり場のなくなった力を漲らせて脈打っている。
「どーしよう…このままじゃコンビニにも行けやしねぇ」
「先輩泣いてるんですか?」
「泣いてねーよ!」
「いや、こっち」
「?」
双葉が歩鳥の指差す方向に目を向けると、そそり立つ厄介な部位のいちばん先端、
鈴口と呼ばれる部分で今にもこぼれ落ちそうな大粒の涙がふるふると身を震わせていた。
「なんだこりゃ?」
「なんか綺麗ですね」
「呑気な事言ってんじゃねー!お前が変な刺激与えるからこんな訳の分からんもんが出て来んだ」
「あたしの所為じゃないでしょう。紺先輩の生理現象じゃないですかコレ」
187: 2012/05/15(火) 23:03:35.37 ID:GmDwFy+C(9/10)調 AAS
【歩×紺】その2 3/3

カウパー腺液、所謂ガマン汁というものであるが彼女らには知る由もなく。
だがしかし何となく弄ったら出て来る体液らしいという事は理解出来た様だ。
「男の人のも感じると濡れるんですね」
「知らねーよ、ティッシュ取ってくれ」
とりあえずは拭き取っておこうと双葉が身を起こしながらそう言った。
「あぶない!」
体勢が変わったためにトロリとこぼれた雫を、歩鳥はとっさに口で受け止める。
「わあぁぁぁっ!!」
いきなり急所にしゃぶり付かれた双葉は悲鳴を上げた。
「うぇ〜しょっぱい…」
歩鳥は何故だか泣きそうな顔になっている。
「アホかそんなもん舐めるからだろ」
「あんな蜜っぽいのに塩っぱいとかズルい〜」
「こんなグロテスクな器官からそんな甘いモンが出て来るわけねーだろ」
「そりゃまそうなんですけどね」
そう言って歩鳥は再び亀頭に残った体液に舌を伸ばす。
「待て待て待てっ!!なにやってんだお前は!」
「え、だって綺麗にしないと…」
「舐めなくたっていいんだよ!しょっぱいんだろ?マズいんだろ?」
「いや、味は別にヤじゃないですよ?」
「美味しくても舐めんなよ!突然生えた訳分かんないトコから出たもんだぞ?!」
「えー?でも先輩のおチンチンですよ?それにー」
「それに?」
「舐め合うのはいつもやってるじゃないですか」
「ばっ…馬っ鹿やろう!そ、それとこれとは…」
双葉は顔を真っ赤に染めてしどろもどろになって喚いた。
「弄ったらもっと出るかな?」
歩鳥の方は全く意に介さずと言った風に双葉のソレを再び握るとごしごしと扱き始めた。
「ちょ、ちょっと待て馬鹿!今度こそホントに出ちゃうってば!」
慌てて歩鳥の腕を掴みその動きを制止する。
「え?出るって何がですか?」
「いや、その…」
「セーシって奴ですか?」
いつの間にか歩鳥の表情にはどこか悪戯っぽい笑みが含まれている。
「うぐ…そ、そうだよ…」
「見たいなー先輩のシャセー」
「しゃ、射精!?」
ニヤリ。と、より一層意地悪さを増した笑顔で歩鳥は言った。
「出るんでしょ?セーシ?」
188: 2012/05/15(火) 23:05:55.62 ID:GmDwFy+C(10/10)調 AAS
お粗末様でした。
次は今週末になるかもしれません。遅くてスマヌ。
189: 2012/05/15(火) 23:25:21.15 ID:X6hoygt5(2/2)調 AAS
ぐぬぬ、こんなに微笑ましくてエロい話を書けてしまうとは、悔しいような嬉しいような。
しかしこの歩鳥、このさき大暴れの予感w
190: 2012/05/16(水) 01:09:10.81 ID:BaLLUe11(1)調 AAS
普通に文章上手いなぁ
「生娘じゃない」とかの表現もエロいなチクショー
191: 2012/05/18(金) 08:02:06.11 ID:P3Dv9UOC(1/5)調 AAS
続き投下しますね。
192: 2012/05/18(金) 08:03:40.15 ID:hcXWCeeH(1/2)調 AAS
^^
193: 2012/05/18(金) 08:05:56.67 ID:P3Dv9UOC(2/5)調 AAS
【歩×紺】その3 1/3

双葉が見下ろす自身の脚の間で、すっかり双葉の分身の様になってしまったモノを歩鳥がごしごしと扱いている。
その顔はとても楽しそうだ。
射精する所を見たいと言われて双葉は当然拒否したものの、歩鳥があの意地悪そうな顔をした時のしつこさは知っている。
何よりまずはコレを鎮めるのが先決だ。こんなバキバキに勃った状態では何も出来やしない。
そう考えて結局歩鳥に任す事にした。
自分で慰めても良かったのだがそれはそれで何だか凄く空しそうだし。
「なぁ、おまえ普段から男はキケン!男はエロス!って毛嫌いしてんのによくそんなモン平気で弄れるな」
「先輩のおチンチンだからですかね?なんか平気です」
「わたしなんか自分の体の一部だと思ってもまだ気味が悪いよ」
「まーあたしの純潔はとっくに散らされちゃいましたからねぇ、今更イヤーンとか言うのも変でしょ?」
「なんだその被害者面は、わたしだってお前に散らされたんだからな?」
「ちょっと黙っててもらえますか?気が散りますんで」
「この野郎…」
歩鳥は気を引き締めた様に、それでもやっぱり楽しそうに双葉の分身を扱き続けた。
「気持ちいいですか?」
上目遣いで尋ねる。
「ん…ああ、なんか変な感じだけどな」
実際初めての感覚だし本来備わっていないはずの器官なので当然なのだが、
気持ち良いという感想も嘘ではなかった。
さっきは突然の事だったので過剰に反応してしまったが、今は覚悟も決めたし落ち着いているので
その感覚を冷静に受け止められる。
なるほど男はこういう風に感じているのか。女の快感とは大分違うもんなんだなぁ。
などと人事の様に分析出来るほど心は落ち着いている。
しかしそれと同時に未知の快楽に嬉々として身を委ね興奮している自分も居た。
「ふぅ、ふぅ…ん…ふぅ…」
冷静な思考とは裏腹に、双葉の唇からは熱い吐息が漏れ続けている。
「イキそうですか?まだ?」
歩鳥が再びそう訊きながら時折溢れて来る塩っぱい蜜を舌先で舐め取る。
鈴口を舌が這う度に双葉の背筋が痺れて震えた。
童顔丸顔、加えて屈託の無い笑顔の歩鳥。その眼前でグロテスクなモノが手の動きに合わせて揺れている。
それだけでもどえらい絵面であるのに赤い舌でチロチロと蜜を舐める姿は恐ろしく退廃的で扇情的だった。
少なくとも双葉にとっては。
「う…うん…もう…ちょい…」
益々荒くなった息の隙間から絞り出す様にして双葉は答える。実際ゴールは近いようだ。
その証拠に歩鳥が舐めても舐めても溢れて来る蜜は増える一方で、
今では鈴口どころか亀頭全体が蜜にまみれてぬらぬらと濡れ光っている。
「あ、そうだ」
歩鳥が「良い事思い付きましたよ?」と言わんばかりに明るい声で言った。
そして空いた手の指で溢れて来る蜜を絡め取る様にして集め始める。
「なんで今まで気付かなかったかなぁ」
そう言うが早いかヌルヌルになった指で亀頭を包み込むと勢い良く扱いた。
「んぎっっっっっっ!?」
いきなり強烈な刺激を与えられた双葉は冷静さも吹き飛ばされて悶絶した。
何と言うか、躯の奥底までじわ〜っと滲みて来る様な女の快感とは違い男のソレは浅いけれどもその分鋭い。
ソコから脳まで直接神経が繋がった様な、そんな直接的な刺激だった。
194: 2012/05/18(金) 08:10:45.74 ID:P3Dv9UOC(3/5)調 AAS
【歩×紺】その3 2/3

「ちょっ…おま、それ…ヤバい…」
双葉が耐えようとすればするほど刺激はくっきりと鮮明になり、本人も気付かぬうちに勝手に膝が震えている。
「あーここ気持ちいいんですね?」
歩鳥はビンゴ!と言った風に目を輝かせ、おまけに扱く手の動きに捻りを加え始めた。
「ぎゃ…やめ…んぅ…やぁああ…」
「あー先輩の可愛い声久しぶりに聞きましたよー」
歩鳥は手の動きを止めるどころか更に加速させた。
もう指どころか掌全体が蜜まみれになっている。
それが発するぐちょぐちょという湿った音に双葉の荒い吐息が入り乱れ、
それはそれは淫らなハーモニーを奏でた。
もうだめだ何が何だかもう良く分からない。双葉が冷静さを失った思考の隅でそう思った瞬間。
歩鳥に扱かれているモノの付け根、そのもっと奥の方がカーッと熱くなるのを感じた。
あ…イク…
「あ、そうだ」
歩鳥が今度は「うっかりしてました」という口調で突然手を止めた。
「ぶはっ!」
絶妙なタイミングの寸止めに双葉は思わず吹き出し、熱くなっていた部位は急激に熱を失った。
「何だよ!急に止めんなよ!」
「え?あ、ごめんなさい…」
叱られて子供の様にしゅんとなる歩鳥。
あのまま続けられていたらどうなっていただろう?絶頂を迎えて射精に至ったのだろうか?
速やかに冷静さを取り戻した、というか強制的に冷まされてしまった双葉はそう考えながらふと妙な事に気が付いた。
イキかけた時に腰の奥に感じたあの熱は…
間違え様も無い。確かにアレは普段慣れ親しんだ…と言うと語弊があるが、確かに女性の絶頂の前触れだった。
男も絶頂の感覚だけは同じなのか?いやソレとは別に男としての前触れらしきものも確かに感じていた。
だとしたらアレは一体…
「この辺ヌルヌルになっちゃったんで汚れる前にパンツ脱がしちゃおうと思って…」
双葉の思考を歩鳥の言葉が遮る。
「ん?ああ、そういう事か。別に汚れても良かったのに」
よくよく見ればいまだ元気一杯の異物によってV字型に押し下げられた下着が腰に貼り付いたままになっている。
さっさと脱いどきゃ良かったな。そんな事を思いながら双葉は歩鳥が脱がし易い様にと後ろ手を着いて腰を持ち上げた。
「ん?あれ?もう濡れちゃってますよコレ」
「え?」
歩鳥がゆっくりとパンツを引き下ろすと、ぬちゃっと湿った音をたててクロッチの部分が糸を引いた。
「あれ!先輩、女の子の部分そのまんまですよ!」
え?と双葉が答えるのも待たずに、歩鳥はソコに二本の指をずぶりと突き入れた。根元まで。
「んぁっっ!!」
悲鳴とも喘ぎ声ともつかぬ声を上げて双葉の背中が弓なりに仰け反った。
元々浮かしていた腰は大きく跳ね上がりそこから生えたナニも勢いよく跳ね回る。
その先端から白濁した液体が噴き出し盛大に撒き散らされた。
「わぁああああああっ!?」
同時に叫ぶ二人の上にその液体は容赦なく降り注いだ。
いきなり何すんだこの馬鹿っ!!とまたぶん殴られる!歩鳥はとっさに両腕で頭部を庇い身を縮めた。
が、何の反応もない。
あれ?と、恐る恐る目を開けてみると双葉はベッドの上にぐったりと横たわり弛緩していた。
「せ、先輩!大丈夫ですか!」
あわてて駆け寄ると息が荒く天井を向いた目は焦点が合っていないかの様にうつろだった。
「先輩!先輩!」
「うーるせーよ…」
双葉はゆっくりと身を起こした。
「良かった!先輩!」
「おまえなーいきなり何すんだこの馬鹿!」
ノーモーションのパンチが歩鳥の頭部に飛んだ。
195: 2012/05/18(金) 08:18:37.90 ID:P3Dv9UOC(4/5)調 AAS
【歩×紺】その3 3/3

「やっぱりぶつ…」
「当たり前だ馬鹿野郎!いきなり指突っ込むとか何考えてんだ!」
「だってあれだけ濡れてたら大丈夫かなーって…」
「大丈夫だけど大丈夫じゃねーよ!見ろ!この惨状を!」
見渡すと床からベッドのシーツから、お互いの頭、顔、服と例の白濁液でベトベトになっている。
「これ…セーシ?」
「良かったじゃねーか。見たかったんだろ?シャセー」
「なんか思ってたのとちがう…」
ふと、二人同時に双葉の股間に視線を落とす。大仕事を終えたばかりのソレは何故か萎える事もなく逞しいままでいた。
それどころか射精の余韻を楽しむかの様にひくひくと脈打ち先端からは精液が名残惜しそうにとろとろと垂れている。
「小さくなりませんね?」
「まだ足りねーってか」
双葉はがっくりと項垂れた。顔に付着した精液が一滴、涙の様に頬を伝って落ちて行く。
「もう一回やりましょう!今度はちゃんとやりますから」
「えぇ──?」
「大丈夫ですよ、女の子の部分も残ってると分かったんですから同時に攻めればすぐです!」
「何でそんなに嬉しそうなんだよおまえは…そしてその自信はどっから来るんだ」
「だって他に方法無いじゃないですか」
「お前あれだな、探偵というより余計な事して事件掻き回す警部の方だな」
「なっ、何を失敬な!」
双葉の頭の中でチョビヒゲを生やした歩鳥が「分かった!」と大袈裟に手を打つ姿が再生された。
「案外似合うなクククク…」
「なに勝手に人の顔にヒゲ生やしてんですか!」
歩鳥が双葉の脳内を覗いたかの様に見透かして掴み掛かる。
「悪い悪いはははは」
「全然悪いと思ってないでしょそれ!」
一見微笑ましい女子の戯れ合いにも見えたが、お互い精液まみれというのがちょっと、いやかなり残念な光景だった。
それでもじゃれ合ううちにお互い腕を絡めながら抱き合い、どちらからともなくキスをした。
「なぁ歩鳥。このままわたしに…その、コレが生えたままだったらどうする?」
「…なんか変な味がする」
「人の話聞けよ!」
「これかな?」
歩鳥はやっぱり人の話を聞かないまま、双葉の頬にひと際大きくへばりついていた白濁液を舌で舐め取った。
「うごぁ…」
大嫌いなピーマンを無理矢理口に放り込まれた幼稚園児の様な顔になる。
「ぶははは、その顔!」
「にごぁひ…ぅえぇー…」
「おいおいその辺に吐くなよ?ティッシュティッシュ!」
ティッシュを探そうと起き上がりかけた双葉の顔を、歩鳥が両手でがっしり掴んで無理矢理口付けをする。
「んむ─────っ!?」
ねっとりと濃厚なディープキスだった。
「もが──っ!!苦っ!つかなんだこれイガイガするっ!けほっけほっ」
「笑った罰が下ったんでしょうなぁ」
「オメーがやったんだろ!!」
「ええそうですよ私が悪いんですよ!まぁでも苦いけど味はヤじゃないですよ」
「ポジティブ過ぎんだろ!」
結局歩鳥は双葉の顔や首筋に付いた精液を綺麗に舐め取り始めた。
「くすぐったいな…子猫にでもなった気分だ」
「んぐ…っん」
「おいっ馬鹿!飲み込むなよ!」
「はい」
「はい。って…何だよその顔は…」
「先輩の番ですよ」
「舐めねーよっ!!」
196: 2012/05/18(金) 08:23:39.35 ID:P3Dv9UOC(5/5)調 AAS
お粗末様でした。
元々書いてあった分はこれで終わりです。
まだ続くんですが書き上がる時期は未定なので気長にお待ちください。
197: 2012/05/18(金) 08:25:17.02 ID:hcXWCeeH(2/2)調 AAS
先輩のなら良いという歩鳥に愛を感じた
198: 2012/05/18(金) 18:54:51.91 ID:ec26eUQ7(1)調 AAS
ええぇエロい!!
そして両性具有のポテンシャルの高さ……。
ここからあんなコトやこんなコトもやってくれるんですね。

二人のやり取りも原作の延長線みたいに違和感ないし楽しいわー。
10巻と同じくらいに続きを期待してます。
199: 2012/05/20(日) 01:46:12.21 ID:wwwzv3rq(1)調 AAS
いやぁよろしいですなぁ
天然攻めはよろしいです
続きも大いに期待
200: 2012/05/25(金) 11:38:36.42 ID:fzP4zwkz(1)調 AAS
書いたと言ってから投下されるまで約1年半
まさかこの続きも1年半後てことは・・・
201: 2012/05/27(日) 02:31:05.51 ID:rh7vPNbo(1/6)調 AAS
紺先輩×歩鳥で小ネタ的なものを
百合注意ということで
202: 2012/05/27(日) 02:32:17.09 ID:rh7vPNbo(2/6)調 AAS
「ほら、これ、プレゼント」

ある夜、私が紺先輩のアパートに遊びに行くと、一つの紙袋を手渡された。
それを渡す紺先輩の顔はなんだか変な感じにニヤニヤしている。嫌な予感しかしない。

「なんですかこれ」
「いいから、開けてみろよ」

ここで抵抗しても多分意味はないので、紙袋を開ける……と、中には『紐』としか形容しようの無い白色の布が入っていた。

「……なんですか、これ」

見たところ、割と上等な生地で出来ているようで、上品な光沢がある。
全て一本なのではなく、所々で小さな丸い金具で紐同士が繋がれている。しかし、何をするためのものなのか全く分からない

「水着」

私がその紐をいじっていると、さらにニヤニヤしながら紺先輩が言った。

「どこが!?」

水着とは、プールや海なんかで泳ぐ時に着る服のことだろう。
こんなもん着てプールで泳いでいたら、間違いなく通報される。
というかどうやって着るのかもよくわからない。

「また何買ってるんですか……」

この金ネコ、ちょいちょいわけのわからない服を買っては私に着せようとする。
この間はスクール水着を着させられた。旧式だかなんだか知らないが意味がわからない。学校で着てるのに。
203: 2012/05/27(日) 02:33:04.78 ID:rh7vPNbo(3/6)調 AAS
「で、どうするんですかこれ」

この後に続く言葉は分かりきっているが、とりあえず聞いてみる。

「着ろよ」

ニヤニヤ顔のままその鋭い目をこちらに向ける。そのにやついた口元も、色んな意味を含んでいるように見える。

「い、嫌ですよこんなの! 恥ずかしい!」
「それ高かったんだぞ。せっかく買ったんだしよ。いいだろー」
「な、何で私が!」

多分真っ赤になって、私は拒否する。が、このフタバカときたら

「お前が着てるところが見たいんだよ」

とか言いながら私の頬をその細い指で撫でてくる。
ちょっと青灰色がかった綺麗な瞳が、真っ直ぐに私を捉える。その中に、案の定真っ赤になった私の顔が映っているのが見えた。
この目に私が弱いということを、わかってやっているんだから、タチが悪い。

「な? 頼むよぉ」

普段素直じゃないくせに、こんな時だけ甘えた声を出すのも、また悪質。

「で、でも着替える所が……」
「ここで着替えりゃいいだろ。私しかいないんだし」
「せ、先輩がいるじゃないですか!」
「気にすんなって」

結局逆らえない自分が、若干情けない。
204: 2012/05/27(日) 02:33:52.14 ID:rh7vPNbo(4/6)調 AAS
ボロいアパートの一室で、シャツを脱ぎ、下着姿になる。
背後から紺先輩の視線を感じる。何の言葉も無いのが、逆に恥ずかしい。
静かな部屋に、衣擦れだけの音が響く。耳の奥で聞こえる激しい鼓動の音が、紺先輩に聞こえるんじゃないかと焦る。

「あの、下着も脱ぐんですか?」
「当たり前だろ。パンツの上に着てどうすんだよ」

既にブラとパンツだけになって振り返ると、紺先輩はベッドに座って、相変わらずにやにやしながらこっちを見ている。
まあ、今更裸を見られた所でどうということもないような気もするけど、こうやって服を脱ぐ所を
凝視されるのは、なんだか妙に恥ずかしい。
再び紺先輩に背中を向けて、ブラを外す。部屋の冷たい空気が肌に直接当たって、ひやっと身を震わせた。
それから、パンツに手を掛けて、ちょっとためらう。
肩越しに紺先輩に振り返ると、口元のにやつきは相変わらずだが、微かに頬が赤くなっているように見えた。

「……あんまり、じろじろ見ないで下さいよ」

どうせ脱がなきゃいけないんだからと、意を決して、パンツを下した。
うっかり、身を屈めてしまったが、これ、後ろから見るとお尻を突き出したみたいになって……うわぁ。うわぁ。
もう、見られていることをなるべく意識しない様にして、急いであの紐を手に取る。

「ん、どうやって履くんだこれ……」

なにしろ紐なもんだから、普通の服と違って、どこに身体を通せばいいのかわからず、全裸で焦る。
後ろで金パツリ目がこの上もなく喜んでいるのが、見なくても分かる。

「あ、こうかこうか」

半分ヤケクソ半分照れ隠しで、わざと声に出してなるほどなるほどとか言いながら、紐を履いていく。
そしてなんとか紐を身体に回して、一応、着用完成したようだ。が……これは……。
205: 2012/05/27(日) 02:34:44.27 ID:rh7vPNbo(5/6)調 AAS
「おー、いいじゃん」

おずおずと振り返った私を見て、先輩が歓声を上げた。
なんというか……これは……やっぱり平べったい『紐』としか言いようが無い。
一応、トップスとボトムスに分かれた、ビキニのような形をしたものではあるのだが、どう考えても布の面積が少なすぎる。
胸にあてたトップスは一応、その先端を押さえてはいるものの……その、輪っかがはみ出して見える。
ちょっとでも動いたら、たちまちずれて、その、頭というか首というか、も見えそうだ。
ボトムスもほとんど同じで、なんというかもう、色々とはみだしそう、っていうかはみ出してる。
こんなの、手で隠していないと、丸見えにもほどがある。

「やっぱり私の見立に間違いはねーな。似合ってるぞ」
「こんなの似合っても、嬉しくないです!」

思わず怒鳴ったら、トップスの右がずれた。慌てて直すと、今度は左がずれた。なんだこの服!

「いやいや似合ってるって。だって……エロいもん」

そんな私を見ながら、声を潜めて、低く紺先輩が言った。なんだか、頭がくらくらする。
よく考えたら、さっきまでの全裸の方が露出度はまだ多かったはずなのに、恥ずかしさでは圧倒的にこの服の方が上だ。
紺先輩の視線が、ゆっくりと私の身体を舐めていく。その遠慮という言葉を知らない視線が、直接肌に触れてくるように感じる。

「手、どけろよ」

ベッドから立ち上がって、紺先輩が私に近づいてくる。
その言葉に私は、まるで魔法をかけられたように、胸と下半身を隠していた腕を下した。

「しかしエロい服だよなぁ」

私の目の前に立って、紺先輩が私の身体を見つめる。なんだか、足が震えてきた。
206: 2012/05/27(日) 02:36:03.57 ID:rh7vPNbo(6/6)調 AAS
「乳首も、すぐに見えちまうなこれじゃ」

そう言って紺先輩は、私の胸のところの布を、指でずらした。

「ふふ、可愛い色してるな」

既に固くなった私の乳首を、先輩が軽く指で弄ぶ。途端に静かな、しかし鋭い刺激が走る。

「こんな服着ちまうなんて、歩鳥はほんとにエロいなぁ」

紺先輩が私に顔を近づけて、ほとんど耳元で囁いた。
心臓は早鐘のように打ち、顔は火が出そうに熱い。足ががくがくと震えて、立っているのも困難だ。

「こっちだって……お前、たまには毛の処理しろよなぁ」

さらに、紺先輩のもう片方の手が、私の下半身に伸びる。
私の身体で一番敏感な所に紺先輩の指が触れて、思わず過敏に反応して、変な声が漏れてしまう。

「ひゃっ……先輩ぃ……」
「なんだ、もう濡れてるのか?」

紺先輩が指を、裂け目の形に沿ってゆっくりと動かす。微かな水音が、私の下半身から聞こえてくる。

「せ、先輩……私、もう……」

とても立っていられなくて、思わず紺先輩に寄りかかった。

「ふふふ、ゆっくり楽しもうな」

私を抱きかかるようにして、紺先輩は私をベッドに連れていき、寝かせた。
そして、私に覆い被さり、もう完全に隠すべき箇所を隠す機能を放棄した布をめくりあげて、取ってしまった。
『結局脱がすんかい!』
と、言おうと思ったが、左の胸を紺先輩の指、右の胸を舌、そして股間を反対の手の指が刺激しはじめていたので

「あぁっ、はぁ……ん……」

という我がながらエロいと思うため息にしかならなかった。
結局いつもと同じかぁ、とか思いながらも、私は目を閉じて完全に紺先輩に身を任せた。
今度は、どうにかして紺先輩にも恥ずかしい服を着せてやろうと、ちょっとだけ思った。

おわり
207: 2012/05/27(日) 03:50:44.11 ID:DU0XGSHf(1)調 AAS
なんというドスケベな先輩だよw
コンパクトな話も悪くないと思わせるね。GJ。
208: 2012/05/27(日) 07:34:08.63 ID:AnXooWrD(1)調 AAS
完全に思考が男だなww
209: 2012/05/27(日) 12:04:46.62 ID:oxrIak4O(1)調 AAS
今度は先輩が攻めか。GJ!
流されるままの歩鳥かわいいな。
210: 2012/06/03(日) 01:42:47.99 ID:L0lcXhe4(1/7)調 AAS
ふたなり続き投下します。
211: 2012/06/03(日) 01:50:05.14 ID:L0lcXhe4(2/7)調 AAS
【歩×紺】その4 1/4

「苦ぇ…」
なんだかんだで結局歩鳥の顔を舐めるハメになった双葉は呟いた。
歩鳥の眼前で射精したのだから当然歩鳥の方が多く精液を浴びていて、
双葉は不公平だと訴えたが歩鳥に却下された。
渋々舐め取り始めたがすぐに口内は精液で満たされた。
飲み込むのも抵抗があるし、かと言って吐き出すのもこの流れでは無理っぽい。
仕方がないので少量ずつ小刻みに嚥下して新たに舐め取る分のスペースを確保する。
そうしてもうすっかり舐める所も無くなった頃、双葉の胸中に奇妙な感情が湧き起こって来た。
歩鳥が愛おしくて愛おしくて堪らない。可愛くて可愛くてしょうがない。
野生動物が我が子を舐め清める時に抱くであろう原始的な感情、母性本能と呼ばれるものであろうか。
もう舐める所もないというのに、気が付くと両手で歩鳥の頭を抱え込み夢中で舐め続けていた。
「ちょっちょっと先輩舐め過ぎですよ!ふやける!溶ける!」
「あ、悪ひ。子ラヌキの親にらった気分らった」
「誰がタヌキだーっ!」
綺麗に舐め取られた精液の代わりに双葉の唾液で濡れた顔で子ダヌキが吠えた。
「もういいらろ?」
とりあえず義務は果たしたぞと双葉は歩鳥の首を解放し、口内に残ったモノを一気に飲み下した。
「ん──…」
やはりチビチビ飲むのとは違うのか、喉を下っていく攻撃的な刺激に双葉は顔をしかめる。
「なんて顔するんですか自分のでしょ」
「ぉぇ…あのなぁ…自分から出たもんだからって平気な訳無いだろ」
「でも世の中には飲尿健康法なんてものもありますし」
「また胡散くせー民間療法出て来たなオイ。んじゃ飲めっつったらお前飲めるのか?」
「え?えぇー?うーん…」
「考えるなよ!そこは即答で拒否るトコだろ」
「んーなんか先輩のなら飲めそうな気がしたんですよ」
「わたしんじゃねーよ!自分の飲もうよ!」
「それはちょっと…」
「駄目なんじゃねーか!」
なんだか馬鹿馬鹿しくなった双葉は小さくため息をつくと、
精液を吸ってしっとり重くなったTシャツを脱ぎ捨てた。
スポーツブラにしか見えない可愛らしい下着があらわになる。
そしてTシャツのまだ汚れていない背中の面でごしごしと髪の毛を拭った。
「あ」
「いいんだよどうせすぐ洗濯するんだから」
歩鳥の短い声にちょっとだけサッパリした顔で双葉が答える。
「いや、髪型が凄い事になってますよ」
双葉の髪は整髪料をたっぷり塗り付けたかの様にぼっさぼさに逆立ち、
金髪なのも手伝ってスーパーなんとか人の様になっている。
「ね、寝起きみたいぶははははふがっ!?」
爆笑する歩鳥の顔面に丸めたTシャツが投げつけられた。
「オメーの髪だってベトベトじゃねーか」
「じゃあ一緒にシャワー浴びますか?」
「いや別に一緒じゃなくたっていいだろ、狭いし…」
「なんですか先輩が浴びてる間、あたしに生臭〜い汚〜いままで待ってろって言うんですか!」
「あー…分かった分かった」
「浴びましょう浴びましょうそうしましょう」
楽しそうに妙な節を付けながら歩鳥も自分の服を脱ぎ始めた。
212: 2012/06/03(日) 01:55:16.92 ID:L0lcXhe4(3/7)調 AAS
【歩×紺】その4 2/4

「あ、お前また勝手に人のパンツ穿いて!」
デニムのスカートを脱ぎかけた姿勢で歩鳥の動きがぎくりと止まる。
「あ、いやその、ちょうどその辺にあったもんで…ちゃんと洗って返しますから」
「いや貸すのは別にいいんだけどさ。なんかお前が穿くとゴム緩くなる気がすんだよなー」
「そりゃどういう意味ですか!?あたしのお尻がデカイと?」
「いや実際でかいじゃんかお前…」
「失礼な!人並みですよ!先輩が細すぎるんですっ!」
「なんだと!」
そう言って双葉がベッドから勢いよく立ち上がると股間のモノも大きく跳ねて下腹を叩いた。
「あ」
二人同時につぶやく。
「まだお元気だったんですね…」
「ああ、お陰さんでな…」
問題が何も解決していない事を思い出し二人はとぼとぼとバスルームへと向かった。

「バスタブにお湯張ればよかったですね」
ユニットバスの中で歩鳥のどこか楽しそうな声が反響する。
「洗い流すだけだからこれでいいだろ」
双葉は茹で玉子の様な歩鳥の肌に優しくボディスポンジを擦り付けながら答えた。
狭いユニットバスでは同時に体を洗うと腕がぶつかり合う。
仕方なく向き合って抱き合う様な格好でお互いの体を洗い合っていた。
歩鳥の方はと言うと両掌に集めたボディーソープの泡を双葉のモノに塗り付けてもにょもにょと弄っている。
洗うというよりは遊んでいるようにしか見えない。
「って何でお前ソコばっか洗ってんだよ、変な気分になっちゃうだろ!」
「いやぁなんだか面白くってへへへ。ここならいくらシャセーしても大丈夫ですよ?」
「そりゃそうだけどぅひっ!」
歩鳥の指が敏感な部分に触れたのか双葉が悲鳴を上げると同時にきゅっと腰を引いた。
狭い浴室内で勢いよく後方に突き出された尻が壁に当たりぺったーんと間抜けな音を立てる。
「あーもー狭いんだから余計な事すんなよなー」
「先輩のおチンチンは敏感でしゅねー?」
「誰でも敏感だろソコは!つかドコに向かって話しかけてんだよ!そして何故赤ちゃん言葉っ!」
「そんな事より、あたし思い付いちゃったんですけど」
双葉の訴えに耳も貸さずソレを弄り続けながら唐突に歩鳥が言った。
「何をだよ?」
「コレの鎮め方」
そう言って歩鳥は窄めた指先でソレの先端を銜え込むようにしてヌルヌルと動かした。
「んっ…し、鎮め方?…ぁんっ」
泡を隔てている所為で感触はソフトになっているが逆に滑りは良くなっていて、
歩鳥の指が動く度に双葉の背筋を甘美な刺激が這い登る。
「はい。鎮め方です」
そう答えながら歩鳥の両手の動きは逃げるウナギを追い掛ける様な仕草に変化し、
ぶりんぶりんと前後左右にソレを弄ぶ。
「ど、どうやるんっ、んんっ、んぁっ…って余計元気にしてんじゃねーか!!!」
すぱーん!と歩鳥の頭に双葉の平手がスポンジごと叩き付けられ、頭が爆発したかと思うほど盛大に泡が散った。
「ぶわーっ!目が泡に!目がっ!目がーっ!」
「逆だ馬鹿!ホラ、泡流すからこっち来い」
213: 2012/06/03(日) 02:00:07.66 ID:L0lcXhe4(4/7)調 AAS
【歩×紺】その4 3/4

歩鳥の体はあらかた洗い終えていたのでついでに全身の泡も洗い流す。
双葉の方はというと股間だけがやたらと泡にまみれているばかりで殆ど洗われてはいない。
「ひどい…」
泣きはらした様な赤い目で歩鳥が訴える。
「ひどいじゃねーよ、鎮める鎮めるって弄り倒してどーすんだよ。見ろコレますます元気になっちまったじゃねーか」
白い泡の中から充血した頭を突き出しソレはひくひくと脈動していた。
「先輩は魔法でカエルにされた王子様の話知ってます?」
「なんだよ薮から棒に」
すぅっと歩鳥から表情が消えた。そのまま無表情な顔をゆっくり下ろすと双葉の股間を見つめポツリと呟いた。
「泡から棒…」

すぱーん!「目がーっ!」(以下略)

「で、カエルがどうしたって?あれだろ?お姫様のキスで魔法が解けてめでたしめでたしーって」
歩鳥に付き合ってたらいつまで経っても洗い終わらない気がして、
双葉は大急ぎで自分の体をスポンジで擦りながら
それでも昔読んだ童話の内容をなんとか思い出し答えた。
「そう、それです。まぁグリムの原典では全然違うお話なんですが、何故かこっちの方が一般的になってまして」
「はぁ…」
双葉は半ばぽかーんとしながらも相づちを打った。
歩鳥が訳の分からない事を言い出すのはいつもの事だが、
この話が一体何処へ向かっているのかさっぱり分からなかった。
「で、ですね。魔法を解くにはキスが必要なんですよ」
「チンコにキスするのか?お前キスどころか何度も舐めてたじゃんか」
「や、キスってのは例えですよ。カエルの魔法を解く条件がキスだったと」
「はぁ…」
「なのでコレにもきっと鎮める為の条件があるハズなんです。さっきのシャセーだけでは条件に満たなかったんですよ」
双葉にもなんとなく歩鳥が何を言いたいのか分かり始めた。
全然関係ない話だと思ってたがちゃんとチンコの話だったのか。
「例えばー100回シャセーしたら鎮まるとかー…」
「死んじゃうだろその前にわたし」
「例えばですよ。で、考えたんですコレが満足する為に必要な事を」
そう言ってふふんと歩鳥は鼻を鳴らした。
「満足?」
「はい。さっきは手で弄ってシャセーしましたよね?あれって結局はオナニーと同じで疑似行為なんですよ」
「はぁ…」
体を洗う事も忘れた双葉の手は完全に止まり、スポンジを握った手はだらんと垂れ下がっていた。
「コレを本来の目的に使用してシャセーすれば条件が満たされると思うんです。きっと」
「本来の目的…ってセッ…」
そこでハッと我に返った双葉は慌てて口を手で塞ぎ言葉を飲み込んだが、
スポンジを握っていたので口の周りが泡だらけになった。
「そんな訳で。本来の目的で使ってみません?」
「えぇぇぇぇ──────っ!?」
214: 2012/06/03(日) 02:09:59.04 ID:L0lcXhe4(5/7)調 AAS
【歩×紺】その4 4/4

「コレも満足すれば鎮まるだろうし、もしかしたら成仏して消えてくれるかもしれませんよ?」
「いやいやいや成仏て、なんか童話から怪談になってるし!」
「突然生えたんなら消える時もきっと突然ですよ。成仏させてあげましょうよ、ね?」
「お前…ただ自分がやってみたいだけなんじゃぁ…」
「し、失敬な!あたしは純粋にですね、その…あれですよ!」
あれが何を指すのかは分からないが歩鳥の目的はとても分かり易かった。
「分かった分かった。確かにコレを満足させるにはそれが正解な気もする」
「でしょ!?」
「ああ、チョビヒゲ警部にしちゃマシな推理だよ」
「だーかーらー警部じゃないって言ってるでしょー!いや加藤武さんは良い役者さんですけれども…」
「いや役者までは知らねーし…って何やってんだお前」
見ると歩鳥は双葉の股間のモノのその先端をモジモジとこねくり始めている。
「でもまだシャセーしてるとこ見てないんですよね…」
「さっき見ただろ、ちょ、やめろバカ」
「急だったしドタバタしててちゃんと見れませんでしたよ」
そう呟く歩鳥の手の動きは大胆さを増し、もうほとんど扱いていると言ってもよかった。
「わ、分かったから…ちょ、一旦止め…」
「成仏したらもう二度とシャセー見れないじゃないですか?だからここでもう一回出しちゃいません?」
双葉の言葉は全く耳に届いていないかの様に歩鳥はソレを激しく扱き続ける。
「や…め…で、出ちゃ…」
「えっ!?もう!?」
びっくりして思わず手を離した歩鳥に慌てて双葉が釈明する。
「ち、違う違う!その、ちょっとトイレ…」
「なーんだ、そっちの方ですか」
双葉は大急ぎで体中の泡を洗い流すとすぐ横の便器の方へ向かった。
「あっち向いてろよ?」
お互いの裸は見慣れているもののやはり用を足す姿を見られるのには抵抗がある様で、
双葉はそう歩鳥に言い含めると便座に座った。
「あれ?」
またもや二人同時に声を上げる。
便座に座った双葉の股間から便器とは真逆の上方に向かってソレはつーんと立ち上がっている。
このまま放尿すれば大惨事になる事は想像に難くない。
双葉は両手で掴んで下向きに曲げようと努力してみたものの、水平より下向きになってはくれなかった。
「男の人は立って用を足すんですよ」
歩鳥が見かねて助け舟を出す。
「し、知ってるよ!つか見てんじゃねー!」
双葉は何故か顔を真っ赤にして立ち上がり、便座へと臨んだ。
「ありゃまだ上向いてますね。ちょっと屈んでみちゃどうです?」
歩鳥に言われるままに上半身を屈めると何とか先端が便器の方へと向いたが体勢が非常に苦しい。
そもそもこれで狙いが正しいのかどうかも分からない。
足を開いて跨いでみたり便器を抱え込む様に四つん這いになってみたり
歩鳥の前だから出来る、いや歩鳥の前ですら恥ずかしいポーズを色々と試みたがどれも上手くいく自信が持てなかった。
「どうすんだこれ…まともに用も足せねーぞ」
「仕方ないからこっちの洗い場でやっちゃったらどうです?シャワーで流しててあげますよ?」
体を洗う場所を排泄物で汚すのには抵抗があったが、無理をして便器の周りを汚すよりはマシか。
そう諦めて双葉は洗い場にへと戻った。
いざ致そうと排水口のそばに立った所で歩鳥が前に割り込んで来てぺたりとそこに座った。
「オイオイ、そこにいちゃ出来ないだろ」
「いやぁ…その、さっきのやってみようかなーなんて」
心無しか歩鳥の目が好奇心でキラキラと輝いて見える。この目をした時の歩鳥は大変危険だ。
双葉は嫌な予感がした。
「さっき…の?」
「ええ、その…飲尿健康法を」
「はぁああっ!?」
215
(1): 2012/06/03(日) 02:13:08.93 ID:L0lcXhe4(6/7)調 AAS
お粗末様でした。
書き手の趣味で下品な方向に進んでますが批判が多ければ展開変えます。
216
(1): 2012/06/03(日) 04:25:35.20 ID:0X9zQmfW(1)調 AAS
>>215
なんというギャグマンガ的展開w
コメディが効いてて微笑ましい二人がよく引き立ってますわ。
方向性ですが、個人的には作者さんの好みなように書かれたほうが持ち味が出ていいように思います。
ソッチ系のフェチは自分にとっては新鮮なので、どんなものか好奇心がくすぐられるのとエスカレートした時の怖さとがありますが・・・。
肝心のところで二人が濃厚ラブラブしてくれさえすれば満足です。
それにしてもこの既視感、スレ序盤の歩鳥×猛の作者さんと同一の方ですか?
217
(9): 2012/06/03(日) 15:56:35.19 ID:L0lcXhe4(7/7)調 AAS
>>216
>それにしてもこの既視感、スレ序盤の歩鳥×猛の作者さんと同一の方ですか?
いいえ違います。
女子の尿が好きなだけの単なる変態です。
しかしあの歩×猛は良い作品でしたなー
218: 2012/06/08(金) 07:40:46.79 ID:BEcYWwlc(1)調 AAS
有能な変態の集うスレ=良スレ
219: 217 2012/06/10(日) 03:04:23.15 ID:T2Sr2pSW(1)調 AAS
否定的意見が無いという事は
この路線のまま進めても大丈夫なのかな?
220: 2012/06/10(日) 03:20:08.19 ID:ndd9RBKK(1)調 AAS
^^
221: 2012/06/10(日) 08:29:50.01 ID:PQymEe4v(1)調 AAS
おれが直後の216で後押ししたせいで反対しづらくなったとしたら申し訳ない、
気にせず意見してほしいです。

あー早く続きが読みたい。
222: 217 2012/06/13(水) 07:07:48.71 ID:cqb/PKlc(1/7)調 AAS
続き投下します。
※スカ注意
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