[過去ログ] ●●寝取り・寝取られ総合スレ5●● (769レス)
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203(1): 2007/07/05(木) 10:17:39 ID:ZryujYOn(1)調 AAS
外部リンク:portal.nifty.com
204: 2007/07/05(木) 20:49:05 ID:YXJ9PXCR(1)調 AAS
>>203
噴いたコーヒー返せwwwwwwwwww
205: 2007/07/06(金) 05:22:30 ID:rv7QmW1T(1)調 AAS
これってもう売ってるの?
12月って去年のか
206: 2007/07/06(金) 05:32:13 ID:gRzdsRGF(1/2)調 AAS
なんとなく小ネタ投下、NTRっぽさはあんまないかも
「ぁむっ・・・ふぅ・・ゅぅ・・・」
「上手だよ・・・七子さん」
早朝、僕は専属のメイドである七子さんに朝の生理現象を沈めてもらっていた、
別にこれは他のと違い特に沈める必要はないのだが七子さんにしてもらいたいがために
僕は態々七子さんに頼んでいる。
「・・・ぅ・・・でるっ!!」
「んっ!!・・・・ふっ・・ふっ・・・んんっ」
七子さんの喉が鳴り彼女は嬉しそうに僕に微笑んだ。
「ごちそうさまでした」
七子さんは幼い頃から僕のお世話係になるべく育ったそうだ。
歳は僕の方が2歳上だけど妙に大人びているその姿に僕はついさん付けをしてしまう。
「七子さんごめん、まだ収まらないみたい・・」
「ふふっ、仕方のない優夜様」
七子さんはそう言いながらメイド服を脱ぐ、下着も取り、僕は七子さんにむしゃぶりついた。
七子さんには恋人がいる――
「辰己さんとはどうなの?」
「はい、仲良くさせてもらっています」
七子さんにとって僕は家族、恋人より大切な存在らしく
体を合わせるのに抵抗はなく、僕に奉仕するのが一番の生き甲斐だという。
辰己さんというのは僕ん家の執事だ、中々の好青年で他のメイド達からも評判が良い。
207: 2007/07/06(金) 05:33:40 ID:gRzdsRGF(2/2)調 AAS
主と従者が結ばれることはない、だからこそある関係。
彼女は僕が望めば恋人の前でも僕と体を合わせるだろう、
他のメイド達も一緒だ、それが彼女達の常識なのだ。
執事である辰己さんもそうであるが、僕の常識としては考えられないことだ。
「七子さん達には分からないかもしれないけど・・・、
恋人がいたら他の人とこんなことするのはよくないと思うんだ、
ほらっ、寿退社なんて言葉もあるし!」
「・・優夜様は私が必要ありませんか?」
「そうじゃなくって・・・辰己さんに悪いというか・・」
「では!辰己さんとは別れます!!」
「ええっ!!?」
辰己さんと付き合ってると知った夜した会話、涙を滲ませた目に僕は何も言い返せなかった。
2年ほど経った頃だろうか、七子さんが妊娠したという話を聞いた。
僕との時は完璧に避妊をしていたので辰己さんとの子だろう。
自分のモノなのに自分のモノではない、僕の胸に何かズシリと重いモノができた気がした。
end
メイドと主でメイドに恋人いたらヘコむなぁって妄想が発端で書いてみた、後悔はしてない
208: 2007/07/06(金) 08:19:02 ID:Zg6RAJpm(1)調 AAS
ω
209: 2007/07/06(金) 19:44:30 ID:Ss4eW4o7(1)調 AAS
寝取りのようであり寝取られのようであり…どっちなんだろうこれは
とりあえずGJ
210: 2007/07/06(金) 23:08:42 ID:KGbv2cCP(1)調 AAS
保管庫見て、まとめてみたよ性別分け寝取られ(寝取り)発生。
[Aパターン]
異性の恋人同士→恋人が異性に寝取られ(異性が恋人を寝取り)
1.男×女→男が女に寝取られる(女が男を寝取り)
2.男×女→女が男に寝取られる(男が女を寝取り)
[Bパターン]
異性の恋人同士→恋人が同性に寝取られ(同性が恋人を寝取り)
1.男×女→男が男に寝取られる(男が男を寝取り)
2.男×女→女が女に寝取られる(女が女を寝取り)
[Cパターン]
同性の恋人同士→恋人が異性に寝取られ(異性が恋人を寝取り)
1.男×男→男が女に寝取られる(女が男を寝取り)
2.女×女→女が男に寝取られる(男が女を寝取り)
[Dパターン]
同性の恋人同士→恋人が同性に寝取られ(同性が恋人を寝取り)
1.男×男→男が男に寝取られる(男が男を寝取り)
2.女×女→女が女に寝取られる(女が女を寝取り)
[Eパターン]
特殊
1.男×女装男→男が女装男(女と思って)を寝取り。途中で気づくが可愛いいので続行。
2.男×女→男がニューハーフ(見た目女)に寝取られる。
3.男×ニューハーフ→ニューハーフが男に寝取られる。
他にもまだあると思うけど。
211(1): 2007/07/06(金) 23:26:54 ID:E2kDPqdz(1)調 AAS
寝ようとしたら、ぬこがベッドで寝てた
寝(場所)取られ
212: 小ネタ [sage ROCO] 2007/07/07(土) 04:59:31 ID:w94b7ZEq(1)調 AAS
「ねぇパパ、せっかくの七夕なのに、また雨だよね」
「そうだな」
「去年も雨だったし…織姫と彦星はどうしてるのかな?」
「それは…」
「あ!だめ…いけませんわ…私には彦星様が!」
「あんな一年に一度しかあえない優男なんかの事わすれちまえよ!ほら!」
「あっ!あぁぁん!!」
「へ…口では拒んでも、こっちは大洪水だぜ、感じてるんだろ?」
「や…そ、それは…」
「感じてないなら、やめるが?」
「やぁ!やめないで…あっ!!」
「へへ、やっぱり遠い恋人より、目先の男の方がいいんじゃないか!やらしい女だな」
「ご、ごめんなさい…でも私、我慢できない!!」
「ほら!俺のぶっといのをくれてやるぜ!どうだ、あいつよりいいだろう?」
「あぁぁっ!!凄い…お腹突き上げてきてる!彦星様のより…凄い…あぁ!!」
「そうだろそうだろ、ほら…その乱れ悶える姿を恋人に見せ付けてやれ!」
「はぁ…あぁ…えっ!?」
「お、織姫…」
「彦星様!ど、どうして…あっ!」
「どうしてだって?今日は何の日か忘れたか?一年に一度の七夕なんだぜ!」
「そ、そんな…あぁ!彦星さま…こ、これは違うの!」
「何が違うんだ!こんなに他の男のチンポを咥え喘いどいて!ほら、いくぜ中出しだ!」
「や!あ…あぁぁぁぁ──────!!!だめ…見られてるのに…イクゥゥゥゥ!!」
「織姫…そんあ…うあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「…こうして、それからの七夕の夜は彦星の号泣が雨となり地上に降り注ぐのだった、なんてな」
「何をブツブツ言ってるのパパ?」
【おしまい】
213: 2007/07/07(土) 06:17:57 ID:F5MJi8J4(1)調 AAS
意外なGJ
214: 2007/07/07(土) 07:41:31 ID:3DyK4xSb(1)調 AAS
どうせなら織姫の噴き出したお汁が雨となりの方がいいがな
215: 2007/07/07(土) 11:15:03 ID:Fkxyg09N(1)調 AAS
『大人のための残酷童話』ってのを思い出した。
216(1): 2007/07/10(火) 03:05:15 ID:5xeYeISm(1)調 AAS
こないだ見つけたんだが、これ寝取られ?
外部リンク[html]:www1.atpages.jp
217: 2007/07/10(火) 08:05:24 ID:a6jU+uv+(1)調 AAS
まぁまぁ寝とられ
218: 2007/07/13(金) 13:02:43 ID:w2JlhefW(1)調 AAS
>>211
萌えた
219: 2007/07/14(土) 07:52:58 ID:1u4V0/81(1)調 AAS
>>216おつです
フルメタルパニックはテッサ寝取られが見たいなあ
220: 2007/07/15(日) 03:40:07 ID:ea+0qsUK(1)調 AAS
221: 2007/07/19(木) 19:57:59 ID:gg8Kfidv(1)調 AAS
そーすけ別にテッサ好きじゃないし寝取られ成り立たないだろ
222: 2007/07/19(木) 20:18:42 ID:mSWnIu2O(1)調 AAS
長く続くんだったら、かなめ寝取られ→落ち込む→テッサがなぐさめて結ばれる→テッサ寝取られ
という展開がいいな。
223(1): 2007/07/20(金) 05:05:06 ID:SW0hDtM3(1)調 AAS
ただなあ。
宗介の陣代校在学期間ってのはきっちりタイムリミット有るんだよな、原作に沿うと。
で、関係深まってああ、これはくっついたな、ってなったのが正にタイムリミット直前な訳で。
こうすると寝取る時間がない。
で、これをクリアするためにもう一年延期してみましたってのもありとは思うんだがいまいち微妙な気がしてねえ。
いっそアノ世界、もっとポップでライトでハッピーな感じの世界観にずらしてしまって、
テッサの留学も長期間、みたいな無茶設定にすれば色々自由なんだが。
224(1): 2007/07/20(金) 06:13:46 ID:m6z8LW9K(1)調 AAS
>>223
フルメタは原作読んでなくスパロボやマンガ版等からの情報しか知らないのだが、
くっついてタイムリミットなら、戦場へと宗介が帰っていった後に、かなめが狙われて…
戦場で宗介が命がけで戦っている間に堕ちていき…久しぶりに再会時には既に寝取られ完了とかどう?
225: 2007/07/20(金) 11:07:30 ID:9rqfTD+L(1)調 AAS
「いいのかね?千鳥君。君には…」
「んっ…言わないで、先輩。いつもいつも任務ばっかりの戦争馬鹿なんてどうでもいいじゃないですか…」
「そうか…では、いただこう」
「千鳥…?電話に出ないな…。よし、メールしてみるか。今日の戦いも厳しかったが、生き延びることができた。速やかに帰還する。」
「ごめんね、宗介…」
すまん。何かいきなり書きなぐりたくなった。駄文すまない
226: 2007/07/21(土) 04:21:50 ID:9iFmbgfp(1/2)調 AAS
6行目で勃ったというのにどうしてくれるんだw
227: 2007/07/21(土) 04:23:54 ID:9iFmbgfp(2/2)調 AAS
ごめん5行目だったた
228: 2007/07/21(土) 04:27:26 ID:oJ/jBnCU(1)調 AAS
>>224
あー。
その、ネタバレになるんだがな?
かなめ共々失楽園(聖書的意味で)って流れなんだわ。
しかし考えてみるとむしろこの方が寝取られ的には王道やりやすかったんだな。
かなめさらわれちゃってるし。
229: パパイヤ 2007/07/21(土) 21:18:07 ID:TJujbkEq(1/7)調 AAS
夜中の十二時ごろ、アパートの扉を誰かが叩き出したので、寝転びながらテレビを
見ていた吉本誠司は、驚いて飛び起きた。
「すわ、火事かはたまた泥棒か」
しかし、扉を開けると同じ大学に通う梁瀬哲郎が立っていて、
「こんな貧乏大学生の住むアパートに、泥棒なんぞ来るか」
と、悪態をついたのである。
「もっともだ。で、何しに来た」
「飲んでて終電に乗り遅れてな。一晩、泊めて欲しい」
「構わんよ」
「おう、良いってさ。こっちこいよ」
哲郎がそう言うと、廊下の向こうからしずしずとやって来る影がある。目を凝らして見
ると、それは哲郎と付き合っている千田奈緒美であった。
「千田さん・・・」
「ごめんね、吉本君」
してやられたと誠司は唸った。あらかじめどこかから電話でもして、女連れだという
と誠司が難色を示すと思い、哲郎は隠していたらしい。
「上がるぜ」
「あ、おい」
誠司と真奈美をおいて、勝手に部屋へ上がり込む哲郎を見て、残された二人は苦笑
いをするしかなかった。
「酒あるか」
「冷蔵庫にビールが入ってる。っていうか、まだ飲むのか」
「居酒屋で飲んでたんだが、金が無くてあまり飲めなかったんでね」
親しい間柄ゆえ、遠慮は無い。哲郎は勝手にビールを空けた。
「千田さんも飲む?」
「私はいい」
真奈美は手を振って、誠司の勧めを辞した。
230: パパイヤ 2007/07/21(土) 21:34:18 ID:TJujbkEq(2/7)調 AAS
「つまみくれ」
「缶詰でも開けろ」
「お前も飲めよ」
「ああ」
不思議な感じだった。哲郎と飲むのは珍しい事では無いが、学内でも一、二位を
争う美女と称される千田真奈美が、まさかこの安アパートに泊まるなんて、誠司
は思ってもみなかった。
ここにいる男二人とは違い、真奈美はお嬢様だった。頭脳明晰かつ容姿端麗、良
家の出で、望めばどのような男でも手に入ろうものだが、何故、性格が破綻した
哲郎を求めるのかは定かではない。
「千田さん、ジュースでも」
「ありがとう」
友人の彼女という事で、やはり気遣う誠司。哲郎は一人、缶ビールを二本も空ける
と酔いが回ってきたのか、すでに舟をこぎ始めている。
「誠司、俺、眠い」
「勝手に寝ろ。布団は千田さんに使ってもらうから、俺とお前は新聞紙だぞ」
「そんな、いいのよ、吉本君」
「なあに、俺たちは男だから、平気さ」
時計を見ると午前一時。明日も講義があるので、そろそろ眠っておかなければ
いけない時間だった。
「ごめん、千田さん。こんなむさ苦しい所で寝て貰わなければならないけど」
「いきなり押しかけてきたのは、私達の方だもの。気を使って貰うと申し訳ないわ」
「じゃあ、寝ようか」
「そうね」
誠司は真奈美を布団にいざない、自分と哲郎は畳の上に寝転がった。
231: パパイヤ 2007/07/21(土) 21:44:20 ID:TJujbkEq(3/7)調 AAS
「電気消すよ」
部屋が暗くなると、布団が敷いてある場所で衣擦れの音がした。さっさっというの
は、ブラウスを脱いだ音だろうか。次いで、ジーッとジッパを下げる音。こちらは
ジーンズを愛用する誠司にもお馴染みだった。
(脱いでるのか、千田さん)
卑しい気持ちを押さえながら、誠司は目を瞑った。隣にいる哲郎の鼾が鬱陶しい
が、真奈美に対する卑しい感情が押さえられて、ちょうど良いなどと思っている
と──
「吉本君」
闇の中に響く、艶かしい声。誠司は思わず身を震わせた。
「どうしたの、千田さん」
「哲郎、寝てる?」
「うん。鼾がうるさくて・・・洗濯バサミで摘んでやろうかなって思ってた所」
「私、ちょっと、吉本君と話がしたいな」
「・・・」
一瞬、誠司は妖しい予感を覚えたが、何か哲郎についての相談ごとかと思い、
身を返して真奈美がいる方を向く。
「何かあったの?哲郎と」
「何も無いわよ」
「じゃあ、話って」
「世間話よ」
窓から差し込む月明かりのおかげで、真奈美の輪郭は案外、はっきりと捉えられ
た。今、彼女はキャミソールとショーツだけの姿で、足を大胆に開いて壁にもたれ
かかっている。
232: パパイヤ 2007/07/21(土) 21:55:50 ID:TJujbkEq(4/7)調 AAS
「吉本君、タバコ寄越して」
「千田さん、吸うの」
「たまにね」
真奈美は手馴れた感じで、紫煙をくゆらせはじめた。月明かりに映るその姿は、
ややもすると娼婦じみており、随分と婀娜っぽい。
「吉本君、彼女いたっけ」
「あいにく」
「じゃあ、たまってるんだ」
「うん、まあ」
「私でよかったら、どう?」
真奈美はふうっと煙を噴出しながら、言うのである。驚いたのは誠司の方だ。
「だって君は」
「哲郎の彼女だからって?関係ないわよ、そんなの」
真奈美は四つん這いになり、咥えタバコのまま誠司の方へ向かって来る。
「男と女、やりたかったら、それでいいじゃない」
細く長い両手に抱かれ、誠司は真奈美に押し倒された。そして、股間の辺りを
まさぐられ、肉の杭には細い指が及んだ。
「千田さん」
「ふふ、大きいのね。ちょっと、しゃぶってあげるわ」
真奈美はとんでもない事を言い出した。自分の恋人が横にいるのを知って、
敢えて他の男の物を口で愛撫してやろうと言うのである。
「お口に入るかしら」
「うう・・・」
薄闇の中で、誠司は己の股間が咥え込まれた事を知る。生温かな吐息がかか
ったかと思ったら、次に湿り気を帯びた穴の中にすっぽりと包まれていた。
233: パパイヤ 2007/07/21(土) 22:09:48 ID:TJujbkEq(5/7)調 AAS
これは一体、どうした事だろう。あの清楚で頭の良い真奈美が、このような態度を
取るとは予想だにしなかった。誠司は口唇愛撫に身を捩らせながらそう思う。例え
ば以前から自分に恋心を抱いていた上で、哲郎の目を憚り、密会でもするというの
なら話は分かる。だが、真奈美の態度を見る限り、そうではあるまい。誠司の頭は
混乱に陥った。
「ああ、大きくて凄いわ。ねえ、私が上になるわね」
真奈美はそう言ってショーツを脱いだ。誠司は寝転んだままで、真奈美が肉の杭
にまたがる感じになる。
「隣に哲郎がいるよ」
「大丈夫よ。あれだけ飲んでたら、目を覚ますはずないわ」
腰を沈め、肉の杭を己の胎内に収めていく真奈美。膝をつき、自ら串刺しになった
所で前かがみとなり、キャミソールも脱いだ。
「胸をもんで。優しくしないでね。私、乱暴な方が感じるの」
真奈美は腰を前後に動かし始めた。初めは小刻みに、そして段々、回転や上下運
動を加えたりして、身勝手な性交に耽溺する。
「はッ、はッ・・・ねえ、キスしましょう」
きわめて動物的な行為であった。誠司の上になった真奈美は、体を密着させなが
ら口づけも求めてくる。
挙句、
「お尻の穴、弄って。ここ触ってもらうと、私、うふふ・・・」
と言って、淫靡に笑う始末であった。誠司は両手で肉感たっぷりの尻を抱くような形
で、割れ目の真ん中にあるすぼまりに指を這わせた。本人が言うようにそこを弄る
と、真奈美は身を大きく仰け反らせ、喘ぎ始めた。声は落としているが、隣で寝てい
る恋人の事など忘れたかのように、激しく登りつめていく。
234: パパイヤ 2007/07/21(土) 22:21:14 ID:TJujbkEq(6/7)調 AAS
「どうだった?」
事が終わってから、真奈美は再び咥えタバコで、誠司と向き合った。
「君は素晴らしかったよ。でも」
「でも?」
「普段の君の方が、好きかな。真面目でお嬢様っぽい・・・」
誠司がそう言うと、真奈美は優しく笑った。
「吉本君、女に夢を持つタイプね」
「格好悪いな」
「ううん。可愛くて良いよ、そういうの」
真奈美は哲郎が飲み残したビールを口にした。
「私、お嬢様でも何でも無いのよ。ただの女」
照れ臭そうに真奈美は呟いた。幻想を持ってくれるなという意味であろう。
「哲郎とは別れるの?」
「どうして?」
「嫌になったとか、そういうのじゃないの?」
「違うわ。哲郎の事は好きよ」
「じゃあ、どうして俺と?」
「ただの気まぐれよ。女って、時々、そういうのがあるの」
「俺が惨めに見えたとか?あるいはお人よしだからとか」
「ううん。あえて理由をつけるなら、吉本君はちょっとだけ私のタイプなのよ」
「ちょっとだけ?」
「そう、ちょっとだけ」
短くなったタバコをビールの空き缶に捨て、真奈美は窓の外を見る。その目が何か寂
しげだった。
235: パパイヤ 2007/07/21(土) 22:31:37 ID:TJujbkEq(7/7)調 AAS
「ま、つまみ食いって所かなあ・・・」
真奈美の呟きを聞いて、誠司は黙り込んだ。つまみ程度の男だといわれれば、誰
だってへこむ。まして、誠司は真奈美に対し、憧れの気持ちも多少なりとはあった
のだ。打ちひしがれるのは当然だった。
「ねえ、吉本君。まだ夜は長いけど、二回戦いく?」
「せっかくだし、そうさせてもらう」
もう開き直るしかなかった。こうなれば哲郎には悪いが、未練を残さぬようこの機会
にたっぷりと真奈美の体を味わっておきたい。これを逃せば、もう二度と抱けないか
もしれないのだ。
「私ね、アナルセックスに興味あるの。試してくれる?」
「付き合うよ」
「哲郎とだって試した事無いのよ」
「そっちは処女ってわけか。それを頂戴できるとは、身に余る光栄だね」
「じゃあ、お風呂場へ行きましょう」
真奈美があまりにもさばさばとしているため、恋人気分とまではいかないが、それで
も誠司は、
「とりあえず、朝が来るまでの恋物語かな」
などと思って、彼女の肩をそっと抱くのであった。
おちまいん
236(1): 2007/07/22(日) 00:07:59 ID:tczbKSLL(1)調 AAS
乙です。
ところで奈緒美さんはどこいったの?
237: 2007/07/22(日) 01:39:05 ID:24wFfTwd(1)調 AAS
フルメタは無理にひねらなくても原作の流れをちょっと改変するだけでヒロインが寝取られる
流れなんぞいくらでもあるだろ…
1巻北朝鮮拉致から始まって拉致されまくりなんだから。
そりゃ主人公が気持ちを自覚したのはクリスマス以降だがかなり初期からかなめの
ことになると抑制が効かなくなってたし。
238: 2007/07/22(日) 02:27:43 ID:bpMQYYIN(1)調 AAS
>236
サーセン。タイプミスです。サーセン。
239: 2007/07/22(日) 04:14:15 ID:6DdiYFZO(1)調 AAS
いいねつまみ食いするヒロインてのがいい
男にだって据え膳があるんだし女にだってそういう気分になる時はあるよね
240: 2007/07/24(火) 17:59:57 ID:JLt867zt(1)調 AAS
ディズニー映画の「ハッピー・フィート」が寝取られだね。
241(2): 2007/07/24(火) 18:45:11 ID:h4ggwi/J(1)調 AAS
寝取られと言うか、それ以前にディズニーはなんで日本人が嫌いなんだろう
って思う映画だったね。娯楽映画に無駄な教訓めいたものを詰め込まなくてもいいのに
242: 2007/07/24(火) 20:03:43 ID:BkcmLgon(1)調 AAS
>>241
くあしく
243(1): 2007/07/24(火) 22:00:09 ID:kCaBGFPo(1)調 AAS
「トシくんとあたし」の続きが読みたい。。
244(1): 2007/07/24(火) 22:23:23 ID:ky02EiWZ(1)調 AAS
>>241
日本に市場奪われそうだからじゃね
245: 2007/07/24(火) 23:11:55 ID:hSj5xWz2(1)調 AAS
>>243
漏れも漏れも。
ずっと全裸で待ってると言うのに!
246: 2007/07/25(水) 04:35:57 ID:6BhUGTak(1)調 AAS
>>244
ポケモンにぼろ負け、その他アニメもジャパニメーションに席巻されてディズニーのはそっぽ向かれてるようだしな。
247: 2007/07/25(水) 05:09:36 ID:WmOzzM70(1)調 AAS
それもあるだろうけど、ライオンキングとアトランティスのパクリ騒動を根に持ってるんじゃない?
完全に逆恨みなんだけど
248: 2007/07/25(水) 07:34:26 ID:hWhyWcpQ(1)調 AAS
ディズニー、スレ違いよ
249: 2007/07/25(水) 12:24:23 ID:M3bcDD+2(1)調 AAS
スレが寝取られてるぜ、ヒャッハー!!
250: 2007/07/25(水) 16:25:56 ID:bfE1BrrJ(1)調 AAS
寝取りーの
寝取られーのぉ
嫁ぎーの
251: 2007/07/26(木) 04:39:02 ID:ra22GcW5(1)調 AAS
イタリアーノ 日本語訳 : イタリアの
252: 2007/07/27(金) 10:48:59 ID:AdQd3MYW(1)調 AAS
ディズ二ーは創価と組んでしこたまランドで儲けてるのに…
253: 2007/07/28(土) 16:53:11 ID:xvJVBJUo(1)調 AAS
ランドは収入が多くても支出が多いから収益率はアニメの方がいい
254: 2007/07/28(土) 23:02:22 ID:H1o/blrY(1)調 AAS
ニャ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ン!!
255(5): 2007/07/30(月) 14:26:21 ID:s20sikTh(1)調 AAS
段階的に堕ちていく様子がわかる寝取られって萌えないか?
第一段階
「いやぁぁあっ!やだ、いやっ…やめて下さいっ!!寝虎君たすけてぇぇ!!」
「ヘヘ……大人しくしな。助けを呼んでも無駄だ。
寝虎なら今頃ぐっすり夢の中だぜ。ハァハァ…」
「いやっ……痛い、痛いよぉ!!抜いてよぉぉ!あっ、動いちゃ…いや…
寝虎…君……ごめんね…私、他の人に犯されちゃっ……た…」
第二段階
「寝虎にバレてもいいのか?嫌なら大人しく言う通りにしろ」
「うっ……ん、いやぁぁ…ひどい……こんな…こんなこと…ンッ!」
「くっ、絡みついてきやがる!素直になれよ、ヨくなってきたじゃねぇか?」
「ぁっ、そんなこと…な……あぁんっ」
「寝虎なんて忘れて俺のモノになっちまえよ。もう抱かれちまった
んだからよぉ」
「いや…言わないでっ!あぁ…寝虎君……わたし、寝虎君のことが
好きなはずなのにぃ…どうしてこんなに気持ちいいの…?」
第三段階
「あんっ、ゃ…はぁぁんっ!」
「そうだ、そのちょうしでもっと動いてみな。
イイ所に擦りつけてな」
「はっ、んっ、あぁっ…イイ……イイのぉっ!!」
256: 2007/07/30(月) 15:18:41 ID:UutmY3KZ(1)調 AAS
>>255
そう!
それがよく分かってない寝取られ製作者がおるんだ
いきなり堕ちるのはただのマゾ女だよ、萎えるな
257: 2007/07/30(月) 19:03:43 ID:hE8vSJ0f(1)調 AAS
でもそれだとありがちなんだよね。
レイプの後の魔法のチンコって。レイプ以外で上手い事寝取ってくれるのを作ってほしいなぁ…
258: 2007/07/30(月) 20:47:59 ID:aetAgFJj(1)調 AAS
それはそれでヒロイン馬鹿すぎ、頭緩すぎとか言われるんだろうな
259: 2007/07/30(月) 23:32:46 ID:L+S0GF7y(1)調 AAS
>>255
それに心の隙をうまくついた心理攻撃によって墜とす描写があればなお完璧。
260: 2007/07/30(月) 23:35:53 ID:9NlpoHn5(1)調 AAS
俺は>>255の別verで女が自分を淫乱と錯覚or自覚して落とすのがすき
ただセックスの快楽なんじゃなくて、聖女から淫売に変わる瞬間とか勃起
261(1): 2007/07/30(月) 23:46:49 ID:qYKCdgxs(1)調 AAS
男を他の女に取られるってのは、寝取られ?
262: 2007/07/31(火) 01:22:54 ID:uUhVIxYw(1)調 AAS
>>261
一般的にはそれであってるんじゃ?
263: 2007/08/01(水) 01:22:06 ID:QdapUa2m(1)調 AAS
むしろ一般的にはそっちが普通っぽい
発生頻度がそっちのが多いだろうからね…
264: 2007/08/01(水) 02:29:11 ID:ZcZS1IUi(1)調 AAS
ここがあの女のハウスね
265: 2007/08/01(水) 02:32:16 ID:clHSx916(1)調 AAS
この泥棒猫。
――――殺しておけばよかった。
266: 2007/08/01(水) 10:13:06 ID:JsmAlD8c(1)調 AAS
あの女の匂いはスルー!
267: 2007/08/01(水) 17:59:34 ID:eFv6xTHA(1)調 AAS
糞だからスルーで
268: 2007/08/02(木) 20:46:07 ID:5VSSw+7A(1)調 AAS
・男性視点
・人妻を寝取る
・男は人妻を心から愛している
・だが、人妻は家庭>主人公
・最終的には、関係を清算
・涙ながらの最後のセックス
・後日談あり
…ってのを希望
269(1): 2007/08/02(木) 21:31:54 ID:RXaO5lZx(1)調 AAS
何かどんでん返しの強いのが欲しいな
270: 2007/08/03(金) 01:35:44 ID:WOcXe9av(1/2)調 AAS
読んでてショックのでかいのが良い
271: 2007/08/03(金) 05:54:23 ID:nxT8pPHA(1)調 AAS
各エロゲ製作会社に>>255を送ろうかと思った
エロゲを作るときの雛形にすべし!
272(2): 2007/08/03(金) 10:40:23 ID:WOcXe9av(2/2)調 AAS
>>269を見て
「寝取られたと思ったら、実は寝取っていたのは自分の方だった」
という展開だけ思いついたんだけど
どうやったらそんな展開に出来るのか、皆目検討もつかん
273: 2007/08/03(金) 12:51:28 ID:FgAoj0Or(1)調 AAS
叙述トリックを利用した寝取られ。
274: 2007/08/03(金) 12:56:58 ID:KMQ80kw8(1)調 AAS
寝取っていたのは…オレだった〜ッ!?
275: 2007/08/03(金) 14:21:18 ID:QqPnn0g9(1)調 AAS
逆なら結構ありそうなのにな。
276: 2007/08/03(金) 14:47:16 ID:pM28D+QK(1)調 AAS
恋人だと思ってた女が実は人妻だったとか?
277: 2007/08/03(金) 20:08:23 ID:cZAGzuaw(1)調 AAS
>>272
寝取られてたと思ったら、実は寝取っていたのが未来から来た自分で、
その未来から来た自分は彼女が寝取られたのを防ぐために来た、
というタイムパラドックスものはどうだろう。
278: 2007/08/03(金) 20:20:36 ID:CiftZZoc(1)調 AAS
それはNTRなのかという疑問が生じるな
279: 2007/08/03(金) 20:21:45 ID:1W++55eH(1)調 AAS
ちょっと違うけどドラゴンナイト4のような
280: 2007/08/04(土) 00:06:53 ID:bxItMstt(1)調 AAS
目的以外は同じだな
281(2): 2007/08/04(土) 05:11:54 ID:yLb4F7Fa(1)調 AAS
>>272
実話モチーフだが、俺(二十歳すぎ)、彼女(25チョイ)で良ければ、そういう感じの話書こうか?
一応、モザイクとしてある程度脚色した上でだが・・・。
文章下手でも許して貰えるなら、投下してみますが。
282: 2007/08/04(土) 05:12:43 ID:pTZrcqef(1)調 AAS
とりあえず投下してみてくれ
283: 2007/08/04(土) 10:51:48 ID:E/bXy767(1)調 AAS
>>281
どうぞどうぞ
284: 2007/08/04(土) 19:24:59 ID:9oS5dAsZ(1)調 AAS
ファンタジー設定でヒロインは滅び行く種族。
人間と恋に落ちるも種としての本能が同族を求め
恋人相手ではあまり感じないのに
同種相手だとレイプでも発情し特に中田氏で強制絶頂させられてしまう。
というアイデアが突然湧いてきた
どうせSS書けないのになorz
285: 2007/08/04(土) 21:37:13 ID:uVVkbIKA(1)調 AAS
その手の「こんなネタ思いついた」で生まれて初めて素晴らしいと思った。
さぁ今すぐSSの書き方を学ぶ作業に戻るんだ
286: 2007/08/04(土) 22:29:12 ID:HTfmGcGH(1)調 AAS
>>255
コテコテだけど
名前だけ変えたら何回でもイクよ僕は
287: 2007/08/04(土) 23:08:03 ID:fDvUVUAL(1)調 AAS
奥様は女子高生って漫画の最後の方って
展開変えれば普通に寝取られENDに出来そうだよね。
288: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/05(日) 03:44:06 ID:oz5rZmIu(1/5)調 AAS
>>281です、ちょっと遅くなりました。今更な予感もしつつ、ある程度書き溜めたので投下します。
付き合いだして3ヶ月ちょっとの年上の彼女。
ちょっと事情があってまだ友達にも誰にもこういう間柄だって言ってない。
軽く口に出してしまえる程、軽い気持ちじゃあない。
ずっとずっと一緒にいられたらいい、素直にそう思ってた。
週末以外はそうそうには会えないのがタマに傷かな、と通りがかった平日夜の繁華街、
一人寂しく夕食は外食で済ませてさっさと彼女にメールでも送ろうと、
お店探しも適当にまあ手近なここでいいやと、ドアを潜ろうと思ったその時。
通りのずっと向こう。
見慣れたシルエット。
何時もと雰囲気は違うけど、間違いない。
彼女だ。でもなんでこんな時間にこんな場所に?
遠くからでも顔がほんのり赤く染まってるのが分かる。酔ってるのか?
一人じゃない・・・?
悪い予感が頭をかすめる。
でもいつのも彼女の様子を思い出す。
年下の俺に懐くようにいつもちょっかいを掛けてくる彼女。
日のすっかり暮れ、街頭に照らされた公園のベンチ、
「何も聞かないで」
声を殺したまま、すすり泣く彼女とバカみたいに何も言えない俺。
そしてやっと涙の止まった彼女と、その、初めて交わしたキス。
どんどん打ち解け、いつも聞き役の俺に愚痴や悩みを打ち明け。
「そうくんって優しすぎるよ、罪作りなタイプだよね?」
潤んだ瞳、そして初めての夜。
大丈夫、大丈夫、あれはきっと仕事関係なんだ。
彼女はお前にちゃんと言ってくれてるだろう?
あたしはそうくんの事、好きだよって。
年上とか年下とか気にするなって、って言うか女性に年の話はするなって。
笑って、笑い飛ばして。
年下のクセに頼りがいもあるって言ってくれただろう?
我がままばかりいつも言っててごめんね、とか言ってたろう?
彼女はお前にちゃんと恋してるから大丈夫だよ、心配するな。
俺の脳内会議が終わろうとしたその瞬間。
俺のいるほうからの視点以外からはほぼ目隠しになる、その場所にそっと二人は身を寄せ。
―――彼女はその男とキスをした。
289: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/05(日) 03:48:39 ID:oz5rZmIu(2/5)調 AAS
頭が一瞬、真っ白になる。
目の前の光景が信じられなくって。
これは俺を驚かすネタだろって。
あはは、キスくらいでいちいち驚かないよって。
すぐに近くから誰か声かけてくるんだろ?
ドッキリですって。
ははは、思いっきり出てきたやつ、殴ってやるよ、泣きそうになるじゃないか。
でも。
二人は深いキスを貪るように
酔っ払った彼女は馴れたふうにその男の腕を取ってタクシーに乗って消えていった。
未だに足も動かせない俺を十数メートル遠くに残したまま。
その夜、メールの返事が初めて返って来なかった。
――そもそも俺達の間柄って何なんだろう?
好き
ずっと一緒にいたい
愛してる
口付ける
肌を合わせる
でも、一度も付き合ってるとも恋人ともはっきり言った事は無い。
だって、付き合うって、恋人ってこういう事だろう?
俺達はもう付き合ってるんだろう?
誰よりも大切に思えるんだろう?きっと、たぶん、お互いに。
だったらそれでいいじゃないか。
でも、確認はした事が無い。
する必要なんて無い。
じゃあしてみてもいい筈。
軽い冗談な口調でもいい、真面目な顔をして聞いてみてもいい。
・・・違う、確認するのが怖いのだ。
俺は怖がっているのだ。
だって、彼女みたいな人が俺みたいなヤツをほんとに好きになる道理が見つからない。
俺は別に全然もてないってわけじゃあないけど、彼女は綺麗すぎる、可愛すぎる、聡明すぎる。
はっきり言って、俺なんかと全然つりあわない。釣り合わない程に格好の良過ぎる彼女。
俺は彼女を思うといつでも自信が無い只の男になってしまう。
でも、目の前にすると、彼女はいつだって俺に自信をくれようとする。
「そうくんはいい男だよ、モテるしね?」
・・・あなた程じゃあ、無い。
いい男とかいい女とか、あなたの前じゃあ語れない。
でもたまに見せてくれる弱さが嬉しかった。
きっと俺だけに見せてくれるのだろうと考えると胸が温かくなった。
290: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/05(日) 03:50:15 ID:oz5rZmIu(3/5)調 AAS
でも、それだけ。
はっきり人前で俺の彼女だと振舞ってはくれない。
いや、二人きりの時は妬いてくれるが、外じゃ全然ただの知り合い、程度。
俺が年下の後輩と新しいお店開拓ついでに、一緒に飲んで仲良さげに喋っている所に、
彼女と同年代の、おそらくは彼女の友人と偶然出くわした時ですら少し睨んだだけでスルー。
後で詰問はされたが・・・。
以後、その時の子じゃあなくっても、年下の女の子の話をする度に、
「もう口説いたの?」
「いいの?ほうっておいて」
「ほら、若い子好きでしょう?」
とか絡まれたけど。
内と外じゃあ違うけど、きっと外じゃ照れくさいんだ。
そう思おうとしてた、他に考えたくも無かった。
でも。
きっと。
本当の理由は別のところにあって。
そしてあの夜の出来事。
俺は、勇気の無い俺は、彼女に何も尋ねる事が出来なかった。
そして週末、いつもの様に顔を会わせる。
冗談を交わす。
笑いあう。
笑顔が出る。でもそれは作り笑いで―。
いつもみたいに心から微笑むなんて、できやしなかった。
だから肌を合わせる。
何も考えたくないから、確かに”そこ”にいるのを確かめれるから。
うそだよね、ひろみさん。あの夜の事はきっとうそだよね。
あれは俺の勘違いだよね。きっと幻みたいなものなんだよね。
強く、強く彼女を抱きしめる。
そして数週が過ぎた。
291: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/05(日) 03:52:46 ID:oz5rZmIu(4/5)調 AAS
「あーもう、最近、会うたびにHだよね。ううん、違うの、全然いやとかじゃないんだけど・・・」
彼女は一瞬、間をおいて、悪戯っぽく口を尖らせる。
「でも最初は会うたびにHするのは嫌だ、とか言ってなかった?それ目当てみたいに思われるのは絶対に嫌だって」
あれは結構、ぐぐっと効いたんだけどなぁと、
ベッドに横たえたまま、自分の胸の前で拳を作って握り締めるポーズを取る彼女。
「ああうん、憶えてる、それは勿論なんだけど。でも。」
不安だった、怖かった、言葉で聞けない分だけ、体を重ねる。
そんなことをしても何も変わらないのかもしれないけど、それでも暖かさを感じていたかった、
今、目の前にいる彼女の。
「どうしてもひろみさんが欲しくなっちゃって・・・。でも我慢して欲しいなら、我慢出来るよ。そんなのへーきだから」
微笑む俺、作り笑いが堂にいってる自分に少し悲しくなる。
不意に問い詰めたい衝動に駆られる瞬間がある。でも問い詰めて最悪の答えが返ってきたら?
「そうくんはオトモダチでしょ?」とか。
その時、きっと俺は俺でいられなくなってしまうだろう。
問い詰めれないから、だったらまだ、隠していたほうがいい。
そうしないと、失ってしまうかもしれないから・・・。
「別にいいわよ」と笑顔を弾けさせる彼女。
「そうくんだったらね?」
恥じらいを含んだ、俺の不安を打ち消す様な笑顔を見せる彼女をそっと抱きしめ口付けた。
292: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/05(日) 03:56:20 ID:oz5rZmIu(5/5)調 AAS
以下、出会い〜付き合い始めまでは明日以降、分割して投下します。
申し訳ありませんが、長文キライな方は名前でNGワード登録お願い致します。
293: 2007/08/05(日) 06:26:10 ID:BluFqcna(1/2)調 AAS
寝取られSS読んだあとにきちまった
また抜きたくなったら読みに戻るわ
294: 2007/08/05(日) 14:20:32 ID:BluFqcna(2/2)調 AAS
今読んだが続きまだかw
295: 2007/08/05(日) 14:34:20 ID:eMsi1nXm(1)調 AAS
実話が原作の場合、GJと言って良いのかどうか、判断に迷うな
296: 2007/08/05(日) 18:16:32 ID:wcKXY0A7(1)調 AAS
さよなら明日香と合コンの話かいた人戻ってきてくれー
あの2つの話めっちゃ実用的だったわ
また何か書いてくれー
297: 2007/08/06(月) 04:09:22 ID:ttXnqTog(1)調 AAS
---------------------------------------------------------------------------------------------------
外部リンク:www.iza.ne.jp
〜戦(いく)さに関してはまったくの素人(しろうと)で、たちまち敵の術中におちいり、野営地を包囲され、夫人もろとも捕縛
されてしまいます。勝利者として乗り込んできた新羅の闘将は、河辺の妻をみてひとつの条件を河辺に示します。
「さあ、われに命をさしだすか、妻をさしだすか」
つまり妻を抱かせれば、命を助けてやろうというわけです。対して河辺は「妻がいかに可愛かろうと、命に代えられるもので
はない」として、どうぞご自由にとばかり、この取引に応じます。
河辺の妻は坂本(さかもと)の臣(おみ)の娘で、甘美媛(うましひめ)とよばれていましたが、新羅の闘将によって衆人環視
のなかで犯され、帰ってくると、自責の念に駆られて機嫌をとろうとする夫に対し、
「命惜しさにあなたは、軽々しくも私の身を売っておいて、いまさらなんの面目あって私に言い寄るのですか」
そう言って、女のほうから夫婦の関係を断ち切った、と記録されています。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
史実だけど、これってある意味寝取られの王道じゃない?
「新羅の闘将によって衆人環視のなかで犯され」ってところでおっきした。
298: 2007/08/06(月) 06:21:32 ID:ODRksDpc(1)調 AAS
いや王道なら妻が敵に魔法のチンポでMCして夫を捨てるってのが王道じゃない?
299: 2007/08/06(月) 10:45:57 ID:H5/iDmcj(1/2)調 AAS
一応夫捨ててるぜ
300(1): 2007/08/06(月) 11:39:51 ID:oIMae8Q3(1)調 AAS
華麗に300ゲット。
・・・・言ってみたかっただけだ、許してくれw
好きで好きでたまらない片思いの女の子のセクースを目撃しちゃうような話ってない?
出来ればその相手の男は自分の親友とか知ってる人間だとたまらん。
このスレの住人ならいくらでも知ってそうだと思って聞いてみた。
301: 2007/08/06(月) 19:16:19 ID:IUTZtFFM(1)調 AAS
友達の家の引越し手伝いに行ったら
「若葉のころ」の録画VHSが見つかった
あらすじ思い出して鬱になった
友達にきいたら要らんということで、ゴミ箱に投げ捨ててやった
302(1): 2007/08/06(月) 23:01:48 ID:H5/iDmcj(2/2)調 AAS
>>300
好きで好きでたまらない片思いの女の子を
自分以外の見知らぬ良い男とセクースさせてあげるために
涙を呑んでお膳立てしてやる話なら知ってるぞ
実話で
303: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 01:47:31 ID:E3gUn06/(1/9)調 AAS
お待たせしました、だいぶ書いてあるのに、全然投下してねー・・・すみません、生きててすみません。
もそも彼女との馴れ初めは、俺の中学以来の多分ギリギリ幼馴染って言葉の範疇に入れれる限界の年代モノの付き合いの、女友達を通じて知り合った。
こいつ曰く、俺達は小学校低学年の時も同じクラスだったと断言してるが、俺には全くその記憶が無い。
付き合いが生まれたのが記憶にある限りは中学からなので、中学以来の付き会いと言い張る俺のほうが多分正しいと思う。
こいつは馴れ馴れしい、とんでもなく慣れ慣れしい。
「あーはいはい、めぐちゃん、確かに中学時代、確かに俺は君に憧れてましたよ?告って壮絶に玉砕しましたよ?」
「で?それが何か?」
「今、ここでそれを言うか?言うんですか?」
「あれですか?君は鬼ですか?鬼畜生ですか?」
「そんな人の大昔の忘れてしまいたい恥ずかしい思い出を酒の席で。」
「俺にとって初対面の人を相手に暴露して。」
「俺がショックの余り自殺でもすれば満足してくれるんですか?」
その時の初対面の人、俺達のジョークにちゃんとウケてくれた人が実はひろみさんだった。
勿論、ひろみさんとめぐはそれ以前からの知り合い、と言うか飲み友達。
めぐは確かに美人のうちに入ると思うが、それでもこの年上の女性とは雲泥の差、月とスッポンくらいは違う。
一体どこで、5つも年上のこんな美人とどこで知り合ったのやら。馴れ馴れしいってやつは凄い。
この日、俺とひろみさんとめぐと、本当はもう一人、俺の友達が来る筈だったんだけど、
めぐが日にちの連絡ミスで急遽欠席、まあ、楽しく飲めるならいいよね、と3人で飲むことになったワケで。
そもそも、俺達はめぐちゃんと俺と、本当はひろみさんじゃなくて、
しゅうちゃんって言う、めぐの高校時代からの女友達が本来の飲みメンバー、ひろみさんはその夜だけの代打だったりする。
グラスを傾けつつ、ちゃんと自己紹介すればいいものを、めぐに紹介して貰うとロクな事にならないのは分かっていたのに、
痛すぎる程に分かっていた筈なのに、つい任せてしまう。面白いって怖い。
今回はどうやっていたぶってくれるのか、つい楽しんでしまう俺がいて。
でもその時、ひろみさんはただ、左手の指と交互に揉みながら俺達のことを眩しそうに目を細めて「こういうのっていいね?」と優しく呟いていた。
304: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 01:49:15 ID:E3gUn06/(2/9)調 AAS
「なんか二人、怪しーんだ」
めぐが酔っ払ったまま、絡んでくる。
もう飲み始めて既に4時間経過、そろそろいい時間かなと会計を済ます。
なんて言うか俺はひろみさんと、意気投合と言うか、うまが合うと言うか、ずっと前から知っていたような、
初対面なのに、初対面じゃないような、不思議な感覚をおぼえていた。
いい人だな、綺麗だし、可愛いし、細いし、クレバーだし、シャープだし・・・優しいし。
漠然とそう思いながら、彼女、ひろみさんの「良かったらメアド交換しておかない?」の声に、
一拍も置かずに「うん」と心からの笑顔で明るい返事を返していた。
帰り道、ブツブツ絡んでくる完璧に酔っ払い化しためぐに肩を貸しながら、駅の改札をくぐる。
俺は高校卒業と同時に実家を出た、と言うか子供2人も連れて出戻った姉の為に、俺は実家を追い出される破目になったが、
それでも実家までの距離は徒歩15分、最寄り駅は今までと変わらず。
そして同じ中学出身のめぐも、降車駅は当然同じ、家も近所とは言わないが、結構近い。しばらく同じ方向へ歩く。
しかし、しつこく絡んできやがる、いやもう既に毒舌と言うか暴言と言うかそんなレベルの表現。
いやまて、俺は君にそこまで絡まれる覚えがそもそも無いぞ。
めぐよ、君は確か、いま好きな人がいるって先々週あたりに言ってなかったっけ?
だから俺が誰と仲良くなろうが、俺の勝手のはずだ、それ以前にそもそもそれで君に絡まれる筋が無い。
それとも俺は他人と仲良くなる資格が無いとでも言いたいのだろうか?いやもう既にさっきそう言われたけどな。
いくらなんでもここまで言われるとちょっと俺も傷つく、で少しだけ反撃してみる。
「好きな人には見せられないよな、その姿、100年の恋でも醒めちゃうよな」
ぼそっと呟く俺に、めぐがびくっとダイレクトに率直に反応した―。
見ると、見る見ると、なみだ目に・・・。
思い起こせば、以前にこの100年のうんたらってフレーズをめぐの前で使ったのは高校生の時、
確か、こいつが彼氏に振られたんだか、振ったんだかよくわからんが破局したのはその翌日。
遠い昔の過去と思っていたが、なんてこった、未だにこの言葉は地雷のままか!
「ちょ!嘘!冗談!それっくらいで醒めるなんて恋じゃないから、うん!」
女の酔っ払いはこれだからたちが悪い。泣けば勝ちだと思っている。畜生め。
まあ実際、泣かれたら100%負けなわけなんだけど。
「その程度で醒めるような冷血なヤツがきみの目に留まるはずがないだろ?大丈夫、大丈夫」
自分で口にしたセリフを自分でフォローしてりゃ世話は無い。しかしそれは無駄な努力で。
一通り罵詈雑言を浴びせかけられた後、気まずい沈黙が流れ、俺の貸していた肩を振り切るように払い。
・・・結局それからひとっ言も口を効かずに、めぐの家まであと10mくらい、そっちに向かって道を折れていった。
翌日、早速ひろみさんにメールを入れてみる。
俺の旧友がいつも迷惑を掛けてるみたいですみません。でもいいやつなんで見捨てないであげて下さい、とか。
昨夜の話が俺にとって楽しかった事とか。
―良かったら、また飲みに行きませんか?とか。
幾つかのメールのキャッチボールの後、結局次に会う約束を交わせた。
めぐのほうには電話を入れておく、やっぱり気まずいから。
何度掛けても繋がらない、放っておいてもたまにこうなるんで気にせずに放置しておく。どうせ数日経てば連絡を入れてくる。
たまに機嫌を損ねる事はあったが、まあいつものことだ。
305: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 01:51:11 ID:E3gUn06/(3/9)調 AAS
そしてひろみさんと会う、やっぱり思う、この人の会話は楽しい、エスプリが効いてるとかセンスがどうとかもあるけど、それより守備範囲がとてつもなく広い。
真面目で頭の痛くなるような話でも、このうえない程くだらない話でも、臨機応変に合わせれる。
そして、一見軽薄に見えるのに、ちゃんと深いレベルで成り立つ機智。
ひと言で表せば、やっぱり聡明な美人。
やばい、やっばい。やばすぎる。
この人、格好よすぎる。
俺のストライクゾーンのど真ん中ストレート。
俺、たぶんこのままだったら、この人の事を―。
でも、きっと、この人は俺よりも5つも年上で、俺はまだ二十歳すぎの大学生で、本気になっても絶対に相手なんてしてくれないんだろうし。
だから、そういうのじゃなくても、会えればいいや。楽しいし。
ど真ん中ストレートでも剛速球じゃあ手が出せないしね?
そして翌週の週末に再会、艶のある話もせず、ただお互いに理解を深めるように、きっと友達くらいにはなれるだろうから。
飲んで、軽く騒いで。
店を出て、少しだけ寂しくなったりして。
「また、・・・会えるかな」
思わずぽろりと出た言葉に、ひろみさんは「うん」と嬉しそうに返事をしてくれた。
そして翌週の木曜日、俺は忙しさに携帯を見る暇もなく過ごし、やっと帰れると駅前までたどり着いたとき、
見慣れないものを見た。
白いスポーティーな車の横に誰かを待つしぐさの―ひろみさん。
ええ!?
どうしてここに?
えっと、もしかして、万が一なんだけど、
俺に、会いに――――――?
思わず駆け寄るように近づく俺を見つけ、彼女は軽く手を振ってきた。
冷静に考えれば、別に俺に用がある可能性はそんなに高くないのだろう。
でも、やっぱり俺を待ってたらしく、それはそれで不思議なんだけど、ええ?俺、期待していい?
「そうくん、きょう携帯・・・持ってないのかな?」
え、と慌てて携帯を取り出してみると、電源切ったままだった。
306: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 01:59:53 ID:E3gUn06/(4/9)調 AAS
>>302
投下キボンヌ。せめてプロットだけでも下さい。
うわ、睨んでるよ、この人。
怖いけど可愛い、思わずどきどきしてしまうのを必死で隠して携帯の電源を入れる。
直後、メールを受信、7通も入ってる、一つ目を開くと、次に会うお誘いのメールだった。
二つ目で見たいオペラがあるんだけど、体が空いているかどうか、三つ目で予約取らないといけないから、
すぐに連絡が欲しいとの事。
「・・・ごめんなさい」自然、声が小さくなってしまう俺に、彼女はくすっと笑うと俺の予定を確かめて予約の電話を入れてた。
でも、俺、オペラ見る趣味なんてないんだけど、なんて言えない。
ああ、徒歩15分の道のりを歩いて、実家まで服を取りにいかないといけないな、と極めてポジティブに受け答え俺が既にそこにはいた。
「なんか無理言ったみたいでごめんね?」
ひろみさんに連れらて着いたカフェで一息つく。
「ぜんぜん?・・・・・・ところで、ひろみさんってよくオペラとかいくの?」
「実は初めて」とストローをくるくる回しながら笑ってる。
「でも、一度行ってみたかったのよね、ああいうの―。でも一緒に行ってくれる人って、そうはいなさそうだもん」
ふむふむ、なるほど、確かにああいうのは俺にしてみてもとても敷居を高く感じる。
「そうくんだったら、なんでもOKっぽいでしょー」いや、どういう意味で?
「どんな場所でも馴染んじゃうような、結構いそうでいないタイプだよね」悪戯っぽく微笑むひろみさん。
「うーん、そう見えるんだー。じゃあ、期待を裏切らないように出来る範囲で頑張ってみる」と返したものの、実は不安で胸いっぱいな俺。
「あ、そうそう、もう用件済んだから、残りのメール削除しといてね?」んん?そういえば、まだメール残ってたよな。
携帯を取り出す俺にひろみさんが右手をにょきっと伸ばしてくる。
む、携帯を奪う気だ。しかもかなり本気に。
残りのメールに興味津々な俺に必死で抗議するひろみさん。どうやら本気で焦っているようだ。
それを横目に悪戯心で胸をときめかす俺はさっさとメールを開いていく。
・・・ちょっとふざけ過ぎだったと俺は後悔した。内容は今日に限って返事が来ない事への不安が綴ってあった。
急病か事故とか、それとも実は避けたいけど言えなかったんじゃないかとか、そんな内容、いつのもひろみさんらしからぬ弱気な文章。
それまでとは違う、大人びていないひろみさんがメールの中にいて、目の前には耳まで真っ赤にしたまま、左手で顔を覆っているひろみさんがいた。
あまりじろじろ見るのも悪いかなと思いつつ、こういうひろみさんもいいな、と口元が綻ぶ。いかんいかん、と、とっさに話題をふる。
「そういえばさ――」
307: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 02:02:51 ID:E3gUn06/(5/9)調 AAS
自分の部屋に戻った俺は、荷物を放り出すと、すぐにめぐに電話を入れた。
お、一発で電話に出た、珍しい。
どうやらこの間の事は全く気にしていない様子。こういう竹を割ったような性格がこいつのいい所だよな。
なので早速こちらの用件を切り出す。
「ちょっと聞きたい事があるんだけど、今いいかな?あ、うん、えっとさ。」
「えーと、俺が”女泣かせの遊び人”ってことになってるらしいんだけど一体全体どうなってるんでしょうか?教えて頂けませんか?」
電話の向こうでかなり慌てた様子。
狼狽した口調のまま「あ、あ、あれね、あれは単なるジョークなの。だってそうくんって特徴弱いし、印象弱いじゃない?」
そんなの当人に聞いても知るわけがない。つーか知りたくないぞ、それ。印象弱いとかどう取り繕っても繕いきれないんじゃないかい?
「だって〜〜、でも一番言ってるのしゅうちゃんだよ?あたしはどっちかと言うと褒めてるほうが多いよぅ」
うん、それも聞いたよ、褒めてくれたのはありがとう。しかし、ここで高校時代の友人を売るか?女の友情恐るべし、きっと水に濡らしたティッシュペーパーより破れやすいんだろう。そして俺と君との友情はきっとアルミ箔よりも薄いんだろう、今日実感したよ。聞いてる?
と言いつつも実は内容はそんなに気にしてない。遊び人疑惑なんて、実際の俺と少しでも付き合ってもらえば分かる事。
しかし、実に、あのタイミングで聞かされたものだから、「遊び人だから、気をつけたほうがいいよって言われちゃったよ?」なんて口に飲み物入ってる時に聞かされた俺は、
思わずひろみさんの服に思いっきり吹き掛けてしまったわけで。はっきり言って最低だ。
八つ当たり気味で愚痴をこぼしつつ、変な噂を流すのもお手柔らかにと頼んでおく。
――むしろ、実は俺はめぐと付き合ってるんじゃないかと、ひろみさんに誤解されちゃったほうが気になるんだけどな。でもそれは内緒にしておいた。
電話を切って、少し考えてみる。
一応、俺とひろみさんがちょこちょこ会ってるのは知られているらしい。
うーん、別に疚しい事をしてるわけじゃないから構わないと言えば構わない筈なんだけど。
でも少しデリカシーが無いと言うか、あまり知られると恥ずかしいよなって言うか。
――邪魔を、誰にも邪魔をされたくなって言うか。
いろいろ考えていて、だからってわけじゃないけど、この時の俺はかなり鈍くなっていたんだと思う。
長い付き合いだったから、深く考えなくなってしまっていたんだと思う。
この古い友人の事を。
ひろみさん、知り合ってまだ1ヶ月も経たない。なのに、ここまででほぼ、毎週会ってる。
年上の女性。優しさと知性の溢れた瞳。表情豊かで、笑顔だけでも一体何種類の持ってるか分からないくらい。
年下のこんな男を立ててくれる気配りすら標準装備。そして、メールや電話をくれる回数が加速度的に増えてくる毎日。
308: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 02:06:49 ID:E3gUn06/(6/9)調 AAS
金曜の夜、いつものメンバーで久しぶりにいつもの居酒屋でグラスを重ねる。
めぐ、しゅうちゃん、俺、その他一名。
あ、うそ。その他って言い方は酷いよな、こいつ俺の高校時代からの友人でエイジ。
名前は格好いい、見た目も格好いい、性格超内気、ほんとにマンガのキャラみたいな良く出来たやつ。
好きだぞー、こいつめー、俺が高校時代の友人で多分、掛け値抜きで好意を持てるのはこいつだけなんじゃないかな?って存在。
どうやらしゅうちゃん狙いらしいが、望みがあるかどうかは俺の知った事じゃあ無い。と爽やかに言っておく。
つーか、多分無理・・・。お前、可愛がられてるけど、可愛いと思われてるけど、ペット扱いだもん・・・。
だって、裏でどころか表でも滅茶苦茶言われてるんだしさ、そろそろ悟ろうよ?大丈夫、お前ないいヤツだ、女なんて幾らでもいるさ。言ったら怒ると思うから黙っとくが。
それに、確かにしゅうちゃんって見た目はいいんだけど、太ってないけどぽっちゃり巨乳だけど、まじめっぽくって童顔メガネっ娘だけど、話すこととのギャップがね。
ここだけの話、少し前から結構電話掛かってきたりしてて、よく話すようになってたんだけど、この人、話がエロすぎ。しかも色気まったくなし、でエロ話。
正直、昔色々あったり、色々あったりもしたので、今、こうして親しくしてくれているのには素直に感謝したいのだけれど。
だけども、はっきり言って痛々しくなってくる。女子高ってよく、裏じゃ凄い会話してるなんて話があるが、この人だけ見てると思い切り納得してしまう。
第一、自分の事を「○○ちゃんって呼んでね♪」なんて音符付きで言ってくる人間は大抵痛いんじゃないかと思う、勿論しゅうちゃんを筆頭に。
「あたし、すっごい濡れるんだよね。なんかもう、お尻までびっしょりみたいな。聞いてる?」
ごめん、聞きたくありません。聞かせないで、つーか言うなよな、そういうセリフ。
「ねえ、他の女の人ってどうなんだろ?みんなこうなの?そうくん、どう思う?」
知らねーよと返したいが、話題に乗るのも汚らわしい。話題転換を試みる、そして当然いつものように失敗する。
そんな俺の「ところでさ」を無視したしゅうちゃん
「ねえ、今度試してみない?」
ずっこける。思いっきり椅子から滑り落ちる。全身の力が抜けていく。
洒落にもならない事を言わないで欲しい。一瞬死ぬかと思った。
いくらなんでもそりゃまずいでしょう?君は俺の地元の中学からの友達の、その高校時代の親友と呼べる人でしょう?
それを『お試しで』なんてあり得てはいけない事。越えてはいけないんだよ。分かっているんだろう?俺をからかって遊ばないで欲しい、ほら、俺の友達が君の電話待ってるよー?
と言えないセリフを心の中でそっと呟く。
なんとか話題転換に成功した俺は、今夜の飲み会の段取りを伝えてから電話をようやく切れた。
なんて事を遠い目をしながら思い出してた俺は、声を掛けられてやっと我に返る。
しゅうちゃんとめぐちゃんが二人がかりでなんか俺にやたら食べ物を運んでくる。口元まで。
いや「あーん」って何それ。ははあ、あの変な噂話を回したのがバレたからか。
分かりやすいな、多少は悪かったと思ってるんだな、と思うと二人が妙に可愛い。
309: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 02:09:48 ID:E3gUn06/(7/9)調 AAS
「ところでだけど、そうくんってひろみさんと付き合ってちゃったりするの?」
ぶっ、思わず噴出しそうになる俺。「まさかー」あり得るわけないでしょー、釣り合ってないのにー、そう俺の口から言わせる気かー。
「うーん、あの人だけはやめたほうがいいよ?」さらに畳み掛けるめぐに、他の2人は知らん振り。何か得心するものがあるのだろうか?
「ん?ひろみさんってどうかするの?」何かあるのか?
「いや、そういうわけじゃないけど・・・。もしそうなったら、そうくん、後で絶対後悔するよ?」後悔、どういう意味なのだろうか。
先にするのは後悔じゃないとおもうよ?なんてお約束の突っ込みも出来ず、取り合えず「まあ、無いと思うけど、一応おぼえとくよー」と返しておいた。
しかし、俺にもひろみさんにもこうやって決していい印象を持ち得ない話を聞かせておく意図が計りかねる。
この夜は二人ともテンションが高く、俺もそれに合わせてて、やっぱり3人酔っ払っていた。
俺の友達はどうやら乗り遅れてしまったらしい。こういう時は先に酔っ払ったもの勝ちだぜ?だからキミはダメなんだよ。
わけの分からん事を言いつつ、次々とグラスを空けていった。
「じゃ、俺、明日早いから」エイジが、そう言って席を立って行った。こいつだけ高校出てすぐに職に就いてるし、事情もそれなりにあるのだろう。
しゅうちゃんは既にテーブルに突っ伏している。しかしあいつ、普通こういう時、残して帰るか?こういうのを甲斐性なしって言うんだよ、と心の中でだけ思っておく。
めぐちゃんは相変わらずハイテンション。
俺は少しずつだけど、酔いが醒めつつあった。
「うう、気持ち悪い」しゅうちゃんがテーブルに突っ伏したまま、ぼそっと呟く。
その顔色を覗くと真っ青、かなり気分悪そう。あちゃ、ガンガングラス開けてたもんな。
めぐちゃんにトイレまで付き添ってあげたほうがいいと言う俺に、めぐちゃんが放っておいて大丈夫だと、鬼みたいな事を言う。
本当に親友なのかこの二人は?と複雑な心境の俺は、しゅうちゃんに肩を貸して、手洗いまでついていった。
かなり激しく、咳き込むように吐き続けるしゅうちゃん。
ここのトイレは男女兼用だから、一緒に入りつつ、背中をしばらくさすっていた。
やれハンカチだおしぼりだ水だと、何度も扉を出たり入ったりする俺。
かなり吐いたようで、なみだ目になってるしゅうちゃん。俺の差し出す水のグラスを口元に運び、何度もうがいをする。
「ちょっと飲みすぎちゃったみたいだね」ふらふらになってる、足元が覚束ない様子で「ごめんね、ごめんね」と繰り返すしゅうちゃん。
「気にしなくていいよ、すっきりするまで吐いて」本気で心配してしまう俺。
「うん、もう大丈夫。ありがと、そうくんって・・・やっぱり優しいよね」
「そっかな」
そして、しゅうちゃんの肩を支えるように洗面台に移ろうとした時、「ね?」とひとこと言われて振り向いたその時。
しゅうちゃんの唇が俺のそれに重なってきた。
310: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/07(火) 02:11:25 ID:E3gUn06/(8/9)調 AAS
唇に暖かさが伝わってきたかどうかの微妙な瞬間、慌てて上体だけ思いっきり逸らして逃げる俺。
多分俺、ひどい顔をしてしまっていたんだと思う。
思いっきり失敗しちゃったって顔のしゅうちゃんがいて――。
「ごめん」「ごめん」と繰り返す俺に、同じく「ごめんね」と同じ言葉を返し、足元が覚束ないまま転がるように席に戻っていくしゅうちゃん―。
さすがに鈍い俺でもやっと気が付いた、そっか、そうだったんだ―。
「あはは、冗談よ」なんて言ってくるしゅうちゃん、頼むから泣きそうな顔をしないで欲しい。
そういう言い方は二度と聞きたくは無かったし、そういう顔も二度と見たくなかったのに――。
罪悪感が凄い。襲い掛かってくるよう。エイジにも何も言えないじゃないか、こんなのって。店員におしぼりやら水の入っていたグラスやらを返すと、俺も席に戻っていった。
テーブルに戻ると、代わりにテーブルに突っ伏しているめぐがいて、まさか今度はめぐが?と思うも単に眠かっただけだとあっさりと返事。
いたたまれない気持ちを抱えた俺は、終電無くなる前に帰ろうと促して三人で席を立った。
ダメだ、どうしてもしゅうちゃんの顔がまともに見れない。バツが悪すぎる。
そして何故か、めぐも無口で、それがまるで俺を責めているような気がして、
結局、駅でしゅうちゃんと別れるまで、ずっとそんなだった。
「大丈夫、もう一人で歩けるから。じゃあまたね」
やっと見れたしゅうちゃんの顔が笑顔だったのに、少しだけ救われた。
ようやく俺たちも電車を降り、改札をくぐるとめぐが話しかけてきた。饒舌な口調にほっとする。
いつもみたいに何気ない会話をしつつ、ぶらぶらと家路を歩きながら、そろそろ道が別れるあたりで、少しだけ声のトーンを変えてめぐちゃんが言った。
「さっき、しゅうちゃんと何かあったの?」
・・・!
まさかそのまま言えるわけもなく、すごく吐いて大変だったからと誤魔化す俺がいて。でも雰囲気で当然何かあったのだろうと察しているめぐがいて。
「なんでもないよ、ほんとに」と大嘘をつく俺がいた。
めぐは完全に足を停めて、思い切り疑いの目で睨んでる。
しゅうちゃんに俺、ひどい事しちゃった、な。
それで怒ってるんだろうか―。それか、ひょっとしたら前後不覚のしゅうちゃんに俺が滅多な事をしたと疑ってる?
でも全然違っていた。
311(1): 2007/08/07(火) 02:19:03 ID:E3gUn06/(9/9)調 AAS
あまり一気に投下すると他の方の迷惑になりそうなので、今夜はここらで打ち止めにします。
モチーフとして実話というか体験を元にプロットを起こしてありますが、
かなり時系列とか脚色しておりますんで、うまく機微を表現出来るか少し心配です。
尚、待望のエチシーンは多分、次回、遅くとも次々回には投下出来ますので少々お待ち下さいませませ。
ところで1つの話の中で、今目の前にいる女性と、思い出の女性の2つのNTRシーン入るのってありでしょうか?
・・・このままの流れだと、たぶんそうなっちゃうので_| ̄|●|||
312: 2007/08/07(火) 03:30:39 ID:OKa2+7pn(1)調 AAS
ありです。
うぇるかむ。
313: 2007/08/07(火) 04:13:50 ID:hH0uY2t4(1)調 AAS
単純に一人の女が二股かけてて、選ばれたのが自分だったって内容かと思ったら
女が更に2人も登場して、誰が元彼女かも分からない・・・かなりwktkしてきたwww
しかも、ここまで前置きを丁寧に書いてくれると、NTR場面でかなり鬱になれそうだ・・・
楽しみにしてます
314: 2007/08/07(火) 10:51:45 ID:lsCws6Wl(1)調 AAS
うおぉ投下がきてた
スマン、今から仕事なんだ
帰ってきたら真っ先に読むから
315(4): 2007/08/07(火) 17:09:53 ID:n0BLuUyt(1)調 AAS
>>311
一気に投下すると他の人に迷惑になるっていうのは
一定のレスが付かないともう投下しませんって事ですか?
もし迷惑になると本気で思ってるのならtxt形式でどこかに上げるとか
方法あるのではないでしょうか?
作者が馴れ合いとかそういうのを求めてるのならそれはそれでいいんですけど。
316: 2007/08/07(火) 17:16:45 ID:XO7DwCqO(1)調 AAS
>>315
ちゃんと読め
317: 2007/08/07(火) 22:35:28 ID:ec8SGMW4(1)調 AAS
>>315
落ち着け
318: 2007/08/08(水) 16:46:35 ID:v1q3M53k(1)調 AAS
今来た
抜きたくなったら読みに戻ってくる!
319: 2007/08/08(水) 21:29:45 ID:BEHeCM+L(1)調 AAS
>>315
お前のせいで作者が書き込まなくなってしまったではないか!
>>NTRタト思タラNTテタさん
こいつが謝るまで書き込むのをやめるか、ちょっとずつ小出しにして
やきもきさせようぜ!
320: 2007/08/08(水) 23:00:41 ID:9XVsm9IH(1)調 AAS
あまり意地悪してやるなよw
321: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/09(木) 03:54:06 ID:6c5ZbYak(1/9)調 AAS
遅くなりました。今、起きました。
モザイクかけるために、いくら時系列を弄ろうとも、いくら人物像を弄ろうとも、シチュを弄ろうとも、
どうやっても結局は一旦はちゃんと思い出してからでないと細かいところは書けないわけで、
思い出して鬱っぽくなると言うか、タイプする手がやたら止まっちゃうので、すごく遅筆になっちゃいます(汗
もしも他に投下されたい方がいらっしゃったら、遠慮や配慮なんて気にせずに、
どんどんお願い致します。
>315氏
うーん、レスいただけるのは感謝ですが、馴れ合いと申しますか、
ある程度インタラクティブには行きたいと考えているのですが、お気に召しませんかね?
同じ話でも表現とか重きを置くポイントでも印象が変わるのはご理解頂けると思うのですが、如何なものでしょう?
投下する分量につきましては、一応の目安として10M以下、それ以上一気だと携帯さんがつらいのではと思っています。
かつて、某カテゴリーで書いていた時のローカルルールですらない、暗黙のお約束としてこうしていたのですが、
お気に召しませんか?
テキスト方式ですが、こちらの意図としては上記の通りですので、
現在、全く考えておりませんのでご了承をお願い致します。
322: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/09(木) 03:56:35 ID:6c5ZbYak(2/9)調 AAS
「そうくん、最近、他の子ばっかり優しくして、あたしに全然優しくない、冷たくなった!」
一瞬、体の力が抜けた。
もう何て言うか、確かにそう見えるかもしれないな、とは思うけど、決してめぐに冷たくするつもりは無いし、全くの誤解だ。
長い付き合いの大切な女友達である事に間違いなんてない。昔の事は昔の事だ。
そんな事ないよ、となだめる俺に、めぐは泣きそうな顔で食って掛かってきた。
「しゅうちゃんとか!ほかの女の子とか!あのひろみさんとか!そうくん、最近変わったよ!前はそんなんじゃなかった!」
全くの言いがかりだ。少なくとも、めぐに対するスタンスにはそれなりには気を使っている。
付かず離れず、一定の距離感を保ってきた。近すぎたら彼女に恋人が出来た時にどうやっても邪魔になるんだし。
と思うと同時に、めぐの目に、涙が溢れそうになってきて、俺はやむなく、ほんとにやむなく、めぐの背中に腕を回した。
子供をあやす様に、抱きしめるではなく、軽いハグ程度、腕がなるべく触れないように、手のひらだけで背中をぽんぽんと。
「ごめんごめん、心配かけちゃってるかな?俺」
すぐに離れて肩に手を置こうとした、その瞬間。めぐの両腕が勢いよく俺の首に回ってきて。
キスされた。
逃げなきゃいけないのに固まってしまった。あまりの事態に。想像を超えていて。
固まったままの俺から離れるとめぐは潤んだ瞳のまま俺を睨みつけて、
そしてそれからくるりと背中を向けて、自分の家のほうに駆けていった。
「ばか」それだけ言い残して。
そこからどうやって帰ったか、よく憶えていない。
めぐの事、しゅうちゃんの事、おまけでエイジの事、そして、明日会うひろみさんの事を交互に考えながら、酔いに任せつつ俺は眠りに落ちた。
夢を見た、間違いなく、この夜、夢を見た。
323: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/09(木) 04:06:30 ID:6c5ZbYak(3/9)調 AAS
中学に入学したばかりの頃、あの日の教室、あまりに馴れ慣れしい口ぶりで声を掛けられた。
「やっほ!」笑顔で挨拶してきた君。戸惑う俺。俺の「やっほ」は多分、思い切り変だったに違いない。君はそんな俺に笑っていた。
いつの間にか、帰り道は途中までいつも一緒で、たまには一緒に出かけて、一緒に遊んで、一緒にいろんな所へ行った。思い出が沢山出来たと思う。
なのに、それでも恥ずかしがる俺のせいか、学校では一歩だけ距離をおいていてくれて。
一緒に過ごす時間が増えて、家にも遊びに来て、俺の姉貴とも仲良くなって、そうそう、あの頃からだよな、
服装や髪型がおしゃれになってきたの。8つ年上の姉貴から見れば、いい着せ替え人形だったのだろう、お下がりも一杯貰ってきてた。
そうして、2年になってお互いに微妙な間。愛想はいいめぐがいて、取り付ける事の出来ない約束。
信じられない出来事、妊娠の噂、ボロボロになっていくめぐ。それから、・・・聞いた事の無かった年上の彼と呼ぶ誰かの事。事態に県外へさっさと編入して逃げていったその誰かさん。
何も出来なかった、ただ、君のところへ駆け出す以外は何も出来なかった俺がいて。
あの頃、もうずっと君が好きだった俺がいて――。
自分の知らないところで、俺の世界の外でめぐは、めぐには違う世界があった。
別の誰かと過ごした時間、その刻みこんだ歴史。
それが、まるで俺なんていないような、いなくて構わないような、存在を否定されたような、悲しさも悔しさも敗北感も感じていた。
俺なんていなくても同じ――。
めぐと一番仲がいいのは俺だと信じていた俺に、俺なんて実はどうでもいいんだ、と思い出ごと、1年前は週末毎に一緒に過ごすのが当然だった事も、一緒に自転車で遠出した事も、
一緒にテスト勉強した事も、一緒にレンタルしてきた映画を二人で見た事も、
可愛い目のキーホルダーを、きっとめぐが気に入るだろうとわざと見せびらかし、
それを奪おうと俺にのしかかり、思わず腕がめぐの胸に触れてしまった時、ヘッチだチカンだと真っ赤になって騒ぎ立てる君と慌てる俺と、
「それ、プレゼント・・・」喜んでくれたとか、そんなつまらないやり取りとかも、
全部全部の思い出すらも、それは取るに足らない事だと根こそぎ壊れてしまったような虚脱感も感じていた。
324: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/09(木) 04:07:19 ID:6c5ZbYak(4/9)調 AAS
それでも、笑わなくなっためぐ、いや、笑わないどころか、表情すら乏しくなってしまっためぐが痛々しく思えた。
そんな彼女を見ているのが耐え難かった。
彼女が笑えなくなった世界すら許せなくて。
事情は聞いたよと静かに告げる俺に、最初は全く口を聞こうともしなかった。
何度も何度も足を運び、少しずつ、閉ざされた口が開かれていった。
でも、明るい彼女はまだ、どこにもいなくって、会話もすごく少なくって、何とか沈黙が続かなくなる方法を考えた。
馬鹿だと思う。でも不必要に外へ出ようとしない彼女に、それ以外に思いつかなくって、だから。
伝えた。
「過ぎた事は気にしないほうがいいんだ、それからさ、俺さ、ずっと・・・・・・めぐが」
「・・・・・・好きだったりする」だった。過去形。そして。
「これからもそうなんだろうと思う」もう難しい事になっちゃったけどねと笑う。
そうして、やっと、めぐが。俺のほうを見てくれた。
「別に大きな望みなんてもう無いよ、ただ、元気になって欲しい、ううん、元気になって下さい」
「俺、なんでもするからさ」
ただ、言葉を伝えたいから、元気を出して欲しいと伝えたいから。
上手に伝える方法が見つからないから。
自分自身の告白を利用した。最初っから玉砕覚悟の特攻。決して成就しないであろうタイミングでの片道飛行
それでもう良かった。困難な時だけ、助けよう、もうそれでいいじゃないか、と既に決めていたから。きっと自分自身より大切な人なんだから。
するするとめぐの右手がハンドタオルを握り締め、俺の頬にそれを押し付けてきた。
俺はその時、泣いていた。俯き加減でみっともなく。
「男の子が・・・・・・、泣かないでよぅ・・・・・・」
めぐも泣きそうな顔で「もぅ」と、それでもその表情には少しだけ笑顔の表情が含まれてた。
そして、そのままの顔で短く「ありがと」と。「ごめんね」と。
二人で少しの間だけ泣いた。少し泣き止むと、また泣いた。
彼女はこちらの意図を、想いを察してくれたようだった。
すぐには元通りには戻れないのは当たり前、でもゆっくり、ゆっくりだけど戻っていった。
笑えるようになってきた、一緒にテスト勉強もした、一緒に遊びにいけるようにもなった、
映画にも行った、わざとはぐれた振りして、隠れて見てたら泣き出した、慌てて駆け寄ると嘘泣きで、しかも殴られた。
楽しかった、また、あんなことになる前に戻れるかと思った。
差し向かいの座卓で、めぐの手元を見てた俺に、「何みてるのよ?」とめぐ、手元に決ってるし、質問の意味が分からない俺に、
「おっぱい見てたでしょ?」なんて言いがかりを付けてくる。
どきりとする、今までめぐの裸を想像した事が無かったなんて言ったら嘘だ。
水泳の授業、色気なんて無い筈の学校指定の水着のめぐ、大きめの胸、しっかりくびれた腰、白い足。
でもあんな事があって、だから一切そういう目で見るのはやめていた、と言うよりそういう目で見れくなっていた。
大きいの好きなんでしょって、キャミの薄着の胸を両手で持ち上げるように見せびらかす(?)めぐに、
慌てて否定する俺がいて、「触らせてあげよっか?」なんて冗談言いながら、本当に俺の手を胸にぐいぐい引っ張っていくめぐがいて。
「俺達、付き合ってるみたいだね」諦めた筈だったのに、楽しすぎてありったけの勇気で思わず言ってしまう。
んー、ふふふふって本当に楽しそうな含み笑いを返してくれてて、
こてんって俺の腕にもたれ掛かったりして、めぐも楽しそうで、俺も本当に楽しかったのに。
口さがない噂もあまり聞こえなくなり、受験、そして県内でも偏差値の違いから別の高校へ進むことになった俺達。
高校に入って会う機会は減ったけど、それでも連絡だけは続いた、連絡をくれていた。
325: 2007/08/09(木) 04:08:49 ID:6c5ZbYak(5/9)調 AAS
悪夢は2度訪れる――映画だったっけ?どこかで聞いたようなコピー。昔みたいに戻るには戻ったが、その戻る時期は最悪だった――。
高校一年の秋、遊びなれた先輩にいいところがあると連れられていった一年生二人、うち一人は俺。
連れられていった先は古びたアパートのドアの前。
ニヤリと笑う先輩がドアを開けると――。
「あっ、あっ、あっ、あっ、んっ、あん、あっ」
最初は小さく聞こえてきた。
可愛い声で、何をしているのか、経験の無かった俺にもそれでもはっきりと分かる声が聞こえてきた。
そしてその声はよく知っている声と似ていた。
嫌な予感、促されるままに奥へと足を勧める、大きく聞こえてくる声に、
心臓がギクリと大きく動いた。指先が震える。足元がふらつく。唇が痺れてくる。体温が下がる。
全身が―――冷たくなっていく。心臓の音がやたら大きく聞こえて。
台所の奥にリビング代わりにしてる部屋、その横の襖が開かれていて。
そこに、たぶん、その時この世で一番、俺が見たくないであろう光景が広がっていた。
しっかりとそこにあるのに、それでも信じられなくって信じたくなくって。
めぐが俺の知らない男に貫かれていた。
俺はめぐの顔をまともに見れず、見たくもなく、一瞬のうちにとっさに顔が見えない位置に体をずらす。
ここに来る意味を存じなかったとは言え、ここに、こんな場所に来た事を知られたくもなかった。
「おう」と知らない男が先輩に声をかけ、一年坊二人に訝しそうに視線を配る。
先輩はさっさと上着を脱ぎながら、隣室へ入っていく。
嘘だ、やめて、やめて下さい。言えなった。ただ、固まって、悪夢から逃げるように、体を強張らせ、
それでも薄暗い隣室の光景からどうしても目を離せなかった。
大きく、Mの字に開かれた白い脚、上下に揺れる形のいい、綺麗な胸、初めて見たピンクの先端の突起。
そして初めて見ためぐのあそこに出入りする、てらてら光ったペニス。
「ふ・・・う・・・ふぁっ・・・あ・・・あぁ・・・んん・・・あん・・・あ・・・あ・・・あん」リズミカルに漏れる声。
大きな胸を、両手でこねる様に揉まれながら、めぐの体が揺さぶられる。
部屋にいた男の動きが激しくなっていく。
じきに、じきに小さくうめき声をあげて、めぐの細い腰を片手でぐいぐい引き寄せ、胸を鷲掴みにしながら男が果てたのを、呆然と、本当にただ呆然と固まったまま見ていた。
自分が今、怒ってるのか、悲しんでいるのかすらも理解出来なかった。涙すら出なかった。
ずるっと中から引き出されたそれには、避妊具すら無かった。
少し間を置いて、めぐの中から白いどろっとしたものが垂れて糸を引いて流れていった.
「やばくね?」「ん?ああ、だいじょぶ安全日だから張り切っていこう!」
言葉が出ない、叫びたいけど何て叫びたいのか分からない、それ以前に叫び方すら忘れてしまった。
すかさず、先輩がめぐにのしかかる。
「ん・・・あぁっん」すぐに反応するように声があがる。
頭が割れるように痛い、喉の奥から何かがせり上がってくる。胸の奥からこみあげてくるものがある。
叫びたい!叫びたい!叫びたい!叫びたい!
叫ぶ?何を?どうして?何を見た?めぐ?誰?この子が?嘘だろ?夢だろ?あるはずないだろ?
でも目の前の現実が俺を砕こうとする。
男の欲望をその体で受け止めるめぐ、さっき果てた男は今度はめぐの口にそれを咥えさせていた。
結局、そのあと俺の様子が変なのを訝しんだもう一人の一年生が、欲望をめぐに一回吐き出した先輩を促し。
俺ともう一人の一年生は何もしないままに部屋を後にする事になった。
部屋を出る時に、先輩が先に部屋にいた男と少し話して、そうしてその男とめぐを残したまま立ち去った。
326: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/09(木) 04:16:49 ID:6c5ZbYak(6/9)調 AAS
「あー、勝手な事言うけどな、すまんが今日の事は忘れてくれ。人を連れてくるなと怒られちまった」
先輩が言う。忘れられるはずなんて無く。ただ、感情が消えてしまったかのような俺は、このまま消えてしまいたい、それだけしか思いつかないまま、どうにか家に帰った。
体がだるい、重い、まだ体が痺れている気がする。
確か、家に戻ってから一眠りしたような気がするけども、よく分からない。
深夜、明かりを消したままの部屋でベッドに体を横たえたまま、色々考える、考えようとする。
でも、考えられない。
今までめぐと過ごした日々、あれは俺の知らない恋人?俺は体のいい男友達?遊び相手?
それとも、まさかめぐが、遊びで、体を使って、男と、快楽に、セックスに、溺れて?
先輩の事、畜生、めぐを、あんな風に、玩具みたいに、欲望の為に、俺は。
めぐの白い肌、揺さぶられる体、大きめの胸、先端のピンク色、男のものが出入りしていたあそこ、そして避妊の意味すら忘れた様な行為。
あと、どれくらい俺の知らないめぐがいるんだ?
同じ一年生、きっと聞かれる、俺のこと、『あの女』の事、どんな顔する?
顔、見ていられなかっためぐの顔、俺の顔は見られたのか、見られていたら――
どうすればいい?どう接する?見られてなくても、
どう接する?
考えが全くまとまらない、思考がまとまらない、感情すらままならない。
ああ、たぶん俺の頭の、心の真ん中にめぐが、めぐへの想いが詰まっていたんだ。
それが抉り出されたんだ、無くしたんだ、だからきっとこんなに考えが、想いがバラバラになるんだ。
同時にいろんな事が浮かび上がっては消えて、浮かび上がっては消えて。
そして、決断をする。
呼び出した。翌日の早朝、電話を入れて。
学校をさぼり、夕方の川縁でめぐと話す、3日前に会ったのに珍しいね、と川を眺めながらめぐが呟く。
そういえば、大抵は顔を合わすのは週に1回ペースだった。
寂しくなったのかな?と微笑むめぐの顔を見れない、まっすぐになんて見れなかった。
327: NTRタト思タラNTテタ 2007/08/09(木) 04:18:31 ID:6c5ZbYak(7/9)調 AAS
「俺・・・・・・知っちゃった・・・・・・」ようやく、それだけ口に出せた。
姿勢を変えないめぐに更に言葉を繋げる。
「昨日も・・・・・・」やっとそれだけ言えた。
『見た』と言えない自分に悔しくなる。
それだけ言えた俺に、めぐは、その顔が見る見る歪む、怒っているのだろうか、泣きそうなのだろうか。
まるで恋人然と俺に接していた、めぐはそういう風に接してくれていた。
裏切られた、そう言うのが一般的かもしれない、でも、それ以上に。
「違う!違うの!」
「うん、うん・・・・・・。言ってみて?」
口ごもるめぐに悲しくなる。詳しくなんて聞きたくなかっただけほっとする。
「ごめん、意地悪な言い方した」済まない気持ちでそう口にする俺がいた。言えない事がある、言えない事だから言わなかった、言いたくないから言わなかった。分かっていたはずなのに。
「だめだよ、ああいうの、自分をないがしろにするみたいな」
「俺の好きな人だったんだから、もっと自分を大切にしてくれなきゃ」
「恋人じゃなくっても俺の大切な人だから、その人自身が守ってくれなきゃ、俺・・・・・・」
それ以上は声にならなかった、でも、口の形で伝わったと思う。
『俺、耐えられないよ』
この期に及んで自分の事を口にしてる俺自身に何より嫌になった。
顔をあげれないまま、目だけ動かしてめぐを見る俺。
めぐの手が俺の制服の袖を掴もうとする。
だけど、それより早く腕を振って掴ませないようにする俺。
口を開けて何か言おうとして、そしてつぐんで、また何か言おうとするめぐ。
何度も繰り返すめぐに、掛ける言葉が見つけられない俺。
それでも何度も袖を、胸元を、俺の服に手を伸ばすめぐと、それを振り払う俺。
縋らないで、お願いだから、俺に、俺にそんな風にされる資格なんてない、されたくもない。
そんなに居心地が良かったの?俺の近くは。
それなりには好きでいてくれたの?でもね、俺は。
俺は、昨日、あの時、きっと――。
328(1): NTRタト思タラNTテタ 2007/08/09(木) 04:19:57 ID:6c5ZbYak(8/9)調 AAS
めぐの手を掴むべきだったんだ。無理やりにでも連れ出すべきだったんだ。
あれがめぐが望まない事であれば、それが最善。そうでなくても次善。
もしも恋人だったら、後でどんな事をしてでも謝ればいい。
男が暴れようがどうでもいい、まさか殺されはしまい。
俺は、俺は――。
己の保身を図った。自分を可愛がった、自分の心がこれ以上、傷つくのが怖かった。
助ける行為になるかもしれない可能性を感じながらも、それに目を瞑った。
学校をサボって、ようやく考えた結論。
なんて矮小で短絡的で厭らしい自分、俺はきっと、
大切な人なんて言いながら。
めぐよりも自分の都合を優先する人間。ショックを受けた事とは別の問題だ。一人はともかく、二人は止めれた筈だろう。
だから、大切な言わなくてはならない言葉を口にする、その資格はもう無いのかもしれないけど。
「ああいうのを続けると、本当に駄目になってしまうから」
「お母さんやお父さんが知ってしまったら、どう思うか分かるよね」
「俺は口外しないから、もう君の傍にはいれないから」
「いいね?ほんとうにもうあんなのだめだよ」
何か言いたげなめぐに、少しの間だけ待って、それでも言葉が来なくって。
小さく「や・・・・・・や・・・・・・や・・・・・・や」とだけ繰り返していたような気がする。
「出来るね?」そう問いかける俺に、小さく首だけで応えるめぐ。
そうして何とか、震えた声で「ばいばい、もう会えない」それだけ言って、めぐとは会わなくなった。
電話はあったが無視した、直接は会いには来なかった。そのうちに電話も途絶えた。
生きる気すら起きない一年、心が動かない、動く振り幅が小さくなってしまったような一年間。
そうした一年と少し、偶然会うまで、俺が自転車でたまたま出会い頭にめぐを跳ねてしまうまで顔を合わす事もなかった。
329: 2007/08/09(木) 04:23:00 ID:6c5ZbYak(9/9)調 AAS
すみません、すみません、一つだけageちゃいましたすみません。
名前すら入れ忘れましたすみません。
長くなっちゃいましたが、一応、切れ目の所まで投下させて頂きたく・・・。
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