[過去ログ] はにはに◆オーガスト総合エロパロスレ◆あけるり (553レス)
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163: プリンセススクランブル番外編 -光- 2006/02/20(月) 21:33:22 ID:VXGKE19J(5/5)調 AAS
こうして濃密な一晩を過した後、俺たちは地球へ戻った。
しばらく家を空けていたせいで少し緊張ながら大使館からの帰路。その途中──
「私たち、やっと帰ってきたのね……」
「ああ。フィーナは早くみんなに会いたいか?」
「もちろん。心配させてしまっていることでしょうし」
「でも、そうなるとしばらくもう二人きりでいちゃつけなくなるぞ?」
「も、もうっ、達哉!おかしなことを言わないの」
フィーナは顔から首まで真っ赤になる。

「あ……」
「どうしたの?何か私についてるかしら?」
「うん。キスマーク……」
赤い首筋の中に一際赤くなっている部分を見つけてしまった。
それを髪で隠すようにしてフィーナはポカポカと叩いてくる。
「達哉、もう許さないんだから」
「ははっ、逃げろ逃げろー」
「ちょっと……負けなくてよ」
弓張川の堤防を駆けていく。眩しい太陽が二人を照らし続けた。
これから先も、ずっと一緒にいられるように────

Fin

フィーナルートはこれで完結です。これでEDに繋がる…はず。
アナル嫌な人は>>162読み飛ばしても極力違和感ないようにしてみましたが。
ほなみんルートはこれより若干短くなるかも。
164: 2006/02/21(火) 00:16:28 ID:h4hCbkXe(1)調 AAS
キタ━━( ● ´ ー ` ) ゜皿 ゜) `.∀´) ^◇^) ´ Д `) ^▽^)0^〜^) ‘д‘) ´D`)

God Job!!
165: にられば 2006/02/21(火) 02:51:55 ID:gxNSyzD/(1/2)調 AAS
GJ!
166: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/02/21(火) 02:52:27 ID:gxNSyzD/(2/2)調 AAS
結の小さな裸体を前にして直樹は困っていた。
その体付き。
背が無く、出るところも出てなく、限りなく平坦な………
グラマーという言葉があるが正にグラマーの真逆をいっている。
改めて結を前にすると罪悪感のようなものを感じてしまう。
とはいっても、ナニは天を突かんばかりなのだが………
「久住君………どうかしましたか?」
一向に攻めてこない直樹に結が問いかけた。
「いやっ、な、なんでもないですっ」
結は横たわっていた体を起こす。
「それなら私からいきますよ!」
結が直樹に飛び込んで直樹を押し倒す。
「あいたたた………」
ピチャッ
「えっ?」
結が肉棒に跨る。
「結………せんせい?」
スゥハァ、スウハァと深呼吸をする結。
先程までの恥じらいは無く、むしろいつも直樹を注意する様な真剣な表情になっている。
結が怒張に腰を下ろす。
ミチミチッ
「痛っ」
結の顔に苦痛の表情が浮かぶ。
なかなか簡単にはいかないようだ。
「先生!!」
その声でハッと我に返る結。
直樹の両手が結の細い腰を掴む。
「結先生、いきますよ」
無言でこっくんと頷く結。
直樹は起き上がって座位に持ち込む。
結は脚を直樹の腰に回して直樹と共同でのロストヴァージンの為、足腰に力を込める。
「んんんんーーっはがぁっっっ」
ブチブチブチ
股間に肉棒が突き刺さる。
だがこれ以上、痛みに為に動けないのか顔を苦痛に歪めながらも直樹に微笑む。
「あ、あとは、くずみくん………あうっ!!!!」
残り最奥まで一気に直樹が腰を突き出して貫いた。
直樹の胸に顔を埋め、ギュッと抱きしめる。
苦痛の涙が直樹の胸に流れる。
直樹も堪らずに抱きしめる。
直樹は密着した上半身に痛いほど張った結の乳首を感じる。
直樹は結の尻を掴んでゆっくりと腰を動かし始める。
ギチギチと肉棒を締め付ける膣口からは純潔だった証が垂れ落ちる。
コリコリになっている乳首が直樹の腹で擦れる。
膣内は潤ってこそいるもののまだギチギチに締め付けてくる。
それでも快感はやってくる。
痛くもあり気持ちよくもあるという矛盾した感覚が二人を襲う。
「結、せんせっ」
直樹の腰の動きが速くなる。
「い、いたい、はやすぎまっすぅ、でも………」
そのままゴロンと横になりつつストロークが短くなっていく。
そして、お互いの視線が重なる。
直樹が子宮口に突き込んで腰の動きが止まる。
入りきらなかった竿の部分が何度か大きく脈打つ。
「………久住君の………熱い………」
結は朦朧とする意識の中で直樹を見つめる。
「よかった………凄く、よかったです………」
涙目ではあるが満足そうな顔を直樹に向けるのだった。

続く
167
(1): 2006/02/22(水) 01:28:14 ID:ssgyX8ZM(1)調 AAS
フィーナ来てたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
後ろは得意な方ではないのですが、楽しんで読ませてもらいました。
保奈美の方のフォローも楽しみに待ってますよ。

にられば氏もGJ!
何時もおつかれさんです。
168
(1): 2006/02/23(木) 00:12:43 ID:bXL4Iw+6(1/2)調 AAS
青二才氏、にられば氏GJ!そしておつかれさん
二人とも文才あってよく状況を描写していてまじで最高です
169: プリンセススクランブル番外編 -闇- 2006/02/23(木) 02:22:22 ID:GJdofir5(1/5)調 AAS
ヴウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン……カッ────!!
時空転移装置は唸りながら光を発し、達哉とフィーナを送り届けた。
「リースさんから最後の入電がありました。どうやら無事到着したみたいです」
「よかったですね、先生もお疲れ様でした」
文緒は差し入れのプリンを手渡すと結は喜んでそれを受け取った。
「それでは、私たちはそろそろ……」
「そうですね、暗くなってきましたからみなさん気をつけて帰ってくださいね」
「先生、さようなら」
文緒、保奈美、ちひろの三人は揃って時計塔を後にした。

「じゃあみんな帰りましょうか」
「あのっ、私……ちょっと温室に寄ってから帰りますから、すいません」
「そっか、藤枝さんは?」
「私はなおくんを起こしてあげないと」
「そうだったね、それじゃここで解散っと」
「秋山先輩、藤枝先輩、さようなら」
「うん、今日はお疲れ様」
「橘さんも遅くならないようにね、藤枝さんはあとのことよろしくね」
「バイバイ、秋山さん」
文緒は校門の方へ、ちひろは温室の方へ向かったのを確認し、
保奈美は校舎に入って屋上を目指す。
空には夕闇が広がり、夕月もうっすらと顔を出していた。冷たくなった風が吹きつける。
屋上の最奥部で伸びたままの直樹を見つける保奈美。

「なおくん、起きて。風邪ひいちゃうよ」
「ん、んー……っ、あ……保奈美」
「大丈夫みたいだね、さあ行こっ」
保奈美の手を借りて起き上がる直樹。
「何だか変な夢でも見てたようだ」
「そうだね……」
「……ここで話すのもなんだし、中入ろうぜ」
「うん」
無言のまま階段を降り、自分たちの教室に入った二人。
何気なく自分の席につくと、たちまち微妙な空気がその場を包み込む。
「あ、あれは、その、何ていうかな……」
「言い訳……するの?」
「……ごめんなさい」
「……謝れば許せるってものじゃないんだから」
保奈美は少し拗ねたように言う。
「うー、あー、何言おうとしても言い訳にしかならねえ」
「……綺麗だったもんね、フィーナ姫」
「あ、ああ……」
「あれだけ魅力的な人が目の前にいたらしょうがないかもね」
人の気持ちを読み取ったかのように直樹の思った事を当てていく保奈美。
「ほ、保奈美だって十分魅力的……だよ」
「なおくんがお世辞だなんて珍しいね、焦ってる?」
「そんなことねえよ、これは本心だって」
「……どうだか」
わざと直樹を煽るような言葉を保奈美は続けた。
お互い口調が少しずつ喧嘩腰になってくる。
「あーもう!浮気したのは悪かったよ!ごめんっ!!あとは一体何が気に入らないんだよ!」
「別に私は何も……」
「今の保奈美はどこかおかしいぞ。何でそんなにはっきりしないんだ!」
「はっきりしないのはなおくんの方じゃない!!」
「何ぃっ?」
「私は今の今までずっとなおくんだけを見てきた!なのに、目の前であんな……」
「ぐっ……だからそれは」
「じゃあ抱いてよ!今ここで私のこと、めちゃくちゃにしてみせてよ!!」
叫びながら直樹に詰め寄る保奈美の大きな瞳からは涙が流れていた。
しかし直樹は今までに見たことのない保奈美の姿にたじろいだ。
170: プリンセススクランブル番外編 -闇- 2006/02/23(木) 02:23:00 ID:GJdofir5(2/5)調 AAS
「ほ、保奈美……」
「抱いてよ……私じゃだめなの……?」
「いいから落ち着け、な」
何とかして言いなだめようとする。それが逆効果で保奈美は迫るのをやめない。
しかし直樹は保奈美を抱いてやることができないでいる。
「ほ……なみ……?」
「渡さない……なおくんは誰にも渡さない!私がなおくんを取り戻す!!」
「なっ、何言って……んっ!?」
保奈美からした初めてのキス。ただ唇と唇を押しつけ合うだけのキス。
それだけで直樹の頭の中は真っ白になっていく。
身を寄せる保奈美。彼女の鼓動が直樹に伝わる。
「つっ……?」
慣れた手つきで俺のカッターシャツのボタンを外す。
しなやかな指が舞うように身体を撫でていく。
「こんなの、保奈美らしくない……」
「私は私だよ。私のなおくんになるまで止めないから」
「お前、まさかあのフィーナ姫のことを……」
「誤解しないで。私は誰も恨んだりなんかしてない」
そう言いながらズボンのベルトを外していく。
「や、やめてくれ……こんな事をしても俺は……!」
「嫌!!私のしたいようにさせて!」
「ッ……いい加減に!!」
ガタッ!
「?!きゃっ」
ガンッ!
我慢できなくなった俺は勢いよく席を立つ。
その拍子に保奈美がバランスを崩して机の角に頭をぶつけて倒れた。

「!!保奈美っ、保奈美ーっ!」
意識を確認するように大声で名前を呼ぶが、返事がない。
外傷がないか見てみる。一応出血はしていない。
力無く横たわるその姿に脳内がパニック状態になる。
「そうだ、保健室……」
だが恭子先生がいないことを思い出した。
「クソッ……俺がはっきりしないせいで……」
やり場のない怒りに机に力一杯、拳を叩きつけた。
再び視線を保奈美に向ける。気は失っていても呼吸は続けている。
「……ゴクッ」
これは傍から見れば無防備に眠っているようにしか見えない。
一定のリズムで刻まれる呼吸、それに合わせて上下する豊なバスト。
引き締まったウエストライン、滑らかに丸みを帯びたヒップ。
そしてスカートからすらりと伸びる太腿、その健康的な脚を包み込むオーバーニー。
思わずそれらに見惚れて生唾を飲み込む。

「ハッ?いかんいかん、俺はこんな時に何考えてんだ……」
しかし無情にもさっきまで大人しくしていた息子がパンツの中で暴れ出す。
何とか気を散らそうとするも、目の前の保奈美のことが気になってしょうがない。
すると、どうしても保奈美の身体をいつもよりもエロい視線で見つめてしまう。
「……ちょっとくらい、いいよな」
そっと保奈美の髪を撫でる。ふわりと女の子の香りがする。
胸に手を置いて優しく握ると指が埋まるようにその形を崩す。
興奮して止まらない俺は太腿に手を伸ばし、張りのある股肉の上で掌を滑らせる。
何度も抱いているとはいえ、こんなにまじまじと観察するのも久しぶりかも知れない。
改めてこんな非の打ち所がない子が俺なんかの為に尽くしてくれていると思い直す。
「……なおくん……」
「っう!?」
171: プリンセススクランブル番外編 -闇- 2006/02/23(木) 02:23:30 ID:GJdofir5(3/5)調 AAS
身体に触れることで起こしてしまったか、保奈美がゆっくりと目を開ける。
俺は慌てて保奈美の体から手を離した。
「あ、いや、大丈夫だったか?」
「……もっと」
「えっ?」
「今の続き……して、いいよ」
「ほ……なみ……」
バレていたのか、見透かしているのか、保奈美は俺の手を引っ張り柔らかな胸にあてた。
「私は、なおくんのものだから……」
「保奈美……保奈美っ……!!」
俺は床に転がるようにして保奈美に抱きつき、ぎゅっと抱き締めた。
「俺は、俺は間違ってた……お前の気持ち、ちっとも理解してなかった!」
「ううん、いいの……もうわかってくれたんでしょ?ほら、泣かないで」
自分の気付かない間に涙を流していたようだ。
保奈美はそんな俺の頭を胸に抱え込んだ。
あたたかい……この安らぐ空間が俺の気持ちを落ち着けてくれる。

「ん、もういい。ごめんな」
「そう?あんまり大丈夫そうには見えないけど……こっちが」
身体を離して下半身の異変に気付く。
意に反して股間はさっきから張りつめたままだった。
保奈美はそれを見てくすっと笑う。俺も笑うしかなかった。
「えーと、じゃあ……いい……んだよな?」
「……うん」
静かに頷いた保奈美の唇にキスをする。
何度も何度も、気の済むまで、体中に口付けしてやりたい。
制服を肌蹴させてブラを外す。プルンと綺麗な胸が揺れながら姿を現す。
キスをするようにたわわに実る乳房にしゃぶりついた。
「ああっ……ん……あぁ……」
乳首を口に含んで唾液を乗せた舌でねっとりとねぶる。
「なおくん……おっぱい、おいし……い?」
「うん……最高」
口に含んで固くなった乳首を転がす。その固さを確かめるように軽く甘噛みする。
「はぅっ……あっ、く……んんっ」
もう片方の乳房を寄せて同時に乳首や乳輪を嘗め回す。
寄せることでくっきりと谷間ができあがり、擦り合わせるように動かした。
「ふあぁぁ、な、なおくん……遊んでるの?」
「いや、大きいなーって……」
「なおくん……よだれ」
「はっ?!」
口元から垂れた雫を保奈美がすくってその指を自分の唇に付けて笑う。
「なおくんはいたずら好きなんだね」
「う……」
屋上でのフィーナ姫の件、そして今のこれ……否定できず口篭る。

「さて、私はこれからどうされちゃうのかなー?」
挑発されているような、期待されているような言葉をかけられる。
胸に吸い付いたまま片手をショーツへと伸ばす。
恥丘をぎゅっと押すとじわっと愛液が染みだしてくるのがわかった。
「保奈美、お前……もう」
「…………」
保奈美は顔を赤くしてそのまま黙り込む。
ちゅぽんっと胸から口を離して意識を下の方へと移す。
下着の横から手を入れてくちゅくちゅと割れ目や肉芽を弄る。
「あ……ふぁ、あぁ、ん……っ、うう……」
甘い喘ぎ声をあげて体をくねらせ身悶える保奈美。
172: プリンセススクランブル番外編 -闇- 2006/02/23(木) 02:24:00 ID:GJdofir5(4/5)調 AAS
脇の下に腕を入れて抱き起こし、ショーツを脱がせ手近な席に座らせた。
「ひぁ……!」
開脚させるとぱっくりと陰唇が露になる。
指を挿れてくちくちと中をかき回す。
「やあっ、んくぅ……あっ、あっ、あ……!」
肉壷からは愛蜜が次々にとろけ出てくる。わざとそれを掻き出すように指を曲げる。
そしてクレバスから垂れ流れた液が椅子の上に溜まっていった。
「そう言えばココの席の奴も保奈美の事好きだとか聞いたことあるな」
「ふえぇっ?ふあ、そ、そ……んなっ」
「今頃そいつも保奈美のこんな姿想像してオナってんのかも」
「や……いやぁ……だめ……」
からかうつもりの言葉責め(?)に保奈美は泣き顔になってしまった。
肩で息をして今にも目尻から涙が流れ落ちそうだった。
「保奈美……」
「なおく……んっ」
慰めるように保奈美と唇を重ねる。
保奈美は自ら俺の言葉をかき消そうと積極的に舌を挿れてくる。
舌と舌が口内で交わり合う。保奈美の柔らかい唇が俺の唇を包み込む。
大丈夫、こうして保奈美を抱いていいのはこの俺だけだ……
そういう想いで保奈美に応えようと更に力強くキスをする。
薄目を開けてみると、安心した面持ちで目を閉じ瞼に涙を浮かべる保奈美の顔。

どちらからともなく顔が離れると、保奈美はガチンガチンの肉棒を手で擦った。
うつろな目でそこを見つめ、上目遣いだけで欲しそうにねだってくる。
いつでも準備OKだった俺はズボンとパンツを投げ捨てて仁王立ちになる。
「なおくん……大胆すぎ」
「なあに、本番はこれからだ」
保奈美に接近して性器同士を合わせる。
お互いの濡れた部分が触れ合うだけで身体がピクッと反応する。
「いくぞっ……!」
「うん……あ、ふああぁ……っ!」
ぐにぐにと陰唇をかき分けるようにして肉棒を埋め込んでいく。
奥までぐっしょりと濡れていた保奈美の膣にずっぽりと収まった。
保奈美は俺の首に腕を回してくる。俺は保奈美の両腿の下に手を入れて持ち上げた。
その弾みでぐぐっと更に奥まで挿入される。
「んああっ、はぁ……ぁ、あぅ……んっ!!」
保奈美の膣内もまた肉棒を引き寄せるように締めつけてくる。
それだけでイってしまいそうになるのを踏ん張って堪えた。
「よし、動くぞ……」
ゆっくりと腰を始動させて保奈美を突き上げる。
「ああ……っ、ふはぁ、あぁ、あっ……きて……っう!」
肉襞をえぐるように激しく腰を打ちつけていく。
ずちゅずちゅっと愛液と空気の交じり合う音が夜の教室内に響いた。
「くっ、学校でするのは……俺たち、初めて……だなっ」
「やあぁ……言わない……でぇ……あんっ、ああっ、あっ」
保奈美の喘ぎ声も高くなって締め付ける力が強くなってきた。
中へ誘い込まれるように俺の腰を振る速度も限界にまであげる。
「あぁんっ、も、もうっ……だめ……えっ……あっ、あ、ああっ!」
「保奈美……俺も、くくっ……!」
「なおくん、私、イッちゃう……あっ、あっあはあぁああああーーーー!!」
「出すぞっっ保奈美……!!」
ドクンッ!ドクンッ!と身体を波打たせながら膣内へ射精していく。
肉棒を絞り込んでくる膣中で6度、7度と射精感を味わい全てを出し尽くした。
それでもなお吸い付いてくる保奈美の蜜壷からズポッと肉棒を抜く。
するとゴポリと音を立てて二人の愛液の混ざった白濁液が床に落ちる。
「いっぱい……出たみたいだね」
満足そうな笑みを浮かべる保奈美の身体を降ろして二人で呼吸を整える。
「も、もう今日は出ねえぞ……」
「ご苦労さま、なおくん♪」
173: プリンセススクランブル番外編 -闇- 2006/02/23(木) 02:24:50 ID:GJdofir5(5/5)調 AAS
力尽きて眠りそうになったところを片付け中の保奈美に無理矢理起こされる。
何とか気力で立ち直って自分の身なりを直す。
「さて、これでいいかな……あ、もうこんな時間」
気付けば外はもう夜の暗闇に包まれていた。
「こんな時間じゃもう誰も残ってないな。早く出ようぜ」
足早に教室を出て学園を後にする。
手を繋いでゆっくりと蓮美坂を下っていく。
「月が……綺麗だね」
「ああ。未来のお姫様はあそこから来たんだっけ」
「そうだね。あんなに遠いのに……」
立ち止まって二人で夜空の月を見上げる。

「私たちも、あのお姫様たちみたいになれるかな……」
「んーと、こういうことか?」
遠くを見つめる保奈美の身体をお姫様だっこしてみせる。
「きゃ、やっ、やだ、なおくん……恥ずかしいよ」
「あれっ、違ったか」
「えっとね、あの二人見てたら、お互い支え刺激し合ってるようだったから」
「そんな事だったら俺だって保奈美と釣り合うように頑張ってやるよ」
「本当?それじゃあ私と同じ大学受けられるよう努力しなきゃね」
「うぐっ……それはちょっと」
「うふふっ、冗談だよ……ちゅっ」
不意に保奈美が顔を寄せて俺の唇を奪った。
力が抜けたところで保奈美が身体を降ろす。
「保奈美、俺たちも他人が羨むようなカップルになろう」
「……うんっ!」
夜空の中、淡く光る月の下で二人の絆は固く、固く結ばれた。

END

こんな感じにまとまりました。フィーナルートと分量的には大体同じでしたが。
意外とまだ自分の中でほなみん愛の方が強かったようで思ったより早く出来ましたw
補足…単純に向こうは昼間締めなので光、こっちは夜なので闇ということです。

>167
ぶっちゃけ自分も後ろ属性ないですw

>168
文才とか言われると恐れ多いですが楽しんでもらえて何よりです。

>にらればさん
長編書けるのが羨ましい…自分は飽きが早いんで。引き続き頑張って下さい。

ではまた何かあれば。長々と失礼しました。
174
(1): 2006/02/23(木) 08:57:24 ID:CaaSKd67(1)調 AAS
グッジョォォブ!
選択肢でも付ければそのままFBで使えそうな内容ですよ
175: 2006/02/23(木) 18:06:13 ID:bXL4Iw+6(2/2)調 AAS
>>174
禿同
FBもこのストーリーじゃないかと
思ってしまうほどの内容です
176: にられば 2006/02/23(木) 19:26:28 ID:NK5waZvV(1/3)調 AAS
文才という程のものではありませんよ。
私の場合は半分勢いで書いてる位で。
さて、続きを書きますか。
177: 2006/02/23(木) 20:31:10 ID:7NSl/RLV(1)調 AAS
お二人とも、正座してお待ちしてます
178: にられば 2006/02/23(木) 21:03:35 ID:NK5waZvV(2/3)調 AAS
今書いてますんで気楽にお待ち下され。
179: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/02/23(木) 21:29:07 ID:NK5waZvV(3/3)調 AAS
直樹はさんざんに絞られた。
あの後に玲の相手も努めた後三人纏めて攻め掛かられ力尽きた。
朝食はガーリックトーストだった。
そして昼間までまた絞られ続けるのだった。

日曜の昼下がりにフラフラと帰宅する直樹。
何だか周りの景色の色合いがいつもと違って見える。
何とか渋垣家の門に辿り着く。
縋りつくように門にもたれ掛かる。
やりすぎて寝不足なのか、それともやり過ぎた事そのものの為なのか意識が朦朧とする。
「うぅ」
ガクッと膝が崩れる。
玄関が開き誰かが出てきたようだ。
「なおくん?」
保奈美の声が聞こえたような気がしたが直樹の意識はそこで飛んでしまった。

「なおくん!!!!]
保奈美は驚いた。
遊びに来ていた渋垣家からお暇しようと玄関を開けると門に直樹がうずくまっていたのだから………
いつもの保奈美なら家の中に戻って助けを呼んでいただろう。
だが、柄にもなく取り乱していた。
まずは家に運ぼうと華奢な体で直樹を背負う。
「な、なおくん」
突然赤面する保奈美。
何はともあれ直樹を運ぶ。
やっとの事で玄関に入りゆっくりと直樹を降ろす。
「茉理ちゃん、茉理ちゃん!!!!」

「ん、んんっ」
直樹がゆっくりと目を開けるとそこはリビングのソファの上だった。
「なおくん、気が付いた?」
「全く何やってんのよ………」
いつも通りに呆れる茉理。
「まぁ、いいわ。私はちひろと会う約束があるから行くから。じゃあ保奈美さん、後はお願いします」
パタパタと玄関に向かう茉理。
「全く慈しみの無い奴だ」
「ダメだよ、そんな事言っちゃあ。茉理ちゃんもここまで運ぶの手伝ってくれたんだから………」
突然涙ぐむ保奈美。
「なおくん、死んじゃうかと………」
「ゴメン………」
オペレーションサンクチュアリの初期段階の事故による保奈美の心の葛藤。
事件の被害者でもある直樹はこれまで待ち続けた保奈美の心境を理解していた。
だから、それ以上は何も言えなかった。
直樹に寄り添う保奈美。
「なおくん、ここ、苦しいんでしょ………」
そう言うといつの間にか屹立していた直樹の股間に手を伸ばす。
「い、いつの間に………」
「………なおくんを背負っている時にはもう………」
「もしかして………茉理さんは………」
「………多分………」
実は玄関前で柚香が茉理を待っていて、直樹が目を覚ます少し前まで彼女が興味深そうに
直樹の股間をマジマジと見つめていたの事は黙っておく事にした。

続く
180: 2006/02/23(木) 23:21:26 ID:oiH9j+BP(1)調 AAS
女教師トリオに散々搾り取られたあげく今度はほなみんかよ!!!w
181: 2006/02/23(木) 23:24:28 ID:zH2ZJfRS(1)調 AAS
こりゃ全員食べてしまうか?
182
(3): 2006/02/25(土) 09:04:03 ID:l7yO/YtB(1)調 AAS
あけるりの姫陵辱よろ。
183
(1): 2006/02/25(土) 14:52:53 ID:gT0oKP3o(1)調 AAS
>>182
それは恐らく書き手がいないからこっちのスレ池

[レイプ]鬼畜陵辱[スカトロ]第5章
2chスレ:eroparo
184: 2006/02/25(土) 23:32:45 ID:cwoqlchA(1)調 AAS
>>182
陵辱シーンに漕ぎ着けるまでが相当難しいシチュと思われ
185: 2006/02/26(日) 00:03:21 ID:lr0pJWTF(1)調 AAS
あけるりのリース和姦 たのむ
186
(1): 2006/02/26(日) 18:38:31 ID:/EawMzrC(1)調 AAS
女教師×3、でもって次は保奈美・・・?(柚香にはいかないかな
服上死決定w

>>182
夜明け前をプレイして、もしその姫を気に入ったら書くかもしれないです。
まあその時は>>183でリンク貼られてるスレに投稿すると思いますが。
187: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/01(水) 01:00:33 ID:0/Sk2qOl(1/3)調 AAS
ズボンの上からテントを張る直樹の股間を保奈美が優しく撫でる。
年上三人にたっぷり搾り取られた後なのにズボンの上から触られただけでピクピクと反応してしまう。
「今日はエロホナミンか………」
「むー、雰囲気ぶち壊しだよ」
むくれる保奈美。
直樹を見ようともせずズボンのファスナーを降ろす。
直樹の怒張がトランクスを押し上げて現れ、形が露わになる。
すると保奈美はトランクス越しに怒張を咥えた。
ジュワッと保奈美の唾がトランクスに浸透する。
保奈美は口内で舌を使って怒張の形を確認する。
トランクスは伸びきって怒張に張り付かない。
お陰で出し入れ口が大きく開いて舌が簡単に侵入する。
チュル
唾液を纏った舌が直樹を襲う。
カリ裏で舌が止まる。
止まってはいても舌が触れているだけで気持ちいい。
すると保奈美は一気にナニを取り出した。
舌がカリ裏を一周する。
ピクピクと震える直樹。
そして保奈美の舌が離れる。
「ほ、保奈美、キスすらまだなのに………」
「ふふ、小さい頃沢山したじゃない………」
そう言いつつ竿を握る。
「結構大きいんだね」
「まぁ、普通は分からんだろ………保奈美の胸は丸分かりだが………」
「なおくんのエッチ」
握っていた竿を放すと亀頭をツンと突く。
振り子のように揺れる肉棒。
「ねぇ………なおくん………」
「ん?」
「実は初めてじゃないでしょ」
ピキ
一瞬固まる直樹。
保奈美がその一瞬を逃すわけがなかった。
188: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/01(水) 01:01:54 ID:0/Sk2qOl(2/3)調 AAS
「ど、どうしたんだ一体………」
「………香水のにおいがする………」
それは多分、玲と恭子だろう。
だが流石に複数の物とは気付かないようだ。
悲しそうな目つきで直樹に迫る保奈美。
「誰?昨日、女の子の所、泊まったんでしょ?美琴?それとも秋山さん?」
何時になく捲したてる保奈美。
流石に教師三人ですと答える勇気は無い。
しかも担任教師を含むなんて言える訳がない。
「い、いやぁ、だから昨日は弘司の所に………」
「広瀬君の所になんて行ってないでしょ。柚香ちゃんから聞いたもの………」
険悪な雰囲気がリビングに停滞し始める。
ピンポーン
ピンポーン
チャイムが鳴るが出て行く場合ではない。
ドタドタと廊下に足音が響く。
「茉理、今取り込み中だから部屋に行っててくれ」
だがリビングのドアは開いた。
「ハロー、久住ぃ」
「こ、こんにちわ………」
「お邪魔しますね」
何故か昨日一夜を共にした三人が上がり込んでいる。
「あら、ホントにお邪魔だったかしら………」
そう、事の最中だったので怒張が晒されたままだったのだから………

続く
189: 2006/03/01(水) 01:11:33 ID:I2fTP5ff(1)調 AAS
さすがのほなみんも先生3人とやってるとは思わなかったか。
ここから先の展開は本当に予測がつかないぞ。
190: にられば 2006/03/01(水) 01:13:55 ID:0/Sk2qOl(3/3)調 AAS
>186 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/26(日) 18:38:31 ID:/EawMzrC
>女教師×3、でもって次は保奈美・・・?(柚香にはいかないかな

次こそは柚香、若しくは文緒の話を書きたいと考えとります。

>服上死決定w
まぁ、ある意味直樹は服上死してもおかしくないラストになりますよwww
191: 2006/03/01(水) 03:12:39 ID:hRFRD/2N(1)調 AAS
うわー今度は女教師トリオがほなみんに性の手ほどきでつか?w
192
(1): 2006/03/01(水) 21:49:19 ID:m4ZrCxxG(1)調 AAS
「ほ、保奈美、キスすらまだなのに………」
「ふふ、小さい頃沢山したじゃない………」

幼なじみって、小さいときキスしたり一緒にお風呂入ったり
よくするよね。ホント不思議だ。
後になると、お互い無かったことのように振る舞うのが殆どだけど。
でも、お互いハタチ過ぎても「○○ちゃん」と呼び合うんだよなあw
193: 2006/03/01(水) 22:33:49 ID:v5+KcL9O(1)調 AAS
>>192
そこがまた結束の強さの秘訣なんだよな・・・・・・・・・・・。
「タイムマシーンは誰もが持っている。過去へと連れて行くのは想いと記憶、
未来へ連れて行くのも想いと夢である・・・・・・・。」
194: にられば 2006/03/02(木) 23:40:33 ID:qAtn/IfR(1)調 AAS
皆様方、投票を忘れずに……… 

あけるりキャラクター人気投票
外部リンク[cgi]:august-soft.com

P.S.
更新は明日です。
195: 2006/03/03(金) 23:58:52 ID:5HG8LHi8(1)調 AAS
本スレ誤爆噴いた
196: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/03(金) 23:59:01 ID:rmTPLn0W(1)調 AAS
「………なおくん………」
年上三人組を見て保奈美は全てを察した。
自分の想いが脆くも儚かったと悟った保奈美。
人前であるのにポロポロと涙が溢れる。
「っ!!」
三人を押しのけて保奈美がリビングから飛び出していく。
そして渋垣家から駆けだしていった。

「罪な男ねぇ」
「誰の所為ですか、誰の………」
既に肉棒は仕舞われている。

「なおくんのバカ………」
保奈美は自室のベッドに泣き崩れていた。
直樹に彼女が出来たら潔く身を引こう。
そう考えていた。
しかし当の直樹は誰ともくっつく様子もない為、アタックの機会を狙っていたのだ。
そして、それは成功したかに見えた。
だがそれはあっさりと脆くも崩れ去る。
だが、今こうしているだけでも直樹への想いは強くなる一方だった。
「なおくん、なおくん………」
勝手に身体が動く。
スカートの裾に手を這わせる。
「なおくん………」
そして下着越しに縦スジに指が這う。

その頃、渋垣家の玄関前には茉理とちひろがいた。
「茉理ぃ、やっぱり………」
「昨日のことを洗いざらい喋らせるわよ」
「で、でも………」
「止めないで!こういうのは勢いが肝心なんだから」
茉理はスゥっと息を吸い込む。
そして一気に蹴破る勢いで玄関を開けるとそのまま靴を脱ぎ捨てる。
「くぉらぁぁ、バカなおきぃぃぃぃ、昨日何処行って、た……の………」
リビングのドアを開け放った瞬間、茉理の勢いは失速した。
ソファに座る三人を見て固まった。
「え、ええぇっと結先生は兎も角、仁科先生、さらには理事長先生まで………」
恭子は兎も角、玲の存在が茉理の頭を混乱させたが直ぐに一つの答えを導き出した。
「直樹ぃ!理事長先生が来るなんて今度は何をしでかしたの!!」
「えっ、あぁ、別に久住君は何も………」
あたふたとしながら直樹を庇おうとする結。
「まぁ、確かに責任を取らなきゃならない事はしたんじゃない」
わざと焚き付ける様な発言をする恭子。
ある意味、間違ってはいないのだが………
「何したのくぉのっバカ直樹ぃっ!!!!」
詰め寄る茉理。
そのまま首根っこ掴んでブンブンと揺する。
ただでさえブルーになっていた直樹は反抗する気力すら残されていなかった。
「渋垣さん、久住君は無実ですよ。ただ、彼の人生に関わる事をお話ししたくて保護者の
御帰宅を待たせていただいているんですよ」
この時、流石の茉理も直樹と三人の関係を予想しうる筈もなかった。
何しろ、保奈美のように直樹と肌と肌の接触をした訳では無いのだから………

続く
197: にられば 2006/03/04(土) 00:07:56 ID:G8KoqtrA(1)調 AAS
三日に更新なんて書いたんで焦ってしまって………
しかし、軍板に誤爆するよりはましってもんですよ。

と恥ずかしい過去をさらけだす………ort
198: 青二才 2006/03/04(土) 01:09:33 ID:0TMZJ2lz(1/6)調 AAS
約2週間ぶりのご無沙汰です。
人気投票やってるご時世なので応援SSでも書ければよかったんですけど、
どうもそっち系のネタが降りてこないのがなんとも歯痒い思いのするところ。
それでも何か書こうと画策してるうちに少し形が出来てきたので投下します。

微エロ続きでグダグダかも知れませんが、とりあえず完成分だけ。
199: 月影に身を隠し 2006/03/04(土) 01:10:30 ID:0TMZJ2lz(2/6)調 AAS
ある日の学校帰りのこと、川原を歩いているとリースを見つけた。
こんな所で会うのは珍しい。彼女は何か探している様子だった。
「やあリース、どうかした?」
「タツヤ……」
草むらの中を探る手を止めてこちらに気付く。
しかしまた生い茂る草むらの中へ視線をやる。
「探し物か?手伝うぞ。何落としたんだ?」
「……装置」
「装置?一体何の」
「姿を消す」
「すっ、すが……たぁ?」
その言葉に驚き大声で言いそうになったが、リースの深刻な表情に声を抑える。
「前にも話したと思うけど、ロストテクノロジーの一部」
「あ、ああ、なるほど……」
「他人に拾われて悪用されたら厄介」
「そうだよな。もし悪い人にでも使われたら……」
「その人諸共消す」
なんとも物騒なことをさらりと言ってのけるリース。
しかしその目つきは本物で、やりかねないものだった。
「と、とりあえず俺も一緒に探してやるから。バイトまで時間あるし」
「ありがとう……」
そうして二人で捜索を始める。
「なあ、その装置ってのはどれくらいのものなんだ?」
「手の平に収まる……それくらい小さい」
「よしわかった」
だがモノが小さいのかなかなか見つからない。
あっという間にバイトの時間が近づいてきた。
「ごめんなリース、俺そろそろ行かないと」
「ん……わかった」
「それじゃあ、あんまり無理するなよ」
最後にリースへ一声かけてその場を後にした。

家に戻ってすぐ左門へ向かう。
と、入り口の植木の中に何か光るものを見つけた。
「こ、これは……」
拾いあげてみるとそれは三日月型をしたキーホルダー……?
いや、ただのそれじゃない。何となく異質な感じがする。
これは間違いなくリースの探していたものだと合点がいった。
「達哉、何してるの?」
「うわぁっ?なんだ、菜月か」
「なによ、そんなに驚くことないじゃない」
突如、扉を開けて菜月が出てきた。俺はとっさにその装置をポケットに隠した。
「別になんでもないって。それじゃ着替えてくる」
「?変な達哉」
怪しまれながらも足早にその場からバックヤードへ逃れた。
(うーん、今から渡しには行けないから夕飯の時でいいかな)
そう判断して仕事に専念することにした。
200: 月影に身を隠し 2006/03/04(土) 01:11:30 ID:0TMZJ2lz(3/6)調 AAS
しかし、肝心の夕食時になってもリースは帰ってきていないようだった。
仕方なく家へ戻って自室でそれをポケットから取り出す。
(一体これはどうやって使うんだろう?)
天井に向けてかざしてみたり、手の平に乗せて転がしてみても反応しない。
(もしかしたら故障してるのかも……)
少し残念な気持ちでポーンと軽く投げてみる。
「えっ」
するとそれは空中でピタリと止まって青白い光を放ち始める。
フィィィィィィィィィィィィィン────
「ちょっと、待っ……うわあぁぁっ?!」
球体はこちらに向かってその光を浴びせた。
「お兄ちゃんっ!どうかしたの……あれ?」」
俺の悲鳴を聴いた麻衣が隣の部屋から飛び込んできた。
でも何か様子がおかしい。焦点がこちらに定まらず部屋中を見回している。
「おかしいなー、確かにお兄ちゃんの声がしたはずなんだけど」
そう言って麻衣はベッドや窓の外などを調べてまわる。
(麻衣!俺はすぐ横にいるぞ!聞こえてないのか?)
必死にその存在を伝えようとするも、それが音となって発せられることはなかった。
「……へんなのー」
頭に疑問符を浮かべたまま麻衣が部屋を出て行ってしまう。
(これは困った……もしかして元に戻る方法がないとか?)
悩みながらうろうろするも、解決法は一向に思いつかない。
(それならもういっそこの状況を存分に活かすしかないじゃないか……!)

開き直った俺は部屋を出て、まず風呂場へ向かった。
脱衣かごの中を覗くと麻衣の服とミアのメイド服を見つけた。
今夜は一緒に入っているようだ。
しめしめと戸を開けて隙間から中の様子を覗き見る……
「ゴシゴシきれいに洗いましょー♪」
「ふぁー、ミアちゃんに背中洗ってもらうと気持ちいいよ」
(おおぅっ、これは流しっこ中でしたか!なんと良いタイミング)
裸の二人の身体が泡まみれになっている。
スポンジを持ったミアの手が麻衣の体中を這っていく。
(ああ、麻衣もちゃんと成長してるじゃないか……頑張れ、これからが勝負だ)
「それでは流しますよー」
ミアがシャワーで体の泡を落としていく。
張りがあってつるつるした若い肌が水を弾いてツヤツヤと光る。
(うんうん、ミアも水のしたたるいいおん……うわっ!)
カラカラカラッ
つい前のめりになりすぎた拍子に戸が一気に開いて転がり込んでしまった。
「わああっ?いきなり何?」
「ひゃああ……あれ、誰もいませんね」
(助かった、まだ消えてるみたいだな)
ミアは俺の横を素通りして戸を閉めにいく。
(ここはやっぱりこの特典を活かさなきゃ……えい)
ふにっ
「ひゃうっ!?」
ミアの乳首を指で触れる。
「どうしたの?ミアちゃん」
「あっ、いいえ、なんでもありません……失礼しました」
何事もなかったように平静を装うミア。
(やばい、何だあの柔らかさは!もっと触りたいッ……)
ふにふにふにっ
「……っ!!」
連続で突付いてやるとミアは息を殺して真っ赤になって耐える。
「ミアちゃん、顔赤いけど……大丈夫?」
「え?あ、だだ大丈夫ですっ!ちょっとのぼせたのかも知れませんっ」
「そっ、そう?ならいいけど」
「さ、さあもうそろそろ上がりましょうか!長風呂は良くありませんし」
「うん……わかったからミアちゃん慌てないで」
201: 月影に身を隠し 2006/03/04(土) 01:12:30 ID:0TMZJ2lz(4/6)調 AAS
(ちっ、もう出るのか……仕方が無いな。じゃ最後に)
ざばぁと風呂から身体を出す麻衣。
待ち構えたその瞬間に麻衣の胸を下から嘗めあげ、同時に脇腹をくすぐった。
「わひゃひゃひゃひゃひゃっ!?」
「い、いきなりどうしたんですか麻衣さん」
「ふぇっ?あ、ううんっ、何でもない、なんでもないから……うん」
ミアと同じく麻衣は笑って誤魔化した。
「さささ、早く出よう出よう」
「?……はい」
(うむ、麻衣のしっとりとした胸の感触、忘れないぞ)
二人が出るのと同時に戸をくぐり抜ける。

そのまま自分の部屋へと退避した。
すると身体がピカッと一瞬強い光を放つ。
「あれ……戻った、のか?」
鏡を見るとそこには自分の顔が映り、声も部屋に響く。どうやら戻ったらしい。
「はぁー助かった……」
危ないものをあまり手元に置いておくものではないと思い、
リースに返しにいこうとさやか姉さんの部屋へ。
コンコン、ガチャ
「姉さん、リースいる?」
「あら達哉くん。リースちゃんはまだ帰ってきていないわよ」
「そっか、ならいいや。それじゃおやすみなさい」
「はーいおやすみー」
リースは帰ってきていなかった。まだ探し回っているのだろうか……。
「あ、お兄ちゃん。お姉ちゃんの部屋にいたんだ」
「わっ?なんだ麻衣か」
「お風呂空いたからどうぞー」
「おお、ありがと……」
寝る時は薄着の麻衣。そのボディラインとさっき見たものを照らし合わせる。
「?お兄ちゃんっ、鼻血!」
「へ……あ、こ、このくらい平気平気!それじゃおやすみな」
「う、うん……おやすみ」
逃げるようにまた自室へ戻って慌てて鼻血を拭く。
少しのぼせていたせいもあったか、とにかく危ないところだった。
落ち着いてから風呂へ向かう。

風呂から出てもリースが戻ってきた様子はなかった。
探しにいくべきか?いや、行き違いになってはまずいし、きっと帰ってくるはず。
やはりここは戻ってくるまで待つか……

「……つやさん、達哉さん、起きてください。朝ですよ」
「んっ……あれ?ミア……ああ、俺ここで寝ちゃってたんだ」
「もしかしてお体の調子が良くないとか……」
「そういう訳じゃないんだ、リースを待ってたつもりなんだけど」
「リースさんですか?まだ帰ってきた様子はないみたいですよ」
「まぁきっと今晩には戻ってくるよな」
話を切り上げてミアは台所で朝食の準備を始めた。

洗面所で顔を洗いながらふと思う。
(ということはもう一日あの姿を消す能力の恩恵を受けられるわけだ……)
ここぞとばかりに悪戯心が働いて次々にいろんな事を考えついていく。
「くーっくっくっくっく……」
「あら、達哉……?」
「ぶはぼっ?!フィ、フィーナっ」
「おはよう達哉、何か嬉しい事でもあったのかしら?」
「え?ああなんでもないよ、思い出し笑いみたいなもんだから」
「そう?ならいいけど」
202: 月影に身を隠し 2006/03/04(土) 01:13:30 ID:0TMZJ2lz(5/6)調 AAS
5人での朝食を終えて、姉さんは博物館へ、俺とフィーナと麻衣は学院へ向かった。

キーンコーンカーンコーン……
次の授業は体育。絶好の着替え覗き見チャンスということである。
体育委員に保健室に行くと伝え、女子更衣室に向かった。

扉が開いた隙に自分も中へと滑り込む。
(こ、これは……!!)
目の前に広がるのは想像通り花が咲きほこる、まさに楽園。
惜しげもなく下着姿を曝け出す女子たち。
四方八方どこを向いても女、女、女。
男には堪らない女の匂いで充満した更衣室の空気を目一杯吸い込む。
すでに股間はビンビンでいつでも発射できそうだった。
(むっ、あそこに菜月とフィーナ、それに遠山を発見!)
着替え中の女子たちの中をすり抜けて三人の元へ向かった。

(うはー、やっぱ菜月のでけぇ……フィーナも結構……おっ、遠山も負けてない)
体操着を着る前の上半身を嘗め回すように見比べていく。
ブラから覗く白い胸がたまらなく性欲を刺激する。
中でも圧巻なのは、やはり菜月の胸の谷間。
身を少し屈めるだけでブラの中でふるふると揺れてその存在が強調される。
もちろん体操着の上からでも大きさは他の女子と比べても一段上。
これはもう頂いておくしかない……と思ったところで再びチャイムが鳴った。
慌てて女子たちは更衣室から出て行って、一人とり残された。
(あぁ……それでもこの匂いはたまらない……)
しばらくその余韻に浸り続ける。

更衣室に居続けても仕方がないと気付いてグラウンドに出てみる。
女子の方へ目を向けてみると既に準備体操を終えていた。
(ほう、今日はハードル走か。これは期待できる)
頭の中が走る度に揺れる女の子の胸でいっぱいになる。
間もなくしてスタートラインに並んだ第一陣が始走する。
まずは菜月。運動も結構いけるだけあって軽快に飛び越えていく。
次に見えたのはフィーナ。走る姿勢も綺麗で美しい。
思わず見惚れてしまいそうになる……
「うゎたっ!」
ガシャーンとハードルに足を引っ掛けて壮大にコケた遠山。
(あーあ何やってんだ、まったくあいつらしいな)
その後もよろめきながらも何とか最後まで走り抜いた。
「翠っ、大丈夫?」
「へーきへーき、これくらい何ともないよ」
「でも、膝が擦り剥けているわ」
「大変じゃない、保健室行ってきなよ」
「そんな大袈裟なー。唾つけときゃ治るって」
「いいから、ここは大人しくしてなさい」
「んー……そこまで言うなら、じゃあちょっと行ってくるね」
ひょこひょこと少し足を引き摺るように校舎の方へ向かう遠山。
(……ちょっと心配だな、見に行ってみよう)
後につくようにして俺も遠山に付いて行った。
203: 月影に身を隠し 2006/03/04(土) 01:14:00 ID:0TMZJ2lz(6/6)調 AAS
「失礼しまーす、ってあれ、誰もいないじゃん」
養護教諭も席を外しているようで、保健室はガランとしていた。
「まあいいや、自分でやっちゃおっと」
翠は薬品棚から消毒液を探す。
「んーとどれだぁ?……あ、あれだ!んーっ……」
目線を追うと棚の最上段にそれがあった。
爪先立ちになって手を目一杯伸ばすも、あと一歩のところで届かない。
「っっ!痛……あっ」
膝に痛みが走ったのか、バランスを崩して倒れていく。
(あぶないっ!!)
どすっ
(ぐえっ)
「いちち……あれ、痛くない……何だろ」
俺は素早く回りこんで翠の下敷きになった。
身体を起こそうとするも、上で翠が暴れる。
「うわっ?なに、地震?ちょっ、え?」
(あーもう動くなって!)
翠の身体を持ち上げてベッドへ投げた。

「っわわ!どうなってんのー?」
彼女が狼狽しているうちに肢体をベッドに結び付けていく。
「ええええええ?これってもしかて怪奇現象ー?」
ひどい言われようだ。
(だがここまでくればもう主導権は俺のものだ……)
無防備になった翠の傷口を舌で舐めあげる。
「ひゃあっ?い、い、今の……何」
そのまま続けて患部をチロチロと優しく舐めていく。
「きゃははははっ、く、くすぐったいよぉ」
(……こいつ、人が親切でやってる事を)
「へっ?今度は何?ひゃあっ!」
動けない翠の体の上に馬乗りになる。
そして体操着の上から胸まわりやわき腹付近の性感帯を刺激する。
「いひはははは、だめ、だめだって、そこ……はひゃぅっ!」
内側へ向かう円軌道を描くようにして胸の盛り上がりを撫でていく。
丘の先端に到達したところで軽く弾いてやると翠は高い声をあげる。

体操着を少したくし上げてへそを嘗め上げた。
運動して蒸気した翠の汗の匂いが鼻腔を抜けていく。
(いやあ……流石に女の子の肌はすべすべだなぁ)
翠の肌の感触を確かめるようにもそもそと身体の上を這い回る。
「ちょ、ちょっと、これは……んっ、あれ?この匂い、どこかで……?」
(!? もしかして遠山のやつ、俺だと見破る気かっ)
ガラガラガラッ
「翠っ!」
「あ、菜月?」
(ぶぶっ!!)
突如現れた菜月に驚いて俺はバランスを崩してベッドからずり落ちた。
どさっ
「ん?今何か変な音しなかった?」
「っていうか何て格好してるのよ」
「あははー、えっと、ポルターガイストってやつ?」
「まったく戻ってくるのが遅いと思ったら先生がいないのをいい事にこんな……」
(く……ここは撤退した方がよさそうだな)
菜月と翠が喋っているうちに保健室から脱出した。

シュウウウウウンッ……
「お、丁度時間切れか。危ない危ない」
俺は周りに誰もいなかったことを確かめてそそくさと教室へ戻った。

つづく
204: 2006/03/04(土) 17:04:01 ID:2b8W6pME(1)調 AAS
おつ〜〜〜
205
(1): 2006/03/04(土) 21:36:46 ID:L5jxgV2m(1)調 AAS
にられば氏&青二才氏乙。
とりあえず現状ではにられば氏がはにはに担当、青二才氏がけよりな担当と認識して桶?

関係ないが姫枕マジでデカい。
さすが等身大だw
206: 青二才 2006/03/05(日) 01:23:36 ID:TmV3IfdD(1)調 AAS
>205
単に現状そうなってるだけかと。一応全作品やってますから。
余談ですがうちにも姫様いますよw
207
(1): 2006/03/05(日) 17:57:16 ID:9SFhriSf(1)調 AAS
あれって等身大だったの?
コミケ会場で見たときは、ちょっと小さめに見えたけど
イラストのサイズじゃなくて、全高がってこと?
208: 月影に身を隠し(続き) 2006/03/05(日) 23:20:54 ID:I8P0X5HZ(1/4)調 AAS
キーンコーンカーンコーン……
今日の授業が全て終わり、教室から生徒がはき出されていく。
「達哉、ちょっと」
「ん?どうした、フィーナ」
「実は……」
フィーナはこれから月大使館の方へ向かうらしい。
なんでも昼休み中にカレンさんから連絡があったとか。
どんな事情かまでは聞かないけど、俺の道具のせいじゃないよな。
「それじゃ、夕飯はこちらで済ませてくると思うからよろしく。
 あ、あとさやかも私たちと一緒になるかも知れないから」
「了解、後のことは任せていってらっしゃい」
フィーナは少し急ぎ足で教室を出ていった。
「達哉、フィーナは?」
「ああ菜月、フィーナはかくかくしかじかで行っちゃったよ」
「そっか。じゃあ私たちは帰ろっか」
こうして俺は菜月と帰路を共にした。

「ただいまー」
「あ、達哉さん、おかえりなさいませ」
玄関で掃除中のミアに出くわした。
「あれ、今って家の中はミアだけ?」
「はいそうですけど」
「ならいいや、ありがと。俺はもう少ししたらバイト行くから」
「わかりましたー」
この様子だとまだリースは戻ってきていないようだ。
うーん、また返しそびれてしまった。仕方が無い。
「そういえば、今日はフィーナと姉さん遅くなるらしいよ」
「はい、先ほど姫様からも連絡承りました」
「なら大丈夫だね、じゃ行ってくるよ」

カランカラン──
「いらっしゃ……なんだ達哉君か」
「なんだはないじゃないですか」
「ははは、細かいことは気にしない気にしない」
「まったく……それじゃ着替えてきます」
「おうタツ、今日もよろしく頼むぞ」
「はい」
バックヤードに入って左門の制服に着替える。
「あ……これ持ってきちゃったか」
着替えた服の中から透明になれる装置を取り出した。
「ま、ここなら誰も入ってこないし大丈夫だよな」
そう言ってロッカーに仕舞おうとする。
「達哉、どうしたのそれ?」
「うわっ?菜月!いつからそこに」
「ん?今入ってきたとこだけど……なーに後ろ手に隠してるのよ」
「いや、これはちょっと」
「えいっ」
「あ!」
素早く回り込んだ菜月が俺の手から装置を奪う。
「なにこれ、かわいいじゃない。どうしたの?」
「ああ、拾い物っていうかリースの……説明は後だ、とりあえず返して」
「へぇー、リースちゃんのかぁ。そういえば何か見た目より重いね」
菜月はジロジロと装置を眺め続ける。
「んじゃ返すよ、ほいっ」
「あっ、バカ!」
宙に舞った装置は放物線の頂上で静止し、光を放った。
「うわわわわわーーっ?!」
「くぅっ……!」
光が収まったのを確認すると同時に菜月の姿を探す。
しかし案の定菜月は既に目に見えなくなってしまっていた。
209: 月影に身を隠し(続き) 2006/03/05(日) 23:21:56 ID:I8P0X5HZ(2/4)調 AAS
「菜月、落ち着いて俺の言うとおりにするんだっ」
まだ側に菜月がいるものと信じて声を掛ける。
「その装置が作動してしまうと30分くらいは姿と声が消えてしまうんだ。
 だから元に戻るまではここでじっとしてろ。いいな?
 おやっさんと仁さんには何とか言い繕っておくから」
側にあったペンでメモ用紙にOKと書かれた。
「それじゃあ行ってくるから、元に戻ったら装置は俺のロッカーに仕舞っといてくれ」
了解の合図だろうか、手の代わりに紙がヒラヒラと振られた。

「すいません少し遅くなりました」
「なぁにまだ客は来てないからな。それより、菜月はどこに行ったか知らんか?」
「えーと、何か急にお腹が痛くなったって言って家の方に走ってったような」
「はっはっは。まったくしょうがないなぁ」
「そういう事ならあいつが戻ってくるまでしっかり頼むぞ」
「は、はい」
そうこうしているうちに開店時間になった。
最初の30分ということで、いきなり混んでてんてこ舞いになることもなく、
何とか俺と仁さんでフロアをまかないきった。

時刻は6時過ぎ。徐々に客の入りが増え始めた頃に菜月が戻ってきた。
「はぁー、ひどい目にあった」
「よかった、ちゃんと戻ってきて」
「まったく開店前に何食べてお腹壊したんだい?」
「何も食べてなんかいないわよっ!」
スコーンっと早速しゃもじが仁さんの顔にめりこんだ。
「もう、何で達哉があんなもの持ってるのよ」
待機中に菜月が話しかけてくる。
「リースの落し物でさ、返すタイミングがなくって」
「もしかして……アレ使って学院で悪さしてないわよね?」
「ま、まさか?あっ、いらっしゃいませー」
菜月に最小限の説明をしたところで新しい客が来た。
「ちっ、逃げたか」
「仕事中に何喋ってたんだい」
「あ、兄さん」
「おーい、これ3番テーブル頼む」
「はーいっ」
「……まぁいいか」

そして何事もなく閉店時間を迎えた。
俺は菜月と二人でクローズの作業をする。
「あれ、そういえば仁さんは?」
「え?厨房の方にいないんならもう上がっちゃったのかな」
「よしっ、それじゃ俺たちもそろそろ上がろうか」
「そうね。お疲れさま」
先に着替えさせてもらうことになりバックヤードへ。
ガチャ、ドンッ
「うわっ?!」
「達哉、どうしたの?」
「い、いや、こっちがドアを引くのと同時に反対側からドアを押されたような」
「ふぅん。疲れてるんじゃない?」
「んー……否定はしないかな」
半笑いでロッカーを開けて服を着替えた。

「菜月っ、あの装置どこやったんだ?」
「へ?ズボンのポケットの中に入れといたはずだけど」
「いや、何も入ってないんだが」
「そっそんな、私は確かに入れたわよ!盗ったりなんて絶対しないんだから」
菜月の目は嘘を言ってはいないとわかった。
二人でロッカーの中や床など落ちてないか、くまなく探す。
しかし隅から隅まで探してみても、それは見つからなかった。
210: 月影に身を隠し(続き) 2006/03/05(日) 23:22:45 ID:I8P0X5HZ(3/4)調 AAS
「まさか、兄さんが……?!」
「そんなっ……菜月、あの事話したのか?」
「う、ううんっ。だけど、その……私たちの話、聞かれてた……かも」
「それじゃあ……くっ!!」
「達哉っ!」
俺は居た堪れなくなって一気に荷物をまとめて店を飛び出した。
勢いよく玄関の扉を開ける。
靴が沢山揃っている……もうフィーナと姉さんは帰ってきてるのか?
急いでリビングの方へ回りこむ。
「た、ただいまっ!」
「あら達哉君、おかえりなさい」
「こんばんは、達哉さん。お邪魔しています」
リビングでは姉さんとカレンさんが晩酌をしていた。
既に顔が赤いので一杯やった後飲みなおしているのだろう。
そして周りにおかしな事が起きてないか慎重に見渡す。
「達哉さん、お帰りなさいませ。夕食の準備はまもなく──」
「ミアっ、フィーナはどこに?!」
「え、ええと、姫様は今はお風呂に……」
「そうかっ、サンキュ!」
俺は大急ぎで洗面所へと駆け込んだ。
戸一枚向こうからはシャワーの音だけが聞こえてくる。

仁さんならやりかねない……俺だってやったんだから、あの人なら必ずッッ!!
何の迷いもなく俺は戸を一気に開け放った。
「そこまでだ、さあ大人しく出て来いっ!」
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
フィーナの絶叫が風呂場に響き渡る。
そしてリビングの方から多くの足音がこちらに向かってきた。
「た、達哉君っ?一体何してるのっ!!」
「ひひひ姫様ぁぁ、お気を確かに!」
「達哉さん、これはどういうことでしょうか?詳しく説明願いたい」
「いや、違うんだ。この中には仁さんが……」

ピンポーン
事情を切り出そうとした時、インターホンが鳴った。
麻衣が二階から降りてきて応対しているようだ。
「あっ、リースちゃん……と、仁さん?」
「えっ?」
聞こえてきた麻衣の声に耳を疑った。
玄関の方へ出向くと、そこに居たのは確かにリースと仁さんだった。
「どうしたんですか?こんな時間に。リースちゃんを届けてくれたんですか?」
「ん、そんなとこかな。商店街をぶらぶら散歩してたところを」
「……私が捕まえた」
「捕まえたって、やっぱり仁さんがあれを?」
「いやー、ヒソヒソ話がどうも気になっちゃって、それでちょいとね」
「道具は回収した。もう問題ない」
「はぁ、よかったー……」
「「「な〜にがよかったのかなぁ〜?」」」

後ろを振り向くと、頭に血管マークを浮かべた姉さん、刀を構えたカレンさん、
そしてバスタオルを纏ってこれまでに見たことのない形相を浮かべるフィーナ──
「まっ、待った、さっきの行動には訳が……な、リースも説明してくれ!」
「タツヤがフィーナのお風呂を覗いた」
「それじゃあ僕は失礼するよ、生きてたらまた会おう。達哉君」
「ば、バカな……ちょっ、話せばわかってくれ……」
フィーナの平手打ちが左頬に炸裂した。続けて姉さんのゲンコツが脳天を直撃。
そしてカレンさんの見えない太刀筋が俺を玄関から外へ突き飛ばした。

その晩、俺はイタリアンズと床を共にすることとなった。
雲一つ無い空には嘲笑うかのように三日月が輝いていた。            終
211
(1): 青二才 2006/03/05(日) 23:25:32 ID:I8P0X5HZ(4/4)調 AAS
勢いで書き続けたら本番無しになってしまいました_| ̄|○
ロステクネタ多用はいけませんね。

>207
ほぼ等身大ですよ。160cmはダテじゃないです。
212: にられば 2006/03/06(月) 01:46:06 ID:gA1BqSD7(1)調 AAS
GJ
213
(1): 2006/03/06(月) 14:14:50 ID:b6g12MJf(1)調 AAS
菜月の純愛物キテ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
214: 2006/03/06(月) 21:35:21 ID:vYsV7Zy2(1)調 AAS
>>211
本番なしでも面白かった
GJ!
215
(1): 青二才 2006/03/08(水) 01:44:01 ID:43CGtcjY(1)調 AAS
>>213
やってみます。純愛と呼べるかはまだわかりませんがw
216: 2006/03/08(水) 07:17:15 ID:mduYnwrA(1)調 AAS
>>215
お願いします(人)
217: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/08(水) 23:15:00 ID:ygvMyk+X(1)調 AAS
自室のベッドの上で保奈美はスカートの中に手を差し入れていた。
その白い手が下着に差し込まれようとしたその時だった。
携帯から着信音が鳴り響く。
保奈美はハッと携帯を手に取る。
彼女の携帯所持を知っているのは直樹と渋垣家の面々位だからだ。
「はい」
「あ、保奈美ちゃん?」
声の主は英理だった。
直樹からかと思っていたので内面ガッカリしたものの流石におくびにも出さない。
「今、家に理事長先生と担任の野乃原先生と後一人先生がいらっしゃってるんだけど
大事なお話があるから保奈美ちゃんにも来て欲しいって………」
「………」
「大丈夫?保奈美ちゃん」
学生結婚経験を持つ百戦錬磨の英理は保奈美と直樹との間に何かあったのではと感じていた。
「直樹君、なんだか元気ないみたいだから………」
心配する英理をよそに保奈美は教師三人について色々と考えていた。
自分が三人に対して自分一人で勝てるのだろうか?
直樹にとって自分がそれだけの価値があるのだろうかと自問していた。
「………保奈美ちゃん?」
「えぇ、は、はい、直ぐに行きます」
ぼーっとしていた為、反射的に答えてしまう。
「失礼します」
ハァと携帯を切りつつ溜息を吐く。
行くと言った以上行かねばならない。
「なおくんを中心とした三人………」
そう呟いた保奈美の頭にある事が浮かび上がった。
「なおくん(世界)の主導権を握ろうとする三人の体制………」
その時、何故か近年のニュースや世界史の授業での内容が思い出された。
「………そう、なおくんの主導権を握ろうとする枢軸体制………」
国家体制に結びつけて考える事には無理があったがある意味、直樹と自分の仲が
進展しそうな時に現れたのだからそう見えなくもない。
そして歴史は繰り返す。
枢軸には連合をもって対抗するしかない事を成績優秀な保奈美は理解していた。
自分がその盟主たるべく行動を開始する。
携帯を手に取ると早速銃を並べる戦友に連絡を入れる。
連合を組むと言ってもお互いに完全な信頼関係が形成された無二の存在が必要だった。
何より自分と近しい関係にある少女。
その名誉ある盟友は………
「もしもし、茉理ちゃん?」
そうして急遽結成された連合の面々は至急、渋垣家に向かった。
そして茉理を除く面々の中で保奈美が一足早く渋垣家の門前に到着。
早速、渋垣家に乗り込む保奈美。
何時もと変わらぬ笑顔でその玄関を開けた。
そして続々と枢軸体制を包囲するべく連合軍?の面々が渋垣家に集結しつつあった。

続く
218: 2006/03/10(金) 01:15:24 ID:YgOlAyeT(1)調 AAS
緊急浮上!
219: 2006/03/10(金) 01:44:18 ID:anXIlC7f(1/2)調 AAS
218に変わって不浄
220: 2006/03/10(金) 01:45:26 ID:anXIlC7f(2/2)調 AAS
って俺も間違った…
鬱だ
221: 2006/03/10(金) 02:37:24 ID:0DHVWbpv(1)調 AAS
SSも上のやりとりもwww
枢軸ってwww
玲   ドイツ  勤勉
恭子 イタリア 周りを巻き込む
結  日本   礼儀正しい

ってこんな感じな?
  
222: 2006/03/10(金) 14:56:25 ID:norqS+g6(1)調 AAS
人気投票、すっかり忘れてたorz
223: 2006/03/11(土) 01:13:43 ID:rg7ux9+8(1)調 AAS
まぁそういうこともあるさ…
後で皆の熱いコメントを見て想いを馳せてくれ。
224
(1): 2006/03/11(土) 14:48:57 ID:pnIUoQpo(1/3)調 AAS
一回だけしか入れなかったよ。フィーナとさやかに。
親戚にフルートやってるコがいるけど、本当に高いな。
ピアノとかと違って一生物じゃないと思っていたが(途中で何度か買い換えて
ランクアップする物と思ってた)。
225
(1): 2006/03/11(土) 14:49:51 ID:pnIUoQpo(2/3)調 AAS
一生物  一生モノ
226: 2006/03/11(土) 16:17:34 ID:3/VLWxzA(1/2)調 AAS
菜月SSまってるよー
227: 2006/03/11(土) 17:43:50 ID:A7gRuRxk(1)調 AAS
>>224
私はフルート吹けます、ピアノも弾けます。
でもってホラも吹けるし、カゼも引けます。

・・・・・スマン
フルートは値段もピンキリで一番安いのは3万弱であります。
うちのもそうです。
音出すまでが難しいですよ

>>225
自分も一瞬何かと思った
228: 224,225 2006/03/11(土) 17:52:21 ID:pnIUoQpo(3/3)調 AAS
一生モノ
いえいえ、、書いた直後に読み返したら、一生物なんじゃこりゃぁってw。
ピアノだと、アップライト一台で終わるか、音大行く人なら
グランドピアノを追加で買ったりして、生涯に2〜3台だもんね。
229
(1): 達哉×菜月(タイトル未定) 2006/03/11(土) 23:17:00 ID:CWxQuI/w(1/4)調 AAS
3月──まだ少し肌寒い日はあるが、俺の心には既に春が訪れていた。

カテリナ学院を卒業し、無事に満弦ヶ崎大学への進学も決定していた俺は、
バイトの支度中にこれから少しの間の春休みについて菜月と話し合っていた。

「なぁ、向こうに行くのっていつ頃だっけ?」
「うーん、なるべくぎりぎりまでこっちにいるつもりだけど、月末には発つつもり」
菜月は獣医になる為に遠くの大学に行くことになっている。
離れ離れになるのはやはり辛いが、以前のような焦った気持ちはない。
いざ事を目前にしてみると、意外と冷静な自分でいられた。
「達哉は、4月までどうするわけ?」
「……バイト詰め込んであるの知ってんだろ」
「あっははは、そうでした」
これから先いろいろ物要りだろうと思い、この休み中に目一杯稼ぐ予定だった。
二人で肩を落として溜め息をつく。

「なんだお前たち、前途洋々な若者らしからぬ態度だな」
厨房で仕込み中のおやっさんが声を掛けてきた。
「項垂れてるところをちょっとすまんが、お遣い頼まれてくれないか?」
「うん、いいけど。買い物?」
「おう。買うものはメモしてあるから、宜しく」
「達哉ー、一緒に行く?」
「はいはい、荷物持ちだな」
「ははっ、じゃあ二人とも頼んだぞ」

店を出て商店街を歩いていく。
「どこ行けばいいんだ?」
「えーっと、八百屋さんだけでよさそう」
「よし」
ランチタイムも過ぎた昼下がり、人がまばらな商店街の中で一際行列を作っている場所を
買い物中に発見した。
「あれ……何の行列だろ?」
「え、なに?」
「はいお待たせ。お釣りと、コレね」
「引き換え券?」
八百屋のおばさんから手渡されたのは野菜の詰まった袋と券が2枚。
「ほら、あそこで福引きやってるでしょ?」
なるほど、あの行列はそのためのものだったのか。
「景気付けに一丁当ててきなさいよ」
「あはは、そううまくいくかなぁ」
苦笑いする菜月。自他共に認める運の無さで、クジの類は当ったためしがない。
「それじゃ行っといで」
「ありがとうございました」
「行ってきまーす」

少し歩いて行列の一番後ろに並ぶ。
「時間、大丈夫だよな?」
「まあいいでしょ。たまにはちょっとくらい寄り道したって」
そう言って順番が回ってくるのをじりじりと待つ。
徐々に前に近づくにつれて、景品が視界に入ってくるようになる。
「一等は何だ?えーと、超大型テレビ?」
実物こそ置いてないが、パネルを見るだけで部屋に入りきらなさそうな大きさと分かる。
「二等はノートパソコンだって。三等は冷蔵庫」
「流石に実用的なものばっかりだな。四等はお米、五等は商店街の買物割引券か」
そしてしばらくすると自分たちの番になった。
「達哉、引いちゃっていいよ」
「え、でもお店の買い物だし、菜月が……」
「じゃあ1枚ずつ。達哉からどうぞ」
「わかったよ、しょうがないな」
230: 達哉×菜月(タイトル未定) 2006/03/11(土) 23:18:00 ID:CWxQuI/w(2/4)調 AAS
役員に券を渡して適当に抽選機を回す。
こういうものは無心でやった方が良い結果に転び易いような気がする。
ガラガラガラガラガラ…………ぽてっ
「はーい白玉は残念賞だね」
淡い期待も虚しくポケットティッシュが手渡された。
「ま、こんなもんだな」
「そんなもんだね」
続いて菜月が抽選機の前に立つ。
軽く呼吸を整え気を落ち着けて取っ手を掴んで回した。
ガラガラガラガラガラ…………ころん
「あーあ、私もハズレかぁ」
「え、ちょっと待てよ、これ白じゃなくて銀だろ?」
白い台の上に転がり出た玉は光を反射して輝いていた。
景品票と照らし合わせる。一等は金、二等は赤、三等は青、四等は黄、五等は緑……
それじゃあ銀って一体?と、目を丸くしている役員が口を開く。
「お、お、お……」
「おほ?」
「おぉめでとうございまーす!特等の温泉旅行出ましたーー!!」
「「ええーっ?!」」
カランカラーンと役員が鐘を鳴らす。
俺も驚いたが、菜月本人も唖然としている。
「菜月、おいっしっかりしろ!」
肩を掴んで身体を揺らしてやっても心ここにあらずといった気の抜けた表情の菜月。
賞を受け取ってから引きずるようにして左門へと戻った。

「お帰り、遅かったな。何か福引きでいいもの当てたのか?」
「はい、実は……」
まだ魂がもどってきていない菜月の代わりに経緯を説明する。
そこへ仁さんも話に加わってきた。
「へーぇ、菜月が特等をねえ。こりゃ雪でも降るかな……くはッ!」
仁さんの頭にしゃもじが飛んだ。どうやら菜月が戻ってきたらしい。
「特等といえば確か1泊2日の有名高級旅館への宿泊券だったな」
「……ああ、ホントに私が当てたのね」
「今までなかった分一気に運がまわってきたって感じか」
「うんうん達哉君の言う通りだ。でもこんなの当てちゃってどうするんだい」
「そうだよねー……お父さん行ってくる?元はお店の買い物だし」
「気持ちはありがたいが店を空ける訳にはいかんだろ」
「じゃあ僕が行くしかない。2名様までのご案内だからさやちゃんと──むごっ」
今度は口の中にしゃもじがクリーンヒットした。
「よし、タツと菜月で行ってこい」
「「ええっ?!」」
またしても声を揃えて驚きの声をあげる。
「ちょうどいいじゃないか、卒業旅行だと思って行ってくればいい」
「でも春休み中はもうそんな時間……」
「店のことなら心配いらんぞ、その分は仁が働くからな」
菜月の方を向くと申し訳なさそうな表情の中にも目が喜んでいた。
「それじゃあ、お言葉に甘えて……」
「おう。菜月のこと頼んだぞ、タツ」
「は、はいっ!」

こうしてささやかながら二人きりで過していられる時間が与えられた。
俺も今から旅行のことが楽しみで気持ちがいっぱいだった。
231: 達哉×菜月(タイトル未定) 2006/03/11(土) 23:19:00 ID:CWxQuI/w(3/4)調 AAS
そして10日後……俺と菜月はとある温泉郷に来ていた。
「へー、さすが山奥なだけあってまだ雪がこんなに残ってるよ」
「ああ、やろうと思えばスキーもできそうだな」
「でもスキーは怪我しちゃかなわないからだめよ」
そんな話をしながら旅館に辿り着く。
いかにも老舗といった香りが漂ってくる和風建築。
門をくぐって玄関に入ると女将さんや仲居さんが現れて部屋へ招待してくれる。
施設の説明などを一通り受けた後、どうぞごゆっくりと残して女将が戻っていった。
「んーっ、なんか落ち着くねぇ」
荷物を置いて思い切り背伸びする菜月。
平日に訪れただけあって、旅館内
「まずはどうする?やっぱ温泉?」
「そうだねー、美人の湯もあるらしいからたっぷり浸からなきゃ」
「はは、菜月は今のままでも十分美人じゃないか」
「も、もうっ!いきなり恥ずかしいこと言わないでよっ」
温泉に入る前から顔を真っ赤にした菜月。
それぞれ浴衣に着替えてお風呂に向かった。
「はぁ、沢山種類あるんだね」
「説明聞いてただけでも結構あったしな」
「しかも24時間いつでも入り放題、これなら人気もあってなかなか予約取れないっていうのも頷けわね」
「そういうことだな……おい菜月、ココにしないか?」
「え……ええっ?いきなりそんな!」
俺が指差したのは混浴露天の湯だった。
「だ、だって私、水着とか持ってきてないよ」
「バカ野郎!温泉に水着で入ろうだなんて邪な考えは捨ててしまえ!!」
「なにそんな熱弁振るうかなぁ……うぅ、わかったわよ」
心の中でガッツポーズしつつ脱衣所で一旦別れる。

妙にテンションが上がっていた俺は光速で浴衣を脱いで浴場に飛び出した。
「んーこの開放的な空気がたまらないね、my son!」
誰もいないことを確認して元気に反り返る息子に話かける。
ちょっと危ないと我に返って水を頭から被ってクールダウン。
「寒いっ!」
そのまま貸しきり状態の大きな露天風呂へ飛び込んだ。
家の何倍もある浴槽。その中心にはソレっぽく背丈くらいの大岩が鎮座している。
「……んもぅ、何やってるのよ。小さい子供じゃないんだから」
「お、菜月か?」
飛び込んだ時の水飛沫の音で入ってきた音が聞こえなかったが菜月の声がした。
湯けむりで視界は良くないが菜月の顔が確認できた。
「早く来いよー、いい湯加減だぜ」
「はいはい、ちょっと待って」
かけ湯を済ませて菜月がゆっくりとつま先から湯船に浸かっていく。
近くで見ると髪を頭の上で結っていて、いつもと違った雰囲気にドキリとしてしまう。
「ん?どうかした?顔赤いけど」
「あ、いやなんでもないよ」
何故か恥ずかしくなって視線を外してしまう。
「こら、何隠してんだ」
「きゃあっ、引っ張らないでぇ」
湯の中でなお胸を手拭いで覆っているのを引っぺがす。
「おぉぅ……これはこれは」
「むー、バカぁ」
ちょっと不満そうに両腕で胸を隠そうとする菜月。
腕を寄せることで胸の谷間がよりくっきりとして性欲を刺激する。
「ちょ、どこ見てんのよ、エッチ、変態!」
菜月はバシャバシャとお湯をかけてくるが、俺は視線を逸らさなかった。
「も、もうっ、達哉ー……」
ざぶざぶと湯をかきわけて広い風呂の中で菜月を追い回す。
「とうっ!!」
「へ……きゃああ!」
掟破りのダイビングヘッド。二人で湯の中へ倒れ込んだ。
232: 達哉×菜月(タイトル未定)by青二才 2006/03/11(土) 23:20:00 ID:CWxQuI/w(4/4)調 AAS
ザバァッ!
「ぷはぁ、げほっ、けほっ……もう、何するのよ」
「だ、だって我慢できないから」
「まったく、だってじゃないでしょうに……くすっ」
「あはははは……」
少し反省して静かに湯へ浸かり直す。
心地よい風が吹きぬけて、木々がざわざわと音を立てた。
「ふぅ……こうしてるだけで疲れも飛んでっちゃうって感じだよね」
「ああ、気持ちいいもんだ」
二人並んで目を閉じてリラックスしている。
「……んっ……はぁ……」
耳を澄ませているせいで、横に居る菜月の息遣いまで鮮明に聞こえてくる。
ちらっと目をやると、呼吸に合わせてお湯に浮いた胸が上下している。
(あぁっ、やっぱり浮くものなんだ……)
雑念が収まりかけていた息子をよび起こす。
「ちょっとのぼせそうかも。あがろっかな」
菜月はゆっくりと立ち上がる。そのことで濡れた全身が視界に飛び込んでくる。
再起動のかかったエンジンは一気にフルスロットルで回りそれを行動へと移した。

「菜月っ!」
「えっ……きゃあ、んんっ!」
素早く立ち上がって口付けを交わし身体を密着させる。
すべすべした柔らかい彼女の肢体を嘗めるように撫でまわす。
菜月がもがこうとする度にむにむにと大きな胸が体に擦りつけられる。
「はぁ、ん、ちゅ……くちゅ、ちゅ……ふぁぁ」
「……菜月」
目がトロンとした菜月は力が抜け、抵抗しなくなった。
「達哉、ちょっと強引かも」
「ごめん。でも菜月が欲しくて止められなくて」
「わかったよ……それじゃあ、気持ち良く……して」
「ん……」
「ぁむ、んちゅ……っ」
お互い目を閉じて再び唇を重ねた。
しっとりとしていてプルンっと弾力のある唇を何度もついばむ。
菜月も俺を愛おしむように積極的に吸い付いてくる。
体をくねらせて身体同士を擦りつけ合う。
少しぬめった温泉と二人の汗でよくすべる。
勃起しっぱなしの聞かん坊が菜月の太腿に締めつけられる。
「達哉……ここ、元気良すぎだよ」
「だって、こんなに近くに菜月を感じていられるから」
「ッ──!あんまり恥ずかしいこと言わないでよ、もうっ」
顔を真っ赤にしてぷりぷり怒っている。恥ずかしいのか、のぼせているのか。
肉付きの良い太腿の間で擦られて怒張がその硬さを増す。
「菜月、その、俺……もう」
「わかってる……いいよ、達哉の好きにして……」
それに頷いてまた優しく口付けをする。
身体を離して菜月が縁石にもたれかかって股を開く。
間に入り片足を持ち上げ、亀頭を割れ目にあてがいズズズッと一気に体重をかけた。
「んああっ、た、達哉……!」
「ッ……、あまり大きい声出すと」
「うぅぅっ……そっか、そうだよね……んいぃっ」
ざぷざぷ音を立ててお湯の中で腰を打ちつける。
ピストンの速さが出ない分、力強く奥へ捻じ込ませていく。
「くっ、やば、もう……」
この日の為にと1週間もの間オナ禁し続けてきたせいで、早くも絶頂の波が押し寄せる。
湯に浸かったことで普段よりも暖かい肉壷が更に刺激する。
耐え切れなくなった俺はガクガク腰を震わせ膣内で思い切りぶちまけた。

つづく
233: にられば 2006/03/11(土) 23:31:49 ID:+g3tlfkX(1/3)調 AAS
エロが良い加減に加速してGJ!
やはり、温泉はエロに限りますな。
私も現在書いてますんで直ぐに更新します。
234: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/11(土) 23:47:33 ID:+g3tlfkX(2/3)調 AAS
リビングのソファーに座る教師三人。
疲れ切っている直樹。
脇でそわそわしている茉理。
「どうぞ」
英理がお茶を出す。
「お邪魔しまーす」
「あ、保奈美ちゃんが来たみたいね」
内心穏やかでない直樹。
保奈美が笑顔でリビングに入ってくる。
「なおくん、さっきはゴメンね」
申し訳なさそうに謝る保奈美。
「あ、あぁ」
あっさり引き下がられたので拍子抜けする直樹。
むしろ直樹の方が申し訳なく思っているだから。
自らが望んでというよりは誘導されるように三人と関係を結んでしまったものの
自分の不甲斐なさを嘆いていた。
その時、三人の中で結だけはそわそわしていた。
直樹の担任でもあり天文部顧問でもある結は直樹と保奈美の中が進展しつつある事を知っていた。
玲の機能を正常化する為とはいえ、それを利用して自らも直樹と関係を結んで
しまった事で自らに嫌悪感を抱いていた。
直樹をいきなり今日、保奈美から奪ってしまうのだ。
チラッと横を見やる結。
だが横に並んでいる玲と恭子は顔色一つ変えない。
覚悟が決まっているのだろう。
三人に向き合ったソファーに直樹、源三、保奈美。
その両脇に英理と茉理。
「それではお話に入らせていただきます」
玲が言った。
緊張する結。
何時になく見た事がないよう位真面目な表情の恭子。
ごっくん
息を呑む。
ピンポーン
突然のチャイムによって緊張の糸が緩む。
「わたし、見てくる」
茉理が玄関に向かう。
「あ、あぁ、話の続きをどうぞ………」
柄にもなく緊張している源三が促す。
息子同然の直樹の事で学園の理事長自ら訪問してくるのだから、ただ事ではない。
カランカラン
玄関に据え付けてある大きな鈴が鳴り響く。
「直樹、天ヶ崎先輩とちひろが直樹に話があるって」
玄関から茉理の声が響く。
「えっ、俺に?」
このタイミングは悪すぎる。
困惑する直樹。
「天ヶ崎さんと橘さんですか………」
結が呟く。
「でも、天ヶ崎と橘なら問題ないんじゃない?」
「そうですね」
こうして美琴とちひろを加えて話が再開される。
「率直に申し上げます」
キリリと引き締まったいつもの勤勉な表情の玲の口から言葉が紡ぎ出された。
「直樹君を私達に下さい」

続く
235: 2006/03/11(土) 23:51:30 ID:3/VLWxzA(2/2)調 AAS
>>229
(・∀・)イイ!!とても(・∀・)イイ!!です。
続きも期待してます(;´Д`)
236: にられば 2006/03/11(土) 23:53:15 ID:+g3tlfkX(3/3)調 AAS
近頃、更新が遅れて申し訳ないです。
近頃は職人さんも増えてスレ的には良いことですね。
それぞれの個性が出て面白い。
237: 2006/03/12(日) 19:29:12 ID:da8mDv8Z(1)調 AAS
GJでした
沢山の書き手さんがスレにいるのは良いことですよ〜
みなさんこの調子でジャンジャンバリバリお願いします
238: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/13(月) 01:51:35 ID:DqO6Sr3V(1)調 AAS
「………今、何と………」
源三が聞き直す。
「久住直樹君を私達に戴きたいと………」
玲が即答する。
「………はぁ………仰る意味がよく意味が分からないのですが………」
「こちらでお預かりしている久住直樹君をお婿さんに戴きたいのです」

「えーーーっ」
絶叫の多重奏が渋垣家に響く。
皆が皆、隣人の顔を覗いたりと驚きを隠せないが保奈美だけは落ち着き払っていた。
少なくとも外見上は………
内心、いきなり婿にと迫ってくるとは想定外だった。
「どういう事だ………直樹………」
目が点状態の源三。
「先ずこれから話す事は他言しないで下さい」
三人の口から語られたのはオペレーションサンクチュアリの概要、
及び百年後の世界の現状だった。
「と言う訳で百年後の世界では人間が減り過ぎてしまい、子孫繁栄の
為に一夫多妻が認められているのです」
ふと保奈美はある事に気が付く。
一夫多妻。
それは直樹が複数人の女性と結婚しても大丈夫だと言う事。
それはつまり………
「なおくん、一緒に行ってもいい?」
「え?」
「私もなおくんのお嫁さんになるってこ・と」
アッケラカンと言い放つ保奈美に言葉を失う直樹。
「まっ、一人くらい増えたところで変わらないかわよ」
だが先程の保奈美の発言がきっかけとなったのだろうか?
「わっ、私も行く。久住君の事好きだもん」
「わ、わたしだって………」
「わ、わたしもっ」
次々と名乗りを上げる少女達。
「なにか大変な事になってきましたね………」
結が久しぶりに発言する。
「あらあら」
何故か微笑ましい英理。
「何だか知らんが両手じゃ花を抱えきれないじゃないのか?」
同じく何だか楽しそうな源三。
「娘をくれてやるんだ。泣かすなよ」
バンバンと直樹の背中を叩く。
「直樹君、茉理をお願いします」
ピーンポーン
その時、再びチャイムが鳴った。
「あっ」
保奈美は重要なことを忘れていた。
理事長に対抗する為に肩書きを持った助っ人を呼んでいた事に………
「秋山さんの事、忘れてた………」

続く
239: >>232続き 2006/03/16(木) 01:02:30 ID:SWGFPgVo(1/6)調 AAS
「いやー気持ちよかったな!」
「何よその爽やかな表情は……まったく」
「ん?だって温泉気持ちよかったろ?」
「え、あ、それはね……」
風呂からあがり、部屋へ戻る廊下で汗を拭いながら話す。
菜月はなにやら煮え切らない表情で言葉を返していた。
「どうした、気分良くないのか?」
「そんなことないって。夕食はどんなご馳走なのかなーって考えてた」
「ははは、それまで時間まだだいぶあるだろ」
「うっうるさいわねー!あっ、あそこ卓球場があるよ」
「本当だ。さすが温泉宿、ぬかり無いな」
「……勝負よ達哉」
「マジ?」
ニヤリとほくそえむ菜月。何かを企んだ目つきでこちらを見据える。
挑まれたからにはと首を縦に振って受けてたつことにした。

「じゃあルールは1ゲーム21点の2ゲーム先取でいいな?」
「オッケー。あと、負けた人は勝った人の言う事を一つ聞くこと!」
「なんだそれは」
「つべこべ言わないのっ。いくよ、それっ!」
「あっ、このっ!」
少し卑怯な手を使って菜月が点をあげる。
運動の得意な菜月だけあって、なかなか隙がない。
カコンカコンと右へ左へ球の弾ける音が場内に響く。
リズムに乗り切れずに1セット目を逃してしまった。
「よっしゃー、先手とったわよ」
「くそっ、卓球なんて殆どやった事無いからコツがまだ掴めないぞ」
「あら。男子は体育でやらないの?女子はたまにやるんだけど」
「なんだと?ハンデくれよハンデ」
「だーめよ。はい、次はそっちボールからね」
「うぐっ……見てろよっ」
連取されて終わらせる訳にはいかないのでとにかく球に喰らいつく。
スピンなど小技を仕掛ける余裕を捨て球を返すことだけに集中させる。
そして接戦のまま2ゲーム目の終盤。スコアは達哉20−19菜月……
「ジュースにさせる訳にはいかないっ、決めさせてもらうぞ!」
カコーン
「3ゲーム目は無いと思いなさいッ!」
スカーン
「無駄口を叩くなっ!」
カコーン
「そっちこそ!」
スカーン
「あ、胸チラ……しまった!」
よれた浴衣の襟元から覗く胸の谷間に視線を奪われたせいで返す球が簡素になってしまった。
「チャーンス!もらったぁー」
ガッツーン!!
菜月は飛び上がってジャンピングスマッシュを決めにかかる。
そして俺の横を物凄い勢いでラケットが飛んでいった。
ピン球は虚しく菜月の方の台上を転がっている。
「はー、びびらせやがって……よしこれで1-1だな」
「ああぁ……ついしゃもじ投げの癖が……」
「哀れな奴だな、まあすぐ楽にしてやるから」
「ほざいてなさい。もうどんな手を使ってでも勝つんだから」
菜月の瞳の中に炎が宿りメラメラと燃え上がる。
240: 達哉×菜月 by青二才 2006/03/16(木) 01:03:30 ID:SWGFPgVo(2/6)調 AAS
そして第3ゲームも競りに競って20−20とお互い一歩も引けない所へこぎつけた。
「はぁ、はぁ……そういえば達哉は、勝った時のお願い考えたの?」
「んっ……まだ、かな……菜月は?」
「言い出しっぺだもの、そんなのとっくに、決まってるわ!」
「この期に及んで喋りながら打つとは、余裕だなッ」
「それなら。達哉こそっ!」
「く……あっ!?」
打ち合いの末、菜月の返した球がネットを掠めコースを変えて台の上に落ちた。
「よーっし、あと1点!」
「くそぅ、一体何させるつもりなんだ……」
後がなくなって体中から嫌な汗が噴き出す。
菜月の方はなにがなんでも勝つというギラギラした目をしている。
何とか1点もぎ取ろうとカットサーブを試みるもネットに引っかかってしまう。
いよいよ後がない。焦ったところで事態は好転しないと慎重にサーブを入れる。
それを難なく返す菜月。冷静さを取り戻した俺も無難に球を打ち返してラリーになった。
「うっ!」
山なりのループショットが菜月のコートからかえってきた。これはチャンス!
確実に叩き込もうとスマッシュのスイングに入る。
「これで振り出し……」
「えーーーーいっ!!」
バッ
「! ?」
菜月が露出狂よろしく浴衣を全開にした。
卓球場に居た人たち全員の視線がそこに集中する。
コーン……
「あ」
それに目を奪われていた俺も勝負の事を忘れていた。今ので決勝点が決まったのだ。
「やったー!勝ったわよー!!」
「菜月っ、待てっ!」
諸手を挙げて大喜びする菜月を止めに駆け寄る。
「へへーんだ、大人しく負けを認めなさい?男らしくないわよ」
「そうじゃないっ、見えてる、見えてるから!」
「……え?」
周りの人の視線が菜月に釘付けになる。ようやく本人もそれに気付く。
「あ、ぁ、あぁぁあぁ…………」
ぶわっと菜月の全身が一気に紅潮した。
「ひぃやああああああああああああああああ!!!!」
凄い勢いでその場から走って逃げ出す菜月。
お騒がせしましたと頭を下げながらそのあとを追った。

結局菜月は夕飯を終えるまで沈んだままだった。

「おい菜月ー、いつまでそうやってるんだ?」
「うぅ……私もう外出られない」
「でも折角色々な湯があるのに入らないと勿体ないぞ」
「なによ、ちょっとは彼女の気持ち察しなさいよ……」
「くっ、それじゃあお風呂は夜中誰もいなさそうな時間にするか」
「そう言ってまた都合よくエッチなことするんでしょ」
妙に心を読まれた気分になって反論できず黙ってしまう俺。
一人で入りに行く訳にもいかないのでじっとしていることにいする。
すると菜月は急に立ち上がり、くいっと俺の手を引いた。
「どうした?どっか行く気になったか?」
「何でも言う事聞く権を行使します」
「え?……ああ、うんわかった」
あそこまでしたのだから今更無効と悶着した所でややこしくなる。
これで菜月の機嫌もよくなってくれればと思い、従うことにした。
「それで、どこ行くんだ?」
「お風呂よ」
「へ?」
241: 達哉×菜月 by青二才 2006/03/16(木) 01:04:30 ID:SWGFPgVo(3/6)調 AAS
「なるほど、部屋に付いてる風呂か」
「そうよ。総ひのき造りだし、すごいでしょ」
確かに綺麗でうちの風呂場よりも広いくらいの贅沢な空間がそこにあった。
惜しげもなく浴衣を脱ぎ捨ててあっという間に裸になった菜月。
「そういえばさ、何で下着付けてなかったんだ?」
「へ、和服の時って付けないものなんじゃないの?」
とぼけているように聞こえたが、菜月は真顔だった。
「浴衣と着物は別だろ。それに下着つけちゃだめなんてどこで覚えたんだよ」
「うぅー……もういいじゃない!さあ入った入った」
背中を押されて浴場に押し出された。

「でもいいのか?一緒に風呂入るってだけの為にあの権使っちゃって」
「ふふん、それだけで終わるわけないじゃない。まだこれからよ」
「ちっ、こうなったらもうなんでもきやがれ」
「よっし、じゃあ身体洗いっこしよう」
そう言って菜月はボディソープを手に出して泡立て始めた。
「何ぼーっとしてるのよ、達哉も早く」
唖然としている俺の手の平に液体が注がれる。何が目的なのかいまいちわからない。
混乱しているうちに菜月は泡の付いた手で俺の腕や身体を擦っていく。
少しくすぐったさもあったが、堪えてしばらく身を委ねてみる。
「昔はよくこうして二人で入ったものよねー」
「ばっ……いきなり何言い出すんだ」
「今更恥ずかしがることないでしょ?変な達哉」
「昔と今じゃ全然違うだろうに……」
こうして二人きりの時の菜月は平然と恥ずかしいことを言ってのける。
珍しくこっちから顔を赤くしてしまった。
「まあまあ、こっちまで反応させちゃって」
「うぐっ?」
菜月の手が脇腹を伝って下の方へと伸びていく。
風呂場に入った時から半勃起状態だったそれが一気に反り返った。
「わお」
「そ、そこは自分で洗うから」
「あらそう?じゃ今度は私の身体洗ってよ」
「え、ああ、うん」
そのまま弄り倒されるかと思いきや、菜月は後ろを向いてしまった。
しょうがないので俺も手を泡立てて菜月の身体を洗っていく。

女の子の身体というのはどうしてこう柔らかいのだろう……
そんな事を考えながら首から背筋、腕へと手を滑らせる。
「ちょっ、ちょっと、いつまで二の腕触ってるのよ」
「ああ、ごめん」
きめ細かい肌をふにふにしすぎていたら怒られた。
しかしここまでくると、あとは前の方を洗うことになるのか。
「どうしたの?早く早く」
急かす菜月。俺は鼻息を荒げながら手を菜月の身体の前へ回した。
ぷにゅんっ
泡でぬるぬるの指が菜月の豊かな胸に触れた。
続けてその丸みを包み込む円運動をするようにして洗っていく。
「あのさ、やっぱ胸の下とかも?」
「ひやあああっ、あ、当たり前じゃない」
「何驚いてんだ?変なとこ触ったっけ?」
「違うわよ、後ろから耳元に息がかかって……」
「そういうことか、ごめんな」
現在は後ろから菜月に抱き付いているような状態。
目の前には髪をあげて露になった菜月のうなじがある。
「達哉、手止まってる」
「あ」
思わずそこに見惚れてしまっていた。慌てて手を動かして胸を弄る。
しかしこの胸もいつまで触っていても飽きない感触だ。
と、これではまた菜月に怒られてしまう。
242: 達哉×菜月 by青二才 2006/03/16(木) 01:05:30 ID:SWGFPgVo(4/6)調 AAS
その後も菜月の太腿から足首までを洗い、お互い全身アワアワになっている。
「こういうのも何かエロいな」
「あらあら、さっきから勃ちっぱなしねぇ」
菜月の視線が俺の股間に注がれる。
肉棒が意思表示をするかの様にピクンと震えた。
「すっきりしたい?」
「うっ、え……まあ、それは」
「なによ、はっきりしないわねー」
「ぐ……」
「いいわ、達哉はそこに座りなさい」
有無を言わさずに椅子の上に座らされた。

股を開いたその間に菜月が割って入ってくる。
そして泡のついた手で竿を握って上下に擦りだす。
「えっと、こんな感じでいいの?」
「やっといてから聞くのかよ」
「い、いいじゃないそんなことっ!で、どうなの?」
「ぬるぬるしてるから、もうちょっと強くしてもいい」
どちらかというとくすぐったい感じがしていた。
一生懸命菜月がしてくれていることにそうは言えない。
「それじゃあ……こうしてみる?」
「え……あうっ」
菜月は身を寄せて肉棒を両胸で挟んだ。
ぬめぬめとした泡の感触と、むちむちっとした胸の張り具合が程好く刺激になる。
挟み込まれる度にむにむにと胸が形を変え、見てるだけでもぞくぞくしてしまう。
「どう?気持ちいい?」
「うん、いいよ……そのまま動いてみて」
「動くって、こうでいい?」
胸で肉棒を包んだまま菜月が身体を上下に動かす。
ぐちゅぐちゅと泡が音を立てて竿全体を擦っていく。
「何かこうしてると洗われてるみたいだ」
「うー……私は何かおっぱいが犯されてるみたいな感じ」
菜月の胸の鼓動がかすかに伝わってくる。
その何倍も強く俺の一物は激しく脈を打つ。
「あ、硬くなった……出そう?」
「んっ、そろそろやばい」
「いいよ、好きな所に出しちゃって」
「うく……っ、イくぞっ」
菜月の胸に亀頭を押し立てて一気に力を込める。
クリクリとした乳首に擦れた瞬間、胸に向かって大量に射精した。

「うわぁ……すっごいベタベタ」
泡に包まれた菜月の胸の上に白濁液がどろどろ滴る。
「それにニオイも……」
菜月は自分の胸から液体をすくってその匂いを嗅ぐ。
俺はその姿にまた欲情してしまう。
「あっ、達哉……」
「菜月……」
背後から抱きついて胸に置かれている菜月の手の上から一緒に揉みしだく。
精液を練り込むようにしてむちゅむちゅと音を立ててその形を変える大きな胸。
ぴったりと密着した体の下では早くも復活した怒張が尻肉の間で暴れる。
「いいだろ?このまま」
「うん……私も、準備OKだから」
そう言って菜月は壁に手をついてこちらいお尻を突き出してきた。
菜月の腰を持って愛液の滴る割れ目に肉棒をあてがう。
ぬるっとしたそこへはさして抵抗もなくズズズと埋まっていく。
243: 達哉×菜月 by青二才 2006/03/16(木) 01:06:30 ID:SWGFPgVo(5/6)調 AAS
「ふあぁ、あ、ぁ、あぁ……入ってきた……入ってきてるよぉ」
「ん……菜月っ……動くぞ」
びたっと股関節に菜月の尻肉が張り付いた。
溶け始めた泡がベタベタした感触を生み出して粘度を増していく。
腰をゆっくり引くとにちゃにちゃと音が風呂場に反響する。
ぎりぎりまで抜けかかったところでまた一気にバチンと腰を打ちつける。
「あっ、んっ、ぅ……達哉、達哉ぁ……!」
突かれる度にビクビクと身を震わせてよがる菜月。
ぬめった身体同士を密着させて擦り合わせるように動く。
腰から手を離して揺れる胸を鷲掴みにして揉みまくる。
「菜月……乳首こんなに立って……」
「は、ひゃうっ?だ、だめぇ、先っぽ……感じちゃうぅ……」
「そうか、ここがいいんだな」
わざと乳首をねっとりと手の平で転がす。
十分に硬くなったそこを摘んで念入りにしごいてやる。
「だ、だめぇっ、いや、痺れる……あっ!!」
乳房全体をぎゅうっと握ってやると菜月が腰砕けのように力が抜けた。
繋がったまま抱きかかえてスパートをかける。
「くっ、菜月……もうちょっと辛抱してくれよ……」
「はぁ、ふぅ、はぁ……っ、んん……!」
軽くイキかけているのか、膣内もペニスを中へ引き込もうと収縮している。
それに合わせて腰を振る速度を上げて思いきり突き上げていく。
「達哉っ、達哉ぁ……も、もう、だめ……ぇっ!」
「んうぅっ……菜月ーっ!!」
オーガズムの瞬間、腰を引いて菜月の桃尻にありったけの精液をぶっかけた。
「はぁ……っ!うあぁっ……!」
「ふあぁ……あ、熱いの……かかってる……」
菜月を降ろして身体を離す。まだ股間に少し余韻が残っている。
「く……まだ出るっ!!」
「へ?きゃああ!」
びゅびゅっと残りの精液が菜月の顔にかかった。
「うぁーんもう体中べとべとだし」
「そりゃあお互い様ってもんだ」
「男の人ってかけてよごすの好きなの?」
「あれ、また中にした方がよかった?」
「質問に質問で返すなぁーっ!」
至近距離でタライがとんできた。
「まあまあ、もう一回洗いっこしようぜ」
「……うん」
何とかなだめることが出来てその場はこれで収まった。
流石に四発も出せばもう襲う気力も沸かなかった。
なので折角一つの布団で一緒に寝られるというチャンスを棒に振るしかなかった。

しかし人間とは欲深いもので、一晩明けたら気力も回復して気も変わっていた。
244
(1): 達哉×菜月 by青二才 2006/03/16(木) 01:07:30 ID:SWGFPgVo(6/6)調 AAS
そう、俺の横には無防備な姿で眠り続ける菜月がいる。
ここで襲うのが男の甲斐性というもの……ですよね。
息子の方は朝勃ち効果で準備万端。ビバ・生理現象!

「うん、これは生理現象なんだ、しょうがない事なんだ。許せよ菜月……」
布団を剥いで仰向けで眠る菜月の浴衣を解いてずらしていく。
タプンっと柔らかな双丘が露になる。
乳肉に軽く指を押し込むとぽにぽにして弾む。

(こいつ寝る時ノーブラだっけ?それともあれから意地になってるのか?まぁいいや)
無駄な疑問を頭からかき消して頂上にそびえるピンク色の塔にしゃぶりついた。
黄金の右手で竿をしごきながら左手でもう片方の乳房を撫でる。

(何食ったらこんなに育つんだろ、やっぱイタリアン?それなら麻衣だって……
 あ、姉さんは結構なものだし、それならまだまだこれからってことかなー)
そんな事を考えながら手淫と胸への愛撫を続ける。
もはや悪戯というよりは犯している、そんな風に思い始めた。

太腿を覆う裾を除けると秘部がそのままあらわれた。
(下まで着けてないなんて聞いてませんよ?いや好都合なんだけど)
刺激しすぎないようにそっと太腿に指を這わせる。
性器に近づいていくほど蒸れている感じがした。
(やっぱり寝てても体は正直ってこと?うーん人体の神秘だ)

こうして菜月の裸体を眺めているだけでも不思議な気分になる。
(いつの間にかこんなに成長しちまいやがって……)
思わず生唾を飲み込む。
大陰唇に触れると愛液が染みる感触がした。
(流石にココ挿れちゃうとマジでレイプみたいだ。でもそういうプレイもあり?)
何とか挿入を思い留まって手を除ける。

しかし、いい加減抜いてもいい頃合になってきている。
そろそろティッシュを用意しようと布団の上で立ちあがったところでバランスを崩した。
(しまった、このままでは菜月の上に覆いかぶさってしまうっ!はぁぁっ!!)
のしかかるのを避けようと先に床へ両手をついて体を支える。

(あれ、何だこの柔らかな感触は……?)
股間の方を見ると、うまい事ペニスが菜月の唇にフィットしていた。
(やばいっ、この感じ……癖になりそ……うっ!)
油断したところで絶頂の波が底から一気に押し寄せる。
撒き散らして証拠を残す訳にはいかない、と亀頭を口の中へねじ込む。
そしてそのまま勢いで口内射精し、腰を振るわせた。

ゆっくりと萎み始めたペニスを抜く。菜月が喉を鳴らして飲み込む。
バレないようにと急いで菜月の服装を直して布団を掛ける。
おっと、自分も浴衣脱ぎっぱなしだった。下着も履いてない。
早くしないと菜月が起きちゃうよ……
「あれ、飲んだ?」
「うん。とても爽やかな目覚め薬をありがとう」
「いえいえどういたしまして。あれ、菜月今日は肌ツヤがいつもよりいいんじゃないか」
「あらそう?それはおかげさまで……」
「いつの間にそんな巨大しゃもじ買ったんだ?お土産コーナーか?なら持って帰らないと」
「心配しなくても大丈夫よぉ。兄さん用はちゃんと別にあるから」
「……さて、俺も帰る準備するかな」
「このォ、レイプ魔ーーーーっ!!」

この一撃により丸一日気を失うこととなり、結局追加分の宿泊料を払う羽目になった。
もちろんその分はおやっさんから前借したので残りの春休みは結局バイト漬けに……。

こんな感じでおしまい。
245: 2006/03/16(木) 13:45:22 ID:3G+XSWMH(1)調 AAS
ぐっじょぶ
やっぱ菜月はイイねぇ
246: 2006/03/16(木) 15:09:51 ID:tRKEi8EI(1)調 AAS
>>244
(・∀・)イイヨイイヨー
247: 2006/03/17(金) 02:33:20 ID:dkpqPkfw(1)調 AAS
GJ!

あけるりやってて思ったんだが
菜月(88cm D-cup)よりさやか姉さん(86cm C-cup)の方が胸大きく見えるのは俺だけだろうか?
248: 2006/03/17(金) 06:45:48 ID:eyMHXMid(1)調 AAS
設定と絵との食い違いなど、良くあることだよ
249: 2006/03/17(金) 10:20:12 ID:/OZIpjxN(1)調 AAS
歳bgsんkがyjvfbl
250: にられば 2006/03/17(金) 13:58:04 ID:MN0shtw4(1/3)調 AAS
エークセレントであります!!
251: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/17(金) 13:58:58 ID:MN0shtw4(2/3)調 AAS
直樹達一行が未来に向かう日がやって来た。
それぞれが時計台の前に集まる。
直樹を中心にPC版ヒロインが全員が佇んでいる。
この時間転移を最後にオペレーションサンクチュアリは終了、転移装置が破棄される。
その為、事を知る渋垣夫妻と藤枝夫妻が見送りに来ていた。
「委員長の両親は来ないんだ」
直樹が言った。
「昨日、電話でお別れ言ったから………って、委員長って言い方は止めてよね。久住君」
「文緒だって………」
「あっ、あははぁ………な、なおき………」
頬を朱に染め上目遣いで直樹を見る。
「あーっ!!」
二人だけの世界が形成されようとしていたが茉理が声を上げてぶち壊す。
「秋山先輩、抜け駆けは狡いですよ」
今の文緒のアクションを見て戸惑ってしまったのだ。
幸せそうに赤面しつつ直樹を見上げる秘技はある意味、ツンデレキャラである茉理の専売特許だったからだ。
違いは台詞くらいだろう。
茉理は両親に背を向け直樹に向かって駆けていく。
「なんだか寂しいですね、茉理ともう会えないなんて………」
「直樹がいるんだ。大丈夫さ」
源三の手が英理の肩を掴んで優しく引き寄せる。

「それじゃあ、行きましょうか」
腕時計で時間を見ていた恭子が言った。
「皆さん、忘れ物は無いですか〜」
いつもと同じように引率しているような結。
少し寂しげに両親に会釈する保奈美。
「ありがとう、お父さん、お母さん」
顔を上げると少し涙ぐんでいる。
「保奈美さんを見てると私も………」
思わず涙ぐんだ茉理はその小さな腕で源三と英理に抱きつく。
「ところで天ヶ崎さんと橘さんのご両親もいらっしゃらないの?」
ふと尋ねる文緒。
「実は私、向こうから待避してたんだ。今まで黙っててゴメンね」
「私もです」
美琴に合わせてカミングアウトするちひろ。
252: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/17(金) 14:00:31 ID:MN0shtw4(3/3)調 AAS
「この分だと直樹も大層な甲斐性を持ってそうだな」
「そうだと有り難いんですが………」
源三の楽観的発言に突っ込んだ男。
「ひ、弘司っ」
何故かここに弘司がいた。
「関係者しか知らない筈なんですが………」
困った表情を見せる玲。
「あ、いや、何というかその、無理矢理というか気付いたら関係者になってしまっていたというか………」
元天文部部長が元理事長に弁明する。
その答えは直ぐに分かった。
「お兄ちゃん待って〜」
向こうから走ってくるのは明らかに麻、いや、柚香だ。
それを見た茉理と美琴が彼女を急かす。
「ユズリーーン、はやくはやくぅっ」
「置いてッちゃうよ〜〜〜」
どうやらこの二人は明らかに共犯らしい。
「今更一人位増えたって大した事無いって」
アッケラカンと美琴。
「ユズリンだけ仲間はずれなんて可哀想でしょう?」
「………と言うわけで妹を頼む」
ポンと直樹に肩に手を置く弘司。
「確かにお預かりしましたよ、お義兄さん」
「なんかその一言で非情に不安になった………」
「大丈夫ですよ、私とちひろもいますから」
「なら安心だ」
「おい………」
「しっかり者の藤枝さんと秋山さんに先生もいるから大丈夫か」
弘司は失いかけていた元気を取り戻す。
「なおくん、向こうでも幸せにしてね」
「わっ、私の事も幸せにしてよね、直樹!」
まだ名前で呼び合うのに慣れていない文緒が続いた。
未知の世界に向かう不安を掻き消すかのように明るく振る舞っている。
これから向かう時代は直樹にとっても保奈美、茉理と文緒には未知の領域なのだから………
それから暫くして時計塔から空に向かって白い光が伸びて消えた。
この時代から一人の男と複数人の女性が旅立った。

続く
253: 2006/03/17(金) 14:12:59 ID:yVDxJqGq(1)調 AAS
昼間っからキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!
保管庫、初めてリアルタイム更新しましたよ。

今生の別れがコミカルなものにww
254: 2006/03/17(金) 14:54:12 ID:siJ4ndU6(1)調 AAS
弘司はひろしじゃなくてこうじですよ、念のため。
255: にられば 2006/03/17(金) 16:59:25 ID:qOm25wNC(1)調 AAS
管理人様乙です。

「電気羊は淫夢を見る?」は次で最終回になります。
256
(1): 2006/03/17(金) 19:33:40 ID:IQ8ImNw2(1)調 AAS
いいんちょはPC版ヒロインじゃないんじゃ…

と重箱のすみ
最終回楽しみにしてます。
257: 2006/03/18(土) 01:11:45 ID:72yxRE5R(1)調 AAS
>>256
AFBもひっくるめてるものと思われ。
258: にられば 2006/03/18(土) 20:23:09 ID:rFfmaGXX(1)調 AAS
登場するけど攻略できないヒロインという捉え方で書いてます。
確かにAFBで攻略できるか。
個人的には委員長はCS版よりAFBの方が好きです。
259: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/18(土) 22:41:31 ID:KYcHoTBx(1/4)調 AAS
百年後の世界に行った直樹とその一行を出迎えたのは歓迎の嵐だった。
マルバスから世界を救ったと必要以上に英雄視された。
その為、直樹が八人の女性と重婚することについても何も言われなかった。
むしろ更に女性を勧められる程であった。
密かにそれも検討したものの八人でも相手が大変なのにこれ以上は
精力が保たず、夜が短すぎた。
百年後であっても一日は二十四時間と変わらない。
違うのは精力剤と媚薬の類だろう。
何しろ副作用がない。
とはいってもやり過ぎては身体に悪いのだが保奈美の作る食事によりその心配は無い。
そうでなければ毎晩複数対一人の戦いが出来るわけがない。
暫くして保奈美が妊娠した。
茉理、恭子、文緒が続いて妊娠した。
そして出産。

今日もけたたましい赤ん坊の泣き声が家中に響き渡る。
玲が片腕に一人ずつを抱えて座っている。
「お父さんとお母さん達はあなた達の弟と妹を作る為に頑張ってるから私で我慢してね」
自分の乳房を二人の赤ん坊に提供する。
チュウチュウとその先端を啄む。
何だかとても神々しい。
「んっ」
じゅんっと股間が疼く。
「お父さんと一緒で上手なのね」
「泣きやみましたね」
結が不思議そうに見つめる。
「私も出産に備えて授乳の練習をした方がいいでしょうか」
結の腹部も膨らんできている。
「この子達、父親そっくりで舌使い巧いから………あんたじゃ逝っちゃうわよ」
恭子が自分の子供を抱きかかえながら言った。
「ほら、見てみますか?」
玲が吸われている乳首を優しく抜いて見せる。
「うわぁ………」
乳首がコリコリになっている。
260
(1): やまとななしこ 2006/03/18(土) 22:42:11 ID:KYcHoTBx(2/4)調 AAS
その頃、直樹は保奈美、茉理、柚香の三人と一戦交えている最中だった。
騎乗位で直樹に跨る柚香の小振りな胸を揉みつつ、顔にのし掛かってくる
茉理の秘部に舌を割り込ませていた。
保奈美は後ろから乳房を揉みしだき、乳首を弄って茉理を愛撫する。
「あぁぁ、熱、い………」
直樹が柚香の膣内で果てたのだ。
茉理が腰を浮かし、直樹に押し付けていたその股間が離れる。
「ねぇ、直樹、今度は私に………」
保奈美が愛撫していた乳首には母乳の滴が溜まっている。
「ダメだよマツリン………」
快感で意識が虚ろになりつつも直樹から精を絞るために腰を動かしている柚香が言った。
「私、先輩の赤ちゃんまだだもん………」
「でもユズリンも私と保奈美さんが妊娠して出来ない時、沢山出して貰ってたじゃない」
「ねぇ、なおくん。私にも早くぅ」
堪らず保奈美が直樹の唇を奪いそのまま直樹の胸に倒れる。
直樹の胸板に年下の二人のモノとは明らかにボリュームが違う胸が押し付けられる。
「あぅっ」
いきなり柚香が声を上げる。
そして直樹をジーッと見つめる。
視線に気付いた直樹は保奈美の唇をそっと放す。
「ど、どうした」
「胸が大きい女性の方がいいんだ………」
「そ、そんなこと………」
「藤枝先輩の胸が触れた瞬間、オチンチン………大きくなりました………」
「ジィー」
茉理も直樹を見つめる。
「直樹、私達とは遊びなんだ………」
「そんなことあるか。お前達の胸も大好きだぞ」
脇にいた茉理を抱き寄せ乳首に吸い付く。
バストサイズはほぼ同じではあるが母乳で張るために茉理の方が大きい。
味気ないようでまた甘ったるくもある母乳を吸い取りつつ反対の手で保奈美の
豊満な乳房を揉みつつ二人の母乳の味比べしつつ、さらには硬度が増した
肉棒で柚香を突きまくるのだった。
261: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) 2006/03/18(土) 22:44:23 ID:KYcHoTBx(3/4)調 AAS
「しかし、旦那様はホントに御盛んねぇ」
呆れ果てたように恭子が言った。
「でも、寧ろ私達三人だけでは大変でしたよ………」
「そうですねぇ………」
「ところであんたはいつ直樹としてるの?」
恥じらいもなくストレートに恭子が聞いた。
「ふふ、秘密です」
そう応える玲は妖艶な笑みを浮かべる。
そっと腹部を押さえる玲。

「御苦労様でした」
四人がグッタリしている寝室に水を持って現れる玲。
「ねぇ」
「ん?」
直樹の手を取り、自分の腹部に当てる。
ドクンッ
玲の腹部が僅かに膨らんでいる。
しかも、そこから僅かながら振動が伝わる。
「………」
目を丸くする直樹。
直樹にそっと耳打ちする玲。
「受胎装置を入れてあるんです」
つまり、妊娠しているのだ。
「私、幸せです」
直樹に寄り添って横になっている三人にも聞こえるように言った。

「電気羊は淫夢を見る?」
                       完
262
(1): にられば 2006/03/18(土) 22:51:19 ID:KYcHoTBx(4/4)調 AAS
完結まで三ヶ月かかってしまいました。
小生の不定期連載にお付き合い戴き恐縮です。
次の予定ですがいい加減、あけるりで何か書こうと考えてます。
ただ、先に他スレの方を片付けてからになるので時間掛かります。

追伸
>>260 コテハン間違えた………orz
263: 青二 2006/03/18(土) 23:04:30 ID:K3VdJWyd(1)調 AAS
>262
お疲れ様でした。ヒロイン全員喰い&孕ませとは恐れ入りました。
ある意味これもワールドですね。自分の想像をはるかに超えてますw
エロ有りでここまで書けるのは羨ましい限り。これからも頑張って下さい。

P.S. 自分は今度はさやかさん中心でいこうと思ってます。
264: 2006/03/19(日) 01:44:05 ID:mMi40Ars(1)調 AAS
ただ一言。お疲れ様でした。

ここまで書き続けられるあたり感服です。
265: 2006/03/21(火) 00:10:49 ID:S34GDw1Q(1)調 AAS
今日は、
秋山 文緒@はにはに
の誕生日。おめでとー。
266: にられば 2006/03/21(火) 22:18:52 ID:SSgOfJ3W(1)調 AAS
おめでとう、委員長。
267: 2006/03/24(金) 17:21:12 ID:z9bhgun6(1)調 AAS
保守age
268: 青二 2006/03/26(日) 22:58:37 ID:JGZKxD1h(1)調 AAS
微妙にスランプ気味で投稿滞ってて申し訳ない。
下地はあるけど何か納得いかないので楽しみにされてる方はもう暫くお待ち下さい…
269
(1): 2006/03/27(月) 01:54:52 ID:iYKZtRh1(1)調 AAS
にらればさん、毎度ながらGJ
重箱の隅で申し訳ないが
ゆずりん→ゆかりん と言う事で補完よろ
270
(4): 2006/03/30(木) 15:41:44 ID:N93jlxZU(1)調 AAS
外部リンク[html]:aria-soft.com

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!
271
(1): にられば 2006/03/30(木) 23:50:50 ID:CNV+yB0d(1)調 AAS
>>269
ついうっかり………
漢字変換の手前、いつの間にか………

>>270
翠が、翠が………
ここまでキャラが変化したのはマクロスの劇場版とテレビ版のエキセドル位しか記憶に無い。
272: 2006/03/30(木) 23:54:09 ID:Z73LquqV(1)調 AAS
>>270
水月コンシューマ版以上のインパクトが別の意味でorz
273: 2006/03/31(金) 01:28:02 ID:9mTrEJoK(1/2)調 AAS
>>270
翠はともかく、カレンがヒロイン入りすると思ってたのに司祭と来るか……
274: 2006/03/31(金) 11:23:04 ID:Gpa+Zl7O(1)調 AAS
>>270
翠がやたらかわいくなっている件。
275
(3): 2006/03/31(金) 15:21:30 ID:FQx90ijB(1)調 AAS
>>271
>ここまでキャラが変化・・・
それを理解できる人は30台なかあwせdrftgyふじおkpl
熱だして会社を休んだオレもおな(ゴホンゴホン)
276
(2): 2006/03/31(金) 20:48:03 ID:9mTrEJoK(2/2)調 AAS
パーフェクトビジュアルブック発売してた訳だが……
アレ見る限りでは「夜明けな」が正式略称でFAなのか?
277: 2006/03/31(金) 23:58:36 ID:DT0w3ecf(1)調 AAS
>>276
買ったぞ・・・まだ開けてないけど。
278: 2006/03/32(土) 02:05:45 ID:bKgqF1q8(1)調 AAS
>>276
混在してるよ。
「よあけな」が一歩リードな感じ。
ゲームギャザでは「けよりな」。
あと「あけるり」の認知度は高い。
279: 2006/03/32(土) 08:43:49 ID:wPgDXGn8(1)調 AAS
まあ、通じればどれでもいいんだけどね

まだゲームやってないんだけど、ファンブック見る限り
なんか姫様のえちぃシーンってやたらと濃い気がする
280: 2006/03/32(土) 23:27:46 ID:Fw/ij9SM(1)調 AAS
フィーナだけだよな?5回もやるのって。
リースにいたっては1回……
281: 2006/04/02(日) 07:41:58 ID:8u5B7QQ1(1)調 AAS
カレン様とのえちぃシーンが欲しかった

そういや、はにはにやよあけなの元になった土地ってあるの?
つまりは背景画像やモデルの場所ってことだけど
282
(2): 2006/04/02(日) 14:12:02 ID:xSeQt7DQ(1)調 AAS
はにはにはある。どこかに写真があったけど忘れた。
明け瑠璃も、姉さんの勤務先とか、駅とかモデルがある。
どこのページにあったっけ?エロイ人頼む。
283: 2006/04/02(日) 14:58:35 ID:SWhEFnsw(1)調 AAS
>>275
デカルチャー!
284
(1): 2006/04/02(日) 16:41:27 ID:8Nut+Yk/(1)調 AAS
>>282
分かる範囲では
蓮見坂:聖蹟桜ヶ丘を降りて、高台にある住宅街を探せば見つかる
蓮見駅前:渋谷センター街付近
菜月の大学がある駅:高知駅
月トランスポーター発着所:仙台空港
285: 2006/04/02(日) 17:10:00 ID:pCjNzJtj(1)調 AAS
蓮「美」な。
ちょうど今、蓮美坂の写真が苺に上がってる
詳しくは作品別はにはにスレ393を参照。
286: 2006/04/02(日) 19:43:01 ID:SL/Kzj2K(1)調 AAS
>>284
菜月の大学がある駅:高知駅
これは高松駅の間違いだぞ。
四国人だから確実に言えるw
287: 2006/04/02(日) 22:12:52 ID:nOHD4/Yb(1)調 AAS
オーガスティッククロニカルでBP,PHは実際の場所をモデルにしている
シーンもあるって明言してるけど、はにはに以降は公式には言ってないみたい。
他にはこんな感じかな。

BP
鈴掛町:歌舞伎町のどこかの通り
駅前:?
電気街:秋葉原のどこか

PH
チキュウ:六本木アーク

はにはに
商店街:日吉商店街

あけるり
博物館:下関海響館
街中 :西梅田・ハービスエント
満弦ヶ崎中央連絡港市中央駅:福岡三越

月王宮とか物見の丘公園あたりもモデルがあると思うんだけど…
288: 2006/04/02(日) 23:04:50 ID:caRO5/Bp(1)調 AAS
オーガスティッククロニクルと瑠璃色クロニクルは、
何故か「クロニクル」のところ間違える人多い印象がある…
289
(1): 2006/04/03(月) 00:41:23 ID:DOipFoGB(1)調 AAS
聖地巡礼しているサイト一覧:既出ならスマソ
あけるり
外部リンク:legwork.g.hatena.ne.jp
はにはに
外部リンク:legwork.g.hatena.ne.jp
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