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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11 (479レス)
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203
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例え絶望に打ちのめされても 4/8
◆AZWNjKqIBQ
2008/01/07(月) 08:01:32
ID:1rPnDcmc(4/8)
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203: 例え絶望に打ちのめされても 4/8 ◆AZWNjKqIBQ [sage] 2008/01/07(月) 08:01:32 ID:1rPnDcmc ◆ ◆ ◆ ワシが第一に注目したのは『同じ不死者を喰らえば知識が移る』と言う点よ。 それこそが不死の酒の肝であり、不死身の身体などと言うものはその副産物にしかすぎんと思っておる。 よいか、もう一度言うぞ。『同じ不死者――を喰らえば――知識が移る』だ。 まず常識的に考えてありえんのが、喰らえば知識が移るというところだ。 そうであろう? ワシが貴様の脳ミソを喰らっても貴様の記憶は読めんし、逆の場合でもそうに違いあるまい。 記憶と言う物は脳内で形成される情報伝達経路の形であって、それは食するという工程では決して伝達しえんのだ。 しかし、ならばどういった者同士ならばそれが成立し得るのか? そう。同じ不死者同士という条件よ。 だが、それでも脳を喰らい合うことで情報が伝達しえんのは変わらん。 つまり、不死者には互いに情報を伝達しえる『何か』が存在すること。そして、必ずしもそれを脳に蓄積していないということが推測できる。 そろそろワシが言いたいことが解ってきたか? そう。貴様の体内にある不死の酒こそが情報媒介物質よ。だが、それではまだ答えは半分だ。 それだけでは貴様の不死性と、相手を喰らい死に至らしめるという点が説明しきれん。 貴様が流した血はたちどころに元の場所へと戻る。有り得るか、そんなことが? しかし実際には有り得ておる。ならばどこかに勘違いしている部分があると考えるのが筋だ。つまり――、 ――血が戻っているのではなく、酒が戻っている。もっと言えば『不死の酒』という生物が戻っているとは考えられまいか? そもそも『不死の酒』とは名ばかりで、それは人に取り付き情報を奪い取る生命体の群れではないかとワシは考える。 それは人の体内に侵入すると、その者の情報を読み取りその身体を消化してその者へと擬態する。 一人の人間という情報を蓄えた、一種の生命体の群れによる一つのコロニーと化す訳だ。 ならばそれら同士、つまりは不死者同士ならば喰らい合うことで情報が移ることが説明できよう。 情報を持ったコロニー同士が合流すると、ただそれだけのことに過ぎんからな。 端から見れば人が人を喰っているように見えるが、実際は群体が合流しその数を増しているというだけの話だ。 再び結論を言うぞ。柊かがみよ――今の貴様は不死の酒そのものなのだ。 ◆ ◆ ◆ 衝撃のアルベルトが口を閉じると、超螺旋図書城にしばらくぶりの静寂が訪れた。 一方的に衝撃的な話を聞かされた少女の口は、先ほどより「あ」の形のままである。 その後、しばらくして喉が渇くことに気付いてその口は閉じられたが、その表情はまるで異物を飲み込んだ蛙の様だ。 恐る恐る上げた両手を見つめ少女は自問する――私はすでに私ではない? 「――とは言ったものの、全く確証はないがな。 十中八九この推理は外れておるだろう。推理などと言っても所詮は言葉遊びの域を出ておらん戯言よ。 ただ、言葉の上ではこう説明できますよというだけにすぎん」 ――は? と、閉じられていた少女の口が今度は「は」の形に固定される。 「しかし頭を使った分、気は紛れたであろうかがみよ?」 少女の「は」の形の口が、「はぁぁ……」と大きく広がって同時に顔が見る見る間に赤くなってゆく。 つまりはそう。目の前に立つ男の、彼なりの気遣いであったと言う訳だ。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1199094345/203
ワシが第一に注目したのは同じ不死者を喰らえば知識が移ると言う点よ それこそが不死の酒の肝であり不死身の身体などと言うものはその副産物にしかすぎんと思っておる よいかもう一度言うぞ同じ不死者を喰らえば知識が移るだ まず常識的に考えてありえんのが喰らえば知識が移るというところだ そうであろう? ワシが貴様の脳ミソを喰らっても貴様の記憶は読めんし逆の場合でもそうに違いあるまい 記憶と言う物は脳内で形成される情報伝達経路の形であってそれは食するという工程では決して伝達しえんのだ しかしならばどういった者同士ならばそれが成立し得るのか? そう同じ不死者同士という条件よ だがそれでも脳を喰らい合うことで情報が伝達しえんのは変わらん つまり不死者には互いに情報を伝達しえる何かが存在することそして必ずしもそれを脳に蓄積していないということが推測できる そろそろワシが言いたいことが解ってきたか? そう貴様の体内にある不死の酒こそが情報媒介物質よだがそれではまだ答えは半分だ それだけでは貴様の不死性と相手を喰らい死に至らしめるという点が説明しきれん 貴様が流した血はたちどころに元の場所へと戻る有り得るかそんなことが? しかし実際には有り得ておるならばどこかに勘違いしている部分があると考えるのが筋だつまり 血が戻っているのではなく酒が戻っているもっと言えば不死の酒という生物が戻っているとは考えられまいか? そもそも不死の酒とは名ばかりでそれは人に取り付き情報を奪い取る生命体の群れではないかとワシは考える それは人の体内に侵入するとその者の情報を読み取りその身体を消化してその者へと擬態する 一人の人間という情報を蓄えた一種の生命体の群れによる一つのコロニーと化す訳だ ならばそれら同士つまりは不死者同士ならば喰らい合うことで情報が移ることが説明できよう 情報を持ったコロニー同士が合流するとただそれだけのことに過ぎんからな 端から見れば人が人を喰っているように見えるが実際は群体が合流しその数を増しているというだけの話だ 再び結論を言うぞ柊かがみよ今の貴様は不死の酒そのものなのだ 衝撃のアルベルトが口を閉じると超螺旋図書城にしばらくぶりの静寂が訪れた 一方的に衝撃的な話を聞かされた少女の口は先ほどよりあの形のままである その後しばらくして喉が渇くことに気付いてその口は閉じられたがその表情はまるで異物を飲み込んだ蛙の様だ 恐る恐る上げた両手を見つめ少女は自問する私はすでに私ではない? とは言ったものの全く確証はないがな 十中八九この推理は外れておるだろう推理などと言っても所詮は言葉遊びの域を出ておらん戯言よ ただ言葉の上ではこう説明できますよというだけにすぎん は? と閉じられていた少女の口が今度ははの形に固定される しかし頭を使った分気は紛れたであろうかがみよ? 少女のはの形の口がはぁぁと大きく広がって同時に顔が見る見る間に赤くなってゆく つまりはそう目の前に立つ男の彼なりの気遣いであったと言う訳だ
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