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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11 (479レス)
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ボクのセカイをまもるヒト(後編)
◆LXe12sNRSs
2008/01/03(木) 14:27:19
ID:ru52p/us(16/27)
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157: ボクのセカイをまもるヒト(後編) ◆LXe12sNRSs [sage] 2008/01/03(木) 14:27:19 ID:ru52p/us 「!?」 瞬間、シンヤは諸手に痺れを覚え、両手でしっかりと握っていたはずの斧が、上空に蹴り飛ばされたということを悟った。 認めがたい。が、さっさと認めて次の行動に移らなければ、この男に後れを取る。そこまで、考えて。 結果的に、シンヤはクレアに後れを取った。 「言ったろう。振るだけじゃ駄目だって」 次の瞬間にはもう、クレアは無手となったシンヤの後ろに回りこみ、右腕を右脇から差し込み首ごとロック、左腕はピンと伸ばされた状態で、全身を拘束した。 右腕は天へ、左腕は左方へ、シンヤは正面から見て『ト』のような形に固められる。 シンヤは持ち前の怪力で抗うが、締め方が巧妙なのか、単純にクレアの力が上をいっているのか、ビクともしなかった。 敏捷性、そして腕力。テックセットをしていないとはいえ、純粋な身体能力で人間に劣っているという事実に、シンヤは驚きを隠せないでいた。 宙に舞った斧が落ち地に突き刺さる頃、優勢に躍り出たクレアが声を発す。 「あの世にいるマタタビに怒られてしまうかもしれないが」 それはシンヤにではなく、他意のない独り言のようだった。 力任せに抗うシンヤを嘲笑うかのように、クレアは右手を、シンヤの左手首に伸ばす。 結果、シンヤの右脇と首がさらに締まり、呻きが漏れる。 「よく考えれば俺は本職ではないし、問題はないはずだ」 シンヤの長袖を肘の辺りまで捲くり、手中に収めていたそれを、握りなおす。 シンヤを拘束する前に、足元から拾った、マタタビの忘れ形見の一つを。 「きっ……さま、なに、を……」 ままならぬ声で、シンヤが問う。クレアは意に関さず、“それ”をシンヤの右手首に添える。 あのとき拾い上げた木片――大工道具の一種――小サイズの『鉋』を。 手首から肘にかけて、一気に引く。 「がああああああああああああああああああ!!」 さすがのシンヤも、雄叫びを上げた。悲痛が十割を占める、滑稽な叫びを。 鉋によって削り取られた皮膚が、鮮血を纏いながらひらひらと舞う。 薄い布状のそれは、鰹節とは違う悪臭を漂わせていた。 「さて、もう一度だ」 シンヤの腕に刻まれた赤いライン。その隣をなぞるように、クレアがまた鉋をかける。 職人が木材にかけるのと同じように、右腕の皮膚は綺麗に削れた。 二度目の悲鳴。 飛び散った鮮血で、濡れる頬。 血を浴びたクレアの胸中には、愉悦。 その見るも無残な光景に、端で傍観者を務めていたゆたかは、卒倒した。 「もう一度」 最初に刻まれたラインの、今度は逆側から鉋をかける。 仕事の出来は先ほどと変わらず。マタタビに教え込まれた技術は、シンヤに苦痛を与えるための術として生きた。 と、四回目に移ろうとしたところで、クレアが違和感に気づく。 「削り具合がいまいちだな。さすがに血で錆びちまうか」 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1199094345/157
!? 瞬間シンヤは諸手にれを覚え両手でしっかりと握っていたはずの斧が上空に蹴り飛ばされたということを悟った 認めがたいがさっさと認めて次の行動に移らなければこの男に後れを取るそこまで考えて 結果的にシンヤはクレアに後れを取った 言ったろう振るだけじゃ駄目だって 次の瞬間にはもうクレアは無手となったシンヤの後ろに回りこみ右腕を右脇から差し込み首ごとロック左腕はピンと伸ばされた状態で全身を拘束した 右腕は天へ左腕は左方へシンヤは正面から見てトのような形に固められる シンヤは持ち前の怪力で抗うが締め方が巧妙なのか単純にクレアの力が上をいっているのかビクともしなかった 敏捷性そして腕力テックセットをしていないとはいえ純粋な身体能力で人間に劣っているという事実にシンヤは驚きを隠せないでいた 宙に舞った斧が落ち地に突き刺さる頃優勢に躍り出たクレアが声を発す あの世にいるマタタビに怒られてしまうかもしれないが それはシンヤにではなく他意のない独り言のようだった 力任せに抗うシンヤを笑うかのようにクレアは右手をシンヤの左手首に伸ばす 結果シンヤの右脇と首がさらに締まりきが漏れる よく考えれば俺は本職ではないし問題はないはずだ シンヤの長袖を肘の辺りまで捲くり手中に収めていたそれを握りなおす シンヤを拘束する前に足元から拾ったマタタビの忘れ形見の一つを きっさまなにを ままならぬ声でシンヤが問うクレアは意に関さずそれをシンヤの右手首に添える あのとき拾い上げた木片大工道具の一種小サイズのを 手首から肘にかけて一気に引く がああああああああああああああああああ!! さすがのシンヤも雄叫びを上げた悲痛が十割を占める滑稽な叫びを によって削り取られた皮膚が鮮血を纏いながらひらひらと舞う 薄い布状のそれは鰹節とは違う悪臭を漂わせていた さてもう一度だ シンヤの腕に刻まれた赤いラインその隣をなぞるようにクレアがまたをかける 職人が木材にかけるのと同じように右腕の皮膚は麗に削れた 二度目の悲鳴 飛び散った鮮血で濡れる頬 血を浴びたクレアの胸中には愉悦 その見るも無残な光景に端で傍観者を務めていたゆたかは卒倒した もう一度 最初に刻まれたラインの今度は逆側からをかける 仕事の出来は先ほどと変わらずマタタビに教え込まれた技術はシンヤに苦痛を与えるための術として生きた と四回目に移ろうとしたところでクレアが違和感に気づく 削り具合がいまいちだなさすがに血で錆びちまうか
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