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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11 (479レス)
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116
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ボクのセカイをまもるヒト(前編)
◆LXe12sNRSs
2008/01/03(木) 14:05:17
ID:ru52p/us(4/27)
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116: ボクのセカイをまもるヒト(前編) ◆LXe12sNRSs [sage] 2008/01/03(木) 14:05:17 ID:ru52p/us (うう……なにを話せばいいのかわからないよぉ) ゆたかは、どちらかといえば人見知りなほうである。 出会って間もない年上の男性相手、それも自分の命を握っている者ともなれば、なにを話の種にすればいいのか皆目見当もつかなかった。 ただ、このまま無言で行動を共にするのはどうにも気まずい。Dボゥイといたときはこんな些事には悩まなかったのだが。 (わからないよ……わたし、男の人とあんまりお喋りしたことないし……) Dボゥイによく似た後姿を見つめながら、ゆたかは顔中に疲労からくる汗を作っていた。 それに緊張も加味され、顔色は体調を崩したときのように青ざめていたが、そのことには本人もシンヤも気づいていない。 「止まれ」 「え?」 萎縮したまま歩いていると、ふとシンヤから制止の声がかかった。 ゆたかは顔を前方に促し、その理由に気づくと、すぐに視界をシンヤの身に塞がれる。 「あ、あの、前のほうに人が」 「わかっているさ。だからこうしている。奴がいきなり銃を抜いて、おまえが射殺でもされたらことだからね」 結果的に、ゆたかの小柄な体はシンヤに覆い隠されるような状態になっていた。 それが前方からやって来る――敵かもしれない――人間から庇うための行為なのだと悟って、ゆたかは少し嬉しくなった。 が、同時に不安も込み上げてくる。シンヤがあの人と殺し合いを始めたりしないだろうか、と。 (もしそうなったら、わたしが止めなきゃ) 明確な手段など検討もつかないし、いざそうなったらなにもできないということを予感してもいるが、ゆたかは願望として、シンヤに殺し合いをしてほしくなかった。 歩を止め屹立するシンヤの裏で、ゆたかは視界奥からやって来る者の到来を待つ。 横合いから様子を窺うと、どうやら女性であるらしい姿が近づいてきた。 シンヤは牽制を放つでもなく、ただ黙って女性が声をかけてくるのを待つ。 そして女性はゆたかとシンヤのすぐ側まで歩み寄り、こう言い放った。 「こんにちは。私は八神はやていいます。少しお話しませんか?」 柔和な語り口の女性は、物腰から察してゆたかよりも年上。 朱色に染まった双眸が、なぜか印象深かった。 ◇ ◇ ◇ 相羽シンヤは、八神はやてなる女の話を聞き一考していた。 「私たちの仲間になってほしい、ね。いきなりなにを言い出すかと思えば、理解に苦しむ提案だ」 「そんなことないですよ! あの……八神さんは、ここから脱出するために仲間を集めてるんですよね? わたしたちに声をかけたのも、そのための仲間になってほしいって意味ですよね?」 「それは……あれ? えーと……どうやったっけなぁ」 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1199094345/116
ううなにを話せばいいのかわからないよぉ ゆたかはどちらかといえば人見知りなほうである 出会って間もない年上の男性相手それも自分の命を握っている者ともなればなにを話の種にすればいいのか皆目見当もつかなかった ただこのまま無言で行動を共にするのはどうにも気まずいボゥイといたときはこんな些事には悩まなかったのだが わからないよわたし男の人とあんまりお喋りしたことないし ボゥイによく似た後姿を見つめながらゆたかは顔中に疲労からくる汗を作っていた それに緊張も加味され顔色は体調を崩したときのように青ざめていたがそのことには本人もシンヤも気づいていない 止まれ え? 萎縮したまま歩いているとふとシンヤから制止の声がかかった ゆたかは顔を前方に促しその理由に気づくとすぐに視界をシンヤの身に塞がれる ああの前のほうに人が わかっているさだからこうしている奴がいきなり銃を抜いておまえが射殺でもされたらことだからね 結果的にゆたかの小柄な体はシンヤに覆い隠されるような状態になっていた それが前方からやって来る敵かもしれない人間から庇うための行為なのだと悟ってゆたかは少し嬉しくなった が同時に不安も込み上げてくるシンヤがあの人と殺し合いを始めたりしないだろうかと もしそうなったらわたしが止めなきゃ 明確な手段など検討もつかないしいざそうなったらなにもできないということを予感してもいるがゆたかは願望としてシンヤに殺し合いをしてほしくなかった 歩を止め立するシンヤの裏でゆたかは視界奥からやって来る者の到来を待つ 横合いから様子を窺うとどうやら女性であるらしい姿が近づいてきた シンヤは牽制を放つでもなくただ黙って女性が声をかけてくるのを待つ そして女性はゆたかとシンヤのすぐ側まで歩み寄りこう言い放った こんにちは私は八神はやていいます少しお話しませんか? 柔和な語り口の女性は物腰から察してゆたかよりも年上 朱色に染まった双がなぜか印象深かった 相羽シンヤは八神はやてなる女の話を聞き一考していた 私たちの仲間になってほしいねいきなりなにを言い出すかと思えば理解に苦しむ提案だ そんなことないですよ! あの八神さんはここから脱出するために仲間を集めてるんですよね? わたしたちに声をかけたのもそのための仲間になってほしいって意味ですよね? それはあれ? えーとどうやったっけなぁ
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