[過去ログ] 宇宙世紀の小説書いてみてるんだけど (1002レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
35: 2019/07/24(水)20:48:37.79 ID:crnxQ/4E0(4/12) AAS
>>32
ありがとうございます!ちょっとその辺から詳しく調べてみますね!
77: ◆tyrQWQQxgU 2019/07/27(土)13:13:21.79 ID:WLVTclXZ0(2/4) AAS
 SFSを敵機に向けて突撃させ、自機は飛んだ。
 敵機は先程のネモを蹴落とした体勢からSFSを躱すため、無理に上体を反らす。無防備な腹を見せた敵機へ間髪入れずナギナタを叩き込んだ。
 腰部から一文字に両断された敵機は虚空へライフルを放ちながら暫し落下し、そして爆散した。どうにか乗機を再びSFSに拾わせ、次の敵を探す。
522: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/11(金)15:16:47.79 ID:Fe3g27KP0(1/12) AAS
 ワーウィック大尉とアトリエ中尉が基地内部に潜入してしばらく経つ。シェクター少尉はメタスの電装系の復旧作業をどうにか終え、サドウスキー大尉達と2人の退路を守っていた。

「敵もかなりの数が降伏しましたね」
『ああ。どうも指揮系統に乱れがあったらしいな。このフィールドは殆ど制圧したと言っていいだろう』
 サドウスキー大尉のリックディアスはSFSに載せて対応していた。脚部が損傷している為白兵戦は難しい。
『スティレット!あたしもだいぶこの子の扱い慣れてきたわ』
 メアリーの操るサイコガンダムがこちらに手を振っている。友の仇ともいえる機体だったが、こうなってしまえば敵の面子も何も形無しだ。メアリーが扱えば愛嬌すら感じさせる。
 所詮機械など扱う人間次第なのだ。真の仇だった強化人間も今は亡く、後は2人の帰りを待つだけだった。
546: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/17(木)09:57:52.79 ID:wPn+fNLE0(3/8) AAS
 基地の一部を飲み込む様な規模の爆発は、周囲を一変させていた。区画という区画の壁は破壊され、崩落した床と更に上の階層の天井をも突き破っている。
 電気が供給されなくなった為か、あたりはかなり暗くなった。天井の切れ目から届く光がスポットライトの様に、剥き出しになった湿った土を点々と照らしている。
 所々残った火と相まって、闇にまばらな模様を作っているかの様だ。ガンダムはその場に倒れ込んでいた。
『…無事か?』
 瓦礫の中から現れたのはワーウィック大尉のマラサイだった。細部まではよく見えないが、無事な様だ。
「もう無理だ、動けねーわ」
『中尉がそう言ってるうちは大丈夫そうだな。しかし、全く無理ばかりする』
「まともにやりあってたらやばかっただろ、実際…」
 2人は辺りを見渡した。レーダーはまともに機能しなくなり、視認するしか敵を捉える術がなくなってしまった。姿は見えないが、恐らく位置的には爆発が直撃した筈だ。
661
(1): ◆tyrQWQQxgU 2019/12/22(日)23:32:43.79 ID:JcV85rst0(28/30) AAS
 敵の高機動は性能面で優れているからこそだろうが、乗り手も尋常ではない。
「でも、やれない相手じゃないわ」
 距離を詰めてきたバッタに射撃を続ける。よく動きよく躱すが、支援を要請した辺り決して余裕がある訳ではあるまい。その証左か、遂に敵の肩を弾が掠めた。
 しかしそれとほぼ同時に、GM2が到着した。その内の1機が仕掛けてくる。
「逸っちゃって…」
 バッタとの間に割り込むようにして突っ込んできたGM2は、ビームサーベルを抜刀するとすぐさま斬り上げた。
 ドレイク大尉はシールドでそれをいなし、そのままシールド内蔵されたグレネードを至近距離で見舞った。
691
(1): ◆tyrQWQQxgU 2019/12/31(火)17:33:21.79 ID:VILRIuWI0(23/26) AAS
 敵とコロニー外壁を挟む形で並走する。その先には市街が広がっていた。
「大尉、ここを抜ければ連中は市街へ手が届きます」
『その前にこちらから叩けということか』
「はい。ここから2kmの所で外壁が僅かに途切れる。先回りしてそこから敵の進路を遮りましょう」
『『了解』』
 2人が速度を上げた。流石に百式とガンダムは速い。中尉はワンテンポ遅れる形でその後を追った。

「…!来ます」
 位置を掴んでいるのはこちらだけだ。敵からすれば、姿の見えなくなった我々が突如進路に現れたことになる。敵機がクレーターの影から現れた。思った通り、予期せぬ事態に敵は足を止めざるを得ない。
『一気に叩け!』
 大尉の一声で一斉射撃を行う。狼狽えた敵は奇襲をまともに受けた。決定打にはならなかったものの、距離が開くまでの間にかなり手傷を追わせた筈だ。後退する敵を追う。
省4
845: ◆tyrQWQQxgU 2020/06/17(水)18:23:06.79 ID:5skNxF910(5/23) AAS
「はーい」
「なんだその返事は!大佐だったらぶっ飛ばされてるぞ」
 グレッチ艦長だった。相変わらず空気の読めない親父だ。
「で?なんです?」
「お前…。いや、哨戒部隊が戻ったからよ。多分ゲイルちゃんが1番暇してるだろうから掛けてみた」
「失礼な。事実ですけど」
 少尉がぶすくれていると、ワーウィック大尉が割って入った。
「私も暇してますよ、艦長」
「あれ?なんでそこに大尉が?ま…まさか…」
 何故か艦長がわなわなしているのが通信越しにわかる。
省16
867: ◆tyrQWQQxgU 2020/07/01(水)14:55:14.79 ID:GwywEkd60(3/11) AAS
「しかし、こちらももうボロボロではないですか…」
 合流したパイロット達のうちのひとりが声を上げた。
「案ずるな。月からの増援を予定より急がせている。彼らと入れ代わり立ち代わり攻め立てることで、我々は補給も行えるようになる。苦しいのは今だけだ」
 大佐の説明に皆黙った。
「…わかるぜ。今ここにいる面子は仲間を失ったやつも多いだろう。
 でもな…ここで戦わねぇと、その犠牲も無駄になっちまう。そんで、もっと多くの仲間がやられるかもしれねぇ。今は俺達が先鋒だ。頼まれてくれ」
 グレッチ艦長が言葉を添えた。少尉は艦長のこういうところは好きだった。いらない一言を添えることもあるが。
「…では、作戦の説明をフジ中尉に任せたい。良いかね」
「はい」
 ロングホーン大佐の呼びかけで、中尉が前に出た。彼の分析力は大佐にも買われているらしい。
省23
899: ◆tyrQWQQxgU 2020/07/10(金)00:37:19.79 ID:YVtOvx+T0(5/12) AAS
「痛っ…」
 計器の光だけが取り残されたコックピットの中で、スクワイヤ少尉は頭をさすった。
『大丈夫か!?』
 ワーウィック大尉の声がする。
「何とか。でも…」
 機体を動かそうと試みるが、うんともすんともいわない。
「出られそうにないです。外から見たらどうなってます?」
『完全に姿が見えないな。埋もれてる』
 フジ中尉もいささか心配そうにしている。
『すぐに助けを呼んでくる。下手なことはせずにそこで待ってろ。いいな?』
省13
914: ◆tyrQWQQxgU 2020/07/17(金)11:27:25.79 ID:AvQA0wbv0(6/18) AAS
「ちょこざいな!」
 ガブスレイを投げ飛ばしたマラサイへ、今度はニュンペーで挑む。近距離でライフルを見舞った。流石に加速の早いライフルをこの距離では避けきれなかった様で、マラサイは肩の盾でいなした。脇が甘くなった所にフェンシングよろしくサーベルで突きかかる。
 いくらパイロットの腕が良かろうと、所詮はハイザックに毛が生えた程度の量産機である。ニュンペー相手では持ちこたえられなくなるのも時間の問題だろうと思った。
 しかし、こちらのサーベルを敵は捌ききった。疲れるどころか更に動きが良くなっている様にすら思えた。こちらの攻撃の隙をつかれ、薙刀の柄で脚を払われる。
「何だ!?」
 関節部を狙われたのか、一瞬ニュンペーはガクンと体勢を崩した。見上げた先で敵のモノアイが妖しく光る。
 意を決した少佐は、敵の腰部へ抱きつくとそのまま押し倒した。先程の敵の戦術と同じく、インファイトに持ち込めば薙刀は文字通り無用の長物になる筈だ。
 しかしここでも敵の方が1枚上手だった。押し倒した勢いそのまま、ニュンペーは腹から蹴り上げられた。
「ちいぃ!」
 跳ね除けられ、再び距離が開く。明らかにパイロットとしての腕は敵の方が上を行っている。
省17
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.050s