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宇宙世紀の小説書いてみてるんだけど (1002レス)
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949: ◆tyrQWQQxgU [sage] 2020/07/23(木) 23:31:17.88 ID:/Z+V/y3V0 艦長の自室前までやってきた。 「お前、俺の部屋来るの初めてだなそういや」 そう言いながら扉を開けた艦長は、どうぞといった風に手で部屋へと促した。 「へー、意外と片付いてるもんですね」 少尉が部屋へ足を踏み入れると、小綺麗な空間が広がっていた。見るからに高そうなオーディオやウィスキーのボトルが目に入る。月面でのゴタゴタの中で積み込んだと思うと、力の入れる場所を幾らか間違えている気もしないではないが。 「まあ適当に座れ。…水でいいか?」 「コーラとかないんですか?」 「オーケー、水でいいな」 「聞く意味ありました?」 「生憎切らしててな」 近くにあったスツールに腰掛けつつ、艦長からコップを受け取る。 「で、ニューギニア基地の話だっけか。俺も当然現場にいた訳じゃないが…何故今更そんな事を気にしてるんだ?」 横並びにグレッチ艦長も腰掛けた。 「…私、まどろっこしいいい方は性に合いません。その…艦長ならヴォロ・アイバニーズのこと…」 「何処で聞いた?」 珍しく艦長の反応は早かった。声もいつもより幾らか落ち着いて聞こえる。 「コンペイトウで…成り行きですよ」 「成り行き…まあ、そういうこともあるのかね」 立ち上がった艦長は、自分のグラスを注いだ。 「…ここから先、お互いに隠しっこは無しだぜ」 片手にグラスを持ち、片手で少尉を指差しながら艦長が眉をひそめた。水を口に運びながら、少尉は次の言葉を待つ。 「一年戦争終盤だったかな。ゲイルちゃんの親父さんには世話になった事があってな…。あれはそれこそコンペイトウ、いやソロモンで前線にいた時の話だ」 61話 成り行き http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/x3/1563897040/949
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