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宇宙世紀の小説書いてみてるんだけど (1002レス)
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◆tyrQWQQxgU
2020/07/23(木)23:25
ID:/Z+V/y3V0(10/20)
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939: ◆tyrQWQQxgU [sage] 2020/07/23(木) 23:25:20.97 ID:/Z+V/y3V0 少尉は死に興味を抱いた。しかし事の本質は違ったのだろうと、今になって思う。現状を打破できない自分自身に言い訳がしたかったのだ。何でもいいから自分の生に意義が欲しかった。そんな気持ちを誤魔化すように、対岸にある死を羨望したのかもしれない。 しかし、そんな自分を救い出してくれたのが…ワーウィック大尉であり、フジ中尉であり、グレッチ艦長だった。 こんな自分に、手を差し伸べてくれた。死への本当の恐怖を知り、傍らに置き、そして実際に我が身を投げ出す理由すら生まれた。それでも尚生きていたいと願える今の少尉にとって、彼女の声は悲痛に思えた。 きっと自分が多くを得た裏で、彼女は多くを失ったのだ。その幾つかは少尉が奪ったのかもしれない。横凪に腹を裂いたいつぞやのガルバルディを思い出す。 別のガルバルディや青い大きな機体も、ここに居ないということはそういうことだろう。ガブスレイも静かに沈黙している。 彼女は、独りだった。 http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/x3/1563897040/939
少尉は死に興味を抱いたしかし事の本質は違ったのだろうと今になって思う現状を打破できない自分自身に言い訳がしたかったのだ何でもいいから自分の生に意義が欲しかったそんな気持ちを誤魔化すように対岸にある死を羨望したのかもしれない しかしそんな自分を救い出してくれたのがワーウィック大尉でありフジ中尉でありグレッチ艦長だった こんな自分に手を差し伸べてくれた死への本当の恐怖を知り傍らに置きそして実際に我が身を投げ出す理由すら生まれたそれでも尚生きていたいと願える今の少尉にとって彼女の声は悲痛に思えた きっと自分が多くを得た裏で彼女は多くを失ったのだその幾つかは少尉が奪ったのかもしれない横凪に腹を裂いたいつぞやのガルバルディを思い出す 別のガルバルディや青い大きな機体もここに居ないということはそういうことだろうガブスレイも静かに沈黙している 彼女は独りだった
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