極限環境に存在する生き物 (168レス)
1-

1
(3): 2019/05/05(日)21:49 ID:??? AAS
極限環境で生活する生き物について語りましょう
極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。

・クマムシは乾眠状態になると乾燥、低温、放射線、高圧、真空に耐える。
・2014年、ロシア宇宙ステーションの外壁から生きた海洋性プランクトンが発見された。
・深海には熱水噴出孔から出る各種硫化物を合成するバクテリア、それを体内に飼うチューブワーム、バクテリアを餌にする端脚類、カイアシ類、それを餌にする巻貝、エビ、カニ、魚類、それらを餌にするタコなど太陽エネルギー(光合成)に依存しない生態系が存在する。
・デイノコッカス・ラディオデュランスは強力なDNA修復機構により放射線に耐えることができる。
・地球上のほとんどの生物が利用するエネルギー源(光、酸素、炭素)がまったく存在しない2.8kmの地下に生息する棒状の生物デスルフォルディス・アウダクスウィアートルはウランの放射線からエネルギーを得ていた。
・普通の動物では皮膚が爛れる強アルカリ性、40度の水温、非常に塩分濃度が高いナトロン湖には環境に適応した藍藻類、それを餌にする1種類の固有魚キクラとフラミンゴだけが生息する。
・2009年グリーンランドにある氷河の約3.2km下層の氷内から鞭毛を持つ桿菌Herminiimonas glacieiが発見された。
・2017年地球最深部マントル近くの岩石から湧き出る水の中から呼吸を司る遺伝子がない未知のバクテリアが発見された。
省4
2: 2019/05/05(日)22:14 ID:sG1G9z9u(1) AAS
>>1
巨大隕石が落ちて岩盤がめくれようが全球凍結しようが地球の生命が絶滅しないわけだな
3
(1): 2019/05/05(日)22:28 ID:??? AAS
溶岩には生物おらんのか?
4: 2019/05/05(日)22:30 ID:??? AAS
何年か前に科学系のニュースで見たけど、
火星の土壌には高濃度の過塩素酸塩が含まれていて、生物の生存には不適と考えられていたが、火星の土に似せて作られたNASAの模擬土実験でミミズの繁殖に成功したらしい。
意外と生物は人間が考える以上にどんな環境でも生きていけるのかもね。
5: 2019/05/06(月)00:49 ID:??? AAS
パラオのマカラカル島にある塩湖ゼリーフィッシュレイクには固有種のゴールデンゼリーフィッシュというクラゲが住んでる
この湖は容存酸素濃度が極端に低く生き物はこのクラゲくらいしかいない
栄養状態の乏しい環境のため体内に藻類を住まわせて、その藻類が作り出した有機物を摂取することで生きている
クラゲは藻類により多く光合成をさせるため日陰を避けて太陽光の当たる場所を移動し続ける
6: 2019/05/06(月)01:26 ID:RicZqdne(1) AAS
>>3
石や金属が液体になる数千度のマグマの中で体構造を保って生きることができる生物は現在確認されていない
現在知られている中で最も高温で増殖が可能な生物は深海の熱水噴出孔などに生息する「Methanopyrus kandleri Strain 116」で122度
7: 2019/05/06(月)02:05 ID:7NEHBNHp(1) AAS
>>1
ナトロン湖の藻は80度近くある噴出孔付近に生えてるから魚は体が煮える前にいそいで藻を食べて即離れるのを繰り返すんだよな
たまに逃げ遅れて煮えて死んでしまうものもいるらしい
8: 2019/05/06(月)08:37 ID:??? AAS
面白いな
9: 2019/05/06(月)19:38 ID:??? AAS
長くて厳しい乾季があるマダガスカルに生息するラボーズカメレオンは乾季の終わりに卵から孵り雨季に成長して交尾、産卵し乾季の始めに死ぬことで子孫を残していく
一般的な爬虫類が5〜10年の寿命だがこのカメレオンは寿命がたった5ヶ月で陸上脊椎動物最短
10: 2019/05/06(月)21:47 ID:??? AAS
世界で最も活発なカバチの海底火山の火口内部でシュモクザメが発見されてたな
わざわざ危険な活動中の海底火山内部にいる理由は不明
11: 2019/05/06(月)22:33 ID:??? AAS
カイアシ類とかの皮膚に付く寄生虫を落とすため?
12: 2019/05/07(火)12:08 ID:??? AAS
近年、世界中の海が酸性化してて海洋生物大量死の危険が迫ってるらしいけど酸性度の高い海底火山で暮らす生物なら生き残りそう
13: 2019/05/09(木)14:39 ID:??? AAS
雨季が一週間弱と短い砂漠に棲むニューメキシコスキアシガエルの卵は約2日で素早く孵化する。
そして、オタマジャクシは先天的に藻類を食べる草食タイプと、後天的に体が大ぶりで顎の強い肉食タイプの二種が一定の割合で生まれてくる。
雨季が短く毎年水場の環境や食料などが変わるため餌が潤沢なら全てのオタマジャクシは草食タイプで成体になるが、
乾燥によって水場が減少し藻類等の餌が少ない場合は一部が肉食タイプに変異し草食タイプを共食いして成体になる。
14
(1): 2019/05/09(木)23:01 ID:??? AAS
毒針をぶっ刺して魚を殺すイソギンチャクの中で暮らすクマノミは極限環境の生物?
15: 2019/05/10(金)00:42 ID:??? AAS
極限に対する解釈にもよるな
16: 2019/05/10(金)22:28 ID:??? AAS
南極に生息しているコオリウオは海水温が氷点下を下回っていても
体内で不凍蛋白質を合成して凝固点を下げるから体が凍らずに生存できる。
これは脊椎動物の中で唯一の能力である。
そして、酸素運搬物質であるヘモグロビンやミオグロビンがないため
血液が無色透明であり、これも全脊椎動物で唯一の特徴。
酸素を運搬する赤血球が無いのにどうやって体中に酸素を運ぶかというと
極寒の南極では海水の酸素含有率が高く、自然と血中の酸素濃度が高くなるため
酸素は血漿に溶解されてヘモグロビンを介さずに直接組織に運ばれる。
17
(2): 2019/05/10(金)23:53 ID:??? AAS
酸素が薄い環境だとヘモグロビンが必要で濃い環境だと必要無いてことか
18: 2019/05/10(金)23:59 ID:D4gWvVfs(1) AAS
>>17
酸素が薄い環境だとヘモシアニン
19: 2019/05/11(土)00:57 ID:??? AAS
泳ぎとかあまり速そうに見えないなw
20: 2019/05/11(土)01:29 ID:??? AAS
>>17
全ての脊椎動物の血液には、酸素分子と結合して全身に酸素を運搬する働きをするヘモグロビン(鉄)という物質が含まれているため血の色が赤い。
エビ・カニ、昆虫の一部、貝の一部、イカ・タコ等の酸素濃度が低い環境で進化した生物は血中にヘモシアニン(銅)という酸素運搬物質を持つため血の色が青い。

ヘモシアニンはヘモグロビンに比べて少ない量しか酸素を運べないが、酸素濃度が低い環境でも確実に酸素を全身に供給できるという利点がある。
最初の軟体動物が出現したとされるエディアカラ紀のように大気中の酸素濃度が現代の10分の1という状況ではヘモシアニンの方が酸素運搬には効率が良かった。
脊椎動物の祖先が現れたカンブリア紀のように酸素濃度の高い環境では大量の酸素を運ぶことができ活発な運動を可能にするヘモグロビンの方が有利になった。

低温であるほど気体の水への溶解度が大きくなり極寒の南極では酸素に富んだ海水になるので、ヘモグロビン等の酸素運搬物質が無い種でも体中に必要十分な量の酸素が運ばれるため生存することができる。
また、水温が氷点下になる南極海ではヘモシアニンと酸素の結合が強すぎて切り離すのが困難になり体に酸素が行き渡り難くなる。

ちなみに、ホヤの血球中にはヘモバナジン(バナジウム)が含まれるため血の色が緑。しかし、ヘモバナジンは酸素運搬物質ではなく何のために体内にあるのか不明。
1-
あと 148 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.735s*