[過去ログ] タグチメソッドSN比 (338レス)
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(2): 774ワット発電中さん 2010/05/22(土)14:12 AAS
損失関数を偏差の累乗級数に展開して、0次項、1次項、2次項、・・・ を決めることができるとすると、偏差が0の場合の
損失関数の値は0だから、0次項は0。また、偏差が0の場合、損失関数の値が極小になるとすれば、1次項も0。

書物 「品質工学講座1 開発・設計段階の品質工学」 は、4次項以上の影響が小さいと、2次項と3次項とだけが残るが、
偏差が負のとき、3次項 (負) の影響が2次項 (正) を超えると、損失関数が負になり 「利益が出る」 から、3次項はなく、
2次項だけと説く。偏差の変化範囲の限界には注目せず、探索法/発見法的に局所の論理の道筋に注目している。

2次項・3次項などより高次項の影響が圧倒的に大きい実例は、経験事実として、実在する。その場合の考慮はない。

目標値まわりの雑音分散に社会損失は比例する、という先験的な原則を、テイラー展開と関係なく、提案できるとしても、
この先験的な原則の結果が具体的な経験事実と一致するかどうかは、当然、対象系の内部の性質で決定される。
日本工業規格 JIS Z8403 などはその先験的な原則の結果が具体的な経験事実と精度よく一致しないと利用できない。
この種類の先験的な原則の実用価値は慎重な判断が必要で、結局は、個別の経験の着実な積み重ねによるほかない。

Z8403 よりも前にまず制定された K7109 では具体的な経験事実を例示する表があり、先験的な原則と比較できるが、
いろいろ吟味してみると、2次項・3次項などより高次項の影響が圧倒的に大きいとしか結論できないことがわかる。
制定の頃に、その経験事実を整理して、2次項が主体と主張する解説が精密工学会誌 (1986) 52(8), 1321-1325 に
掲載されたが、その解説の論理には誤まりがある: 日本品質管理学会第24回年次大会,要旨集 (1994) p.33-36。

Z8403 には経験事実を例示する目録があるが基本的な実験結果は開示されず客観的な吟味を完全に拒絶している。
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