【本スレ】魔法検定試験【祝初>>1000】 (1000レス)
【本スレ】魔法検定試験【祝初>>1000】 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15943/1370708751/
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942: べるん [sage] >>みんな 「ああ、うん、そうだな、禿げない禿げない、まだ暫くは大丈夫だよ、きっと」 めっちゃ神経質になってるし、冗談抜きでこいつは禿げるんじゃないか、そう思ったが流石に黙ることにした。 「救われないさ、罪を犯した事は認めても、俺は同じ状態であればまたそれを繰り返すだろうから」 「何故なら俺にとっては真っ当なんだよ、ホレイト、世間一般から見ればおかしいのは承知している、それを承知で血を流したのだから、自分は罪を犯したって自覚も有る、けれど」 「それは俺にとって真っ当で、当たり前の行動だったんだよ、だから実行したんだ」 「あの子にちょっかいを出した“友人の愛しい人”を殺した、それに、花屋に喧嘩を売った組織の人を殺して、泣きながらその死体に寄ろうとした“健気な少女”を殺した」 「……後者はあのカフェで見かけた事もある二人だ、もしかしたらホレイトやエリンの知り合いか友人かもしれない、グライツとリエイアって言ってたかな」 興味が無かったから記憶は曖昧だがね、と、煽るように、死者を冒涜するように青年はわざと付け加える。 それが反感を買うのは承知しているが、言わずにはいられなかった。 それが誠意だから、正面から心を隠さずに踏み込んできてくれたホレイトへの誠意なのだから。 だから、反感を恐れずに此方も本性を見せると決めた、ベルンという存在は“化け物”で、彼等とは偶々気があっているだけだ、と。 そして、エリンにも聞きたかった。 このまま自分と関われるのか、と、きっと、彼女の知っていた自分は、既に死んでいるから。 闘技場で寂しそうにしていた女の子に声を掛けたような、他人を真っ当に見て、困っていたら手を伸ばしたような“人間”の自分はもういない。 今、このアルバイトの幽鬼とやらと関わっているのも、間に二人の存在が有るからだ。 そう、本人は強く思っている。 「幽鬼、か、まあ宜しくね」 「こんな身体だから、ラーメンを食べる為に出向くことは無いと思うけど、他で縁が無いとは限らないし」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15943/1370708751/942
943: ホレイト ◆puI.Wc0cUg [sage] >>930>>931>>942 『取り敢えずアンタ、皆に言うことあるでしょ?』 『…呆れたものね』 「みっともなく取り乱してホントにすみませんでした」 暴走(?)から数秒後、そこには精霊達に戒められ皆に土下座で謝罪するホレイトの姿が! それを見届けたアクエリアは再びエリンの傍へ、天月はスゥと、帯刀している光長時の中へと、吸い込まれるように消える。 「…えーと、宗魔に幽鬼。よろしくな」 即座にキリッとした表情を作って、二人に挨拶する。 精霊と契約する者に囲まれてるお陰か、姿の見えない者と会話している様には慣れてしまっているため、なんの違和感もなく彼等に相対している。 「幽鬼は宗魔と違って落ち着いてそうだな、よければ蟒蛇さんと宗魔がぶつかり合いそうになるのをそうやって止めてくれるとありがたいんだけど」 冗談っぽい口調で幽鬼へとそう言い、龍鼓軒の方を見て。 「今日は食事の出来ない友人がいるからやめとくけど、次はえびせんラーメン食いに来るよ」 それがまた店主との争いの種になるのに彼は気付いていない。何故なら、本気で正式なメニューだと思っているからである。 「落ち着いたか?全くエリンはツッコミ体質だな」 『そう?私にはこの娘自体天然ボケだと思うけど』 今度はエリンの頭頂部にちょこんと乗っているアクエリアが、ホレイトの発言に半ば被せる様にさらっと言う。 『でも私、なんかこの娘の傍落ち着くわー。アンタから乗り換えようかしら』 「ちょっと待てそれは本当に困る」 『…冗談よ冗談。8割くらいは』 後の2割はなんだよ、と食い下がろうとしたが、アクエリアのニヤニヤ顔を見て、からかわれてると思い止めておいた。 それから、ベルンの方に改めて向き直り。 暫くは静かに、かつ表情を変えることなく、彼の告白を聞いていたが、ある言葉を聞くと、その表情は苦々しいものへと変わった。 「グライツに…リエイア。懐かしい名前だな…それだけに、ちょっとキツいな」 彼等とはそこまで深い関係にあった訳ではない。強いて言うなら、カフェでの知り合い程度であろう。 それでも、仲は悪くなかったし、二人とも悪者には見えなかった。 そして、いつの間にか見なくなっていた、彼等は── 「何回も言うけど、俺はお前の過去を殆ど知らない。だから本当のところの事情は分からないが…それでも、敢えて言わせてくれ。お前の行動はきっと"間違ってた"」 恐れることなく、臆することなく、ホレイトはベルンに真っ直ぐに向き合い、断定する。 「それに、俺はますますお前を見捨てられなくなったよ。どんなに時間がかかるか分からないけど、俺が絶対に救ってやる。お前はまだ、救われる。」 「お前にとっては償いを受けるべき理由なんてないと思う。だから俺を恨んでくれても、軽蔑してくれても構わない、だけど」 ベルンを見つめる漆黒の瞳は、夜闇を貫く様に、真っ直ぐに、動じることなく。 「俺がお前の友達でいる限り、お前に二度と過ちは犯させない。俺がお前を、きっと護ってやる」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15943/1370708751/943
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