【本スレ】魔法検定試験【祝初>>1000】 (1000レス)
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971
(1): ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/04(木)23:39 ID:smkgq70I0(358/365) AAS
>>970

「そうだな、どこへ逃げたい?」

 そういいながら風の魔法で二人の体を舞い上げようとする。
成功すれば屋根に着陸できるまでに高く舞い上がり、そこから屋根の上を駆け抜けるまでをスムーズに行うだろう。
どこかの映画のワンシーンであるかのように、それは自然な動作で行われるはずだ。
……たぶんこのような状況に慣れているのだろう。 旅の最中に同じようなことが何度もあったことを感じさせるほどに鮮やかな逃走。
972
(1): 【少年】 2014/09/04(木)23:48 ID:NJzjgVRQ0(5/12) AAS
>>971
「わわっ!」
突然の上昇に戸惑う少年、だが。

「あっちの方に5区画も走れば、僕が借りている家があるんですが・・・」
下の男たちに聞こえることを恐れたのか、声ではなく指で青年に方向を示し。
「たしか、あの辺りに広めの公園が・・・あった!」といって少年が指さした先、たしかに家の屋根が途切れている区間がある。
「あそこまで逃げれば、大丈夫だと思います!」
973
(1): ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/04(木)23:54 ID:smkgq70I0(359/365) AAS
>>972

「なら追われないように少しだけ大回りして進むぞ!」

 少年を抱え、槍を持ちながら時に氷魔法を使って壁を走ったり再び屋根を横切ったりと器用に街を走る。
大回りといってもある程度ぐるりと別方向を走り最終的に目的地の公園に向かっただけだが。

「ホバー!」

 再び風の魔法を駆使しての軟着地。 町の屋根で走ることその物にも慣れているようだ。
974
(1): 【少年】 2014/09/05(金)00:02 ID:NJzjgVRQ0(6/12) AAS
>>973
「大回りってレベルじゃ・・ああ!」

少年の手を握る青年は気がついただろうか。
逃げている間、少年が手を”引かれて”居ないという事実。
少年とその体格を顧みて、少し手加減して逃げているだろう青年の手に、少年の体重分の抵抗は”無かった”。

壁を走るとき、屋根から屋根へ屋根を飛び移る時。
少年は自分の力で壁に張り付き、また跳んだのだった。

そのことに青年が気がついたのならば。
「・・・はー、はー・・・。」
今こうやって、最後の着地のあと、つんのめって前に転んだ少年の姿がいかがわしい者に見えてくるだろう。
975
(1): ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/05(金)00:09 ID:smkgq70I0(360/365) AAS
>>974

「……?」

 何故疲れているのかサッパリ見当がついていない様子。 しかしその疲労の仕方はランナーのそれに近いとは理解できた。
少し悩み、ふと走っているときに自分以外の足音が聞こえたかどうかを思い出そうとする。
もしも足音があったのなら、少年が自力で走破したことに思い至るだろう。 しかし足音がなかったのなら、思い至らないだろう。
976
(1): 【少年】 2014/09/05(金)00:17 ID:NJzjgVRQ0(7/12) AAS
>>975
足音は”有った”。少年の履いたブーツが壁や屋根を蹴った音は、たしかに。

「・・・はー・・ふー・・ふぅ・・・。」
ぱんぱんと服の裾についた埃を払い、立ち上がる少年。
ひとしきり埃を払い終わると、少年は青年に向きなおり、ぺこりと頭をさげた。
「助けてくださって、有難うございました。」

少年の長い黒髪がだらりと垂れる。
再び頭を上げた少年の、丸みを帯びた緑色の目が青年を見据える。

「歩いていたら、いきなり因縁をつけられたもので・・・。ここまで来れば、大丈夫だと思います。」
見たところ、少年の年頃は10を幾つか出たばかりといったところ。
省2
977
(1): ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/05(金)00:24 ID:smkgq70I0(361/365) AAS
>>976

「ん、いや。 本当に助けは必要だったか?
自力でなんとかできたのならただのお節介だったとでも思っておくといいぞ?」

 ランナーとしてあのコースを走破できたのなら、と少し見る目が変わった。
少なくともただ説教を受けるだけの子供というようには、見ていない。
978
(1): 【少年】 2014/09/05(金)00:32 ID:NJzjgVRQ0(8/12) AAS
>>977
「お節介だなんて、そんなこと・・・。
 お兄さんがきてくれなければ、上手くあそこから逃げられませんでした。
 しっかり捕まえられちゃってて・・・。」

ちんぴらの集団が集まる前に逃げられたかどうかは、別として。

「それで・・・えっと・・・
 時間がないのなら、お名前だけでも・・・。」
979: ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/05(金)00:41 ID:fASJ1MoM0(5/5) AAS
>>978

「そうか? それならいいんだが」

 着地の時にバランスを崩していたところから戦闘は苦手なのかもしれないと自己完結する。

「特に時間がないというわけでもないが、とりあえずは自己紹介だな。
俺の名はウェイデン・ラフアーチ! マラソンランナーだ!」

 自信満々に堂々と自己紹介をする。 赤い髪も手伝って暑苦しい。
980
(1): 【少年】改めフロー・ライト◆JFlow1FLow 2014/09/05(金)00:55 ID:NJzjgVRQ0(9/12) AAS
「マラソンランナー・・・ですか?
 ・・・マラソンって、あんなところ走ったりするんです・・・」

と、少年、ここで自分が名乗っていなかったことに気づく。

「あ、すいません。名乗って頂いたのなら、名乗り返すのが筋ですよね。」
「僕はフロー、フロー・ライトです。」
「・・・それで、お時間の方は・・・。
 このまま別れるのは、心苦しいので・・・。」

お忙しいのなら、これだけでも。と言って。
「少年」改めフローは、鞄のなかから買ったばかりの林檎を一つを取り出して、ウェイデンへと差し出した。
981
(1): ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/05(金)01:03 ID:smkgq70I0(362/365) AAS
>>980

「世界一周マラソンだからな、少なくとも水上は走れないと話にならん」

 とんでもない規模の話だ。 しかし本人は大真面目。

「フローか、よろしく。 お礼なんて気にする必要もないが、貰っておく」

 脳筋レベルで素直に受け取っておく。 そして槍を背負いなおし氷の魔法で小さな刃を作り半分にカット、食べ始める。
982
(1): フロー◆JFlow1FLow 2014/09/05(金)01:19 ID:NJzjgVRQ0(10/12) AAS
>>981
「世界一周・・・ですか、それはまた、壮大な話ですね・・・。
 ずっとお一人で走られてるんですか?」

よいしょ、と。公園に設置してある手頃な台に腰掛け。
鞄の中からもう一つ林檎とを取り出し、同じく鞄から取り出した小刀で皮を剥き始めた。
器用に、くるくると。サバイバルをやっている人間ならだれでもできることであろうが。
983
(1): ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/05(金)01:25 ID:smkgq70I0(363/365) AAS
>>982

「基本的にはそうだが誰とも関わらないというわけでもないからな?
規模が大きいから野宿もするし宿にも泊まる。 路銀が尽きれば働くしな。
ルートを外れればその地点に戻りまた走りなおす」

 つまりは移動手段が自分の足に限定された旅のタイムアタックなのだろう。

「一度皮に近い部分に一番栄養があると教えられてな、皮ごと齧ったら腹を下したことがある。
皮ごと食べるなら洗わないと駄目だな。 そうでなければ剥かないと」

 何やらアホな体験談。 そしてそれは本当にただの林檎だったのだろうか。
984
(1): フロー◆JFlow1FLow 2014/09/05(金)01:31 ID:NJzjgVRQ0(11/12) AAS
>>983
「・・・んぐ。ルートまで決められてるんですか。
 行き当たりばったり・・・ってわけじゃあないんですね。」

向いた林檎を飲み込みながら言う、行儀はわるいが、気にするほどのことではない。

「しかし、街から離れたところでお腹を壊したりしたら大変でしょう。
 周りに頼れる人も誰も居ないでしょうし・・・。」
985
(1): ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/05(金)01:39 ID:smkgq70I0(364/365) AAS
>>984

「ああ、ショートマラソンだと赤道まで行って一周してスタート地点に戻る。
フルマラソンだと主要都市と陸地の外周と赤道の全てを走って戻ってくる。
ショートは完走したから今はフルの為の路銀集めだ」

 走る事に完全に命をかけている。

「……周囲に誰もいないなら、羞恥心なんて捨てられるから楽だぞ」
986
(1): フロー◆JFlow1FLow 2014/09/05(金)01:48 ID:NJzjgVRQ0(12/12) AAS
>>985
「はあ・・・まあ、国同士の喧嘩にだけは巻き込まれないよう注意してくださいね。」

今日の走りっぷりなら並大抵のことは大丈夫だろうが、国のトップ付近には化け物のような強さの人間がいることを鑑みて、一応の警告。

「ん、ずいぶん引き止めてしまったみたいですね、先程は本当に有難うございました。
 お礼が林檎一つというのも味気ないので、これも・・・。」

といって鞄から取り出したのは繁華街にあるパン屋の名前が印刷されている小さな紙袋。
考えるまでもなく、中身はパンだろう。

「それでは、今日の所は失礼します。」
987: ウェイデン◆YJMWmO4ZS6 2014/09/05(金)01:57 ID:smkgq70I0(365/365) AAS
>>986

「そこは大丈夫だ。 問題が起これば押し通る」

 堂々宣言。

「ん、いや気にしなくていいのだが。 じゃあな! 縁があればまた会おう!」

 そして走り去っていく。 屋根を走れたからか妙に清々しい表情を浮かべていた。
988: 黒髪の女◆DUSK/kzn02 2014/09/07(日)22:35 ID:rUBF/4tM0(6/11) AAS
【カフェ】
こうも日によって気温が変わると箪笥の中身に困るな……

(からりとカクテルグラスに入った氷が音を立てる)
(グラスを傾けた左手)
(右手はナツザカリマメをつまんでいる)
989
(1): トーム 2014/09/07(日)22:47 ID:J5ZUlMko0(1/6) AAS
【某所:箪笥の中】
(^ω^ )…ふぅ
990
(1): げじ◆DUSK/kzn02 2014/09/07(日)22:50 ID:rUBF/4tM0(7/11) AAS
>>989
(カサコソ……)
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