他板に投稿された、興味深い格言の転載スレ 16 (310レス)
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239: 2019/06/03(月)18:00 ID:jQxX6wbN(67/130) AAS
中島 義道は、日本の哲学者、作家。元電気通信大学教授。
マスコミ曰く「戦う哲学者」。
専攻はドイツ哲学、時間論、自我論。イマヌエル・カントが専門。
著書:『明るいニヒリズム』『<対話>のない社会』『生きてるだけでなぜ悪い?』
    『哲学者とは何か』『後悔と自責の哲学』


あなたは駄目人間なんです。それはもう一生変わらないんです。
突如、明日からもてはじめることもないでしょうし、
明日から頭がクルクル動くようにもならないでしょう。
永遠にもてないまま、無能なまま、そしてそのまま死んでいくことでしょう。
中島義道『ぐれる!』


「いま」という時間は、物理学には登場してきません。
なぜなら、いつもいつも「いま」だからです。
同じように、「私」も「永遠」も「無」も、物理学が立ち入ることの
できない領域に位置する現象、すなわち自然現象ではないことがわかります。
中島義道『「死」を哲学する』


いじめられ続けている生徒、仲間から軽蔑され続けている男、
世間から嘲笑され続けている女も絶対的に不幸ではない。
こうした人々は、冷たい仕打ちを受け続けることにより、
人間の醜さ・愚かさ・ずるさを徹底的に肌で学ぶことができる。
中島義道『哲学の教科書』


AとBという選択肢を前にして私がAを自由に選択したという記号化は、
けっしてその時の自由な行為の再現を意味するものではない。
それは、むしろAを選択したことに関して私に責任が課されるということから
さかのぼって意味づけられることなのだ。
中島義道『時間論』


道徳的センスとは、常に善いことをしようと身構えているセンスではない。
自己批判に余念がなく、たえず自分の行為を点検し後悔するセンスでもない。
そうではないのだ。それは、善とは何か、悪とは何かという問いを
割り切ろうとしないセンスである。
中島義道『悪について』


過酷なことは承知のうえだが、
現に差別で苦しんでいる人もまた差別する感情から完全に解放されてはいない。
そして差別と全力で戦っている人、差別という残酷な現象に
怒りをぶつける人や涙を流す人のうちに、
生々しいほど「高みから見下ろす」傾向が潜んでいるのだ。
中島義道『差別感情の哲学』


他人に注意する者は、それが正しい要求であると信じていればいるほど、
覚悟しなければならない。自分はいまたいそう傲慢な行為に出ているのだから、
無傷で相手を動かすことができるというおめでたい期待などしてはならないこと、を。
中島義道『カイン』
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