【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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8: 2014/11/18(火)06:59 ID:x6feSBNJE(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 54) ---
All of the Sephiroth must be approached intellectually before some intuition about
their natures begins to develop.
「セフィロト」の全ては、それらの性質たちに関する何らかの直観が発展し始める前に、
知性的に取り組まなければならない。
--- ここまで ---
新章の本文の最初の文は、「ご利用は計画的に」のニュアンスに近い、「セフィロト」の
勉強は「intellectually/知性的に」という感じの、ありがたいご忠告です。
つまり、あまりにも「カバラに対して知性的に取り組んでいる人々」が少ないのが現状で
あり、ほとんどの人は、「カバラ」というものを感情とか直観とか感覚的にしか捉えていな
くて、その結果、多くの人々が「カバラ」のことを誤解しまくっているということなのです。
ちなみに、日本において「カバラに対して知性的に取り組んでいる人々」が少ないという
現状は、あきらかに「知性的」でない人々によって「カバラ」が商業的に悪用されている
ということもあって、本当に「知性的」な人々は、「君子危うきに近寄らず」という感じで、
「カバラ」を敬遠しているというのもあるわけです。
つまり、「知性的な人々」を呼び戻すには、今まで世間に広まっていた「間違ったカバラ」
のイメージを払拭するような、「学問としてのカバラ」という本来の姿を紹介していかなけ
ればならないわけですよ。
そのためにも、今まで擦り込まれてきた、間違った「some intuition/何らかの直観」を
完全に捨て去って、新しく「知性的な取り組み」をしなければならないということです。
とはいえ、こういう「知性的な取り組み」というのは、商業ベースには、全く乗らない
わけで、ワタシがここでいくら頑張っても、おそらく出版されることは無いでしょうし、
というか、現状では、こういうものを出版するメリットなんて、全く無いわけですしね。
そもそも、「カバラ」を学ぶこと自体は、何の金銭的価値も生み出しません。
上位世界の「カバラ」理論を、我々の住む下位世界に適用できるだけの「知性」を持った
人々のみが、その価値を認めるのではないかと思われます。
要するに、ある程度、クリエィティブな仕事をしている人々に限られるわけで、日々の
暮らしに追われる多数派の人々にとっては、活用できる場面が、かなり限られてしまう
わけです。
それにしても、思ったよりも、このスレは過疎りすぎてますよね。
近頃の世相を見ると、日々の暮らしに追われる人々が増えて、しっかりとした「知性的な
取り組み」の出来る人々が減っているのかも知れないと思う、今日この頃なのでした。
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