【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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179: 2015/05/28(木)06:51 ID:W7c(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 70) ---
Moreover, it will be appreciated that the Pantheons with which we are most familiar
in the West are anthropromorphic.
さらに、西欧において我々が最も良く知っている「神々たち」というものが擬人観である
ということが理解できるだろう。

We have created the Gods in our own image with a certain fundamentalistic, though
comforting naivete.
我々は、ある一定の原理主義で、もっとも慰めとなる素朴さではあるが、我々自身の姿を
した「神たち」を、ずっと創造し続けている。
--- ここまで ---

ここで、「anthropromorphic」は、「anthropomorphism/擬人観」のスペルミスです。

ちなみに、この「anthropomorphism/擬人観」というのは、単純な「擬人化」という
ことではなくて、色々とそれっぽい、というか学問的な理屈を付けた上での「擬人化」
もしくは「人間的な感情や感覚を付与する」という感じのものです。

要するに、この世の中のありとあらゆるものを「萌えキャラ」もしくは「二足歩行化」
もしくは「人面化」もしくは「人語を解する○○」にしてしまうということであり、
それゆえ、西欧に限らず、古今東西ありとあらゆる場所や時代において、ずっと行われ
続けている、人類にとっての普遍的な文化活動なのです。

そして、擬人化については、『旧約聖書:創世記』1:26において、「神は言われた。
「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。」」というように、なぜか「神がそう
言った」ことにされていて、結果的に「神様がそう言ったんだから、しょうがないよね
(ニヤニヤ)」という感じで、実にアレな方法で正当化されています。(笑)

まあ、その手のややこしい話はともかく、ほぼ全ての人類が「擬人化大好き」なことは
個別の例を挙げるまでもなく確かなことですし、改めて説明するまでもないでしょう。

ちなみに、この手の「擬人観」的な行為は、人間の未発達な認識能力に関係があると
されており、それゆえリアルとバーチャルの境界があいまいな一部の人々にとっては、
特に人気の高い領域でもあるわけですよね。
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