【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
1-

16: 2014/11/24(月)07:00 ID:jSs(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 54) ---
The Crown, in the microcosm, is our Essential Spirit.
「王冠」は、小宇宙においては、我々の「本質的な聖霊」である。

In the macrocosm it rests above the head of Adam Kadmon, the Archetypal Man of the
Zohar who symbolizes the entire manifest Universe.
大宇宙においては、それは、顕在化した「宇宙」全体を象徴する「ゾーハル」の「原型的な
人間」である「アダム・カドモン」の頭の上に静止する。
--- ここまで ---

まず、「ケテル」の「王冠」と我々の人体である「microcosm/小宇宙」の関係性です。

この「王冠」は、我々の頭のさらに上にある冠状のものとして象徴されており、すなわち
これは「天使の輪」と同じようなイメージになるわけです。

ただし、「天使の輪」だと、人間は、この「天使の輪」により生命を与えられ、神の意志に
従って動く操り人形、つまり神のしもべとして日々を暮らしているという感じにもなります。
じゃあ、人の自由意志をどこに見い出すか、ということを考えないといけないわけで、
人は色々と悩むことになるわけですよ。

とりあえず難しい話は置いといて、次は「ケテル」の「王冠」と「macrocosm/大宇宙」の
関係ですが、こちらも似たような感じですよね。

要するに、我々の手に届かない、いわば絶対的な存在となっているわけです。

こういう「取り扱いできない」シロモノというのは、どうにも困りますよね。
つまり、我々の自由意志なんて、全く無関係に、我々に対して強制力を発動してくる、
全く逆らうことのできない「天の力」なわけです。
もちろん、そういうものを無視することは出来ませんので、我々はその力の重要性を、
きちんと把握し、ある程度まで管理しておくことが必要となるわけです。

つまり、「ケテル」の力は絶対的なものではありますが、神聖不可侵の「ケテル」自身
ではない流出物の「ケテルの力」であれば、きちんと対処することにより、ある程度まで
利用することが可能なものですので、その絶対的パワーを利用する方法を、人間は色々と
考えていくことが必要であるということなのでした。

とはいえ、「ケテルの力」って、どっちに転んでくるか、よくわからない性質のものです
ので、普通の人にとっては、その制御は、なかなか難しいことも確かなのでした。
もう少し下流になって、流れも穏やかになり、性質もはっきりとしてくれば、もう少し
扱いやすくはなりますけどね。
1-
あと 180 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.003s